3部 第7章 第2話
アネモネは温泉にやってきた{player}を監視しつつ、旅の目的を訪ねる。一方リリたちはネフィ=ネラに修行をつけてもらえるよう頼み込んでいた。その折、慌てた様子のナーナの声が聞こえてくる。
-------------- situation:
二番ダシ
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
裏世界『ジオ・ゲヘナ』、鬼岩城塞の裏手側──
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_2207002_000
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 2 (joy)】
ざっぱーーーーん♪♪
voice: vo_adv_2207002_001
コッコロ・ホウオウ:
【chara 1 face 1 (normal)】
ひゃっ!
voice: vo_adv_2207002_002
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
わぶっ! 【chara 106012 face 3 (anger)】
……ちょっとも~アホリーヌ、
おっきいおフロだとなんでいっつもテンションあがるのよっ?
ガキかってーのっ!
voice: vo_adv_2207002_003
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 2 (joy)】
えっへへ~☆
【chara 105812 face 1 (normal)】
だってとってもキモチいいじゃないですか♪
【chara 105812 face 2 (joy)】
ねーコッコロちゃん☆
voice: vo_adv_2207002_004
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
……はい。
少し熱いですが、炭酸水のようにシュワシュワとしたお湯で
皮膚についた汚れが弾かれていくように感じます。
voice: vo_adv_2207002_005
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 2 (joy)】
ですよねですよね☆ 【chara 105812 face 1 (normal)】
ブクブクしてとっても面白いですし
【chara 105812 face 6 (surprised)】
それにジオ・テオゴニアの甘いお湯と違って
【chara 105812 face 2 (joy)】
辛いチリスープみたいなスパイシーなお味がします♪
voice: vo_adv_2207002_006
キャル:
【chara 106012 face 3 (anger)】
温泉をテイスティングすんじゃないわよ、ったくもう。
voice: vo_adv_2207002_007
ホウオウ:
【chara 194812 face 6 (surprised)】
ほほう。
遠き異郷には、甘い温泉というものもあるのですか?
voice: vo_adv_2207002_008
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
……そーねぇ。
電気でビリビリする温泉とか、
ゼラチナでヌルヌルな温泉とかもあるわ……
voice: vo_adv_2207002_009
ホウオウ:
【chara 194812 face 2 (joy)】
へ~っ! 面白そうっ……
【chara 194812 face 8 (special_b)】
……こほん。
【chara 194812 face 1 (normal)】
皆さんは、たくさんの土地を巡っているようですね。感心します。
voice: vo_adv_2207002_010
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
いえ、それほどでも……
【chara 105913 face 6 (surprised)】
ふむ。
【chara 105913 face 2 (joy)】
あるかもしれませんね……
voice: vo_adv_2207002_011
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 2 (joy)】
そうですね☆
【chara 105812 face 1 (normal)】
ジオ・ゲヘナでの冒険も、とっても楽しみです!
voice: vo_adv_2207002_012
ホウオウ:
【chara 194812 face 2 (joy)】
ふふふ。【chara 194812 face 1 (normal)】
ジオ・ゲヘナの先輩であるこの私が、
皆さんの冒険を導いてあげてもいいですよ?
【chara 194812 face 8 (special_b)】
……記憶ほとんど残ってないですけど……
voice: vo_adv_2207002_013
ホウオウ:
【chara 194812 face 6 (surprised)】
──あれ? そういえば。
どうして、【美食殿】の皆さんはそんなに冒険しているんでしょうか。
何か大いなる目的でも、あるのでしょうか?
voice: vo_adv_2207002_014
3人:
【chara 1 face 1 (normal)】
……!
voice: vo_adv_2207002_015
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
え、え~っとぉ……
voice: vo_adv_2207002_016
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 6 (surprised)】
(ごくっ)
voice: vo_adv_2207002_017
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
それは……
voice: vo_adv_2207002_018
キャル:
【chara 106012 face 1 (normal)】
ちょ、ちょっとタンマね!
