2部 第6章 第10話
貴族議長・ゴウシンの策略によってギルドを放逐されたクレジッタ。刺客からの逃亡を続けるがついに追いつかれ命の危機に陥る。これまでの己の悪事を振り返り、クレジッタは覚悟を決めるのだった。


-------------- situation:
末路
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 一方、ランドソル──

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クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】 はぁ、はぁっ……!

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 【リッチモンド商工会】を放逐されたクレジッタは、
ゴウシンの差し向けた刺客たちから命を狙われていた。

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チンピラ1:
【chara 911 face 1 (normal)】 いやがったぞ!
あそこだァ!

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クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】 くぅっ……!

voice: vo_adv_2106010_003
チンピラ2:
【chara 811 face 2 (joy)】 へっへ!
追い詰めたぜえ?

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チンピラ1:
【chara 911 face 3 (anger)】 もう逃げられねーぞ!
【chara 911 face 2 (joy)】 テメーをぶち殺して、オレらは報酬タップリだァ!

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クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】 ……ね、ねぇ、貴方たち……
【chara 118011 face 1 (normal)】 お金が目当てなら、わたくしの財布を差しあげるわ。
【chara 118011 face 4 (sad)】 どうかこれで、見逃してくれませんこと……?

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チンピラ1:
【chara 911 face 2 (joy)】 ヒュウ!
この財布、金貨がパンパンだァ!

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チンピラ2:
【chara 811 face 2 (joy)】 へっ!
ありがとさん!
【chara 811 face 1 (normal)】 ……だけどなぁ……?

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チンピラ1:
【chara 911 face 3 (anger)】 テメーの有り金は、ぜーんぶオレたちのもんだァ!
【chara 911 face 2 (joy)】 んでもって……テメーを始末した報酬も、
ぜーんぶオレたちのもんだァ!

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チンピラ2:
【chara 811 face 2 (joy)】 ヒャッヒャ!
そーゆーこったぜえ?

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クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】 ……~~っ!!

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クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】 ──はぁ。
このテの人たちって本当に、どうしてこうもわかりやすいのかしら。
【chara 118011 face 1 (normal)】 ま……『お客様』といったところですわね。

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チンピラ1:
【chara 911 face 3 (anger)】 あァッ!?
テメー何言って……

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チンピラ2:
【chara 811 face 6 (surprised)】 ……っ!?
おい兄弟、なんだそりゃっ!?

クリーピングコイン:
【chara 191914 face 1 (normal)】 ──ギチギチ、ギチギチギチ!!

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チンピラ1:
【chara 911 face 6 (surprised)】 ひっ!?
金貨が、動いたァ!?

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チンピラ2:
【chara 811 face 6 (surprised)】 いでっ!
いでででっ!?
金貨が噛んだあぁっ!?

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チンピラ1:
【chara 911 face 6 (surprised)】 こいつ、この前街で暴れてた魔物かよっ!?
なんでテメーがっ……【chara 911 face 4 (sad)】 いででっ!

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クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】 クリーピングコイン、とかいう疑似生命体ですわ。
元々は敵が作ったものですけれど……
【chara 118011 face 1 (normal)】 わたくし、お金の扱いは少々得意なもので。

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クレジッタ:
【chara 118011 face 2 (joy)】 ではでは、ごきげんよう。
お約束通り、その財布は丸ごと差し上げます。
【chara 118011 face 1 (normal)】 あれほど欲しがっていたお金と、ごゆっくりお過ごしくださいな。

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チンピラたち:
【chara 1 face 1 (normal)】 いでででで~っ!!!

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クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】 ……はぁ、はぁ……

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クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】 まったく……か弱い乙女ひとりを暗殺するのに、
【chara 118011 face 3 (anger)】 いったい何人差し向けてるってのかしらあのクソ議長は……
【chara 118011 face 4 (sad)】 いえ、お排泄物議長は……

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クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】 ……などと、言い直したところで……
もはや、気にする者も……誰もいないのですわね……

voice: vo_adv_2106010_023
クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】 ギルドマスターの権利を強引に剥奪されたと、
法に訴えたところで……議長に揉み消されるのがオチでしょうし。
そもそもわたくし自身、叩けばホコリが出る身……

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クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】 私財を奪われれば、他に頼るべきものも何もなく。
回収したクリーピングコインも、
今のでもう、1枚残らず使い切ってしまいましたし……

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クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】 金の切れ目が命の切れ目……ということなのでしょうね。
【chara 118011 face 3 (anger)】 ……これ以上、そう長くは……追っ手をしのぎ続けるなど、
できそうにありませんわ……

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クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】 ……あのお姫さまのこと、
さんざんに甘ちゃんだのと罵倒しておきながら。
……わたくしも結局、甘かったと……そういうことなのかしら……

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追っ手の声1:
【chara 1 face 1 (normal)】 こっちだ!
こっちに逃げやがった、間違いねェ!

