楽園の真実
無人島の洞窟で手帳を拾った一同は、自分たちが「島クジラ」という、人間の欲望を養分にする魔物の作り出す幻想に踊らされていたことを知る。一方、無人島へと到着したアキノとユカリは、捜索活動を始める。
-------------- situation:
楽園の真実
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ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
タマキとミフユと{player}は、
さらに島を開拓しようと、今まで行ったことのなかった
島の洞窟へ足を踏み入れようとしていた。
voice: vo_adv_5005004_000
タマキ:
【chara 107911 face 2 (joy)】
この島をさらに発展させるため、タマキ探検隊再結成にゃー!
voice: vo_adv_5005004_001
猫たち:
にゃー!
voice: vo_adv_5005004_002
ミフユ:
【chara 108011 face 4 (sad)】
ちょっとタマキさん、変な探検隊に私を巻き込まないでくれる?
【chara 108011 face 1 (normal)】
でもここ、ずいぶん古くからありそうな洞窟ね……
voice: vo_adv_5005004_003
タマキ:
【chara 107911 face 1 (normal)】
なんだか、雰囲気が違う感じだにゃ。
そうだにゃ、ここに神殿を作るとかどうかにゃ~?
【chara 107911 face 2 (joy)】
そしてあたしたちが神として祀られるにゃ~! 猫神様にゃ~!
voice: vo_adv_5005004_004
ミフユ:
【chara 108011 face 2 (joy)】
あら、いいわね! でも、温泉にするのも良くない?
洞窟風呂っていうのも、けっこう風情があるわよ。
voice: vo_adv_5005004_005
タマキ:
【chara 107911 face 1 (normal)】
それも悪くないにゃ~。洞窟風呂できっとまた一儲けできるにゃ。
【chara 107911 face 4 (sad)】
う~ん、迷うにゃ~……
Choice: (1) タマキ、そこに何か落ちてる。
Choice: (2) ミフユさん、足元に気を付けて。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_5005004_006
タマキ:
【chara 107911 face 6 (surprised)】
ん? ほんとだにゃ~
これは、紙の束……?
Jump to tag 3
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_5005004_007
ミフユ:
【chara 108011 face 1 (normal)】
そうね。足を滑らせないようにしないと……【chara 108011 face 6 (surprised)】
あらっ?
そこに何か落ちてるわ?
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_5005004_008
ミフユ:
【chara 107911 face 1 (normal)】
【chara 108011 face 6 (surprised)】
ずいぶん古びてるけど、これ手帳だわ!
voice: vo_adv_5005004_009
タマキ:
【chara 107911 face 2 (joy)】
あたしたちの前にいた人の痕跡が、ようやく
見つかったにゃ~!
voice: vo_adv_5005004_010
ミフユ:
【chara 108011 face 2 (joy)】
そうね! 【chara 108011 face 1 (normal)】
でも、これの持ち主はどうなったのかしら……
ここにはそんなに強い魔物はいないはずだけど……
voice: vo_adv_5005004_011
タマキ:
【chara 107911 face 1 (normal)】
さっそくその手帳、読んでみるにゃ。
voice: vo_adv_5005004_012
ミフユ:
【chara 108011 face 1 (normal)】
うん……なになに……
voice: vo_adv_5005004_013
ミフユ:
【chara 108011 face 1 (normal)】
『我々海賊団がこの奇妙な島に漂着してしばらく経った。
仲間たちは連日酒池肉林の宴を楽しんでいるが、
私だけはこの島を調査し、真相を突き止めた』
voice: vo_adv_5005004_014
ミフユ:
【chara 108011 face 3 (anger)】
『この島は、この島自体が魔物なのである』
voice: vo_adv_5005004_015
ミフユ:
【chara 107911 face 6 (surprised)】
【chara 108011 face 3 (anger)】
『どんな願いも叶う夢の島……のように思わせているが、
私たちがこの島で享受しているものは、
実際は「島クジラ」という魔物が作りだした幻想に過ぎない……』
voice: vo_adv_5005004_016
タマキ:
【chara 107911 face 6 (surprised)】
な、なんてことにゃ!
で、でも確かに、この島に来てから、
何もかもうまくいきすぎてたにゃ!
voice: vo_adv_5005004_017
ミフユ:
【chara 108011 face 4 (sad)】
冷静に考えると、猫たちが作ったにしては、
タマキ御殿も訓練場も不自然なほどよくできていたもの。
私たち、最初から幻想を見せられていたのね……
voice: vo_adv_5005004_018
タマキ:
【chara 107911 face 4 (sad)】
でも……幻想でもあたしたちにそう感じられなかったら、
それは完全に幻想とも言えないんじゃないかにゃ?
