心に満ちる味
文献によって希望と絶望を得たコッコロ。『黒い風の精』を鎮める儀式を行うことになった彼女に、仲間たちは心強い励ましの言葉をかける。そしてコッコロは、明るい未来を掴むための覚悟を決めるのだった。
-------------- situation:
心に満ちる味
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
里の文献から、『黒い風の精』を鎮めるには
儀式を行う必要があることを知った一同。
voice: vo_adv_5059005_000
コッコロ:
【chara 105914 face 6 (surprised)】
儀式に失敗すれば……わたくしは消えてしまう……
voice: vo_adv_5059005_001
コッコロ:
【chara 105914 face 4 (sad)】
今もわたくしの体から……魂が、零れ落ちているのですね……
voice: vo_adv_5059005_002
コッコロ:
【chara 105914 face 4 (sad)】
精霊魔法もうまく使えず、一人きり……
今のわたくしでは、そんな儀式はとても……
voice: vo_adv_5059005_003
キャル:
【chara 106012 face 1 (normal)】
な~に言ってんのよ。
一人きりじゃないでしょ!
voice: vo_adv_5059005_004
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 2 (joy)】
わたしたちがいるじゃありませんか!
voice: vo_adv_5059005_005
コッコロ:
【chara 105812 face 1 (normal)】
【chara 105914 face 6 (surprised)】
え……?
voice: vo_adv_5059005_006
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】
その儀式、わたしたちがお手伝いします♪
一緒にやらせてください!
voice: vo_adv_5059005_007
キャル:
【chara 106012 face 1 (normal)】
別に一人でやれなんて細かく指定されてるわけじゃないでしょ。
【chara 106012 face 2 (joy)】
だったら何人で挑もうと同じ事じゃない。
voice: vo_adv_5059005_008
コッコロ:
【chara 105914 face 6 (surprised)】
しかし……全ては、わたくしがこなすべき役目だったのです。
【chara 105914 face 3 (anger)】
危険ですし、何の見返りもありません。
あなた方がかかわる必要はないことではありませんか……!
voice: vo_adv_5059005_009
コッコロ:
【chara 105914 face 4 (sad)】
なのにあなた方はどうして、
出会ったばかりのわたくしを助けようとするのです……!
voice: vo_adv_5059005_010
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 6 (surprised)】
どうして……
voice: vo_adv_5059005_011
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
助けるか……
voice: vo_adv_5059005_012
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 4 (sad)】
えっと……うまく言葉にできないんですけど……
voice: vo_adv_5059005_013
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
う~ん、なんか、それが当たり前っていうか……
Choice: (1) 君に笑ってほしい。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_5059005_014
コッコロ:
【chara 105914 face 6 (surprised)】
あ……【chara 105914 face 4 (sad)】
ぅ……
voice: vo_adv_5059005_015
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】
それに、見返りなんてないって言いましたけど、
ありますよ、【chara 105812 face 2 (joy)】
とっても大事なのが♪
voice: vo_adv_5059005_016
コッコロ:
【chara 105812 face 1 (normal)】
【chara 105914 face 6 (surprised)】
……?
voice: vo_adv_5059005_017
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】
『黒い風の精』をなんとかしたら、元気になるんですよね?
【chara 105812 face 2 (joy)】
おいしいごはん、い~っぱい食べられるじゃありませんか!
voice: vo_adv_5059005_018
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】
そうなったら、今度こそ。
voice: vo_adv_5059005_019
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 2 (joy)】
一緒にごはん……食べてもらえますよね?
voice: vo_adv_5059005_020
コッコロ:
【chara 105812 face 1 (normal)】
【chara 105914 face 6 (surprised)】
ペコリーヌさま……
voice: vo_adv_5059005_021
キャル:
【chara 106012 face 1 (normal)】
そういえば、そろそろ名前くらい教えてくれてもいいんじゃないの?
