3部第14章第6話

3部第14章第6話
心の闇を引きずり出されたヴルムは、ジオ・テオゴニアの心臓部である砂糖細工の中心柱を狙う。ライラエルにさえも抗うほどの力を見せたヴルムだが、割って入ったリンドと感情をぶつけ合わせることになり……

-------------- situation:
リンドとヴルム
--------------

--- Switch scene ---

黒灰色のドラゴン：
【chara 19512 face 1 (normal)】 ──グオオオオオッ！

voice: vo_adv_2214006_000

ヴォルガーノ：
【chara 193511 face 4 (sad)】 ──ぜぇっ、ぜぇっ……
クソッ……
好き勝手、暴れやがって……

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ヴルム：
【chara 127813 face 6 (surprised)】『本当に、タフですね。ヴォルガーノさん。
【chara 127813 face 1 (normal)】知ってましたけれど』

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ヴォルガーノ：
【chara 193511 face 1 (normal)】けっ！
お褒めに与かりありがとさんだっつーの！

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ヴォルガーノ：
【chara 193511 face 3 (anger)】おい、クロ！
テメーのほうは生きてっか……！？

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クローチェ：
【chara 126414 face 6 (surprised)】 ……ヴォル、さん……
……すみま、せ……

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クローチェ：
【chara 126414 face 7 (special_a)】ぴ・ぴーーーーー

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クローチェ：
【chara 126414 face 7 (special_a)】『──メインボディ破損率、70％オーバー
休眠モード、強制移行──』

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ヴルム：
【chara 127813 face 1 (normal)】『──……』

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ヴォルガーノ：
【chara 193511 face 6 (surprised)】クロ！
【chara 193511 face 3 (anger)】っくそ……！

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ヴルム：
【chara 127813 face 1 (normal)】『ヴォルガーノさんのほうも。
そろそろお休みしてもらえませんか』

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ヴォルガーノ：
【chara 193511 face 1 (normal)】そうしてぇのは山々だがなぁ……
【chara 193511 face 7 (special_a)】これでも俺さま、門番やってんでなぁ……！

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ヴォルガーノ：
【chara 193511 face 4 (sad)】って、啖呵切ったはいいが──どうする！？
ヴルムのやつがここまで強ェなんざ聞いてねえっての！
まさか殺っちまうワケにもいかねぇしよぉ……！

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ヴルム：
【chara 127813 face 6 (surprised)】『この期に及んで手抜きするなら……【chara 127813 face 1 (normal)】まぁ、いいですけど。
こっちは城の奥に用があるので。
【chara 127813 face 3 (anger)】門番さんには、どいてもらいますよ──』

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ヴォルガーノ：
【chara 193511 face 6 (surprised)】ッ……！

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リンド：
【chara 127712 face 3 (anger)】 ──ヴルムッ！

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ヴルム：
【chara 127813 face 1 (normal)】『──……』

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リンド：
【chara 127712 face 4 (sad)】な、何してるのあなた！？
変な女の人にさらわれちゃったと思ったら……

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リンド：
【chara 127712 face 4 (sad)】 ……その格好は、何っ……？
それに──

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リンド：
【chara 127712 face 4 (sad)】城や、クローチェさんや、ヴォルガーノさん……
あなたが何かしたんじゃ、ないわよね……？

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ヴルム：
【chara 127813 face 6 (surprised)】『ああ──、姉さん』

--- Switch scene ---

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リンド：
【chara 127712 face 8 (special_b)】っ──！？

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ヴォルガーノ：
【chara 193511 face 3 (anger)】！！
危ねぇ！　リンドッ！

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ヴォルガーノ：
【chara 193511 face 4 (sad)】【chara 193511 face 8 (special_b)】 ──があああっ！！

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リンド：
【chara 127712 face 8 (special_b)】ヴォルガーノさんっ！？
【chara 127712 face 4 (sad)】ヴォルガーノさん、しっかり……！！

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リンド：
【chara 127712 face 4 (sad)】だめっ、気絶しちゃってる……！
そ、それに……

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リンド：
【chara 127712 face 3 (anger)】ヴルム──どうしてヴォルガーノさんを攻撃したの！？
それに、今のは何！？

