2部 第10章 第7話
街の外でさまよっていたユイの前に姿を現すミソラ。ユイはミソラとの会話の中で、徐々に『再構築』前の記憶を取り戻していく。ミソラは戸惑うユイに追い打ちをかけるように、さらなる残酷な真実を告げる。


-------------- situation:
あの日の願い
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 {player}が【悪魔偽王国軍(ディアボロス)】から
通信魔法を受けた、ちょうどその頃。
何者かの声によって導かれ、獣人の街から抜け出したユイは……

voice: vo_adv_2110007_000
ユイ:
【chara 100213 face 9 (special_c)】 ……ぅ……

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voice: vo_adv_2110007_001
ミソラ:
【chara 192011 face 2 (joy)】 ──♪

voice: vo_adv_2110007_002
ユイ:
【chara 100213 face 9 (special_c)】 ……あ、あなた……は……

voice: vo_adv_2110007_003
ミソラ:
【chara 192011 face 2 (joy)】 こんにちは、ユイさん★
来てくれて、うれしいです♪

voice: vo_adv_2110007_004
ユイ:
【chara 100213 face 9 (special_c)】 ミ……ミソラ、ちゃん……?

voice: vo_adv_2110007_005
ミソラ:
【chara 192011 face 2 (joy)】 はい★
覚えててくれて、ありがとうございます♪

voice: vo_adv_2110007_006
ミソラ:
【chara 192011 face 1 (normal)】 お会いするのは3度目ですけど……
【chara 192011 face 2 (joy)】 ふふっ★
あらためまして、自己紹介させてくださいね。

voice: vo_adv_2110007_007
ミソラ:
【chara 192011 face 2 (joy)】 わたし、流ミソラっていいます★
好きな食べ物はラーメンで、最近のシュミはお花の水やりです。

voice: vo_adv_2110007_008
ミソラ:
【chara 192011 face 1 (normal)】 ギルドのほうは、
【レイジ・レギオン】を抜けちゃったので
【chara 192011 face 2 (joy)】 今フリーですよ♪

voice: vo_adv_2110007_009
ユイ:
【chara 100213 face 9 (special_c)】 ……あ、……

voice: vo_adv_2110007_010
ユイ:
【chara 100213 face 9 (special_c)】 あなたが……、わたしを、呼んだの……?

voice: vo_adv_2110007_011
ミソラ:
【chara 192011 face 1 (normal)】 はい★
【chara 192011 face 4 (sad)】 わざわざこんなところにまで来てもらっちゃって、ごめんなさい。

voice: vo_adv_2110007_012
ミソラ:
【chara 192011 face 3 (anger)】 でもでも。【自警団(カォン)】さんのお屋敷には
空間跳躍できない結界があるみたいでしたし。【chara 192011 face 1 (normal)】 それにあんまり
派手な魔法を使うと、魔力の流れで他のみなさんにバレちゃいますので。

voice: vo_adv_2110007_013
ミソラ:
【chara 192011 face 2 (joy)】 だからテレパシー……【chara 192011 face 6 (surprised)】 じゃなくって★
【chara 192011 face 1 (normal)】 ささやき声みたいな通信魔法で、
ユイさんの潜在意識に呼びかけさせてもらったんです。

voice: vo_adv_2110007_014
ミソラ:
【chara 192011 face 4 (sad)】 普段のユイさんになら、こんな強引な方法は効かないんですけどね?
今のユイさん、心がだいぶ弱ってたようですから。
【chara 192011 face 1 (normal)】 このくらいの催眠術でも、素直なイイ子になってくれたみたいです★

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voice: vo_adv_2110007_015
ユイ:
【chara 100213 face 9 (special_c)】 ぅ……

voice: vo_adv_2110007_016
ユイ:
【chara 100213 face 9 (special_c)】 ど……、どうして……?

voice: vo_adv_2110007_017
ユイ:
【chara 100213 face 9 (special_c)】 そんなことしてまで……わたしに、用事が……?

