幕間・ⅩⅠ
アメスは物語と物語の間を繋ぐ「幕間」で、レイとヒヨリに{player}が恩人であること、かつてユイが最終局面で重要な役目を果たしたこと、友としてユイを支え守ってやってほしいと告げる。
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幕間・ⅩⅠ
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voice: vo_adv_2010099_000
???:
【chara 190011 face 1 (normal)】
囚われてしまった、っていう表現はぜんぜん正確じゃないわね。
【chara 190011 face 2 (joy)】
出たいなら、いつでも出してあげるから。
voice: vo_adv_2010099_001
???:
【chara 190011 face 4 (sad)】
むしろ長くこの場に留まられると、
精神が融合したりとかの弊害がありそうだし……
早めに立ち去ってもらいたいぐらいよ。
voice: vo_adv_2010099_002
レイ:
【chara 100331 face 6 (surprised)】
……むっ!?
キミは、さっきの?
voice: vo_adv_2010099_003
ヒヨリ:
【chara 100131 face 6 (surprised)】
あっ、何か結晶? みたいなのに閉じこめられてた妖精さん!
voice: vo_adv_2010099_004
???:
【chara 190011 face 2 (joy)】
あはは。
妖精、なんて呼ばれるのは久しぶりね。
voice: vo_adv_2010099_005
???:
【chara 190011 face 1 (normal)】
ふむ……その様子だとあんたたち、
あたしの肉体が保存されてる場所に踏みこんじゃったのね?
【chara 190011 face 2 (joy)】
物理的なアクセスなんて、いつ以来かしら。
voice: vo_adv_2010099_006
???:
【chara 190011 face 2 (joy)】
感心するわ。さすがね、
かつてソルの塔を攻略した偉大なる女の子たち……
voice: vo_adv_2010099_007
???:
【chara 190011 face 2 (joy)】
あんたたちって一見、わりと普通に見えるけど。
やっぱり特別な存在なのかも。
voice: vo_adv_2010099_008
???:
【chara 190011 face 4 (sad)】
でも。今回はあんたたちだったから良かったけど、
悪意のあるものに物理的に接触されると困るのよね。
voice: vo_adv_2010099_009
???:
【chara 190011 face 4 (sad)】
うっかり肉体を壊されたり、
おかしな干渉をうけて操られたりしたら大変だし。
voice: vo_adv_2010099_010
???:
【chara 190011 face 4 (sad)】
まったくもう……
ネビアと相談して、一から警備を見直さないと。
voice: vo_adv_2010099_011
レイ:
【chara 100331 face 4 (sad)】
あ~、おほん……
何か考え事をしている最中に申し訳ないけれど、
【chara 100331 face 1 (normal)】
キミはひょっとしてフィオという名前じゃないか?
voice: vo_adv_2010099_012
アメス:
【chara 190011 face 6 (surprised)】
ん? いや、今はアメスって名乗ってるけど……
レイ、あたしのことを思いだしたの?
voice: vo_adv_2010099_013
レイ:
【chara 100331 face 6 (surprised)】
いや……なぜかは不明だけど、
【chara 100331 face 1 (normal)】
キミを見ていたらそんな名前が思い浮かんだんだよ。
voice: vo_adv_2010099_014
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
へぇ……やったわ、
地道にこつこつ夢を見せてた成果がでてきたのかしらね。
【chara 190011 face 1 (normal)】
まだまだ、完全に記憶を取り戻すには至らないみたいだけど。
voice: vo_adv_2010099_015
レイ:
【chara 100331 face 6 (surprised)】
記憶……?
さっきから話が見えないな、キミは何者だ? 私たちの知己なのか?
【chara 100331 face 4 (sad)】
ここは何処で、何のつもりで私たちをここに移動させた?
voice: vo_adv_2010099_016
アメス:
【chara 190011 face 4 (sad)】
質問がおおいわね~、あんまり長居してほしくないっていうのに。
voice: vo_adv_2010099_017
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
どうせ、これは夢みたいなものだから……
目覚めたらぜんぶ忘れちゃうしね、
【chara 190011 face 2 (joy)】
詳しく説明してもあんまり意味ないし。
voice: vo_adv_2010099_018
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
でも。偶然なのか何なのか理由はわからないけど、
あたしのところまで辿りついたあんたたちに敬意を表して……
可能なかぎり、対話をしてあげる。
voice: vo_adv_2010099_019
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
ソルの塔の上層を踏破した報酬として、
何かお土産でも渡してあげたい気もするけどね。
voice: vo_adv_2010099_020
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
今のあたしにはそんな権限もないから、
【chara 190011 face 2 (joy)】
助言を与えるぐらいのことしかできないわ。
voice: vo_adv_2010099_021
アメス:
【chara 190011 face 4 (sad)】
今{player}は忙しいみたいで、
夢を見てる余裕もなさそうだし……
【chara 190011 face 2 (joy)】
あたしも話し相手に飢えてたから、ちょうどいいかも。
voice: vo_adv_2010099_022
アメス:
【chara 190011 face 3 (anger)】
ただし、あくまでも長話は厳禁よ。
【chara 190011 face 1 (normal)】
気分が悪くなったりしたら言ってね、すぐに目覚めさせてあげるから。
voice: vo_adv_2010099_023
レイ:
【chara 100331 face 1 (normal)】
了解した。【chara 100331 face 4 (sad)】
実際この場にいるだけで、
何だか身体の具合がおかしくなる感じがするし……
【chara 100331 face 1 (normal)】
私としても、あまり居座るつもりはないよ。
voice: vo_adv_2010099_024
レイ:
【chara 100331 face 2 (joy)】
ただ、対話をしてくれるなら有り難い。
【chara 100331 face 1 (normal)】
いくつか質問に答えてほしい……
voice: vo_adv_2010099_025
レイ:
【chara 100331 face 1 (normal)】
まず、【chara 100331 face 3 (anger)】
ユイがどこにいるか知らない?