voice: vo_adv_5005004_019
ミフユ:
【chara 108011 face 4 (sad)】
それは……ま、まあいいわ。
【chara 108011 face 1 (normal)】
続きを読むわよ。
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ミフユ:
【chara 108011 face 4 (sad)】
『私は、何度も脱出を試みたができなかった』
voice: vo_adv_5005004_021
ミフユ:
【chara 108011 face 4 (sad)】
『一緒に島に漂着した仲間たちは楽しく暮らしていたが、
やがて異常なスピードで衰弱して死んでいった……』
voice: vo_adv_5005004_022
ミフユ:
【chara 108011 face 4 (sad)】
『島クジラは、人の欲望を養分にして生きている魔物なのだ。
そのため、欲望の強い人間を選んで誘い込む……』
voice: vo_adv_5005004_023
ミフユ:
【chara 108011 face 4 (sad)】
『そして、島に入ってきた人間は欲望を搾り取られ、
あっという間に死に至ってしまうのだ……』
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タマキ:
【chara 107911 face 6 (surprised)】
じゃあ、このままじゃあたしたちすぐに死んじゃうにゃ!?
voice: vo_adv_5005004_025
ミフユ:
【chara 108011 face 6 (surprised)】
あ、待って!? まだ続きがあるわ!?
【chara 108011 face 3 (anger)】
『だが、ある日、私は思いついた。
非力な私では島クジラを倒すことができない』
voice: vo_adv_5005004_026
ミフユ:
【chara 108011 face 3 (anger)】
『だから、島クジラと交渉をすることにした。
この島の噂を外に広めて、欲深い者たちを
誘い込む代わりに、私だけ解放してくれないかと頼んだのだ』
voice: vo_adv_5005004_027
ミフユ:
【chara 108011 face 3 (anger)】
『幸い交渉はうまくいった。
この手記は、万が一のことを考えて、今回の顛末を
出発前の記録として残すものである』
voice: vo_adv_5005004_028
ミフユ:
【chara 108011 face 3 (anger)】
…………なるほど……
それで、海岸にこの島の噂が広がっていたのね……
voice: vo_adv_5005004_029
タマキ:
【chara 107911 face 6 (surprised)】
でも、この手記によると、
島クジラとは対話ができるってことなんだにゃ……?
voice: vo_adv_5005004_030
ミフユ:
【chara 108011 face 3 (anger)】
そうしたら……私たちがとるべき行動は……
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
その頃、マルジェン海岸──
voice: vo_adv_5005004_031
観光客:
【chara 1011 face 6 (surprised)】
あ、あれはなんだ……?
鳥か、魔物か……? いや……
voice: vo_adv_5005004_032
観光客:
【chara 1011 face 6 (surprised)】
うわあああああ!
砂浜に、飛空艇が着陸するぞーーー!
みんな、離れろーーーーっ!
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_5005004_033
アキノ:
【chara 103211 face 2 (joy)】
おーっほっほ!
マルジェン海岸に到着ですわーーーーっ!
【chara 103211 face 1 (normal)】
やはりウィスタリア家の飛空艇は高速ですわね!
voice: vo_adv_5005004_034
ユカリ:
【chara 103411 face 4 (sad)】
あ、アキノさん、あんまり無茶しすぎるのはよくないかも……
voice: vo_adv_5005004_035
アキノ:
【chara 103211 face 2 (joy)】
いいえ! この緊急事態ですもの!
使えるものは、なんでも使いますわよ!
voice: vo_adv_5005004_036
アキノ:
【chara 103211 face 1 (normal)】
さて……
この海岸で、タマキさんとミフユさんは消息を絶ったようですわ。
voice: vo_adv_5005004_037
ユカリ:
【chara 103411 face 1 (normal)】
ちょっと待って、私が誰か手がかりを持ってる人がいないか
海の家で聞いてくるから……
すいませーん……
voice: vo_adv_5005004_038
ユカリ:
【chara 103411 face 1 (normal)】
あ、アキノさーん! 貸し船屋に、二人を知ってる人がいたっ!
voice: vo_adv_5005004_039
ユカリ:
【chara 103411 face 1 (normal)】
どうやら、二人は他にもう一人の少年と3人で船を借りたみたい。
帳簿によると、その子の名前は{player}……
【chara 103411 face 6 (surprised)】
って、{player}くんっ!? う、うそっ!?
voice: vo_adv_5005004_040
アキノ:
【chara 103211 face 6 (surprised)】
{player}さまがいらしたの!?
