追憶のプレシャスメモリー
チカの記憶を奪い、その様を嘲笑う大精霊フォギー。憑依で姿を隠していたが、{player}に憑依先を突き止められ、本来の姿で襲ってくる。迎え撃つ{player}達…記憶を取り戻す戦いが始まる。


-------------- situation:
追憶のプレシャスメモリー
--------------

--- Switch scene ---

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voice: vo_adv_5009006_000
チカ:
【chara 108411 face 1 (normal)】 私は数々の伝承を紐解きながら探し回り、
フォギーが封じられている地へと辿りつきました。

voice: vo_adv_5009006_001
チカ:
【chara 108411 face 4 (sad)】 けれど何度も呼びかけたものの返事もなく、
荒ぶるフォギーにいきなり襲われたのです。

voice: vo_adv_5009006_002
チカ:
【chara 108411 face 4 (sad)】 そして記憶の一切を、奪われてしまった……
結果として、皆さんがご覧になったような有様になったのです。

voice: vo_adv_5009006_003
チカ:
【chara 108411 face 3 (anger)】 最初、私が獣のように振る舞ったのは、
人間としての記憶のすべてを奪われたから。

voice: vo_adv_5009006_004
チカ:
【chara 108411 face 3 (anger)】 本能のままに飢えたから食らう、
動物のようになってしまったからです。

voice: vo_adv_5009006_005
チカ:
【chara 108411 face 4 (sad)】 私は精霊のちからに耐性がありますので、
何とか己の記憶を保護して心の奥底に隠しましたが……

voice: vo_adv_5009006_006
チカ:
【chara 108411 face 4 (sad)】 なかなか浮上できず、
暴れ回る自分自身を見ていることしかできませんでした。

--- Switch scene ---

still display end
voice: vo_adv_5009006_007
チカ:
【chara 108411 face 4 (sad)】 その後……
なぜか私のなかに飛びこんできた、ぷうきちさんの助力もあって、
わずかばかり記憶を取り戻しましたが……

voice: vo_adv_5009006_008
チカ:
【chara 108411 face 4 (sad)】 物心ついた以降の記憶がごっそり奪われたままの状態で、
幼児のように振る舞うことになったのでした。
あぁ、お恥ずかしい。

voice: vo_adv_5009006_009
ノゾミ:
【chara 102913 face 1 (normal)】 あはは。そんなに恥ずかしがることないよ、かわいかったし。
【chara 102913 face 2 (joy)】 チカっていつでも大人びててクールなのに、
子供のころはあんなに無邪気だったんだね♪

voice: vo_adv_5009006_010
チカ:
【chara 102913 face 1 (normal)】 【chara 108411 face 3 (anger)】 わ、忘れてください!
【chara 108411 face 4 (sad)】 あぁフォギー、今すぐみんなの記憶を消して……!

voice: vo_adv_5009006_011
ノゾミ:
【chara 102913 face 2 (joy)】 忘れないよ。
チカとの思い出は、ぜんぶ大事な宝物。
【chara 102913 face 1 (normal)】 ううん、誰にとっても思い出ってそういうものだよね。

voice: vo_adv_5009006_012
ノゾミ:
【chara 102913 face 1 (normal)】 そんなのを、左右しようとしちゃいけないんだ。
{player}くんの助けになってあげたかった~っていう、
チカの気持ちもわかるけどね。

voice: vo_adv_5009006_013
チカ:
【chara 108411 face 4 (sad)】 はい……
【chara 108411 face 5 (shy)】 あぁもう、何もかも恥ずかしいです。

voice: vo_adv_5009006_014
チカ:
【chara 108411 face 4 (sad)】 と、とにかく……。フォギーを何とかしないかぎり、
私はまた記憶を奪われ心の奥底に押しこめられてしまいます。
そしてまた、皆さんに迷惑をかけてしまうでしょう。

voice: vo_adv_5009006_015
チカ:
【chara 108411 face 3 (anger)】 なので。どうか、フォギーを倒してください。
いいえ、どこか遠くへ追い払うか、再び封じるだけでも構いません。

voice: vo_adv_5009006_016
チカ:
【chara 108411 face 3 (anger)】 フォギーの、私への悪意ある攻撃を止めさせてください。
自分で封印を解き、目覚めさせておいて、
こんなことを言うのは気が咎めるのですが。

