ヴァイスフリューゲル 第1話
祖国から調査のためランドソルへやってきたモニカ。クエストを受けようとギルドメンバーを集めたのだが一癖も二癖もある連中ばかりで作戦通りに動かない。撤退命令を出しつつ見当違いを悔やむモニカだった。
-------------- situation:
結成! 白翼のギルド
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
ここはクエスト受付窓口──
voice: vo_adv_3012001_000
モニカ:
【chara 105311 face 6 (surprised)】
魔物討伐の仕事が受けられない!?
【chara 105311 face 3 (anger)】
それはどういうことなのだ?
voice: vo_adv_3012001_001
窓口の女性:
【chara 411 face 4 (sad)】
ごめんなさいね?
【chara 411 face 1 (normal)】
子供が魔物討伐を受注するには、
保護者の同意が必要なの。
voice: vo_adv_3012001_002
モニカ:
【chara 105311 face 6 (surprised)】
私は子供ではない。【chara 105311 face 4 (sad)】
厳しい訓練を経て、
この国に派遣された誇り高き──
voice: vo_adv_3012001_003
窓口の女性:
【chara 411 face 2 (joy)】
ところで、あなたのお母さんとお父さんは
どこにいるのかしら?
voice: vo_adv_3012001_004
モニカ:
【chara 105311 face 3 (anger)】
……むぅ、だから子供ではないと……
物わかりの悪い奴め。
voice: vo_adv_3012001_005
モニカ:
【chara 105311 face 4 (sad)】
もうよい、ひとまず止めだ。
改めて出直すことにしよう。
voice: vo_adv_3012001_006
窓口の女性:
【chara 411 face 2 (joy)】
うふふ、わかってくれてよかったわ。
【chara 411 face 1 (normal)】
じゃあ、今度はお父さんかお母さんを
連れていらっしゃいね。待ってるわ~
voice: vo_adv_3012001_007
モニカ:
【chara 105311 face 4 (sad)】
う~む、まずは下調べも含めて一人で……と
思っていたが、受注すらできんとは……
voice: vo_adv_3012001_008
モニカ:
【chara 105311 face 4 (sad)】
仕方ない……
【chara 105311 face 1 (normal)】
先に既成のギルドに入るとするか。
voice: vo_adv_3012001_009
モニカ:
【chara 105311 face 1 (normal)】
まぁ……見知らぬ相手のギルドに入ることも
間違いなく調査の一貫。
前向きに考えるとしよう。
voice: vo_adv_3012001_010
モニカ:
【chara 105311 face 1 (normal)】
と、なると参加するギルドだな……【chara 105311 face 6 (surprised)】
おっ!
voice: vo_adv_3012001_011
モニカ:
【chara 105311 face 2 (joy)】
そこの冒険者の方々、私をギルドに
入れる気はないか? 【chara 105311 face 1 (normal)】
戦力になることは
保証する。疑うのであれば、この鍛え上げた剣技を──
voice: vo_adv_3012001_012
男性冒険者:
【chara 1011 face 3 (anger)】
はあ、おままごとに付き合ってる
余裕はねえんだよ。子供は帰って寝な。
voice: vo_adv_3012001_013
モニカ:
【chara 105311 face 4 (sad)】
【chara 105311 face 2 (joy)】
そこの方、【chara 105311 face 1 (normal)】
私をギルドに──
voice: vo_adv_3012001_014
男性冒険者:
【chara 1111 face 2 (joy)】
あっはっは、子供はダメダメ……
voice: vo_adv_3012001_015
男性冒険者:
【chara 105311 face 3 (anger)】
【chara 1111 face 6 (surprised)】
えっ、なっ、
ちょっ、どうしてそんなに怒ってるんだ……
【chara 1111 face 4 (sad)】
ま、待て待て、う、うわ~っ!
voice: vo_adv_3012001_016
モニカ:
【chara 105311 face 4 (sad)】
私にはこの国に関することを調査し、
祖国へ報告するという【chara 105311 face 1 (normal)】
重要な責務がある。
voice: vo_adv_3012001_017
モニカ:
【chara 105311 face 4 (sad)】
……しかし、くそ、まさか、こんなところで
手間取ってしまうとは。
voice: vo_adv_3012001_018
モニカ:
【chara 105311 face 4 (sad)】
このままギルドに入れず、
魔物討伐を受注できなければ、
【chara 105311 face 6 (surprised)】
完全に手詰まりだ。
voice: vo_adv_3012001_019
モニカ:
【chara 105311 face 4 (sad)】
なんとかしなければ……何か他に手は……
voice: vo_adv_3012001_020
モニカ:
【chara 105311 face 6 (surprised)】
ん、【chara 105311 face 2 (joy)】
そうだ!
