2部 第13章 第2話
キャルたちは突如現れたミロクと対峙する。ミロクから『現実』の自分について語られ、動揺するキャル。ペコリーヌたちが駆け付けたその時、ミロクは巨神を召喚する。その巨神の中にはアメスが囚われていた。
-------------- situation:
ミロクの人質
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
少し前。
{player}たちが、エリザベスパークで休んでいた頃──
voice: vo_adv_2113002_000
オクトー:
【chara 106211 face 1 (normal)】
いやーごめんねー?
{player}たちに逃げられちゃったー
獣人族の連中が、思ったより手ごわくてさー
voice: vo_adv_2113002_001
ミロク:
【chara 192611 face 1 (normal)】
窮鼠猫を噛む、といったところですか。
国ひとつを相手に回したのは
貴方らしくない愚策でしたね。
voice: vo_adv_2113002_002
オクトー:
【chara 106211 face 2 (joy)】
功を焦った、【chara 106211 face 4 (sad)】
ってやつかなー
ついでに『使徒』もやられちゃって、いやー参った参ったー
voice: vo_adv_2113002_003
オクトー:
【chara 106211 face 4 (sad)】
……でもさー?
【chara 106211 face 1 (normal)】
ちょっと見ないあいだに、
ボク以外も結構やられちゃったカンジじゃなーい?
voice: vo_adv_2113002_004
ミロク:
【chara 192611 face 1 (normal)】
と、いうと?
voice: vo_adv_2113002_005
オクトー:
【chara 106211 face 4 (sad)】
え?
ホラ、変貌大妃と誓約女君は取り返されちゃったしー
ミソラちゃんはテン下げヤル気ゼロってカンジだしー?
voice: vo_adv_2113002_006
ミロク:
【chara 192611 face 1 (normal)】
変貌大妃と誓約女君は、元より不安定な道具に過ぎません。
迷宮女王と共倒れのような状態になったのなら、
まったく損のない取引でしょう。
voice: vo_adv_2113002_007
ミロク:
【chara 192611 face 6 (surprised)】
ミソラさんは、そうですね。
【chara 192611 face 1 (normal)】
『名無しの兵隊』や、『天使』たち……
自身の総がかりを破られ、確かに少々気落ちしているようですが。
voice: vo_adv_2113002_008
ミロク:
【chara 192611 face 1 (normal)】
彼女について言えば、このままで終わるはずがありません。
あれの内側にわだかまる闇は、
私ですら瞠目するほど暗く深いのですから。
voice: vo_adv_2113002_009
ミロク:
【chara 192611 face 1 (normal)】
それに……
voice: vo_adv_2113002_010
ミロク:
【chara 192611 face 6 (surprised)】
以前にも言ったでしょう?
我々は元より、仲良しこよしの集団ではありません。
voice: vo_adv_2113002_011
ミロク:
【chara 192611 face 1 (normal)】
ミソラさんも。私も。
そしてオクトーさん、貴方も。
それぞれに、それぞれのやり方でエリスさんの願いを叶えんとする──
voice: vo_adv_2113002_012
ミロク:
【chara 192611 face 1 (normal)】
であれば。
その過程で誰が欠けようと、問題はないのではありませんか?
voice: vo_adv_2113002_013
オクトー:
【chara 106211 face 4 (sad)】
……ふーん。
そりゃそっかー
voice: vo_adv_2113002_014
ミロク:
【chara 192611 face 2 (joy)】
ええ。
ですから、失敗したとしても気に病むことはありませんよ。
オクトーさん。
voice: vo_adv_2113002_015
オクトー:
【chara 192611 face 1 (normal)】
【chara 106211 face 4 (sad)】
……なーんか、寛大すぎてキモチわるいなー
【chara 106211 face 1 (normal)】
ま、いいけどー
voice: vo_adv_2113002_016
オクトー:
【chara 106211 face 1 (normal)】
それじゃあどうするのさ、こっから?