【chara 106012 face 3 (anger)】
……あんたたちっ……
voice: vo_adv_2207002_019
ホウオウ:
【chara 194812 face 6 (surprised)】
?
voice: vo_adv_2207002_020
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
……わ、悪いやつじゃ無いっぽいけどさ。
こいつに全部言うワケにはいかないわよね。
さすがに……
voice: vo_adv_2207002_021
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
(こくこく)
voice: vo_adv_2207002_022
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 6 (surprised)】
(ごくごくっ)
voice: vo_adv_2207002_023
ホウオウ:
【chara 194812 face 6 (surprised)】
どうしたんですか?
皆さん。
【chara 194812 face 4 (sad)】
なんだか様子が……
voice: vo_adv_2207002_024
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
そのっ、ホウオウさま。
【chara 105913 face 2 (joy)】
わたくしどもは【美食殿】……
美食を追い求める者でございます。
voice: vo_adv_2207002_025
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
そ、【chara 106012 face 2 (joy)】
そーなのよぉ♪
未知なる味覚を求めて、
世界を股にかけた冒険ざんまい、それが目的! ってね~♪
voice: vo_adv_2207002_026
ホウオウ:
【chara 194812 face 4 (sad)】
……う、うーん……?
【chara 194812 face 3 (anger)】
なんだかあやしいですね……
voice: vo_adv_2207002_027
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
う、嘘なんかついてないってば!
【chara 106012 face 3 (anger)】
ほらペコリーヌ! あんたからも何か……
voice: vo_adv_2207002_028
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 2 (joy)】
(ごくごくごくっ)
voice: vo_adv_2207002_029
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
って!
なんかフロの水かさ減ってない!?
voice: vo_adv_2207002_030
コッコロ:
【chara 105913 face 4 (sad)】
先ほどから、ペコリーヌさまが
温泉のお湯を一気飲みしていらっしゃいます。
【chara 105913 face 6 (surprised)】
それも、風呂釜の栓を抜いたかのごとき勢いで……
voice: vo_adv_2207002_031
キャル:
【chara 106012 face 3 (anger)】
何またバカやってんのよアホリーヌ!
いい湯だってのに干上がっちゃうでしょうがぁっ!?
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_2207002_032
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 2 (joy)】
……ぷはっ☆ 【chara 105812 face 7 (special_a)】
だって……
だってキャルちゃん! 【chara 105812 face 2 (joy)】
このお湯、本っ当~にいいお湯なんです!
キャルちゃんも一口飲んでみてください!
voice: vo_adv_2207002_033
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
はあ!?
【chara 106012 face 3 (anger)】
あんたじゃないんだからそんなこと──
voice: vo_adv_2207002_034
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 2 (joy)】
えいっ☆
ぴゅーっ♪
voice: vo_adv_2207002_035
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
──ぶほぁっ!?
voice: vo_adv_2207002_036
ホウオウ:
【chara 194812 face 6 (surprised)】
わっ。
大きく開いたキャルさんのお口に……
voice: vo_adv_2207002_037
コッコロ:
【chara 105913 face 4 (sad)】
ペコリーヌさまの手による水鉄砲で、狙い撃ちでございましたね……
voice: vo_adv_2207002_038
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
げほごほっ!
【chara 106012 face 3 (anger)】
いきなりなにすんのよアホリー……【chara 106012 face 6 (surprised)】
ヌ……
voice: vo_adv_2207002_039
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
……うそ。
このお湯、【chara 106012 face 1 (normal)】
ほんとにおいしい……♪
voice: vo_adv_2207002_040
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 2 (joy)】
ですよねですよねっ♪
【chara 105812 face 7 (special_a)】
ドラゴンのテールスープにも勝るとも劣らない、
絶品のお味です……♪【chara 105812 face 2 (joy)】
(ごくごくっ)
voice: vo_adv_2207002_041
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
そ、それほどなのですか……?
【chara 105913 face 1 (normal)】
(こくっ)
voice: vo_adv_2207002_042
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
……!
