2部 第15章 第10話
戦いを眺めていたミソラのもとにランファが訪れる。ミソラはランファに自身の想いを話した後、姿を消す。一方キャルは王都へ向かう終炎の巨神と対峙する。そんな彼女を見て不敵に笑うある人物の影があった。
-------------- situation:
迫る終焉
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
──ランドソル王宮、城門の楼閣にて。
ミソラは街のあちこちで起きた激闘を、ひとり眺めていた。
voice: vo_adv_2115010_000
ミソラ:
【chara 192011 face 4 (sad)】
……あ~あ。
voice: vo_adv_2115010_001
ミソラ:
【chara 192011 face 4 (sad)】
Rちゃんたち、やられちゃったんですねー
まだまだ利用価値のある子たちだったのに……
voice: vo_adv_2115010_002
ミソラ:
【chara 192011 face 4 (sad)】
なーんて。
命令を更新しなきゃ、こうなることはわかってたわけですが。
voice: vo_adv_2115010_003
ミソラ:
【chara 192011 face 1 (normal)】
ま。馴染まない身体のままで
ロストっていうのも、ちょっとかわいそうですからね。
【chara 192011 face 6 (surprised)】
このあとあの子たちがどうなるかは、謎ですけど……
voice: vo_adv_2115010_004
ミソラ:
【chara 192011 face 1 (normal)】
それに……エリスさまも。
予想外にトラブっちゃったみたいですね。
voice: vo_adv_2115010_005
ミソラ:
【chara 192011 face 1 (normal)】
エリスさまはどっちかっていうと、
気持ちの乱れのほうが大きそうですけど……
voice: vo_adv_2115010_006
ミソラ:
【chara 192011 face 4 (sad)】
……それは。
わたしも同じかな……
voice: vo_adv_2115010_007
ミソラ:
【chara 192011 face 4 (sad)】
……はぁ。
voice: vo_adv_2115010_008
ランファ:
【chara 118111 face 1 (normal)】
……ミソラちゃん……
voice: vo_adv_2115010_009
ミソラ:
【chara 192011 face 2 (joy)】
……あは。ランファさん。
【chara 192011 face 1 (normal)】
よくここがわかりましたね……
voice: vo_adv_2115010_010
ミソラ:
【chara 192011 face 1 (normal)】
っていうか。
こんなに騒がしいのに、わたしの『音』、聞きわけられたんですねー
【chara 192011 face 2 (joy)】
さすがです。
voice: vo_adv_2115010_011
ミソラ:
【chara 192011 face 1 (normal)】
そんな耳の良いランファさんは。
今のわたしがどんな気持ちか、わかります?
voice: vo_adv_2115010_012
ランファ:
【chara 118111 face 6 (surprised)】
…………
voice: vo_adv_2115010_013
ランファ:
【chara 118111 face 1 (normal)】
ミソラちゃん……
【chara 118111 face 4 (sad)】
なにか困ってたり、する……?
voice: vo_adv_2115010_014
ミソラ:
【chara 192011 face 4 (sad)】
……そうですそうです。
ちょっと困っちゃってるんですよねー
【chara 192011 face 1 (normal)】
聞いてくれます?
voice: vo_adv_2115010_015
ランファ:
【chara 118111 face 6 (surprised)】
う、【chara 118111 face 1 (normal)】
うん……
voice: vo_adv_2115010_016
ミソラ:
【chara 192011 face 1 (normal)】
前に言ったとおり。
わたしの『願い』は……かわいそうなエリスさまの願いを、
叶えてあげることだったんです。
voice: vo_adv_2115010_017
ミソラ:
【chara 192011 face 4 (sad)】
ですからさっきは、ですね?
