第12章 第6話
身元の確認を問うマコトに対し、ドラゴン族のカヤとイノリは所属するギルドの下っ端として屋台の仕事をしていると説明する。その最中、ノウェムの攻撃で吹き飛ばされたユイを、マコトが間一髪で救う。
-------------- situation:
その少女羽根つき尻尾つき
--------------
voice: vo_adv_2012006_000
???:
【chara 106611 face 4 (sad)】
へっくちゅ! へっくちゅ! へっくちゅ!
voice: vo_adv_2012006_001
???:
【chara 106611 face 4 (sad)】
あうあう……
カヤぴぃ。あたし風邪ひいたかもです。
voice: vo_adv_2012006_002
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】
こんな天気で風邪なんか引くかよ。
【chara 106511 face 1 (normal)】
誰かがイノリのこと、噂でもしてるんじゃねえの?
voice: vo_adv_2012006_003
カヤ:
【chara 106511 face 4 (sad)】
つうかさ、咳きこむなら後ろ向いてくんね?
食べ物に唾液がかかるだろ?
voice: vo_adv_2012006_004
カヤ:
【chara 106511 face 1 (normal)】
屋台なんだし、食中毒とかには気をつけなきゃ駄目なんだぜ?
voice: vo_adv_2012006_005
イノリ:
【chara 106611 face 4 (sad)】
へうっ、ごめんなさ……へっくちゅん!
voice: vo_adv_2012006_006
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】
あぁっ、鼻水! 【chara 106511 face 4 (sad)】
鼻水が垂れてる!
voice: vo_adv_2012006_007
イノリ:
【chara 106611 face 4 (sad)】
えううぅ……鼻水だけじゃなくて、火まで出ちゃいそうです……
我慢すればするほどムズムズして……
へっくちゅ、へっくちゅ! へっくちゅん!
still display end
voice: vo_adv_2012006_008
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】
あらら、イノリの火でまた屋台飯が黒焦げになっちまった!
【chara 106511 face 4 (sad)】
ボスに怒られるなこりゃ……
voice: vo_adv_2012006_009
マコト:
【chara 104311 face 6 (surprised)】
お~い、ちょっと良いか?
【chara 104311 face 4 (sad)】
何だよ今の爆発……?
voice: vo_adv_2012006_010
カオリ:
【chara 101711 face 1 (normal)】
ハイタ~イ☆ これは『こんにちは』って意味さ~!
【chara 101711 face 6 (surprised)】
君たち、どこのギルドの子?
【chara 101711 face 1 (normal)】
すこぉしお話を聞かせてもらってもいいね~?
voice: vo_adv_2012006_011
イノリ:
【chara 106611 face 6 (surprised)】
あうっ! し、知らないひと! 【chara 106611 face 1 (normal)】
怖いです…!
カ、カヤぴぃ……
voice: vo_adv_2012006_012
カヤ:
【chara 106511 face 1 (normal)】
分かってるよ。イノリはオレの後ろに隠れてな。
voice: vo_adv_2012006_013
カヤ:
【chara 106511 face 1 (normal)】
話ならオレが……【chara 106511 face 6 (surprised)】
キミらのこと、どっかで見たことあるぞ!
たしか、獣人の居住区を警備とかしてる……【chara 106511 face 4 (sad)】
なんだっけ?
voice: vo_adv_2012006_014
マコト:
【chara 104311 face 1 (normal)】
【自警団(カォン)】だ。
べつに悪さをしなきゃお仕置きもしねぇからさ、そんなに怖がるなよ。
町の平和を守るあたしらが、みんなに不安を与えちゃ本末転倒だしな。
voice: vo_adv_2012006_015
マコト:
【chara 104311 face 6 (surprised)】
……ん?
おまえら、その尻尾とちっこい羽根……もしかしてドラゴン族か?
voice: vo_adv_2012006_016
イノリ:
【chara 106611 face 1 (normal)】
はうっ、ばれた!
【chara 106611 face 3 (anger)】
正体ばれちゃいましたですよカヤぴぃ、【chara 106611 face 1 (normal)】
どうするです!?
voice: vo_adv_2012006_017
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】
いや、べつに正体なんて隠してないだろ。
【chara 106511 face 1 (normal)】
お察しのとおりオレらはドラゴン族だよ。それが何か?
voice: vo_adv_2012006_018
カオリ:
【chara 101711 face 6 (surprised)】
ねぇねぇ!
話の腰を折って申し訳ないけど、いろいろ説明してほしいさ~!
【chara 101711 face 4 (sad)】
ドラゴン族って何? 【chara 101711 face 6 (surprised)】
聞いたことない名前さ~?
voice: vo_adv_2012006_019
マコト:
【chara 104311 face 4 (sad)】
いや、あたしも詳しくはねぇんだけど。
【chara 104311 face 1 (normal)】
そんな連中がいるって、母ちゃんに聞いたことがあるんだよな。
voice: vo_adv_2012006_020
マコト:
【chara 104311 face 4 (sad)】
昔から存在は囁かれてたけど実在しないと思われてた、
【chara 104311 face 1 (normal)】
かなり珍しい獣人の亜種なんだってさ。
voice: vo_adv_2012006_021
マコト:
【chara 104311 face 6 (surprised)】
おまえらも分類としては獣人だから、
ミミとか他の子と同じように、屋台の手伝いをしてるってわけか?
voice: vo_adv_2012006_022
カヤ:
【chara 106511 face 1 (normal)】
ああ、オレらはとあるギャング……
voice: vo_adv_2012006_023
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】
じゃなくて、ギルドの下っ端をやってるんだよ。
【chara 106511 face 1 (normal)】
上に命じられて、今日はあくせく仕事中ってわけ!
voice: vo_adv_2012006_024
イノリ:
【chara 106611 face 1 (normal)】
あう~……【chara 106611 face 3 (anger)】
いつまでもこんな生活したくないです、
あのボスにこき使われてばっかり……!
voice: vo_adv_2012006_025
イノリ:
【chara 106611 face 1 (normal)】
あたしはボスに買われた身だから仕方ないけど、
カヤぴぃはもっと自由に暮らしてもいいと思うですよ?
voice: vo_adv_2012006_026
カヤ:
【chara 106511 face 4 (sad)】
イノリを置いていけるわけないだろ?
