3部 第10章 第5話
グレイスはコッコロとクリアを拘束しようとするリーザと戦う中、ヴァイオレットの行方を示す紙を渡される。そして彼女の元に向かう途中でグレイスはかつてリーザと守護騎士の座をかけて戦ったことを明かす。
-------------- situation:
グレイスvsリーザ
--------------
ナレーション：
【chara 0 face 1 (normal)】
ジオ・ニヴルヘルの荒れ地にて、
守護騎士・グレイスと合流したコッコロとクリア。
そこに現れたのは──
voice: vo_adv_2210005_000
リーザ：
【chara 195212 face 1 (normal)】
グレイス。
お帰りなさい、というべきかしら。
【chara 195212 face 6 (surprised)】
それから──そちらは、新しいお友だちかしら？
voice: vo_adv_2210005_001
コッコロ：
【chara 105913 face 1 (normal)】
……初めまして。
わたくし、{player}さまの従者のコッコロと申します。
voice: vo_adv_2210005_002
クリア：
【chara 126012 face 1 (normal)】
ランドソルっていう世界の冒険者の、クリアです。
【chara 126012 face 6 (surprised)】
あなたは……コッコロさんと同じ、エルフの……？
voice: vo_adv_2210005_003
リーザ：
【chara 195212 face 1 (normal)】
私はリーザ。
ダークエルフの、リーザ・ヴェーダです。
【chara 195212 face 2 (joy)】
グレイスとは、まあ同僚みたいなものね。
voice: vo_adv_2210005_004
コッコロ：
【chara 105913 face 6 (surprised)】
ダークエルフ……
voice: vo_adv_2210005_005
リーザ：
【chara 195212 face 2 (joy)】
フフ。
そんなに珍しいかしら？
【chara 195212 face 1 (normal)】
でも、お互い様ね──私も『生きている』エルフなんて、初めて見たわ。
voice: vo_adv_2210005_006
リーザ：
【chara 195212 face 1 (normal)】
それに……大した違いはないですよ。
あなたたちエルフたちは、主に精霊の力を使役するらしいけど。
こちらは主に、呪いや怨霊の力を使うだけ──
voice: vo_adv_2210005_007
リーザ：
【chara 195211 face 2 (joy)】
……こんなふうに、ね。
voice: vo_adv_2210005_008
コッコロ・クリア：
【chara 1 face 1 (normal)】
っ！？
voice: vo_adv_2210005_009
リーザ：
【chara 195211 face 1 (normal)】
今のは警告。
妙な動きはしないでね？
次は必ず当てるから。
voice: vo_adv_2210005_010
コッコロ：
【chara 105913 face 3 (anger)】
魔法の矢……
わざと外してくださったようですが、
相当な技量と機敏さでございます。
voice: vo_adv_2210005_011
クリア：
【chara 126012 face 3 (anger)】
冗談とか、脅しとかでもないみたいですね。
本当に射ってきそうです、この人……
voice: vo_adv_2210005_012
グレイス：
【chara 133011 face 3 (anger)】
リーザ。
彼女たちはヴァイオレット姫の客人よ。
手出しは許されないわ。
voice: vo_adv_2210005_013
リーザ：
【chara 195211 face 6 (surprised)】
あら、そう？
【chara 195211 face 1 (normal)】
だったらグレイス──
そのヴァイオレット姫は、今どちらに？
voice: vo_adv_2210005_014
グレイス：
【chara 133011 face 1 (normal)】
……お散歩中よ。
【chara 133011 face 6 (surprised)】
貴女が思うよりもアグレッシブだから、あのお姫様。
voice: vo_adv_2210005_015
リーザ：
【chara 195211 face 6 (surprised)】
ふぅん？ 【chara 195211 face 1 (normal)】
……確かにそうかもね。
今回だって、貴女とたった二人で
外の世界に飛び出すなんて、思わなかったもの。
voice: vo_adv_2210005_016
リーザ：
【chara 195211 face 6 (surprised)】
それに……【chara 195211 face 1 (normal)】
帰ってきたと思ったら。
異世界から、何人もお友だちを連れてくるだなんてね。
