第11章 第6話
{player}に手を貸したオクトーはノウェムのことを想う。一方、ジュンから手に入れた鍵でペコリーヌを助け出し、{player}たちは再会を果たした。ペコリーヌの口から想いがあふれる。
-------------- situation:
救出! ペコリーヌ
--------------
voice: vo_adv_2011006_000
王宮騎士A:
【chara 711 face 1 (normal)】
本当に地下監獄へ駆けつけなくて構わなかったのですか、
オクトー副団長?
voice: vo_adv_2011006_001
オクトー:
【chara 106211 face 2 (joy)】
うん。【chara 106211 face 1 (normal)】
そっちはボクが適当に対処しとくから、
みんなは『王宮』の奥へ向かって~
そこは『陛下』がおわす神域だ、最優先で防衛しないとね。
voice: vo_adv_2011006_002
オクトー:
【chara 106211 face 3 (anger)】
由緒正しき『王宮』に賊が侵入した~
【chara 106211 face 4 (sad)】
ってだけで前代未聞の不始末なのに。
『陛下』に万が一のことがあったら、最悪だよ。
voice: vo_adv_2011006_003
オクトー:
【chara 106211 face 3 (anger)】
ボクたち全員、
責任とらされて首ちょん切られる程度で済めば御の字……
【chara 106211 face 4 (sad)】
下手すれば国が根本から引っ繰り返っちゃうよ、そんなの嫌でしょ?
voice: vo_adv_2011006_004
オクトー:
【chara 106211 face 1 (normal)】
それに。どうせお国のために死ぬなら、
【chara 106211 face 2 (joy)】
もっと誇り高く戦って果てたいよね~……【chara 106211 face 1 (normal)】
キミたちは?
voice: vo_adv_2011006_005
王宮騎士A:
【chara 711 face 1 (normal)】
はい! そうですね、
たしかに奥のほうにも賊が入りこんだという情報があります!
優先すべきはそちらですね!
voice: vo_adv_2011006_006
王宮騎士B:
【chara 712 face 1 (normal)】
全員、急行!
『陛下』の御身をお守りするのだ!
voice: vo_adv_2011006_007
オクトー:
【chara 106211 face 2 (joy)】
あはは。
【chara 106211 face 1 (normal)】
前時代的~、扱いやすくて良いけどさ。
voice: vo_adv_2011006_008
オクトー:
【chara 106211 face 4 (sad)】
あ~あ……
こりゃバレたら本気で首ちょん切られちゃうよね、
あきらかな背信行為だもの。
voice: vo_adv_2011006_009
オクトー:
【chara 106211 face 1 (normal)】
まぁ殺されるつもりはないし、
あんまり馴染めない仕事だったから免職になってもべつに良いけど。
voice: vo_adv_2011006_010
オクトー:
【chara 106211 face 4 (sad)】
【王宮騎士団(NIGHTMARE)】……
【chara 106211 face 1 (normal)】
『正義の味方』なんか、ガラじゃないよね。
voice: vo_adv_2011006_011
オクトー:
【chara 106211 face 1 (normal)】
『王宮』内部がごたついてる今のうちに、とんずらしちゃおっと。
voice: vo_adv_2011006_012
オクトー:
【chara 106211 face 1 (normal)】
しばらくは身を隠しつつ、
ちょっと本腰を入れて気になることを調べようかな。
voice: vo_adv_2011006_013
オクトー:
【chara 106211 face 3 (anger)】
洗脳魔法を防ぐために、
自分の頭にいろいろ対抗魔法とかを仕掛けたら……
【chara 106211 face 4 (sad)】
何かどさどさ、不自然な記憶を見つけたし。
voice: vo_adv_2011006_014
オクトー:
【chara 106211 face 1 (normal)】
それを辿ってみよう。
まんまと他人に騙されて、
手のひらの上で踊らされるなんて御免だから。
voice: vo_adv_2011006_015
オクトー:
【chara 106211 face 4 (sad)】
人間には誰にだって、悪党にだって誇りはある。
それを傷つけ嘲笑い、弄ぶすべてのものがボクたちの敵だ。
【chara 106211 face 1 (normal)】
そうだよね、ノウェム。
voice: vo_adv_2011006_016
コッコロ:
【chara 105911 face 2 (joy)】
ペコリーヌさま!
牢の鍵は解錠いたしました、どうぞ出てきてくださいまし!
voice: vo_adv_2011006_017
ペコリーヌ:
【chara 105813 face 4 (sad)】
…………
voice: vo_adv_2011006_018
コッコロ:
【chara 105911 face 6 (surprised)】
……ペコリーヌさま? 【chara 105911 face 3 (anger)】
お早く!
