3部 第9章 第4話
復活したエリスの防御魔法により、シェフィの魂を砕こうとしたレディ・アラクネの爪は防がれた。そして{player}たちは今度こそシェフィを救出するために、アラクネの巣へと急ぐのだった。
-------------- situation:
ホマレとエリスと
--------------
voice: vo_adv_2209004_000
エリス:
【chara 129011 face 1 (normal)】
…………
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
──テミス銀嶺・地下某所。
そこではある女性が、回復のための眠りについていた。
voice: vo_adv_2209004_001
エリス:
【chara 129011 face 7 (special_a)】
……ん……
voice: vo_adv_2209004_002
エリス:
【chara 129011 face 7 (special_a)】
…………
voice: vo_adv_2209004_003
エリス:
【chara 129011 face 7 (special_a)】
……ミネルヴァの計らいで、蘇生したこの身体……
少しずつだけど、覚醒の周期が短くなってきている。
力が戻り始めている……
voice: vo_adv_2209004_004
エリス:
【chara 129011 face 7 (special_a)】
もちろん、世界の管理者だった頃の性能には遠く及ばないけれど。
それは問題ない……
【chara 129011 face 4 (sad)】
あの頃に、戻りたいとは決して思わない。
voice: vo_adv_2209004_005
エリス:
【chara 129011 face 1 (normal)】
なにより……こうして、回復していければ……
いつかはこの城を離れて。そして騎士クンと、暮らせるような……
そんな未来も、訪れるかもしれない……
voice: vo_adv_2209004_006
エリス:
【chara 129011 face 1 (normal)】
…………
voice: vo_adv_2209004_007
エリス:
【chara 129011 face 1 (normal)】
こんな気持ちのまま、また眠りにつけば……
昔と違って、きっと楽しい夢を見られる。
【chara 129011 face 2 (joy)】
……そうだよね、騎士クン……
voice: vo_adv_2209004_008
エリス:
【chara 129011 face 6 (surprised)】
……?
voice: vo_adv_2209004_009
エリス:
【chara 129011 face 6 (surprised)】
誰かの、気配……?
こんな閉じられた場所を訪れる者は、限られている。
【chara 129011 face 1 (normal)】
……もしかして──
voice: vo_adv_2209004_010
エリス:
【chara 129011 face 2 (joy)】
騎──……
voice: vo_adv_2209004_011
ホマレ:
【chara 106711 face 2 (joy)】
エ~リスちゃん♡
あ~~そ~~ぼっ♡
voice: vo_adv_2209004_012
エリス:
【chara 129011 face 7 (special_a)】
…………
voice: vo_adv_2209004_013
エリス:
【chara 129011 face 7 (special_a)】
──光の壁よ。
voice: vo_adv_2209004_014
ホマレ:
【chara 106711 face 4 (sad)】
ああ~んっ、いきなりバリアとか塩対応すぎだよ~っ!
voice: vo_adv_2209004_015
エリス:
【chara 129011 face 7 (special_a)】
……帰れ。
voice: vo_adv_2209004_016
ホマレ:
【chara 106711 face 4 (sad)】
も~、ちょっとお話しくらいしようよ~
っていうかバリア解いて?
【chara 106711 face 2 (joy)】
解いてくれないと、城ごとドラゴンズドゥーム! し・ちゃ・う・ぞ♪
voice: vo_adv_2209004_017
エリス:
【chara 129011 face 7 (special_a)】
…………
voice: vo_adv_2209004_018
エリス:
【chara 129011 face 7 (special_a)】
何をしにきたの……遠野帆稀。
まさか……わたしに一度倒されたことへの、復讐に?
voice: vo_adv_2209004_019
エリス:
【chara 129011 face 8 (special_b)】
それなら、丁度良かったわね。
今のわたしに、おまえと戦ったときのような力はない。
楽に復讐を果たせるでしょう。
voice: vo_adv_2209004_020
エリス:
【chara 129011 face 9 (special_c)】
ただ……もちろん。
できる限りの抵抗は、させてもらうけれど。
voice: vo_adv_2209004_021
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
やだな~もう、早とちりしないでよ~
voice: vo_adv_2209004_022
ホマレ:
【chara 106711 face 6 (surprised)】
私の来た理由なんて、最初に言ったでしょ?