アンタの感想はともかく、戦力低下は否めなくなーい?
voice: vo_adv_2113002_017
ミロク:
【chara 192611 face 1 (normal)】
そうですね。
この世界の要たる少年を、
いつまでも放置しておくわけにもいきませんし。
voice: vo_adv_2113002_018
ミロク:
【chara 192611 face 6 (surprised)】
となると……【chara 192611 face 1 (normal)】
そろそろ。
私からも、手出しをさせていただく頃合いでしょうか。
voice: vo_adv_2113002_019
オクトー:
【chara 106211 face 4 (sad)】
……へーえ。
それじゃ、そっちの『裏方仕事』ってやつは終わりなワケ?
voice: vo_adv_2113002_020
ミロク:
【chara 192611 face 1 (normal)】
ええ。ソルの塔の入り口となる空間跳躍の結界も、内部の魔物たちも、
ガイド妖精の進化体も。そして、未実装の『隠しデータ』の一部も
この手に収めることができました。
voice: vo_adv_2113002_021
オクトー:
【chara 106211 face 4 (sad)】
ついでに、ドラゴン族のアバターも駒にしちゃって。
【chara 106211 face 1 (normal)】
アンタのほうは、ずいぶん盤石ってカンジー?
voice: vo_adv_2113002_022
ミロク:
【chara 192611 face 2 (joy)】
さぁ、どうでしょう。
人の欲には、限りがありませんからね。
voice: vo_adv_2113002_023
ミロク:
【chara 192611 face 6 (surprised)】
ですが。
貴方たちが働いているあいだ、私ばかり宝漁りをしていたことを
咎めたいというなら……【chara 192611 face 1 (normal)】
その不興はもっともです。
voice: vo_adv_2113002_024
オクトー:
【chara 106211 face 4 (sad)】
……別に、そんなんじゃないけどさー
voice: vo_adv_2113002_025
ミロク:
【chara 192611 face 2 (joy)】
ああ、そうです。
ひとつ貴方に、お預けしたいものがあるのですよ。
【chara 192611 face 1 (normal)】
どうぞ、お手を──
voice: vo_adv_2113002_026
オクトー:
【chara 106211 face 6 (surprised)】
……
【chara 106211 face 4 (sad)】
ん……
voice: vo_adv_2113002_027
オクトー:
【chara 106211 face 6 (surprised)】
【chara 106211 face 4 (sad)】
ぐっ、あぁ……!!
voice: vo_adv_2113002_028
ミロク:
【chara 192611 face 2 (joy)】
……フフ。
voice: vo_adv_2113002_029
オクトー:
【chara 106211 face 4 (sad)】
……っ、【chara 106211 face 3 (anger)】
ああ……もう、ひどい、な……
右手の指……5本とも、変な方向、向いちゃったよ~……?
voice: vo_adv_2113002_030
ミロク:
【chara 192611 face 1 (normal)】
貴方が素直に協力する駒だとは、私も思っていませんでしたから。
罰、というわけではないのですが──
voice: vo_adv_2113002_031
ミロク:
【chara 192611 face 1 (normal)】
私に、ソルオーブの能力を黙っていたことに対しての。
これはささやかな、意趣返しといったところです。
voice: vo_adv_2113002_032
オクトー:
【chara 106211 face 1 (normal)】
っ、【chara 106211 face 2 (joy)】
あはは……
【chara 106211 face 1 (normal)】
気づいちゃった~?
voice: vo_adv_2113002_033
オクトー:
【chara 106211 face 1 (normal)】
ったく……
盛り上がったところで、掻っ攫おうと思ってたんだけど、な~
voice: vo_adv_2113002_034
ミロク:
【chara 192611 face 1 (normal)】
「エリスさんとミネルヴァさんがこちらにいる以上、
頂上への門をハッキングで開けることは難しくない」、と──
貴方の言葉は、噓ではなかったでしょうが。
voice: vo_adv_2113002_035
ミロク:
【chara 192611 face 1 (normal)】
『鍵』としての役割とはまた別に……
ソルオーブが、あのような機能を持っているとは。
voice: vo_adv_2113002_036
オクトー:
【chara 106211 face 1 (normal)】
……やだなー
黙ってたわけじゃないよー?
