姫さま『傲慢』の時間です
魔道具の誤作動で地下遺跡に飛ばされてしまったライラエル一行。食事を摂ろうとするも、手元には辛い物しかなくライラエルは食べられない。そこでイオは彼女のために、辛い物克服の指導を始めるのだった。


-------------- situation:
姫さま『傲慢』の時間です
--------------

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ヴルム:
【chara 193412 face 1 (normal)】 イオさん、準備できました。

voice: vo_adv_2209102_001
イオ:
【chara 119011 face 2 (joy)】 ありがとうね、ヴルムちゃん。
【chara 119011 face 1 (normal)】 それでは……

--- Switch scene ---

story_still_220910201
voice: vo_adv_2209102_002
イオ:
【chara 119011 face 1 (normal)】 ライラエル様、ご指導の時間です。

voice: vo_adv_2209102_003
リンド:
【chara 193312 face 8 (special_b)】 ラ、ライラエルさま……本当に大丈夫ですか……?

voice: vo_adv_2209102_004
ライラエル:
【chara 126511 face 3 (anger)】 心配はいりませんよ、リンド。
わたしは必ず耐え抜いてみせます、どのような刺激にも……!

--- Switch scene ---

still display end
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 ──数時間前。
ライラエルは余暇の時間を使って、リンドとヴルムと共に
居住区のあちこちを見物していた。

voice: vo_adv_2209102_005
リンド:
【chara 193312 face 6 (surprised)】 ジオ・ゲヘナの集落って、チョコの噴水もプリンの街灯もないですけど。
【chara 193312 face 2 (joy)】 活気があるのは、私たちの世界と変わらないですね。
みんな楽しそうです。

voice: vo_adv_2209102_006
ライラエル:
【chara 126511 face 1 (normal)】 ええ、本当に。
住民の営みから生まれる空気は、その街の顔とも言えるもの。
皆が思い思いに暮らしている証なのでしょう。

voice: vo_adv_2209102_007
ヴルム:
【chara 193412 face 1 (normal)】 にしても。この世界の人たちは、変わった格好ですよね。
【chara 193412 face 6 (surprised)】 『妖魔人』でしたっけ。
魔物っぽいだけじゃなく、あっちには魔族っぽい方も──

voice: vo_adv_2209102_008
リンド:
【chara 193312 face 6 (surprised)】 って、あの後ろ姿、イオさんじゃない?
騎士さんたちの先生の。

voice: vo_adv_2209102_009
イオ:
【chara 101811 face 1 (normal)】 あら、ライラエル様に、リンドちゃんとヴルムちゃんも。
【chara 101811 face 2 (joy)】 こちらの世界にいらしていたんですね。

voice: vo_adv_2209102_010
ライラエル:
【chara 126511 face 2 (joy)】 はい。集落のみなさまと接し、
少しでもこの世界について学ばせていただければ、と。
【chara 126511 face 1 (normal)】 イオはこちらで何を?

voice: vo_adv_2209102_011
イオ:
【chara 101811 face 1 (normal)】 私も似たような感じで……
今は、ジオ・ゲヘナの魔道具を見せてもらっています。
【chara 101811 face 2 (joy)】 こちらの方が、管理を任されているそうですよ。

voice: vo_adv_2209102_012
集落の住民:
【chara 101811 face 1 (normal)】 【chara 50611 face 1 (normal)】 お嬢さんたちも、媛さまのお客さんかな?
【chara 50611 face 2 (joy)】 よかったら一緒に見ていってよ。

voice: vo_adv_2209102_013
ライラエル:
【chara 126511 face 1 (normal)】 ええ、ぜひ。【chara 126511 face 2 (joy)】
──未知の品々、とても興味深いですね。
【chara 126511 face 1 (normal)】 こうしてじっくりと手に取って見られるなんて、めったにない機会です。