voice: vo_adv_5009006_017
チカ:
【chara 108411 face 3 (anger)】 私は忘れたくないのです、ぜんぶ。
【chara 108411 face 1 (normal)】 私にとっても、みんなとの思い出は大事な宝物ですから。
【chara 108411 face 3 (anger)】 誰にも奪わせません、一欠片だって。

voice: vo_adv_5009006_018
ノゾミ:
【chara 102913 face 3 (anger)】 でも……。たしかにチカを苦しめるやつは、
地平線の向こうまでブッ飛ばしてやりたいけど。
【chara 102913 face 4 (sad)】 そのフォギーってやつの居場所がわからないよ。

voice: vo_adv_5009006_019
ノゾミ:
【chara 102913 face 4 (sad)】 手の出しようがないよね。
そのフォギーが封印されてたっていう場所まで行けば、
会えるのかなぁ?

voice: vo_adv_5009006_020
チカ:
【chara 108411 face 1 (normal)】 いいえ、会いに行く必要はありません。
【chara 108411 face 3 (anger)】 フォギーは、すでにこの場にいます。

voice: vo_adv_5009006_021
チカ:
【chara 108411 face 3 (anger)】 そして記憶を失い醜態を晒す私を、
にやにや笑いで眺めているのでしょう。

voice: vo_adv_5009006_022
チカ:
【chara 108411 face 3 (anger)】 それを感じています。
私は唱喚士ですから、精霊の気配がわかるのです。

voice: vo_adv_5009006_023
クルミ:
【chara 108511 face 4 (sad)】 うぇっ、この場にいるの……?
ど、どこ……? 怖いよぉ……!

voice: vo_adv_5009006_024
チカ:
【chara 108411 face 4 (sad)】 正確な場所まではわかりませんが。
フォギーは実体のない精霊です、
【chara 108411 face 3 (anger)】 物質に取り憑くことでしか現世に関われません。

voice: vo_adv_5009006_025
チカ:
【chara 108411 face 3 (anger)】 何かのなかに、入っているはずです。
見つけて、ダメージを与えて炙りだしてください。

voice: vo_adv_5009006_026
チカ:
【chara 108411 face 1 (normal)】 そうしたら、私が他の精霊たちに頼んで、
フォギーの本体を滅ぼしてもらいます。

voice: vo_adv_5009006_027
チカ:
【chara 108411 face 3 (anger)】 ううん。私にそれをさせないために、
フォギーは安全な物質のなかに隠れているはずなのです。

voice: vo_adv_5009006_028
チカ:
【chara 108411 face 1 (normal)】 本体を晒したままだと無防備ですしね、
【chara 108411 face 3 (anger)】 何かの物質を防壁にしているはず。

voice: vo_adv_5009006_029
アヤネ:
【chara 108611 face 6 (surprised)】 ひえぇっ、何かのなかに入ってるの?
【chara 108611 face 4 (sad)】 わ、私のなかとかじゃないよねっ?

voice: vo_adv_5009006_030
チカ:
【chara 108411 face 3 (anger)】 何か、普段とちがうものはありませんか?
【chara 108411 face 1 (normal)】 フォギーに取り憑かれることで、色や形状が変わっているかも……?

voice: vo_adv_5009006_031
ノゾミ:
【chara 102913 face 4 (sad)】 う~ん? ここで暮らしてるクルミちゃんやアヤネちゃん、
{player}くんならわかるかなぁ?

voice: vo_adv_5009006_032
アヤネ:
【chara 108611 face 4 (sad)】 えぇ~っと、どうだろ?
クリスマスの飾り付けをしてるから、
全体的に普段とはちがっちゃってるんだけど……

voice: vo_adv_5009006_033
クルミ:
【chara 102913 face 6 (surprised)】 【chara 108611 face 6 (surprised)】 【chara 108511 face 6 (surprised)】 ひゃっ……
お兄ちゃんが動いたっ、
【chara 108511 face 1 (normal)】 フォギーがどこに隠れてるかわかったの……?

Choice: (1) チカに近づく。
Choice: (2) ぷうきちに近づく。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_5009006_034
チカ:
【chara 108411 face 6 (surprised)】 えっ? わ、私ですか?
【chara 108411 face 4 (sad)】 たしかに今日の私は、
普段と様子がちがっていたと思いますけど……?

voice: vo_adv_5009006_035
チカ:
【chara 108411 face 3 (anger)】 わ、私のなかにはいません!
唱喚士なので、体内に精霊がいればわかります!

voice: vo_adv_5009006_036
チカ:
【chara 108411 face 6 (surprised)】 だから、{player}さ……あれっ? 聞いていますか?
ちょっ、身体をまさぐらないでください!
【chara 108411 face 2 (joy)】 あははっ、あはははは……くすぐったい☆

voice: vo_adv_5009006_037
ノゾミ:
【chara 102913 face 3 (anger)】 こらぁっ! そういうのは駄目、絶対!
YESアイドルNOタッチ……!