voice: vo_adv_2113002_037
オクトー:
【chara 106211 face 4 (sad)】
元の『レジェンドオブアストルム』をちゃんと遊んでるプレイヤーなら、
誰でも知ってることだもん。
【chara 106211 face 1 (normal)】
むしろ、アンタが知らなかったほうがびっくりだねー
voice: vo_adv_2113002_038
ミロク:
【chara 192611 face 1 (normal)】
では。
左手も。
voice: vo_adv_2113002_039
オクトー:
【chara 106211 face 6 (surprised)】
【chara 106211 face 3 (anger)】
……ッッ!!
voice: vo_adv_2113002_040
ミロク:
【chara 192611 face 2 (joy)】
フフ。
運が良かったですね、オクトーさん。
voice: vo_adv_2113002_041
ミロク:
【chara 192611 face 2 (joy)】
『あちら側』であれば、全治2、3か月といったところですが……
【chara 192611 face 1 (normal)】
この世界には、回復魔法がありますから。
治療などあっという間です。
voice: vo_adv_2113002_042
ミロク:
【chara 192611 face 6 (surprised)】
ああ、もっとも?
【chara 192611 face 1 (normal)】
私がいる間は、回復魔法の発動が打ち消されてしまいますので。
voice: vo_adv_2113002_043
ミロク:
【chara 192611 face 2 (joy)】
少し我慢していてくださいね。
【chara 192611 face 1 (normal)】
今後のため──貴方にも戦力を、お預けせねばなりませんから。
voice: vo_adv_2113002_044
オクトー:
【chara 106211 face 3 (anger)】
あぁもう、【chara 106211 face 4 (sad)】
ったく……
治るからって……痛みは、ホンモノなんだけどなぁ……
voice: vo_adv_2113002_045
ミロク:
【chara 192611 face 1 (normal)】
身体は架空でも。
痛みは魂にまで響く、と──
voice: vo_adv_2113002_046
ミロク:
【chara 192611 face 7 (special_a)】
なんとも素晴らしい、心躍る技術です。
肉を裂いても見つからぬ霊性が、電脳の空間で実在性を持つとは。
ククッ──
voice: vo_adv_2113002_047
オクトー:
【chara 106211 face 6 (surprised)】
……へーえ。
そんなことで盛り上がっちゃうんだー
voice: vo_adv_2113002_048
オクトー:
【chara 106211 face 3 (anger)】
ちょっと意外、だね。
【chara 106211 face 4 (sad)】
AIを、カミサマみたいに崇めてるアンタだってのに。
いくらミネルヴァが、人間以上の知能を持つからって──
voice: vo_adv_2113002_049
ミロク:
【chara 192611 face 2 (joy)】
……フフッ。
ミネルヴァが、私にとっての神……?
フフフ……
voice: vo_adv_2113002_050
ミロク:
【chara 192611 face 2 (joy)】
少々意外ですね。
貴方がそんな心得違いをしていたとは。
【chara 192611 face 1 (normal)】
そんなことは、一度として言っていませんよ。
voice: vo_adv_2113002_051
オクトー:
【chara 106211 face 3 (anger)】
っ……
voice: vo_adv_2113002_052
ミロク:
【chara 192611 face 1 (normal)】
確かに、ミネルヴァさんの性能は素晴らしいものです。
人によっては、神と崇め奉るのもむべなるかな──
といったところですが。
voice: vo_adv_2113002_053
ミロク:
【chara 192611 face 1 (normal)】
所詮、アレは技術的特異点の途中段階。
発展の余地を多分に残した、未完成品に過ぎません。
voice: vo_adv_2113002_054
オクトー:
【chara 106211 face 3 (anger)】
じゃ……いったい、何なのさ?