voice: vo_adv_2110007_018
ミソラ:
【chara 192011 face 6 (surprised)】 えっ?
まだ、わかっていないんです?

voice: vo_adv_2110007_019
ミソラ:
【chara 192011 face 1 (normal)】 それはもちろん♪
【chara 192011 face 2 (joy)】 ユイさんを、捕まえちゃうためですよ★

voice: vo_adv_2110007_020
ユイ:
【chara 100213 face 9 (special_c)】 ……っ……!

voice: vo_adv_2110007_021
ミソラ:
【chara 192011 face 1 (normal)】 この前もちょっと言いましたけど。
捕まえて、閉じ込めちゃうしかないんですよねー。だって……
【chara 192011 face 2 (joy)】 ユイさんを殺しちゃうと、イロイロやりなおしになっちゃいますからね。

voice: vo_adv_2110007_022
ミソラ:
【chara 192011 face 1 (normal)】 ……本当は。
わたし的には、それも結構アリかなー?
ってカンジなんですけど……

voice: vo_adv_2110007_023
ミソラ:
【chara 192011 face 1 (normal)】 ……でも。また騎士さんたちが覇瞳皇帝さんに勝てるまで待つのは
ノーサンキューだそうなので♪
【chara 192011 face 2 (joy)】 エリスさま的に★

voice: vo_adv_2110007_024
ユイ:
【chara 100213 face 10 (special_d)】 ……エ……リスっ……

voice: vo_adv_2110007_025
ユイ:
【chara 100213 face 9 (special_c)】 ……っ、……ぅぅっ……!

voice: vo_adv_2110007_026
ミソラ:
【chara 192011 face 6 (surprised)】 あれっ?
ユイさんったら。
【chara 192011 face 4 (sad)】 エリスさまのお名前だけで、そんな真っ青になっちゃってー

voice: vo_adv_2110007_027
ミソラ:
【chara 192011 face 1 (normal)】 でもまあ……無理もないですかね?
誰だって、「もう一人の自分」なんてヒトが出てきたら。
ビックリして、こわくなっちゃいますよねぇ。

voice: vo_adv_2110007_028
ミソラ:
【chara 192011 face 2 (joy)】 ふふっ。安心してください、ユイさん★
エリスさま、今は疲れちゃって……お休み中ですから。
【chara 192011 face 1 (normal)】 つまりはですね──

voice: vo_adv_2110007_029
ミソラ:
【chara 192011 face 1 (normal)】 今はどんなことをおしゃべりしても、
【chara 192011 face 2 (joy)】 エリスさまのお耳には届かない──ってことです★

voice: vo_adv_2110007_030
ユイ:
【chara 100213 face 9 (special_c)】 え……?

voice: vo_adv_2110007_031
ミソラ:
【chara 192011 face 1 (normal)】 前からわたし、ユイさんと
二人っきりでお話ししておきたいなーって思ってたんですよね。

voice: vo_adv_2110007_032
ミソラ:
【chara 192011 face 1 (normal)】 ほら。催眠をかけるとき、言ったじゃないですか。
【chara 192011 face 2 (joy)】 ユイさんに、もうちょっとホントのことを教えてあげますよって。
【chara 192011 face 1 (normal)】 あれ、ウソじゃないですよ?

voice: vo_adv_2110007_033
ユイ:
【chara 100213 face 10 (special_d)】 ……!

voice: vo_adv_2110007_034
ユイ:
【chara 100213 face 9 (special_c)】 お……
おしえてくれる、の……?
ほんとのこと……

voice: vo_adv_2110007_035
ミソラ:
【chara 192011 face 2 (joy)】 はい★
わたしの知ってる範囲で、ですけどね?

voice: vo_adv_2110007_036
ユイ:
【chara 192011 face 1 (normal)】 【chara 100213 face 9 (special_c)】 …………

voice: vo_adv_2110007_037
ユイ:
【chara 100213 face 9 (special_c)】 で、でもっ……

voice: vo_adv_2110007_038
ユイ:
【chara 100213 face 9 (special_c)】 でも、あなたは……あのひとの。
……エリスさんの……仲間なんじゃ、ないの……?