【chara 105913 face 2 (joy)】
こ、これは確かに、素晴らしいお味でございます。
この深くまろやかな出汁の旨み……まるで……
voice: vo_adv_2207002_043
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
まるで極上の、鶏ガラスープのような……!
voice: vo_adv_2207002_044
ペコリーヌ・キャル:
【chara 1 face 1 (normal)】
……鶏ガラ……
voice: vo_adv_2207002_045
ホウオウ:
【chara 194812 face 8 (special_b)】
えっ? えっ?
【chara 194812 face 4 (sad)】
ど、どうして私のことを見るんですか皆さん……?
voice: vo_adv_2207002_046
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
……ねえ、ホウオウ。
あんたあたしたちが来る前にも、
ここのお湯に浸かってたって言ってたわよね……?
voice: vo_adv_2207002_047
ホウオウ:
【chara 194812 face 6 (surprised)】
は、はい。
【chara 194812 face 1 (normal)】
小鳥から人型に戻るため、神力を回復しなくてはと思って。
【chara 194812 face 4 (sad)】
……浸かりすぎて、のぼせてしまったんですが……
voice: vo_adv_2207002_048
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
では……その際、そして今ホウオウさまから滲み出たお出汁が
このお湯を素晴らしい味に変えてしまった……
かもしれないのですね。
voice: vo_adv_2207002_049
ホウオウ:
【chara 194812 face 7 (special_a)】
えええっ!!?
そんな煮込み料理みたいなこと、起きるはずがありませんっ!
【chara 194812 face 4 (sad)】
たぶんっ……!
voice: vo_adv_2207002_050
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 7 (special_a)】
うーん、おいしいっ☆
【chara 105812 face 2 (joy)】
さすがは偉大にして優雅、五色絢爛!
伝説の聖鳥さんです~っ……!(ごくごくっ)
voice: vo_adv_2207002_051
キャル:
【chara 106012 face 1 (normal)】
六凶って言うだけあるわね……いろんな場所のおいしいもの
食べてきたあたしたちの舌を、ここまで唸らせるなんて。
【chara 106012 face 2 (joy)】
正直、あんたのことナメてたわ。
voice: vo_adv_2207002_052
ホウオウ:
【chara 194812 face 7 (special_a)】
か、関係ないですってば~っ!
私は鶏ガラなんかじゃないですぅ~っ!!
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_2207002_053
ホウオウ:
【chara 194813 face 6 (surprised)】
……あっ。
voice: vo_adv_2207002_054
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 6 (surprised)】
あ。
voice: vo_adv_2207002_055
ホウオウ:
【chara 194813 face 4 (sad)】
うええーんっ!
興奮したらまた、この姿に~っ……
voice: vo_adv_2207002_056
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
……あー
悪いコト言わないから。
とっとと逃げたほうがいーわよ、あんた。
voice: vo_adv_2207002_057
ホウオウ:
【chara 194813 face 6 (surprised)】
えっ?
voice: vo_adv_2207002_058
コッコロ:
【chara 105913 face 4 (sad)】
これは……もはや、手遅れかもしれません……
voice: vo_adv_2207002_059
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 7 (special_a)】
ほーちゃん……ほーちゃん、お願いですっ!
キャルちゃんの言う通り、ちょっとナメさせて……【chara 105812 face 2 (joy)】
ううん、一口だけ!
テールのところ、一口だけでいいですから! 失礼しま~すっ!
voice: vo_adv_2207002_060
ホウオウ:
【chara 194813 face 3 (anger)】
キャーキャー!
おしりかじっちゃダメです~っ!
【chara 194813 face 4 (sad)】
助けてー!
--- Switch scene ---
still display end
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
一方。
男湯では──
voice: vo_adv_2207002_061
リザードマンの男:
【chara 50811 face 1 (normal)】
兄ちゃん、脱衣所はそっちだべ。
タオルとかもあるでな、好きに使ってくんろ。
【chara 50811 face 4 (sad)】
まぁ覗きなんざするやつぁいねぇけども……
voice: vo_adv_2207002_062
リザードマンの男:
【chara 50811 face 1 (normal)】
たまーに見張りをすり抜けた魔物が浸かりにくることも
あるかもしれねぇど? 【chara 50811 face 2 (joy)】
気をつけーよ、だははっ!
