冥風戦記外典・獄炎の章
自分好みの世界を求め、トモとカオリを連れてジオ・ゲヘナを訪れたアンナ。実際には自分の世界観とのギャップが存在し戸惑うが、偶然出会ったヴァイオレットの話を聞き、新たな裏世界に夢を馳せるのだった。
-------------- situation:
冥風戦記外典・獄炎の章
--------------
voice: vo_adv_2208103_000
取材メモ:
【chara 1 face 1 (normal)】
深淵なる煉獄の地に、運命に導かれし戦士たちが降り立つ。
それは新たなる創世神話の産声か、はたまた破滅の始まりか……
voice: vo_adv_2208103_001
カオリ:
【chara 101711 face 6 (surprised)】
わ~っ、【chara 101711 face 1 (normal)】
ここがジオ・ゲヘナ!
【chara 101711 face 2 (joy)】
ワクワクしてきたよ~!
voice: vo_adv_2208103_002
トモ:
【chara 103712 face 1 (normal)】
暑いだけじゃない、肌がひりつくような感覚……
【chara 103712 face 3 (anger)】
まるで、世界そのものから手荒く歓迎されている気分だね。
voice: vo_adv_2208103_003
シュテッヒパルム:
【chara 103712 face 2 (joy)】
【chara 100911 face 2 (joy)】
ああ、感じるぞ……【chara 100911 face 1 (normal)】
闘争を求める者たちの、数多の鼓動を!
【chara 100911 face 2 (joy)】
期待に心が沸きたつではないか、はーっはっはっは!!
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_2208103_004
取材メモ:
【chara 1 face 1 (normal)】
話は、数日前にさかのぼる。
疾風の冥姫たる私は、とある目的のために
志を同じくする勇士たちを集めていた。
voice: vo_adv_2208103_005
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 3 (anger)】
漆黒の魔力に惹かれ、修羅の地に征かんとする者たちよ!
今こそ我が下に集え!
voice: vo_adv_2208103_006
トモ:
【chara 103712 face 6 (surprised)】
……えーと、【chara 103712 face 4 (sad)】
つまり?
voice: vo_adv_2208103_007
カオリ:
【chara 101711 face 2 (joy)】
アンナがジオ・ゲヘナに行きたいから、
一緒に行く人募集中なんだって~
voice: vo_adv_2208103_008
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 2 (joy)】
要約ありがとう。
ふっふっふ、【chara 100911 face 1 (normal)】
ジオ・ゲヘナだぞ、ジオ・ゲヘナっ!
voice: vo_adv_2208103_009
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 1 (normal)】
我ら「熾炎戦鬼煉獄血盟暗黒団」が彼の地へ惹かれるのは当然の帰結!
【chara 100911 face 2 (joy)】
冥風戦記のネタ……【chara 100911 face 4 (sad)】
ではなく【chara 100911 face 1 (normal)】
我が前世の記憶が眠っているに違いなし!
voice: vo_adv_2208103_010
カオリ:
【chara 101711 face 1 (normal)】
それに料理もおいしくて、ランドソルじゃ見かけないスパイスとかも
たくさんあるって~。【chara 101711 face 2 (joy)】
私も行ってみたいさ~!
voice: vo_adv_2208103_011
トモ:
【chara 101711 face 1 (normal)】
【chara 103712 face 6 (surprised)】
なるほど。アンナさんは小説のネタ探し、
それにカオリさんも同行するって流れか。
【chara 103712 face 1 (normal)】
アンナさんが妙な依頼を出してると思ったら、そういう話だったんだね。
voice: vo_adv_2208103_012
トモ:
【chara 103712 face 1 (normal)】
それなら、私も一緒に行っていいかな?
【chara 103712 face 2 (joy)】
手ごわい魔獣がいるのなら、剣の修行にもピッタリだろうし……
voice: vo_adv_2208103_013
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 1 (normal)】
おぉ、助かる!