voice: vo_adv_2110007_039
ミソラ:
【chara 192011 face 6 (surprised)】 えっ?
『仲間』──ですか?
【chara 192011 face 4 (sad)】 う~ん。

voice: vo_adv_2110007_040
ミソラ:
【chara 192011 face 1 (normal)】 たしかに協力はさせてもらってますけど。【chara 192011 face 6 (surprised)】 どうなんでしょう……
【chara 192011 face 4 (sad)】 考えてみれば、べつにエリスさまから
報酬とかもらってるわけじゃないですし。

voice: vo_adv_2110007_041
ミソラ:
【chara 192011 face 1 (normal)】 ただ、わたしがエリスさまのことを好きだから
自分なりの方法でお手伝いしてるだけで……
【chara 192011 face 2 (joy)】 あっ★ 好きっていっても、ラブってイミじゃないですよ?

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ミソラ:
【chara 192011 face 1 (normal)】 ライクですよライク。
勘違いしちゃイヤですからね?

voice: vo_adv_2110007_043
ユイ:
【chara 100213 face 9 (special_c)】 …………

voice: vo_adv_2110007_044
ミソラ:
【chara 192011 face 1 (normal)】 わたしがエリスさまのことを好きな理由は、
あのひとが、とーってもかわいそうだからです。
【chara 192011 face 2 (joy)】 ユイさんたちも好きですよね? かわいそうなひとを助けてあげるの。

voice: vo_adv_2110007_045
ユイ:
【chara 100213 face 9 (special_c)】 ……そ……、それって……

voice: vo_adv_2110007_046
ユイ:
【chara 100213 face 9 (special_c)】 エリス……さんが。
『何ひとつ思い通りにならない』ひと……だから……?

voice: vo_adv_2110007_047
ミソラ:
【chara 192011 face 2 (joy)】 そうですそうです♪
【chara 192011 face 1 (normal)】 前にお話ししたこと、覚えててくれたんですね★

voice: vo_adv_2110007_048
ユイ:
【chara 100213 face 9 (special_c)】 ……ぅ……

voice: vo_adv_2110007_049
ユイ:
【chara 100213 face 9 (special_c)】 あ……
あのとき……
ミソラちゃんは……

voice: vo_adv_2110007_050
ユイ:
【chara 100213 face 9 (special_c)】 わたしが……
わたしの願いが……
エリスさんを、生み出したって……そう、言ってた、けど……

voice: vo_adv_2110007_051
ミソラ:
【chara 192011 face 2 (joy)】 はい★

voice: vo_adv_2110007_052
ユイ:
【chara 100213 face 9 (special_c)】 で、でも……わたし……
思い出せない……

voice: vo_adv_2110007_053
ユイ:
【chara 100213 face 9 (special_c)】 だから……教えて。
わたしは……何を、願ったの……?

voice: vo_adv_2110007_054
ユイ:
【chara 100213 face 9 (special_c)】 みんなの、記憶を無くして……閉じ込めようとか……
世界を、変えちゃおうとか……
そんなこと……お願いしたの……?

voice: vo_adv_2110007_055
ミソラ:
【chara 192011 face 6 (surprised)】 んー
【chara 192011 face 4 (sad)】 ユイさんは、自分がそういうお願いするって……思いますか?

voice: vo_adv_2110007_056
ユイ:
【chara 100213 face 9 (special_c)】 お、思わないっ……!
わたし、誰かを困らせたり、悲しませるようなこと……
ぜったいに、嫌だから……!

