3部 第10章 第4話
ノウェムとオクトーと進む{player}たちだったが、怪しげな霧の中に閉じ込められてしまう。一方、コッコロとクリア、そして合流したグレイスの三人は『三魔姫属』のリーザと対峙する。
-------------- situation:
霧に潜む恐怖
--------------
voice: vo_adv_2210004_000
ノウェム：
【chara 106113 face 3 (anger)】
どりゃああーーーっ！！
voice: vo_adv_2210004_001
オクトー：
【chara 106211 face 3 (anger)】
そーれっ！ と！
voice: vo_adv_2210004_002
ゾンビたち：
【chara 1 face 1 (normal)】
ォﾞォﾞォﾞォﾞッﾞ……
ナレーション：
【chara 0 face 1 (normal)】
──ジオ・ニヴルヘルに着く直前、
仲間たちと離れ離れになってしまった{player}。
その窮地を救ったのは、意外な二人組だった。
voice: vo_adv_2210004_003
ノウェム：
【chara 106113 face 2 (joy)】
──よーしっ、これで全部倒したな！
voice: vo_adv_2210004_004
オクトー：
【chara 106211 face 4 (sad)】
ったくー
ノウェムは突っ込んで暴れてただけでしょ？
トドメを刺したのはボクとシェフィちゃんなんですけどー
voice: vo_adv_2210004_005
シェフィ：
【chara 106412 face 1 (normal)】
私は氷漬けにして、動けないようにしただけよ。
【chara 106412 face 6 (surprised)】
でも、オクトーさんが倒したゾンビたちは
どうして復活しないのかしら……？
voice: vo_adv_2210004_006
オクトー：
【chara 106211 face 1 (normal)】
うーん。例えて言うなら……ゾンビたちの持ってる『復活』スキルを
攻撃のついでに、【chara 106211 face 2 (joy)】
ちょーっとバグらせちゃった、みたいな？
【chara 106211 face 1 (normal)】
マサキの『煌輝創正』の劣化コピー版、って感じかなー
voice: vo_adv_2210004_007
ヴァイオレット：
【chara 195012 face 6 (surprised)】
…………
voice: vo_adv_2210004_008
オクトー：
【chara 106211 face 1 (normal)】
ま、慣れない技だし？
戦うのも久しぶりだったから。
ノウェムが頑張ってくれたおかげで、だいぶ楽できたけどね。
voice: vo_adv_2210004_009
ノウェム：
【chara 106113 face 2 (joy)】
ほーらみろ！
やっぱりアタシたちは、コンビで戦ってたからこそじゃないか！
オマエ最近、一人でなんとかしようとしてばっかだったからなー！
voice: vo_adv_2210004_010
オクトー：
【chara 106211 face 4 (sad)】
はいはい、悪うございました。
反省してますってー
Choice: (1) あれ？ そういえば……
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_2210004_011
シェフィ：
【chara 106412 face 6 (surprised)】
どうしたの{player}？
【chara 106412 face 4 (sad)】
……あ、そういえば……
何か、話の途中だったような……？
voice: vo_adv_2210004_012
ヴァイオレット：
【chara 195012 face 6 (surprised)】
ええと、確か……シェフィ様からオクトー様に、
「ロストしてしまったのに、どうしてこの場にいるのでしょうか」
といったご質問をしていたかと思いますが……
voice: vo_adv_2210004_013
ノウェム：
【chara 106113 face 6 (surprised)】
あーそうだそうだ！
アタシも実はそのへん、よく分かってないんだよー
【chara 106113 face 1 (normal)】
ほら、ちゃんと説明しろよなオクトー！
voice: vo_adv_2210004_014
オクトー：
【chara 106211 face 1 (normal)】
やー、ぶっちゃけ
よく分かってないのはボクも一緒なんだよねー
【chara 106211 face 2 (joy)】
生きててラッキー、みたいな？
Choice: (2) ……説明、面倒くさがってない？
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_2210004_015
オクトー：
【chara 106211 face 2 (joy)】
あはっ、バレた？
【chara 106211 face 1 (normal)】
さっすが『腐れ縁』なだけあるねー
