第14章 第8話
覇瞳皇帝と熾烈な戦いを繰り広げるクリスティーナ。剣を振るい、殺し合いという形で愛を語るも袖にされる。魔物が狩られ『覇瞳天星』の精度が下がりはじめた覇瞳皇帝は、戦術を変えて彼女たちを迎え撃つ。
-------------- situation:
殺し愛の円舞曲
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ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
覇瞳皇帝と誓約女君・クリスティーナは、
熾烈な戦いを繰り広げていた。
voice: vo_adv_2014008_000
クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】
はははっ!
楽しいっ! 楽しいなぁっ!
voice: vo_adv_2014008_001
覇瞳皇帝:
【chara 106914 face 3 (anger)】
──……!
voice: vo_adv_2014008_002
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
本当に楽しい!
【chara 107111 face 2 (joy)】
ああ!
もっと早く、こうしておけば良かった!
voice: vo_adv_2014008_003
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
ワタシは絶対に命中する斬撃を放つ!
アナタはそれを予知し、最少の魔力で防御する!
逆もまた然り!
voice: vo_adv_2014008_004
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
永遠に触れ合えない孤独!
刹那の過失で崩壊する砂上の楼閣!
voice: vo_adv_2014008_005
クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】
ああ、まるで舞踏のようだ!
いつまでも踊っていたいな!
【chara 107111 face 3 (anger)】
この求愛と殺し合いの円舞曲を!
voice: vo_adv_2014008_006
覇瞳皇帝:
【chara 106914 face 4 (sad)】
──……
voice: vo_adv_2014008_007
覇瞳皇帝:
【chara 106914 face 4 (sad)】
これが、クリスティーナの──『誓約女君』の全力。
わかってたけど、やはり厄介ね……
voice: vo_adv_2014008_008
覇瞳皇帝:
【chara 106914 face 1 (normal)】
逃げた{player}くんたちも、
妙な動きをしようとしてるみたい。
【chara 106914 face 4 (sad)】
できる限り早く、クリスティーナを仕留めたいところだけど……
voice: vo_adv_2014008_009
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
考え事とは余裕だな、陛下!
【chara 107111 face 4 (sad)】
さびしいじゃないか!
どうせ考えるなら、ワタシのことだけにしてもらいたいのだ!
voice: vo_adv_2014008_010
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
そうだ──もっとワタシを見ろ! ワタシを憎め! ワタシを愛せ!
【chara 107111 face 2 (joy)】
これから毎日殺し合おう! こんなふうに、毎日愛し合おう!
最高に素晴らしいと思わないか! なぁ、覇瞳皇帝ッ!!
voice: vo_adv_2014008_011
覇瞳皇帝:
【chara 106914 face 1 (normal)】
──そうね。
それはたしかに……素晴らしいことなのでしょう。
あなたのように、他者との交わりに快楽を覚える人にとっては。
voice: vo_adv_2014008_012
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
おおっ?
【chara 107111 face 2 (joy)】
ははは、まさかアナタがワタシの求めに応じてくれるとは──
voice: vo_adv_2014008_013
覇瞳皇帝:
【chara 106914 face 4 (sad)】
でもね──『私』は、そうじゃないの。
voice: vo_adv_2014008_014
覇瞳皇帝:
【chara 106914 face 1 (normal)】
クリスティーナ。さっきこう言ったわね。
あなたは私の美貌に。才能に。歪んだ魂に惹かれたと。
だから、一緒に居たいと。
voice: vo_adv_2014008_015
クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】
そうとも!
あらゆる意味において、貴方ほど優れた人間は!
私が好ましいと思う素養を持つ人間は、存在しないのだから!
voice: vo_adv_2014008_016
覇瞳皇帝:
【chara 106914 face 2 (joy)】
ええ、そう──
【chara 106914 face 1 (normal)】
けれどね。
この優れた『私』は、友輩など求めない。
voice: vo_adv_2014008_017
覇瞳皇帝:
【chara 106914 face 2 (joy)】
『私』は……『神』となるべく育てられた。
神には友も恋人も、妻も夫もいらない。
絶対の神とは、常に孤高なるものなのだから。
voice: vo_adv_2014008_018
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
成程な!