【chara 106711 face 2 (joy)】
あ~そ~ぼ、って♡
voice: vo_adv_2209004_023
エリス:
【chara 129011 face 7 (special_a)】
……理解できない。
そもそもわたしを憎んでいたはずでしょう、おまえは。
voice: vo_adv_2209004_024
ホマレ:
【chara 106711 face 6 (surprised)】
憎むっていうのは、誤解があるかな~
【chara 106711 face 4 (sad)】
そりゃ、私の大好きだった『元のレジェンドオブアストルム』が
書き換えられちゃったことには文句あったけど……
voice: vo_adv_2209004_025
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
でもそれって、エリスちゃんの責任じゃないみたいだし?
あの時はどっちかっていうと……【chara 106711 face 2 (joy)】
ゲーマーとして、ムリゲーなボスに
挑戦したいってほうがおっきかったかな? 負けちゃったけど♪
voice: vo_adv_2209004_026
エリス:
【chara 129011 face 7 (special_a)】
だとしても。
おまえが遊びにくる理由にはならない。
voice: vo_adv_2209004_027
ホマレ:
【chara 106711 face 6 (surprised)】
え~?
【chara 106711 face 1 (normal)】
だってエリスちゃんと私はもう、お友だち的なアレだし?
voice: vo_adv_2209004_028
エリス:
【chara 129011 face 4 (sad)】
……は?
voice: vo_adv_2209004_029
ホマレ:
【chara 106711 face 2 (joy)】
ホラ、あれだよ~
河川敷で殴り合った後に、夕陽を眺めながら
「お前なかなかやるじゃねぇか」「フッ、お前もな」てやつ。知らない?
voice: vo_adv_2209004_030
ホマレ:
【chara 106711 face 2 (joy)】
あ~ごめんごめん、漫画とか読まないんだっけ?
そっか~じゃあ今度持ってきてあげるね、
純粋なティーンの男の子が、年上のお姉さんと恋に落ちちゃう本とか♪
voice: vo_adv_2209004_031
エリス:
【chara 129011 face 6 (surprised)】
…………
voice: vo_adv_2209004_032
エリス:
【chara 129011 face 7 (special_a)】
もう、いい。
害意が無いというのなら、わたしは眠る。
少しでも早く、自由に動けるように。
voice: vo_adv_2209004_033
ホマレ:
【chara 106711 face 6 (surprised)】
ん~
それって、早く{player}くんと遊びたいから~
だよね?
voice: vo_adv_2209004_034
エリス:
【chara 129011 face 7 (special_a)】
……好きに捉えるといい。
確実に言えるのは、おまえのために無駄にするような体力はない
ということよ。
voice: vo_adv_2209004_035
ホマレ:
【chara 106711 face 4 (sad)】
う~ん、残念。エリスちゃんといっしょに、
今{player}くんが冒険してる『裏世界』に
行こうと思ったのにな~
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_2209004_036
エリス:
【chara 129011 face 4 (sad)】
っ……
voice: vo_adv_2209004_037
ホマレ:
【chara 106711 face 6 (surprised)】
いくら裏世界の入り口に近いっていっても
この城からじゃ、向こうのコトはわかんないんだよね~?
【chara 106711 face 1 (normal)】
今{player}くんがどうしてるか、知りたいよね~?
voice: vo_adv_2209004_038
エリス:
【chara 129011 face 4 (sad)】
……それは……
否定しない、けれど……
voice: vo_adv_2209004_039
エリス:
【chara 129011 face 7 (special_a)】
……そうしたところで、おまえに何の利があると?
おまえなら、独力で十分でしょうに。
voice: vo_adv_2209004_040
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
そんなことないよ~
【chara 106711 face 6 (surprised)】
誰かさんにヤられちゃったせいで、
私もまだまだ病み上がりみたいなものだし? あと──
voice: vo_adv_2209004_041
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
{player}くんの力になりたいってのは
もちろんあるけど、それだけじゃなくて。
個人的に、助けてあげたい子がいるんだよね~
voice: vo_adv_2209004_042
エリス:
【chara 129011 face 6 (surprised)】
助けたい……【chara 129011 face 7 (special_a)】
誰を?