voice: vo_adv_2210004_016
ヴァイオレット：
【chara 195012 face 6 (surprised)】
…………
voice: vo_adv_2210004_017
ヴァイオレット：
【chara 195012 face 7 (special_a)】
も、もしや……
騎士様は……、オクトー様とも、昵懇の……？
……【chara 195012 face 4 (sad)】
い、いえ。今は、そうではなく……
voice: vo_adv_2210004_018
ヴァイオレット：
【chara 195012 face 1 (normal)】
……その、オクトー様。
【chara 195012 face 6 (surprised)】
オクトー様は、ゾンビのようなアンデットの類ではなく
生きている方のようにお見受けしますが……
voice: vo_adv_2210004_019
ノウェム：
【chara 106113 face 1 (normal)】
そんなの見りゃ分かるだろ？
【chara 106113 face 8 (special_b)】
ほら、脈だって動いてるし！
voice: vo_adv_2210004_020
オクトー：
【chara 106211 face 6 (surprised)】
いたたっ！
【chara 106211 face 4 (sad)】
もうノウェム、そんなに強引に手を掴んだって
脈なんか測れないでしょー
voice: vo_adv_2210004_021
シェフィ：
【chara 106412 face 6 (surprised)】
……さっきの、サツキって鬼の子の感想じゃないけど。
【chara 106412 face 4 (sad)】
確かにこの二人、ずっとイチャイチャしてるわね……
voice: vo_adv_2210004_022
ヴァイオレット：
【chara 195012 face 6 (surprised)】
ゾンビでないなら……オクトー様は魂のみで、この世界にたどり着き。
シェフィ様のように、肉体を取り戻したのでしょうか？
【chara 195012 face 4 (sad)】
こちらの常識では、ありえない話としか思えないのですが……
voice: vo_adv_2210004_023
オクトー：
【chara 106211 face 4 (sad)】
あーうーん。
そっちの常識ってのがどんなのかは知らないけど。
まず前提として──
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_2210004_024
オクトー：
【chara 106211 face 1 (normal)】
バックアップを取っておいたんだよね、あのときは。
【chara 106211 face 4 (sad)】
『幻境竜后』の防壁に捕まったら、
ボクもただじゃ済まないって分かってたからさ。
voice: vo_adv_2210004_025
シェフィ：
【chara 106412 face 6 (surprised)】
バックアップ……
ホマレさんもそれで助かったって言ってたけど……同じもの？
どういう魔法なの？
voice: vo_adv_2210004_026
オクトー：
【chara 106211 face 4 (sad)】
同じかどうかは知らないけど──
【chara 106211 face 1 (normal)】
死亡をトリガーにした、個人限定の『巻き戻り』って言って分かるかな。
指定したポイントで、自分を再構築する……みたいな。
voice: vo_adv_2210004_027
オクトー：
【chara 106211 face 4 (sad)】
ま、リセットやループのある
『草野優衣ちゃんの願いが叶ったアストルム』でしか使えない
不安定なウラワザだったけどね。成功率かなり低いし。
voice: vo_adv_2210004_028
シェフィ：
【chara 106412 face 6 (surprised)】
なるほど……【chara 106412 face 1 (normal)】
それじゃあ、エリスさんが管理者じゃなくなった
『今のアストルム』では、そのバックアップっていうのは
使えなくなっちゃってるのね。
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_2210004_029
オクトー：
【chara 106211 face 1 (normal)】
だねー
【chara 106211 face 4 (sad)】
っていうか、ほんと強引な『自己再構築』だから。
使わないに越したことはなくってさ。
voice: vo_adv_2210004_030
オクトー：
【chara 106211 face 4 (sad)】
下手したら魂が欠けるとかして、人格変わっちゃうかも知れないし？
【chara 106211 face 1 (normal)】
──キミみたいにね。
Choice: (3) 僕……？
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_2210004_031
ノウェム：