【chara 106012 face 2 (joy)】
これから一緒にあんなデカブツと戦おうっていうんだしさ。
voice: vo_adv_5059005_022
コッコロ:
【chara 105914 face 4 (sad)】
……わたくしの名前は……
voice: vo_adv_5059005_023
キャル:
【chara 106012 face 1 (normal)】
ま、いいけど。
どんな理由があるんだか知らないけど、
あんたも頑固なやつよねー
voice: vo_adv_5059005_024
キャル:
【chara 106012 face 2 (joy)】
でも、覚悟しておきなさいよ。
儀式とやらを成功させて、た~っぷり恩を売って、
意地でも聞き出してやるんだから。
voice: vo_adv_5059005_025
コッコロ:
【chara 105914 face 6 (surprised)】
キャルさま……
voice: vo_adv_5059005_026
ユイ:
【chara 100211 face 2 (joy)】
ふふっ……あの4人、いい雰囲気。
voice: vo_adv_5059005_027
ヒヨリ:
【chara 100211 face 1 (normal)】
【chara 100111 face 2 (joy)】
うんうんっ。
【chara 100111 face 1 (normal)】
最初からあんな感じだったみたいな……そんな気がするよ。
voice: vo_adv_5059005_028
レイ:
【chara 100311 face 1 (normal)】
そうだね……
この光景を何度も見ていたような、不思議な感覚だ。
voice: vo_adv_5059005_029
ユイ:
【chara 100211 face 1 (normal)】
ヒヨリちゃん、レイちゃん。
わたしたちも頑張って、儀式を成功させようね!
voice: vo_adv_5059005_030
ヒヨリ:
【chara 100111 face 2 (joy)】
うんっ、頑張ろーっ!
voice: vo_adv_5059005_031
レイ:
【chara 100311 face 2 (joy)】
ああ。全力を尽くそう。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
こうしてコッコロたちは、『黒い風の精』を鎮める儀式を成功させるため
一致団結するのであった。
voice: vo_adv_5059005_032
コッコロ:
【chara 115511 face 4 (sad)】
えっと……この衣装は……?
voice: vo_adv_5059005_033
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】
このエルフの里に伝わる、由緒正しい装束らしいですよ?
儀式を行うための、正式な装束だそうです!
【chara 105812 face 2 (joy)】
里の方が持ってきてくれました!
voice: vo_adv_5059005_034
キャル:
【chara 105812 face 1 (normal)】
【chara 106012 face 1 (normal)】
ふぅん。確かに神秘的で、ありがた~い感じがするわね。
【chara 106012 face 2 (joy)】
やっぱこういうのはまず形からよね~
Choice: (3) よく似合ってるよ。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_5059005_035
コッコロ:
【chara 115511 face 5 (shy)】
……ありがとう、ございます。
voice: vo_adv_5059005_036
ユイ:
【chara 1 face 1 (normal)】
あ、あの~……
voice: vo_adv_5059005_037
ユイ:
【chara 115611 face 7 (special_a)】
どうして……
わたしまで、着替えなくちゃいけないのかな……?
voice: vo_adv_5059005_038
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 6 (surprised)】
おお~
voice: vo_adv_5059005_039
キャル:
【chara 106012 face 2 (joy)】
これは、なかなかね……
voice: vo_adv_5059005_040
レイ:
【chara 100311 face 1 (normal)】
待たせたね。
【chara 100311 face 4 (sad)】
ユイがなかなか着替えないものだから……
voice: vo_adv_5059005_041
ヒヨリ:
【chara 100111 face 6 (surprised)】
最終的にあたしとレイさんで服を脱がす羽目になっちゃった。
voice: vo_adv_5059005_042
ユイ:
【chara 115611 face 4 (sad)】
うぅ……二人ともひどいよ~……
voice: vo_adv_5059005_043
レイ:
【chara 100311 face 6 (surprised)】
仕方がないだろう? ちゃんと説明したじゃないか。
ユイには儀式までの間、要となる彼女のサポートをしてあげてほしいと。
【chara 100311 face 1 (normal)】
この場で回復に長けているのはユイだけだからね。
voice: vo_adv_5059005_044
ユイ:
【chara 115611 face 7 (special_a)】
それは聞いたけど……同じ衣装は着なくても……
voice: vo_adv_5059005_045
ヒヨリ:
【chara 100111 face 6 (surprised)】
儀式をお手伝いする人は、
その身を正した清い状態じゃないとだめなんだってー
【chara 100111 face 1 (normal)】
色々と厳しい決まりがあるみたいだよっ?
voice: vo_adv_5059005_046
ユイ:
【chara 115611 face 4 (sad)】
ちゃんとした理由があるのは分かったけど……!