【chara 100911 face 2 (joy)】
やはり貴様も、漆黒の魔力に共鳴せし盟友の一人だったか!
voice: vo_adv_2208103_014
トモ:
【chara 103712 face 1 (normal)】
それに何より、監視のためだね。
【chara 103712 face 2 (joy)】
【トワイライトキャラバン】はならず者の集まりってことで有名だし。
【chara 103712 face 3 (anger)】
裏世界で妙なことをしないか見張っておかないと。
voice: vo_adv_2208103_015
シュテッヒパルム:
【chara 103712 face 2 (joy)】
【chara 100911 face 6 (surprised)】
べ、別にそんなことないぞ!?
【chara 100911 face 4 (sad)】
ちゃんとした取材……【chara 100911 face 6 (surprised)】
ではなく【chara 100911 face 1 (normal)】
調査だ!
voice: vo_adv_2208103_016
カオリ:
【chara 101711 face 2 (joy)】
あはは、きっと大丈夫だよ~
私たちが一緒なら、ジオ・ゲヘナだってなんくるないさ~!
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_2208103_017
取材メモ:
【chara 1 face 1 (normal)】
こうして我々は獄炎渦巻く裏世界の探索を始めた。
その成果は目覚ましく、我が魔瞳すら惹きつける
恐ろしくも蠱惑的な呪物たちが出迎える……
voice: vo_adv_2208103_018
カオリ:
【chara 101711 face 1 (normal)】
見つけたよ~!
村のみんなが言ってた石碑って、これのことだよね?
【chara 101711 face 2 (joy)】
アンナ、さっそく調べてみるさ~!
voice: vo_adv_2208103_019
シュテッヒパルム:
【chara 101711 face 1 (normal)】
【chara 100911 face 2 (joy)】
うむ、これこそが深淵なる煉獄の魔術を記した碑文だな。
ふふふ、すさまじい魔力の波動を感じるぞ!
voice: vo_adv_2208103_020
トモ:
【chara 103712 face 4 (sad)】
よく分からない模様の並びにしか見えないけど……
【chara 103712 face 6 (surprised)】
アンナさんなら読めるの?
voice: vo_adv_2208103_021
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 4 (sad)】
……我が魔瞳をもってすれば別に読めないわけではないが
今はまだ早い。しばし眠らせておこうではないか……
うん、決して読めないわけではないぞ?
voice: vo_adv_2208103_022
カオリ:
【chara 101711 face 6 (surprised)】
ん~、どっちさ~?
【chara 101711 face 4 (sad)】
なんて書いてあるか気になるよ~、分かるなら教えて~
voice: vo_adv_2208103_023
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 4 (sad)】
そ、そこまで言われては仕方ないな。
これは、えーと……【chara 100911 face 6 (surprised)】
なんと、世界に終焉をもたらす
古の禁呪について記されているぞ! うむ!
voice: vo_adv_2208103_024
トモ:
【chara 101711 face 6 (surprised)】
【chara 103712 face 6 (surprised)】
そんな危険なもの、アンナさんが覚えたら大変だ……!
【chara 103712 face 7 (special_a)】
悪いけど、今すぐに拘束させてもらうよ。
voice: vo_adv_2208103_025
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 6 (surprised)】
あ~っ、違った! そうじゃなくて、【chara 100911 face 4 (sad)】
えーと……
【chara 100911 face 1 (normal)】
【chara 103712 face 6 (surprised)】
よく読んだらジオ・ゲヘナの歴史が書いてあるだけだった!