では、3人は一緒に船に乗って、そのまま行方不明に?
voice: vo_adv_5005004_041
ユカリ:
【chara 103411 face 4 (sad)】
う~……ずるいな、みんな、私を置いてっちゃうなんて……
って、ずるくもないか、行方不明になってるんだから……
voice: vo_adv_5005004_042
アキノ:
【chara 103211 face 4 (sad)】
でも、この辺りで遭難なんて……
ここ数日は海もおだやかだったそうですし……どうして……
voice: vo_adv_5005004_043
ユカリ:
【chara 103411 face 6 (surprised)】
あ、そういえばこんなことも聞いたんだけど、
この辺りで最近噂になっていることがあって……
この海の近くに『願いが叶う島』というのがあるらしいわ。
voice: vo_adv_5005004_044
ユカリ:
【chara 103411 face 3 (anger)】
もしかしたら3人は、そこへ行ったのかも。
欲望が強い人がそこに辿り着くっていう噂だったから……
voice: vo_adv_5005004_045
アキノ:
【chara 103211 face 4 (sad)】
そんな島が実在するなんて、にわかには信じがたい話ですが……
でも、実在するなら……あのがめついタマキさんと効率主義の
ミフユさんがそこに辿り着くのは大いにありえる話ですわね……
voice: vo_adv_5005004_046
ユカリ:
【chara 103411 face 3 (anger)】
南の方にいった人に行方不明者が多いって聞いたから、
恐らく島はそのあたりにあるはず……!
voice: vo_adv_5005004_047
アキノ:
【chara 103211 face 1 (normal)】
では、早速船で私たちも向かいますわよ!
【chara 103211 face 2 (joy)】
いざ、『願いが叶う島』へ!
もし、貸し船屋さま? 私たちにも船を貸してくださいませんこと?
voice: vo_adv_5005004_048
アキノ:
【chara 103211 face 2 (joy)】
あ、グレードはもちろん最高級クラスでお願いしますわ。
voice: vo_adv_5005004_049
アキノ:
【chara 103211 face 1 (normal)】
さあ、船を出しますわよ。
ユカリさん、欲しいものを念じて……
欲望を丸出しにしながら、その島に向かいますわよ!
voice: vo_adv_5005004_050
ユカリ:
【chara 103411 face 1 (normal)】
素敵な彼氏ができますように!
voice: vo_adv_5005004_051
ユカリ:
【chara 103411 face 5 (shy)】
た、たとえば{player}くんみたいな……
voice: vo_adv_5005004_052
ユカリ:
【chara 103411 face 2 (joy)】
あと、ついでに毎日飲み放題の暮らしがした~い!
voice: vo_adv_5005004_053
アキノ:
【chara 103211 face 2 (joy)】
私はウィスタリア家と【メルクリウス財団】の、
更なる発展と飛躍を願いますわ……!
voice: vo_adv_5005004_054
アキノ:
【chara 103211 face 5 (shy)】
そしていつかは私の力で世界一のギルドに……!
voice: vo_adv_5005004_055
ユカリ:
【chara 103411 face 1 (normal)】
むにゃ……
voice: vo_adv_5005004_056
アキノ:
【chara 103211 face 6 (surprised)】
…………すう……
voice: vo_adv_5005004_057
アキノ:
【chara 103211 face 6 (surprised)】
うーん……はっここは!? ずいぶん人気のない島ですわね……
【chara 103211 face 1 (normal)】
たぶん、ここが目的地ですわ。
急に眠くなったと思ったら、案外すんなり着きましたわね。
voice: vo_adv_5005004_058
ユカリ:
【chara 103411 face 6 (surprised)】
ねえアキノさん、
なんだかこの島、やたら猫が多くない?
voice: vo_adv_5005004_059
アキノ:
【chara 103211 face 6 (surprised)】
本当ですわ。
しかも、なにやらお金で売買をしているようですわ……!
voice: vo_adv_5005004_060
猫:
【chara 1711 face 1 (normal)】
にゃー
voice: vo_adv_5005004_061
アキノ:
【chara 103211 face 6 (surprised)】
あら、どうしたのかしら。
このコインと何を交換してほしいんですの?
voice: vo_adv_5005004_062
アキノ:
【chara 103211 face 1 (normal)】
これは私の持っている宝石ですの……
【chara 103211 face 2 (joy)】
それでしたら、そのコイン20枚でどうでしょう?
voice: vo_adv_5005004_063
猫:
【chara 1711 face 1 (normal)】
にゃー!
voice: vo_adv_5005004_064
ユカリ:
【chara 103211 face 1 (normal)】
【chara 103411 face 6 (surprised)】
す、すごいな~、アキノさん……
宝石、いつも持ってるんだ?
voice: vo_adv_5005004_065
アキノ:
【chara 103211 face 1 (normal)】
宝石なら、身に付けているものだけで、
常に200カラットぐらいはありますわ。
【chara 103211 face 2 (joy)】
一流の商人を目指すなら、どこでも商売ができるようにしませんと!
voice: vo_adv_5005004_066
ユカリ:
【chara 103411 face 4 (sad)】
なんか、生まれの不公平さを
ちょっと感じちゃうな~、私……
voice: vo_adv_5005004_067
アキノ:
【chara 103211 face 1 (normal)】
さあ、この調子で島を捜索いたしますわよ!
そして……タマキさんとミフユさん!
【chara 103211 face 2 (joy)】
待っててくださいませ!