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----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_5009006_038
アヤネ:
【chara 108611 face 6 (surprised)】 えっ?
お兄ちゃん、どうして怖い顔で近づいてくるの……?

voice: vo_adv_5009006_039
アヤネ:
【chara 108611 face 4 (sad)】 わ、私を疑ってるの?
私、普段とどっかちがう? 偽物っぽい……?

voice: vo_adv_5009006_040
アヤネ:
【chara 108611 face 6 (surprised)】 ひゃんっ、ぷうきちを引っぱらないでお兄ちゃん!
【chara 108611 face 4 (sad)】 何するのぉっ、ぷうきちをいじめちゃ駄目……!

----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_5009006_041
チカ:
【chara 108411 face 6 (surprised)】 ……あぁっ、もしかして!
【chara 108411 face 1 (normal)】 合点がいきました! ぷうきちさんです!

voice: vo_adv_5009006_042
チカ:
【chara 108411 face 3 (anger)】 ぷうきちさん、というかそのハンマーのなかにフォギーがいます!

voice: vo_adv_5009006_043
チカ:
【chara 108411 face 1 (normal)】 フォギーが入ったことにより、ぷうきちさんの心……【chara 108411 face 4 (sad)】 魂?
【chara 108411 face 1 (normal)】 そういったものがハンマーから弾きだされて、
たまたま近くにいた私のなかに入ったんです!

voice: vo_adv_5009006_044
チカ:
【chara 108411 face 3 (anger)】 そういうことでしょう? 辻褄が合います!
居場所がわかりましたよっ、
出てきなさい『記憶の大精霊フォギー』……!

フォギー:
【chara 0 face 1 (normal)】 ――グオオオオオッ!

voice: vo_adv_5009006_045
アヤネ:
【chara 108611 face 6 (surprised)】 ひゃあん!? やだやだやだっ、ハンマーが勝手に動く!
【chara 108611 face 4 (sad)】 ほ、ほんとにこのなかにフォギーってやつが……!?

voice: vo_adv_5009006_046
クルミ:
【chara 108511 face 6 (surprised)】 ひぇっ、【chara 108511 face 4 (sad)】 やめてアヤネちゃん!
近づかないでっ、私を殴らないでぇっ……!

voice: vo_adv_5009006_047
アヤネ:
【chara 108611 face 4 (sad)】 ちがうのちがうの、ハンマーが勝手に!
【chara 108611 face 6 (surprised)】 うあぁああん、逃げてクルミ~っ!

voice: vo_adv_5009006_048
クルミ:
【chara 108511 face 6 (surprised)】 お兄ちゃん!?
【chara 108511 face 2 (joy)】 お、お兄ちゃんが守ってくれた……!

voice: vo_adv_5009006_049
アヤネ:
【chara 108611 face 4 (sad)】 うあぁっ、ごめんねお兄ちゃん! 大丈夫っ?
殴ったのは私じゃないからぁっ、フォギーってやつが……!

voice: vo_adv_5009006_050
クルミ:
【chara 108511 face 3 (anger)】 アヤネちゃん、ハンマーから手ぇ放して! 逃げて~!
握ったままだと距離が近すぎて、
アヤネちゃんが狙われたら避けきれない……!

voice: vo_adv_5009006_051
アヤネ:
【chara 108611 face 4 (sad)】 で、でも!
私、ぷうきちといつも一緒だからぁっ?

voice: vo_adv_5009006_052
ぷうきち[チカ]:
【chara 108411 face 7 (special_a)】 ……チカの嬢ちゃん!
悪いけど、また一瞬だけ身体を借りる!

voice: vo_adv_5009006_053
ぷうきち[チカ]:
【chara 108411 face 7 (special_a)】 おっらぁ! 大精霊だか何だか知らないが、
俺のアヤネを怖がらせるんじゃねぇぞおおおお!

voice: vo_adv_5009006_054
ノゾミ:
【chara 102913 face 6 (surprised)】 うひゃっ?
すっごい、チカらしからぬ猛獣のような動き……!