ここは『王宮』、あくまで敵地でございます!
voice: vo_adv_2011006_019
コッコロ:
【chara 105911 face 3 (anger)】
悠長にしていたら、
新手の敵が現れてわたくしたちの道行きを塞ぐでしょう!
voice: vo_adv_2011006_020
ペコリーヌ:
【chara 105813 face 2 (joy)】
えへへ……【chara 105813 face 4 (sad)】
そうですね。
せっかく助けてくれたのに、帰り道で捕まっちゃったら台無しです。
voice: vo_adv_2011006_021
ペコリーヌ:
【chara 105911 face 1 (normal)】
【chara 105813 face 4 (sad)】
でも。
ごめんなさい、安心したら腰が抜けちゃいました。
voice: vo_adv_2011006_022
コッコロ:
【chara 105911 face 2 (joy)】
んもう……
仕方のないひとでございますね。
voice: vo_adv_2011006_023
コッコロ:
【chara 105911 face 2 (joy)】
けれど。
ご無事で何よりでございました、ペコリーヌさま。
voice: vo_adv_2011006_024
ペコリーヌ:
【chara 105813 face 1 (normal)】
はい。本当にありがとう、コッコロちゃん。
{player}くんも……
わたし、今回ばかりは本当にもう駄目かと思いましたよ。
voice: vo_adv_2011006_025
ペコリーヌ:
【chara 105813 face 2 (joy)】
えへへ。本当にやばすぎる状況だと、
【chara 105813 face 1 (normal)】
『やばいですね』とも言えないんですね。
Choice: (1) ペコリーヌを抱きしめる。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_2011006_026
ペコリーヌ:
【chara 105813 face 6 (surprised)】
ふゃあふ!? ビックリした!
【chara 105813 face 2 (joy)】
急に抱きしめちゃ駄目ですよ~、{player}くん。
voice: vo_adv_2011006_027
ペコリーヌ:
【chara 105813 face 1 (normal)】
いつもと逆ですね。
普段は、わたしが『抱きしめてもいいですか?』って聞くのに。
voice: vo_adv_2011006_028
ペコリーヌ:
【chara 105813 face 1 (normal)】
それでOKをもらえたら、
嬉しくなって夢中で何度も抱きしめたのに。
voice: vo_adv_2011006_029
ペコリーヌ:
【chara 105813 face 2 (joy)】
え、えへへ……
【chara 105813 face 1 (normal)】
そんなに毎回、確認をとらなくても。
一回も、あなたたちは拒まなかったんですけど。
voice: vo_adv_2011006_030
ペコリーヌ:
【chara 105813 face 4 (sad)】
でもね、不安だったんです。
わたし、わたしぜんぶ奪われたから……
voice: vo_adv_2011006_031
ペコリーヌ:
【chara 105813 face 4 (sad)】
父上母上、何てことない平和な日常……
そのぜんぶ、毟り取られちゃったんです。
voice: vo_adv_2011006_032
ペコリーヌ:
【chara 105813 face 4 (sad)】
だから怖かった……
いつも毎回、確認をするたびに怯えてたんです。
voice: vo_adv_2011006_033
ペコリーヌ:
【chara 105813 face 4 (sad)】
もしかしたら、って……
拒絶されたらどうしようって。
voice: vo_adv_2011006_034
ペコリーヌ:
【chara 105813 face 4 (sad)】
あなたたちまで、わたしを忘れてしまったら……
赤の他人みたいに拒絶したら、わたしは耐えられない。
voice: vo_adv_2011006_035
ペコリーヌ:
【chara 105813 face 1 (normal)】
だって。あなたたちが再び与えてくれたんです、
大好きなひとたちと一緒に囲む食卓を。
ぜんぶ奪われたはずの、幸せな日常を。
voice: vo_adv_2011006_036
ペコリーヌ:
【chara 105813 face 1 (normal)】
{player}くん、コッコロちゃん、キャルちゃん……
【美食殿】のみんなが、ぜんぶ奪われて途方に暮れていたわたしに。
voice: vo_adv_2011006_037
ペコリーヌ:
【chara 105813 face 5 (shy)】
ペコリーヌって、すてきな名前をつけて……
何度もそう呼んで、美味しいものとか一緒に食べてくれましたよね。
それがわたし、ほんとに嬉しくて。
voice: vo_adv_2011006_038
ペコリーヌ:
【chara 105813 face 1 (normal)】
幸せで堪んなくて……
【chara 105813 face 4 (sad)】
だから、それすら奪われちゃうのが怖かった。
voice: vo_adv_2011006_039
ペコリーヌ:
【chara 105813 face 4 (sad)】
そうなっても変じゃなかったのに。
あなたたちは、こんなにボロボロになって……
命懸けで、わたしを助けにきてくれたんですね。
voice: vo_adv_2011006_040
ペコリーヌ:
【chara 105813 face 5 (shy)】
ありがとう。
voice: vo_adv_2011006_041
ペコリーヌ:
【chara 105813 face 2 (joy)】
ありがとうございます、ふたりとも!
