愚か者のにおい
カスミたちから逃げたアユミに嘆きの女神が接触してくる。ランドソルに絶望をもたらすために{player}の命を狙うという嘆きの女神を止めるため、アユミはカスミたちに全てを打ち明けようとする。
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愚か者のにおい
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ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
暴走馬車の事件を目撃したアユミは
カスミたちから逃げ、一人考え事をしながら歩いていた。
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アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
はぁ……すっかり夜になっちゃった。
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アユミ:
【chara 105511 face 1 (normal)】
でも、先輩が今日も無事でよかった。
【chara 105511 face 2 (joy)】
あの獣人族の人……マコトさんのおかげだよね。
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アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
…………
voice: vo_adv_5012003_003
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
先輩への攻撃が、どんどん激しくなってる……
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アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
カスミさんとマコトさんも、まだ偶然かもって疑ってるみたい……
【chara 105511 face 3 (anger)】
けど、違うの……ずっと先輩を見てたから、分かるもん……
voice: vo_adv_5012003_005
アユミ:
【chara 105511 face 3 (anger)】
先輩は、誰かに命を狙われてる!
voice: vo_adv_5012003_006
アユミ:
【chara 105511 face 3 (anger)】
このままじゃダメ……早くしないと、先輩が……
【chara 105511 face 4 (sad)】
でも、相手が誰か分からないんじゃ、話しても信じてもらえるわけ……
voice: vo_adv_5012003_007
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
……え?
なんだろう、この感じ。
【chara 105511 face 4 (sad)】
空気が変わったみたいな……
voice: vo_adv_5012003_008
???:
【chara 1 face 1 (normal)】
へぇ。
あなた、気付いているのね?
voice: vo_adv_5012003_009
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
ひっ!? だ、誰!?
voice: vo_adv_5012003_010
???:
【chara 11111 face 1 (normal)】
誰って……ふっふっふ。
誰かしら? 当ててご覧なさい?
voice: vo_adv_5012003_011
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
あ、あぅ……う、うう……!!
voice: vo_adv_5012003_012
???:
【chara 11111 face 1 (normal)】
あらあら、恐ろしくて声も出ない?
いいわねぇ、その初々しさ。もぎたての果実のよう。
voice: vo_adv_5012003_013
???:
【chara 11111 face 1 (normal)】
私の名は……嘆きの女神。
慟哭と絶望を欲する者。
voice: vo_adv_5012003_014
嘆きの女神:
【chara 11111 face 1 (normal)】
ずっと見ていたわ……彼は極上ね。
大勢の女の子が、彼に想いを寄せている……
どうやら、あなたもその一人のようだけれど。
voice: vo_adv_5012003_015
嘆きの女神:
【chara 11111 face 1 (normal)】
彼が悲劇に見舞われれば、
どれだけの絶望がこのランドソルに生まれるのかしら?
ふふふっ、考えただけで高ぶってしまうわ……!
voice: vo_adv_5012003_016
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
そ、そんな、の……さ、させっ……
voice: vo_adv_5012003_017
嘆きの女神:
【chara 11111 face 1 (normal)】
安心して?
あなたには、なにもできない。
voice: vo_adv_5012003_018
嘆きの女神:
【chara 11111 face 1 (normal)】
私には分かるもの。
あなたからは、昔の私と同じにおいがするから。
voice: vo_adv_5012003_019
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
え……?
voice: vo_adv_5012003_020
嘆きの女神:
【chara 11111 face 1 (normal)】
自分にはなにもできないと自己完結させて……
全てが絶望に染まった後で、初めて自らを呪う……
そんな、愚か者のにおい。
voice: vo_adv_5012003_021
嘆きの女神:
【chara 105511 face 4 (sad)】
【chara 11111 face 1 (normal)】
どうか、一握りの勇気すら絞り出せないまま、
彼の最期を見つめていてね?
voice: vo_adv_5012003_022
嘆きの女神:
【chara 11111 face 1 (normal)】
へどろのようにまとわりつく、どす黒い絶望が待っているわ。
voice: vo_adv_5012003_023
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
う、ううっ……だ、だめっ……!
voice: vo_adv_5012003_024
嘆きの女神:
【chara 11111 face 1 (normal)】
あぁ、いいわ。あなたのその顔。
恐怖にあらがおうとして、なす術なく飲み込まれている、素敵な顔……
今から楽しみだわ……
voice: vo_adv_5012003_025
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
あっ……ま、まって……
voice: vo_adv_5012003_026
アユミ:
【chara 105511 face 3 (anger)】
い、今のは……間違い、ない。
先輩を狙ってる、魔物だ……!
やっぱり先輩は、命を狙われていたんだ!!
voice: vo_adv_5012003_027
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
こ、このままじゃ先輩は……【chara 105511 face 3 (anger)】
わ、私がなんとかしないと……
なんとか……っ!
voice: vo_adv_5012003_028
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
す、す、すみましぇん!
マコトさんとカスミさんに、大事なお話があります!
voice: vo_adv_5012003_029
マコト:
【chara 104311 face 6 (surprised)】
あ! おまえ、昼間の……
こんな夜遅くにどうしたんだ?
voice: vo_adv_5012003_030
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】
もしかして自首をしに来た……ということかな?
voice: vo_adv_5012003_031
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
わ、私、アユミと申します!
あの、あの、先輩のことについて、全部お話します!
voice: vo_adv_5012003_032
カスミ:
【chara 101411 face 6 (surprised)】
先輩って、助手くんのこと?
【chara 101411 face 3 (anger)】
なにかあったんだね?
voice: vo_adv_5012003_033
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
はい、あの……