voice: vo_adv_2209004_043
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
それはね、あなたも知ってる子。
【chara 106711 face 2 (joy)】
ふふっ……
voice: vo_adv_2209004_044
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
──あなたの、元『端末』の子だよ。
still display end
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
──そして現在。
レディ・アラクネの爪が、氷像の中のシェフィの魂を砕かんと
振り下ろされようとした、まさにその時──
voice: vo_adv_2209004_045
レディ・アラクネ:
【chara 195111 face 1 (normal)】
何っ!!?
voice: vo_adv_2209004_046
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
──間一髪♪
私を中継したエリスちゃんの防御魔法が、間に合ったのでした~♪
voice: vo_adv_2209004_047
エリス:
【chara 129011 face 7 (special_a)】
『…………』
still display end
voice: vo_adv_2209004_048
リリ:
【chara 125812 face 4 (sad)】
……エリス様。
ミソラ様と共に、わたくしたちを堕天させた方……
voice: vo_adv_2209004_049
クリア:
【chara 126012 face 4 (sad)】
でも、今は……
voice: vo_adv_2209004_050
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】
ユイちゃんたちから、聞いてましたけど……
生きてたんですね!
エリスさん!
voice: vo_adv_2209004_051
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
それに……感謝いたします。
シェフィさまを、助けてくださって……
voice: vo_adv_2209004_052
エリス:
【chara 129011 face 7 (special_a)】
『…………』
voice: vo_adv_2209004_053
ホマレ:
【chara 106711 face 4 (sad)】
んも~、挨拶くらいしてあげなって~
ノリ悪いんだから~
voice: vo_adv_2209004_054
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
ま、不機嫌な理由は明白だけど……♪
voice: vo_adv_2209004_055
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
……ひょっとして。
この場に{player}がいないから、とか……?
voice: vo_adv_2209004_056
ホマレ:
【chara 106711 face 2 (joy)】
ピンポーン♪
voice: vo_adv_2209004_057
ホマレ:
【chara 106711 face 7 (special_a)】
……だから、あと10秒くらいで解消だね♪
Choice: (1) エリスさんに、ホマレさん!?
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_2209004_058
エリス:
【chara 129011 face 1 (normal)】
『騎士、クン……』
voice: vo_adv_2209004_059
エリス:
【chara 129011 face 2 (joy)】
……遠野帆稀より、わたしの名前を先に呼んでくれた。
うれしい。
voice: vo_adv_2209004_060
ホマレ:
【chara 106711 face 2 (joy)】
──とか、かわいいコト思ってるんだろうな~♪
Choice: (2) どうして、二人が……!?
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_2209004_061
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
もちろん、君を助けたいからに決まってるよ~
それにシェフィちゃんも、有望なアシスタントドラゴンだし♪
voice: vo_adv_2209004_062
エリス:
【chara 129011 face 7 (special_a)】
『「元」D型検体0005bは、わたしの端末だった存在──
座標さえ判れば、防壁を展開することはできる』
voice: vo_adv_2209004_063
ホマレ:
【chara 106711 face 7 (special_a)】
座標の特定なんて、私の得意分野だも~ん。
【chara 106711 face 6 (surprised)】
むしろアストルムとジオ・ゲヘナで、
リアルタイムの情報交換するほうが大変かな~
voice: vo_adv_2209004_064
エリス:
【chara 129011 face 4 (sad)】
『でも……ごめんなさい、騎士クン。
結界で妨害されて……
空間跳躍させることまでは、不可能みたい』
Choice: (3) 分かった。
Choice: (4) 気にしないで。
----- Tag 3 -----
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_2209004_065
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】
シェフィちゃんを守ってくれてるだけでも、
【chara 105812 face 2 (joy)】
すっごくすっごく助かります!
voice: vo_adv_2209004_066
レディ・アラクネ:
【chara 105812 face 1 (normal)】
【chara 195111 face 1 (normal)】
『……貴様ら。
誰ぞ知らぬが……我の楽しみを、よくも邪魔してくれたなァ』
voice: vo_adv_2209004_067
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
ふふっ、初めまして『六凶』さん。
でも、邪魔するのはこれからかな~?