安心安全な碑文だ、問題ない!
voice: vo_adv_2208103_026
取材メモ:
【chara 1 face 1 (normal)】
深淵なる煉獄は修羅の世界。
力を欲すれば、その望みを阻む者もいる。
戦わずして生きること能わず、それが掟だ。
魔物:
【chara 1614 face 1 (normal)】
──ギャオオオオオッ!
voice: vo_adv_2208103_027
トモ:
【chara 103711 face 1 (normal)】
ふうっ、なんとか倒せたかな。
【chara 103711 face 6 (surprised)】
この強さ……軽く腕試し、なんてつもりで戦ってたら
痛い目を見そうだ。
魔物:
【chara 1614 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_2208103_028
カオリ:
【chara 101711 face 6 (surprised)】
わわっ、まだ元気いっぱいさ~!?
ここの魔物、すっごくしぶといよ~!!
voice: vo_adv_2208103_029
トモ:
【chara 103711 face 4 (sad)】
くっ、さすがはジオ・ゲヘナ……
【chara 103711 face 3 (anger)】
でもミクマ流の剣士として、どんな相手でも退くわけにはいかない!
voice: vo_adv_2208103_030
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 1 (normal)】
トモよ──力が欲しいか?
【chara 100911 face 2 (joy)】
望むなら、我が闇の魔力を与えよう。
voice: vo_adv_2208103_031
トモ:
【chara 103711 face 6 (surprised)】
えっ、アンナさん何?
手を貸してくれるってこと?
voice: vo_adv_2208103_032
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 3 (anger)】
だがこの力を受け入れれば、
同時に逃れられぬ運命の鎖に囚われることに──
voice: vo_adv_2208103_033
トモ:
【chara 103711 face 4 (sad)】
あぁもう、なんだっていいよ!
【chara 103711 face 3 (anger)】
手を貸すなら早く貸してくれっ!!
voice: vo_adv_2208103_034
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 1 (normal)】
あっ、今のセリフ……
【chara 100911 face 2 (joy)】
主人公が第一話で叫んでる感がすごい……!
voice: vo_adv_2208103_035
取材メモ:
【chara 1 face 1 (normal)】
一方で、戦いの果てに得るものもある。
敵を打ち倒し、その血肉を喰らって欲望を満たすこと。
これもまた勝者の特権だ。
voice: vo_adv_2208103_036
カオリ:
【chara 101711 face 2 (joy)】
みんなおまたせ~!
特製イリチー、ジオ・ゲヘナ風! 完成だよ~!
voice: vo_adv_2208103_037
トモ:
【chara 103712 face 2 (joy)】
わぁ、おいしそうな匂い……
【chara 103712 face 1 (normal)】
気になってたスパイス、さっそく使ったの?
voice: vo_adv_2208103_038
カオリ:
【chara 101711 face 1 (normal)】
だね~
味見したら、ちょっと辛めだけどおいしかったよ~
【chara 101711 face 2 (joy)】
みんなにもオススメさ~
voice: vo_adv_2208103_039
カオリ:
【chara 101711 face 1 (normal)】
私の故郷も暑いとこだったけど、【chara 101711 face 6 (surprised)】
ここはも~っと暑いからね~
【chara 101711 face 1 (normal)】
きっとみんなも、【chara 101711 face 2 (joy)】
ご飯の力で暑さを吹き飛ばしてるさ~
voice: vo_adv_2208103_040
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 1 (normal)】
ほほう、なるほど。
【chara 100911 face 2 (joy)】
では私も、炎の祝福をこの身に受けようではないか! 【chara 100911 face 1 (normal)】
いざっ!!
voice: vo_adv_2208103_041
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 1 (normal)】
んむ、もぐもぐ……【chara 100911 face 6 (surprised)】
んんっ!?
こ、これっ……【chara 100911 face 4 (sad)】
思ったより、からいっ……!!
voice: vo_adv_2208103_042
カオリ:
【chara 101711 face 6 (surprised)】
あっ、辛すぎた?
もっと薄味のも用意する~?
voice: vo_adv_2208103_043
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 3 (anger)】
いや……大丈夫!
辛いけど、ダメな辛さじゃなくて……【chara 100911 face 2 (joy)】
すごくおいしい~!!