アナタが絶対の神であるゆえに、ワタシは惹かれ──
だがそうであるゆえに、ワタシはフラれてしまったのか!
voice: vo_adv_2014008_019
クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】
はっはっは!
【chara 107111 face 6 (surprised)】
おや困った、これは矛盾とでもいうのかな!
voice: vo_adv_2014008_020
覇瞳皇帝:
【chara 106914 face 1 (normal)】
そうみたいね──【chara 106914 face 2 (joy)】
じゃあ、諦めてくれるかしら?
voice: vo_adv_2014008_021
クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】
否だ、否々! ならば──
力づくで絶対の神を貶め! 我が刃に口づけさせて!
【chara 107111 face 1 (normal)】
その上で再度、同じ問いかけをするしかなかろうさ!
voice: vo_adv_2014008_022
覇瞳皇帝:
【chara 106914 face 4 (sad)】
ああ──不愉快極まりないわね!
【chara 106914 face 3 (anger)】
できもしないあなたの大言壮語は!
movie: 201400801
voice: vo_adv_2014008_023
ラジラジ:
【chara 107312 face 6 (surprised)】
……クリスティーナの、渾身の一撃……
それでも、防がれた……!
voice: vo_adv_2014008_024
クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】
……そのようだな。
だが……どうかしたか? 陛下。
【chara 107111 face 1 (normal)】
防御に使う魔力が、さっきまでより大きくなったようだぞ?
voice: vo_adv_2014008_025
覇瞳皇帝:
【chara 106914 face 6 (surprised)】
『覇瞳天星』の精度が、下がっている……
【chara 106914 face 4 (sad)】
……端末の魔物だけでなく、
シャドウたちまで虱潰しにされているみたいね……
voice: vo_adv_2014008_026
覇瞳皇帝:
【chara 106914 face 6 (surprised)】
こちらの絡繰りを見破ったネネカが、
あの子に入れ知恵をしたってところかしら。
【chara 106914 face 4 (sad)】
まったく、疎ましいったら……!
voice: vo_adv_2014008_027
覇瞳皇帝:
【chara 106914 face 1 (normal)】
……そこをどきなさい、クリスティーナ。
voice: vo_adv_2014008_028
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
どく?
【chara 107111 face 3 (anger)】
つまらない冗談はやめてくれ。ワタシはアナタの
足止めを依頼されている……それを破るつもりは無い。【chara 107111 face 1 (normal)】
それに……
voice: vo_adv_2014008_029
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
何より──こんな楽しい楽しい遊びを、途中で放り出せるものかよ!
voice: vo_adv_2014008_030
ラジラジ:
【chara 107312 face 1 (normal)】
我々も、覚悟の上であなたと事を構えているということです。
【chara 107312 face 3 (anger)】
あなたにもそれなりの対価を払ってもらいますよ、覇瞳皇帝。
voice: vo_adv_2014008_031
覇瞳皇帝:
【chara 106914 face 4 (sad)】
まったく、どいつもこいつも……しょうがない連中ね。
【chara 106914 face 1 (normal)】
ええ、わかったわ……
voice: vo_adv_2014008_032
覇瞳皇帝:
【chara 106914 face 4 (sad)】
ならばこちらも、手変わりをするとしましょう。
本当に……【chara 106914 face 3 (anger)】
業腹なのだけれど。
voice: vo_adv_2014008_033
ラジラジ:
【chara 107312 face 3 (anger)】
クリスティーナ……気を付けて。
彼女の気配が変わりました。
voice: vo_adv_2014008_034
クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】
そのようだが──【chara 107111 face 1 (normal)】
まあ、なんでもいいさ。
ワタシと遊んでくれるならな。
【chara 107111 face 2 (joy)】
さあ、ダンスの続きをするとしようか、陛下!