【chara 105813 face 1 (normal)】
本当に本当に、あなたたちのことが大好き……☆
voice: vo_adv_2011006_042
ペコリーヌ:
【chara 105813 face 4 (sad)】
そう思ってもいいですか?
あなたたちを大事な仲間だと思って、愛してもいいですか?
そんなことが許されるんでしょうか、わたしにも?
voice: vo_adv_2011006_043
コッコロ:
【chara 105911 face 2 (joy)】
はい。
許すとか許されるとかではございません。
そのように、確認する必要もありません。
voice: vo_adv_2011006_044
コッコロ:
【chara 105911 face 2 (joy)】
ひとを愛することを、幸せになることを、
ご遠慮なさる必要はございません。
そうでしょう、主さま?
voice: vo_adv_2011006_045
コッコロ:
【chara 105911 face 2 (joy)】
ふふ。
ほら、主さまも何度も頷いて同意してくださっております。
実際、わたくしのような子供にもわかる、当たり前のことでしょう。
Choice: (2) ペコリーヌの涙を拭う。
----- Tag 2 -----
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_2011006_046
ペコリーヌ:
【chara 105813 face 6 (surprised)】
うひゃっ!?
わわっ、急に何ですか……{player}くん?
voice: vo_adv_2011006_047
ペコリーヌ:
【chara 105813 face 6 (surprised)】
そんなに顔を近づけて……キスですか?
キスしちゃうんですか?
voice: vo_adv_2011006_048
ペコリーヌ:
【chara 105813 face 6 (surprised)】
たしかに囚われのお姫さまを助けだした王子さまには当然、
その権利がなくもないですけどっ?
voice: vo_adv_2011006_049
コッコロ:
【chara 105911 face 6 (surprised)】
落ちついてくださいまし、ペコリーヌさま。
【chara 105911 face 2 (joy)】
主さまは、どうやら涙を拭いたいご様子です。
voice: vo_adv_2011006_050
ペコリーヌ:
【chara 105813 face 6 (surprised)】
わわっ? 【chara 105813 face 2 (joy)】
あはは、恥ずかしっ!
わたし泣いちゃってますね~、ちっちゃい子みたい……♪
voice: vo_adv_2011006_051
ペコリーヌ:
【chara 105813 face 5 (shy)】
そうですよね。
{player}くんですもんね、
変な誤解をしたわたしが馬鹿でした。
voice: vo_adv_2011006_052
コッコロ:
【chara 105911 face 2 (joy)】
ふふ。まぁ、どうしてもキスがしたいのでしたら……
わたくし、ここは空気を読んで目を逸らしておきますので、
その間に済ませてくださいまし。
voice: vo_adv_2011006_053
ペコリーヌ:
【chara 105813 face 6 (surprised)】
いやいやっ? 【chara 105813 face 1 (normal)】
やっぱり記憶喪失の
{player}くんを相手にそういうことをするのは、
何も知らない子を騙してるみたいで申し訳ない気がしますよ~?
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_2011006_054
ペコリーヌ:
【chara 105813 face 1 (normal)】
……記憶喪失になる前の{player}くんには、
大事な仲間がいたみたいですし。
voice: vo_adv_2011006_055
ペコリーヌ:
【chara 105813 face 1 (normal)】
その子たちのなかには、
{player}くんに恋してる子もいたでしょうし。
voice: vo_adv_2011006_056
ペコリーヌ:
【chara 105813 face 2 (joy)】
{player}くん、かっこいいですからね。
【chara 105813 face 1 (normal)】
だからこそ、横取りみたいな真似はできません。
voice: vo_adv_2011006_057
ペコリーヌ:
【chara 105813 face 1 (normal)】
でも。
いつか記憶を取り戻して、【chara 105813 face 5 (shy)】
それでもまだ仲良しでいてくれて……
あなたにそのつもりがあったら、【chara 105813 face 2 (joy)】
そのときにキスしてもいいですか?
voice: vo_adv_2011006_058
ペコリーヌ:
【chara 105813 face 5 (shy)】
ううん。
優しい、{player}くん……
voice: vo_adv_2011006_059
ペコリーヌ:
【chara 105813 face 5 (shy)】
弱っちいのに、ボロボロになって戦って、
助けてくれた{player}くん。
【chara 105813 face 2 (joy)】
王子さまみたいな、あなたに。
voice: vo_adv_2011006_060
ペコリーヌ:
【chara 105813 face 1 (normal)】
あらためて、【chara 105813 face 2 (joy)】
恋してもいいですか?
still display end