魔龍灼熱咆哮麺とはまた違ったスパイシーさだ……
voice: vo_adv_2208103_044
トモ:
【chara 103712 face 2 (joy)】
うんうん。ピリッとくる辛さが、食欲を刺激して……
どんどんおかわりしたくなるよ。
voice: vo_adv_2208103_045
カオリ:
【chara 101711 face 2 (joy)】
やった~♪
初挑戦のレシピだったけど、喜んでもらえてよかったよ~
voice: vo_adv_2208103_046
シュテッヒパルム:
【chara 101711 face 1 (normal)】
【chara 100911 face 2 (joy)】
うむ、これぞまさに炎の晩餐!
【chara 100911 face 1 (normal)】
その作り手たる者にも、相応しい称号が必要だろう。
貴様はこれより、『煉獄魔焔の支配者』を名乗るがいい!
voice: vo_adv_2208103_047
カオリ:
【chara 101711 face 6 (surprised)】
え、るーらー……?
voice: vo_adv_2208103_048
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 4 (sad)】
……ああいや、好みじゃないなら名乗らなくてもいいぞ。
私が勝手に呼ぶだけだから……
voice: vo_adv_2208103_049
カオリ:
【chara 101711 face 2 (joy)】
なんかかっこいい名前さ~!
名前に負けないくらい、もっと料理頑張るよ~!
voice: vo_adv_2208103_050
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 2 (joy)】
……っ! ふっふっふ、そうだろう!
さらなる鍛錬を積むがいい!
voice: vo_adv_2208103_051
取材メモ:
【chara 1 face 1 (normal)】
一行の探索は、数日にわたり……
冥風戦記の題材に留まらず、多くの成果を手にした。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_2208103_052
トモ:
【chara 103712 face 2 (joy)】
我が名はトモ、またの名を『極致の刃を継ぎし者』!
我が剣は如何なる敵をも斬り伏せ、弱肉強食の掟をその身に刻む!
voice: vo_adv_2208103_053
カオリ:
【chara 101711 face 1 (normal)】
そして贄として、我が盟友、疾風の冥姫に捧げるさ~!
【chara 101711 face 2 (joy)】
煉獄魔焔の力を込めた、歌と踊りも一緒にね~!
voice: vo_adv_2208103_054
トモ:
【chara 103712 face 2 (joy)】
これぞ修羅の饗宴!
血沸き肉躍るとはまさにこのことさ!
voice: vo_adv_2208103_055
トモ・カオリ:
【chara 1 face 1 (normal)】
はぁーっはっはっは!!
voice: vo_adv_2208103_056
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 2 (joy)】
いいぞ、盟友たちよ!
貴様らには素質がある……【chara 100911 face 1 (normal)】
私の見立てはやはり正しかった!
voice: vo_adv_2208103_057
取材メモ:
【chara 1 face 1 (normal)】
そう……深淵なる煉獄の洗礼だけでなく、
疾風の冥姫が放つ魔力を間近で浴び続け魂を共鳴させたことで
二人はその姿を変容させたのだ。
voice: vo_adv_2208103_058
取材メモ:
【chara 1 face 1 (normal)】
彼女らとの共鳴が生み出す力によって、
我が冥風戦記はさらなる進化を遂げるだろう。
これまでとは次元が違う、新たな境地へと……
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_2208103_059
カオリ:
【chara 101711 face 1 (normal)】
今日の狩りもうまくいったさ~!
【chara 101711 face 2 (joy)】
掟に従って、その身を悉く喰らいつくし血肉に変えてみせるよ~!
voice: vo_adv_2208103_060
トモ:
【chara 101711 face 1 (normal)】
【chara 103712 face 6 (surprised)】
しかしアンナさん……いや、【chara 103712 face 1 (normal)】
冥姫よ。
旅の目的を遂げた今、始まりの地へと還り、
次なる書を紡ぎ始めるべきでは?
voice: vo_adv_2208103_061
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 1 (normal)】
【chara 100911 face 4 (sad)】
うむ、そうだな。
ジオ・ゲヘナの力を取り込み、新たな盟友も得た。
これならば、冥風戦記の執筆も今まで以上に……
voice: vo_adv_2208103_062
カオリ:
【chara 101711 face 6 (surprised)】
……冥姫?