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ヴルム：
【chara 127813 face 6 (surprised)】『「今の」って、どれのことですか？　姉さん。
炎の魔法のことですか？
それとも、ドラゴン族の覚醒のことですか』

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リンド：
【chara 127712 face 6 (surprised)】炎の魔法っ……、覚醒っ……！？
【chara 127712 face 4 (sad)】ヴルム、いつの間にそんなの使えるようになったの！？
特訓とか、ずっとサボってたのに……！

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リンド：
【chara 127712 face 6 (surprised)】あっ──
【chara 127712 face 8 (special_b)】も、もしかして！
あの変な女の人に、何かされたんじゃ……！！

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ヴルム：
【chara 127813 face 1 (normal)】『こんなの、大したものじゃないですよ姉さん。
【chara 127813 face 6 (surprised)】だってあたし、ずっと前から使えましたし』

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リンド：
【chara 127712 face 8 (special_b)】っ……！？
【chara 127712 face 4 (sad)】ずっと前から……！？
……私は、どれだけ特訓しても使えなかったのに──……！

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リンド：
【chara 127712 face 3 (anger)】って、いうか……！
そんなことができたなら、どうして教えてくれなかったの！？
魔物たちが襲ってきたときにだって、みんなの役に立てたのに……！

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ヴルム：
【chara 127813 face 7 (special_a)】『別に──
だってほら。【chara 127813 face 6 (surprised)】面倒くさいし、危ないじゃないですか。
戦いなんて』

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リンド：
【chara 127712 face 3 (anger)】嘘っ！！

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ヴルム：
【chara 127813 face 4 (sad)】『──酷いですよ、姉さん。
【chara 127813 face 1 (normal)】あたしがサボり魔だって、知ってますよね？
ヒトを嘘つき呼ばわりするなら、理由の一つも付けたらどうですか』

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リンド：
【chara 127712 face 4 (sad)】り、理由なんて……ないけど……
【chara 127712 face 3 (anger)】でもっ……

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ヴルム：
【chara 127813 face 1 (normal)】『……話になりませんね。
【chara 127813 face 2 (joy)】まあ、でも』

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ヴルム：
【chara 127813 face 2 (joy)】『「あの変な女の人に、何かされた」っていうのは、合ってますよ。
アルシャトのおかげで、疑問だったことが色々知れましたし。
【chara 127813 face 6 (surprised)】たとえば──』

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ヴルム：
【chara 127813 face 6 (surprised)】『この世界が創り物だってこととか。
【chara 127813 face 4 (sad)】あたしと姉さんが、元は誰かの落書きだってこととか』

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リンド：
【chara 127712 face 4 (sad)】 ……な、何よ、それ……
意味わかんない。
そのアルシャトってひとに、騙されてるだけじゃ……

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ヴルム：
【chara 127813 face 4 (sad)】『……はぁ。姉さん……
ほんと、何一つ疑問に思わず生きてきたんですね。
このデタラメで歪な世界に』

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ヴルム：
【chara 127813 face 1 (normal)】『ジオ・テオゴニアも、アストルムも、他の世界も
騎士さんたちの住む「本当の世界」側が創った箱庭みたいなもの……
【chara 127813 face 2 (joy)】らしいですよ。【chara 127813 face 1 (normal)】でもって──』

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ヴルム：
【chara 127813 face 1 (normal)】『このジオ・テオゴニアを創ってる心臓部が、
キャッスル・オブ・パルフェの大黒柱……【chara 127813 face 2 (joy)】だそうで』

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リンド：
【chara 127712 face 6 (surprised)】それって……
『砂糖細工の中心柱』……？

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ヴルム：
【chara 127813 face 1 (normal)】『ええ、姉さんも知っている通り。
フレイヤが、ペコリーヌさんとプレシアさんをハメて
傷つけようとしたアレですね』

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リンド：
【chara 127712 face 4 (sad)】そ、それじゃ……
ヴルムも、『砂糖細工の中心柱』を壊しちゃうつもりなの……？

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ヴルム：
【chara 127813 face 6 (surprised)】『……まさか。
【chara 127813 face 2 (joy)】壊すつもりなんてありませんよ。
むしろ、逆です』