voice: vo_adv_2110007_057
ミソラ:
【chara 192011 face 3 (anger)】 …………

voice: vo_adv_2110007_058
ミソラ:
【chara 192011 face 3 (anger)】 そうですよねー
ユイさん、とってもイイ子ですもんね。

voice: vo_adv_2110007_059
ミソラ:
【chara 192011 face 3 (anger)】 優しくて。
トモダチ思いで。
純粋で──

voice: vo_adv_2110007_060
ミソラ:
【chara 192011 face 1 (normal)】 そんなイイ子のユイさんは。
もしなんでも叶うなら──
どんな願いごとをするんでしょうね?

voice: vo_adv_2110007_061
ユイ:
【chara 100213 face 9 (special_c)】 ……っ……

voice: vo_adv_2110007_062
ユイ:
【chara 100213 face 9 (special_c)】 わ、わたしの……願い……
願いは……

voice: vo_adv_2110007_063
ユイ:
【chara 100213 face 9 (special_c)】 みんなと、アストルムで、一緒に……
ずっと一緒にいたい……

voice: vo_adv_2110007_064
ミソラ:
【chara 192011 face 2 (joy)】 うんうん★
イイ感じですよ~ユイさん♪

voice: vo_adv_2110007_065
ミソラ:
【chara 192011 face 2 (joy)】 でも、もう一声です♪
【chara 192011 face 1 (normal)】 ミネルヴァに伝えた、もうひとつの──ユイさんの『真の願い』は。
それだけじゃなかったんですよね?

voice: vo_adv_2110007_066
ユイ:
【chara 100213 face 9 (special_c)】 ぅ……

voice: vo_adv_2110007_067
ミソラ:
【chara 192011 face 1 (normal)】 ──覇瞳皇帝さんのせいで、世界が壊れそうになったあのとき。
ソルの塔の庭で。
オトモダチの命も、好きなひとの命も、奪われそうになりながら……

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ミソラ:
【chara 192011 face 1 (normal)】 草野優衣さん。
あなたは──何を願ったんですか?

voice: vo_adv_2110007_069
ユイ:
【chara 100213 face 9 (special_c)】 ……わたしは。
わたしは……

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_2110007_070
ユイ:
【chara 100211 face 3 (anger)】 『わたしは、騎士クンとずっと一緒にいたい!
でも騎士クンが傷つく姿は、もう見たくないの!』

voice: vo_adv_2110007_071
ユイ:
【chara 100211 face 3 (anger)】 『騎士クンが……あなたが幸せじゃない世界なんていらない!
そんなのは、わたしの願いじゃない!』

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_2110007_072
ユイ:
【chara 100213 face 9 (special_c)】 ああ……そうだ。
思い出した……

voice: vo_adv_2110007_073
ユイ:
【chara 100213 face 9 (special_c)】 あのとき。
ソルの塔の庭で。
覇瞳皇帝さんに、意識を奪われそうになりながら。

voice: vo_adv_2110007_074
ユイ:
【chara 100213 face 9 (special_c)】 わたしが、ミネルヴァに願ったのは……

voice: vo_adv_2110007_075
ミソラ:
【chara 192011 face 1 (normal)】 ……あれって……もう、騎士さんへの告白ですよね?
【chara 192011 face 2 (joy)】 ふふっ。
素敵です……♪

voice: vo_adv_2110007_076
ユイ:
【chara 100213 face 9 (special_c)】 そ、それは……

voice: vo_adv_2110007_077
ミソラ:
【chara 192011 face 1 (normal)】 ユイさんが願ったとおり。
『今の』アストルムでは、
みんなずーっと一緒にいられるようになりました。

voice: vo_adv_2110007_078
ミソラ:
【chara 192011 face 1 (normal)】 ──なにせ、ログアウトしようと思ってもできないんですからね。
【chara 192011 face 2 (joy)】 それはもう、否応なしってやつです。

voice: vo_adv_2110007_079
ユイ:
【chara 100213 face 10 (special_d)】 ……っ……!