どうしたの~?
voice: vo_adv_2208103_063
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 4 (sad)】
……いや、なんか……
【chara 100911 face 6 (surprised)】
なんか違う気がするっ!!
voice: vo_adv_2208103_064
カオリ・トモ:
【chara 1 face 1 (normal)】
えぇっ!?
voice: vo_adv_2208103_065
トモ:
【chara 103712 face 4 (sad)】
ちょ、ちょっと待ってよアンナさん!
こんなに充実した取材ができたのに、違うって何が?
voice: vo_adv_2208103_066
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 4 (sad)】
す、すまない。
確かにインスピレーションは多く得られたが、
このまま執筆に入ってはいけない気がするんだ……!
voice: vo_adv_2208103_067
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 3 (anger)】
何故なら、そう……この世界には、【chara 100911 face 4 (sad)】
闇の要素が足りない!
voice: vo_adv_2208103_068
カオリ:
【chara 101711 face 6 (surprised)】
闇の要素……?
voice: vo_adv_2208103_069
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 4 (sad)】
冥風戦記は、いわば耽美と退廃の香る闇の幻想譚。
だがこの地で繰り広げられているのは、血沸き肉躍る戦士たちの
狩猟活劇であって……世界観が微妙にずれててだな……
voice: vo_adv_2208103_070
カオリ:
【chara 103712 face 6 (surprised)】
【chara 101711 face 6 (surprised)】
確かに、ダークっていうよりはワイルドかも?
だからアンナの好みと違うってことさ~?
voice: vo_adv_2208103_071
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 6 (surprised)】
ま、まあ簡単に言うとそういうことだな。
【chara 100911 face 4 (sad)】
それに、今までの冥風戦記の世界観を急に崩してしまったら
読者がびっくりするかもしれない……
voice: vo_adv_2208103_072
トモ:
【chara 103712 face 6 (surprised)】
えぇー……?
【chara 103712 face 4 (sad)】
せっかく私たちも、アンナさんのノリに馴染めてきたと思ってたのに……
voice: vo_adv_2208103_073
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 4 (sad)】
すまない……いや本当にごめん。
私も、二人が闇の魔力にここまで適合してくれるとは思わなかったんだ。
voice: vo_adv_2208103_074
トモ:
【chara 103712 face 4 (sad)】
はぁ……
とりあえず、そういうことなら一旦ランドソルに帰ろうか?
【chara 103712 face 6 (surprised)】
今回の取材では、いいネタが見つからなかったってことで。
voice: vo_adv_2208103_075
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 6 (surprised)】
待ってくれ!
せっかくジオ・ゲヘナまで来たんだ、まだ諦めたくはない。
【chara 100911 face 4 (sad)】
私が求めるものはどこかにあるはず……
voice: vo_adv_2208103_076
カオリ:
【chara 101711 face 2 (joy)】
まあまあ、失敗は誰にでもあるさ~
【chara 101711 face 1 (normal)】
探しものがはっきりしてからまた来るのもいいよ~?
voice: vo_adv_2208103_077
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 6 (surprised)】
……【chara 100911 face 3 (anger)】
いや、待て!
今、我が魔瞳が闇の魔力を察知したぞ!
voice: vo_adv_2208103_078
トモ:
【chara 101711 face 6 (surprised)】
【chara 103712 face 6 (surprised)】
闇の魔力?