【chara 106113 face 6 (surprised)】
あー……そっか。
【chara 106113 face 1 (normal)】
言われてみれば、アタシたちと毎回戦ってた頃とは
結構性格変わった気がしないでもないからなーオマエ。
Choice: (4) そ、そうかな？
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_2210004_032
ノウェム：
【chara 106113 face 2 (joy)】
そうだぞ！ 今のオマエは
【chara 106113 face 8 (special_b)】
「悪いなオクトー、ノウェム。今回は僕たちの勝ちってことで」
【chara 106113 face 2 (joy)】
とか言いそうにないし！
voice: vo_adv_2210004_033
シェフィ：
【chara 106412 face 4 (sad)】
い、意外と強気だったのかしら{player}って。
Choice: (5) 分からないけど、でも……
----- Tag 5 -----
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_2210004_034
ミネルヴァ：
【chara 191111 face 1 (normal)】
かつて消滅したあなたを、
99.9％まで復元したのは、他ならぬ私なのですから。
--- Switch scene ---
Choice: (6) ミネルヴァさんが、そう言ってたかも……
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_2210004_035
ノウェム：
【chara 106113 face 6 (surprised)】
そうなのか？
じゃあオマエ、今ミネルヴァがどこにいるかは──知らない？
【chara 106113 face 4 (sad)】
う～ん、そっかぁ～
voice: vo_adv_2210004_036
オクトー：
【chara 106211 face 1 (normal)】
ボクたちは、これからランドソルに戻って
ミネルヴァを捜すつもりだったんだよね。
【chara 106211 face 4 (sad)】
また幻境竜后や、覇瞳皇帝みたいな連中に狙われても困るしさ？
voice: vo_adv_2210004_037
オクトー：
【chara 106211 face 4 (sad)】
……って言っても。
ノウェムの言う『門』ってのが見つからなくて、
困ったなーってトコロなんだけど。
voice: vo_adv_2210004_038
ノウェム：
【chara 106113 face 3 (anger)】
アタシのせいみたいに言うなよなー
そもそもオマエが、こんな世界にいたほうが悪いんだぞ！
voice: vo_adv_2210004_039
ノウェム：
【chara 106113 face 6 (surprised)】
……っていうか。
オマエがこのジオ・ニヴルヘルに落っこちたのは、さっき言ってた
『不安定なバックアップ』ってのが上手くいかなかったからなのか？
voice: vo_adv_2210004_040
オクトー：
【chara 106211 face 1 (normal)】
多分ね。【chara 106211 face 3 (anger)】
ついでに……どうも、ボクの『巻き戻り』の
足を引っ張ったヤツがいるみたいなんだよね。
それが誰なのか、よく分からないけど──……
voice: vo_adv_2210004_041
？？？：
【chara 1 face 1 (normal)】
……ぅ、ぅぅ……
voice: vo_adv_2210004_042
シェフィ：
【chara 106412 face 6 (surprised)】
！
【chara 106412 face 3 (anger)】
この声は──
voice: vo_adv_2210004_043
ゾンビたち？：
【chara 1 face 1 (normal)】
ううぅぅっ～！
voice: vo_adv_2210004_044
シェフィ：
【chara 106412 face 6 (surprised)】
きゃっ……！？
voice: vo_adv_2210004_045
ノウェム：
【chara 106113 face 6 (surprised)】
なんだ、またゾンビかー！？
【chara 106113 face 3 (anger)】
しょうがない、話の続きはこいつらをブッ飛ばしてから──
voice: vo_adv_2210004_046
ヴァイオレット：
【chara 195012 face 4 (sad)】
ま、待ってください皆さま……！
voice: vo_adv_2210004_047
シェフィ：
【chara 106412 face 6 (surprised)】
えっ？
voice: vo_adv_2210004_048
ヴァイオレット：
【chara 195012 face 1 (normal)】
……皆さま。
わたくしのことが、わかりますか……？
voice: vo_adv_2210004_049
ゾンビ親分：
