ヴァイスフリューゲル 第3話
ギルドメンバーの不甲斐なさを嘆くモニカ。鍛え直すため魔物のいない平原で特訓を始めたが、想定外の魔物が出現。しかしメンバーたちの活躍で魔物を撃退。彼らの潜在能力に喜ぶモニカであった。
-------------- situation:
初めてのコンビネーション
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
モニカ率いる
【ヴァイスフリューゲル ランドソル支部】は、
今までにない危機に直面していた──
voice: vo_adv_3012003_000
モニカ:
【chara 105311 face 3 (anger)】
…………納得できないことがある。
voice: vo_adv_3012003_001
ニノン:
【chara 103011 face 4 (sad)】
好き嫌いはよくないデス。
voice: vo_adv_3012003_002
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
やっぱり食後のデザートを
用意した方がよかったでしょうか……
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モニカ:
【chara 105311 face 2 (joy)】
そうだな、やはり甘い物が…………
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モニカ:
【chara 105311 face 6 (surprised)】
──って、【chara 105311 face 3 (anger)】
違うっ!
私は今、そんな話をしたいわけではない。
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モニカ:
【chara 105311 face 1 (normal)】
これからギルド活動についての
問題提起をしようとしているのだ。
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ユキ:
【chara 100811 face 6 (surprised)】
ギルド活動は順調にこなしている
じゃないか、【chara 100811 face 3 (anger)】
何が不満なんだい?
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クウカ:
【chara 104511 face 4 (sad)】
……そうです。そのおかげでクウカたちは
【chara 104511 face 2 (joy)】
こうやってご飯にありつけているのですから。
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モニカ:
【chara 105311 face 4 (sad)】
其方たちは、
なにか勘違いをしているようだな。
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モニカ:
【chara 105311 face 1 (normal)】
冒険者ギルドの本懐は強い魔物を倒し、
ランクを上げ、不測の事態に備え民を守れるよう、
自らの刃を研ぎ澄ますことにある。
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モニカ:
【chara 105311 face 3 (anger)】
こんな風に朝から晩まで採集系の依頼に
精を出していては本来の目的を
達成出来ないではないか!
voice: vo_adv_3012003_011
ユキ:
【chara 100811 face 4 (sad)】
え~ だって~
ボク、激しい戦闘とかしたくないし。
【chara 100811 face 5 (shy)】
この美しい体に傷がついたら一大事でしょ。
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クウカ:
【chara 104511 face 2 (joy)】
……しょ、植物の魔物となら
戦ってみたいです……【chara 104511 face 5 (shy)】
ぐふ、ぐふふ……
voice: vo_adv_3012003_013
ニノン:
【chara 103011 face 6 (surprised)】
クウカ、気をつけてクダサーイ。
【chara 103011 face 3 (anger)】
ヨダレが料理に入るデス。
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クウカ:
【chara 104511 face 6 (surprised)】
はっ! 【chara 104511 face 4 (sad)】
す、すみません……
voice: vo_adv_3012003_015
ニノン:
【chara 103011 face 2 (joy)】
わかればよいのデス。
voice: vo_adv_3012003_016
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
あ、ダメですよニノンさん、
【chara 105511 face 4 (sad)】
それは辛さを増すソースで……
voice: vo_adv_3012003_017
ニノン:
【chara 103011 face 2 (joy)】
チッチッチ、ニノンはこれくらいの
辛さには動じないデース……【chara 103011 face 1 (normal)】
パクッ。
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ニノン:
【chara 103011 face 4 (sad)】
か、辛いデース!
