第12章 第14話
未だ迷うキャルに、ペコリーヌと{player}も愛情を伝える。強く心を動かされるキャルだが、その時突如強い衝撃が一行を襲う。危険を感じたペコリーヌは戻ってきてとキャルに手を伸ばすのだった。
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あの日に帰ろう
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voice: vo_adv_2012014_000
キャル:
【chara 106031 face 4 (sad)】
コロ助……
voice: vo_adv_2012014_001
キャル:
【chara 106031 face 4 (sad)】
無理よ。あたし、とんでもないことをしちゃった……
絶対に償えないことをしたの。
殺そうとしたのよ、そんなふうに愛してくれた仲間を。
voice: vo_adv_2012014_002
ペコリーヌ:
【chara 105831 face 1 (normal)】
洗脳されていたせいです。
あなたのせいじゃないですよ、キャルちゃん。
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ペコリーヌ:
【chara 105831 face 1 (normal)】
それに。
いつもキャルちゃんは殺す殺すって言いますけど、【chara 105831 face 2 (joy)】
ご覧ください!
わたしたち、死んでませんから!
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ペコリーヌ:
【chara 105831 face 1 (normal)】
こうして生きてるんですから、ぜんぜん問題ありません!
いつもの冗談だと思って、笑い飛ばしますよ……【chara 105831 face 2 (joy)】
キャルちゃん♪
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キャル:
【chara 106031 face 3 (anger)】
だから、冗談じゃなかったんだってば!
あんたを殺すつもりで近づいたの、
【chara 106031 face 4 (sad)】
あんたたちの妙な勢いに乗せられて仲間になっただけ!
voice: vo_adv_2012014_006
ペコリーヌ:
【chara 105831 face 1 (normal)】
はい。
どんな経緯であれ、わたしたちは仲間になれましたよね?
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ペコリーヌ:
【chara 105831 face 1 (normal)】
キャルちゃんに、どんな目的があったとしても。
毎日毎日、みんなで過ごした幸せな時間は決して嘘にはなりません。
voice: vo_adv_2012014_008
ペコリーヌ:
【chara 105831 face 1 (normal)】
紡いだ絆は、育まれた愛情は、夢でも幻でもありません。
今でもずっと、わたしのなかにあります。
【chara 105831 face 6 (surprised)】
キャルちゃんのなかには、ありませんか?
voice: vo_adv_2012014_009
ペコリーヌ:
【chara 105831 face 4 (sad)】
だったら、ちょっと寂しいです。
ううん、わたしのほうこそ謝らなくちゃ……
voice: vo_adv_2012014_010
ペコリーヌ:
【chara 105831 face 4 (sad)】
キャルちゃんは苦しんでいたのに、
察してあげられなくてごめんなさい。
voice: vo_adv_2012014_011
ペコリーヌ:
【chara 105831 face 4 (sad)】
知らず知らずのうちに、あなたを傷つけていました。
ごめんなさいね、キャルちゃんはまだ子供なのに。
最年長のわたしが、気を遣ってあげなくちゃいけなかったのに。
voice: vo_adv_2012014_012
ペコリーヌ:
【chara 105831 face 4 (sad)】
ごめんなさい……
どうか許してください、キャルちゃん。
voice: vo_adv_2012014_013
キャル:
【chara 106031 face 4 (sad)】
何であんたが謝るのよ、それじゃ立場が逆でしょ……
【chara 106031 face 3 (anger)】
あんたって、どこまでお姫さまなわけ?