私たちの仲間のひとりなんだけど。
voice: vo_adv_2010099_026
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
わざわざ説明しなくても、もちろんユイのことなら知ってるわ。
【chara 190011 face 2 (joy)】
健気で優しい良い子よね、
あんな善良な子は『あっち』にも『こっち』にもなかなかいないわよ。
voice: vo_adv_2010099_027
ヒヨリ:
【chara 100131 face 6 (surprised)】
『あっち』? 【chara 100131 face 4 (sad)】
『こっち』……?
voice: vo_adv_2010099_028
アメス:
【chara 190011 face 6 (surprised)】
そのへんについては気にしないで、長話になるし。
【chara 190011 face 1 (normal)】
興味があるなら、もし覚えてたら……
あとで{player}あたりに聞いてみなさい。
voice: vo_adv_2010099_029
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
{player}の元には、
だいぶ情報が集まってきてるっぽいしね。
voice: vo_adv_2010099_030
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
何を言っても夢として忘れ去られちゃうあたしより、
よっぽど説明役に相応しいわ。
voice: vo_adv_2010099_031
レイ:
【chara 100331 face 6 (surprised)】
{player}……
彼とも、キミは知りあいなのか?
voice: vo_adv_2010099_032
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
そうよ、前世からの腐れ縁……
あたしに人生をくれた、恩人よ。
voice: vo_adv_2010099_033
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
ともあれ。
先の質問にちゃんと答えると、ユイはこの場にはいないわよ。
あの子だけは今、目覚めてる。
voice: vo_adv_2010099_034
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
今は……不意に眠りに落ちたあんたたちを心配して呼びかけたり、
回復魔法を試したりしてるわね。
voice: vo_adv_2010099_035
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
あんまり心配かけちゃ悪いから、
さっさと話を切りあげてあの子のもとに戻ってあげてね。
voice: vo_adv_2010099_036
レイ:
【chara 100331 face 4 (sad)】
ふむ。私たちは、夢を見ているのか……
【chara 100331 face 1 (normal)】
意識を保ったまま見る夢、いわゆる明晰夢というやつかな?
【chara 100331 face 6 (surprised)】
しかし、なぜユイだけが夢を見ていない?
voice: vo_adv_2010099_037
ヒヨリ:
【chara 100131 face 6 (surprised)】
うん、近くにいたのにね。
voice: vo_adv_2010099_038
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
そう、あんたたちはいつでも近くにいる。
世界が再構築された決定的な瞬間にも、
あんたたちは肩を並べて戦っていたわね。
voice: vo_adv_2010099_039
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
{player}とあたしと、
あんたたち3人と、他のみんなでちからをあわせて……
今ではもう、何もかも懐かしいけど。
voice: vo_adv_2010099_040
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
ともあれ。あたしの領域に物理的なアクセスをされるなんて、
世界が再構築されてからは初めての珍事で……
【chara 190011 face 4 (sad)】
何があるかわかんないから、ユイには遠慮してもらってるわ。
voice: vo_adv_2010099_041
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
意識的に弾いて、この領域に踏みこませないように処理したのよ。
【chara 190011 face 4 (sad)】
仲間はずれにするみたいで、ちょっと可哀想だけどね。
voice: vo_adv_2010099_042
アメス:
【chara 190011 face 3 (anger)】
でも。ユイはあの戦いの果て、
最終局面で『ある重要な役割』を果たしたの。
それを、あの子に思いださせるわけにはいかない……
voice: vo_adv_2010099_043
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
普段、夢を見せる際にも丁寧に、
幸せな思い出だけを回想できるように気を遣ってるのよ。
【chara 190011 face 3 (anger)】
絶対に、あの子の『禁断の記憶』だけは取り戻させちゃいけない。
voice: vo_adv_2010099_044
アメス:
【chara 190011 face 4 (sad)】
優しいあの子は、たぶん壊れちゃうから。
voice: vo_adv_2010099_045
ヒヨリ:
【chara 100131 face 6 (surprised)】
……? どういうこと?
ユイちゃんがどうしたっていうの、ねぇ?
voice: vo_adv_2010099_046
アメス:
【chara 190011 face 4 (sad)】
気にしないで、この件についてはほんとに触らぬ神に祟りなしよ。
【chara 190011 face 1 (normal)】
推測すらさせたくないから、あたしも詳しいことは何も言わない。
voice: vo_adv_2010099_047
アメス:
【chara 190011 face 4 (sad)】
レイ、ヒヨリ……
どうか、ユイを注意して見ていてあげて。
そして万が一の際には、友達として、どうか支えてあげて。
voice: vo_adv_2010099_048
アメス:
【chara 190011 face 4 (sad)】
『選ばれなかった』あんたたちに、
こんなことを頼むのは残酷なのかもしれないけど……
どうかお願いよ、あの子の心を守ってあげて。