七冠との出会い
カズマサの船に乗せてもらいオーマの町へやってきた【美食殿】。ムイミ、ネネカと再会した{player}たちは、グレートトゥンヌスが原因でオーマが危機にさらされていることを聞かされるのだった。


-------------- situation:
七冠との出会い
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 ……船に揺られることしばらく。
{player}たちは、大きな港がある町へと到着した。

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ペコリーヌ:
【chara 105812 face 2 (joy)】 ──着きました♪

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コッコロ:
【chara 105812 face 1 (normal)】 【chara 105913 face 1 (normal)】 大きな港に、船がたくさん停泊していますね。
【chara 105913 face 2 (joy)】 まさに漁師の町といった風情でございます。

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キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】 うぇぇ……ぎぼぢわるい……
ずっと船の上だったからさすがに堪えるわ……
あいつらは当然のごとく平然としてるし……

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カズマサ:
【chara 6411 face 1 (normal)】 無理もねぇ。
漁師でもなきゃ酔っちまうのが普通だ。
【chara 6411 face 4 (sad)】 あっちの嬢ちゃんたちが特別なんだろう……【chara 6411 face 7 (special_a)】 うっぷ……

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キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】 おっさんも漁師のくせにちょっと酔ってんじゃない!

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ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】 カズマサさん!
ここまで乗せてくださって、ありがとうございました♪

Choice: (1) 素敵な乗り心地でした。
Choice: (2) エキサイティングな乗り心地でした。
----- Tag 1 -----
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キャル:
【chara 6411 face 1 (normal)】 【chara 106012 face 4 (sad)】 あ、あんたも無駄に乗り物に強いわね……

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----- Tag 2 -----
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コッコロ:
【chara 6411 face 1 (normal)】 【chara 105913 face 6 (surprised)】 主さま、大丈夫ですか……っ?
【chara 105913 face 4 (sad)】 無理をせずにあちらで少し休みましょう。

----- Tag 3 -----
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カズマサ:
【chara 6411 face 2 (joy)】 ……おう。
坊主も嬢ちゃんたちも気ぃつけてな。

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カズマサ:
【chara 6411 face 1 (normal)】 特に今は町の連中も気が立ってる。
歩き回って絡まれないようにしろよ。

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ペコリーヌ:
【chara 105812 face 6 (surprised)】 へ? どういうことですか──って、行っちゃいましたね。

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ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】 まあ細かいことを気にしてもしょうがありません!
まずは町の見学でもしましょう♪

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キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】 いや、そんな余裕は今のあたしたちに……
ってか、テンション高いわね。

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ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】 だって、キャルちゃん!
漁師さんの町ですよ!

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ペコリーヌ:
【chara 105812 face 2 (joy)】 きっとお魚もおいしいはずです!
ごはん屋さんっ♪ 【chara 105812 face 7 (special_a)】 ごはん屋さんはどこにあるんでしょうっ?

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キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】 ……は、はしゃぎまくってるわね……
ペコリーヌに食べ物の話題で落ち着けってのも無理な話だろうけど。

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コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】 ……ふむ。
ですが、なんでしょうか?
この町、少し雰囲気が──

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漁師1:
【chara 1411 face 4 (sad)】 …………

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漁師2:
【chara 1 face 1 (normal)】 …………

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キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】 ……なんか辛気臭い感じね。
どいつもこいつも暗い顔してて、町自体も静かっていうか。

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ペコリーヌ:
【chara 105812 face 6 (surprised)】 ……すんすん。
こ、この匂いはもしや、お魚が焼ける匂い……!?

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ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】 キャルちゃん、コッコロちゃん、{player}くん!
向こうにごはん屋さんがあるみたいです!
人が集まるところですし、そこで話を聞いてみましょう!

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キャル:
【chara 106012 face 3 (anger)】 匂いだけで場所が分かるとか、犬かあんたはっ!
【chara 106012 face 6 (surprised)】 ……あ、ちょ、待ちなさい!
お金ないんだから、食事はなしだからね──!?

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ペコリーヌ:
【chara 105812 face 2 (joy)】 おっじゃましまーす♪

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キャル:
【chara 105812 face 1 (normal)】 【chara 106012 face 6 (surprised)】 ……ガラガラね。
ここって本当に飲食店であってんの?

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コッコロ:
【chara 105913 face 1 (normal)】 表に看板が立っていたので間違いないかと。
【chara 105913 face 6 (surprised)】 しかし、そろそろお昼時かという時間に、
この客入りの少なさはどういうことでしょうか……?

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店員:
【chara 311 face 4 (sad)】 ……いらっしゃいませ。

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ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】 あ、店員さんですか?
今ってお店やってますよね?

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キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】 ちょっと、ペコリーヌ!
本気で食事する気!? お金はどうすんのよ!?

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ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】 大丈夫ですよ、キャルちゃん♪
実はこんな時のために……【chara 105812 face 2 (joy)】 じゃじゃ~ん☆

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コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】 なんとっ? ペコリーヌさまの懐から何やら小袋が……っ?

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ペコリーヌ:
【chara 105812 face 2 (joy)】 ……ふっふっふ。
これこそが、わたしの隠し玉!
個人的に貯めているハラペコ貯金です☆

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キャル:
【chara 105812 face 1 (normal)】 【chara 106012 face 6 (surprised)】 はぁ!?
そ、そんなもんがあったなら先に言いなさいよ!