アンタがいつも言ってる“カミサマ”ってのは。
voice: vo_adv_2113002_055
ミロク:
【chara 192611 face 1 (normal)】
フフ──
それは、もちろん。
矮小な人の子には、目もかけようとしない存在ですよ。
voice: vo_adv_2113002_056
オクトー:
【chara 106211 face 4 (sad)】
……ワケわかんないね。
“救い手”の語り口としては失格じゃない? アンタってさ。
voice: vo_adv_2113002_057
ミロク:
【chara 192611 face 1 (normal)】
ええ、そうでしょう。
貴方は私にとって、救う対象などではありませんから。
voice: vo_adv_2113002_058
ミロク:
【chara 192611 face 2 (joy)】
貴方と私はただ──時限付きの協力関係。
【chara 192611 face 1 (normal)】
エリスさんの願いを、叶えるまで。
ミネルヴァさんを、彼女の内から排出するまで。
voice: vo_adv_2113002_059
ミロク:
【chara 192611 face 1 (normal)】
それまでは、我々も力を合わせ。
手を取り合いましょう?
【chara 192611 face 2 (joy)】
オクトーさん。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
…………
……
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
──そして、現在。
キャルと{player}は、
突如現れたミロクと対峙していた。
voice: vo_adv_2113002_060
ミロク:
【chara 192611 face 2 (joy)】
フフ……
Choice: (1) あなたは……!
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_2113002_061
キャル:
【chara 106012 face 3 (anger)】
ミロク……!
voice: vo_adv_2113002_062
ミロク:
【chara 192611 face 1 (normal)】
良い夜ですね。
お二人とも。
voice: vo_adv_2113002_063
キャル:
【chara 106012 face 3 (anger)】
ランドソルから、わざわざあたしたちを追ってきたわけ……!?
voice: vo_adv_2113002_064
ミロク:
【chara 192611 face 1 (normal)】
いいえ。
そんなことよりも……お嬢さん。
voice: vo_adv_2113002_065
ミロク:
【chara 192611 face 1 (normal)】
貴方は今、
『現実』の自分は、『こちら』の自分よりも恵まれているはずだと。
そのような希望を述べられていたようですが……
voice: vo_adv_2113002_066
ミロク:
【chara 192611 face 1 (normal)】
残念ながら。
それは思い違いと言う他ありませんよ。
【chara 192611 face 2 (joy)】
百地希留耶さん。
voice: vo_adv_2113002_067
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
そ、その、呼び名って……
Choice: (2) キャルちゃんの、『現実』での名前……!?
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_2113002_068
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
あ、あんた……何か、知ってるの?
『もう一人のあたし』の、こと……
voice: vo_adv_2113002_069
ミロク:
【chara 192611 face 1 (normal)】
ええ。
貴方自身、というよりも──百地さんの、ご両親のこと。
【chara 192611 face 2 (joy)】
縁あって、よく存じ上げています。
voice: vo_adv_2113002_070
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
っ……!!
voice: vo_adv_2113002_071
ミロク:
【chara 192611 face 1 (normal)】
『あちら』での、貴方のご両親は。
戒律をよく守り、寄進をよく行う、とても真面目な信者でしたよ。
voice: vo_adv_2113002_072
ミロク:
【chara 192611 face 4 (sad)】
ですが、悲しいことに。
信仰を深めんとするあまり、
ご息女である貴方に無理を強いてしまっていたようですね。
voice: vo_adv_2113002_073
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
え、あ、……あ……
voice: vo_adv_2113002_074
ミロク:
【chara 192611 face 4 (sad)】
金銭的な理不尽のみならず。
門限や交友関係、生活の細部に至るまで制限をかけたり……
【chara 192611 face 1 (normal)】
とても嘆かわしいことです。
voice: vo_adv_2113002_075
ミロク:
【chara 192611 face 1 (normal)】
ですから──希留耶さん。
いえ、キャルさん。
voice: vo_adv_2113002_076
ミロク:
【chara 192611 face 1 (normal)】
『こちら』では、
仲間たちと笑顔あふれる食卓を囲めているご様子ですが。
【chara 192611 face 7 (special_a)】
しかし、貴方が……
voice: vo_adv_2113002_077
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
い、いやっ……!