誰かが魔術を使ったとか?
voice: vo_adv_2208103_079
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 1 (normal)】
詳しくは分からないが、ここからそう遠くはなさそうだ。
確かめるしかあるまい……盟友たちよ、私に続け!
voice: vo_adv_2208103_080
???:
【chara 195014 face 4 (sad)】
はぁ……困りました。
どこまで行っても、深い森が続いているかのよう。
……それに、この暑さ……
voice: vo_adv_2208103_081
???:
【chara 195014 face 4 (sad)】
グレイスとも、合流できないまま……
このままわたくしは、ジャングルの片隅で朽ち果ててしまうのかしら……
voice: vo_adv_2208103_082
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 3 (anger)】
む、あなたは一体……
何やらただならぬ魔力を纏っているようだが……
【chara 100911 face 1 (normal)】
こんなところで何をしているのだ?
voice: vo_adv_2208103_083
???:
【chara 195014 face 1 (normal)】
まぁ……!
【chara 195014 face 2 (joy)】
よかった、やっと魔獣や魔物以外の方と出会えました……!
voice: vo_adv_2208103_084
カオリ:
【chara 101711 face 6 (surprised)】
どうしたの、もしかして迷子かな~?
【chara 101711 face 1 (normal)】
困ってるなら、お助けするよ~
voice: vo_adv_2208103_085
???:
【chara 195014 face 2 (joy)】
はい……
【chara 195014 face 1 (normal)】
わたくし、鬼岩城塞というところにお招きいただいておりまして。
皆さまはご存じでしょうか?
voice: vo_adv_2208103_086
トモ:
【chara 103712 face 1 (normal)】
それなら案内できますよ。
この辺りは危険ですし、私たちと一緒に行きましょう。
voice: vo_adv_2208103_087
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 1 (normal)】
密林を彷徨っていた少女は、ヴァイオレットと名乗った。
まさしく良家の子女といった佇まいの、奥ゆかしい令嬢だが……
【chara 100911 face 2 (joy)】
何故だろうか、彼女を見ていると瞳の奥で何かが疼くような感覚が……
voice: vo_adv_2208103_088
カオリ:
【chara 101711 face 6 (surprised)】
ん~? アンナ、さっきから何書いてるさ~?
歩きながらは危ないよ~?
voice: vo_adv_2208103_089
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 6 (surprised)】
おっと、すまない。
【chara 100911 face 4 (sad)】
でも一応、取材メモは残しておきたくてな。
voice: vo_adv_2208103_090
トモ:
【chara 103712 face 6 (surprised)】
ヴァイオレットさん、気を付けて。
【chara 103712 face 1 (normal)】
この辺りはツタが絡まっていて、歩きづらいから。
voice: vo_adv_2208103_091
ヴァイオレット:
【chara 195014 face 2 (joy)】
ありがとうございます、トモ様。
【chara 195014 face 6 (surprised)】
この世界を訪れるのは初めてなので、【chara 195014 face 4 (sad)】
勝手がわからず……
【chara 195014 face 1 (normal)】
ご迷惑をおかけします。
voice: vo_adv_2208103_092
トモ:
【chara 103712 face 6 (surprised)】
この世界?
もしかしてヴァイオレットさんも、こことは別の世界から来たんですか?
voice: vo_adv_2208103_093
ヴァイオレット:
【chara 195014 face 1 (normal)】
はい、そうです。
わたくしはある方々から招待を受け、
ジオ・ニヴルヘルという世界より参りました。
voice: vo_adv_2208103_094
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 6 (surprised)】
ジオ・ニヴル……【chara 100911 face 2 (joy)】
ヘル?
voice: vo_adv_2208103_095
カオリ:
【chara 101711 face 6 (surprised)】
そっか~、だからみんなと全然違う服装だったんだね~
でもここってでーじ暑いけど、ヴァイオレットは平気なの~?
voice: vo_adv_2208103_096
ヴァイオレット:
【chara 195014 face 4 (sad)】
そうですね、正直大変です……
【chara 195014 face 1 (normal)】
ジオ・ニヴルヘルは、静かで冷たい常闇の世界。
命が溢れるこの世界とはまるで正反対ですから……
voice: vo_adv_2208103_097
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 6 (surprised)】
ちょっと待て、ヴァイオレットとやら!