voice: vo_adv_3012003_019
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
だから言ったのに…………
【chara 105511 face 1 (normal)】
い、今お水持ってきますね。
voice: vo_adv_3012003_020
モニカ:
【chara 105311 face 4 (sad)】
…………其方たちはどうして
ギルドに入ろうと思ったのだ。
voice: vo_adv_3012003_021
モニカ:
【chara 105311 face 3 (anger)】
貴公も何か言ってやれ。
Choice: (1) 大丈夫。
Choice: (2) 諦めよう。
----- Tag 1 -----
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モニカ:
【chara 105311 face 4 (sad)】
まったく、貴公は寛容すぎるぞ。
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----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_3012003_023
モニカ:
【chara 105311 face 4 (sad)】
貴公までそのようなことを……
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_3012003_024
モニカ:
【chara 105311 face 6 (surprised)】
コホン……とにかく、【chara 105311 face 1 (normal)】
明日は
プラノ平原で特別強化訓練を実施する!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
翌日────
voice: vo_adv_3012003_025
ユキ:
【chara 100811 face 4 (sad)】
はぁ……はぁ……【chara 100811 face 5 (shy)】
汗で濡れたボク……
なんてセクシーで美しいんだ。
voice: vo_adv_3012003_026
クウカ:
【chara 104511 face 2 (joy)】
……つ、疲れ果て行動不能になったクウカを
も、もてあそぶつもりでは!? 【chara 104511 face 5 (shy)】
ぐふ、ぐふふ……
voice: vo_adv_3012003_027
ニノン:
【chara 103011 face 1 (normal)】
腰から長い布を垂らして、地面に付かないように走るデース!
【chara 103011 face 3 (anger)】
シュババババッ!
voice: vo_adv_3012003_028
モニカ:
【chara 105311 face 4 (sad)】
……せっかく魔物のほとんど出てこないという
草原で腰を据えて訓練しているというのに……
【chara 105311 face 3 (anger)】
……あいつらは真面目にやる気があるのか。
voice: vo_adv_3012003_029
モニカ:
【chara 105311 face 3 (anger)】
こら、ふざけるのであれば、
メニューを追加してやるぞ。
voice: vo_adv_3012003_030
モニカ:
【chara 105311 face 3 (anger)】
……【chara 105311 face 6 (surprised)】
ん、なんだ……?
Choice: (4) 向こうに大きな魔物が!
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_3012003_031
モニカ:
【chara 105311 face 6 (surprised)】
そんなわけないだろう……
ここには──
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_3012003_032
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
きゃあ!?
【chara 105511 face 4 (sad)】
ま、魔物ですよ!?
voice: vo_adv_3012003_033
モニカ:
【chara 105311 face 6 (surprised)】
どういうことだ!? 【chara 105311 face 4 (sad)】
あんなに強力な魔物、
この辺りに出るはずがない──
voice: vo_adv_3012003_034
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
はっ! そういえば…………【chara 105511 face 4 (sad)】
最近、この先の
森の主がいなくなったせいで強力な魔物が
出現するようになったって…………
voice: vo_adv_3012003_035
モニカ:
【chara 105311 face 6 (surprised)】
なにっ!?
voice: vo_adv_3012003_036
モニカ:
【chara 105311 face 6 (surprised)】
……それが本当ならば完全に判断ミスだ。
【chara 105311 face 4 (sad)】
私としたことが…………
voice: vo_adv_3012003_037
モニカ:
【chara 105311 face 4 (sad)】
……しかし、ここでクヨクヨしていても仕方がない。
【chara 105311 face 6 (surprised)】
全員、一旦引くぞ!
今の私たちでは、勝ち目はない。
voice: vo_adv_3012003_038
ユキ:
【chara 100811 face 5 (shy)】
あぁ、魔物と遭遇しても取り乱さないボク…………
【chara 100811 face 2 (joy)】
なんてカッコよくて、かわいいんだ!
voice: vo_adv_3012003_039
モニカ:
【chara 105311 face 6 (surprised)】
そんなこと言っている場合か!
早く逃げないと危険だ。
voice: vo_adv_3012003_040
ユキ:
【chara 100811 face 2 (joy)】
大丈夫だよ。
ボク、大抵の魔物は魅了できるから。
【chara 100811 face 1 (normal)】
そうだよね? ボクを襲ったりしないでしょ?
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_3012003_041
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
す、すごい!
ユキさんから逃げていきます!
voice: vo_adv_3012003_042
モニカ:
【chara 105311 face 6 (surprised)】
だが、そっちはまずい!