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追っ手の声2:
【chara 118011 face 3 (anger)】 【chara 1 face 1 (normal)】 あいつを殺れば、一攫千金らしいぜ!
絶対逃がすな!

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クレジッタ:
【chara 118011 face 6 (surprised)】 っ……!
【chara 118011 face 3 (anger)】 そんな簡単に……
儲けさせてなど、やるものですかぁっ……!

voice: vo_adv_2106010_030
クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】 ……ぜ……は……

voice: vo_adv_2106010_031
クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】 ……っ……

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クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】 っ……
もう……、歩くこともできませんか……

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クレジッタ:
【chara 118011 face 6 (surprised)】 ……ん……

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クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】 ああ……こんな時だというのに。
我ながら、はしたない……

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クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】 これほどひもじさを感じるなんて、いつ以来ですかしら……
なにやら、懐かしくすらありますわね……
子供のころは空きっ腹など、当たり前のことでしたのに……

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追っ手:
【chara 1 face 1 (normal)】 いたぞ!
あそこだ、倒れてる!

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【黄金の手】兵士:
【chara 4311 face 1 (normal)】 よし、チャンスだっ!

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クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】 …………

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クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】 貧しさから、のし上がるため……他人を蹴落とし、裏を掻き。
ひたすら汚く、金勘定のみに邁進してきたわたくしにとって……

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チンピラ1:
【chara 911 face 3 (anger)】 追いついたぞこのアマァ!

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チンピラ2:
【chara 811 face 3 (anger)】 やっちまえーっ!

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クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】 お似合いの末路──というやつですわね。
この、ドブ臭い路地裏は……

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ペコリーヌ:
【chara 105811 face 3 (anger)】 王家の装備!
腹八分目パワーっ!!

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チンピラ2:
【chara 811 face 6 (surprised)】 なぁあっ!?

voice: vo_adv_2106010_045
クレジッタ:
【chara 118011 face 6 (surprised)】 ──っ!?

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追っ手:
【chara 1 face 1 (normal)】 あ、あんたはっ……

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キャル:
【chara 106011 face 3 (anger)】 ──ライトニングバインド!

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追っ手たち:
【chara 1 face 1 (normal)】 ぎゃあああっ!?

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ペコリーヌ:
【chara 105811 face 3 (anger)】 クレジッタさん!
ご無事ですかっ!

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クレジッタ:
【chara 118011 face 5 (shy)】 お、お、お……

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クレジッタ:
【chara 118011 face 5 (shy)】 お姫さまっ!?
なぜ、何故このような場所に……!

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キャル:
【chara 106011 face 3 (anger)】 見てわかんないの?
【chara 106011 face 1 (normal)】 あんたを助けに来たに決まってんでしょーが。

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ペコリーヌ:
【chara 105811 face 1 (normal)】 そういうことです☆
【chara 105811 face 2 (joy)】 ぶいっ!

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クレジッタ:
【chara 118011 face 5 (shy)】 で、ですから、それが何故だと……
【chara 118011 face 1 (normal)】 ……ははぁ……

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クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】 残念でしたわねっ!
【chara 118011 face 4 (sad)】 助けた感謝料をせびろうというのなら、アテが外れております!
わたくしには……【chara 118011 face 3 (anger)】 もう、一銭たりとも残っておりませんのよ……!

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クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】 ……そうですわ。
築いてきた富も、【リッチモンド商工会】も……
わたくしには、もう何も……、何も残されてなど……!

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ペコリーヌ:
【chara 105811 face 6 (surprised)】 本当に、そうですか?

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クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】 ……え……?