【chara 917 face 4 (sad)】
……ぅ、ぅ……
voice: vo_adv_2210004_050
ゾンビ親分：
【chara 917 face 4 (sad)】
うー……【chara 917 face 6 (surprised)】
ん？
言われてみりゃあ、肖像画で見たことが……
voice: vo_adv_2210004_051
ゾンビの女性：
【chara 422 face 6 (surprised)】
ひょっとして、ヴァイオレット姫様……ですか？
voice: vo_adv_2210004_052
ゾンビの男性：
【chara 314 face 6 (surprised)】
ほ、本物だとしたら……
なんで姫様がこんなところに？
巨鯨城にお住まいのはずじゃ……
voice: vo_adv_2210004_053
ノウェム：
【chara 106113 face 6 (surprised)】
え、えーっと……こいつら。
話が通じるみたいだけど、【chara 106113 face 4 (sad)】
さっきのゾンビとは違う……のか？
Choice: (7) まだ、腐敗が脳まで進んでない人……？
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_2210004_054
ゾンビの女性：
【chara 422 face 6 (surprised)】
うーん……そっちのあなたたちは……
ゾンビでも、幽霊でもないみたいだけど。
どこの人たちなの？
voice: vo_adv_2210004_055
シェフィ：
【chara 106412 face 1 (normal)】
私たちは、ランドソルから来た冒険者よ。
voice: vo_adv_2210004_056
ゾンビの男性：
【chara 314 face 6 (surprised)】
ランドソル……聞き覚えがあるような、ないような……
【chara 314 face 4 (sad)】
うっ！ 頭が……！
voice: vo_adv_2210004_057
ゾンビ親分：
【chara 917 face 6 (surprised)】
それにそっちの、坊主のカオ。
なーんか、見たことがあるようなないような……
【chara 917 face 4 (sad)】
うっ！ 頭が……！
voice: vo_adv_2210004_058
シェフィ：
【chara 106412 face 4 (sad)】
だ、大丈夫？
voice: vo_adv_2210004_059
ゾンビの男性：
【chara 314 face 4 (sad)】
うぅっ……すみません。
頭が傷んでるみたいで、うまく思い出せなくて……
voice: vo_adv_2210004_060
オクトー：
【chara 106211 face 3 (anger)】
…………
voice: vo_adv_2210004_061
オクトー：
【chara 106211 face 1 (normal)】
ははぁ、なるほど。
このひとたちって、つまり──
voice: vo_adv_2210004_062
オクトー：
【chara 106211 face 3 (anger)】
……NPC、ってわけだ。
ランドソルでNPCをしていて、魔物とか覇瞳皇帝とかに殺されて。
で、記憶をなくして、今はこのジオ・ニヴルヘルでゾンビをしてると。
voice: vo_adv_2210004_063
オクトー：
【chara 106211 face 1 (normal)】
ま、データってのは削除してもそう簡単に消えるわけじゃないからね。
ゴミ箱の中は空っぽになってても
上書きされてない限り、意外とサルベージできるし……
voice: vo_adv_2210004_064
ノウェム：
【chara 106113 face 6 (surprised)】
……オクトー？
どうしたんださっきから黙りこくって。
voice: vo_adv_2210004_065
ノウェム：
【chara 106113 face 3 (anger)】
あ！
オマエ、また一人で抜け駆けしようとか考えてるんじゃないだろうな？
voice: vo_adv_2210004_066
オクトー：
【chara 106211 face 4 (sad)】
もー、信用ないなー
【chara 106211 face 1 (normal)】
ただこのゾンビの人たちのことを考えてただけだって。
あと──
voice: vo_adv_2210004_067
オクトー：
【chara 106211 face 3 (anger)】
ちょっと、霧が濃くなってきたかなって。
voice: vo_adv_2210004_068
ヴァイオレット：
【chara 195012 face 6 (surprised)】
……本当ですわ。
いつの間にか、こんなにも深く、濃い霧が……
voice: vo_adv_2210004_069
シェフィ：
【chara 106412 face 6 (surprised)】
この世界の人たちの前で言うのもなんだけど、
【chara 106412 face 4 (sad)】
すごく不気味ね……
いかにも、何か出てきそう……
