ダンジョン 第18話
海の王に見事、力を示した美食殿一同。熾烈な戦いぶりの褒賞として、海産物が無限に湧いて出る摩訶不思議な玉手箱を贈られる。帰還した一同は、鮮度抜群の海の幸をお腹いっぱい味わったのであった。


-------------- situation:
海の王さまの贈り物
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キャル:
【chara 107811 face 3 (anger)】 ああもう、いい加減倒れなさいってば!
どんだけ戦えば気が済むのよ、このデカいオッサンは~!

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コッコロ:
【chara 107611 face 6 (surprised)】 ! キャ、キャルさま、お待ちください。
なにやらお相手のご様子が……

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ペコリーヌ:
【chara 107511 face 6 (surprised)】 は、拍手してます、よね?
もしかしてわたしたちのこと、褒めてくれてるんじゃ?
【chara 107511 face 2 (joy)】 えへへ、なんだか照れくさいですね~

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キャル:
【chara 107511 face 1 (normal)】 【chara 107811 face 3 (anger)】 はぁ? なによ、いまさら……
そんなことしたって、あんたをぎったんぎったんに叩きのめすまでは、
やめるつもりなんかないんだから──

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コッコロ:
【chara 107611 face 1 (normal)】 ふむ。【chara 107611 face 2 (joy)】 精霊のみなさまからの言伝によりますと……
【chara 107611 face 1 (normal)】 こたびの戦い、実に見事であった。褒美をくれてやろう。
【chara 107611 face 2 (joy)】 ……と仰せのようです。

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キャル:
【chara 107812 face 1 (normal)】 ──気が変わったわ。【chara 107812 face 2 (joy)】 まあ話ぐらいは聞いてあげようじゃない?
なにかくれるっていうなら、もらってあげなくもないし。

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コッコロ:
【chara 107612 face 2 (joy)】 キャルさま、口ではそう言いつつも、
しっぽがうれしそうに揺れております。なんとおかわいらしい……

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キャル:
【chara 107812 face 3 (anger)】 ううう、うるさいわね!
これは相手の油断を誘うためにあえて揺らしてんのよ! あえて!

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ペコリーヌ:
【chara 107512 face 6 (surprised)】 つ、つまりここからはご褒美タイムってことですか!?
【chara 107512 face 2 (joy)】 ──王さま! わたし、海の幸がお腹いっぱい食べたいですっ!
なにかご褒美がもらえるなら、ぜひ食べ物でお願いします!

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キャル:
【chara 107812 face 6 (surprised)】 こ、こらっ! 【chara 107812 face 3 (anger)】 なに言っちゃってんのよ、アホリーヌ!
【chara 107812 face 1 (normal)】 食べ物ならあたしが捕ってきてあげるから、ここは財宝を──

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ペコリーヌ:
【chara 107512 face 3 (anger)】 財宝なんてもらっても食べられないじゃないですか!
【chara 107512 face 4 (sad)】 わたし、戦いすぎてもうお腹ペコペコで……

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ペコリーヌ:
【chara 107512 face 6 (surprised)】 それに財産の贈与にはいろいろと手続きがいるって、
クレジッタさんが言ってました。【chara 107512 face 1 (normal)】 でもお食事なら経費で落ちるんです!
【chara 107512 face 4 (sad)】 意味はよく分かりませんが、なんかお得なんですよ!

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キャル:
【chara 107812 face 3 (anger)】 ああもう、反論しづらいわね!
頭いいのか悪いのかどっちかにしなさいよ!

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コッコロ:
【chara 107612 face 6 (surprised)】 お、お二人とも、そうこう言っているうちに……
すでにわたくしのほうで受け取ってしまいましたが……

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ペコリーヌ:
【chara 107512 face 1 (normal)】 食べ物ですか!?

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キャル:
【chara 107812 face 2 (joy)】 財宝よね!?

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コッコロ:
【chara 107612 face 1 (normal)】 いえ、小さな飾り箱……でしょうか。
【chara 107612 face 2 (joy)】 なんとも雅な装飾が施されております。

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キャル:
【chara 107812 face 4 (sad)】 うーん、大きさからして、すくなくとも金銀財宝じゃなさそうね。
それにこの見た目といい、送り主といい、なんだか嫌な予感が……

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ペコリーヌ:
【chara 107512 face 6 (surprised)】 た、食べ物じゃないんですか……?
【chara 107512 face 3 (anger)】 いえ、まだ中に食べ物が入っている可能性が……!
【chara 107512 face 1 (normal)】 早速開けてみましょう!

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キャル:
【chara 107812 face 6 (surprised)】 ちょ、ちょっと待ちなさい! 絶対開けちゃダメよ!
あたしこういうの本で読んだことある……
【chara 107812 face 4 (sad)】 開けると大抵ろくでもない目に遭うんだから!

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ペコリーヌ:
【chara 107512 face 4 (sad)】 そ、そんなぁ……
ちらっと中身を覗いてみるだけでもダメですか?
食べ物かどうか確認するだけでも……

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キャル:
【chara 107812 face 3 (anger)】 食べ物から離れなさいっての!
よぼよぼのおばあさんになっても知らないわよ!?