voice: vo_adv_2209102_014
イオ:
【chara 101811 face 2 (joy)】 えぇ、私も驚いてばかりです。【chara 101811 face 1 (normal)】 爆発を起こす魔道具に、傷を癒す魔道具。
ランドソルにもいろいろな道具があるけれど、
全く違う発達の仕方をしているのね。

voice: vo_adv_2209102_015
ヴルム:
【chara 193412 face 6 (surprised)】 魔物と戦うのに便利なように発達してるんですかね。
【chara 193412 face 2 (joy)】 あたしたちの世界だと縁遠いものですけど。
【chara 193412 face 6 (surprised)】 狩りをする習慣自体ほとんどないですし。

voice: vo_adv_2209102_016
リンド:
【chara 193312 face 2 (joy)】 でも、アクセサリーみたいなものもあるんですね。
見てください、これ、すごくきれいな宝石がついてます。
【chara 193312 face 6 (surprised)】 ……これも魔道具なんですか?

voice: vo_adv_2209102_017
集落の住民:
【chara 50611 face 2 (joy)】 ああ、そうだよ。
【chara 50611 face 1 (normal)】 危険が迫ったときに使うと、安全な場所に避難できるんだ。
いつも身に着けていられるように装身具の形にしてあるのさ。

voice: vo_adv_2209102_018
リンド:
【chara 193312 face 6 (surprised)】 見た目は本当にネックレスですね……
どうやって使うんですか?
操作するものはなさそうだし……

voice: vo_adv_2209102_019
集落の住民:
【chara 50611 face 1 (normal)】 そいつは手に持って念じるだけで効果が……
【chara 50611 face 6 (surprised)】 って、しまった! 【chara 50611 face 4 (sad)】 お嬢さん、それ発動しちゃってる──

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_2209102_020
リンド:
【chara 193312 face 4 (sad)】 えっ……【chara 193312 face 8 (special_b)】 きゃあっ!

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_2209102_021
リンド:
【chara 193312 face 4 (sad)】 う、うぅ……びっくりしたぁ……
【chara 193312 face 6 (surprised)】 って、あれ? ここって……

voice: vo_adv_2209102_022
ヴルム:
【chara 193412 face 6 (surprised)】 さっきまでの場所じゃなくなってる。転移ってこういう……
【chara 193412 face 1 (normal)】 ライラエルさま、ご無事ですか?
イオさんも。

voice: vo_adv_2209102_023
ライラエル:
【chara 126511 face 6 (surprised)】 ええ、わたしは大丈夫です。イオもケガはしていませんね?
……この景色は、どこかの地下遺跡でしょうか。
【chara 126511 face 4 (sad)】 何かの魔法で、わたしたちだけ転送されてしまったようです。

voice: vo_adv_2209102_024
イオ:
【chara 101811 face 6 (surprised)】 これがリンドちゃんの持っていた魔道具の効果なのね。
【chara 101811 face 1 (normal)】 すごいわ、こんな人数を一瞬で……

voice: vo_adv_2209102_025
ヴルム:
【chara 193412 face 6 (surprised)】 とはいえ戻らないとまずいですね。
ここにある魔法陣が帰還用ですかね?
【chara 193412 face 1 (normal)】 壊れてるかもですけど……

voice: vo_adv_2209102_026
イオ:
【chara 101811 face 6 (surprised)】 どれどれ、えーっと……
確かにこれは、転送用の魔法陣みたいね。
動いていないんじゃなくて、【chara 101811 face 1 (normal)】 再起動に時間がかかるのだと思うわ。

voice: vo_adv_2209102_027
イオ:
【chara 101811 face 1 (normal)】 この様子だと、何時間か待てば使えるようになりそうよ。
今のところ危険はなさそうだし、それまでゆっくり待ちましょう。
【chara 101811 face 2 (joy)】 こういう時は、あわてず騒がず、が基本ですからね。

voice: vo_adv_2209102_028
リンド:
【chara 101811 face 1 (normal)】 【chara 193312 face 4 (sad)】 もっ、申し訳ありません、ライラエルさまっ!
私が不用意に魔道具に触ったせいで、こんな大変なことに……!