voice: vo_adv_2210005_017
リーザ：
【chara 195211 face 6 (surprised)】
コッコロちゃんに、クリアちゃん……だったかしら？
【chara 195211 face 1 (normal)】
悪いけど──
貴女たちのこと、拘束させてもらうわ。
voice: vo_adv_2210005_018
コッコロ・クリア：
【chara 1 face 1 (normal)】
……！
voice: vo_adv_2210005_019
グレイス：
【chara 133011 face 3 (anger)】
リーザ。
さっきも言った通り──
voice: vo_adv_2210005_020
リーザ：
【chara 195211 face 3 (anger)】
グレイス。貴女が知らないのも、無理はないけれど……
ここ最近、このジオ・ニヴルヘルは
余所の世界の人たちに色々荒らされてしまってるの。
voice: vo_adv_2210005_021
リーザ：
【chara 195211 face 1 (normal)】
だから疑わしきは、とりあえず……ってね。
【chara 195211 face 6 (surprised)】
あ、それから──
voice: vo_adv_2210005_022
リーザ：
【chara 195211 face 6 (surprised)】
ヴァイオレット姫が散歩からお戻りになるのは、いつ頃かしら？
【chara 195211 face 1 (normal)】
私の犬は、姫の匂いをまるで感じられていないみたいだけど。
クー・シー：
【chara 52211 face 1 (normal)】
グルルル……
voice: vo_adv_2210005_023
グレイス：
【chara 133011 face 6 (surprised)】
まぁ、はしたない。
【chara 133011 face 4 (sad)】
女性の体臭をどうこう言うなんて、失礼よ。
voice: vo_adv_2210005_024
グレイス：
【chara 133011 face 3 (anger)】
それにリーザ……貴女が知らないのも、無理はないけれど。
姫だって異世界での冒険で、少しは成長しているのだから。
過剰な心配は不要だわ。
voice: vo_adv_2210005_025
リーザ：
【chara 195211 face 6 (surprised)】
ふぅん。
【chara 195211 face 1 (normal)】
あくまで白を切るというのね。
……そちらのお嬢さんたちと、何か結託でもしているのかしら……？
voice: vo_adv_2210005_026
クリア：
【chara 126012 face 6 (surprised)】
あ、あのっ……リーザさん！
【chara 126012 face 4 (sad)】
わたしたち、怪しい者じゃありませんから……！
voice: vo_adv_2210005_027
コッコロ：
【chara 105913 face 1 (normal)】
はい。
誓って、このジオ・ニヴルヘルのみなさまに
危害を加えるつもりなどございません。
voice: vo_adv_2210005_028
リーザ：
【chara 195211 face 2 (joy)】
うん……綺麗な目ね、貴女たち。
【chara 195211 face 4 (sad)】
その瞳とその言葉を、素直に信じられたら良かったんだけど──
voice: vo_adv_2210005_029
リーザ：
【chara 195211 face 3 (anger)】
生憎そんなのが、何かの保証になった試しはないのよね。
voice: vo_adv_2210005_030
コッコロ：
【chara 105911 face 3 (anger)】
大変申し訳ありませんが……
わたくしたちは主さまたちと合流し、お助けせねばなりません。
クリアさま……！
voice: vo_adv_2210005_031
クリア：
【chara 126011 face 3 (anger)】
はい……！
すみませんが、ここで捕らわれの身になるわけにはいかないです！
voice: vo_adv_2210005_032
リーザ：
【chara 195211 face 4 (sad)】
あーあ。
言ったよね？
【chara 195211 face 3 (anger)】
妙な動きをしないでって。
voice: vo_adv_2210005_033
グレイス：
【chara 133011 face 6 (surprised)】
……！
voice: vo_adv_2210005_034
リーザ：
【chara 195211 face 3 (anger)】
デック・ア・ルヴー
デック・ア・ルヴー
赦し給え。穢し給え。殺め給え──
voice: vo_adv_2210005_035
リーザ：
【chara 195211 face 3 (anger)】
──『呪災の矢』。
voice: vo_adv_2210005_036
コッコロ：