やめて!
voice: vo_adv_2113002_078
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
やめてよっ!
そんな話、あたし聞きたくないっ……!!
voice: vo_adv_2113002_079
ミロク:
【chara 192611 face 1 (normal)】
…………
voice: vo_adv_2113002_080
ミロク:
【chara 192611 face 7 (special_a)】
貴方がもし、『現実』に戻ったのなら。
そこに待っているのは、今と天と地の差の境遇。
親を頼りにする子にとって、一呼吸ごとに心を磨り潰される日々。
voice: vo_adv_2113002_081
ミロク:
【chara 192611 face 1 (normal)】
それでも──まだ。
貴方は、帰りたいと望むのですか?
【chara 192611 face 7 (special_a)】
『現実』へと──いえ。貴方にとっての、『地獄』へと。
voice: vo_adv_2113002_082
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
ぅ、ぅ、ぅあっ……
voice: vo_adv_2113002_083
ペコリーヌ:
【chara 105811 face 3 (anger)】
──キャルちゃあーーんっ!!
voice: vo_adv_2113002_084
コッコロ:
【chara 105911 face 3 (anger)】
主さまっ!!
Choice: (3) 二人とも……!
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_2113002_085
ペコリーヌ:
【chara 105811 face 6 (surprised)】
あなたは、ミロク……!?
【chara 105811 face 3 (anger)】
なんでこんなところに……!
voice: vo_adv_2113002_086
ミロク:
【chara 192611 face 2 (joy)】
ごきげんよう、王女さま。
【chara 192611 face 1 (normal)】
嚮導老君のご息女。
voice: vo_adv_2113002_087
コッコロ:
【chara 105911 face 6 (surprised)】
……!?
【chara 105911 face 3 (anger)】
何故お父さまのことを知って──
【chara 105911 face 4 (sad)】
い、いえ。それより今は……!
voice: vo_adv_2113002_088
ペコリーヌ:
【chara 105811 face 6 (surprised)】
キャルちゃん、どうしたんですかっ?
【chara 105811 face 4 (sad)】
お顔が真っ青ですよ……!?
voice: vo_adv_2113002_089
コッコロ:
【chara 105911 face 4 (sad)】
お怪我はありませんか、キャルさま。
わたくし、すぐにお手当ていたします!
voice: vo_adv_2113002_090
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
あ、あんたたち……
voice: vo_adv_2113002_091
ミロク:
【chara 192611 face 2 (joy)】
──フフ。
voice: vo_adv_2113002_092
ミロク:
【chara 192611 face 1 (normal)】
キャルさん。
貴方の『今の家族』はとても優しくて、ぬくもりに溢れていますね。
【chara 192611 face 7 (special_a)】
──他でもない覇瞳皇帝に、そうであってほしかったように。
voice: vo_adv_2113002_093
キャル:
【chara 106011 face 3 (anger)】
……ッッ!
voice: vo_adv_2113002_094
キャル:
【chara 106011 face 3 (anger)】
このっ……!
殺すッ!
ぶっ殺してやるわ、あんた……!!
voice: vo_adv_2113002_095
コッコロ:
【chara 105911 face 4 (sad)】
キャルさま!?
落ち着いてください……!
Choice: (4) みんな、戦いの準備を……!
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_2113002_096
ペコリーヌ:
【chara 105811 face 6 (surprised)】
あっ! 【chara 105811 face 3 (anger)】
気をつけてください{player}くん!
あの男のまわりではきっと、
あなたの強化の力も消されちゃいます!
Choice: (5) わ、わかった!
