2部 第14章 第1話
ホマレのもとを訪ね、今後のことを相談するシェフィ。事情を聞いたホマレは手を貸す代わりに自分の手伝いをしてほしいと話を持ち掛ける。二人は互いにこの世界への想いを語り合い、手を組むのだった。
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-------------- situation:
氷竜と首魁竜
--------------
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ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
~♪
voice: vo_adv_2114001_001
シェフィ:
【chara 106412 face 1 (normal)】
……ごめんください。
voice: vo_adv_2114001_002
ホマレ:
【chara 106711 face 2 (joy)】
やっほ~シェフィちゃん♪
【chara 106711 face 1 (normal)】
どうぞどうぞ、開いてるよ~
voice: vo_adv_2114001_003
シェフィ:
【chara 106412 face 1 (normal)】
ご無沙汰しています……ホマレさん。
voice: vo_adv_2114001_004
ホマレ:
【chara 106711 face 2 (joy)】
うん♪
立ち話もなんだし座って座って~
はい、お茶とサンドイッチ♪
voice: vo_adv_2114001_005
シェフィ:
【chara 106412 face 6 (surprised)】
えっ?
で、でも……
voice: vo_adv_2114001_006
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
若いんだし、遠慮なんかしちゃダメだよ~
食後にはアイスクリームもあるからね?
voice: vo_adv_2114001_007
シェフィ:
【chara 106412 face 1 (normal)】
……ありがとうございます。
【chara 106412 face 4 (sad)】
実は最近、ちゃんとした食事をとれていなくて……
voice: vo_adv_2114001_008
シェフィ:
【chara 106412 face 6 (surprised)】
それにしてもずいぶん、用意がいいんですね。
私がギルド管理協会に連絡を取って
この場所を教えてもらったのは、ほんのついさっきなのに。
voice: vo_adv_2114001_009
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
これくらいのおもてなし、驚くほどのことじゃないよ。
【chara 106711 face 2 (joy)】
だってシェフィちゃんが来るのは、私の能力で『見えてた』からね~♪
voice: vo_adv_2114001_010
シェフィ:
【chara 106412 face 6 (surprised)】
……『見えて』……
voice: vo_adv_2114001_011
シェフィ:
【chara 106412 face 1 (normal)】
……ホマレさん。
【chara 106412 face 4 (sad)】
お話をさせてもらう前に、断っておかなくちゃなんだけど。
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シェフィ:
【chara 106412 face 1 (normal)】
今の、私たちの敵……
『エリス』のことは、ホマレさんも知っているわよね。
voice: vo_adv_2114001_013
ホマレ:
【chara 106711 face 2 (joy)】
もちろん。【chara 106711 face 1 (normal)】
【レイジ・レギオン】の戦いの後のこと──
ICPOの豚さんがみんなを空間跳躍させるまでは、
ぜ~んぶ『見させて』もらったから。
voice: vo_adv_2114001_014
シェフィ:
【chara 106412 face 4 (sad)】
……
voice: vo_adv_2114001_015
シェフィ:
【chara 106412 face 4 (sad)】
……私は……
その『エリス』の、端末というものだったみたいで……
voice: vo_adv_2114001_016
シェフィ:
【chara 106412 face 4 (sad)】
自分でも知らないうちに、みんなの情報を
敵に流してしまっていた……
それどころか、ラビリスタさんのことも、傷つけてしまって……
voice: vo_adv_2114001_017
ホマレ:
【chara 106711 face 6 (surprised)】
…………
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シェフィ:
【chara 106412 face 6 (surprised)】
あっ、でも……
『見られて』しまうのは、エリスが目覚めていて、
私の意識がないときだから。
voice: vo_adv_2114001_019
シェフィ:
【chara 106412 face 1 (normal)】
だからホマレさんのこのアジトは、
エリスたちに『見られて』いないと思うわ。
【chara 106412 face 4 (sad)】
少なくとも、今は……
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ホマレ:
【chara 106711 face 2 (joy)】
気を使ってくれて、ありがとね。【chara 106711 face 1 (normal)】
でも、変貌大妃とかと違って
私はそんなに一生懸命に自分のことを隠してないから。
【chara 106711 face 2 (joy)】
もしバレちゃったとしても、シェフィちゃんは気にしなくっていいよ~
voice: vo_adv_2114001_021
シェフィ:
【chara 106412 face 2 (joy)】
……あ、ありがとう……
voice: vo_adv_2114001_022
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
とりあえず、事情はだいたいわかったよ。
シェフィちゃんは、どうすれば『端末』じゃなくなるのか
知りたくて、私のところに来てくれたんだね~
voice: vo_adv_2114001_023
シェフィ:
【chara 106412 face 1 (normal)】
ええ。
私は、みんなと一緒にいたい。
【chara 106412 face 4 (sad)】
それに敵の手に落ちてしまった兄さんを、今のままにしたくない……
voice: vo_adv_2114001_024
シェフィ:
【chara 106412 face 1 (normal)】
ホマレさんは、ドラゴン族だけじゃなく
この世界のことを色々調べているみたいだし。
【chara 106412 face 6 (surprised)】
何か手がかりがあれば……って。【chara 106412 face 4 (sad)】
迷惑かもしれないけど……
voice: vo_adv_2114001_025
ホマレ:
【chara 106711 face 2 (joy)】
ふふっ。
迷惑なんて、そんなこと言わないよ。
【chara 106711 face 1 (normal)】
でも~?