voice: vo_adv_2209102_029
ライラエル:
【chara 126511 face 1 (normal)】 気にすることはありませんよ。
幸い危険な場所でもないようですし、
ちょっとしたハプニングが起きたと考えましょう。

voice: vo_adv_2209102_030
イオ:
【chara 101811 face 1 (normal)】 だったら、しばらくは休憩時間ですね♪
【chara 101811 face 2 (joy)】 おしゃべりでもしていれば、きっとあっという間だわ。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 そして、数時間後……

voice: vo_adv_2209102_031
イオ:
【chara 101811 face 6 (surprised)】 ふう……さすがにお腹が空いてきましたね。
【chara 101811 face 1 (normal)】 お弁当でも持ってくればよかったわ。準備する時間がなかったものね。

voice: vo_adv_2209102_032
リンド:
【chara 193312 face 6 (surprised)】 あ、少しですけど……【chara 193312 face 1 (normal)】 集落でいただいた食べ物があります。
【chara 193312 face 4 (sad)】 ただ、その……どれも刺激の強い、辛い物ばかりみたいで。

voice: vo_adv_2209102_033
ライラエル:
【chara 126511 face 6 (surprised)】 辛い物……【chara 126511 face 4 (sad)】 であれば、残念ですが……
みなさんで食べてください。わたしは我慢できますから。

voice: vo_adv_2209102_034
リンド:
【chara 193312 face 3 (anger)】 そんなことできません!
ライラエルさまだけひもじい思いをするくらいなら、
私たちも我慢して──

voice: vo_adv_2209102_035
イオ:
【chara 101811 face 1 (normal)】 分かりました。
そういうことなら、私に任せてください。

voice: vo_adv_2209102_036
ヴルム:
【chara 193412 face 6 (surprised)】 イオさん? いったい何を……?

voice: vo_adv_2209102_037
イオ:
【chara 101811 face 1 (normal)】 ライラエル様もみんなと一緒にご飯を食べられれば、
問題ないんですよね?
【chara 101811 face 2 (joy)】 であれば、教師である私の出番です。

voice: vo_adv_2209102_038
イオ:
【chara 101811 face 2 (joy)】 苦手なものを克服するのも、食事には大切なこと。
【chara 101811 face 1 (normal)】 ライラエル様が辛さに負けないよう、私が指導いたします。

--- Switch scene ---

story_still_220910201
voice: vo_adv_2209102_039
イオ:
【chara 119011 face 1 (normal)】 というわけで……
ライラエル様には、ジオ・ゲヘナの食事に
チャレンジしていただきましょう。

voice: vo_adv_2209102_040
ライラエル:
【chara 126511 face 3 (anger)】 っ……わたしはジオ・テオゴニアのプリンセス。
わたしを慕う民のためにも、辛い食べ物などに
屈するわけにはいきません……!

voice: vo_adv_2209102_041
リンド:
【chara 193312 face 8 (special_b)】 あの、その前に質問いいですか?
イオさん、その服装はいったい……

voice: vo_adv_2209102_042
イオ:
【chara 119011 face 2 (joy)】 闇の先生です。
【chara 119011 face 1 (normal)】 ライラエル様のため、心を鬼にしよう……
【chara 119011 face 2 (joy)】 そう思ったら、なんか変身できちゃいました♪

voice: vo_adv_2209102_043
ライラエル:
【chara 126511 face 6 (surprised)】 そこまで真剣に、指導に臨んでいただけるのですね。
【chara 126511 face 3 (anger)】 ならばわたしも誠意をもって、イオの想いに応えましょう。

voice: vo_adv_2209102_044
リンド:
【chara 193312 face 8 (special_b)】 あの、そういう問題でしょうか……?
それに、ライラエルさまの鎖はいったい?
ライラエルさまが縛られる必要は、特にないと思うのですが……

voice: vo_adv_2209102_045
ヴルム:
【chara 193412 face 6 (surprised)】 さっき遺跡で拾ったやつ。
【chara 193412 face 2 (joy)】 こういうのは雰囲気が大事かと思って。

voice: vo_adv_2209102_046
リンド:
【chara 193312 face 8 (special_b)】 ダメよ、いろいろと! すぐに外して!!