【chara 50811 face 1 (normal)】
そんじゃな!
Choice: (1) ありがとうございます。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_2207002_063
アネモネ:
【chara 129612 face 7 (special_a)】
──(じー)……
Choice: (2) すごい視線を感じる……
Choice: (3) ……覗かれてる?
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_2207002_064
アネモネ:
【chara 129612 face 7 (special_a)】
お構いなく。
監視対象なので──貴方。
Jump to tag 4
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_2207002_065
アネモネ:
【chara 129612 face 7 (special_a)】
違います。
監視対象なので──貴方。
----- Tag 4 -----
Choice: (5) 監視って?
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_2207002_066
アネモネ:
【chara 129612 face 7 (special_a)】
媛の命令ではありませんが──
【chara 129612 face 3 (anger)】
私はまだ、貴方たちを信用していません。
voice: vo_adv_2207002_067
アネモネ:
【chara 129612 face 4 (sad)】
──特に、貴方を。
Choice: (6) どうして?
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_2207002_068
アネモネ:
【chara 129612 face 7 (special_a)】
──……
voice: vo_adv_2207002_069
アネモネ:
【chara 129612 face 4 (sad)】
意味が──わからないから、です。
たとえば──
voice: vo_adv_2207002_070
アネモネ:
【chara 129612 face 6 (surprised)】
鳳凰は、敵だったのに──
慈悲をかけようとしたり。
わざわざ、羽根を探してあげたり。
voice: vo_adv_2207002_071
アネモネ:
【chara 129612 face 7 (special_a)】
それに──
居住区に入ってくる魔物の撃退、とか。
燃えてしまった家の建て直し、とか──
voice: vo_adv_2207002_072
アネモネ:
【chara 129612 face 4 (sad)】
頼まれもしないのに、首をつっこんで──
『鬼ノ膝元』のみんなとも、打ち解けてるみたい、
ですけど──
voice: vo_adv_2207002_073
アネモネ:
【chara 129612 face 4 (sad)】
いったい──何が目的なんですか?
Choice: (7) ……それは……
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_2207002_074
アネモネ:
【chara 129612 face 7 (special_a)】
──……
voice: vo_adv_2207002_075
アネモネ:
【chara 129612 face 7 (special_a)】
別に、言わなくていいです。
隠し事してるってことくらい、わかりますから──
Choice: (8) ……助けたい人がいるんだ。
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_2207002_076
アネモネ:
【chara 129612 face 7 (special_a)】
──……
voice: vo_adv_2207002_077
アネモネ:
【chara 129612 face 6 (surprised)】
──え、と。
大事な人、なんですか。
Choice: (9) 君にとっての、ネフィ=ネラさんのように。
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_2207002_078
アネモネ:
【chara 129612 face 4 (sad)】
──それは……
voice: vo_adv_2207002_079
アネモネ:
【chara 129612 face 7 (special_a)】
──……
voice: vo_adv_2207002_080
アネモネ:
【chara 129612 face 3 (anger)】
適当なこと、言わないでください。
まだ、会ったばかりなのに──
voice: vo_adv_2207002_081
アネモネ:
【chara 129612 face 4 (sad)】
──それより。
さっさと入ったらどうです。
voice: vo_adv_2207002_082
アネモネ:
【chara 129612 face 7 (special_a)】
さもなければ──私が、入りますよ。
Choice: (10) それはちょっと……
Choice: (11) いいの?
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_2207002_083
アネモネ:
【chara 129612 face 7 (special_a)】
──賢明です。
【chara 129612 face 6 (surprised)】
……?