voice: vo_adv_5009006_055
ぷうきち[チカ]:
【chara 108411 face 7 (special_a)】 アヤネ! それは俺じゃない、俺はここにいる!
ハンマーから手ぇ放せっ、こっちにこい!

voice: vo_adv_5009006_056
アヤネ:
【chara 108611 face 6 (surprised)】 う、うん! ぷうきち!
【chara 108611 face 3 (anger)】 わかるよ、ぷうきちはそこにいる!
いつも一緒だったから私にはわかる、感じるもん!

voice: vo_adv_5009006_057
アヤネ:
【chara 108611 face 3 (anger)】 ぷうきちはいつでも私に寄り添って、慰めて守ってくれた!
だから私や、私の大事な家族を傷つけようとするこのハンマーは、
……ぷうきちじゃない!

voice: vo_adv_5009006_058
クルミ:
【chara 108511 face 6 (surprised)】 アヤネちゃん!
ぬいぐるみの、ハンマーのぷうきちをこっちに投げて……!

voice: vo_adv_5009006_059
アヤネ:
【chara 108611 face 6 (surprised)】 う、うん?
【chara 108611 face 3 (anger)】 よくわかんないけど、クルミの言うとおりにするね!

voice: vo_adv_5009006_060
アヤネ:
【chara 108611 face 3 (anger)】 私はお姉ちゃんだから、いつでもお願いを聞いてあげるの!
えぇい……!

voice: vo_adv_5009006_061
クルミ:
【chara 108511 face 2 (joy)】 ありがとう……!
いつもアヤネちゃんがそういうふうに思ってくれてるの、知ってる!
嬉しいから、私はそんなアヤネちゃんが大好きだから!

voice: vo_adv_5009006_062
クルミ:
【chara 108511 face 3 (anger)】 アヤネちゃんを怖がらせる悪いやつは、どっか行ってぇ……!

voice: vo_adv_5009006_063
ノゾミ:
【chara 102913 face 6 (surprised)】 おおっ、ナイスバッティング!
【chara 102913 face 1 (normal)】 クルミちゃんが自分のハンマーで、
アヤネちゃんのハンマーを打った!

フォギー:
【chara 0 face 1 (normal)】 ――グオオオオオッ!

voice: vo_adv_5009006_064
クルミ:
【chara 108511 face 4 (sad)】 ……ひぇっ!?

voice: vo_adv_5009006_065
ノゾミ:
【chara 102911 face 6 (surprised)】 あっ、いま何かハンマーのなかから靄みたいなのが出た!
あれが、『記憶の大精霊フォギー』の本体?

voice: vo_adv_5009006_066
ノゾミ:
【chara 102911 face 6 (surprised)】 あぁっ、いけない!
フォギーがクルミちゃんのところに向かってるっ、
ハンマーを全力で振るった直後で姿勢が崩れてて……【chara 102911 face 4 (sad)】 避けきれない!

voice: vo_adv_5009006_067
クルミ:
【chara 108511 face 4 (sad)】 ふ、ふぇっ……!?

voice: vo_adv_5009006_068
ノゾミ:
【chara 102911 face 4 (sad)】 ぐっ……! 駄目っ、助けたいけど距離が遠い!
間に合わない……!

voice: vo_adv_5009006_069
ノゾミ:
【chara 102911 face 1 (normal)】 ……{player}くん! タイミングばっちり!
【chara 102911 face 2 (joy)】 さすが男の子、意外とタフだよね!
起き上がってクルミちゃんを抱えつつ、私たちを強化してくれた!

voice: vo_adv_5009006_070
チカ:
【chara 108411 face 1 (normal)】 ええ。いつも助かります。
そんな優しく、頼もしく……
愛おしいあなただからこそ、恩返しがしたかったのに。

voice: vo_adv_5009006_071
チカ:
【chara 108411 face 4 (sad)】 こんなことになって、申し訳ありません……
【chara 108411 face 3 (anger)】 いいえ、謝罪は後にしましょう。

voice: vo_adv_5009006_072
チカ:
【chara 102911 face 6 (surprised)】 【chara 108411 face 6 (surprised)】 【chara 108411 face 3 (anger)】 フォギーが壁を破って市街地へ向かっていったようです。
わたしたちも早く追いかけないと。

voice: vo_adv_5009006_073
アヤネ:
【chara 108611 face 3 (anger)】 うん。{player}お兄ちゃん、早く行こう!

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