--- Switch scene ---

still display end
voice: vo_adv_2209102_047
イオ:
【chara 119011 face 2 (joy)】 では、始めましょうか。
【chara 119011 face 1 (normal)】 ヴルムちゃん、食材の準備をお願いね。

voice: vo_adv_2209102_048
ヴルム:
【chara 193412 face 1 (normal)】 まずはこちらの木の実をどうぞ。
【chara 193412 face 6 (surprised)】 マイルドな辛さで、大人のおつまみだけでなく
【chara 193412 face 2 (joy)】 子どものおやつとしても人気だそうです。

voice: vo_adv_2209102_049
イオ:
【chara 119011 face 6 (surprised)】 見た目はイチゴに似ているけれど、【chara 119011 face 1 (normal)】 味はトウガラシに近いわね。
【chara 119011 face 2 (joy)】 麦しゅわに合いそうだわ。
【chara 119011 face 1 (normal)】 ではライラエル様、どうぞ召し上がってください。

voice: vo_adv_2209102_050
ライラエル:
【chara 126511 face 3 (anger)】 はい、いただきます。
んっ……

voice: vo_adv_2209102_051
イオ:
【chara 119011 face 6 (surprised)】 …………

voice: vo_adv_2209102_052
ライラエル:
【chara 126511 face 3 (anger)】 ……………………【chara 126511 face 4 (sad)】 けほっ。

voice: vo_adv_2209102_053
イオ:
【chara 119011 face 6 (surprised)】 ライラエル様?

voice: vo_adv_2209102_054
ライラエル:
【chara 126511 face 4 (sad)】 けほっ、こほっ……んっ、けほけほっ、ごほっ!
こ、これっ……か、辛すぎます!!!

voice: vo_adv_2209102_055
リンド:
【chara 193312 face 8 (special_b)】 ライラエルさま!? しっかり!!

voice: vo_adv_2209102_056
ライラエル:
【chara 126511 face 4 (sad)】 でも、んっ……はぁ、はぁ……
【chara 126511 face 2 (joy)】 ほら、ちゃんと飲み込みましたよっ。【chara 126511 face 4 (sad)】
耐え切りましたっ……

voice: vo_adv_2209102_057
リンド:
【chara 193312 face 4 (sad)】 そんな、強がりはやめてください……!
今のライラエルさまは、どう見ても平気ではないです!

voice: vo_adv_2209102_058
ライラエル:
【chara 126511 face 3 (anger)】 強がりではありませんっ! ……その証拠に、んっ……
【chara 126511 face 4 (sad)】 おお、おかわりだって、できてしまいますからね……?

voice: vo_adv_2209102_059
イオ:
【chara 119011 face 2 (joy)】 さすがはプリンセス、素晴らしい精神力です。
【chara 119011 face 1 (normal)】 ではヴルムちゃん、この調子で次のメニューを。

voice: vo_adv_2209102_060
ヴルム:
【chara 193412 face 6 (surprised)】 えっとー、次は……魔物の肉の燻製ですね。
【chara 193412 face 2 (joy)】 様々なスパイスで味付けをしたジオ・ゲヘナの伝統料理……【chara 193412 face 1 (normal)】 らしいです。

voice: vo_adv_2209102_061
イオ:
【chara 119011 face 6 (surprised)】 ん……確かに。【chara 119011 face 1 (normal)】 濃い味付けですが、スパイスが肉の臭みを消して
奥深い味わい……これは私たちでも、飲み物がないときつそうです。
ライラエル様、いかがなさいますか?

voice: vo_adv_2209102_062
ライラエル:
【chara 126511 face 3 (anger)】 もちろん、いただきます。味が濃い料理なら、うちの
はちみつシュガーパイだって香ばしいアーモンドと濃厚なはちみつに
お砂糖とバターたっぷりで負けてませんし……もぐもぐ……

voice: vo_adv_2209102_063
ライラエル:
【chara 126511 face 4 (sad)】 ……~~~~~っ!!!

