2部 第7章 第6話
ネネカは【レイジ・レギオン】の情報を得るため、カリザを尋問していた。そこへゼーンが救出に現れ、ネネカを狙う。マサキが駆けつけ応戦するも、ゼーンの強大な戦闘力を見て撤退することに。
-------------- situation:
しつけるお姉さん
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
【レイジ・レギオン】のカリザは、ネネカの隠れ家を襲撃した。
しかし、ネネカの苛烈な反撃に遭い──……
voice: vo_adv_2107006_000
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
…………
voice: vo_adv_2107006_001
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
『まずは、行動の自由を奪いましょう。
反撃されないように腕を。
逃げられないように足を縛ります。この際は、かなりキツめに……』
voice: vo_adv_2107006_002
ネネカ:
【chara 107011 face 2 (joy)】
ふむふむ……なるほど。
普段読まない書物からは、新たな知見が得られますね……
voice: vo_adv_2107006_003
カリザ:
【chara 191611 face 3 (anger)】
テメーっ、この縄ほどきやがれーっ!
てか何読んでやがるんだよっ!?
voice: vo_adv_2107006_004
ネネカ:
【chara 107011 face 2 (joy)】
……『全部教えます! 生意気な少年のしつけ方AtoZ』──
まさしく貴方のような子供を、
教育してあげるためのマニュアル本ですよ。
voice: vo_adv_2107006_005
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
本来は{player}が、『以前の彼』に
戻った時のために購入し、積んでおいた書籍だったのですが。
【chara 107011 face 2 (joy)】
意外なところで役に立つものですね……
voice: vo_adv_2107006_006
カリザ:
【chara 191611 face 3 (anger)】
ワケわかんねーこと言ってんじゃねーっ!
【chara 191611 face 1 (normal)】
……クソッ、ほどけねェ……!
【chara 191611 face 3 (anger)】
殺すならさっさと殺しやがれッ!
voice: vo_adv_2107006_007
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
そのような野蛮なことはしませんよ。
……貴方に利用価値があるうちは、【chara 107011 face 2 (joy)】
ね。
voice: vo_adv_2107006_008
カリザ:
【chara 191611 face 6 (surprised)】
利用価値ィ?
voice: vo_adv_2107006_009
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
いくつか聞きたいことがあります。
素直に、愛想よく、正直に喋れば、身の安全は保証しましょう。
voice: vo_adv_2107006_010
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
【レイジ・レギオン】──
【chara 107011 face 6 (surprised)】
貴方がたの本拠地は、いったい何処に?
voice: vo_adv_2107006_011
カリザ:
【chara 191611 face 2 (joy)】
ケッ!
誰がバラすかっつーの。
voice: vo_adv_2107006_012
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
おや……意外と仲間想いなのですね?
voice: vo_adv_2107006_013
カリザ:
【chara 191611 face 3 (anger)】
ハンッ!
【chara 191611 face 2 (joy)】
ゼーンたちやバカ女どもがどうなろーが
知ったこっちゃねーけどなァ。
voice: vo_adv_2107006_014
カリザ:
【chara 191611 face 3 (anger)】
それよりか、テメーの思惑通りに
なってやるコトのほーがムカつくんだよ!
ロリババアがッ!
voice: vo_adv_2107006_015
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
…………
voice: vo_adv_2107006_016
ネネカ:
【chara 107011 face 3 (anger)】
……口答えをする生意気な少年への対処は、と……
【chara 107011 face 6 (surprised)】
ふむ……ほう……
ズボンを……?
voice: vo_adv_2107006_017
カリザ:
【chara 191611 face 6 (surprised)】
……!
【chara 191611 face 4 (sad)】
おい何企んでやがるテメー!?
voice: vo_adv_2107006_018
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
貴方には、想像も及ばないかもしれませんが……
命を奪われる以上の屈辱、というものもあるのですよ。
voice: vo_adv_2107006_019
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
ここに書かれてあることを実践すれば……
【chara 107011 face 1 (normal)】
貴方はもう、これまでの暮らしには戻れないでしょう。
この私にあれだけの暴言を吐いた以上、当然の報いですが……
voice: vo_adv_2107006_020
カリザ:
【chara 191611 face 3 (anger)】
グッ……!