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ヴルム：
【chara 127813 face 1 (normal)】『あたしは、守りたいんですよ。
【chara 127813 face 6 (surprised)】姉さん──【chara 127813 face 1 (normal)】この世界を』

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ヴルム：
【chara 127813 face 3 (anger)】『あたしたちが、創り物で……
「ここ」にしか居場所がないんだったら。
どうにかして、「ここ」を守るしかないじゃないですか』

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ヴルム：
【chara 127813 face 6 (surprised)】『なので──「砂糖細工の中心柱」に命令して。
ひとまず、ジオ・テオゴニアを他の世界から切り離してみようかと。
【chara 127813 face 2 (joy)】元々、交流なんてなかったわけですし』

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ヴルム：
【chara 127813 face 1 (normal)】『それに、騎士さんたちには悪いですけど……
ぶっちゃけあたし的には、他の世界とかどうでもいいんで──』

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リンド：
【chara 127712 face 3 (anger)】 ──嘘っ！
それも、嘘よ！　ヴルムの嘘つき！　嘘つきっ……！

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ヴルム：
【chara 127813 face 3 (anger)】『っ……はぁ。
だから、姉さん。
ヒトを嘘つき呼ばわりするんなら、まず理由言ってもらえます？』

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リンド：
【chara 127712 face 3 (anger)】理由なんてないわよ！
【chara 127712 face 4 (sad)】でもわかるの！　……わかっちゃうのよ！
ヴルムが嘘ついてることくらいっ！

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リンド：
【chara 127712 face 4 (sad)】だってずっと一緒にいたんだからっ！
姉妹なんだから！
【chara 127712 face 3 (anger)】ていうか──さっきから！　すまし顔してるんじゃないわよっ！

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リンド：
【chara 127712 face 3 (anger)】姉貴って言え！！！
バカヴルム！！！！

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ヴルム：
【chara 127813 face 3 (anger)】『ッ──
このっ……！！』

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ヴルム：
【chara 127813 face 3 (anger)】『誰がバカだってのっ……！
あたしの実力にも気づかなかったくせに！
炎の一つも出せないくせに！　覚醒もできないくせにっ……！！』

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リンド：
【chara 127712 face 4 (sad)】知らないわよそんなの！
【chara 127712 face 3 (anger)】ヴルムってばえらそうに、サボり魔のくせにっ！
寝癖も直せないくせに、【chara 127712 face 4 (sad)】窓の端っこもうまく拭けないくせにっ……！

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ヴルム：
【chara 127813 face 3 (anger)】『だからっ、そんなのは……！』

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？？？：
【chara 1 face 1 (normal)】 ──そっか。
そういうことだったんですね、ヴルムちゃんっ……

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リンド・ヴルム：
【chara 127712 face 6 (surprised)】【chara 127813 face 6 (surprised)】【chara 1 face 1 (normal)】 ──！
『──！』

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クローチェ：
【chara 134512 face 1 (normal)】 ──エアリアルブラストームッ！！

--- Switch scene ---

黒灰色のドラゴン：
【chara 19511 face 1 (normal)】 ──ギャオオオオオッ！

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ヴルム：
【chara 127813 face 6 (surprised)】『クロさん！？
休眠してたのに、どうやって空戦仕様に換装を──』

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ヴォルガーノ：
【chara 193511 face 1 (normal)】お前さんたちが姉妹喧嘩してるうちに、
俺さまがポポじいんとこまで運んでやったからに決まってるだろ～が。
【chara 193511 face 4 (sad)】あ～重かったったらありゃしねぇ……

voice: vo_adv_2214006_065

リンド：
【chara 127712 face 2 (joy)】ヴォルガーノさんっ……！
良かった、生きてたんですね……！

voice: vo_adv_2214006_066

ヴルム：
【chara 127813 face 3 (anger)】『──……』

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クローチェ：
【chara 134511 face 1 (normal)】わたしは、生まれたときから『創り物』ですからっ。
【chara 134511 face 6 (surprised)】最近になって自分が『創り物』って聞かされて、
ショックを受けたヴルムちゃんの気持ちは、わからないかもしれません。

voice: vo_adv_2214006_068

クローチェ：
【chara 134511 face 1 (normal)】でも──大親友のアオイさんのおかげで、少しずつですけど感情を
理解できはじめてるみたいですから。ヴルムちゃんが今、
すっごく悲しい気持ちだってことは、よくわかりましたっ。