voice: vo_adv_2110007_080
ミソラ:
【chara 192011 face 1 (normal)】 それにー
騎士さんがもし、幸せでいられる可能性がゼロになったら。
要するに、死んじゃったら……

voice: vo_adv_2110007_081
ミソラ:
【chara 192011 face 2 (joy)】 時間を巻き戻して、その死を無かったことにできちゃうんです。
だって、騎士さんがいないとこの世界は成立しないんですからね♪
すごいですね★

voice: vo_adv_2110007_082
ミソラ:
【chara 192011 face 1 (normal)】 まぁ、セーブポイントまで戻る間に起きたコトは、【chara 192011 face 4 (sad)】 全部──
どんな素敵な出会いも、勇気ある決意も、芽生えた想いも。
ぜーんぶ無くなって。踏みにじられちゃうわけなんですけれど。

voice: vo_adv_2110007_083
ミソラ:
【chara 192011 face 4 (sad)】 これって、かなりひどいコトじゃないですか?
【chara 192011 face 1 (normal)】 ふふっ。
悪い子ですね、【chara 192011 face 2 (joy)】 ユイさん★

voice: vo_adv_2110007_084
ユイ:
【chara 100213 face 10 (special_d)】 そ……そんな……
わたしが……悪い、の……?

voice: vo_adv_2110007_085
ユイ:
【chara 192011 face 1 (normal)】 【chara 100213 face 9 (special_c)】 で、でも……!
でも、思い出したの!
わたしの願いは、そんなことじゃないっ……!

voice: vo_adv_2110007_086
ユイ:
【chara 100213 face 9 (special_c)】 誰も悲しませようなんて、
わたし、これっぽっちも願わなかった……!
だから……だから、わたしは……!

voice: vo_adv_2110007_087
ミソラ:
【chara 192011 face 3 (anger)】 ──んもぅ。
ユイさんってばぁー

voice: vo_adv_2110007_088
ミソラ:
【chara 192011 face 4 (sad)】 『だから、わたしは悪い子じゃない』【chara 192011 face 1 (normal)】 って──
そう言いたいんですか?

voice: vo_adv_2110007_089
ユイ:
【chara 100213 face 9 (special_c)】 ……!

voice: vo_adv_2110007_090
ユイ:
【chara 100213 face 9 (special_c)】 でも……
でもっ……!

voice: vo_adv_2110007_091
ミソラ:
【chara 192011 face 4 (sad)】 ……はぁ。

voice: vo_adv_2110007_092
ミソラ:
【chara 192011 face 4 (sad)】 ユイさんも、心のどこかでわかってるんですよね?
【chara 192011 face 1 (normal)】 イイ子だからって、悪いコトをしないワケじゃないって。

voice: vo_adv_2110007_093
ユイ:
【chara 100213 face 9 (special_c)】 ……え……

voice: vo_adv_2110007_094
ミソラ:
【chara 192011 face 4 (sad)】 たとえばですね?
ケガしちゃったお友だちを、お医者さまに見せるために
自動車──【chara 192011 face 6 (surprised)】 じゃなくって、【chara 192011 face 1 (normal)】 馬車を急いで走らせていたとして……

voice: vo_adv_2110007_095
ミソラ:
【chara 192011 face 4 (sad)】 もしその馬車が、
道端で遊んでいる子供たちを轢いちゃったら。
──それは、罪に問われますよね? 悪いコトですよね?

voice: vo_adv_2110007_096
ユイ:
【chara 100213 face 9 (special_c)】 そ、それは……

voice: vo_adv_2110007_097
ユイ:
【chara 100213 face 9 (special_c)】 …………

voice: vo_adv_2110007_098
ミソラ:
【chara 192011 face 1 (normal)】 たとえ悪気が無くたって。
罪に問われて。罰を与えられますよね?
【chara 192011 face 2 (joy)】 つまりそういうことです。

voice: vo_adv_2110007_099
ミソラ:
【chara 192011 face 1 (normal)】 いくらユイさんが「そんなつもりじゃなかった」って言ったって。
【chara 192011 face 4 (sad)】 ユイさんの願いのせいでひどい目に遭っているひとが、
いっぱいい~っぱいいるんですよ?

