うまい話には裏がある
ナナカは仕入先である貴族と出会う。その貴族に古文書は独占されていた。失望しながらの帰り道、悪党に襲われるナナカ。ルカの助太刀で危機を脱し、互いの情報を交換した後、二人は渓谷の洞窟へと向かう。


-------------- situation:
うまい話には裏がある
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 ナナカは一人、顔なじみの雑貨屋へと足を運んでいた──

voice: vo_adv_5008003_000
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】 ニャンハロー! 【chara 101311 face 2 (joy)】 こんちゃーっす!

voice: vo_adv_5008003_001
雑貨屋:
【chara 101311 face 1 (normal)】 【chara 1411 face 1 (normal)】 おお、「蒐集家」じゃないか。こんな辺境までよく来たね。

voice: vo_adv_5008003_002
ナナカ:
【chara 101311 face 2 (joy)】 そりゃあもう! 【chara 101311 face 1 (normal)】 特別な逸品があるって聞きつけたら、
迷わず特攻するのが私のアイデンティティだもん!

voice: vo_adv_5008003_003
雑貨屋:
【chara 1411 face 2 (joy)】 はは、違いねぇ。
【chara 1411 face 1 (normal)】 てことは、お望みは洞窟で発掘された古文書、ってことかい?

voice: vo_adv_5008003_004
ナナカ:
【chara 101311 face 2 (joy)】 当然! 【chara 101311 face 1 (normal)】 ここにあるんでしょ?

voice: vo_adv_5008003_005
雑貨屋:
【chara 1411 face 1 (normal)】 相変わらず情報が早いね。大したもんだ。
だが……残念ながら、今回は諦めるしかないぜ。

voice: vo_adv_5008003_006
ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】 えー!! 【chara 101311 face 3 (anger)】 なんでなんで!? わけわかんない!
理由! 理由をkwsk!!

voice: vo_adv_5008003_007
雑貨屋:
【chara 1411 face 1 (normal)】 もう押さえられちまってんだよ。一冊残らずな。

voice: vo_adv_5008003_008
雑貨屋:
【chara 1411 face 1 (normal)】 とある王都住みの貴族様が買い占めちまってるのさ。
俺たちじゃ逆立ちしても手の届かない高値でな。

voice: vo_adv_5008003_009
ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】 買い占め、だとぉ!?

voice: vo_adv_5008003_010
???:
【chara 2511 face 1 (normal)】 失礼するよ。

voice: vo_adv_5008003_011
雑貨屋:
【chara 1411 face 1 (normal)】 噂をすればその貴族様だ。
【chara 1411 face 2 (joy)】 ……いらっしゃいませ!

voice: vo_adv_5008003_012
ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】 この人が!? 【chara 101311 face 1 (normal)】 おっしゃー絶好のチャンス到来っ!
これ、そこな旅の人。

voice: vo_adv_5008003_013
貴族:
【chara 2511 face 1 (normal)】 私になにか用かな?

voice: vo_adv_5008003_014
ナナカ:
【chara 101311 face 5 (shy)】 あの~っ、私、魔法少女を目指してるんですけど、
渓谷の洞窟で古文書が発掘されたって聞いて~、
一冊でいいから欲しいなって思ってるんです~♪

voice: vo_adv_5008003_015
貴族:
【chara 2511 face 1 (normal)】 …………

voice: vo_adv_5008003_016
貴族:
【chara 2511 face 1 (normal)】 魔法少女を目指すのであれば、古文書などではなく
魔法の修練にその身を捧げてはいかがですか? 失礼。

voice: vo_adv_5008003_017
ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】 な、なんという華麗なスルー!
これが貴族の生まれ持った得意技か……!?

voice: vo_adv_5008003_018
貴族:
【chara 2511 face 1 (normal)】 店主、お願いしていたものは届いているかな?