voice: vo_adv_2210004_070
ゾンビ親分：
【chara 917 face 4 (sad)】
そ、そうなんですよ！
俺らも実は、それで困ってやして……！
voice: vo_adv_2210004_071
ゾンビの女性：
【chara 422 face 4 (sad)】
どうか、力を貸してくださいませんか姫様！
voice: vo_adv_2210004_072
ゾンビの男性：
【chara 314 face 4 (sad)】
この霧、おかしいんですよ！
いくら歩き回っても、全然出れなくって……！
voice: vo_adv_2210004_073
ヴァイオレット：
【chara 195012 face 6 (surprised)】
なるほど……
皆さまが狼狽したご様子だったのは、
それが原因だったのですね。
voice: vo_adv_2210004_074
シェフィ：
【chara 106412 face 4 (sad)】
狼狽して、あんな唸り声をあげていたのね。
紛らわしい……
voice: vo_adv_2210004_075
オクトー：
【chara 106211 face 6 (surprised)】
出れない霧、ってことー？
【chara 106211 face 4 (sad)】
それが本当なら、ボクたちももう巻き込まれちゃってるね。
面倒くさいなー
voice: vo_adv_2210004_076
ゾンビの男性：
【chara 314 face 4 (sad)】
す、すみません。
それだけじゃなくて……ここからが本題なんですが。
voice: vo_adv_2210004_077
ゾンビの女性：
【chara 422 face 4 (sad)】
この霧の中には……そ、その。
……出るんですよ。
voice: vo_adv_2210004_078
シェフィ：
【chara 106412 face 6 (surprised)】
……！
【chara 106412 face 4 (sad)】
で……出るって、何が……？
voice: vo_adv_2210004_079
ゾンビの女性：
【chara 422 face 4 (sad)】
それはもう。
この世のものとも思えない、恐ろしい連中が……！
voice: vo_adv_2210004_080
ゾンビ親分：
【chara 917 face 4 (sad)】
ヒイッ！
言ってるそばからッ──
ナレーション：
【chara 0 face 1 (normal)】
…………
……
-------------- place:
ジオ・二ヴルヘル～荒地～
--------------
ナレーション：
【chara 0 face 1 (normal)】
一方──
コッコロとクリアは、マジックアイテムの反応を頼りに
離れ離れになった{player}を捜していた。
voice: vo_adv_2210004_081
コッコロ：
【chara 105913 face 6 (surprised)】
ふむ……
このたび増えたお知り合いの女性は……おそらく３名。
しかしすぐに別れ、その後、魔物か何かに遭遇……した可能性が……
voice: vo_adv_2210004_082
クリア：
【chara 126012 face 6 (surprised)】
……コッコロさんのそのマジックアイテム、すごいんですね。
そこまで正確に、お兄さんの出会ったひとがわかるなんて……
voice: vo_adv_2210004_083
コッコロ：
【chara 105913 face 2 (joy)】
あ、いえ。どうやら相当の距離があるようなので
精度につきましてはせいぜい、
下駄で天気を占う程度のものでございます。ですが……
voice: vo_adv_2210004_084
コッコロ：
【chara 105913 face 2 (joy)】
『こちら』でも『あちら』でも、わたくしは主さまのガイドですので。
この程度の反応からでも、予測を立てることはできるのです。
voice: vo_adv_2210004_085
クリア：
【chara 126012 face 4 (sad)】
そ、そうなんですか……
voice: vo_adv_2210004_086
クリア：
【chara 126012 face 4 (sad)】
わたしにはうるさく鳴ってるだけにしか、聞こえないんだけど……
voice: vo_adv_2210004_087
クリア：
【chara 126012 face 6 (surprised)】
ところでコッコロさん。
そのカウンターって、どれくらいのあいだ……
voice: vo_adv_2210004_088
コッコロ・クリア：
【chara 105913 face 6 (surprised)】
【chara 1 face 1 (normal)】
……あ。
voice: vo_adv_2210004_089
クリア：
【chara 126012 face 4 (sad)】
……お兄さんにお知り合いが増えてから、
どれくらいのあいだ鳴ってるんですかって聞こうと思ったんですけど……
voice: vo_adv_2210004_090
コッコロ：