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秘書:
【chara 6111 face 4 (sad)】 …………

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クレジッタ:
【chara 118011 face 6 (surprised)】 あ、貴女……

voice: vo_adv_2106010_061
ペコリーヌ:
【chara 105811 face 1 (normal)】 クレジッタさんの秘書さんは、お城の警備のひとに止められても
わたしのところに駆け込んできてくれたんです。
【chara 105811 face 3 (anger)】 あなたのことを、助けてほしいって。

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ペコリーヌ:
【chara 105811 face 1 (normal)】 クレジッタさんが、秘書さんの雇い主じゃなくなった後なら……
秘書さんのしたことは、お金とは何も関係ないことじゃないですか。

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秘書:
【chara 6111 face 4 (sad)】 ……
ええと……
誤解、しないでくださいね?

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秘書:
【chara 6111 face 6 (surprised)】 私としては、労働環境の悪化が見過ごせなかっただけです。
天下りの貴族からセクハラを受けるくらいならば、
ブラック企業のほうがまだマシだと判断したまでのことなので。

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クレジッタ:
【chara 118011 face 5 (shy)】 ちょっ、貴女っ……!

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秘書:
【chara 6111 face 6 (surprised)】 ですが──【chara 6111 face 2 (joy)】 ご無事で何よりでした。
クレジッタさま。

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クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】 ……ッ……

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ペコリーヌ:
【chara 105811 face 1 (normal)】 というわけですから……【chara 105811 face 2 (joy)】 良かったですね、クレジッタさん☆

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クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】 ……勝手に……、良かったことに……
しないでくださるかしら……

voice: vo_adv_2106010_070
ペコリーヌ:
【chara 105811 face 6 (surprised)】 えっ?

voice: vo_adv_2106010_071
クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】 秘書が助けを求めたとしたって、
お姫さまがわたくしを助ける理由はないでしょう!
何故なら……!

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クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】 何故なら、そう!
【chara 118011 face 4 (sad)】 わたくしはっ、お姫さまっ!
貴女を暗殺しようとしましたのよッ!?

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ペコリーヌ:
【chara 105811 face 6 (surprised)】 えっ?
そうなんですか?

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クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】 えぇ、えぇ!
この前ご一緒した際、タコ焼きに毒を盛ってさしあげるつもりでしたの。
【chara 118011 face 4 (sad)】 残念ながら、【レイジ・レギオン】に先を越されてしまいましたけれど?

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秘書:
【chara 6111 face 4 (sad)】 で、ですがクレジッタさま。
それは事情があったからで……

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クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】 その事情もまた、わたくしの身から出た錆。
【chara 118011 face 4 (sad)】 貴族たちに取り入って復興事業を斡旋させたり、会計の誤魔化しなどを
したせいで、逃げ道がなくなってしまいましたの。

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キャル:
【chara 106011 face 4 (sad)】 あ、あんたそんなことしてたの……

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ペコリーヌ:
【chara 105811 face 4 (sad)】 うーーーーーん……
でも……

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ペコリーヌ:
【chara 105811 face 6 (surprised)】 クレジッタさんが
わたしを殺そうとしたっていう証拠が、【chara 105811 face 2 (joy)】 ありません。
【chara 105811 face 1 (normal)】 結果的には、何もされなかったわけですし。

voice: vo_adv_2106010_080
キャル:
【chara 106011 face 1 (normal)】 そーねー
【chara 106011 face 4 (sad)】 ……あたしなんて、ほんとにペコリーヌのこと
ぶっ殺しちゃうところだったし……

voice: vo_adv_2106010_081
ペコリーヌ:
【chara 105811 face 2 (joy)】 あはは☆
そういえばそんなことも、ありましたね~

voice: vo_adv_2106010_082
クレジッタ:
【chara 118011 face 6 (surprised)】 なっ……

voice: vo_adv_2106010_083
ペコリーヌ:
【chara 105811 face 1 (normal)】 たしかに、立場を利用してお金儲けしたのは悪いことですけど。
【chara 105811 face 6 (surprised)】 でもそうして蓄えた資産とかギルドの権利とか、
全部なくなっちゃったんですよね? 【chara 105811 face 1 (normal)】 秘書さんから聞いてます。

voice: vo_adv_2106010_084
ペコリーヌ:
【chara 105811 face 1 (normal)】 じゃあもう、クレジッタさんから
取り上げるものなんて、ないじゃないですか。
罰することなんて、できないですよ。

voice: vo_adv_2106010_085
クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】 ……処罰、しないとおっしゃるの……?
わたくしの罪科を、ろくに確かめもせずに……

voice: vo_adv_2106010_086
ペコリーヌ:
【chara 105811 face 2 (joy)】 はい☆
無罪放免です♪

voice: vo_adv_2106010_087
ペコリーヌ:
【chara 105811 face 1 (normal)】 あと、良かったらこれをどうぞ。

voice: vo_adv_2106010_088
クレジッタ:
【chara 118011 face 6 (surprised)】 これは……?