【chara 105311 face 4 (sad)】
クウカ、魔物が向かっているぞ!
voice: vo_adv_3012003_043
クウカ:
【chara 104511 face 2 (joy)】
ク、クウカが魔物に襲われていると……
そこへ突然、ドSさんが現れ、
【chara 104511 face 5 (shy)】
『お礼はもちろんわかってるだろ?』とぉ──
魔物:
【chara 1614 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_3012003_044
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
あ、あれ……魔物がクウカさんから
離れていきます?
voice: vo_adv_3012003_045
モニカ:
【chara 105311 face 4 (sad)】
……なぜかはわからないが、
避けるべきだと判断したようだな…………
【chara 105311 face 6 (surprised)】
しかし、あっちには!
voice: vo_adv_3012003_046
ニノン:
【chara 103011 face 6 (surprised)】
どうしてみんなで
大声をあげてるのデス? 【chara 103011 face 2 (joy)】
お祭りデス?
voice: vo_adv_3012003_047
モニカ:
【chara 105311 face 4 (sad)】
くっ、仕方がない。
こうなったら私が……
【chara 105311 face 6 (surprised)】
{player}、援護を頼む!
voice: vo_adv_3012003_048
モニカ:
【chara 105311 face 6 (surprised)】
ニノン、魔物だ!
私が引き留めている間に逃げろ──!
voice: vo_adv_3012003_049
ニノン:
【chara 103011 face 6 (surprised)】
え? 魔物?
【chara 103011 face 3 (anger)】
──あっ、モニカさん、
こっちに来ちゃだめデス。
voice: vo_adv_3012003_050
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
ま、魔物が消えましたよ!?
【chara 105511 face 4 (sad)】
なにが起きたんですか!?
voice: vo_adv_3012003_051
モニカ:
【chara 105311 face 6 (surprised)】
これは…………落とし穴か?
【chara 105311 face 4 (sad)】
…………危なかった。もう少しで
魔物と一緒に落ちるところだ。
voice: vo_adv_3012003_052
ニノン:
【chara 103011 face 4 (sad)】
…………あぁ、これでは夕食をゲットするための
ワナが台無しデス…………
【chara 103011 face 6 (surprised)】
この魔物、食べられるデス?
voice: vo_adv_3012003_053
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
い、いえ、あの…………
食用には向かないと思います…………
voice: vo_adv_3012003_054
ニノン:
【chara 103011 face 4 (sad)】
ムムムムッ……
ニノンの夕食を無にした罪は重いデス。
【chara 103011 face 3 (anger)】
覚悟デース!
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──ギャオオオオオッ!
voice: vo_adv_3012003_055
ニノン:
【chara 103011 face 1 (normal)】
……ふぅ、またつまらぬものを
斬ってしまったデス。
voice: vo_adv_3012003_056
モニカ:
【chara 105311 face 6 (surprised)】
…………しかし、一体どうなっているのだ。
【chara 105311 face 4 (sad)】
偶然とはいえ、あの凶暴な魔物を
倒してしまうなんて。
voice: vo_adv_3012003_057
アユミ:
【chara 105511 face 2 (joy)】
みなさん、すごいです。
voice: vo_adv_3012003_058
ニノン:
【chara 103011 face 2 (joy)】
エッヘンデース。
voice: vo_adv_3012003_059
ユキ:
【chara 100811 face 2 (joy)】
ボクにかかれば
こんなものだよ。
voice: vo_adv_3012003_060
クウカ:
【chara 104511 face 6 (surprised)】
あ、あれ……魔物は
どこへ行ったのですか?
voice: vo_adv_3012003_061
モニカ:
【chara 105311 face 6 (surprised)】
もしかすると、このギルドのメンバーは
【chara 105311 face 2 (joy)】
とてつもない潜在能力を
秘めているのかもしれないな……
voice: vo_adv_3012003_062
モニカ:
【chara 105311 face 1 (normal)】
…………しかし、今回でようやく、
本国にまともな報告ができる。
voice: vo_adv_3012003_063
モニカ:
【chara 105311 face 2 (joy)】
やったぞ! やったやった!
はーっはっはっ!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
不安だった【ヴァイスフリューゲル ランドソル支部】の
未来にも
一筋の希望が見えたのであった──