2部 第7章 第5話
クーデターの一件でぺコリーヌの信頼を増したネネカは、もはやランドソルの実権は手のひらの上も同然だと一人ほくそ笑む。そこへ侵入したカリザの挑発に静かな怒りをたたえ、大勢の分身で圧倒するのだった。
-------------- situation:
変貌大妃の狙い
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
──ネネカの隠し拠点──
voice: vo_adv_2107005_000
ネネカ:
【chara 107011 face 4 (sad)】
…………
voice: vo_adv_2107005_001
ネネカ:
【chara 107011 face 4 (sad)】
……ふぅ……
voice: vo_adv_2107005_002
ネネカ:
【chara 107011 face 4 (sad)】
分身体とはいえ……
あれだけクレープを食べさせられると。
胸がつかえたような気持ちになりますね……
voice: vo_adv_2107005_003
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
……にしても……
voice: vo_adv_2107005_004
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
……ゴウシン議長。
まさか、あれほど短絡で強硬な手に出るとは思いませんでした……
voice: vo_adv_2107005_005
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
無能な人物であることは、重々承知していましたが。
【chara 107011 face 6 (surprised)】
私の勘では、議長の背後で何者かが糸を引いていると……
そう思わせる動きをしていたはず。
voice: vo_adv_2107005_006
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
それがこうも、あっさりと失敗してしまうとは。
これでは泳がせていた甲斐というものがありませんね。
voice: vo_adv_2107005_007
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
まぁ……私の勘が正しいかどうかは、
後ほど尋問などでもしてみれば明らかになるでしょう。
【chara 107011 face 2 (joy)】
監視の目が緩んだ折に……ね。
voice: vo_adv_2107005_008
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
それに……ゴウシン議長の反乱も、全くの無駄ではありませんでした。
この騒動で、結果的に王宮の結束は強まったようですし。
【chara 107011 face 2 (joy)】
私も、ペコリーヌからの信頼をさらに得ることができました。
voice: vo_adv_2107005_009
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
真那の脱走防止、影武者としての役割……
そして、今回の騒動で失脚する文官たちの後釜に、
私の分身を据えれば……
voice: vo_adv_2107005_010
ネネカ:
【chara 107011 face 2 (joy)】
……ふふ。
もはやこの国の実権は、私の手のひらの上も同然……
voice: vo_adv_2107005_011
ネネカ:
【chara 107011 face 2 (joy)】
おわかりですか、議長?
陰謀とは、極力ひっそりと。
誰にも気づかせずに進めるものなのですよ……このように、ね。
voice: vo_adv_2107005_012
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
ランドソルの実権。
真那の知識と魔力。
これらはもはや、私の手に収めたと言っていいでしょう。
voice: vo_adv_2107005_013
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
そして、あとは……私の最大の狙いを。
『彼女』を手に入れれば……
おそらくこの『懲役』も、終えることができる……
voice: vo_adv_2107005_014
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
ですが……
voice: vo_adv_2107005_015
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
……ミネルヴァ。
【chara 107011 face 4 (sad)】
いったい、今どこに……?
voice: vo_adv_2107005_016
ネネカ:
【chara 107011 face 4 (sad)】
…………
voice: vo_adv_2107005_017
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
もし、『彼女』がソルの塔にいないとなると。
現状唯一の手掛かりは、{player}だけですが……
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_2107005_018
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
……
魔法の警報装置が、反応を……
voice: vo_adv_2107005_019
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
……そろそろ来る頃合いだと思っていましたよ、【レイジ・レギオン】。
voice: vo_adv_2107005_020
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
いい加減、避けてまわるのも面倒になってきていたところです。
【chara 107011 face 2 (joy)】
このあたりで、教育してあげましょう……
七冠の恐ろしさというものを。
voice: vo_adv_2107005_021
カリザ:
【chara 191611 face 2 (joy)】
…………
voice: vo_adv_2107005_022
カリザ:
【chara 191611 face 2 (joy)】
……さーて。
変貌大妃のアジトはこのあたりか……
スライムたち:
【chara 191612 face 1 (normal)】
ぷるぷるっ。
voice: vo_adv_2107005_023
カリザ:
【chara 191611 face 6 (surprised)】
情報を解析した限りじゃ、ヤツのアジトはいくつかあるみてーだが。
【chara 191611 face 1 (normal)】
その中でランドソルに一番近いのがココだ。
【chara 191611 face 2 (joy)】
ま、この森が外れだったしてもシラミツブシにしてやるだけだがな。
voice: vo_adv_2107005_024
カリザ:
【chara 191611 face 6 (surprised)】
あー、変貌大妃さーん?
お届け物ですよー?
【chara 191611 face 2 (joy)】
テメーんちの庭を更地にしてやるサービスですよーっと。
voice: vo_adv_2107005_025
カリザ:
【chara 191611 face 2 (joy)】
……なーんつってな。
ま、ホイホイ出てくるワケねーよな。
スライムたち:
【chara 191612 face 1 (normal)】
……ぷるぷる?
voice: vo_adv_2107005_026
カリザ:
【chara 191611 face 1 (normal)】
チッ、変な目で見んじゃねーよ。
あぶり出すのがメンドクセーって思っただけだっつの。
【chara 191611 face 2 (joy)】
……んじゃ、そろそろ始めるとすっか。
voice: vo_adv_2107005_027
カリザ:
【chara 191611 face 3 (anger)】
──行けッ!