【chara 105913 face 4 (sad)】
止まってしまいましたね……
voice: vo_adv_2210004_091
コッコロ：
【chara 105913 face 3 (anger)】
で、ですが大丈夫でございます。
【chara 105913 face 2 (joy)】
おおよその方角は分かっておりますし……何より
少し待てばまた、鳴りだすことかと思われます。
voice: vo_adv_2210004_092
コッコロ：
【chara 105913 face 4 (sad)】
そう……主さまに、お知り合いが増えれば……
voice: vo_adv_2210004_093
クリア：
【chara 126012 face 6 (surprised)】
あっ！
えっとえっと、その……【chara 126012 face 1 (normal)】
そうですっ。
【chara 126012 face 4 (sad)】
あらためて見ると、ジオ・ニヴルヘルってちょっと不気味な所ですよね。
voice: vo_adv_2210004_094
クリア：
【chara 126012 face 4 (sad)】
当然ですけど、ジオ・ゲヘナともジオ・テオゴニアとも
すっかり雰囲気が違いますし。
ひんやりしていて、薄暗くて……
voice: vo_adv_2210004_095
コッコロ：
【chara 105913 face 1 (normal)】
……はい。
ゾンビたちは振り切れたようですが、
どのような魔物が現れるかも分かりません。
voice: vo_adv_2210004_096
クリア：
【chara 126012 face 4 (sad)】
ここが本当に、冥界みたいな世界だとするなら……
ゾンビ以外に出てきそうな魔物って。
スケルトンとか、幽霊とか……？
voice: vo_adv_2210004_097
コッコロ：
【chara 105913 face 4 (sad)】
……どちらもあまり、出会いたいものではありませんね。
アンデットと戦うときは、他の魔物と戦うときとは違う勇気を
ふり絞らなくてはなりませんので。
voice: vo_adv_2210004_098
クリア：
【chara 126012 face 6 (surprised)】
あ、やっぱりコッコロさんもそうなんですね……
【chara 126012 face 4 (sad)】
わたしもやっぱり、幽霊とかはあんまり得意じゃないかもです。
voice: vo_adv_2210004_099
クリア：
【chara 126012 face 4 (sad)】
魔物だって、わかってたとしても……
こう、背筋がゾクゾクと……
voice: vo_adv_2210004_100
？？？：
【chara 1 face 1 (normal)】
……ぅ、ぅぅぅ……
voice: vo_adv_2210004_101
コッコロ・クリア：
【chara 105913 face 6 (surprised)】
【chara 126012 face 6 (surprised)】
【chara 1 face 1 (normal)】
ひっ……！
voice: vo_adv_2210004_102
クリア：
【chara 126012 face 4 (sad)】
き、きき聞こえましたかコッコロさんっ……！
voice: vo_adv_2210004_103
コッコロ：
【chara 105913 face 4 (sad)】
い、いえっ……
【chara 105913 face 6 (surprised)】
ではなく、【chara 105913 face 4 (sad)】
はい……！
まるで……底知れぬ悲しみに暮れる、怨念のような声がっ……
voice: vo_adv_2210004_104
？？？：
【chara 1 face 1 (normal)】
……しくしく……しくしく……
voice: vo_adv_2210004_105
クリア：
【chara 126012 face 6 (surprised)】
っ！
【chara 126012 face 4 (sad)】
ま、また……！
voice: vo_adv_2210004_106
コッコロ：
【chara 105913 face 4 (sad)】
て、敵意はないようでございますが……
逆にそのほうが、恐ろしく感じられますね……
voice: vo_adv_2210004_107
クリア：
【chara 126012 face 4 (sad)】
敵だったら、こっちから反撃もできますもんね。
でも、そうじゃないなら……
voice: vo_adv_2210004_108
コッコロ：
【chara 105913 face 4 (sad)】
……はい。
【chara 105913 face 3 (anger)】
ここは、逃げるのが得策でございますっ……
voice: vo_adv_2210004_109
？？？：
【chara 1 face 1 (normal)】
……ふ、ふふ。
ふふふふふ……
voice: vo_adv_2210004_110
？？？：
【chara 194915 face 1 (normal)】
……に、逃がさない……！