voice: vo_adv_2110007_100
ユイ:
【chara 100213 face 9 (special_c)】 ……ぅ……

voice: vo_adv_2110007_101
ユイ:
【chara 100213 face 9 (special_c)】 ぅ、ぅぅぅ~っ……!

voice: vo_adv_2110007_102
ミソラ:
【chara 192011 face 2 (joy)】 ……ふふ。
そんなに、深刻にならなくてもいいのに……
【chara 192011 face 1 (normal)】 悪い子なんて、めずらしいものじゃないですし。

voice: vo_adv_2110007_103
ミソラ:
【chara 192011 face 1 (normal)】 たとえば、わたしも。
『あっち』では──わたしのせいで、
たくさんの人が死んじゃいました。

voice: vo_adv_2110007_104
ミソラ:
【chara 192011 face 2 (joy)】 だからわたしは、とっても悪い子です★
【chara 192011 face 1 (normal)】 お揃いですね、ユイさん♪

voice: vo_adv_2110007_105
ユイ:
【chara 100213 face 10 (special_d)】 ……ぅ、【chara 100213 face 9 (special_c)】 ぅっ……、ぐすっ……

voice: vo_adv_2110007_106
ミソラ:
【chara 192011 face 4 (sad)】 ……ね、ユイさん。
ユイさんも自分のこと、悪い子だって認めましょう?
【chara 192011 face 1 (normal)】 そうしたらわたし、ユイさんと、お友達になれるかもです……♪

voice: vo_adv_2110007_107
ユイ:
【chara 100213 face 9 (special_c)】 ち、違うっ……!
わたし……わたしはっ……!

voice: vo_adv_2110007_108
ミソラ:
【chara 192011 face 3 (anger)】 ……んもう。
恋する乙女は、いじっぱりですねー★
【chara 192011 face 1 (normal)】 でも、気持ちはわかりますよー

voice: vo_adv_2110007_109
ミソラ:
【chara 192011 face 1 (normal)】 だって──自分が悪い子だって。
そう認めちゃったら……

voice: vo_adv_2110007_110
ミソラ:
【chara 192011 face 4 (sad)】 騎士さんの隣に立てなくなっちゃうって。
騎士さんと結ばれる資格がなくなっちゃうって。
そう思ってるんですよね?

voice: vo_adv_2110007_111
ユイ:
【chara 100213 face 10 (special_d)】 ……!

voice: vo_adv_2110007_112
ミソラ:
【chara 192011 face 4 (sad)】 わかります、わかります。
騎士さんはとっても素敵な人ですし。
好きな人と自分が釣り合わなくなっちゃうのって、つらいですよねー

voice: vo_adv_2110007_113
ユイ:
【chara 100213 face 9 (special_c)】 ぅ……
ぁ、で、でも……

voice: vo_adv_2110007_114
ユイ:
【chara 100213 face 9 (special_c)】 そんな……、そんなつもりじゃ、わた、し……

voice: vo_adv_2110007_115
ミソラ:
【chara 192011 face 2 (joy)】 ……ふふ。

voice: vo_adv_2110007_116
ミソラ:
【chara 192011 face 2 (joy)】 あっ、そうです♪
ユイさんに、本当のコトを教えてあげるって言いましたよね?

voice: vo_adv_2110007_117
ミソラ:
【chara 192011 face 1 (normal)】 だから、教えてあげますね。
本当のコト。
【chara 192011 face 2 (joy)】 大事なコト──

voice: vo_adv_2110007_118
ミソラ:
【chara 192011 face 1 (normal)】 ──『再構築』の前。
ソルの塔の庭で。

voice: vo_adv_2110007_119
ミソラ:
【chara 192011 face 1 (normal)】 あのとき、あなたを選んだ騎士さんは。
【chara 192011 face 2 (joy)】 あのとき、あなたが告白した騎士さんは。

voice: vo_adv_2110007_120
ミソラ:
【chara 192011 face 1 (normal)】 ──もう。
世界のどこにも、いないんですよ……★