2部 第3章 第2話
王宮でペコリーヌたちと再会したサレンは、【レイジ・レギオン】の脅威や揺れ動く王宮の現状を聞き、人材の不足する【王宮騎士団(NIGHTMARE)】に協力してほしいとジュンより打診を受ける。


-------------- situation:
再会と約束
--------------

-------------- place:
ランドソル王城~執務室~
--------------

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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 やぁ、サレンちゃん。
しばらくぶりだね。

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ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】 わざわざ王宮まで来てくれて、【chara 105812 face 2 (joy)】 ありがとうございます!

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サレン:
【chara 105812 face 1 (normal)】 【chara 102811 face 2 (joy)】 どういたしまして、ユースティアナ陛下。
【chara 102811 face 1 (normal)】 知らない仲ではありませんし、
御召とあらば喜んで馳せ参じますわ。それに……

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サレン:
【chara 102811 face 2 (joy)】 プリンセスに復帰してからご挨拶させていただくのは、はじめてですね。
あらためて……【chara 102811 face 1 (normal)】 【サレンディア救護院】のギルドマスター、サレンです。
陛下におかれましては、ご健勝のこととお慶び申し上げます。

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ペコリーヌ:
【chara 105812 face 4 (sad)】 えーっと……【chara 105812 face 1 (normal)】 サレンさん。もし良かったらなんですけど。
あんまり堅苦しいのは、ナシにしちゃいませんか?
今ここには、わたしたちしかいませんから。

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サレン:
【chara 102811 face 2 (joy)】 ……ふふっ。
【chara 102811 face 1 (normal)】 王宮勤めから離れてだいぶ経つし、
言葉遣いとかを気にしなくていいのは、あたしとしても助かります。

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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 サレンちゃんのことだから、礼儀作法くらい……
今でも、そこらの貴族より上手くこなせるだろうに。
その謙遜っぷりは、変わらずだね。

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サレン:
【chara 102811 face 2 (joy)】 もうっ。
『ちゃん』付けはやめてくださいね、ジュンさん。
【chara 102811 face 1 (normal)】 そっちこそ、相変わらずなんだから。

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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 すまない、つい。
……なんだか、懐かしいやり取りだね。
はは。

--- Switch scene ---

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サレン:
【chara 102811 face 2 (joy)】 ふふっ、そうですね。
【chara 102811 face 1 (normal)】 前にお話しさせてもらったときは
クリスティーナのせいで、獣人族ともめちゃって……

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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 あのときはあのときで、大変だったね。
マホさんは元気にしているだろうか……

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サレン:
【chara 102811 face 1 (normal)】 ええ、元気みたい。あたしも直接会ってるわけじゃないけど、
このところ、【自警団(カォン)】をはじめとした獣人族との貿易は
順調になってきてるみたいで……

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サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】 っと。ごめんなさい陛下……【chara 102811 face 1 (normal)】 じゃなくて、ペコリーヌさん。
置いてけぼりにしちゃったわよね。

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ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】 いえいえ!
【chara 105812 face 2 (joy)】 今のやりとりだけでも、ジュンさんとサレンさんが
仲良しさんだっていうのは伝わりました☆

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ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】 それに……ジュンさんが信頼する人だったら、
わたしにとっても信頼できる人ってことです。
わたしはジュンさんのこと、信頼してますからねっ。

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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 陛下……面と向かってそう言われると、少々居心地が悪いです。
私には、覇瞳皇帝からいいように手駒にされた──
いわば前科があるわけで。

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ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】 洗脳装置を使われちゃってたんですから、
それはしょうがないですよっ!
わたしに仕えると誓ってくれた時から、何度も言ってますけど……

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ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】 つまりですね、あまり気にしないでください。
もとはといえば、覇瞳皇帝に玉座を奪われちゃったことは
わたしの責任でもあるんですから。

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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 かたじけなく思います……陛下。

--- Switch scene ---

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サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】 ひょっとして……
そんな調子で、覇瞳皇帝に与した貴族や兵士たちを、
みんな許して回ったんですか?

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ペコリーヌ:
【chara 105812 face 2 (joy)】 えへへ。
【chara 105812 face 1 (normal)】 ……私情も、ちょっとだけありますけどね?

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サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】 私情……?