voice: vo_adv_2106010_089
ペコリーヌ:
【chara 105811 face 2 (joy)】 おにぎりです!
クレジッタさん、お腹すいてるみたいですし☆

voice: vo_adv_2106010_090
クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】 ……っ!!
本ッッ当に甘ちゃんですわね!
【chara 118011 face 4 (sad)】 これだから、生まれに恵まれたお姫さまはっ……!

voice: vo_adv_2106010_091
キャル:
【chara 106011 face 4 (sad)】 ……あんたね。
【chara 106011 face 3 (anger)】 知らないんなら教えてあげるけど。
【chara 106011 face 4 (sad)】 結構苦労してんのよコイツも。

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キャル:
【chara 106011 face 4 (sad)】 一時はみんなから忘れられて、何もかも失って。
ひとりぼっちで野宿したり、バイトしたりで食いつないで。
魔物や暗殺者に、殺されかかったりとか……ね。

voice: vo_adv_2106010_093
クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】 …………

voice: vo_adv_2106010_094
ペコリーヌ:
【chara 105811 face 4 (sad)】 キャ、キャルちゃん~っ!

voice: vo_adv_2106010_095
キャル:
【chara 106011 face 6 (surprised)】 【chara 105811 face 2 (joy)】 【chara 106011 face 6 (surprised)】 わひゃんっ!?

voice: vo_adv_2106010_096
ペコリーヌ:
【chara 105811 face 5 (shy)】 キャルちゃんが、わたしをそんなに褒めてくれるなんて!
【chara 105811 face 2 (joy)】 もしかしてデレ期ってやつなんですか~っ!?

voice: vo_adv_2106010_097
キャル:
【chara 106011 face 3 (anger)】 違うわよっ!
離せバカぁ!

voice: vo_adv_2106010_098
クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】 だ、だとしても……!
商売人として……施しなど、受け取るわけには参りません!
無償より高いモノなど、この世にございませんでしてよ!

voice: vo_adv_2106010_099
クレジッタ:
【chara 118011 face 5 (shy)】 第一わたくしを、無罪放免ですって!?
【chara 118011 face 3 (anger)】 国家の最高指導者がそのように甘ったるくて……
魑魅魍魎の蔓延る社会を切り盛りできるなど、思わないでくださいまし!

voice: vo_adv_2106010_100
ペコリーヌ:
【chara 105811 face 2 (joy)】 あはは……【chara 105811 face 1 (normal)】 そうですね。
返す言葉もありません。

voice: vo_adv_2106010_101
クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】 ……くぅぅぅ~っっ!!
これだからわたくしは、【chara 118011 face 4 (sad)】 貴女のことが嫌いなのです!

voice: vo_adv_2106010_102
クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】 考えなしで!
エコヒイキで!
【chara 118011 face 4 (sad)】 人をおにぎりなんかで釣ろうとしてっ!

voice: vo_adv_2106010_103
クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】 そんなあなたが、わたくしは……
わたくしはっ……
わたくしはぁぁぁっ……!

voice: vo_adv_2106010_104
クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】 …………あむっ……

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_2106010_105
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】 こんなわたしですけど……
これからも、クレジッタさんのような優秀な方に、
助けてもらえれば、とってもありがたいです。

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_2106010_106
クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】 わたくしは──!

voice: vo_adv_2106010_107
クレジッタ:
【chara 118011 face 5 (shy)】 あなたに忠誠を誓いますわ!!
【chara 118011 face 4 (sad)】 ユースティアナ陛下ぁっ!!

voice: vo_adv_2106010_108
ペコリーヌ:
【chara 105811 face 6 (surprised)】 えっ──

voice: vo_adv_2106010_109
みんな:
【chara 1 face 1 (normal)】 ええええええッッ!?!?

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