【chara 105911 face 3 (anger)】
……！
風の精霊よっ──
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_2210005_037
コッコロ：
【chara 105911 face 6 (surprised)】
！？
精霊が、消されっ──
voice: vo_adv_2210005_038
グレイス：
【chara 133011 face 3 (anger)】
はっ……！
voice: vo_adv_2210005_039
グレイス：
【chara 133011 face 4 (sad)】
ッ……！
voice: vo_adv_2210005_040
クリア：
【chara 126011 face 6 (surprised)】
グレイスさん！
コッコロさん！
【chara 126011 face 4 (sad)】
大丈夫ですかっ……！
voice: vo_adv_2210005_041
コッコロ：
【chara 105911 face 4 (sad)】
わ、わたくしは大丈夫です。
グレイスさまが庇ってくれなければ、危ないところでした……
voice: vo_adv_2210005_042
グレイス：
【chara 133011 face 2 (joy)】
私もヘッチャラです……
【chara 133011 face 4 (sad)】
……と言ったら、少々強がりですが。
私でなかったら、命を奪われていたことでしょう。
voice: vo_adv_2210005_043
クリア：
【chara 126011 face 6 (surprised)】
ええっ！？
voice: vo_adv_2210005_044
リーザ：
【chara 195211 face 4 (sad)】
う～ん。
やっぱり呪いの矢は、悪霊には相性悪いわね。
【chara 195211 face 6 (surprised)】
生きている相手や、精霊には強いのだけど。
voice: vo_adv_2210005_045
コッコロ：
【chara 105911 face 4 (sad)】
守りのために使役しようとした風の精霊が消えてしまったのは、
矢の魔力によるもの、ということでしょうか……
voice: vo_adv_2210005_046
クリア：
【chara 126011 face 1 (normal)】
コッコロさんもグレイスさんも、わたしの後ろに。
わたしの盾なら、呪いの矢だって防げるはずです。
【chara 126011 face 4 (sad)】
……元々、呪われてるのも同然のような力ですし……
voice: vo_adv_2210005_047
グレイス：
【chara 133011 face 1 (normal)】
いいえクリア氏。
コッコロ氏も。
【chara 133011 face 3 (anger)】
手出しはご無用です。
voice: vo_adv_2210005_048
コッコロ：
【chara 105911 face 6 (surprised)】
グレイスさま……？
voice: vo_adv_2210005_049
グレイス：
【chara 133011 face 3 (anger)】
リーザは『黄泉の食卓』に席を持つ者……
わかりやすく言えば、この世界における権力者の一人です。
下手に手を出したら、厄介なことになるでしょう。色々と。
voice: vo_adv_2210005_050
グレイス：
【chara 133011 face 6 (surprised)】
なので、ここは私にお任せを。
【chara 133011 face 2 (joy)】
私と彼女の関係なら、ただのケンカで済みますので。
voice: vo_adv_2210005_051
クリア：
【chara 126011 face 4 (sad)】
でも、グレイスさんっ……
voice: vo_adv_2210005_052
コッコロ：
【chara 105911 face 3 (anger)】
……クリアさま。
ここはひとまず、グレイスさまにお預けいたしましょう。
【chara 105911 face 4 (sad)】
わたくしたちはまだ、この世界や人々のことを何も知りませんので。
voice: vo_adv_2210005_053
クリア：
【chara 126011 face 6 (surprised)】
……【chara 126011 face 4 (sad)】
はい……
voice: vo_adv_2210005_054
リーザ：
【chara 195211 face 3 (anger)】
……もう、グレイス。
邪魔をしないでもらえるかしら？
相性が良くないからといって、倒す手段がないってわけじゃないのよ？
voice: vo_adv_2210005_055
グレイス：
【chara 133011 face 3 (anger)】
私も気乗りはしないけれどね。
どうやら、そっちも引き下がってくれないようだし。
【chara 133011 face 4 (sad)】
あと……