【chara 100911 face 2 (joy)】
常闇がどうとか言ったか!? その辺り、もっと……
もっと詳しく聞かせてはくれないか!?
voice: vo_adv_2208103_098
カオリ:
【chara 101711 face 6 (surprised)】
わわ!?
いきなりどうしたさ~?
voice: vo_adv_2208103_099
ヴァイオレット:
【chara 195014 face 6 (surprised)】
ええと……【chara 195014 face 1 (normal)】
言葉の通り、『冥界』と言えば伝わりやすいでしょうか。
光が射すこともない常闇の世界で、
住民も、死を迎えてなお動き続けるものばかりなのです。
voice: vo_adv_2208103_100
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 1 (normal)】
おおおおお、冥界! 【chara 100911 face 2 (joy)】
まさに闇属性!!
そうだよなー、冥姫といえば冥界だもんな!
【chara 100911 face 1 (normal)】
それって私の小説の世界観にピッタリじゃないか?
voice: vo_adv_2208103_101
トモ:
【chara 103712 face 6 (surprised)】
あ、アンナさん?
【chara 103712 face 4 (sad)】
初対面の相手なのに、圧が強すぎるんじゃ……
voice: vo_adv_2208103_102
ヴァイオレット:
【chara 195014 face 6 (surprised)】
小説……?
もしやシュテッヒパルム様は、小説家の方でいらっしゃるのですか?
voice: vo_adv_2208103_103
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 2 (joy)】
いかにも! 【chara 100911 face 6 (surprised)】
……いや、小説と言うと語弊があるか。
【chara 100911 face 1 (normal)】
あれは私の前世での経験を記した
我が魂の歴史書のようなものでもあるからな。
voice: vo_adv_2208103_104
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 2 (joy)】
ふっふっふ……そうだな、改めて名乗らせていただこうか。
【chara 100911 face 3 (anger)】
我こそは「熾炎戦鬼煉獄血盟暗黒団」団長!
【chara 100911 face 2 (joy)】
暗黒騎士にして、終焉戦争を終わらせし、旧世界の英雄!
voice: vo_adv_2208103_105
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 1 (normal)】
アンネローゼ・フォン・シュテッヒパルム!
人呼んで、疾風の冥姫!
【chara 100911 face 2 (joy)】
時を越えて紡がれし壮大なる叙事詩、冥風戦記の執筆者である!!
voice: vo_adv_2208103_106
ヴァイオレット:
【chara 195014 face 6 (surprised)】
冥風戦記……【chara 195014 face 2 (joy)】
素敵な題名ですね。
一体どのような物語なのでしょうか?
わたくし、とても興味を惹かれますわ。
voice: vo_adv_2208103_107
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 1 (normal)】
本当か、【chara 100911 face 2 (joy)】
ありがとう! 【chara 100911 face 4 (sad)】
ああ、どうせなら既刊を持ってくるんだった……
【chara 100911 face 1 (normal)】
まあいい、ならば直接聞かせてやろう!
【chara 100911 face 2 (joy)】
疾風の冥姫が辿る運命の物語、その一端を!!
voice: vo_adv_2208103_108
カオリ:
【chara 101711 face 2 (joy)】
あははっ、アンナがキラキラしてるさ~!
仲良くなれそうでよかったね~
voice: vo_adv_2208103_109
トモ:
【chara 103712 face 1 (normal)】
ここが、鬼岩城塞の居住区です。
【chara 103712 face 2 (joy)】
ここまで来ればもう大丈夫ですね。
voice: vo_adv_2208103_110
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 6 (surprised)】
あれっ、もう着いちゃった?