voice: vo_adv_2209102_064
リンド:
【chara 193312 face 8 (special_b)】 ライラエルさま!?
無理しないでください!

voice: vo_adv_2209102_065
ライラエル:
【chara 126511 face 4 (sad)】 けほ、こほっ……だ、大丈夫、ですっ……!
でも、んんっ……お、お水、お水をくださいっ!

voice: vo_adv_2209102_066
イオ:
【chara 119011 face 1 (normal)】 では水を……【chara 119011 face 6 (surprised)】 といっても、手元にあるのはこれだけですね。
【chara 119011 face 1 (normal)】 ジオ・ゲヘナの密林で採れる、天然の炭酸水だそうです。

voice: vo_adv_2209102_067
ライラエル:
【chara 126511 face 6 (surprised)】 っ……それって、しゅわしゅわのサイダーですか?【chara 126511 face 1 (normal)】
だ、大丈夫です、サイダーならジオ・テオゴニアにもありますからっ!

voice: vo_adv_2209102_068
ヴルム:
【chara 193412 face 4 (sad)】 いや、ライラエルさま。
それってたぶんサイダーじゃなくて……

voice: vo_adv_2209102_069
ライラエル:
【chara 126511 face 4 (sad)】 んぐっ、んぐっ、んっ……【chara 126511 face 6 (surprised)】 んぅ~~~っ!!?
【chara 126511 face 4 (sad)】 口の中が、ぱちぱちしゅわしゅわして……!

voice: vo_adv_2209102_070
ライラエル:
【chara 126511 face 4 (sad)】 はぁっ……はぁっ……
──……!

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_2209102_071
ライラエル:
【chara 126512 face 3 (anger)】 ──液体の分際で、我に牙を剥くとは。
まさに不遜の極み、甚だ不快である。

voice: vo_adv_2209102_072
リンド:
【chara 193312 face 8 (special_b)】 えっ? ライラエルさまが、傲慢に……?
王家の装備なんて使ってないのに……

voice: vo_adv_2209102_073
ヴルム:
【chara 193412 face 6 (surprised)】 まさか、辛い物と炭酸水の刺激に追い詰められて?
【chara 193412 face 4 (sad)】 そんなことあるんだ……

voice: vo_adv_2209102_074
イオ:
【chara 119011 face 6 (surprised)】 ……ライラエル様、食事を続けますか?

voice: vo_adv_2209102_075
ライラエル:
【chara 126512 face 3 (anger)】 無論。今一度、此奴等に知らしめてやろうぞ。
我が食欲を満たすための供物にすぎない、自らの本分をな……もぐっ。

voice: vo_adv_2209102_076
ライラエル:
【chara 126512 face 3 (anger)】 んむっ、もぐっ……うむ。
……はむっ、もぐもぐ……んむっ、んっ……

voice: vo_adv_2209102_077
リンド:
【chara 193312 face 8 (special_b)】 あの、ライラエルさま……?
一口でも危ないのに、そんな一気に食べたら……

voice: vo_adv_2209102_078
ライラエル:
【chara 126512 face 6 (surprised)】 …………

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_2209102_079
ライラエル:
【chara 126511 face 6 (surprised)】 ……~~~~!!!?!!?!?

voice: vo_adv_2209102_080
ヴルム:
【chara 193412 face 6 (surprised)】 あ、戻った。

voice: vo_adv_2209102_081
ライラエル:
【chara 126511 face 4 (sad)】 か、かっ……からいいいぃぃぃ~~~~っ!!!

voice: vo_adv_2209102_082
ライラエル:
【chara 126511 face 4 (sad)】 ……お、おねがい、です……
あまいもの、おかしを、どうかください……
もう、からいの、むり……

voice: vo_adv_2209102_083
リンド:
【chara 193312 face 8 (special_b)】 どうしよう、このままじゃライラエルさまの心がもたない……!
【chara 193312 face 4 (sad)】 ヴルム、早くライラエルさまのために甘いものを!!