voice: vo_adv_2210005_056
グレイス：
【chara 133011 face 3 (anger)】
悪霊と言われて、傷ついたので。
voice: vo_adv_2210005_057
リーザ：
【chara 195211 face 3 (anger)】
……
voice: vo_adv_2210005_058
グレイス：
【chara 133011 face 3 (anger)】
……
voice: vo_adv_2210005_059
グレイス：
【chara 133011 face 3 (anger)】
……遠距離戦は、あちらの十八番。
【chara 133011 face 4 (sad)】
動きを止めたら、鴨撃ちになってしまう。【chara 133011 face 3 (anger)】
なら──
voice: vo_adv_2210005_060
リーザ：
【chara 195211 face 3 (anger)】
死霊相手に、『呪災の矢』は効き目が薄い……
となると、正攻法で行くしかないけれど。
voice: vo_adv_2210005_061
リーザ：
【chara 195211 face 3 (anger)】
初弾を外せば、番える時間を狙われる。
それにあっちは、槍の間合いで戦いたいはず。なら──
voice: vo_adv_2210005_062
グレイス・リーザ：
【chara 1 face 1 (normal)】
「──ふっ！」
「──たぁっ！」
voice: vo_adv_2210005_063
クリア：
【chara 126011 face 6 (surprised)】
間合いを詰めたっ……
voice: vo_adv_2210005_064
コッコロ：
【chara 105911 face 6 (surprised)】
お互いに、相手のことはよく知っているようですね……！
movie: 221000501
voice: vo_adv_2210005_065
グレイス：
【chara 133011 face 6 (surprised)】
……ふぅ。
【chara 133011 face 4 (sad)】
ちょっと、休憩。
voice: vo_adv_2210005_066
リーザ：
【chara 195211 face 3 (anger)】
……っ！
voice: vo_adv_2210005_067
グレイス：
【chara 133011 face 7 (special_a)】
ずいぶん肩が凝っているみたいねリーザ。
手伝うわ、ストレッチ。
voice: vo_adv_2210005_068
リーザ：
【chara 195211 face 3 (anger)】
グレイス……
だまし討ちの上に、関節技なんて。
これも、守護騎士の戦法なのかしらっ……？
voice: vo_adv_2210005_069
グレイス：
【chara 133011 face 2 (joy)】
ええ、まぁ。
本当に命を取り合うわけにもいかないし、ね？
voice: vo_adv_2210005_070
リーザ：
【chara 195211 face 3 (anger)】
……そっちには、取られる命も無いくせに。
良く言うわ──ね！
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_2210005_071
グレイス：
【chara 133011 face 3 (anger)】
ッ……！
still display end
voice: vo_adv_2210005_072
グレイス：
【chara 133011 face 6 (surprised)】
最初の矢で受けた傷口を抉るとは。
【chara 133011 face 3 (anger)】
なかなかダーティね。
ダークエルフだけあって。
voice: vo_adv_2210005_073
リーザ：
【chara 195211 face 3 (anger)】
……そっちこそ。
本当に、嫌なヒトね。
相変わらず……
voice: vo_adv_2210005_074
グレイス・リーザ：
【chara 133011 face 3 (anger)】
【chara 1 face 1 (normal)】
…………
voice: vo_adv_2210005_075
クリア：
【chara 126011 face 6 (surprised)】
……えっと。
【chara 126011 face 4 (sad)】
仕切り直しになったんでしょうか……？
voice: vo_adv_2210005_076
コッコロ：
【chara 105911 face 4 (sad)】
……そのようですね。
両者の実力は、拮抗している様子でございます……
voice: vo_adv_2210005_077
グレイス：
【chara 133011 face 1 (normal)】
…………
voice: vo_adv_2210005_078
グレイス：
【chara 133011 face 1 (normal)】
コッコロ氏。
クリア氏。