voice: vo_adv_3012001_021
モニカ:
【chara 105311 face 1 (normal)】
なにもどこかに所属する必要はない。
私がギルドマスターになり、
【chara 105311 face 2 (joy)】
ギルドを一から作ればよいではないか。
voice: vo_adv_3012001_022
モニカ:
【chara 105311 face 2 (joy)】
一人だけでなければ、魔物討伐の
年齢制限にも引っかかりはしないはず。
voice: vo_adv_3012001_023
モニカ:
【chara 105311 face 3 (anger)】
最大の問題はすぐにメンバーが
集まるかどうかだが……
voice: vo_adv_3012001_024
モニカ:
【chara 105311 face 6 (surprised)】
おおっ、あんなところにいるのは、
【chara 105311 face 2 (joy)】
戦士にヒーラー、それに踊り子まで!
voice: vo_adv_3012001_025
モニカ:
【chara 105311 face 6 (surprised)】
バラバラに座っているところを見ると、
特定のギルドには参加していないようだな。
voice: vo_adv_3012001_026
モニカ:
【chara 105311 face 1 (normal)】
よし。駄目で元々だ。
【chara 105311 face 2 (joy)】
そこの方々!
voice: vo_adv_3012001_027
ユキ:
【chara 100811 face 6 (surprised)】
ん?
voice: vo_adv_3012001_028
ニノン:
【chara 103011 face 2 (joy)】
ハイデスっ。
voice: vo_adv_3012001_029
クウカ:
【chara 104511 face 4 (sad)】
ひ、ひゃっ。
voice: vo_adv_3012001_030
モニカ:
【chara 105311 face 2 (joy)】
ハッハッハ、それにしても、
すぐにこのようなバランスのとれた
メンバーが揃うとは、【chara 105311 face 1 (normal)】
私は運がいい。
voice: vo_adv_3012001_031
モニカ:
【chara 105311 face 6 (surprised)】
いや、これも祖国に与えられた
責務を全うせよという【chara 105311 face 1 (normal)】
神の思し召しか。
voice: vo_adv_3012001_032
ユキ:
【chara 100811 face 6 (surprised)】
で、ボクたちは何をすればいいんだっけ?
voice: vo_adv_3012001_033
モニカ:
【chara 105311 face 4 (sad)】
近くの畑を魔物たちが荒らしているらしい。
【chara 105311 face 1 (normal)】
私たちの仕事は、その魔物を追い払うことだ。
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_3012001_034
モニカ:
【chara 105311 face 1 (normal)】
早速現れたようだな。ランクは
最低だが、【chara 105311 face 2 (joy)】
練習相手にはもってこいだろう。
voice: vo_adv_3012001_035
モニカ:
【chara 105311 face 1 (normal)】
行くぞ! ニノンは前線へ。
ユキとクウカは後方からサポートだ。
voice: vo_adv_3012001_036
クウカ:
【chara 104511 face 4 (sad)】
ひ、ひぇえええっ!
voice: vo_adv_3012001_037
モニカ:
【chara 105311 face 6 (surprised)】
ま、まて。な、なぜ前線へ出るのだ、クウカ!
【chara 105311 face 4 (sad)】
作戦通り下がっていろ。危ないぞっ──
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_3012001_038
クウカ:
【chara 104511 face 4 (sad)】
ひゃあっ!
voice: vo_adv_3012001_039
モニカ:
【chara 105311 face 6 (surprised)】
──おい、大丈夫か!?
voice: vo_adv_3012001_040
クウカ:
【chara 104511 face 5 (shy)】
ぐふ、ぐふふ……ク、クウカは生け贄として
ま、魔物の前に差し出され…………
voice: vo_adv_3012001_041
ニノン:
【chara 103011 face 2 (joy)】
オオッ、よろこんでるみたいデース!
voice: vo_adv_3012001_042
モニカ:
【chara 105311 face 6 (surprised)】
なに、攻撃を受けて喜ぶなど……
【chara 105311 face 4 (sad)】
そんな人間がこの世に存在するはずが……
voice: vo_adv_3012001_043
クウカ:
【chara 104511 face 5 (shy)】
その命が尽きるまで、仲間たちの前で
は、辱めを受けるのですねぇっ!
voice: vo_adv_3012001_044
モニカ:
【chara 105311 face 6 (surprised)】
──はっ! もしや、錯乱攻撃の類いか……
voice: vo_adv_3012001_045
モニカ:
【chara 105311 face 6 (surprised)】
ニノン、攻撃に気を付けながら前線へ。
ユキは後方から支援を。
voice: vo_adv_3012001_046
ニノン:
【chara 103011 face 2 (joy)】
まかせるデース!