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ペコリーヌ:
【chara 105812 face 2 (joy)】 えへへ……
【chara 105812 face 4 (sad)】 とはいえ、非常用の貯金なのでほんのちょっとしかないんですけど。

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ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】 でも平気です! みんなでごはんを食べるくらいはありますから!
【chara 105812 face 2 (joy)】 本場の味を堪能しましょう☆

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店員:
【chara 311 face 4 (sad)】 ……お客さま、申し訳ありませんが。
今は、お料理をお出しすることはできません。

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ペコリーヌ:
【chara 105812 face 6 (surprised)】 ──へえええぇぇぇぇ……っ!?
な、なんでですかぁ!?

voice: vo_adv_5056002_037
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】 はて? お料理が出せないというのは──

Choice: (4) ここはご飯屋さんじゃないの?
----- Tag 4 -----
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店員:
【chara 311 face 4 (sad)】 ……はい、飲食店でございます。
しかし、残念ながら……
先ほど別のお客さまに出した分で、材料が切れてしまいまして。

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店員:
【chara 311 face 4 (sad)】 飲み物などは出せますが、お料理を出すことができないのです。
この町の飲食店はここだけですので、
お食事をお望みでしたら、どうぞ他の町に。

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コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】 材料切れ……?
この時間帯でですか?

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キャル:
【chara 106012 face 3 (anger)】 こんなガラガラなのに、材料がないってどういうことよ?
接客が面倒くさいからってうそついてんじゃないでしょうね?

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店員:
【chara 311 face 4 (sad)】 …………

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店員:
【chara 311 face 4 (sad)】 ……申し訳ありません。失礼いたします。

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キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】 ちょ……なんなのよ、今の!?
【chara 106012 face 3 (anger)】 真面目に客商売する気あんの!?

voice: vo_adv_5056002_045
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 4 (sad)】 うぅ……そんなぁ……
せっかく本場の魚介を堪能できると思ったのに……

Choice: (5) なにか様子がヘンだった。
----- Tag 5 -----
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コッコロ:
【chara 105913 face 4 (sad)】 はい、主さま。
町の雰囲気といい、何か様子がおかしいように思います。

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キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】 そういえば、カズマサのおっさんもなんか言ってたわよね?
町の連中の気が立ってるとかなんとか──

voice: vo_adv_5056002_048
???:
【chara 105812 face 6 (surprised)】 【chara 105913 face 6 (surprised)】 【chara 106012 face 6 (surprised)】 【chara 1 face 1 (normal)】 ──なんだ?
さっきから騒がしいな。

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???:
【chara 1 face 1 (normal)】 ──まったく。
静かにお茶をすることも叶いませんね。

voice: vo_adv_5056002_050
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】 ──っ?

voice: vo_adv_5056002_051
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】 い、今の声って……!

--- Switch scene ---

story_still_505600201
voice: vo_adv_5056002_052
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】 ムイミさまに、ネネカさま……!
どうして、お二人がこの場所に……?

voice: vo_adv_5056002_053
ムイミ:
【chara 106113 face 6 (surprised)】 ん……?
【chara 106113 face 2 (joy)】 おっ、なんだオマエらか! こんなところで出くわすなんてな!

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ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】 ……警戒の意識が足りていませんよ、ノウェム。
店に入ってきた時から、
声量で彼らであることは分かりきっていたでしょう。

voice: vo_adv_5056002_055
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 6 (surprised)】 ま、ままままま待ってください!
ムイミちゃん、その手に持っているのはもしかして……!?

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ムイミ:
【chara 106113 face 1 (normal)】 ん? ああ、これか?

voice: vo_adv_5056002_057
ムイミ:
【chara 106113 face 2 (joy)】 この店、ほとんど料理の材料が残ってないみたいでさ。
最後の一匹だけなら出せるっていうから、頼んだんだ。
接客態度はアレだが、味はめちゃくちゃうまいぞ!

--- Switch scene ---

still display end
voice: vo_adv_5056002_058
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 4 (sad)】 あうぅぅ……
先ほどのイイ匂いはムイミちゃんの食べかけでしたか……

voice: vo_adv_5056002_059
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 4 (sad)】 仕方ありません……
ムイミちゃんが幸せそうに食べてる姿を見て、
わたしの空腹も満たした気になります……

voice: vo_adv_5056002_060
ムイミ:
【chara 106113 face 2 (joy)】 なんだ、ペコリーヌ?
腹が減ってるのか?

voice: vo_adv_5056002_061
ムイミ:
【chara 106113 face 2 (joy)】 だったら、半分やるよ。
オマエの胃袋じゃ足りないだろうけど、ないよりマシだろ?

voice: vo_adv_5056002_062
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 6 (surprised)】 ム、ムイミちゃん……!
いいんですかっ?

voice: vo_adv_5056002_063
ムイミ:
【chara 106113 face 1 (normal)】 まっ、そんな目で見られちゃな。
横でオマエがヨダレ垂らしてるのも落ち着かないし……【chara 106113 face 2 (joy)】 ほら。

voice: vo_adv_5056002_064
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】 ありがとうございますっ!
【chara 105812 face 2 (joy)】 ……もぐもぐ……く、口の中にほとばしるお魚のうま味……
やばいですね☆

voice: vo_adv_5056002_065
ムイミ:
【chara 106113 face 2 (joy)】 はは、そうかうまいか!
遠慮せず思いっきりアタシに感謝してくれていいぞ!