voice: vo_adv_5008003_019
雑貨屋:
【chara 1411 face 1 (normal)】 へい、こちらです。どうぞ。

voice: vo_adv_5008003_020
ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】 ん? あれは……【chara 101311 face 4 (sad)】 古代文字の解読書?
なんで貴族様自らそんな本をお買い上げに?

voice: vo_adv_5008003_021
貴族:
【chara 2511 face 1 (normal)】 ……ふむ、よろしい。感謝するよ。
これはお代と、私からの心付けだ。【chara 2511 face 2 (joy)】 受け取ってほしい。

voice: vo_adv_5008003_022
雑貨屋:
【chara 2511 face 1 (normal)】 【chara 1411 face 6 (surprised)】 これはこれは……! 【chara 1411 face 2 (joy)】 ありがたく頂戴します!
ぜひまたごひいきに!

voice: vo_adv_5008003_023
貴族:
【chara 2511 face 1 (normal)】 それでは失礼。
……【chara 2511 face 3 (anger)】 お嬢さんも、ごきげんよう。

voice: vo_adv_5008003_024
ナナカ:
【chara 2511 face 1 (normal)】 【chara 101311 face 6 (surprised)】 ん? なんだか今、高貴なおかたからの視線に、
嫌ーなものを感じたような……【chara 101311 face 4 (sad)】 なんでだろ?

voice: vo_adv_5008003_025
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】 まあいいや。【chara 101311 face 4 (sad)】 あーあ、無駄骨かぁ。
私もアンナたそと一緒にバイトしよっかなぁ……

voice: vo_adv_5008003_026
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】 でもルカ姉に合流するって約束しちゃってたし、そうしよっと。
アンナたそもバイトが済んだら行くって言ってたもんね。

voice: vo_adv_5008003_027
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】 ここを道なりに進めばって言ってたよね、確か。
そんじゃ、行きますかぁ──

voice: vo_adv_5008003_028
悪党:
【chara 1011 face 1 (normal)】 おい姉ちゃん。

voice: vo_adv_5008003_029
ナナカ:
【chara 101311 face 4 (sad)】 ……あーあ、どのくらいで着くのかなー。【chara 101311 face 1 (normal)】 近いといいなー

voice: vo_adv_5008003_030
悪党:
【chara 1011 face 3 (anger)】 おい、聞こえないのか!?

voice: vo_adv_5008003_031
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】 …………それにしても、どうやって質に入れた嫁たちを取り返そう。
【chara 101311 face 4 (sad)】 アンナたそじゃないけど、どこかに賞金首でもいればいいのになー

voice: vo_adv_5008003_032
悪党:
【chara 1011 face 3 (anger)】 こらぁ! 絶対聞こえてるだろ!! 待てって言ってるだろうが!!

voice: vo_adv_5008003_033
ナナカ:
【chara 101311 face 3 (anger)】 バナナが耳に入って聞こえないんだよー!
【chara 101311 face 1 (normal)】 へーんだ! こっこまーでおーいでー!!

voice: vo_adv_5008003_034
悪党:
【chara 1011 face 3 (anger)】 逃がすな! 弓矢を持ってこい!!

voice: vo_adv_5008003_035
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】 弓矢なんかでこの大魔法使いのナナカちゃんを……【chara 101311 face 6 (surprised)】 って、
さすがに人多杉! 弓矢の数も多杉っ!!

voice: vo_adv_5008003_036
ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】 はわわわっ!! しかも頭狙うなんてガチすぎるでしょ!?
ひゃっ! わ、わわわっ!!??

voice: vo_adv_5008003_037
ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】 ──ひぇえええ!! 【chara 101311 face 4 (sad)】 お助けぇええええ!!??

voice: vo_adv_5008003_038
ルカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】 【chara 105611 face 1 (normal)】 ──助けてやろうじゃないか。
【chara 105611 face 2 (joy)】 なんだ。悲鳴にしちゃ聞き慣れた声だなと思ったら、ナナカかい。

voice: vo_adv_5008003_039
ナナカ:
【chara 101311 face 6 (surprised)】 ルル、ルカ姉ー!! 【chara 101311 face 4 (sad)】 へるぷへるぷヘルプー!!