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ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】 はい。
わたしは……大好きなお友だちを、守りたかったんです。

--- Switch scene ---

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ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】 その子は、覇瞳皇帝の側近みたいな立場で。
わたしを狙うために、身分を隠して近づいてきて……
【chara 105812 face 4 (sad)】 そのあと、本当のことがわかって。ケンカして……

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voice: vo_adv_2103002_024
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 4 (sad)】 でも。
【chara 105812 face 1 (normal)】 最後には、わたしたちと一緒にいることを選んでくれました。
彼女がいなかったら、わたしたちは負けちゃってました。

--- Switch scene ---

still display end
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ペコリーヌ:
【chara 105812 face 4 (sad)】 ……とはいえ……何も知らない人たちから見れば、
その子はやっぱり、覇瞳皇帝の側近の罪人です。
だから……

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サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】 だから、みんなを許すことで
『彼女』が責められにくい状況を作った……と。

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ペコリーヌ:
【chara 105812 face 4 (sad)】 はい。【chara 105812 face 1 (normal)】 ……ほんとに、私情ですよね。
旅の暮らしが長かったせいで、王族らしい公平な振る舞いっていうの
ちょっと忘れちゃってるみたいで。……よく怒られるんです。

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サレン:
【chara 102811 face 1 (normal)】 ……そうね。
そうかもね。

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サレン:
【chara 102811 face 1 (normal)】 友だちのために、王権を利用する一方で……
【chara 102811 face 6 (surprised)】 その意味を理解して、後ろめたくも思ってる、か。
ふぅん……

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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 ……サレン?

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ペコリーヌ:
【chara 105812 face 4 (sad)】 ……えっと……
不愉快な気持ちに、させてしまいましたか?

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サレン:
【chara 102811 face 1 (normal)】 ふふっ。
その反対。
なんだかあたし、あなたのこと、もっと好きになれそうよ。

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サレン:
【chara 105812 face 6 (surprised)】 【chara 102811 face 2 (joy)】 なーんて、ちょっと馴れ馴れしかったかしら。
【chara 102811 face 1 (normal)】 不敬をお許しくださいね、陛下?

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ペコリーヌ:
【chara 105812 face 2 (joy)】 えへへっ、もちのロンです♪

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2人:
【chara 102811 face 2 (joy)】 【chara 1 face 1 (normal)】 ──ふふっ♪
──あはは☆

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ジュン:
【chara 105812 face 1 (normal)】 【chara 104711 face 1 (normal)】 ……さてと……
風通しが良くなったところで、本題に移らせてもらうとしようか。

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サレン:
【chara 102811 face 1 (normal)】 そうね。
【chara 102811 face 6 (surprised)】 本当は、楽しいお茶会を続けたいけど……
【chara 102811 face 1 (normal)】 このメンバーじゃ、そうも行かないわよね。

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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 うん……今日、サレンに来てもらったのは、他でもない。
元【王宮騎士団(NIGHTMARE)】副団長として、
私たちに、協力してもらいたいからなんだ。

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サレン:
【chara 102811 face 1 (normal)】 ……

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ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】 そんなお願いをすることになった、前提として……
こちらの持っている情報を伝えさせてください。
【chara 105812 face 3 (anger)】 ──この街を狙っている、敵について。

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サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】 ──【レイジ・レギオン】、ね……
【chara 102811 face 4 (sad)】 その名前は初めて聞いたけど。
でもここ最近、街で魔物騒ぎが起きてることくらいは知ってるわ。

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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 襲撃は、すでに3度か。
ただのテロリストというには、危険すぎる連中だ。

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ペコリーヌ:
【chara 105812 face 3 (anger)】 使う魔物も手ごわいですが……
カリザって子どもも、ランファっていう女の人も、
ものすごく強かったです。【chara 105812 face 4 (sad)】 転移魔法まで使ってましたし……

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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 情けない話だけど……現状の【王宮騎士団(NIGHTMARE)】は、
覇瞳皇帝の乱から立ち直ってなくてね。

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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 特に、指揮を任せられる人員が絶対的に不足しているんだ。
とてもではないけれど、この広い街をカバーしきれない。

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サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】 それで、あたしをスカウト……ってことですか。
【chara 102811 face 4 (sad)】 でもジュンさん。
あたしはもう、一線を引いた身よ。

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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 それはもちろん、わかってるけど……

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サレン:
【chara 102811 face 4 (sad)】 出戻りに期待するよりも先に、
【chara 102811 face 6 (surprised)】 中の人員を取り立てる方が組織としても良くないかしら?
ほら、『立場が人をつくる』って言うし。

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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 ……すまない。私の言葉が足りなかったね。
正しくは……『兵を任せられて』
なおかつ、『信頼ができる』人材が足りないんだ。

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サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】 あぁ……なるほど。
そういうことですか。

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サレン:
【chara 102811 face 1 (normal)】 理由はどうあれ、寛大な恩赦を与えたおかげで
『陛下』の度量の広さを示すことは出来た。
その措置に、感謝する人たちも多いでしょう。【chara 102811 face 4 (sad)】 ……でも……

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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 その寛大さにつけこんで、
私腹を肥やさんとする者が出ないとはいえない。

voice: vo_adv_2103002_053
サレン:
【chara 102811 face 3 (anger)】 横領、収賄、職務怠慢……
下手をすると、反乱の危険さえも
考えなくちゃいけないでしょうね。