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キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】 餌付けされてるわね……

voice: vo_adv_5056002_067
コッコロ:
【chara 105913 face 4 (sad)】 餌付けされておりますね……

voice: vo_adv_5056002_068
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】 ……まぁ、あいつらは置いておくとして。
なんであんたまでここにいんのよ……ネネカ?

voice: vo_adv_5056002_069
ネネカ:
【chara 105913 face 1 (normal)】 【chara 107011 face 6 (surprised)】 ……大した理由ではありませんよ。

voice: vo_adv_5056002_070
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】 周囲に人けもなく、旧知の者と偶然鉢合わせたので、
それなりに落ち着ける本体の形を取ってお茶に興じているまでです。
むろん、この体は分身。本体は別の場所に潜んでいます。

voice: vo_adv_5056002_071
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】 ふむ?
偶然ということは、お二人は行動を共にしていたわけではないのですね。

voice: vo_adv_5056002_072
ムイミ:
【chara 106113 face 2 (joy)】 おう! アタシもネネカも、たまたまここで会っただけだ。

voice: vo_adv_5056002_073
ムイミ:
【chara 106113 face 2 (joy)】 この場所で、めちゃくちゃうまい魚が手に入るって聞いてさ。
【chara 106113 face 6 (surprised)】 トゥンヌス……とか言うんだっけ?
【chara 106113 face 2 (joy)】 アタシはその魚を買いに来たんだ!

voice: vo_adv_5056002_074
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 6 (surprised)】 えっ、ムイミちゃんもですか?
【chara 105812 face 1 (normal)】 実は、わたしたちもなんです!

voice: vo_adv_5056002_075
ムイミ:
【chara 106113 face 2 (joy)】 なんだ、オマエらも目的は同じか!
まぁ、噂によると栄養満点のすっごい魚らしいからな!

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キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】 ……こ、この子……
そのトゥンヌスが一匹あたりいくらするとか知ってるのかしら……?

voice: vo_adv_5056002_077
ネネカ:
【chara 107011 face 4 (sad)】 ノウェムの行動力に驚かされるのは毎度のことですが。
今回に限っては、その心配も無用かと思いますよ。
【chara 107011 face 1 (normal)】 なにせ、目的の魚は「手に入れようがない」のですから。

voice: vo_adv_5056002_078
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】 ……は?

voice: vo_adv_5056002_079
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】 ネネカさま? それはどういう……?

voice: vo_adv_5056002_080
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】 貴方たちも見たのでしょう?
この町……オーマに住む者たちの様子を。

Choice: (6) あまり元気がなかった。
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_5056002_081
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】 ……ええ、その通り。
現在、オーマの住人たちからは活気が失われています。

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ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】 その理由は簡単……
この町の漁師は、漁を行っていないのです。

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ペコリーヌ:
【chara 105812 face 6 (surprised)】 えっ?
漁師さんなのに……漁をしてないんですか?

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ムイミ:
【chara 106113 face 3 (anger)】 そうなんだよ! そこらへんの漁師のおっちゃんに
「自分で釣るから船を貸してくれ」って頼んでも、
不機嫌に怒鳴り散らしてくるだけだし!

voice: vo_adv_5056002_085
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】 漁を行わない……漁師の町。
【chara 105913 face 1 (normal)】 なるほど、だから飲食店の材料も尽きているのですね。

voice: vo_adv_5056002_086
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】 ええ。その影響で、この海で取れる魚介類の値段が高騰しているとも
聞いています。市場への供給が絶たれているのですから、当然ですね。
小魚程度でも数千ルピの単位で取引がなされているとか。

voice: vo_adv_5056002_087
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 6 (surprised)】 でも……なんでなんですか?
漁をしないと、漁師さんたちも生活ができないんじゃ……

voice: vo_adv_5056002_088
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】 ええ。それはもちろんです。
しかし彼らは、漁がしたくてもすることができない。

voice: vo_adv_5056002_089
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】 ……貴方たちは、突然変異という言葉を聞いたことがありますか?

Choice: (7) とつぜん……?
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_5056002_090
コッコロ:
【chara 105913 face 1 (normal)】 突然変異。
生物の性質や形状が前触れもなく変化してしまう現象……
でしたでしょうか。

voice: vo_adv_5056002_091
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】 ……正確に言えば、遺伝子や染色体構造にも関わる、
生物の進化を促す現象の一つですが。
【chara 107011 face 1 (normal)】 おおまかにはその認識でいいでしょう。

voice: vo_adv_5056002_092
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】 環境原因などにもよらない、生物の唐突な変質。
それが今、このオーマの海に大変な被害をもたらしています。
町の人間には……『グレートトゥンヌス』と呼ばれていましたか。

voice: vo_adv_5056002_093
コッコロ・キャル:
【chara 1 face 1 (normal)】 ……っ!

voice: vo_adv_5056002_094
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 6 (surprised)】 そ、それって、カズマサさんの言ってた──!?