voice: vo_adv_2012014_014
ペコリーヌ:
【chara 105831 face 2 (joy)】
ふふ。
【chara 105831 face 1 (normal)】
仕方ないでしょう、お姫さまとして生まれちゃったんですから。
voice: vo_adv_2012014_015
ペコリーヌ:
【chara 105831 face 1 (normal)】
そしてキャルちゃんも、
哀しい生い立ちだったから道をすこしだけ間違えちゃっただけで……
誰かを愛し、優しくできる良い子だって、わたしたちは知っています。
voice: vo_adv_2012014_016
ペコリーヌ:
【chara 105831 face 2 (joy)】
そんなキャルちゃんだから、わたしたちは大好きなんです。
voice: vo_adv_2012014_017
ペコリーヌ:
【chara 105831 face 1 (normal)】
コッコロちゃんも言ってましたけど。
そんなあなただから、また一緒に食卓を囲みたい。
【chara 105831 face 2 (joy)】
幸せな思い出を、いっぱいいっぱいつくりたいです。
voice: vo_adv_2012014_018
ペコリーヌ:
【chara 105831 face 1 (normal)】
{player}くんも、同じ気持ちでしょう?
Choice: (1) うん。キャルちゃんが大好き。
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voice: vo_adv_2012014_019
キャル:
【chara 106031 face 4 (sad)】
大好きとか、簡単に言うんじゃないわよ……
前にも同じことを言ったのに、忘れちゃったの?
あたしなんかを好きになっても、裏切られるだけよ。
voice: vo_adv_2012014_020
キャル:
【chara 106031 face 4 (sad)】
変な連中。わけわかんない……
食べ歩きが目的の、適当で、胡散臭いやつら。
なのに、どうして、こんなに大切になっちゃったのかなぁ。
voice: vo_adv_2012014_021
キャル:
【chara 106031 face 4 (sad)】
あんたたちが、せめて他の連中と、
あたしを傷つけてきた連中と同じように……
薄汚くて、大っ嫌いな、不愉快なだけの存在だったらよかったのに。
voice: vo_adv_2012014_022
キャル:
【chara 106031 face 4 (sad)】
何であんたたちは、そんなふうに、良いやつらなのよ。
そんなの、あたしだって、好きになるしかないじゃない。
voice: vo_adv_2012014_023
キャル:
【chara 106031 face 4 (sad)】
いいのかなぁ、あたしなんかが……
誰かに愛されて、望まれて、一緒にいてもいいのかなぁ。
だってパパやママだって、あたしを愛してくれなかったのに。
voice: vo_adv_2012014_024
キャル:
【chara 106031 face 4 (sad)】
あんたたちは、愛してくれるの? どうして?
わかんない、もう何もかも……わかんないわよぉ!
voice: vo_adv_2012014_025
コッコロ:
【chara 105931 face 6 (surprised)】
………!
【chara 105931 face 3 (anger)】
今、ものすごい衝撃が走りましたね! 何事でしょう?
voice: vo_adv_2012014_026
ペコリーヌ:
【chara 105831 face 3 (anger)】
わ、わかんないですけど!
そんな不安定なところにいたら落ちちゃいます、
こっちに来てくださいキャルちゃん!
voice: vo_adv_2012014_027
キャル:
【chara 106031 face 3 (anger)】
で、でも!
あたし、あたしは……!
voice: vo_adv_2012014_028
ペコリーヌ:
【chara 105831 face 3 (anger)】
いいから! ほら早くっ、手ぇ引っぱりますね!
嫌だったら言ってください!
voice: vo_adv_2012014_029
キャル:
【chara 106031 face 4 (sad)】
わわっ? 何なのよぉっ、あんたはいつも!
こっちの都合なんかお構いなしなんだからっ、
振り回される身にもなってよ!
voice: vo_adv_2012014_030
ペコリーヌ:
【chara 105831 face 3 (anger)】
ごめんなさい!
反省しますから、今は何も言わずにわたしの手を掴んで!
voice: vo_adv_2012014_031
ペコリーヌ:
【chara 105831 face 3 (anger)】
遠くに行かないでください!
一緒に生きてください……キャルちゃん!
voice: vo_adv_2012014_032
ペコリーヌ:
【chara 105831 face 3 (anger)】
大好きなキャルちゃん!
戻ってきてください、わたしたちのところへ!
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