voice: vo_adv_2214006_069

クローチェ：
【chara 134511 face 6 (surprised)】けど……たとえ、とっても悲しくても。
ヴルムちゃんは、世界を変えなきゃって──そう思ってるんですね。
【chara 134511 face 1 (normal)】大好きなリンドちゃんを、守るために。

voice: vo_adv_2214006_070

リンド・ヴルム：
【chara 1 face 1 (normal)】えっ──……
『ッ……！』

voice: vo_adv_2214006_071

ヴォルガーノ：
【chara 193511 face 6 (surprised)】ああっ！？　ひょっとして、ヴルム……！
テメーがそのスゲー力を使ってこなかったのは
リンドのやつが、コンプレックスを感じないようにとか──

voice: vo_adv_2214006_072

ヴォルガーノ：
【chara 193511 face 8 (special_b)】 ──おぎゃああっ！
ヒゲが焦げる～っ！！

voice: vo_adv_2214006_073

ヴルム：
【chara 127813 face 3 (anger)】『野良猫は、黙っててくださいよ……！
あたしはサボりたかっただけです！
姉さんがどうとか、そんなバカなこと、あるわけ──』

voice: vo_adv_2214006_074

リンド：
【chara 127712 face 4 (sad)】そ、そんな……！
私が、弱いから……ヴルムが、我慢してたっ……！？

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_2214006_075

リンド：
【chara 127712 face 1 (normal)】そうよね、戦う以外にもやれることはたくさんあるしっ……

voice: vo_adv_2214006_076

ヴルム：
【chara 127812 face 1 (normal)】 …………

voice: vo_adv_2214006_077

リンド：
【chara 127712 face 4 (sad)】もうっ、ヴルム！
あなたも手伝って！

voice: vo_adv_2214006_078

ヴルム：
【chara 127812 face 1 (normal)】 ……はい、姉さん。

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_2214006_079

リンド：
【chara 127712 face 4 (sad)】もしかして、あのときも──！？　

voice: vo_adv_2214006_080

ヴルム：
【chara 127813 face 3 (anger)】『だからっ──
ああ、もうっ……！』

voice: vo_adv_2214006_081

ヴルム：
【chara 127813 face 3 (anger)】『あー、そうですよそうですよ！！
バカでチョロくてお節介でかわいい姉貴が傷つかないためなら！
あたしはなんだってしてやりますよ──！！』

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_2214006_082

クローチェ：
【chara 134511 face 6 (surprised)】 ……っ！
はじめてです、ヴルムちゃんの怒りの感情っ。
でもっ──！

voice: vo_adv_2214006_083

クローチェ：
【chara 134511 face 6 (surprised)】でも、だからってっ！
みんなを傷つけたら、結局リンドちゃんも傷つけちゃいますよっ──！