voice: vo_adv_5056002_095
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】 ……なるほど。貴方たちはすでに元凶と遭遇済みですか。
何も知らぬうちに事の真相に踏み込む……
【chara 107011 face 4 (sad)】 貴方たちらしいと言えば貴方たちらしいですが。

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ムイミ:
【chara 106113 face 1 (normal)】 要は、いきなり現れたバカでかい魚が海で暴れてて、
まともに漁ができないんだってさ。
……アタシもネネカに聞いて知ったんだけど。

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ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】 突然変異の個体。
その登場を機に、近隣の海域の魔物たちが凶暴化しています。

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ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】 海の生態をも揺るがす変化です。
多くの船が沈み、多くの犠牲者が出たと聞いています。
【chara 107011 face 4 (sad)】 この町の漁師も、大半が帰らぬ者となっているとか。

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ペコリーヌ:
【chara 105812 face 6 (surprised)】 ……っ。
そ、そんなになんですか……?

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ネネカ:
【chara 107011 face 4 (sad)】 ……私も実際の被害状況を把握しているわけではありません。
【chara 107011 face 1 (normal)】 ですが、海の戦士ともたとえられる漁師たちが、
海に出ることをやめた事実でその脅威度は推して知るべしでしょう。

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ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】 周囲の生物の気性さえも変質させる特異存在。
突然変異体が持つ、なにかしらの器官によるものが原因なのか。
【chara 107011 face 2 (joy)】 研究者……そして変異能力を持つ個人としても、興味を惹かれます。

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キャル:
【chara 106012 face 1 (normal)】 あんたがわざわざ分身を使ってまで表に出てきたのは、
それを調べるのが理由ってわけ……?

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ムイミ:
【chara 106113 face 4 (sad)】 ネネカは根っからの研究者気質だからなー
【chara 106113 face 1 (normal)】 アタシなんか、ぶっ飛ばして食っちゃえばいいって思うけど。

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ムイミ:
【chara 106113 face 1 (normal)】 まっ、漁師のおっちゃん達がビビってるから海に出ることもできないし。
さすがにトゥンヌスを手に入れるのは諦めるしかなさそうかなー

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ネネカ:
【chara 107011 face 4 (sad)】 そもそも海に出ても、相手は海洋生物ですから。
いくら貴方といえど、深く潜られては手も足も出ないでしょうね。

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ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】 ……貴方たちも。
目先の報酬に囚われ、無理を通すことは推奨しません。

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ペコリーヌ・キャル:
【chara 1 face 1 (normal)】 ……ギクリ。
……ギクっ。

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ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】 ……さて。
喉も潤ったことですし、私は観察と研究に戻るとします。

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ムイミ:
【chara 106113 face 1 (normal)】 アタシもランドソルに帰るかなー
【chara 106113 face 2 (joy)】 収穫はなかったけど、オマエらと話せたのは楽しかったぞ!
またな!

voice: vo_adv_5056002_110
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 4 (sad)】 …………

voice: vo_adv_5056002_111
コッコロ・キャル:
【chara 1 face 1 (normal)】 …………

voice: vo_adv_5056002_112
コッコロ:
【chara 105913 face 4 (sad)】 ……やはり、諦めるべきでしょうか。
思った以上にリスクは大きいように思われます。

voice: vo_adv_5056002_113
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】 そうね……
下手すりゃ超高難度の魔物討伐の依頼くらい危なそうだし。

voice: vo_adv_5056002_114
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】 うぅ……一匹数千万ルピだけど……
海に沈んじゃったら元も子もないわよね。
豪勢なお正月は諦めて、こつこつ稼ぐしかないか……

voice: vo_adv_5056002_115
コッコロ:
【chara 105913 face 4 (sad)】 路銀についても、道中の町で簡単な依頼などを受ければ
賄えないこともありません。少し時間はかかるかもしれませんが、
お正月までにはランドソルに戻れるでしょう。

voice: vo_adv_5056002_116
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 6 (surprised)】 ……

voice: vo_adv_5056002_117
キャル:
【chara 106012 face 3 (anger)】 ちょっと、聞いてるペコリーヌ?
【chara 106012 face 6 (surprised)】 まさか、まだ諦めてないとか言わないでしょうね?

voice: vo_adv_5056002_118
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 6 (surprised)】 ……え?
あ、すみません。
ちょっとだけ気になることがあって──

voice: vo_adv_5056002_119
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 6 (surprised)】 たくさんの船が沈んで……
この町の漁師さんは、もう漁をしてないんですよね?
じゃあ、わたしたちを助けてくれたカズマサさんは──?

voice: vo_adv_5056002_120
???:
【chara 105812 face 6 (surprised)】 【chara 105913 face 6 (surprised)】 【chara 106012 face 6 (surprised)】 【chara 1 face 1 (normal)】 ──おいコラ、てめぇ! 今なんつった!?

voice: vo_adv_5056002_121
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】 ……っ。怒声ですか?

voice: vo_adv_5056002_122
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 3 (anger)】 けんかみたいです! 行ってみましょう!

voice: vo_adv_5056002_123
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】 ちょっと!?
【chara 106012 face 3 (anger)】 ああもう……追いかけるわよ!

voice: vo_adv_5056002_124
三兄弟の次男:
【chara 811 face 3 (anger)】 てめぇ、かーずーまーさぁー!
もっぺんいってみろ!