voice: vo_adv_2209102_084
ヴルム:
【chara 193412 face 6 (surprised)】 でも残ってるのだと、塩辛いやつに、酸っぱいやつ、
脂っこいやつと、あとは……【chara 193412 face 1 (normal)】 あっ。

voice: vo_adv_2209102_085
イオ:
【chara 193312 face 6 (surprised)】 【chara 119011 face 6 (surprised)】 ヴルムちゃん?

voice: vo_adv_2209102_086
ヴルム:
【chara 193412 face 2 (joy)】 カバンの中に入れてたの、忘れてました。
ジオ・テオゴニア産の、ミルクチョコレート。

voice: vo_adv_2209102_087
ライラエル:
【chara 126511 face 6 (surprised)】 ……!
そ、それはっ……!

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_2209102_088
ライラエル:
【chara 126512 face 3 (anger)】 ──従僕よ、その甘味を我に捧げよ……!
は、はやくっ……!
一刻も、はやくっ……!

voice: vo_adv_2209102_089
ライラエル:
【chara 126511 face 5 (shy)】 ああ……あまあま……ほわほわ……

voice: vo_adv_2209102_090
イオ:
【chara 119011 face 1 (normal)】 いかがですか、ライラエル様。
【chara 119011 face 2 (joy)】 久々に食べる甘いチョコレートの味は?

voice: vo_adv_2209102_091
ライラエル:
【chara 126511 face 2 (joy)】 素晴らしいです……
舌を包み込むようなまろやかさ、喉を通り抜け全身に広がっていく
濃厚な甘み……【chara 126511 face 1 (normal)】 まさにわたしが求めてやまなかったものです。

voice: vo_adv_2209102_092
ライラエル:
【chara 126511 face 2 (joy)】 まるで、天上の楽園から降ってきた雫が、荒れ果てた大地を
潤してくれるよう……食べ慣れたはずのチョコレートを
これほど美味しく感じるのは、初めての経験かもしれません。

voice: vo_adv_2209102_093
ヴルム:
【chara 193412 face 2 (joy)】 いろいろありましたけど、
新しい経験ができて良かったですね、ライラエルさま。

voice: vo_adv_2209102_094
ライラエル:
【chara 126511 face 2 (joy)】 えぇ、本当に。
辛さを乗り越えた先で味わう甘さの、なんと素晴らしいことか……
ジオ・テオゴニアのみで生きていては、決して知り得なかったことです。

voice: vo_adv_2209102_095
ライラエル:
【chara 126511 face 1 (normal)】 ありがとうございます。
あなたのおかげで、わたしの見識がぐんと広がりました。
【chara 126511 face 2 (joy)】 教え子の人生をより豊かにする……【chara 126511 face 1 (normal)】 まさに指導者の鑑でしたよ。

voice: vo_adv_2209102_096
イオ:
【chara 119011 face 2 (joy)】 こちらこそ、楽しい授業になりました。
ライラエル様が満足されたようで何よりです。

voice: vo_adv_2209102_097
ライラエル:
【chara 126511 face 1 (normal)】 様、だなんて……
今のわたしは生徒で、あなたは教師。
もっと気軽に呼んでください、【chara 126511 face 2 (joy)】 イオ先生♪

voice: vo_adv_2209102_098
イオ:
【chara 119011 face 1 (normal)】 そうですか、【chara 119011 face 2 (joy)】 ではお言葉に甘えて……
よく頑張ったわね、ライラエルさん。えらいえらい♪

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 新たに芽生えた、教師と教え子の絆。
この経験は宝石のように輝きを放ち、自らの人生を鮮やかに
彩っていくのだろう……そんな確かな予感を、彼女たちは抱いていた。

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【chara 193312 face 8 (special_b)】 ……いや、これってそういう話でしたっけ?