【chara 106511 face 1 (normal)】
まあこの生活も気に入ってるしな。
数少ない同胞だし、支えあっていかないと。違うか?
voice: vo_adv_2012006_027
イノリ:
【chara 106611 face 1 (normal)】
はううぅ。やっぱりカヤぴぃ、
見た目も言動もそこらへんのチンピラっぽいのに、
【chara 106611 face 2 (joy)】
とっても良い子です……!
voice: vo_adv_2012006_028
マコト:
【chara 104311 face 6 (surprised)】
ん~? ギャングっつったか?
【chara 104311 face 4 (sad)】
よくわかんねぇけど……【chara 104311 face 1 (normal)】
何か困ってるなら、
いつでもあたしら【自警団(カォン)】を頼ってくれよ?
voice: vo_adv_2012006_029
カオリ:
【chara 101711 face 2 (joy)】
うんうん、【chara 101711 face 1 (normal)】
私たちは悩める獣人の味方さ~!
voice: vo_adv_2012006_030
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】
気持ちは嬉しいけど、お構いなく!
【chara 106511 face 4 (sad)】
【自警団(カォン)】と交流があるなんて知られたらどやされるし、
【chara 106511 face 6 (surprised)】
できれば放っておいてくれると……
voice: vo_adv_2012006_031
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】
……?
voice: vo_adv_2012006_032
マコト:
【chara 104311 face 6 (surprised)】
ん? どうした?
voice: vo_adv_2012006_033
カヤ:
【chara 106511 face 3 (anger)】
みんな気をつけろ!
何かヤバいのが近づいてくる!
voice: vo_adv_2012006_034
マコト:
【chara 104311 face 6 (surprised)】
ヤバいの?
voice: vo_adv_2012006_035
マコト:
【chara 104311 face 6 (surprised)】
……うおっ、何だありゃ?
【chara 104311 face 3 (anger)】
向こうの通りの建物が、次々に倒壊してやがる!
【chara 104311 face 4 (sad)】
どっかの馬鹿が、祭で浮かれて喧嘩でもしてんのかっ?
voice: vo_adv_2012006_036
カオリ:
【chara 101711 face 6 (surprised)】
見てマコト、誰かが吹っ飛んでくるさ~!
voice: vo_adv_2012006_037
ユイ:
【chara 100211 face 4 (sad)】
きゃあああっ!?
voice: vo_adv_2012006_038
マコト:
【chara 104311 face 6 (surprised)】
ユイ~っ!?
【chara 104311 face 3 (anger)】
どうした、いったい何事だっ?
【chara 104311 face 6 (surprised)】
って呑気に聞いてる場合じゃねぇなっ、とりあえず受け止めんぞ!
voice: vo_adv_2012006_039
マコト:
【chara 104311 face 3 (anger)】
おっらぁ!
voice: vo_adv_2012006_040
マコト:
【chara 104311 face 3 (anger)】
間一髪!
【chara 104311 face 6 (surprised)】
大丈夫か、ユイ?
voice: vo_adv_2012006_041
マコト:
【chara 104311 face 3 (anger)】
危ねぇなぁ!
今の勢いのまま地面や壁に激突してたら、
ぺちゃんこになってんぞっ!?
voice: vo_adv_2012006_042
ユイ:
【chara 100211 face 4 (sad)】
あ、あうう……
【chara 100211 face 6 (surprised)】
あ、あれ、マコトちゃん?
voice: vo_adv_2012006_043
マコト:
【chara 104311 face 1 (normal)】
おうマコトちゃんだよ、頼れるおまえの幼なじみだ!
【chara 104311 face 6 (surprised)】
何があったんだよユイ、誰かに襲われてんのか?
voice: vo_adv_2012006_044
ユイ:
【chara 100211 face 4 (sad)】
あ、あの……
うまく説明できないんだけど、
なぜか攻撃されてるけど理由がよくわからなくて。
voice: vo_adv_2012006_045
ユイ:
【chara 100211 face 6 (surprised)】
………!
【chara 100211 face 3 (anger)】
危ない、マコトちゃん!
voice: vo_adv_2012006_046
マコト:
【chara 104311 face 6 (surprised)】
おわっ!?
何だ今のっ、破壊光線みたいなのが走り抜けていったぞ!
【chara 104311 face 4 (sad)】
あぁ巻き添えで、獣人たちの屋台がいくつか吹っ飛んだ!
voice: vo_adv_2012006_047
マコト:
【chara 104311 face 6 (surprised)】
何なんだこりゃっ、
やばい魔物でも町に入りこんできたのかよっ?
voice: vo_adv_2012006_048
ユイ:
【chara 100211 face 3 (anger)】
魔物じゃないよ……
会話もできる人間の女の子、【chara 100211 face 4 (sad)】
なんだけど。
なぜか、わたしのことをすっごく憎んでるみたい。