voice: vo_adv_5056002_125
カズマサ:
【chara 6411 face 3 (anger)】 ああ、何度でも言ってやらぁ。
これはオレの問題。おまえさんたちにとやかく言われる筋合いはねぇ。

voice: vo_adv_5056002_126
三兄弟の三男:
【chara 6311 face 3 (anger)】 こいつ……人が親切に言ってやってんのによぉ……!

voice: vo_adv_5056002_127
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 3 (anger)】 ストーップ! そこまでです!
よってたかって一人を怒鳴りつけるなんて、
お天道様が許しても、わたしのお腹の音が許しませんよっ!

voice: vo_adv_5056002_128
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】 ど、どんな理屈よそれ……

voice: vo_adv_5056002_129
三兄弟の三男:
【chara 6311 face 3 (anger)】 ああ? なんだ、嬢ちゃんたち?
見ねぇ顔だな。

voice: vo_adv_5056002_130
三兄弟の次男:
【chara 811 face 3 (anger)】 今はカズマサと話してんだ!
余所者が口出ししてくんじゃねぇ!

voice: vo_adv_5056002_131
???:
【chara 1 face 1 (normal)】 ──よせ、てめぇら。
無関係な人間にケンカふっかけんじゃねぇよ。

voice: vo_adv_5056002_132
三兄弟の長男:
【chara 911 face 1 (normal)】 ……なぁ、カズマサよ。
もう無意味なことはやめようや。
損傷した船の修理費用だって、バカになんねぇだろ?

voice: vo_adv_5056002_133
カズマサ:
【chara 6411 face 3 (anger)】 ……

voice: vo_adv_5056002_134
三兄弟の長男:
【chara 911 face 1 (normal)】 今の船を無傷で売り飛ばしゃ、それなりの金にはなる。
わざわざ危険を冒してまで漁を続ける意味なんざねぇ。

voice: vo_adv_5056002_135
三兄弟の長男:
【chara 911 face 1 (normal)】 ……もういいじゃねぇか。
全員が諦めてる。オーマの町は終わりだ。
あんた一人がなにをしようと、変えられるものなんざねぇんだよ。

voice: vo_adv_5056002_136
カズマサ:
【chara 6411 face 3 (anger)】 ……

voice: vo_adv_5056002_137
カズマサ:
【chara 6411 face 3 (anger)】 ……おまえさんたちは、それでいいのか?

voice: vo_adv_5056002_138
三兄弟の長男:
【chara 911 face 3 (anger)】 ……なに?

voice: vo_adv_5056002_139
カズマサ:
【chara 6411 face 3 (anger)】 なにもしなきゃ……オーマは終わる。
二度と漁ができなくなっちまう。

voice: vo_adv_5056002_140
カズマサ:
【chara 6411 face 3 (anger)】 ……なぁ坊主よ。おまえさんたちは本当にそれでいいのか?

voice: vo_adv_5056002_141
三兄弟の長男:
【chara 911 face 3 (anger)】 ……っ。

voice: vo_adv_5056002_142
三兄弟の長男:
【chara 911 face 3 (anger)】 よかろうが、悪かろうが──
どのみち、『やつ』に勝てる漁師なんざ存在しねぇ。
諦めるしかねぇんだよ。

voice: vo_adv_5056002_143
三兄弟の長男:
【chara 911 face 3 (anger)】 ……行くぞ、てめぇら。

voice: vo_adv_5056002_144
三兄弟の次男:
【chara 811 face 6 (surprised)】 ま、待ってよ、兄ちゃん!

voice: vo_adv_5056002_145
三兄弟の三男:
【chara 6311 face 3 (anger)】 カズマサ、てめぇこら!
もう海になんて出るんじゃねぇぞ!

voice: vo_adv_5056002_146
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】 ……ガラの悪い連中ね。あれも漁師?

voice: vo_adv_5056002_147
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】 そのようですが……
カズマサさま、大丈夫ですか?

voice: vo_adv_5056002_148
カズマサ:
【chara 6411 face 1 (normal)】 ……嬢ちゃんたち。
いつものことだ、気にすんな。

voice: vo_adv_5056002_149
カズマサ:
【chara 6411 face 4 (sad)】 こういう仕事をしていると、同業者とのぶつかり合いもある。
【chara 6411 face 6 (surprised)】 き、ききききき気にしてたら、ううう海になんざでられねぇよ。

voice: vo_adv_5056002_150
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】 めちゃくちゃに足がガクガクしてんじゃない!
【chara 106012 face 4 (sad)】 いまいちカッコのつかないおっさんね……

voice: vo_adv_5056002_151
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 6 (surprised)】 カズマサさん、さっきの人たちって……

voice: vo_adv_5056002_152
カズマサ:
【chara 6411 face 4 (sad)】 ……

voice: vo_adv_5056002_153
カズマサ:
【chara 6411 face 4 (sad)】 この町の漁師さ。
もっとも……やめる気ではいるみたいだがな。

voice: vo_adv_5056002_154
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 4 (sad)】 ……

voice: vo_adv_5056002_155
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 4 (sad)】 ……町の事情、聞きました。
あの大きな魚……グレートトゥンヌスがたくさんの船を沈めたって。
この町の漁師さんたちも、たくさん犠牲になったって……

voice: vo_adv_5056002_156
カズマサ:
【chara 6411 face 4 (sad)】 ……そうか。聞いたか。

voice: vo_adv_5056002_157
カズマサ:
【chara 6411 face 4 (sad)】 全部、本当のことだよ。
もうこのオーマでまともに漁は成り立たねぇ。
今の海は、あまりにも危険すぎる。

voice: vo_adv_5056002_158
カズマサ:
【chara 6411 face 4 (sad)】 嬢ちゃんたちにも事情があると思うが、諦めた方がいい。
金稼ぎの方法なんて、探せばいくらでもある。
若い身空で、無意味に命を散らすことはねぇさ。

voice: vo_adv_5056002_159
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 6 (surprised)】 でも、カズマサさんは?
カズマサさんは海に出て、漁をしていますよね?