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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 まだ、そういう証拠を握ったわけじゃないけどね。
でも覇瞳皇帝がいなくなったあと、
貴族たちのタガが外れかけているのは事実だ。

voice: vo_adv_2103002_055
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 4 (sad)】 力と恐怖で押さえつけてた、覇瞳皇帝の支配と違って……
わたしの場合、みなさんを信頼するしかありません。
でも、足をすくわれるような危険は、出来るだけ減らしたいんです。

voice: vo_adv_2103002_056
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 クリスちゃんも、裏表が無いという意味では信頼できたんだけど。
覇瞳皇帝がいないこの国はつまらないと言って、旅に出てしまって。

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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 そして、副団長を任せていたオクトーくんは原因不明の失踪……
ついでに、オクトーくんの相棒を名乗っていた子も、
彼を探しに出て行ってしまった。

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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 トモちゃんやマツリちゃんたちはよくやってくれているが、
いかんせんまだ若輩ではあるからね。
これ以上の無理はさせたくないんだ……

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サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】 ……あなたたちの状況は、よくわかったわ。
【chara 102811 face 4 (sad)】 でも……
……うぅん……

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ペコリーヌ:
【chara 105812 face 4 (sad)】 ……

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ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 やっぱり……子どもたちのことが?

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サレン:
【chara 102811 face 4 (sad)】 ええ……ごめんなさい。

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サレン:
【chara 102811 face 4 (sad)】 ふたりの力になりたいって気持ちは、確かにあるのよ。
【chara 102811 face 3 (anger)】 でも、隊を率いるとなると……片手間というわけにはいかない。
【chara 102811 face 4 (sad)】 救護院の長としての仕事は出来なくなるわ。

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サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】 相応の給金をもらえれば、その仕事を誰かに
肩代わりしてもらうことは
出来るかもしれないけど……

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サレン:
【chara 102811 face 4 (sad)】 ……でもね。【chara 102811 face 3 (anger)】 もし、あたしの目の届かないところで、
子どもたちが傷つくようなことがあったとしたら。
【chara 102811 face 4 (sad)】 ……とてもじゃないけど、耐えられないわ。

voice: vo_adv_2103002_066
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 サレンちゃん……

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ペコリーヌ:
【chara 105812 face 4 (sad)】 すみません、サレンさん。
無理なお願いをしてしまって。

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サレン:
【chara 102811 face 4 (sad)】 ううん。
こっちこそ、ほんとにごめんね。
できることなら、可能な限り手伝わせてほしいんだけど……

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サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】 といっても、何が出来るやらってところだけど。
【chara 102811 face 1 (normal)】 こっちは万年財政難の救護院だしね。

voice: vo_adv_2103002_070
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】 えっへへー
実は、そんなサレンさんに
渡しておきたいものがありまして。

voice: vo_adv_2103002_071
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】 ──これを。

voice: vo_adv_2103002_072
サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】 えっ……何この袋、ルピが入ってるじゃない。
これをあたしに?

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サレン:
【chara 102811 face 4 (sad)】 依頼は断ったのに……どうして?

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ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】 ほら。
前に約束したじゃないですか、
『お姫さまに戻れたら、救護院に資金の援助をします』って。

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サレン:
【chara 102811 face 6 (surprised)】 あ。
あぁー……
エリザベスパークでの別れ際、言ってたわねそんなこと……

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サレン:
【chara 102811 face 1 (normal)】 ペコリーヌさん、よく覚えてたわね。
【chara 102811 face 2 (joy)】 あたしのほうだって、言われるまで忘れちゃってたのに。

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ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】 お姫さまに戻るまでのあいだで、
みなさんにたっくさん借りを作っちゃいましたからね。
ひとつずつ、少しずつでも、ちゃんと返していきたいんです。

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サレン:
【chara 102811 face 1 (normal)】 それじゃあ……遠慮なく、使わせてもらうとするわ。
【chara 102811 face 2 (joy)】 たまには子どもたちに、美味しいものを食べさせてあげたいしね。

voice: vo_adv_2103002_079
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 2 (joy)】 わぁっ☆
いいですね、ぜひそうしてあげてください……【chara 105812 face 6 (surprised)】 あっ。

voice: vo_adv_2103002_080
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 2 (joy)】 えへへ。
つい、お腹が鳴っちゃいました。

voice: vo_adv_2103002_081
サレン:
【chara 105812 face 1 (normal)】 【chara 102811 face 2 (joy)】 ふふ。プリンセスとしてのお仕事、忙しいでしょうけど……
よかったら、今度うちに遊びに来て。
【chara 102811 face 1 (normal)】 あたしの手料理でよければ、歓迎するわ。

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ペコリーヌ:
【chara 105812 face 6 (surprised)】 ほんとですかっ?
【chara 105812 face 2 (joy)】 ぜったいぜったい、お邪魔させてもらっちゃいます☆

voice: vo_adv_2103002_083
ジュン:
【chara 105812 face 1 (normal)】 【chara 104711 face 1 (normal)】 迂闊なことを言うものじゃないよ、サレンちゃん。
我らがプリンセスは大食いであらせられる。
下手したら、そちらの食糧庫が空っぽになりかねないくらいのね。