騎士さんを拉致って、エリスさまのところにつれていってあげて。
voice: vo_adv_2115010_018
ミソラ:
【chara 192011 face 4 (sad)】
塔のシステムにハッキングを仕掛けて、
二人っきりの世界ができるようにしてあげたんですよ。
voice: vo_adv_2115010_019
ミソラ:
【chara 192011 face 6 (surprised)】
まぁ……
【chara 192011 face 1 (normal)】
失敗、しちゃったみたいですけど。
voice: vo_adv_2115010_020
ランファ:
【chara 118111 face 6 (surprised)】
そ、それじゃあ……
【chara 118111 face 1 (normal)】
エリスさんの願いは、叶わなかったのね……
voice: vo_adv_2115010_021
ミソラ:
【chara 192011 face 6 (surprised)】
んー……
今のところは、ですけどね。
voice: vo_adv_2115010_022
ミソラ:
【chara 192011 face 1 (normal)】
どんな邪魔が入ったって。
管理者の力がなくなったって。
諦めるようなエリスさまじゃないって、【chara 192011 face 4 (sad)】
そう思ってますけど……
voice: vo_adv_2115010_023
ランファ:
【chara 118111 face 1 (normal)】
ミソラちゃんが「困った」っていうのは……
【chara 118111 face 6 (surprised)】
失敗してしまったから……?
voice: vo_adv_2115010_024
ミソラ:
【chara 192011 face 1 (normal)】
そうじゃないです。
【chara 192011 face 4 (sad)】
ただ……どうしよっかなーって。
voice: vo_adv_2115010_025
ミソラ:
【chara 192011 face 3 (anger)】
今のエリスさまは、前と違って。
ふつーに恋を成就させようとがんばる女の子です。
世界からも、好きな人からも忘れられた存在なんかじゃありません。
voice: vo_adv_2115010_026
ミソラ:
【chara 192011 face 4 (sad)】
だからこれ以上、わたしが手を貸すのは
なーんか違うなーって。
voice: vo_adv_2115010_027
ミソラ:
【chara 192011 face 4 (sad)】
でも……もう、他にしたいこととか。面白そうな遊びとか。
ぜーんぜん思いつかないですし。
どうしよっかなーって、悩んでたんですよ。
voice: vo_adv_2115010_028
ランファ:
【chara 118111 face 6 (surprised)】
そ、それじゃあ……
voice: vo_adv_2115010_029
ミソラ:
【chara 192011 face 1 (normal)】
……仲間になれーって言うんですか?
【レイジ・レギオン】に戻れとか?
voice: vo_adv_2115010_030
ランファ:
【chara 118111 face 4 (sad)】
ち、違うわ……
【chara 118111 face 7 (special_a)】
……本当は、言いたいけど……
voice: vo_adv_2115010_031
ランファ:
【chara 118111 face 1 (normal)】
きっと、それは……
ミソラちゃんは、望んでいない……
voice: vo_adv_2115010_032
ミソラ:
【chara 192011 face 1 (normal)】
……そうですね。
【chara 192011 face 4 (sad)】
エリスさまに協力するのをやめたからって。
騎士さんの側について、エリスさまの邪魔をするのは……
voice: vo_adv_2115010_033
ミソラ:
【chara 192011 face 4 (sad)】
…………
voice: vo_adv_2115010_034
ミソラ:
【chara 192011 face 1 (normal)】
もっと言うと、ですね。
始めてしまったことを、どう終わらせたらいいか……
わかんないんですよね。
voice: vo_adv_2115010_035
ランファ:
【chara 118111 face 6 (surprised)】
え……?