voice: vo_adv_2214006_084

クローチェ：
【chara 134511 face 6 (surprised)】 ──エアリアルバリアーッ！！

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_2214006_085

ヴルム：
【chara 127813 face 3 (anger)】『そんなことっ……！
言われなくたって、あたしが一番良く知って……！』

voice: vo_adv_2214006_086

リンド：
【chara 127712 face 4 (sad)】ヴルム……！
お願い、もうやめて……！

voice: vo_adv_2214006_087

ヴルム：
【chara 127813 face 3 (anger)】『ッ……！
ここでやめられるかっての……！』

voice: vo_adv_2214006_088

ヴルム：
【chara 127813 face 3 (anger)】あたしだけじゃ、バリアを破れない……！
なら──！　

黒灰色のドラゴン：
【chara 19511 face 1 (normal)】 ──グオオオオオッ！

voice: vo_adv_2214006_089

クローチェ：
【chara 134511 face 6 (surprised)】さっきのドラゴンさんっ！
まだ元気なんてっ──！

voice: vo_adv_2214006_090

？？？：
【chara 1 face 3 (anger)】 ──崩雷夜天。

--- Switch scene ---

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_2214006_091

ヴルム・ドラゴン：
【chara 19511 face 1 (normal)】『あぁああっ……！』
──ギャオオオオオッ！

voice: vo_adv_2214006_092

リンド：
【chara 127712 face 4 (sad)】ヴルム……！

voice: vo_adv_2214006_093

クローチェ：
【chara 134511 face 6 (surprised)】ヴルムちゃんっ！

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_2214006_094

ヴルム：
【chara 127813 face 4 (sad)】『ああぁっ……、っ！
こっ……』

voice: vo_adv_2214006_095

ヴルム：
【chara 127813 face 3 (anger)】『こんな、もんっ──！』

voice: vo_adv_2214006_096

ライラエル：
【chara 126512 face 6 (surprised)】 ……！
【chara 126512 face 1 (normal)】超高熱の火線によって、我が神雷が外れるよう誘導したと……！？

voice: vo_adv_2214006_097

ライラエル：
【chara 126512 face 3 (anger)】従僕の分を弁えぬ所業、小癪な……！
ならば、誘導も敵わぬ程の威力で──

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_2214006_098

ライラエル：
【chara 126511 face 4 (sad)】 ──ですが。
これ以上威力を上げれば、ヴルムの身体が……！　

voice: vo_adv_2214006_099

ヴルム：
【chara 127813 face 4 (sad)】『…………ライラエル、さま……』

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ライラエル：
【chara 126511 face 4 (sad)】 ──ヴルム……！

voice: vo_adv_2214006_101

ヴルム：
【chara 127813 face 3 (anger)】『……っ！
“空の智慧、虚の義諦。
我が身に宿る竜の禍に命ず。業火となりて渦巻け──”』

voice: vo_adv_2214006_102

ヴルム：
【chara 127813 face 3 (anger)】『ドラゴンズヴォーテクス！』

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_2214006_103

ライラエル：
【chara 126511 face 6 (surprised)】 ──っ！！？

voice: vo_adv_2214006_104

ヴルム：
【chara 127813 face 4 (sad)】『……あたし独りで、ライラエルさまを倒せるなんて
思い上がっていません。
【chara 127813 face 3 (anger)】でも、邪魔をしないでいただきたいです……！』

voice: vo_adv_2214006_105

ライラエル：
【chara 126511 face 4 (sad)】 ……なんという炎の渦！
わたし自身へのダメージはかろうじて防げていますが、
これでは身動きが……！　

voice: vo_adv_2214006_106

ヴォルガーノ：
【chara 193511 face 4 (sad)】や、やべぇ……！
このままじゃ、キャッスル・オブ・パルフェまで黒焦げになっちまうぞ！
燃えやすいからな、うちの城……！

黒灰色のドラゴン：
【chara 19511 face 1 (normal)】 ──グオオオオオッ！

voice: vo_adv_2214006_107

クローチェ：
【chara 134511 face 6 (surprised)】うう～んっ……！！
ドラゴンさんとヴルムちゃん、同時に止めるのはっ……！

voice: vo_adv_2214006_108

ヴルム：
【chara 127813 face 3 (anger)】『……嫌われたっていい。傷つけたっていい。
こんな矛盾ばっかの世界から、姉貴を護れるなら……！』

voice: vo_adv_2214006_109

リンド：
【chara 127712 face 4 (sad)】ヴルムッ──

voice: vo_adv_2214006_110

リンド：
【chara 127712 face 3 (anger)】 ……っ！！

voice: vo_adv_2214006_111

ヴォルガーノ：
【chara 193511 face 6 (surprised)】お、おい！
【chara 193511 face 4 (sad)】何する気だリンド、隠れてろっ……！

voice: vo_adv_2214006_112

リンド：
【chara 127712 face 4 (sad)】 ……ヴルム。
ごめんね。
私が弱いから……ヴルムに、そんなことをさせて……

voice: vo_adv_2214006_113

ヴルム：
【chara 127813 face 4 (sad)】『違うっ……！
【chara 127813 face 3 (anger)】悪いのはあたしらを、こう創ったやつで……！！』

voice: vo_adv_2214006_114

リンド：
【chara 127712 face 2 (joy)】でもね……私。
くやしいけど、くやしくないよ。
だって……私と違って……

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リンド：
【chara 127712 face 2 (joy)】ヴルムには、すごい才能があるって知れて──うれしいから。【chara 127712 face 3 (anger)】