voice: vo_adv_2114001_026
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
カヤちゃんたちに、『裏のお仕事』を手伝ってもらってるみたいに。
シェフィちゃんにも、私のお手伝いをしてもらうことになっちゃうけど
【chara 106711 face 2 (joy)】
……その覚悟、あるかな~?
voice: vo_adv_2114001_027
シェフィ:
【chara 106412 face 1 (normal)】
ええ。
なんでもする、【chara 106412 face 6 (surprised)】
とは言えないけど……
【chara 106412 face 1 (normal)】
できる限りのことは、してみせるわ。
voice: vo_adv_2114001_028
ホマレ:
【chara 106711 face 2 (joy)】
ふふっ。
それじゃあ──
voice: vo_adv_2114001_029
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
う~ん♪
けっこう器用だねシェフィちゃん☆
次はここのカケアミお願いね~♪
voice: vo_adv_2114001_030
シェフィ:
【chara 106412 face 1 (normal)】
は、はい──【chara 106412 face 6 (surprised)】
って……
voice: vo_adv_2114001_031
シェフィ:
【chara 106412 face 6 (surprised)】
どうして漫画のお手伝いなんですか……!?
voice: vo_adv_2114001_032
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
や~だって。
締め切り、もうすぐなんだもん~
voice: vo_adv_2114001_033
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
{player}くんにもね、
いつもこんなふうに手伝ってもらってるんだよ~
voice: vo_adv_2114001_034
ホマレ:
【chara 106711 face 4 (sad)】
でも最近は、とっても忙しいみたいで。
原稿が溜まっちゃってたんだ。
私も彼が隣にいないと、なんだか筆が乗らなくって~
voice: vo_adv_2114001_035
シェフィ:
【chara 106412 face 6 (surprised)】
そうだったのね。
{player}の代打、っていうなら。
ますます、しっかりやらなくちゃ……
voice: vo_adv_2114001_036
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
ふふっ、マジメなんだから~
漫画は誰かを楽しませるものだし、
どうせなら、お手伝いも楽しんでいってほしいなぁ。
voice: vo_adv_2114001_037
シェフィ:
【chara 106412 face 6 (surprised)】
……楽しむ……【chara 106412 face 4 (sad)】
でも……
voice: vo_adv_2114001_038
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
……ねぇねぇ、シェフィちゃん。
手を動かしたままでいいんだけど、
ちょっと質問させてもらっちゃうね。
voice: vo_adv_2114001_039
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
シェフィちゃんは──
この世界のコト、どう思ってるのかなぁ?
voice: vo_adv_2114001_040
シェフィ:
【chara 106412 face 6 (surprised)】
えっ?
どうって……
voice: vo_adv_2114001_041
シェフィ:
【chara 106412 face 1 (normal)】
『ここではない世界』のことは……うっすら、思い出したわ……
私が兄さんや、両親と一緒に暮らしていたこと。
だから……この世界は、架空のもの、なのよね。
voice: vo_adv_2114001_042
シェフィ:
【chara 106412 face 6 (surprised)】
でも、こうしてペンを握っている感触も。
サンドイッチの味も……本物にしか思えなくて。
架空のものなんて、信じられないけど……
voice: vo_adv_2114001_043
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
うんうん、それから~?
voice: vo_adv_2114001_044
シェフィ:
【chara 106412 face 6 (surprised)】
それから……
voice: vo_adv_2114001_045
シェフィ:
【chara 106412 face 1 (normal)】
エリスが悪いのか、それとも七冠の人が悪いのか……
私には、わからないけど。
【chara 106412 face 4 (sad)】
でも……ひどい世界って、思ってしまう……
voice: vo_adv_2114001_046
シェフィ:
【chara 106412 face 6 (surprised)】
【美食殿】のみんなや、
冒険で知り合ったひとたちのことは、もちろん好きよ。
【chara 106412 face 4 (sad)】
それでも……私にとって、この世界は……
voice: vo_adv_2114001_047
ホマレ:
【chara 106711 face 6 (surprised)】
う~ん。悲しいけど……
シェフィちゃんがそう思っちゃうのは、しょうがないよね~
【chara 106711 face 4 (sad)】
あなたはいま、とってもつらい立場なわけだし。
voice: vo_adv_2114001_048
シェフィ:
【chara 106412 face 6 (surprised)】
……ホマレさんは……?