voice: vo_adv_2115010_036
ミソラ:
【chara 192011 face 1 (normal)】
誰かに憎まれて、殺されるなら……それはアリかなーって。
それが自分の気に入ってる人なら、
もっとアリよりのアリだなーって思ってたみたいなんです。
voice: vo_adv_2115010_037
ミソラ:
【chara 192011 face 4 (sad)】
でも……ランファさんも騎士さんも。
わたしを憎むどころか……
やめてって、ばっかり言うんですよね。
voice: vo_adv_2115010_038
ランファ:
【chara 118111 face 1 (normal)】
うん……
【chara 118111 face 4 (sad)】
わたしには、ミソラちゃんが、傷だらけに見える……
もっと傷つけたいなんて、思うはずない……
voice: vo_adv_2115010_039
ランファ:
【chara 118111 face 6 (surprised)】
そ、そうだわ……【chara 118111 face 2 (joy)】
それなら。
傷ついたひとを、助けにいくのはどうかしら……?
voice: vo_adv_2115010_040
ランファ:
【chara 118111 face 2 (joy)】
これなら……
エリスさんや彼の、肩を持つことにもならないし。
【chara 118111 face 1 (normal)】
……わたしも、手伝うから……
voice: vo_adv_2115010_041
ミソラ:
【chara 192011 face 4 (sad)】
「自分が傷ついていることは、他人を助けない理由にならない」ですか。
……ユイさんも、そんなこと言ってましたっけ。
たしかに、いま街には傷ついてるひとたちがいっぱいですけど……
voice: vo_adv_2115010_042
ランファ:
【chara 118111 face 6 (surprised)】
ど、どうかしら……?
voice: vo_adv_2115010_043
ミソラ:
【chara 192011 face 4 (sad)】
……エリスさまと、騎士さん。
どちらかの肩を持つことが、できないなら。
わたしにできるのは……他の誰かを助けること……
voice: vo_adv_2115010_044
ミソラ:
【chara 192011 face 4 (sad)】
…………
voice: vo_adv_2115010_045
ミソラ:
【chara 192011 face 1 (normal)】
じゃなくって♪
【chara 192011 face 2 (joy)】
どっちにもイヤガラセすること、かもですね★
voice: vo_adv_2115010_046
ランファ:
【chara 118111 face 6 (surprised)】
え、ええっ……?
voice: vo_adv_2115010_047
ミソラ:
【chara 192011 face 1 (normal)】
ランファさーん、手伝ってくれます?
voice: vo_adv_2115010_048
ランファ:
【chara 118111 face 6 (surprised)】
だ、ダメよ……
【chara 118111 face 4 (sad)】
{player}くんに、嫌がらせなんて……
voice: vo_adv_2115010_049
ミソラ:
【chara 192011 face 3 (anger)】
もー、しょうがないですねー
voice: vo_adv_2115010_050
ミソラ:
【chara 192011 face 1 (normal)】
……ランファさんやエリスさまのように、誰かを好きになって。
まわりが見えなくなっちゃったら。
こんな虚しい悩み、抱えなくて済んだかもですけど……
voice: vo_adv_2115010_051
ミソラ:
【chara 192011 face 1 (normal)】
わたしはどうも、好きとか惚れたとか。
そういう人とのかかわり方が、できなくなっちゃったみたいなので。
こういう、ウザ絡みみたいなことになっちゃうんですよねー
voice: vo_adv_2115010_052
ミソラ:
【chara 192011 face 1 (normal)】
自分でも、ヤになっちゃいますけど。
ほんと、ヨリさん大正解ってカンジです──
確かにわたしは、遊ぶのがヘタですね。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_2115010_053
ランファ:
【chara 118111 face 6 (surprised)】
ミソラちゃんっ……?
待って……!
voice: vo_adv_2115010_054
ミソラ:
【chara 192011 face 1 (normal)】
またいつか。
今度はフツーに楽しく、一緒に遊べたらいいですね。
ランファさん……♪
voice: vo_adv_2115010_055
ランファ:
【chara 118111 face 1 (normal)】
……ミソラちゃん……
voice: vo_adv_2115010_056
ランファ:
【chara 118111 face 4 (sad)】
……わたし……
わたしも、諦めないわ。
ミソラちゃんも……{player}くんのことも……
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
…………
……
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
──そして。
ホマレによって空間跳躍させられた、
『黒き薔薇の城』の残骸では……
voice: vo_adv_2115010_057
キャル:
【chara 180611 face 4 (sad)】
……ぅ、う~ん……
voice: vo_adv_2115010_058
キャル:
【chara 180611 face 4 (sad)】
あいったた……
voice: vo_adv_2115010_059
キャル:
【chara 180611 face 4 (sad)】
………………あたし、生きてるの……?