voice: vo_adv_5008003_040
悪党:
【chara 101311 face 1 (normal)】 【chara 1011 face 3 (anger)】 もう一人出てきたぞ! 全員撃ちまくれー!!

voice: vo_adv_5008003_041
ルカ:
【chara 105611 face 3 (anger)】 ナナカ! 魔法を貸しな!

voice: vo_adv_5008003_042
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】 アイコピー! 【chara 101311 face 3 (anger)】 エンチャント!

voice: vo_adv_5008003_043
ルカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】 【chara 105611 face 1 (normal)】 風か! ちょうどいいね!
【chara 105611 face 3 (anger)】 はあっ!!

voice: vo_adv_5008003_044
悪党:
【chara 1011 face 6 (surprised)】 全て吹き飛ばされた!? そんな馬鹿な!

voice: vo_adv_5008003_045
ルカ:
【chara 105611 face 1 (normal)】 どうした、もう終わりかい?
【chara 105611 face 2 (joy)】 それなら次はアンタたちが吹き飛ぶことになるけど、構わないよな?

voice: vo_adv_5008003_046
悪党:
【chara 1011 face 3 (anger)】 こ、このぉ……!
ひ、引けっ、態勢を立て直すぞー!!

voice: vo_adv_5008003_047
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】 やーいやーい! 【chara 101311 face 2 (joy)】 おととい来やがれー!

voice: vo_adv_5008003_048
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】 いや~危なかったぁー。【chara 101311 face 5 (shy)】 ルカ姉ホントありがと! 愛してる!

voice: vo_adv_5008003_049
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】 急に囲まれたから、魔法少女ナナカちゃんの
撮影会が始まるのかと思ったよね!
【chara 101311 face 4 (sad)】 そしたらいきなり矢の雨降ってきてさ!

voice: vo_adv_5008003_050
ルカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】 【chara 105611 face 1 (normal)】 そりゃあ大変だったね。
話してた古文書は手に入ったのかい?

voice: vo_adv_5008003_051
ナナカ:
【chara 101311 face 4 (sad)】 うーん。それがさぁ、妙な貴族の男に独り占めされちゃってたんだよね。

voice: vo_adv_5008003_052
ルカ:
【chara 105611 face 6 (surprised)】 貴族の男?

voice: vo_adv_5008003_053
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】 うん。お高くとまっていけ好かない感じのね。
仕入に行った雑貨屋で会ったんだ。

voice: vo_adv_5008003_054
ナナカ:
【chara 101311 face 4 (sad)】 それで、店を出たところでご覧の通り襲われたんだけど……
【chara 101311 face 6 (surprised)】 あれ? 私ってなんで襲われたんだろ?

voice: vo_adv_5008003_055
ルカ:
【chara 105611 face 1 (normal)】 その男とは話したのかい?

voice: vo_adv_5008003_056
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】 んっとねー、渓谷の洞窟で発掘された古文書を譲ってくれって
話そうとしたんだけど、【chara 101311 face 4 (sad)】 華麗にスルーされちゃって。

voice: vo_adv_5008003_057
ナナカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】 あ。そういえばあの貴族、私のことをじとーって見てたっけ……
【chara 101311 face 3 (anger)】 もしやあいつの差し金!? マジかっ!?

voice: vo_adv_5008003_058
ルカ:
【chara 101311 face 1 (normal)】 【chara 105611 face 3 (anger)】 渓谷の洞窟……やっぱり、そこが全ての根っこみたいだね。

voice: vo_adv_5008003_059
ルカ:
【chara 105611 face 3 (anger)】 ナナカ。こいつは思ったよりもでかいヤマだよ。
通信魔法で、ミツキとエリコに連絡をとってくれ。

voice: vo_adv_5008003_060
ルカ:
【chara 105611 face 3 (anger)】 それが済んだら、洞窟に近づいてみるよ。二人が心配だ!