クソ魔獣ども!
魔物たち:
──グオオオオオッ!!
voice: vo_adv_2107005_028
カリザ:
【chara 191611 face 7 (special_a)】
ハッハー!
壊せ壊せッ!
根っこごと掘り起こして、奴を地下のアジトから引きずり出してやれァ!
魔物たち:
──グオオオオオッ!!
スライムたち:
【chara 191612 face 1 (normal)】
ぷるぷる……ぷる?
voice: vo_adv_2107005_029
カリザ:
【chara 191611 face 1 (normal)】
あん?
さっきからなんだよテメーら。
ハラでも減ったか?
スライムたち:
【chara 191612 face 1 (normal)】
ぷるる、ぷるる……
voice: vo_adv_2107005_030
カリザ:
【chara 191611 face 6 (surprised)】
違う? 【chara 191611 face 2 (joy)】
はんっ、もしかしてアレか?
こーやってオレらが騒いでっと、
変貌大妃のヤツがビビッて逃げんじゃねーかって心配してんのか?
voice: vo_adv_2107005_031
カリザ:
【chara 191611 face 7 (special_a)】
へっ、バァーカ。
このオレ様が、そんくらい考えてないワケねーだろーが。
【chara 191611 face 2 (joy)】
弱点のひとつくらい、ちゃーんと調べてきてるっての。
スライムたち:
【chara 191612 face 1 (normal)】
ぷる?
voice: vo_adv_2107005_032
ネネカ:
【chara 107011 face 2 (joy)】
そうですか……
興味深い話ですね。
私の弱点というのはいったい何でしょう?
voice: vo_adv_2107005_033
カリザ:
【chara 191611 face 1 (normal)】
──ケッ。
出やがったな……
voice: vo_adv_2107005_034
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
ずいぶんと荒々しいノックをしてくれましたし……
たとえ招かれざる客といえど、
今回は相応のもてなしをしてあげないといけませんね。
voice: vo_adv_2107005_035
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
あらためて……【chara 107011 face 1 (normal)】
七冠が一、変貌大妃。
【chara 107011 face 2 (joy)】
お初にお目にかかります、【レイジ・レギオン】のカリザ。
voice: vo_adv_2107005_036
カリザ:
【chara 191611 face 6 (surprised)】
あーあー知ってんよ。
いちいちカッコつけんじゃねェってのロリババアが。
voice: vo_adv_2107005_037
ネネカ:
【chara 107011 face 3 (anger)】
ロっ……!
voice: vo_adv_2107005_038
ネネカ:
【chara 107011 face 3 (anger)】
…………見た目通り、生意気な小学生といったところですね。
【chara 107011 face 1 (normal)】
失望しましたよ、【レイジ・レギオン】。
voice: vo_adv_2107005_039
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
話が通じる相手なら……色々と聞いてみたいこともあったのですが。
私たち七冠を何故捕らえようとするのか?
私たちの情報を集めて何をしようとしているのか……
voice: vo_adv_2107005_040
カリザ:
【chara 191611 face 6 (surprised)】
あぁ?
ンなことオレが知るかっての。
【chara 191611 face 7 (special_a)】
知ってても教えてやるかってんだ、ったりめーだろーがバーカ。
voice: vo_adv_2107005_041
ネネカ:
【chara 107011 face 3 (anger)】
………………
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_2107005_042
ペコリーヌ:
【chara 105811 face 3 (anger)】
わぁっ、年上の人にそんな言葉遣いしちゃったらだめですよっ?
voice: vo_adv_2107005_043
キャル:
【chara 106011 face 1 (normal)】
その曲がった口、叩き直してやるわ!
voice: vo_adv_2107005_044
コッコロ:
【chara 105911 face 3 (anger)】
わたくしたちがお相手いたします。
【レイジ・レギオン】……!
voice: vo_adv_2107005_045
{player}:
【chara 100011 face 3 (anger)】
…………
voice: vo_adv_2107005_046
カリザ:
【chara 191611 face 1 (normal)】
チッ!
【chara 191611 face 3 (anger)】
【美食殿】ども、どっから湧いてきやがったっ!?
voice: vo_adv_2107005_047
カリザ:
【chara 191611 face 2 (joy)】
……なーんてな。
【chara 191611 face 3 (anger)】
どうせテメーの分身だろうがッ!
voice: vo_adv_2107005_048
ペコリーヌたち?:
【chara 1 face 1 (normal)】
……ッ!