voice: vo_adv_5056002_160
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 6 (surprised)】 すごく危険なんでしょう?
みなさんが漁をやめているのに……
どうして、カズマサさんはたった一人で漁を続けているんですか?

voice: vo_adv_5056002_161
カズマサ:
【chara 6411 face 3 (anger)】 ……

voice: vo_adv_5056002_162
カズマサ:
【chara 6411 face 3 (anger)】 ……くだらねぇ、話さ。
遠い遠い昔の……約束だからな。

voice: vo_adv_5056002_163
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】 約束……?

voice: vo_adv_5056002_164
カズマサ:
【chara 6411 face 1 (normal)】 グレートトゥンヌスは定期的に休眠をするって言っただろ?
どちらかっていうと、寝ている方が主でな。
普段のオーマの海も、今ほど荒れちゃいなかった。

voice: vo_adv_5056002_165
カズマサ:
【chara 6411 face 1 (normal)】 多くの漁師が、腕を競ってトゥンヌス漁に挑む。
新年には『初競り』が行われて、漁師たちは飲めや歌えやの大騒ぎだ。
【chara 6411 face 2 (joy)】 ……オレはそんなこの町の空気が昔から好きでな。

voice: vo_adv_5056002_166
カズマサ:
【chara 6411 face 3 (anger)】 だが……海の脅威であるヌシが潜んでいる事実は変わらねぇ。
オレたちが漁をする中で、『やつ』が目覚めたことがあったんだ。
【chara 6411 face 4 (sad)】 オーマの海は、今みたいに荒れに荒れたよ。

voice: vo_adv_5056002_167
カズマサ:
【chara 6411 face 4 (sad)】 腕に覚えのある漁師の船が、いくつも沈められた。
トゥンヌスも凶暴化し、まともに漁をすることすらできねぇ。
誰もが失意に沈み、漁をやめることを余儀なくされた──

voice: vo_adv_5056002_168
コッコロ:
【chara 105913 face 4 (sad)】 し、しかし。オーマの町は今でも続いております。
その時は、どうなったのですか?

voice: vo_adv_5056002_169
カズマサ:
【chara 6411 face 4 (sad)】 ……立ち向かった漁師がいたんだよ。
たった一人で、周りが止めるのも聞かずに。
愚直にもオーマの漁を守ろうとした……大バカ野郎がな。

voice: vo_adv_5056002_170
若かりしカズマサ:
【chara 1 face 1 (normal)】 ──む、無理だよ、親方!
あんなバケモノに立ち向かえるはずがねぇ!
仲間の船がもう何十と沈められてんだぞ!

voice: vo_adv_5056002_171
親方:
【chara 1 face 1 (normal)】 カカカッ! ビビってんのかカズ坊?
おまえさんはいつまでたってもダメ漁師だな。

voice: vo_adv_5056002_172
親方:
【chara 1 face 1 (normal)】 だがまぁ……ここでオーマがダメになっちゃ、
おまえさんが一流の漁師になる可能性すらなくなっちまうわけだ。
それだけは、親方として阻止しねぇとな。

voice: vo_adv_5056002_173
若かりしカズマサ:
【chara 1 face 1 (normal)】 待ってくれ!
行くのかよ!? 一人で!?

voice: vo_adv_5056002_174
若かりしカズマサ:
【chara 1 face 1 (normal)】 漁なんて……漁師なんてやめたっていいじゃないか!
親方の命の方が大切だ! そうだろ!?

voice: vo_adv_5056002_175
親方:
【chara 1 face 1 (normal)】 ……カズ坊よ。おまえさんはそれでいいのか?
いつもキラキラした目で、「この海が好きだ」
「いつか立派な漁師になるんだ」って言ってたじゃねぇか。

voice: vo_adv_5056002_176
若かりしカズマサ:
【chara 1 face 1 (normal)】 そ、それは……

voice: vo_adv_5056002_177
若かりしカズマサ:
【chara 1 face 1 (normal)】 漁ができなくなるのはイヤだ……イヤだけど……!
仕方がないじゃないか! あんなバケモノ、どうしろって言うんだよ!?

voice: vo_adv_5056002_178
親方:
【chara 1 face 1 (normal)】 阿呆。はなっから諦めてどうする。
そんなんじゃあ、おまえさんは漁師としてまだまだ半人前だな。

voice: vo_adv_5056002_179
親方:
【chara 1 face 1 (normal)】 ブルブル震えて見てろよ、ダメ弟子。
オレがオーマを守る。おまえさんの夢を先へ繋いでやる。

voice: vo_adv_5056002_180
親方:
【chara 1 face 1 (normal)】 だからよ、カズ坊──いつかおまえさんが立派な漁師になったらよ。
オレの願いは、おまえさんが継いでくれ。
オーマの町を、オーマの海を。……頼んだぜ。

voice: vo_adv_5056002_181
若かりしカズマサ:
【chara 1 face 1 (normal)】 親方──!