【chara 191611 face 4 (sad)】
クソッ、クソッ、クソッ、【chara 191611 face 3 (anger)】
クソォォッ……!
voice: vo_adv_2107006_021
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
それを踏まえて──もうひとつ質問します。
正直に答えなさい。
貴方たち、【レイジ・レギオン】の……
voice: vo_adv_2107006_022
ネネカ:
【chara 107011 face 3 (anger)】
その、裏側にいる黒幕は。
いったい誰ですか?
voice: vo_adv_2107006_023
カリザ:
【chara 191611 face 1 (normal)】
……アァ……?
voice: vo_adv_2107006_024
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
聞くところによると、貴方がたは『願いを叶える』ことが目的であり。
その手段として、我々を捕らえようとしているそうですが。
【chara 107011 face 6 (surprised)】
もしそれが、本当だとするなら……【chara 107011 face 1 (normal)】
迂遠すぎます。
voice: vo_adv_2107006_025
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
いくら七冠といえど、一人ひとりのアバターに
願いを叶えられるリソースが賦与されているわけではありません。
voice: vo_adv_2107006_026
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
であるなら……わざわざ我々を捕らえようとする理由は。
【chara 107011 face 6 (surprised)】
『我々を捕らえることに何らかのメリットを見出すスポンサー』がいると
【chara 107011 face 1 (normal)】
……そう考えるのは、妥当なことでしょう。
voice: vo_adv_2107006_027
カリザ:
【chara 191611 face 4 (sad)】
………………
voice: vo_adv_2107006_028
カリザ:
【chara 191611 face 1 (normal)】
いねーよ。
ンなもん。
voice: vo_adv_2107006_029
ネネカ:
【chara 107011 face 2 (joy)】
……フフ。
その反応だけでも、半ば答えのようなものですが。
より詳しく、聞かせてもらいましょうか……
voice: vo_adv_2107006_030
カリザ:
【chara 191611 face 4 (sad)】
く、来ンなっ!
やめろーーーーっ!
voice: vo_adv_2107006_031
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
……っ?
voice: vo_adv_2107006_032
???:
【chara 1 face 1 (normal)】
────!!
voice: vo_adv_2107006_033
ネネカ:
【chara 107011 face 3 (anger)】
くっ……!
voice: vo_adv_2107006_034
ゼーン:
【chara 191711 face 1 (normal)】
……カリザ。
無事か。
voice: vo_adv_2107006_035
カリザ:
【chara 191611 face 6 (surprised)】
ゼーンっ!?
なんでテメーがここにっ……!
voice: vo_adv_2107006_036
ゼーン:
【chara 191711 face 1 (normal)】
ミソラたちがお前の単独行動を俺に伝え、
アゾールドが目的地の目星を検索した。
ということだ。
voice: vo_adv_2107006_037
カリザ:
【chara 191611 face 1 (normal)】
チッ……!
voice: vo_adv_2107006_038
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
……貴方のことは、ペコリーヌから聞いています。
【レイジ・レギオン】のギルドマスター……ですね。
voice: vo_adv_2107006_039
ゼーン:
【chara 191711 face 1 (normal)】
そうだ。
【chara 191711 face 3 (anger)】
お前を捕縛する、変貌大妃。
voice: vo_adv_2107006_040
ネネカ:
【chara 107011 face 2 (joy)】
女性を口説くにしては、色気のない誘い文句ですね。
【chara 107011 face 1 (normal)】
ですが……貴方にも聞いておきましょう。
貴方がたのアジトは何処ですか?
voice: vo_adv_2107006_041
ゼーン:
【chara 191711 face 6 (surprised)】
我々のアジトは──
voice: vo_adv_2107006_042
カリザ:
【chara 191611 face 3 (anger)】
おいゼーンっ!
ぜってー言うなよっ!?
テメーむっつりなクセに口軽ィんだからな!
voice: vo_adv_2107006_043
ゼーン:
【chara 191711 face 4 (sad)】
…………
voice: vo_adv_2107006_044
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
……仕方ありません。
【chara 107011 face 1 (normal)】
そちらの子供だけでなく、ギルドマスターのほうも
話をしやすいようにしてあげましょうか。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_2107006_045
カリザ:
【chara 191611 face 6 (surprised)】
消えたっ!?
voice: vo_adv_2107006_046
ゼーン:
【chara 191711 face 6 (surprised)】
……!
voice: vo_adv_2107006_047
カリザ:
【chara 191611 face 3 (anger)】
ゼーン!