──ここは退却です。
voice: vo_adv_2210005_079
コッコロ・クリア：
【chara 1 face 1 (normal)】
えっ！？
voice: vo_adv_2210005_080
グレイス：
【chara 133011 face 4 (sad)】
脇腹の傷が痛むので。
このままでは、死んでしまいます──【chara 133011 face 1 (normal)】
もう死んでますけど。
voice: vo_adv_2210005_081
グレイス：
【chara 133011 face 6 (surprised)】
カモン、ブロッケン。
--- Switch scene ---
ブロッケン：
【chara 52511 face 1 (normal)】
ヒーン！
voice: vo_adv_2210005_082
クリア：
【chara 126011 face 6 (surprised)】
……！
う、馬の幽霊……！？
voice: vo_adv_2210005_083
グレイス：
【chara 133011 face 2 (joy)】
ブロッケン号です、よしなに。
【chara 133011 face 6 (surprised)】
３人乗りは窮屈ですが、重量には問題ないでしょう──
voice: vo_adv_2210005_084
リーザ：
【chara 195211 face 3 (anger)】
……逃がすと、思うの？
グレイス。
voice: vo_adv_2210005_085
グレイス：
【chara 133011 face 1 (normal)】
ええ、リーザ。
抉られた傷が痛むのは、本当ですし……
voice: vo_adv_2210005_086
グレイス：
【chara 133011 face 6 (surprised)】
それに貴女も。
関節を痛めた腕じゃ、追撃の弓はうまく引けないでしょう？
voice: vo_adv_2210005_087
リーザ：
【chara 195211 face 3 (anger)】
っ……
voice: vo_adv_2210005_088
リーザ：
【chara 195211 face 3 (anger)】
……この借りは、返すからね。
voice: vo_adv_2210005_089
グレイス：
【chara 133011 face 2 (joy)】
ええ、お互いに。
【chara 133011 face 1 (normal)】
では……
voice: vo_adv_2210005_090
グレイス：
【chara 133011 face 1 (normal)】
──【chara 133011 face 6 (surprised)】
『覚えてろー』。
ナレーション：
【chara 0 face 1 (normal)】
…………
……
voice: vo_adv_2210005_091
グレイス：
【chara 133012 face 6 (surprised)】
……ふむ。
犬での追跡も無いようですね。
【chara 133012 face 2 (joy)】
もう大丈夫そうですよ。コッコロ氏、クリア氏。
voice: vo_adv_2210005_092
クリア：
【chara 126012 face 1 (normal)】
ありがとうございます、グレイスさん。
【chara 126012 face 6 (surprised)】
それに……馬の幽霊って、わたし初めて乗りました……
ブロッケン：
【chara 52511 face 1 (normal)】
ブルル。
voice: vo_adv_2210005_093
グレイス：
【chara 133012 face 2 (joy)】
フフ。
乗り心地は、悪くないでしょう？
voice: vo_adv_2210005_094
コッコロ：
【chara 105913 face 2 (joy)】
はい。
【chara 105913 face 4 (sad)】
幽霊に触れるというのは、奇妙な感覚ですが……
voice: vo_adv_2210005_095
クリア：
【chara 126012 face 6 (surprised)】
それに。
ブロッケンさんの飼い主？ のグレイスさんも……
幽霊……なんですね。
voice: vo_adv_2210005_096
グレイス：
【chara 133012 face 4 (sad)】
明かすのが遅くなって、申し訳ありません。
【chara 133012 face 6 (surprised)】
迂闊に正体をバラしてしまうと、驚かすときの新鮮味が……いえ。
【chara 133012 face 2 (joy)】
みなさんに、余計な恐れを抱かせてしまうので。
voice: vo_adv_2210005_097
コッコロ：
【chara 105913 face 2 (joy)】
たとえ幽霊でも、グレイスさまが善良な方であるということは
わたくしもクリアさまも充分に理解しております。
【chara 105913 face 4 (sad)】
……ですが……