Jump to tag 12
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_2207002_084
アネモネ:
【chara 129612 face 7 (special_a)】
──……
【chara 129612 face 4 (sad)】
変なこと、考えてませんか。
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_2207002_085
アネモネ:
【chara 129612 face 6 (surprised)】
言ってませんでしたか?
【chara 129612 face 7 (special_a)】
──私の身体のこと。
Choice: (13) アルラウネの妖魔人、だっけ。
----- Tag 13 -----
voice: vo_adv_2207002_086
アネモネ:
【chara 129612 face 7 (special_a)】
『アネモネ』という植物には──毒があるんです。
その妖魔人ともなれば──
トリカブトやヒガンバナより、もっとずっと強力なので。
voice: vo_adv_2207002_087
アネモネ:
【chara 129612 face 7 (special_a)】
特に──
この眼の花の蜜は、すごい毒ですから。
こんな湯船くらい、一滴で毒のプールにできますよ。
voice: vo_adv_2207002_088
アネモネ:
【chara 129612 face 6 (surprised)】
だから──それでもよければ。
Choice: (14) 一人で入るから、あっち向いてて!
----- Tag 14 -----
voice: vo_adv_2207002_089
アネモネ:
【chara 129612 face 4 (sad)】
──早くしてください。
はぁ……
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
──翌日。
【アルターメイデン】の3人は、
プリンセス・ネフィ=ネラの元を訪れていた。
voice: vo_adv_2207002_090
ネフィ=ネラ:
【chara 129711 face 4 (sad)】
──相済みませぬ。
【chara 129711 face 6 (surprised)】
今の云い、もう一度宜しいかの?
プレシア殿や。
voice: vo_adv_2207002_091
プレシア:
【chara 126112 face 6 (surprised)】
ん。
【chara 126112 face 3 (anger)】
しゅぎょう。
おねがい。します。
voice: vo_adv_2207002_092
プレシア:
【chara 126112 face 6 (surprised)】
おねえさん。
つよい。
ので。
voice: vo_adv_2207002_093
ネフィ=ネラ:
【chara 129711 face 2 (joy)】
否々。
今のわっちは、斯くもか弱き細腕に候。
【chara 129711 face 4 (sad)】
……それに少々、為さねばならぬ煩務を抱えておるで喃……
voice: vo_adv_2207002_094
プレシア:
【chara 126112 face 4 (sad)】
でも……
voice: vo_adv_2207002_095
クリア:
【chara 126012 face 6 (surprised)】
プレシアちゃん、だめですって……!
【chara 126012 face 4 (sad)】
ネフィ=ネラさん、とっても親切にしてくれてますけど……
voice: vo_adv_2207002_096
リリ:
【chara 125812 face 6 (surprised)】
この世界の媛君であらせられる方ですし。
当然ながら多事多端……
【chara 125812 face 4 (sad)】
本来は、こうしてお話をさせていただくこともご迷惑かと……
voice: vo_adv_2207002_097
プレシア:
【chara 126112 face 4 (sad)】
……ん。
ごめん。なさい。
voice: vo_adv_2207002_098
ネフィ=ネラ:
【chara 129711 face 6 (surprised)】
あいや、お待ちあれ。
【chara 129711 face 1 (normal)】
縋る幼子袖にして、媛など名乗る道理はありんせん。
voice: vo_adv_2207002_099
ネフィ=ネラ:
【chara 129711 face 1 (normal)】
ましてお前さまらは、不死鳥狩りの立役者であれば。
細やかなれど、報恩の機を逸すべからずと思い侍り。
【chara 129711 face 6 (surprised)】
リリ殿やクリア殿も、プレシア殿と揃いかえ?
voice: vo_adv_2207002_100
リリ:
【chara 125812 face 3 (anger)】
……はい。
強くなりたいという思いは、3人一緒です。
voice: vo_adv_2207002_101
ネフィ=ネラ:
【chara 129711 face 6 (surprised)】
……何ぞ、経緯が御有りの様子。
【chara 129711 face 1 (normal)】
宜しければ、聞かせていただけますかの?