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_2113002_097
ミロク:
【chara 192611 face 1 (normal)】
おやおや。
そう、目くじらを立てないでいただきたい。
今日はご挨拶と、お願いにうかがっただけなのですから。
voice: vo_adv_2113002_098
コッコロ:
【chara 105911 face 6 (surprised)】
挨拶と、お願い……?
voice: vo_adv_2113002_099
ペコリーヌ:
【chara 105811 face 3 (anger)】
挨拶なら、ランドソルで二回もしましたよね!
まだしようっていうんですか!?
voice: vo_adv_2113002_100
ミロク:
【chara 192611 face 1 (normal)】
いいえ。
私ではなく──
謎の魔物:
【chara 16111 face 1 (normal)】
…………
voice: vo_adv_2113002_101
コッコロ:
【chara 105911 face 6 (surprised)】
魔物……!?
voice: vo_adv_2113002_102
キャル:
【chara 106011 face 3 (anger)】
ミロクが従えてるっての?
【chara 106011 face 4 (sad)】
こんな近くにいたのに、気づけなかったなんて……!
voice: vo_adv_2113002_103
ミロク:
【chara 192611 face 1 (normal)】
これなるは、終わりの炎のその熾り。
在りし日の世界にて、破棄され打ち捨てられた未完成の器。
──さぁ、みなさんにご挨拶を。
謎の魔物:
【chara 16111 face 1 (normal)】
…………
voice: vo_adv_2113002_104
ペコリーヌ:
【chara 105811 face 6 (surprised)】
……ま、魔物がおじぎを……!?
voice: vo_adv_2113002_105
キャル:
【chara 106011 face 4 (sad)】
な、なんか……変よアレ。
普通の魔物じゃないわ。
【chara 106011 face 3 (anger)】
気を付けなさい、あんたたち……!
voice: vo_adv_2113002_106
コッコロ:
【chara 105911 face 6 (surprised)】
…………
voice: vo_adv_2113002_107
コッコロ:
【chara 105911 face 6 (surprised)】
確かに……動きの端々から、
通常の魔物とは違う……【chara 105911 face 1 (normal)】
知性のようなものを感じます。
【chara 105911 face 4 (sad)】
……ですが、この違和感は一体……
voice: vo_adv_2113002_108
ミロク:
【chara 192611 face 1 (normal)】
面白いでしょう?
ソルの塔に遺棄されていたこの魔物──
『進化』の可能性を試そうとした、試作品のようで。
voice: vo_adv_2113002_109
ペコリーヌ:
【chara 105811 face 6 (surprised)】
てすと、たいぷ……?
voice: vo_adv_2113002_110
ミロク:
【chara 192611 face 1 (normal)】
ただ、開発中の隠しデータだったが故に。
通常の魔物が持つ『行動プログラム』が未実装だったわけですが……
voice: vo_adv_2113002_111
ミロク:
【chara 192611 face 1 (normal)】
どうやら、使い方次第ではこちらの切り札になりそうだったので。
情報を処理する、外付けの『頭脳』を追加して稼動させてみたのです。
voice: vo_adv_2113002_112
ペコリーヌ:
【chara 105811 face 3 (anger)】
その魔物、いったい……なんなんですかっ?
voice: vo_adv_2113002_113
ミロク:
【chara 192611 face 1 (normal)】
名は──そうですね。
少々諧謔を効かせて。
【chara 192611 face 2 (joy)】
『終炎の巨神』とでも呼ぶことにしましょうか。
Choice: (6) 『終炎の巨神』……
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_2113002_114
キャル:
【chara 106011 face 3 (anger)】
それが、あんたの切り札ってわけ……!?
voice: vo_adv_2113002_115
ペコリーヌ:
【chara 105811 face 3 (anger)】
で、でも!
そんなに、とんでもない強さってわけじゃなさそうです!
ここはわたしが……!
voice: vo_adv_2113002_116
コッコロ:
【chara 105911 face 6 (surprised)】
……っ!
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