voice: vo_adv_2210005_098
クリア：
【chara 126012 face 6 (surprised)】
さっきはどうして急に、逃げることにしたんですか？
【chara 126012 face 4 (sad)】
それに、リーザさんのほうも
あえて見逃してくれたような気が……
voice: vo_adv_2210005_099
グレイス：
【chara 133012 face 1 (normal)】
──実は。
傷口に指を突っ込まれたとき、
ついでにこんなものも突っ込まれまして。
voice: vo_adv_2210005_100
クリア：
【chara 126012 face 6 (surprised)】
それは……紙、ですか？
何か書いてあるみたいですけど……
voice: vo_adv_2210005_101
グレイス：
【chara 133012 face 3 (anger)】
はい。
ヴァイオレット姫の行方──ですね。
voice: vo_adv_2210005_102
コッコロ・クリア：
【chara 105913 face 6 (surprised)】
【chara 1 face 1 (normal)】
……！
voice: vo_adv_2210005_103
グレイス：
【chara 133012 face 1 (normal)】
……リーザの様子から、
彼女がヴァイオレット姫の行方をつかんでいることはわかっていました。
【chara 133012 face 4 (sad)】
そうでないなら、もう少しくらい焦りを見せたはずですから。
voice: vo_adv_2210005_104
コッコロ：
【chara 105913 face 6 (surprised)】
では……リーザさまは、何か事情があって
ヴァイオレット姫の行方を口にすることができず。
あえて戦うことで、そのメモを渡すようにしたと……？
voice: vo_adv_2210005_105
グレイス：
【chara 133012 face 1 (normal)】
恐らくは。
【chara 133012 face 4 (sad)】
……私と姫が留守にしている間に、
ずいぶん厄介な状況になってしまったようですね。
voice: vo_adv_2210005_106
クリア：
【chara 126012 face 4 (sad)】
でも、それなら……そんな状況になっても
ヴァイオレットさんの行方を教えようとしてくれたリーザさんは、
【chara 126012 face 6 (surprised)】
親切で良い人……なんでしょうか？
voice: vo_adv_2210005_107
グレイス：
【chara 133012 face 4 (sad)】
こう言ってはなんですが……あまり気を許さないほうが、いいですよ。
彼女は利己主義者……このメモだって、私への親切なんかじゃなくて。
巡り巡って、自分の利益になると思って渡したはずですから。
voice: vo_adv_2210005_108
コッコロ・クリア：
【chara 1 face 1 (normal)】
…………
voice: vo_adv_2210005_109
グレイス：
【chara 133012 face 1 (normal)】
さて。
私はこれから、このメモに従って
ヴァイオレット姫を捜しに行きますが……
voice: vo_adv_2210005_110
コッコロ：
【chara 105913 face 2 (joy)】
わたくしたちも、ご一緒させてください。
どうやら行く先は、『主さまのお知り合いカウンター』が
最後に示した方角と、同じ模様でございますから。
voice: vo_adv_2210005_111
グレイス：
【chara 133012 face 6 (surprised)】
……お知り合いカウンター
なにそれ、くわしく。
voice: vo_adv_2210005_112
クリア：
【chara 126012 face 6 (surprised)】
あ、その前に……
【chara 126012 face 4 (sad)】
えっと。
voice: vo_adv_2210005_113
クリア：
【chara 126012 face 6 (surprised)】
グレイスさんと、
あのリーザさんっていうひとは……お友だち、なんですか？
voice: vo_adv_2210005_114
グレイス：
【chara 133012 face 1 (normal)】
……いいえ。
【chara 133012 face 4 (sad)】
ただ昔、あることを巡って
競い合った因縁があるだけです。
voice: vo_adv_2210005_115
コッコロ：
【chara 105913 face 6 (surprised)】
あること？
それは……
voice: vo_adv_2210005_116
グレイス：
【chara 133012 face 1 (normal)】
はい。
【chara 133012 face 3 (anger)】
ヴァイオレット姫の、守護騎士の座を……です。