voice: vo_adv_2210004_111
コッコロ・クリア：
【chara 1 face 1 (normal)】
──きゃあああっ！？
voice: vo_adv_2210004_112
コッコロ・クリア：
【chara 105913 face 6 (surprised)】
【chara 126012 face 6 (surprised)】
【chara 1 face 1 (normal)】
……あ、ぁ……？
voice: vo_adv_2210004_113
グレイス：
【chara 194912 face 6 (surprised)】
どうしたのですか、コッコロ氏。
それにクリア氏。
まるで幽霊にでも会ったかのような、あられもない悲鳴をあげて。
voice: vo_adv_2210004_114
コッコロ・クリア：
【chara 105913 face 6 (surprised)】
【chara 126012 face 6 (surprised)】
【chara 1 face 1 (normal)】
「グレイスさまっ！？」
「グレイスさんっ！？」
voice: vo_adv_2210004_115
クリア：
【chara 126012 face 4 (sad)】
驚かさないでくださいよグレイスさん！
心臓が止まっちゃうかと思いました……！
voice: vo_adv_2210004_116
コッコロ：
【chara 105913 face 4 (sad)】
はい。
まったくもって、堂に入った御芝居でございました。
……ですが、少々やりすぎなのではないでしょうか。
voice: vo_adv_2210004_117
グレイス：
【chara 194912 face 2 (joy)】
フフ……失礼。
心臓が止まらなくて、幸いでした。
voice: vo_adv_2210004_118
グレイス：
【chara 194912 face 6 (surprised)】
それに……やりすぎと言われるのは、心外です。
【chara 194912 face 4 (sad)】
私は今、とても悲しんでいるところでしたから。
voice: vo_adv_2210004_119
クリア：
【chara 126012 face 6 (surprised)】
そ、そうなんですか？
voice: vo_adv_2210004_120
コッコロ：
【chara 105913 face 4 (sad)】
そのような表情には、とても見えませんが……
voice: vo_adv_2210004_121
グレイス：
【chara 194912 face 6 (surprised)】
あ。
疑ってますねコッコロ氏。
【chara 194912 face 4 (sad)】
ベリーサッド。グレイスちゃんとても悲しいです。
voice: vo_adv_2210004_122
グレイス：
【chara 194912 face 4 (sad)】
……ただでさえ。
ヴァイオレット姫をお守りできず、離れ離れになってしまった
己の至らなさを嘆いている最中だったというのに。しくしく……
voice: vo_adv_2210004_123
クリア：
【chara 126012 face 4 (sad)】
グレイスさん……
voice: vo_adv_2210004_124
コッコロ：
【chara 105913 face 4 (sad)】
た、大変失礼いたしました。
わたくしも主さまと離れ離れとなり、忸怩たる気持ちでございます……
グレイスさまの心中、お察しいたします。
voice: vo_adv_2210004_125
クリア：
【chara 126012 face 4 (sad)】
ヴァイオレットさん、あんまり戦うのとか向いてそうじゃないですし。
早く合流しなくちゃですね。
【chara 126012 face 6 (surprised)】
もちろん、お兄さんやみなさんともですけど。
voice: vo_adv_2210004_126
グレイス：
【chara 194912 face 2 (joy)】
お気遣い感謝します、クリア氏。コッコロ氏。
voice: vo_adv_2210004_127
グレイス：
【chara 194912 face 1 (normal)】
まあ、いうて地元ですし。
【chara 194912 face 2 (joy)】
それにああ見えて、うちのプリンセスめっちゃ身体頑丈なので。
【chara 194912 face 6 (surprised)】
余程のことがない限り、なんとかなるかと思いますが──
voice: vo_adv_2210004_128
リーザ：
【chara 195212 face 6 (surprised)】
──呆れた。
【chara 195212 face 1 (normal)】
守護騎士としての自覚が足りないのではないかしら？
グレイス。
voice: vo_adv_2210004_129
コッコロ・クリア：
【chara 1 face 1 (normal)】
……！
voice: vo_adv_2210004_130
グレイス：
【chara 194912 face 1 (normal)】
……ちょっとぶりね。
リーザ。