voice: vo_adv_2115010_060
キャル:
【chara 180611 face 6 (surprised)】
……そ、そうだわ。
なんか、薔薇の城みたいな建物の中に潜入したのよね。
【chara 180611 face 4 (sad)】
さっき……
voice: vo_adv_2115010_061
キャル:
【chara 180611 face 4 (sad)】
そしたらいきなり、
下からとんでもない攻撃魔法がぶちこまれて、城がぶっ壊されて。
それで……
voice: vo_adv_2115010_062
キャル:
【chara 180611 face 6 (surprised)】
ここって……たぶん、ランドソルの郊外、よね。
【chara 180611 face 4 (sad)】
なんとなく、地形に見覚えあるような、ないような……
voice: vo_adv_2115010_063
キャル:
【chara 180611 face 4 (sad)】
でもって、あたりに散らばってるのって……
【chara 180611 face 6 (surprised)】
あの城みたいな建物の、残骸? ここに空間跳躍でもしたってこと?
【chara 180611 face 4 (sad)】
あーもうっ、わけわかんないわっ……!
voice: vo_adv_2115010_064
キャル:
【chara 180611 face 3 (anger)】
プリンセスフォームが解除されてないってことは、
少なくとも{player}は無事ってことよね。
【chara 180611 face 4 (sad)】
……ペコリーヌたちも、無事だといいけど……
voice: vo_adv_2115010_065
ミロクの声:
【chara 192613 face 1 (normal)】
──ごきげんよう。
こんなところにいたのですか。
voice: vo_adv_2115010_066
キャル:
【chara 180611 face 6 (surprised)】
……!
あれって……ミロク!? 【chara 180611 face 3 (anger)】
それに、隣にいるのって……
voice: vo_adv_2115010_067
エリス:
【chara 191312 face 1 (normal)】
…………
voice: vo_adv_2115010_068
キャル:
【chara 180611 face 6 (surprised)】
エリス……!?
voice: vo_adv_2115010_069
キャル:
【chara 180611 face 4 (sad)】
やばっ……!
見つかったら、殺されるっ!
とりあえず、隠れなきゃ……!
voice: vo_adv_2115010_070
エリス:
【chara 191312 face 4 (sad)】
…………
voice: vo_adv_2115010_071
ミロク:
【chara 192613 face 1 (normal)】
……エリスさん。
どうやら計画が、思うようにいっていない様子ですね。
voice: vo_adv_2115010_072
エリス:
【chara 191312 face 1 (normal)】
……ええ。
【chara 191312 face 4 (sad)】
遠野帆稀のハッキングで、
ミネルヴァとのリンクにノイズを入れられた。
voice: vo_adv_2115010_073
エリス:
【chara 191312 face 1 (normal)】
けれど……対処はできる。
一度に使う出力を絞って、制御すれば……
voice: vo_adv_2115010_074
ミロク:
【chara 192613 face 1 (normal)】
確かに、ミネルヴァのことは重大です。
遠野帆稀は消滅したようですが、
残る七冠たちに徒党を組んで攻められれば手を焼くことでしょう。
voice: vo_adv_2115010_075
ミロク:
【chara 192613 face 1 (normal)】
しかし私が言いたいのは、他の要因です。
お分かりですね?
voice: vo_adv_2115010_076
エリス:
【chara 191312 face 1 (normal)】
…………
voice: vo_adv_2115010_077
エリス:
【chara 191312 face 4 (sad)】
……騎士クン……
voice: vo_adv_2115010_078
エリス:
【chara 191312 face 4 (sad)】
彼に……嫌われてしまった……
voice: vo_adv_2115010_079
エリス:
【chara 191312 face 4 (sad)】
何度でも、何万回でも。
彼が聞いてくれるまで、想いを告げるつもりだったけれど。
それどころか……逆上して、傷つけて……
voice: vo_adv_2115010_080
ミロク:
【chara 192613 face 1 (normal)】
では……もう諦めてしまうのですか?