voice: vo_adv_5056002_182
親方:
【chara 1 face 1 (normal)】 どんな荒波にも、どんなバケモノにだって折れやしねぇ!
立ち向かい、乗り越え、釣り上げる!
それがオーマの漁師の魂ってもんよ!

voice: vo_adv_5056002_183
カズマサ:
【chara 6411 face 4 (sad)】 ……

voice: vo_adv_5056002_184
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 6 (surprised)】 ……

voice: vo_adv_5056002_185
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 4 (sad)】 それで、その漁師さんは……
カズマサさんの親方さんは、無事に帰ってこれたんですか?

voice: vo_adv_5056002_186
カズマサ:
【chara 6411 face 4 (sad)】 ……戻らなかったよ。
あのバケモノに船を沈められて、波に飲まれてな。

voice: vo_adv_5056002_187
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 6 (surprised)】 ……っ。

voice: vo_adv_5056002_188
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】 おっさん……

voice: vo_adv_5056002_189
カズマサ:
【chara 6411 face 3 (anger)】 だがな、親方もタダでやられたわけじゃねぇ。
親方の振るった銛はあのバケモノの身を貫き、
一時的にでも追い返したんだ。

voice: vo_adv_5056002_190
カズマサ:
【chara 6411 face 3 (anger)】 グレートトゥンヌスは受けた傷を癒すために再び眠りについた。
今のオーマがあるのは、親方のおかげなんだよ。

Choice: (8) ……でも……
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_5056002_191
カズマサ:
【chara 6411 face 4 (sad)】 ……ああ、そうだな坊主。
あのバケモノは再び目覚めて、このオーマの海に現れた。
そして、同じようにオレたちの海を荒らしまわってやがる。

voice: vo_adv_5056002_192
カズマサ:
【chara 6411 face 3 (anger)】 あの時のオレは……ただ震えるしかできなかった。
だからこそ、今度はオレがやらなきゃいけねぇ。

voice: vo_adv_5056002_193
カズマサ:
【chara 6411 face 3 (anger)】 漁は続ける。一人でも漁師が漁を続ける限り、オーマは終わらねぇ。
なんと言われようが、それをオレが示し続ける。

voice: vo_adv_5056002_194
カズマサ:
【chara 6411 face 3 (anger)】 そして……親方のようにグレートトゥンヌスを追い払うんだ。
【chara 6411 face 4 (sad)】 ……全部、オレがやらなきゃなんねぇんだよ……

voice: vo_adv_5056002_195
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 6 (surprised)】 ……

voice: vo_adv_5056002_196
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】 ……キャルちゃん、コッコロちゃん、{player}くん。

voice: vo_adv_5056002_197
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】 ……はい。わたくしもペコリーヌさまと同じ考えです。

voice: vo_adv_5056002_198
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】 ……はぁ。
【chara 106012 face 1 (normal)】 まぁ……あんたがそうしたいなら、そうすればいいんじゃない?
どのみち、ギルドの金欠はどうにかしなきゃいけないわけだし。

Choice: (9) カズマサさんを手伝おう。
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_5056002_199
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 2 (joy)】 えへへ♪ みんなならそう言ってくれるって思ってました♪

voice: vo_adv_5056002_200
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】 カズマサさん!
オーマの海を守るには、
グレートトゥンヌスをどうにかすればいいんですよねっ?

voice: vo_adv_5056002_201
カズマサ:
【chara 6411 face 4 (sad)】 ……ん?
いやまぁ……確かにその通りだが。

voice: vo_adv_5056002_202
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】 なら、わたしたちもカズマサさんの船に乗せてください♪
わたしたち今、お金がないですから!
すっごく大きな獲物を捕まえる必要があるんです!

voice: vo_adv_5056002_203
カズマサ:
【chara 6411 face 6 (surprised)】 な……

voice: vo_adv_5056002_204
カズマサ:
【chara 6411 face 6 (surprised)】 なぁッ!? い、いやいや待て!
おまえさんたちまさか、グレートトゥンヌスを釣り上げるつもりか!?
あのバケモノを!?

voice: vo_adv_5056002_205
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 2 (joy)】 はい♪
撃退しても、また何年後かには目覚めちゃうんでしょう?
【chara 105812 face 1 (normal)】 だったら、捕まえちゃうのが一番いいと思うんです!

voice: vo_adv_5056002_206
キャル:
【chara 106012 face 1 (normal)】 普通のトゥンヌスが数千万ルピなら、
【chara 106012 face 2 (joy)】 あのでかさから見るにもっといってもおかしくないわよね?

voice: vo_adv_5056002_207
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】 ま、まぁ? リスクは大きいけど、そのぶんの見返りもあるし?
【chara 106012 face 3 (anger)】 おっさんが心配とかそういうんじゃなくて、
単にやる価値があるって思っただけよ。

voice: vo_adv_5056002_208
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】 ……ふふ。
はい、キャルさま。おっしゃる通りかと思います。

voice: vo_adv_5056002_209
カズマサ:
【chara 6411 face 4 (sad)】 ……ダメだ……
おまえさんたちは、グレートトゥンヌスを目の当たりにしたんだろ!
その恐ろしさは、身に染みて知ってるはずだ!