【chara 103011 face 3 (anger)】
忍法、分身の術……シュババババッ!
voice: vo_adv_3012001_047
モニカ:
【chara 105311 face 6 (surprised)】
おお、素早く魔物の周りを回り、
攻撃に当たらない作戦か。【chara 105311 face 2 (joy)】
素晴らしい。
voice: vo_adv_3012001_048
モニカ:
【chara 105311 face 6 (surprised)】
出会ったときから感じていたが、
あの服装、そして身のこなし、
【chara 105311 face 2 (joy)】
ニノンはかなりの手練れと見える。
voice: vo_adv_3012001_049
ニノン:
【chara 103011 face 4 (sad)】
……め、目が回ったデース。
少し休憩デス。
voice: vo_adv_3012001_050
モニカ:
【chara 105311 face 6 (surprised)】
ば、馬鹿者、何をしているんだ。
【chara 105311 face 4 (sad)】
そんな風に敵の目の前で立ち止まったら……
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_3012001_051
モニカ:
【chara 105311 face 6 (surprised)】
ほら、見ろ。【chara 105311 face 4 (sad)】
マズい、ユキ、
ニノンに防御のサポート魔法を──
voice: vo_adv_3012001_052
ユキ:
【chara 100811 face 2 (joy)】
はあ……なんて可愛いんだろう。
鏡に映ったボク。【chara 100811 face 5 (shy)】
魔物に襲われていても
こんなに可愛いなんて。
voice: vo_adv_3012001_053
モニカ:
【chara 105311 face 6 (surprised)】
ユキ、どうして戦闘中に鏡など
見ているのだ。【chara 105311 face 3 (anger)】
戦闘に集中を──
voice: vo_adv_3012001_054
ユキ:
【chara 100811 face 3 (anger)】
もう邪魔しないでよ。【chara 100811 face 5 (shy)】
ボクは今、
ボクの可愛さを堪能しているんだから。
voice: vo_adv_3012001_055
モニカ:
【chara 105311 face 6 (surprised)】
なっ──
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_3012001_056
ユキ:
【chara 100811 face 5 (shy)】
可愛い……可愛すぎるよ
ボク……
voice: vo_adv_3012001_057
モニカ:
【chara 105311 face 6 (surprised)】
ニノン、避けろーっ!
voice: vo_adv_3012001_058
ニノン:
【chara 103011 face 1 (normal)】
忍法、雲隠れの術デース!
【chara 103011 face 3 (anger)】
シュバッ。
voice: vo_adv_3012001_059
モニカ:
【chara 105311 face 6 (surprised)】
……間に合った。
【chara 105311 face 4 (sad)】
なんという逃げ足の早さだ。
voice: vo_adv_3012001_060
モニカ:
【chara 105311 face 6 (surprised)】
はっ! そういえば、クウカは──!?
voice: vo_adv_3012001_061
クウカ:
【chara 104511 face 5 (shy)】
むしろイイ! ぐふ……ぐふふ……じゅる。
voice: vo_adv_3012001_062
モニカ:
【chara 105311 face 6 (surprised)】
ど、どうして、魔物に囲まれてあんなに
平気なのだ……【chara 105311 face 4 (sad)】
打たれ強さはかなりのものだな。
voice: vo_adv_3012001_063
モニカ:
【chara 105311 face 4 (sad)】
しかし……
voice: vo_adv_3012001_064
ユキ:
【chara 100811 face 5 (shy)】
ああ、ボクってなんて可愛いんだろう……
voice: vo_adv_3012001_065
クウカ:
【chara 104511 face 5 (shy)】
ぐふ、ぐふふ……
voice: vo_adv_3012001_066
ニノン:
【chara 103011 face 2 (joy)】
天下統一デース!
voice: vo_adv_3012001_067
モニカ:
【chara 105311 face 4 (sad)】
……私はもしや、とんでもない
見当違いをしてしまったのかもしれぬ……
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_3012001_068
モニカ:
【chara 105311 face 4 (sad)】
しかし、結成してしまったものは仕方ない。
ひとまず今回は──
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_3012001_069
モニカ:
【chara 105311 face 6 (surprised)】
撤退! 一時撤退だー!