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ヴルム：
【chara 127813 face 1 (normal)】『……！！』

黒灰色のドラゴン：
【chara 19511 face 1 (normal)】 ──グオオオオオッ！

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クローチェ：
【chara 134511 face 6 (surprised)】リンドちゃんっ！
こっち来ちゃダメですよっ！？

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ヴォルガーノ：
【chara 193511 face 3 (anger)】下がれリンド！　死んじまうぞっ──

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リンド：
【chara 127712 face 3 (anger)】私があのドラゴンを引き付ければ、
クローチェさんたちが自由になる！
……失敗してもっ……

黒灰色のドラゴン：
【chara 19512 face 1 (normal)】 ──グオオオオオッ！

--- Switch scene ---

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リンド：
【chara 127712 face 4 (sad)】 ──……！

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ヴルム：
【chara 127813 face 4 (sad)】『ああもう、バカ姉貴っ……！！』

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ヴルム：
【chara 127813 face 3 (anger)】『──“送還”っ！』

--- Switch scene ---

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ヴォルガーノ：
【chara 193511 face 6 (surprised)】ドラゴンが、消えたっ……
【chara 193511 face 3 (anger)】ってか、召喚した場所に送り返したのか……

voice: vo_adv_2214006_124

クローチェ：
【chara 134511 face 6 (surprised)】リンドちゃん、しっかり……！

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ライラエル：
【chara 126512 face 4 (sad)】 ……【chara 126512 face 3 (anger)】白雷夜天……！

--- Switch scene ---

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ヴルム：
【chara 127813 face 4 (sad)】『っっっ！！！』

--- Switch scene ---

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リンド：
【chara 127712 face 4 (sad)】 ……ヴル、ム……

voice: vo_adv_2214006_128

ライラエル：
【chara 126511 face 4 (sad)】 ……加減しようとしましたが……
想像より、魔力への防御が強くて。
打ち破るために、強い雷撃を打ち込むしかありませんでした……

voice: vo_adv_2214006_129

ヴォルガーノ：
【chara 193511 face 1 (normal)】 ……こんくらいじゃ、死にゃしませんよ。
相当頑丈っぽいっすからね、覚醒したドラゴン族ってのは。

voice: vo_adv_2214006_130

ヴルム：
【chara 127812 face 4 (sad)】 ……ライラエル、さま……
あた、し……
……申し、訳……

voice: vo_adv_2214006_131

ライラエル：
【chara 126511 face 4 (sad)】ヴルム──

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_2214006_132

リンド：
【chara 127712 face 6 (surprised)】ライラエルさま、ヴルムを見てませんか？
【chara 127712 face 4 (sad)】起きたら布団にいなくって。
いま少し、近くを捜していたんですけれど……

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ライラエル：
【chara 126511 face 1 (normal)】ヴルムですか？
それなら──

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ヴルム：
【chara 127812 face 1 (normal)】 Zzz……

voice: vo_adv_2214006_135

ライラエル：
【chara 126511 face 2 (joy)】夜遅くに、わたしの布団に入ってきて。
今もそこで、丸くなっていますよ。
起こすのも忍びないので、そのままにしていましたが……

--- Switch scene ---

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ライラエル：
【chara 126511 face 4 (sad)】わたしの方こそ──ごめんなさい、ヴルム。
あなたの恐怖に、ちゃんと気付いてあげられなくて。

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ライラエル：
【chara 126511 face 4 (sad)】あのときしっかり話をしていれば、あなたを敵に奪われることもなく……
こんな悲しい戦いを、させずに済んだかもしれないのに。
……本当に、ごめんなさい。

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リンド：
【chara 127712 face 4 (sad)】 ……ライラエルさま……
お話、って──

voice: vo_adv_2214006_139

ライラエル：
【chara 126511 face 4 (sad)】ええ……【chara 126511 face 3 (anger)】話しましょう、リンド。
我々の真実と、世界を脅かす者がいったい何なのか。
そして──

--- Switch scene ---

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ライラエル：
【chara 126512 face 3 (anger)】 ──我が従僕を傀儡とし、満腔に苦杯を嘗めさせた借り。
兆倍にして返してくれようぞ──！

ナレーション：
【chara 0 face 1 (normal)】 …………
……

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