voice: vo_adv_5056002_210
カズマサ:
【chara 6411 face 4 (sad)】 たまたまオレが通りかかったから良かったものを、
今度はそう運よくいくとは限らねぇ!
ましてや漁もしたことない素人のくせに……!

voice: vo_adv_5056002_211
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 6 (surprised)】 ……でも。カズマサさんは、親方さんを一人で行かせてしまったことを
後悔してるんですよね? それなのに、今回も自分一人で
どうにかしようとするんですか?

voice: vo_adv_5056002_212
カズマサ:
【chara 6411 face 4 (sad)】 ……っ。

voice: vo_adv_5056002_213
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】 カズマサさんの言う通り、わたしは漁師じゃありません。
けど、大切な場所を、大切な人たちを。
なんとしても守りたいって気持ちは、すっごくよく分かります。

voice: vo_adv_5056002_214
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 4 (sad)】 一人で頑張って、一人でどうにかしようとして。
でも、なかなかうまくいかなくて……
【chara 105812 face 1 (normal)】 そんなピンチな時、【美食殿】のみんながいつも助けてくれたんです。

voice: vo_adv_5056002_215
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 2 (joy)】 えへへ、不思議ですよね。
問題自体がどうにかなったわけでもないのに、
【chara 105812 face 1 (normal)】 仲間が一緒にいてくれるだけで素敵なくらい力が湧くんですから!

voice: vo_adv_5056002_216
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】 一人じゃできないことも、誰かと一緒ならきっとできます!
わたしたち、頑張りますから!
手伝わせてください、カズマサさん……!

Choice: (10) お願いします!
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_5056002_217
カズマサ:
【chara 6411 face 4 (sad)】 ……おまえさんたち……

voice: vo_adv_5056002_218
カズマサ:
【chara 6411 face 4 (sad)】 ……ったく。
あの頃のオレも……おまえさんたちみたいだったら。
親方を一人で行かせずに済んだのかもな……

voice: vo_adv_5056002_219
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 6 (surprised)】 えっ?

voice: vo_adv_5056002_220
カズマサ:
【chara 6411 face 9 (special_c)】 いや……なんでもねぇ。独り言だ。

voice: vo_adv_5056002_221
カズマサ:
【chara 6411 face 3 (anger)】 ……言っておくが。
未経験じゃ漁は務まらねぇ。
ましてや、大物を釣り上げるなんざ夢のまた夢だ。

voice: vo_adv_5056002_222
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 4 (sad)】 うっ。そ、それは──

voice: vo_adv_5056002_223
カズマサ:
【chara 6411 face 1 (normal)】 ……

voice: vo_adv_5056002_224
カズマサ:
【chara 6411 face 1 (normal)】 ……オレの指導は厳しいぞ?
途中で文句を言っても、船から降ろしてやんねぇからな。

voice: vo_adv_5056002_225
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 6 (surprised)】 へっ?
そ、それってもしかして……っ?

voice: vo_adv_5056002_226
カズマサ:
【chara 6411 face 1 (normal)】 ……オレの漁に同行させてやる。
まずは見習いからだ。それで文句はねぇな?

voice: vo_adv_5056002_227
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】 あ──
は、はいっ!!

voice: vo_adv_5056002_228
キャル:
【chara 106012 face 1 (normal)】 ふん……素直じゃないわね。
力を貸してもらってうれしいなら、うれしいって言えばいいのに。
意地ばっか張ってると損するわよ?

voice: vo_adv_5056002_229
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】 ……ふふっ。そうでございますね。

voice: vo_adv_5056002_230
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】 な、なによ、コロ助。
言いたいことがあるならハッキリ言いなさいよね!

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ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】 カズマサさん! 【chara 105812 face 2 (joy)】 よろしくお願いします!

Choice: (11) 頑張ります!
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カズマサ:
【chara 105812 face 1 (normal)】 【chara 6411 face 2 (joy)】 ……へッ。威勢のいいこって。

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カズマサ:
【chara 6411 face 1 (normal)】 さっさと船に乗り込みな! モタモタしてると置いてくぞ!

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3人:
【chara 1 face 1 (normal)】 ──はいっ!
──はい!
──はいはい。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 カズマサの合意を得て、船に乗り込む{player}たち。
カズマサから漁師としての指導を受けるべく、
再び大海原へと繰り出すのだった──

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カズマサ:
【chara 6411 face 7 (special_a)】 ──おえええええええ……っ!!

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キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】 って、さっそく船酔いしてんじゃない! しかも、あたしたちより先に!
ベテランの漁師みたいに気取っておいて、
さっきの威勢はなんだったわけ!?

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コッコロ:
【chara 105913 face 4 (sad)】 カズマサさま、お水を。
主さまも、ご気分が優れないようでしたら
お申し付けください。背中をさすってさしあげますので。

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ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】 見てください、キャルちゃん!
あれって、もしかしてクジラですかね?
【chara 105812 face 7 (special_a)】 食べたらどんな味がするんでしょう!?

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キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】 こ、この船、本当に大丈夫なのかしら……?