第11章 第3話
ジュンと相対する{player}とコッコロ。厄介な力を先に潰す、とジュンはまず{player}を一撃で昏倒させる。訓練された軍人の手練手管を見せつけられ、コッコロは窮地に陥るのだった。
-------------- situation:
冷徹なる黒鉄
--------------
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
…………
voice: vo_adv_2011003_001
コッコロ:
【chara 105911 face 4 (sad)】
ひっ、ものすごい殺気でございます……
たいへんお強そうなかたですし、
まともに交戦しても勝ち目は薄いような気がいたします。
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コッコロ:
【chara 105911 face 4 (sad)】
あぁ、気圧されてしまっております……
あのかたは主さまのお知りあいということですし、
素直に顔を見せて心をこめて説得したほうが良さそうに思えます。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
隠れていないで、出てきて欲しいな。
あんまり細かい作業は得意じゃないし、
できれば正々堂々……真っ向から立ち会いたい。
voice: vo_adv_2011003_004
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
まぁ、そちらが礼儀を重んじずに奇襲をしたいなら構わないけど。
それならそれで、こちらもお上品には対応しないよ。
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コッコロ:
【chara 105911 face 4 (sad)】
ひぇっ、さらに迫力が増しました!
あのかたの背丈が、急に巨大になったように感じます!
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コッコロ:
【chara 105911 face 3 (anger)】
お、お待ちください!
わたくしたちは、あなたの敵ではございません!
voice: vo_adv_2011003_007
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
む? 子供か。
迷子……ではないよね、たぶん。
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
ううん。たとえ迷子でも、
面白半分に忍びこんできた悪戯っ子でも関係ない。
『王宮』に侵入したものは、誰であれ処罰する。
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ジュン:
【chara 105911 face 4 (sad)】
【chara 104711 face 1 (normal)】
陛下が定めた法により、その行為は禁じられている。
それを破るものは看過できない、
軽微とはいえ国家反逆罪にあたるからね。
voice: vo_adv_2011003_010
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
うんと叱りつけて反省してもらって、おうちに帰ってもらう……
程度で済ますわけにもいかないんだ。
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コッコロ:
【chara 105911 face 4 (sad)】
あの……
そのう、何と説明すればよろしいかわかりかねますけど。
ど、どうしましょう主さま?
Choice: (1) ジュンさん! 僕です!
----- Tag 1 -----
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
んん?
あぁ、やっぱり君だったのか……{player}少年。
声が聞こえた気がしたんだよ、幻聴だったら良かったのに。
voice: vo_adv_2011003_013
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
残念だな。
君みたいな良い子を、始末しなくちゃいけないなんて。
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コッコロ:
【chara 105911 face 4 (sad)】
ひっ、主さまが姿を見せたのに……
ちっともあのかたの殺気が減じませんね?
voice: vo_adv_2011003_015
コッコロ:
【chara 105911 face 4 (sad)】
たいていの場合、
主さまのお知りあいのかたは話せばわかってくれるのですけど。
voice: vo_adv_2011003_016
コッコロ:
【chara 105911 face 4 (sad)】
目論見が外れてしまったでしょうか……
ど、どうしましょう?
Choice: (2) 必死に説得する。
Choice: (3) 不意打ちを仕掛ける。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_2011003_017
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
…………
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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
ふむふむ。
君は大事な友達を助けるために、この『王宮』に侵入したんだね。
厳重な警備を潜り抜け、命を賭して……おとぎ話の王子さまみたいに。
voice: vo_adv_2011003_019
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
感動的な話だね。
拍手ぐらいするし、涙も流そう。
voice: vo_adv_2011003_020
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
でも。
法を破った君を、同情して見逃してあげるわけにはいかない。
voice: vo_adv_2011003_021
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
申し訳ないとは思うよ。
でも何度でも言うけど、これが私の仕事だ。
狼藉者は成敗する、たとえ君でも。
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----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_2011003_022
コッコロ:
【chara 105911 face 6 (surprised)】
えっ? あ、主さま……急に何を?
voice: vo_adv_2011003_023
コッコロ:
【chara 105911 face 4 (sad)】
あのお優しい主さまが、問答無用で攻撃を……?
voice: vo_adv_2011003_024
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
……酷いな。
いきなり、剣で打ちかかってくるなんて。
まぁこの程度なら、防御をする必要すらないけど。
voice: vo_adv_2011003_025
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
あと不意打ちするならするで、
もっとタイミングを見計らったほうがいい。
今から攻撃するぞ、っていう挙動が見え見えだったよ。
voice: vo_adv_2011003_026
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
それに。
私も単に突っ立ってるだけの木偶の坊じゃない、反撃もするよ。
voice: vo_adv_2011003_027
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
私をこの場からどかしたいなら、
初太刀から命を奪いにくるべきだった。
voice: vo_adv_2011003_028
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
今の一撃で、私は完全に臨戦態勢になったよ。
これでも、おっとりのんびりしてるんだけど……
攻撃されてまで身構えないほど、寝惚けてはいない。
voice: vo_adv_2011003_029
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
本当に残念だ、少年。
君は最大にして、最後のチャンスを失った。
----- Tag 4 -----
movie: 201100301
voice: vo_adv_2011003_030
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
ちなみに解説しておくと、
地下監獄の入口の前に立っている鎧のなかみは空洞だ。
voice: vo_adv_2011003_031
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
そこに私の音波を受信する秘石を入れてある、
新しい部下に魔法が得意な子がいてね。
voice: vo_adv_2011003_032
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
君たちが空っぽの鎧を警戒すればするほど、
こっそり背後から忍び寄る本物の私に気づきにくくなる。
騙し討ちみたいで気が咎めるけどね、オクトーくんは性格が悪い。
voice: vo_adv_2011003_033
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
でも効果的だ。
これで詰みだよ、もう抵抗しないで大人しく捕縛されてほしい。
voice: vo_adv_2011003_034
コッコロ:
【chara 105911 face 3 (anger)】
いいえ!
まだ、わたくしは戦えます!
voice: vo_adv_2011003_035
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
君では私には勝てないよ、かわい子ちゃん……
私が{player}少年の知りあいだとわかったせいかな、
必死に突っ張って見せてはいるけど殺気を感じない。
voice: vo_adv_2011003_036
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
君は優しい子だね。
でも、だからこそ君は私を殺せない。
voice: vo_adv_2011003_037
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
私には勝てない。
だから、これでもうお終いなんだよ。