ミソラさんと違って、私はまだまだ貴方の力になるつもりですよ。
voice: vo_adv_2115010_081
エリス:
【chara 191312 face 4 (sad)】
…………
voice: vo_adv_2115010_082
ミロク:
【chara 192613 face 1 (normal)】
そのための準備は、もうしてあります。
終炎の巨神:
【chara 16111 face 1 (normal)】
──……
voice: vo_adv_2115010_083
ミロク:
【chara 192613 face 1 (normal)】
エリスさん。
嚮導老君の娘たちから奪取した、ソルオーブをお持ちでしょう。
拝借してもよろしいですか?
voice: vo_adv_2115010_084
エリス:
【chara 191312 face 1 (normal)】
……ええ。
全てでは無いけれど……
voice: vo_adv_2115010_085
ミロク:
【chara 192613 face 1 (normal)】
フフ。
充分です。
voice: vo_adv_2115010_086
ミロク:
【chara 192613 face 1 (normal)】
ソルオーブというアイテムが、
空間と空間を「繋ぐ」ものだというのなら……
終炎の巨神:
【chara 16111 face 1 (normal)】
──……!
voice: vo_adv_2115010_087
ミロク:
【chara 192613 face 1 (normal)】
ただの魔力の塊となった、この『黒き薔薇の城』の残骸と。
この巨神──未完のまま創造主たちに打ち捨てられた器を
「繋ぐ」ことなど、造作もないでしょう。
voice: vo_adv_2115010_088
エリス:
【chara 191312 face 1 (normal)】
姿が、【chara 191312 face 6 (surprised)】
変わる……?
voice: vo_adv_2115010_089
ミロク:
【chara 192613 face 1 (normal)】
ええ。元々コレには、意志などありはしませんし。
ミネルヴァとのリンクを失いかけたエリスさんには、
ちょうどいい手足となることでしょう。
voice: vo_adv_2115010_090
エリス:
【chara 191312 face 1 (normal)】
……あなたは。
わたしに、何をさせようというの?
voice: vo_adv_2115010_091
ミロク:
【chara 192613 face 1 (normal)】
たしかに、遠野帆稀の妨害は想定外でした。
しかし使徒たちの活躍で、貴方はかつてないほど
この世界に力を揮える状況にある。
voice: vo_adv_2115010_092
ミロク:
【chara 192613 face 1 (normal)】
ならば、またとないチャンスです。
これを機に、貴方を縛り付けるシステムごと──
voice: vo_adv_2115010_093
ミロク:
【chara 192613 face 2 (joy)】
こんな世界は、一度焼き尽くしてしまえば良いのです。
voice: vo_adv_2115010_094
エリス:
【chara 191312 face 1 (normal)】
……でも。
【chara 191312 face 4 (sad)】
それは一つ間違えば、騎士クンが……
voice: vo_adv_2115010_095
ミロク:
【chara 192613 face 1 (normal)】
そうですね。
ひょっとすると、少年も燃え尽きることになりますね……
「今の貴方」を嫌う、「今の少年」が。
voice: vo_adv_2115010_096
エリス:
【chara 191312 face 1 (normal)】
……そして。
リセットがかかる……
voice: vo_adv_2115010_097
ミロク:
【chara 192613 face 1 (normal)】
フッ。
どちらに転んでも、悪くはならないと……そういう次第です。
……クク、クククッ……
終炎の巨神:
【chara 3 face 1 (normal)】
──……!
voice: vo_adv_2115010_098
キャル:
【chara 180611 face 6 (surprised)】
……っはぁっ!