あなたは、この世界のことをどう思っているの?
voice: vo_adv_2114001_049
ホマレ:
【chara 106711 face 6 (surprised)】
私?
【chara 106711 face 1 (normal)】
私はね~
【chara 106711 face 2 (joy)】
大好き☆
voice: vo_adv_2114001_050
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
……ううん。
大好き「だった」っていうべきかな。
voice: vo_adv_2114001_051
シェフィ:
【chara 106412 face 6 (surprised)】
「だった」……
それじゃ、過去のことなの?
voice: vo_adv_2114001_052
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
まぁ、もちろん? 昔だって、不満が無かったわけじゃないよ。
【chara 106711 face 6 (surprised)】
開発者に問題があって、自分たちだけチートを使って有利に
ゲームを進めたりしてたのは「それってどうなの~?」って思ったし。
voice: vo_adv_2114001_053
シェフィ:
【chara 106412 face 6 (surprised)】
え、えっと……?
voice: vo_adv_2114001_054
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
でも……
【chara 106711 face 2 (joy)】
すごいよね☆
『mimi』って~
voice: vo_adv_2114001_055
ホマレ:
【chara 106711 face 2 (joy)】
現実ではできないことが、いろいろ体験できちゃう☆
魔法が使えたり、空を飛べたりとか♪
voice: vo_adv_2114001_056
シェフィ:
【chara 106412 face 6 (surprised)】
ミミ……?
voice: vo_adv_2114001_057
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
あっ、ごめんごめん☆
まだそこまでは、認識が戻ってないんだね。
voice: vo_adv_2114001_058
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
そもそもね? 私はね~
小さい頃から、お話を考えたり想像したことを
絵に描いたりするのが得意で、楽しくて、好きだったんだ。
voice: vo_adv_2114001_059
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
それが高じて、漫画家になったり。
バーチャルの世界を知りたくて、ネットワークに詳しくなったり。
……その過程で、『彼女』と知り合ったり……っと、それはともかく。
voice: vo_adv_2114001_060
ホマレ:
【chara 106711 face 2 (joy)】
mimiを着けて、『レジェンドオブアストルム』を最初に起動した時。
とってもと~ってもワクワクしたの、今でも覚えてる。
まるで、お話の中の世界に飛び込んだみたいに。
voice: vo_adv_2114001_061
ホマレ:
【chara 106711 face 4 (sad)】
でも、私が好きだったのは今のこんなアストルムじゃない。
少なくとも……シェフィちゃんみたいな良い子が
傷つくような世界じゃない。【chara 106711 face 6 (surprised)】
……今、全然楽しくないよね?
voice: vo_adv_2114001_062
シェフィ:
【chara 106412 face 4 (sad)】
…………
voice: vo_adv_2114001_063
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
こうなっちゃったら……【chara 106711 face 2 (joy)】
ねぇ?
たとえ『長老』さんから無理だって言われても。
どうにかしたくなっちゃうよね~☆
voice: vo_adv_2114001_064
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
シェフィちゃんには、できれば。
漫画のアシスタントだけじゃなく……
私のしようとしてることの、お手伝いをしてほしいんだ。
voice: vo_adv_2114001_065
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
ドラゴン族っていうだけじゃない。
エリスの『端末』としてのあなたが協力してくれるなら……
ううん。
voice: vo_adv_2114001_066
ホマレ:
【chara 106711 face 2 (joy)】
あなたが、私に身を預けてくれるなら。
きっとこの無理ゲーを攻略する裏技、見つけられると思うんだ~♪
voice: vo_adv_2114001_067
シェフィ:
【chara 106412 face 1 (normal)】
……ええ。
むしろ、こちらからお願いしたいくらい。
voice: vo_adv_2114001_068
シェフィ:
【chara 106412 face 4 (sad)】
でも……
具体的には、どうすればいいのかしら?
voice: vo_adv_2114001_069
ホマレ:
【chara 106711 face 6 (surprised)】
そうだねえ。
とりあえず……
voice: vo_adv_2114001_070
ホマレ:
【chara 106711 face 2 (joy)】
チート、しちゃおっか~♪
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