{player}くんたちが、そっちに遊びに行くからね~
voice: vo_adv_2209004_068
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
ホマレさまの龍眼ならば、敵の拠点までの道すらも見える……
そう思って、よろしいのでしょうか。
voice: vo_adv_2209004_069
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
オッケー♪【chara 106711 face 7 (special_a)】
……結構、地下深くだけど。
そんなにめっちゃくちゃ遠いってワケでもないかな~?
voice: vo_adv_2209004_070
ホマレ:
【chara 106711 face 7 (special_a)】
入口はわかりにくいし、魔物返しのワナもいっぱいだね~
……あ。
それに──
蜘蛛型の魔物たち:
【chara 50011 face 1 (normal)】
『──ギチギチギチッ!』
voice: vo_adv_2209004_071
ホマレ:
【chara 106711 face 7 (special_a)】
巣の道すがらに、
蜘蛛型の魔物がすっごいいっぱいいる。
アレをやっつけなきゃ、巣に辿り着くのはムリかな~
voice: vo_adv_2209004_072
リリ:
【chara 125812 face 4 (sad)】
グランドリームパークを侵略した、あの魔物たちですね……
かなり、手ごわかった記憶がありますが……
voice: vo_adv_2209004_073
プレシア:
【chara 126112 face 4 (sad)】
べとべと。
voice: vo_adv_2209004_074
クリア:
【chara 126012 face 3 (anger)】
わたしたちも、ちょっとくらい強くなってるはずですし……
必ずお兄さんたちの道を、切り拓いてみせます!
voice: vo_adv_2209004_075
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
大変だと思うけど、ちょっと急いであげてね~?
【chara 106711 face 4 (sad)】
エリスちゃん、結構ムリしてるはずだし……
偉そうにしてるだけあって、アラクネも相当強いっぽいからね~
voice: vo_adv_2209004_076
エリス:
【chara 129011 face 7 (special_a)】
『……余計なことは、言わなくていい。
【chara 129011 face 1 (normal)】
騎士クンが、喜んでくれるなら──わたしは、がんばれる』
voice: vo_adv_2209004_077
エリス:
【chara 129011 face 7 (special_a)】
……でも。
レディ・アラクネという女の力は、おそらく七冠たちにも及ぶ……
わたしの守りも、ほんの少しの乱れで破られる。
voice: vo_adv_2209004_078
エリス:
【chara 129011 face 7 (special_a)】
それに、まだ切り札を隠している気がする……
【chara 129011 face 4 (sad)】
気を付けて、騎士クン。
voice: vo_adv_2209004_079
アネモネ:
【chara 129612 face 7 (special_a)】
余裕がないのは、こっちもです──
城のほうに、傀儡の糸で操られた魔物が押し寄せてきています。
【chara 129612 face 4 (sad)】
そんな魔物に、媛が魔物に負けることはありませんが──
voice: vo_adv_2209004_080
アネモネ:
【chara 129612 face 4 (sad)】
降ってくる糸の切断を──邪魔されたら。
──戦いが苦手な人たちから、操られます。
voice: vo_adv_2209004_081
コッコロ:
【chara 105913 face 4 (sad)】
あの糸は、建物の隙間をすり抜けて侵入してくるようです。
わたくしたちも、休む間も寝る間もなく避け続けることはできません。
voice: vo_adv_2209004_082
リリ:
【chara 125812 face 3 (anger)】
悠長にはしていられない、ということですね……
voice: vo_adv_2209004_083
プレシア:
【chara 126112 face 3 (anger)】
いそご。
voice: vo_adv_2209004_084
キャル:
【chara 106012 face 3 (anger)】
フンっ、上等じゃない。
元からトロトロしてるつもりねーっての!
首を洗って待ってなさいよ、アラクネ!
voice: vo_adv_2209004_085
レディ・アラクネ:
【chara 195111 face 1 (normal)】
『……ええい、雁首揃えて吠えおって……!
その不遜、冥府に突き落として後悔させてやるわ……!』
Choice: (5) シェフィちゃんは、返してもらう!
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_2209004_086
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 3 (anger)】
はい!
迎えにいきましょう──全力全開の、全速力で!
voice: vo_adv_2209004_087
ホマレ:
【chara 106711 face 1 (normal)】
うんうん、いい宣戦布告返しだったね☆
【chara 106711 face 2 (joy)】
それじゃあボス討伐──行ってらっしゃ~い♪