voice: vo_adv_2107006_048
ゼーン:
【chara 191711 face 1 (normal)】
森そのものに変身し、死角から攻撃を仕掛けるか。
voice: vo_adv_2107006_049
ゼーン:
【chara 191711 face 3 (anger)】
だが──
voice: vo_adv_2107006_050
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
なっ……!
voice: vo_adv_2107006_051
ゼーン:
【chara 191711 face 3 (anger)】
──っ!
voice: vo_adv_2107006_052
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
……剣のひと振りで、数十本の木々を薙ぎ払うとは。
【chara 107011 face 1 (normal)】
単純な力押しも、ここまで来ると大したものです。
voice: vo_adv_2107006_053
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
ものの数分もあれば、この森は更地にされてしまうでしょう。
【chara 107011 face 4 (sad)】
準備も無しに戦いたい相手ではありませんね……
voice: vo_adv_2107006_054
ゼーン:
【chara 191711 face 3 (anger)】
──そこか。
voice: vo_adv_2107006_055
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
!
しまっ──
voice: vo_adv_2107006_056
マサキ:
【chara 191011 face 3 (anger)】
ネネカさまぁぁっ!!!
voice: vo_adv_2107006_057
ゼーン:
【chara 191711 face 6 (surprised)】
むっ……
voice: vo_adv_2107006_058
ネネカ:
【chara 107011 face 4 (sad)】
マサキ……助かりました。
voice: vo_adv_2107006_059
マサキ:
【chara 191011 face 1 (normal)】
恐悦至極です、我が主よ。
【chara 191011 face 3 (anger)】
ですが……
voice: vo_adv_2107006_060
マサキ:
【chara 191011 face 3 (anger)】
今の一合で理解しました。
あの青年は恐るべき使い手です。
我が身命を賭したとしても、どこまで太刀打ちできるか……
voice: vo_adv_2107006_061
ネネカ:
【chara 107011 face 3 (anger)】
無理をする場面ではありません。
ここは退きましょう。
voice: vo_adv_2107006_062
ゼーン:
【chara 191711 face 3 (anger)】
…………
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_2107006_063
ゼーン:
【chara 191711 face 1 (normal)】
……!?
voice: vo_adv_2107006_064
カリザ:
【chara 191611 face 6 (surprised)】
オ、オイどうしたクソ魔獣ども!?
ゼーンは襲うなって教えてあるだろ!
【chara 191611 face 3 (anger)】
オレの言うことがきけねーってのかっ!?
voice: vo_adv_2107006_065
ゼーン:
【chara 191711 face 1 (normal)】
……【chara 191711 face 3 (anger)】
どうやら、駒を取られたようだな。
voice: vo_adv_2107006_066
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
『煌輝創正』──
貴方の能力ですね、マサキ。
voice: vo_adv_2107006_067
マサキ:
【chara 191011 face 3 (anger)】
はい。我が主より賜りし、この力……
本来であれば、複数の魔物を融合させるものですが。
接触が一瞬でしたので、思考を狂わせるのが精いっぱいでした。
voice: vo_adv_2107006_068
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
十分です。
【chara 107011 face 2 (joy)】
流石は我がプリンセスナイト。
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_2107006_069
ゼーン:
【chara 191711 face 3 (anger)】
──ッ……
voice: vo_adv_2107006_070
カリザ:
【chara 191611 face 1 (normal)】
おいゼーン!
【chara 191611 face 4 (sad)】
き、斬るんじゃねーぞッ……!?
voice: vo_adv_2107006_071
ゼーン:
【chara 191711 face 1 (normal)】
……わかっている。
だが──……
voice: vo_adv_2107006_072
ゼーン:
【chara 191711 face 1 (normal)】
逃げたか。
良い判断だ。
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_2107006_073
ゼーン:
【chara 191711 face 3 (anger)】
……カリザ。魔物たちを昏倒させる。
アゾールドなら、彼らを元に戻すこともできるだろう。
構わないな?
voice: vo_adv_2107006_074
カリザ:
【chara 191611 face 3 (anger)】
──クソッ!!
やれよ畜生っ!!
voice: vo_adv_2107006_075
ゼーン:
【chara 191711 face 3 (anger)】
……ッ!
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──ギャオオオオオッ!
voice: vo_adv_2107006_076
カリザ:
【chara 191611 face 3 (anger)】
…………クソっ……
voice: vo_adv_2107006_077
カリザ:
【chara 191611 face 3 (anger)】
ぜってェ許さねェぞッ!
あのクソロリババアーー!!!