voice: vo_adv_2207002_102
クリア:
【chara 126012 face 6 (surprised)】
……えっと。
【chara 126012 face 4 (sad)】
実は……
voice: vo_adv_2207002_103
ネフィ=ネラ:
【chara 129711 face 6 (surprised)】
……フム。
成程喃。
voice: vo_adv_2207002_104
ネフィ=ネラ:
【chara 129711 face 6 (surprised)】
お前さまらの、黒き御使いに変化し得る力は限度があり。
騎士殿らの足手纏いにならぬためにも、他に戦う方便が入り用……とな。
voice: vo_adv_2207002_105
ネフィ=ネラ:
【chara 129711 face 2 (joy)】
……クス。
ほんに、いじらしい子らであり申す。
【chara 129711 face 1 (normal)】
その清心に、一肌も二肌も脱ぎとうござんすが……
voice: vo_adv_2207002_106
ネフィ=ネラ:
【chara 129711 face 4 (sad)】
先ず以て。
無茶だけはしないよう、ここに約束してくだしゃんせ。
【chara 129711 face 1 (normal)】
騎士殿らも、お前さまらの苦しむ様は見とうありますまいて。
voice: vo_adv_2207002_107
リリ:
【chara 125812 face 4 (sad)】
そ、それは……
voice: vo_adv_2207002_108
クリア:
【chara 126012 face 4 (sad)】
修行の成果が出るまでどれくらいかかるか、わかりませんから。
その間はやっぱり、少しくらいはシャドウの力を使うことに
なっちゃうと思いますけど……【chara 126012 face 1 (normal)】
でも。
voice: vo_adv_2207002_109
プレシア:
【chara 126112 face 2 (joy)】
やくそく。
します。
voice: vo_adv_2207002_110
ネフィ=ネラ:
【chara 129711 face 6 (surprised)】
……【chara 129711 face 1 (normal)】
ようござんしょ。
【chara 129711 face 6 (surprised)】
ふむ、となると……
そうさ喃。
voice: vo_adv_2207002_111
ネフィ=ネラ:
【chara 129711 face 1 (normal)】
お前さまらは、手に職付ける砌かと存じ上げまする。
voice: vo_adv_2207002_112
クリア:
【chara 126012 face 6 (surprised)】
えっ?
職……ですか?
voice: vo_adv_2207002_113
プレシア:
【chara 126112 face 6 (surprised)】
はたらけ。
と?
voice: vo_adv_2207002_114
リリ:
【chara 125812 face 4 (sad)】
で、ですが、ネフィ=ネラ様。
【chara 125812 face 3 (anger)】
憚りながら……わたくしたちはすでに、冒険者という職業を志し。
最初の一歩を、踏み出さんとしたところです。
voice: vo_adv_2207002_115
クリア:
【chara 126012 face 6 (surprised)】
そ、そうですね。
【chara 126012 face 4 (sad)】
もちろん、お兄さんたちに比べたら
まだまだ初心者もいいところですけど……
voice: vo_adv_2207002_116
ネフィ=ネラ:
【chara 129711 face 2 (joy)】
──コロコロコロ。
【chara 129711 face 1 (normal)】
迂遠なる云い、相済みませぬ。
voice: vo_adv_2207002_117
ネフィ=ネラ:
【chara 129711 face 1 (normal)】
お前さまらの世界の有様は、【chara 129711 face 6 (surprised)】
わっちの妹子──
ネアの伝聞頼りでありんすが。拝察するに、冒険者なる職は
達士らが徒党を組み、得手を重ねることで成る仕組みにござんしょう。
voice: vo_adv_2207002_118
リリ:
【chara 125812 face 6 (surprised)】
徒党……【chara 125812 face 1 (normal)】
確かに。
幾人かで集まって、お互いの苦手な部分を補い合うのは
冒険者として、珍しくないものです。
voice: vo_adv_2207002_119
プレシア:
【chara 126112 face 1 (normal)】
ぱーてぃ。
ぎるど。
voice: vo_adv_2207002_120
クリア:
【chara 126012 face 6 (surprised)】
えっと、つまり。
わたしたちのギルドも、それぞれが職分を……
得意分野を見つけたほうがいい、ってことでしょうか。
voice: vo_adv_2207002_121
プレシア:
【chara 126112 face 1 (normal)】
ペコ。せんし。
キャル。まほーつかい。
【chara 126112 face 6 (surprised)】
とか?