【chara 180611 face 4 (sad)】
ど、どうにか見つからずに済んだみたいね……
voice: vo_adv_2115010_099
キャル:
【chara 180611 face 3 (anger)】
……それとも、あたしなんか眼中にもないってこと?
ムカつくわ……
voice: vo_adv_2115010_100
キャル:
【chara 180611 face 4 (sad)】
……にしても。
あいつらのさっきの話って……
終炎の巨神:
【chara 3 face 1 (normal)】
──……!
voice: vo_adv_2115010_101
キャル:
【chara 180611 face 6 (surprised)】
っ!?
ちょっ……
な、なにっ!?
voice: vo_adv_2115010_102
キャル:
【chara 180611 face 4 (sad)】
ああもうっ、何だか知らないけどマジでやばそうね……!
【chara 180611 face 3 (anger)】
とにかく一旦、離れなきゃっ……!
voice: vo_adv_2115010_103
キャル:
【chara 180611 face 6 (surprised)】
あの魔物の身体が、めちゃくちゃに膨れ上がってる……!?
【chara 180611 face 4 (sad)】
こんなことって……でも……
voice: vo_adv_2115010_104
キャル:
【chara 180611 face 6 (surprised)】
そっか……! 前にコロ助の故郷で、ミロクが黒い風の精霊と
エリスの使徒をくっつけてパワーアップさせたみたいに。
変な城の破片にたっぷり残ってた魔力を食わせたんだわ……!
voice: vo_adv_2115010_105
キャル:
【chara 180611 face 4 (sad)】
っていうか……
【chara 180611 face 6 (surprised)】
どんだけバカでかいのよっ!?
ランドソルの王城と同じくらい……ううん、それ以上かもっ……!
voice: vo_adv_2115010_106
キャル:
【chara 180611 face 6 (surprised)】
──っ!?
【chara 180611 face 4 (sad)】
あつっ!!
あっつ~っ!!
voice: vo_adv_2115010_107
キャル:
【chara 180611 face 4 (sad)】
なに今の、炎の魔法……!?
voice: vo_adv_2115010_108
キャル:
【chara 180611 face 6 (surprised)】
じゃないわ!
このデカブツ、ただ動いてるだけで
とんでもない熱と炎をまき散らしてる……!
voice: vo_adv_2115010_109
キャル:
【chara 180611 face 6 (surprised)】
周りの木も草も……地面ごと燃えちゃってるわ!
【chara 180611 face 4 (sad)】
山火事なんてもんじゃない、
まるで世界全部を焼こうとしてるみたい……
voice: vo_adv_2115010_110
キャル:
【chara 180611 face 6 (surprised)】
え……
voice: vo_adv_2115010_111
キャル:
【chara 180611 face 6 (surprised)】
ちょっと、嘘でしょ……!?
あのデカブツが、向かおうとしてる先って……
もしかしなくても、ランドソルっ……!?
voice: vo_adv_2115010_112
キャル:
【chara 180611 face 3 (anger)】
あんなもんが突っ込んだら、街が消し炭になっちゃう……!
【chara 180611 face 4 (sad)】
城も、陛下も、あたしたちの帰る家もっ……!
voice: vo_adv_2115010_113
キャル:
【chara 180611 face 3 (anger)】
ふざけんじゃないわよっ!
そんなの、認められるかっての!
voice: vo_adv_2115010_114
キャル:
【chara 180611 face 4 (sad)】
あたしの……【chara 180611 face 3 (anger)】
あたしの家は、あそこしかないんだから!
焼くんじゃないわよ! ぶっ殺すぞっ!?
voice: vo_adv_2115010_115
キャル:
【chara 180611 face 3 (anger)】
このっ! このっ! このっ! このっ!
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