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_2107005_049
カリザ:
【chara 191611 face 2 (joy)】
ほーらやっぱり。
ネタが割れてる手品ってのはツマんねェなぁ、七冠さんよォ?
voice: vo_adv_2107005_050
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
能力が判明していること……【chara 107011 face 6 (surprised)】
それが私の弱点だとでも?
voice: vo_adv_2107005_051
コッコロ?:
【chara 105911 face 3 (anger)】
あまり、甘くみないでくださいませ。
voice: vo_adv_2107005_052
キャル?:
【chara 106011 face 1 (normal)】
こっちの分身が、3人や4人で終わりだと思ってるわけ?
voice: vo_adv_2107005_053
ペコリーヌ?:
【chara 105811 face 1 (normal)】
どんどんいきますよ~!
【chara 105811 face 2 (joy)】
やばいですね☆
voice: vo_adv_2107005_054
カリザ:
【chara 191611 face 3 (anger)】
ウジャウジャ湧いてきやがって!
一匹残らず潰してやらァ!
いくぞクソ魔獣どもッ!
魔物たち:
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_2107005_055
ペコリーヌたち?:
【chara 1 face 1 (normal)】
たあああーーーっ!
voice: vo_adv_2107005_056
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
………………
voice: vo_adv_2107005_057
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
なるほど……カリザという少年。
大口を叩くだけのことはあるようですね。
voice: vo_adv_2107005_058
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
彼の使役する魔獣たちに、
こちらの攻撃がほとんど効いていません。
【chara 107011 face 6 (surprised)】
何か特殊な強化を施しているようですが……
voice: vo_adv_2107005_059
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
もっとも、完全な無効化ではない様子ですね。
【chara 107011 face 3 (anger)】
威力をあげて、強引に捻り潰してしまうことは可能でしょう。
【chara 107011 face 1 (normal)】
ただ……魔力が勿体ないですし。【chara 107011 face 2 (joy)】
何より、美しくありません。
voice: vo_adv_2107005_060
ネネカ:
【chara 107011 face 2 (joy)】
私の権能を駆使すれば……
彼を陥れる手段など、いくらでも思いつきます。
知恵の方は、ゴウシン議長より少しマシな程度のようですね。
voice: vo_adv_2107005_061
ネネカ:
【chara 107011 face 2 (joy)】
「ネタ割れした手品」にからめ取られる屈辱というものを
たっぷりと味わわせてあげることにしましょうか……
voice: vo_adv_2107005_062
ペコリーヌたち?:
【chara 1 face 1 (normal)】
……!
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_2107005_063
カリザ:
【chara 191611 face 4 (sad)】
ぜぇ、はぁ……!
【chara 191611 face 3 (anger)】
オラ、どーだッ!!
全部叩き潰してやったぜッ!
voice: vo_adv_2107005_064
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
ご苦労さまでした。
【chara 107011 face 6 (surprised)】
ですが……息が上がっているようですね?
子どもには重労働でしたか?
voice: vo_adv_2107005_065
カリザ:
【chara 191611 face 3 (anger)】
うっせぇ!
いつまでもすまし顔してんじゃねーよロリババア!
voice: vo_adv_2107005_066
ネネカ:
【chara 107011 face 3 (anger)】
…………
また、その言葉を……
voice: vo_adv_2107005_067
カリザ:
【chara 191611 face 7 (special_a)】
ハハッ。
知ってんだぜェ?
【chara 191611 face 2 (joy)】
テメーが煽られるのに弱ェってコトはなァ!
voice: vo_adv_2107005_068
カリザ:
【chara 191611 face 2 (joy)】
つまりだ!
オレが好き勝手言ってやりゃあ、
テメーは逃げるのも忘れて、オレを狙ってくるってワケよ!
voice: vo_adv_2107005_069
ネネカ:
【chara 107011 face 4 (sad)】
……はぁ。
何かと思えば……くだらない。
【chara 107011 face 1 (normal)】
貴方から何を言われようが……私は痛痒も感じません。
voice: vo_adv_2107005_070
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
本当に買いかぶりだったようですね。
まるで、道化と会話しているようです……
voice: vo_adv_2107005_071
カリザ:
【chara 191611 face 3 (anger)】
あぁんっ!?
道化はテメーの方だろ!
このピエロババアがっ!!
voice: vo_adv_2107005_072
ネネカ:
【chara 107011 face 3 (anger)】
………………
voice: vo_adv_2107005_073
ネネカ:
【chara 107011 face 3 (anger)】
……訂正しなさい。
私はまだ24です。
ババアと呼ばれる筋合いはありません……
voice: vo_adv_2107005_074
カリザ:
【chara 191611 face 7 (special_a)】
ハッ! 24だァ?
オレの倍も生きてんじゃねーかッ!
じゃあババアだろ、バーバーアー!
voice: vo_adv_2107005_075
カリザ:
【chara 191611 face 2 (joy)】
っつーかよぉー?
24にもなってンなドピンク着てやがんのかテメー!
【chara 191611 face 7 (special_a)】
そらイテェにも程があらぁなッ!
voice: vo_adv_2107005_076
カリザ:
【chara 191611 face 7 (special_a)】
ババア!
ロリババアー!
脳みそピンクのピエロリババアーっ!!
movie: 210700501