voice: vo_adv_2207002_122
リリ:
【chara 125812 face 1 (normal)】
コッコロ様は、精霊使いでいらっしゃいます。
【chara 125812 face 6 (surprised)】
兄様は……【chara 125812 face 2 (joy)】
きっと、勇者ですね。
voice: vo_adv_2207002_123
ネフィ=ネラ:
【chara 129711 face 1 (normal)】
無論、職と云っても修める武技や術、扱う精霊の違いによって千差万別。
【chara 129711 face 6 (surprised)】
かてて加えて、わっちは妖魔人であるが故。
戦場に於いては、生まれ持ちたる素性に頼ることが多くての。
voice: vo_adv_2207002_124
ネフィ=ネラ:
【chara 129711 face 4 (sad)】
心得を手ほどきできようことも、皆無ではあり申せど……
【chara 129711 face 6 (surprised)】
泥濘の扱いなど説かれても、お前さまらは困るであろう?
voice: vo_adv_2207002_125
クリア:
【chara 126012 face 4 (sad)】
そ、それは確かに……
voice: vo_adv_2207002_126
プレシア:
【chara 126112 face 2 (joy)】
とりま。
まほー、おぼえたい。です。
【chara 126112 face 6 (surprised)】
るーん? などの。
voice: vo_adv_2207002_127
リリ:
【chara 125812 face 4 (sad)】
わたくしは、魔法の才はあまり無いようなので……
【chara 125812 face 6 (surprised)】
武器の扱いを、極めたほうが良いのでしょうか。
voice: vo_adv_2207002_128
クリア:
【chara 126012 face 4 (sad)】
…………
voice: vo_adv_2207002_129
リリ:
【chara 125812 face 6 (surprised)】
……ええと。
【chara 125812 face 1 (normal)】
リアさんは、回復魔法を極めるというのは……
voice: vo_adv_2207002_130
クリア:
【chara 126012 face 3 (anger)】
……それは、だめです。
voice: vo_adv_2207002_131
リリ:
【chara 125812 face 6 (surprised)】
え?
【chara 125812 face 4 (sad)】
で、ですが……
voice: vo_adv_2207002_132
クリア:
【chara 126012 face 3 (anger)】
……だめです。
できません。
【chara 126012 face 4 (sad)】
……それだけは……
voice: vo_adv_2207002_133
リリ:
【chara 125812 face 6 (surprised)】
リアさん……?
voice: vo_adv_2207002_134
ネフィ=ネラ:
【chara 129711 face 1 (normal)】
──焦ることはありますまいよ。
お前さまらはまだ駆け出しであるが故。
voice: vo_adv_2207002_135
ネフィ=ネラ:
【chara 129711 face 2 (joy)】
そこへゆけば、お前さまらは運がようござんす。
わっちや【美食殿】のお歴々以外にも、
手本とすべき優れた冒険者らの知己は多くおりましょう。【chara 129711 face 1 (normal)】
ならば──
voice: vo_adv_2207002_136
ナーナの声:
【chara 1 face 1 (normal)】
ぴいぃぃ~っ!!
たいへんたいへんたいへ~んっ!!
voice: vo_adv_2207002_137
リリ:
【chara 125812 face 6 (surprised)】
……?
このお声は……ナーナ様でしょうか?
voice: vo_adv_2207002_138
ネフィ=ネラ:
【chara 129711 face 4 (sad)】
……ああ、否。我以外皆我師也と申せど──
あれは手本とせぬように。黒き御使いの力など使わずとも、
今のお前さまらにさえ片手であしらわれる程度だから喃……