【chara 100911 face 4 (sad)】
まだまだ話し足りない!
voice: vo_adv_2208103_111
ヴァイオレット:
【chara 195014 face 2 (joy)】
楽しいお話、【chara 195014 face 6 (surprised)】
ありがとうございました。
【chara 195014 face 1 (normal)】
続きは会議が終わった後に、是非……【chara 195014 face 6 (surprised)】
あら?
voice: vo_adv_2208103_112
???:
【chara 194912 face 1 (normal)】
ヴァイオレット姫。捜しましたよ。
voice: vo_adv_2208103_113
ヴァイオレット:
【chara 195014 face 2 (joy)】
グレイス、先回りしてくれていたのね。
【chara 195014 face 1 (normal)】
わたくしはつい、寄り道してしまって。
目的地は同じだし、生きていれば巡り合えると思っていたけれど……
voice: vo_adv_2208103_114
グレイス:
【chara 194912 face 1 (normal)】
何もかも珍しいからといって、あまりはしゃがないでください。
【chara 194912 face 4 (sad)】
お目付け役なんて、私、柄じゃないので。
voice: vo_adv_2208103_115
ヴァイオレット:
【chara 195014 face 2 (joy)】
ふふ、心配させてしまったわね。
【chara 195014 face 1 (normal)】
でもほら、おかげで素敵な方々と出会えたの。
voice: vo_adv_2208103_116
トモ:
【chara 103712 face 6 (surprised)】
あ、【chara 103712 face 2 (joy)】
はい。
【chara 103712 face 1 (normal)】
ヴァイオレットさんが森で迷っていたのを見つけて……
【chara 103712 face 2 (joy)】
無事に合流できたようで何よりです。
voice: vo_adv_2208103_117
グレイス:
【chara 194912 face 1 (normal)】
どうも。
うちのお姫さまがお世話になりました。
voice: vo_adv_2208103_118
カオリ:
【chara 101711 face 6 (surprised)】
と、とんでもないさ~!
【chara 101711 face 1 (normal)】
私たちも、いろいろ聞けて楽しかったよ~!
voice: vo_adv_2208103_119
ヴァイオレット:
【chara 195014 face 1 (normal)】
他の出席者を待たせてはいけませんし、そろそろ行きましょうか。
【chara 195014 face 2 (joy)】
改めまして、皆さま、ありがとうございました。
また必ず、お会いいたしましょう。
voice: vo_adv_2208103_120
グレイス:
【chara 194912 face 1 (normal)】
では、また来世。
voice: vo_adv_2208103_121
トモ:
【chara 103712 face 6 (surprised)】
……ヴァイオレット『姫』、か。
voice: vo_adv_2208103_122
カオリ:
【chara 101711 face 6 (surprised)】
……もしかして、偉い人だったさ~……?
【chara 101711 face 4 (sad)】
私たち、失礼なことしてなかったかな?
voice: vo_adv_2208103_123
トモ:
【chara 103712 face 6 (surprised)】
大丈夫だとは思うけど……
【chara 103712 face 2 (joy)】
向こうも楽しんでくれていたみたいだし。
voice: vo_adv_2208103_124
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 2 (joy)】
ははっ、実に有意義な時間だった。
闇の魔力を堪能できただけでなく、新たな読者も得られたとはな!
【chara 100911 face 1 (normal)】
運命の導きとはまさにこのことか!!
voice: vo_adv_2208103_125
シュテッヒパルム:
【chara 100911 face 1 (normal)】
よーしよしよしよし! 闇のモチベーションが上がってきたぞ!
一刻も早く執筆にとりかからねば! 【chara 100911 face 2 (joy)】
待っていてくれ、未来の読者たち。
【chara 100911 face 1 (normal)】
そしてまだ見ぬ我が魂の故郷よ! 【chara 100911 face 2 (joy)】
はーっはっはっは!!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
トモとカオリが冷や汗をかく一方で、
シュテッヒパルムは心から満足し高笑いを響かせるのだった……