第13章 第12話
ラビリスタと相打ちになり、復活するためにシャドウを利用して生命力を集めていた覇瞳皇帝。彼は自身の本当の願いを実現させるため、形振り構わぬ手段で生命力をかき集めようとするのだった。
-------------- situation:
覇瞳皇帝はかく語りき
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voice: vo_adv_2013012_000
覇瞳皇帝:
【chara 106914 face 1 (normal)】
まずは、そうね……
私が他者から生命力を奪っていた理由について、語りましょう。
voice: vo_adv_2013012_001
覇瞳皇帝:
【chara 106914 face 1 (normal)】
まず第一に。以前、大量破壊魔法を撃った際に、
晶……ラビリスタと相打ちのようなかたちになって──
voice: vo_adv_2013012_002
覇瞳皇帝:
【chara 106914 face 4 (sad)】
私は昏睡状態になっちゃったから、
目覚めるために莫大なエネルギーが必要だったの。
voice: vo_adv_2013012_003
覇瞳皇帝:
【chara 106914 face 4 (sad)】
万が一、私がドジって意識不明になったり、
死にかけたりしても復活できるように……
【chara 106914 face 1 (normal)】
あらかじめ、段取りをつけていたのよね。
voice: vo_adv_2013012_004
覇瞳皇帝:
【chara 106914 face 1 (normal)】
主に深く洗脳していたキャルなどに、事前に命令をしておいて……
私を復活させるために、【chara 106914 face 2 (joy)】
命がけで行動をさせていたの。
voice: vo_adv_2013012_005
覇瞳皇帝:
【chara 106914 face 1 (normal)】
本来、大量破壊魔法を放った程度じゃ、
気絶すらしないはずだったんだけど。
【chara 106914 face 4 (sad)】
あのとき、ラビリスタも同時にこっちに攻撃を仕掛けてきていてね。
voice: vo_adv_2013012_006
覇瞳皇帝:
【chara 106914 face 4 (sad)】
あいつが放った魔法を食らって、
私は精神に致命的なダメージを負ったの。
still display end
voice: vo_adv_2013012_007
覇瞳皇帝:
【chara 106914 face 4 (sad)】
お陰でしばらく、眠り姫よ……
まぁ厄介なラビリスタを相打ちにして、
行動不能にできたのは幸いだったけど。
voice: vo_adv_2013012_008
覇瞳皇帝:
【chara 106914 face 1 (normal)】
でもね。生命力を他者から奪い、かき集める仕組みは、
単なる万が一の備えではなかったわ。
【chara 106914 face 6 (surprised)】
それは副産物というか、【chara 106914 face 1 (normal)】
ついでに設定した機能のひとつね。
voice: vo_adv_2013012_009
覇瞳皇帝:
【chara 106914 face 1 (normal)】
私は私の願いを叶えるために、大量の生命力を必要としているの。
だから、あらゆる方法でそれを集めてる。
voice: vo_adv_2013012_010
覇瞳皇帝:
【chara 106914 face 1 (normal)】
『シャドウ』も、私が生命力を得るために設置した仕掛けのひとつ。
voice: vo_adv_2013012_011
覇瞳皇帝:
【chara 106914 face 1 (normal)】
最初は偶然、自然発生した『シャドウ』だけど……
【chara 106914 face 2 (joy)】
私はそれを捕獲し解析し、仕組みを把握して、
自ら好きなだけそれを生み出せるようになったわ。
voice: vo_adv_2013012_012
ペコリーヌ:
【chara 105811 face 6 (surprised)】
『シャドウ』……
【chara 105811 face 3 (anger)】
あれはいったい、何なんですか?
voice: vo_adv_2013012_013
覇瞳皇帝:
【chara 106914 face 1 (normal)】
この壊れた世界に、必然的に生じたバグよ。
【chara 106914 face 2 (joy)】
私は意図的に、それを増やしたの。
voice: vo_adv_2013012_014
覇瞳皇帝:
【chara 106914 face 2 (joy)】
この世界の生きるものたちのなかには、
生命力のかたまりが存在している。
便宜上、魂……と呼びましょうか。
voice: vo_adv_2013012_015
覇瞳皇帝:
【chara 106914 face 2 (joy)】
豊富な生命力の結晶である魂を、人間の肉体から抜くと、
『シャドウ』に変じるのよ。
【chara 106914 face 1 (normal)】
ちなみに、残された抜け殻の肉体はそのうち自然消滅するわ。
voice: vo_adv_2013012_016
覇瞳皇帝:
【chara 106914 face 2 (joy)】
肉体を維持する生命力が、魂がなくなったんだからね……
この世界に留まれずに消えてしまう。
【chara 106914 face 1 (normal)】
そういうふうに人間が消える現象は、『ロスト』と呼ばれているわね。
voice: vo_adv_2013012_017
ペコリーヌ:
【chara 105811 face 3 (anger)】
『ロスト』に『シャドウ』……
最近、町を騒がしていた怪現象ですね。
それらはぜんぶ、あなたの仕業だったんですか。
voice: vo_adv_2013012_018
覇瞳皇帝:
【chara 106914 face 6 (surprised)】
厳密にはそうじゃないけど、【chara 106914 face 1 (normal)】
その異変を加速させていたのは私ね。
voice: vo_adv_2013012_019
覇瞳皇帝:
【chara 106914 face 2 (joy)】
この世に存在するすべての不幸や悲劇が、
ひとりの悪人の仕業だったって考えたほうがわかりやすいでしょ。
……あなたたちには?