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コッコロ:
【chara 107612 face 2 (joy)】 まあまあ、お二人とも……
せっかく海の王さまに手ずからいただいたものですし。
ありがたく頂戴して、ひとまずはお暇いたしましょう。

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コッコロ:
【chara 107612 face 1 (normal)】 精霊のみなさまによると、近くに上昇海流があるそうです。
【chara 107612 face 2 (joy)】 そこからならすぐ海上へ帰れると、ご親切に教えていただきました。

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キャル:
【chara 107812 face 1 (normal)】 そうね。こんなとこ、さっさとおさらばしましょ。
そろそろあたしの水中呼吸の魔法も切れるころだし。
【chara 107812 face 3 (anger)】 ……ほら、もう帰るわよ。ペコリーヌ。

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ペコリーヌ:
【chara 107512 face 4 (sad)】 うう、食べ歩きツアーなのに、結局なんにも食べられませんでした……
キャルちゃん、しっぽはむはむしていいですか?
すこしは空腹が紛れるかも……

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キャル:
【chara 107812 face 3 (anger)】 いいわけないでしょ!
あたしのしっぽはスルメじゃないのよ!

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コッコロ:
【chara 107612 face 2 (joy)】 ふふ……それでは、海の王さま。
これにてわたくしどもは失礼させていただきます。

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コッコロ:
【chara 107612 face 6 (surprised)】 ……また遊びにくるがよい、ですか。
【chara 107612 face 2 (joy)】 機会がありましたら、ぜひそうさせてくださいまし。

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キャル:
【chara 106012 face 2 (joy)】 ──はぁ~、食べた食べた。
もう一生分の海鮮を食べきった気分だわ。

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ペコリーヌ:
【chara 105812 face 2 (joy)】 もぎゅもぎゅ……ごくっ。
【chara 105812 face 1 (normal)】 キャルちゃん、もうお腹いっぱいなんですか?
【chara 105812 face 2 (joy)】 わたしはまだまだいけます! いらないならもらっちゃいますね♪

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キャル:
【chara 106012 face 3 (anger)】 あっ、こら! あたしのサザエ返しなさいよ!
それ楽しみに取っておいたんだから!
こちとら一生分で満足するような慎ましい性分じゃないのよ!

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コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】 ふふ、お二人とも、ご安心ください。
こちら海の幸の盛り合わせ、おかわりでございます。

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ペコリーヌ:
【chara 106012 face 1 (normal)】 【chara 105812 face 2 (joy)】 やったぁ♪
えへへ、まさか箱を開けたら、無限に海の幸が湧いてくるなんて……
海の王さまには足を向けて寝られませんね!

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キャル:
【chara 105812 face 1 (normal)】 【chara 106012 face 4 (sad)】 あんたが帰りがけに箱を開けちゃったときは、
一巻の終わりだと思ったけどね……

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コッコロ:
【chara 105913 face 1 (normal)】 財宝でもあり、食べ物でもある……
【chara 105913 face 2 (joy)】 海の王さまの粋な計らいでございますね。
精霊のみなさまにいたく慕われていたのも、その人徳ゆえなのでしょう。

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キャル:
【chara 106012 face 2 (joy)】 そうね。なかなか話の分かるやつだったわ。
【chara 106012 face 6 (surprised)】 ……にしても、なんだか変わった食感の刺身ね、これ。【chara 106012 face 4 (sad)】 なんの魚?

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コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】 ええと、【chara 105913 face 1 (normal)】 わたくしにもよく分かりません。
ありていに申し上げますと──【chara 105913 face 6 (surprised)】 足の生えたお魚のお刺身です。

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キャル:
【chara 106012 face 1 (normal)】 へぇ~、足の生えたお魚ねぇ。
【chara 106012 face 4 (sad)】 ……足の生えたお魚? 【chara 106012 face 6 (surprised)】 今、足の生えたお魚って言った!?

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コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】 はい。それはそれは美しいおみ足のお魚でした。
海の底ともなりますと、ヒレより足が生えていたほうが
なにかと都合がよいのでしょうね。生命の神秘でございます。

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キャル:
【chara 106012 face 1 (normal)】 なるほどね~……【chara 106012 face 3 (anger)】 って、んなわけないでしょうが!
なんてもん送りつけてくれちゃってんの、あの王さまってば!

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ペコリーヌ:
【chara 105812 face 2 (joy)】 わたしはけっこう好きな食感ですけどね~
【chara 105812 face 1 (normal)】 キャルちゃんが苦手なら、わたしがおいしくいただきます♪

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キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】 ああもう、好きにしなさいよ……
はぁ、やっぱり王族なんて、どいつもこいつも変人ばかりね。
【chara 106012 face 3 (anger)】 あの王さま、次に会ったらただじゃおかないんだから!

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コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】 ふふ。そうですね。次にお会いする機会がありましたら、
特別なお返しを持参するといたしましょう。
わたくし、腕によりをかけてご用意いたします♪