voice: vo_adv_2013012_020
ペコリーヌ:
【chara 105811 face 3 (anger)】
…………
voice: vo_adv_2013012_021
覇瞳皇帝:
【chara 106914 face 1 (normal)】
ともあれ。何かの拍子で肉体から離れた魂が、『シャドウ』になる。
厳密には魂の欠片、記憶などの断片ぐらいでも充分だけど……
voice: vo_adv_2013012_022
覇瞳皇帝:
【chara 106914 face 2 (joy)】
それは、膨大な生命力の結晶よ。
【chara 106914 face 1 (normal)】
私はそれらを見つけ次第、保護し、増殖させたわ。
そして、【chara 106914 face 2 (joy)】
『シャドウ』を操る方法も編み出したの。
voice: vo_adv_2013012_023
覇瞳皇帝:
【chara 106914 face 2 (joy)】
『シャドウ』ってほとんど自我もなくて、
魔力の影響も受けやすいから操りやすいのよね。
voice: vo_adv_2013012_024
覇瞳皇帝:
【chara 106914 face 2 (joy)】
『シャドウ』や魔物を操る能力を与えたキャルに命じて、
操る技術を高めるための実験もさせていたしね……
【chara 106914 face 1 (normal)】
まぁ、あの子はあんまり役に立たなかったけど。
voice: vo_adv_2013012_025
ペコリーヌ:
【chara 105811 face 3 (anger)】
…………
voice: vo_adv_2013012_026
覇瞳皇帝:
【chara 106914 face 2 (joy)】
何にせよ、私が望み、号令をすれば『シャドウ』は操作できる。
蓄えた生命力を私に献上させるために、
私のもとに集まって来させることもできるってことよ。
voice: vo_adv_2013012_027
覇瞳皇帝:
【chara 106914 face 1 (normal)】
さっき『シャドウ』から変じた黒いヘドロのようなものが、
奔流と化して『王宮』を目がけて集まってきたでしょ。
【chara 106914 face 6 (surprised)】
あれは、そういうことよ。
voice: vo_adv_2013012_028
覇瞳皇帝:
【chara 106914 face 1 (normal)】
集まった『シャドウ』などから生命力を吸い上げて、
【chara 106914 face 2 (joy)】
私は復活し、私の願いを叶えるためのちからを得たわ。
すべては、そのための布石だったの。
voice: vo_adv_2013012_029
覇瞳皇帝:
【chara 106914 face 2 (joy)】
でもね。まだ足りないわ、こんな程度じゃぜんぜん駄目……
【chara 106914 face 1 (normal)】
しばらく昏睡させられてたせいで、
『シャドウ』をあまり増殖させられなかったしね。
voice: vo_adv_2013012_030
覇瞳皇帝:
【chara 106914 face 1 (normal)】
こうなったら仕方ないわ。
形振り構わずに、生命力をかき集める。
voice: vo_adv_2013012_031
覇瞳皇帝:
【chara 106914 face 4 (sad)】
もう猶予はないのよ……
のんびり眠りこけているうちに、時間切れ。
voice: vo_adv_2013012_032
覇瞳皇帝:
【chara 106914 face 4 (sad)】
もう、うんざりなの……
この果てしない繰り返しには。
voice: vo_adv_2013012_033
ペコリーヌ:
【chara 105811 face 6 (surprised)】
繰り返し?
何のことですか……?
voice: vo_adv_2013012_034
覇瞳皇帝:
【chara 106914 face 1 (normal)】
ふん。
そこまでは辿りついてないのね、あなたたちも。
voice: vo_adv_2013012_035
覇瞳皇帝:
【chara 106914 face 1 (normal)】
あのラビリスタや、
【chara 106914 face 4 (sad)】
なぜかたまたま記憶の大部分を保護できているノウェム……
voice: vo_adv_2013012_036
覇瞳皇帝:
【chara 106914 face 1 (normal)】
そしてあなたたちに助言をしているらしいフィオ……
つまりアメスなども認識できていない高次元に、
繰り返しの原因があるのかしら?
voice: vo_adv_2013012_037
覇瞳皇帝:
【chara 106914 face 1 (normal)】
ううん。
もしかしたら、ぜんぶ私の妄想、【chara 106914 face 4 (sad)】
勘違いなのかしらね……
あぁ、そうだったら良かったのに。