【chara 115611 face 7 (special_a)】
この衣装、色々と……大胆で……!
voice: vo_adv_5059005_047
レイ:
【chara 100311 face 4 (sad)】
仕方がないね。
【chara 100311 face 1 (normal)】
ほら{player}、何か言ってあげたらどうだい?
Choice: (5) きれいだよ。
Choice: (6) もっとよく見てもいい?
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_5059005_048
ユイ:
【chara 115611 face 6 (surprised)】
きっ!?
あの、騎士クン……本当に、そう思う?
【chara 115611 face 1 (normal)】
それなら……うれしいけど……
Jump to tag 7
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_5059005_049
ユイ:
【chara 115611 face 6 (surprised)】
えっ!? それは……いい、けど……
【chara 115611 face 7 (special_a)】
あの、でもあんまり顔を近づけるのは、恥ずかしい……
【chara 115611 face 8 (special_b)】
やっ、やっぱり……見ないで~~~~~っ!
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_5059005_050
ユイ:
【chara 115611 face 4 (sad)】
すー、はー
……ちょっと落ち着いてきたかも。
voice: vo_adv_5059005_051
ユイ:
【chara 115611 face 1 (normal)】
えっと……そういうことだから、よろしくね。
【chara 115611 face 2 (joy)】
わたし、精いっぱいお手伝いするから。
voice: vo_adv_5059005_052
コッコロ:
【chara 115611 face 1 (normal)】
【chara 115511 face 2 (joy)】
……はい、ユイさま。
よろしくお願いいたします。
voice: vo_adv_5059005_053
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】
そうだ、これから一緒にエルフの里を回りませんか?
【chara 105812 face 2 (joy)】
由緒正しい装束を皆さんにもお披露目しましょう♪
voice: vo_adv_5059005_054
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 7 (special_a)】
ついでに、エルフの里のおいしい食べ物なんかも
食べられると素晴らしいですね☆
voice: vo_adv_5059005_055
キャル:
【chara 106012 face 3 (anger)】
あんたはそれがメインじゃないのよ。
voice: vo_adv_5059005_056
キャル:
【chara 106012 face 1 (normal)】
でもそうね。
あんたも歩けるくらいにはなったんでしょ?
【chara 106012 face 2 (joy)】
たまには外を出歩くのもいいんじゃない?
Choice: (8) 一緒に行こうよ。
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_5059005_057
コッコロ:
【chara 115511 face 6 (surprised)】
あ……
voice: vo_adv_5059005_058
コッコロ:
【chara 115511 face 4 (sad)】
っ……いえ。
わたくしは遠慮しておきます。
voice: vo_adv_5059005_059
コッコロ:
【chara 115511 face 1 (normal)】
お誘いいただきありがとうございます。
【chara 115511 face 4 (sad)】
ですが、わたくしは……一人で、大丈夫ですので。
voice: vo_adv_5059005_060
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 4 (sad)】
う~ん……ごはんでなかよし作戦、失敗ですね。
ごはんを一緒に食べれば、絶対になかよくなれるのに~
voice: vo_adv_5059005_061
キャル:
【chara 106012 face 3 (anger)】
ごはんにかける信頼が厚過ぎるのよあんたは……
voice: vo_adv_5059005_062
ユイ:
【chara 115611 face 6 (surprised)】
…………
voice: vo_adv_5059005_063
コッコロ:
【chara 115511 face 4 (sad)】
はぁ……
voice: vo_adv_5059005_064
コッコロ:
【chara 115511 face 4 (sad)】
逃げて……しまいました。
ペコリーヌさまもキャルさまも、主さまも……
わたくしを案じてくださっているのに……
voice: vo_adv_5059005_065
コッコロ:
【chara 115511 face 4 (sad)】
でも……これでよいのです。
わたくしは、あの方たちを傷つけてしまうかもしれない。
voice: vo_adv_5059005_066
コッコロ:
【chara 115511 face 4 (sad)】
それに、絆をつないでも忘れられてしまう。
無くなってしまうなら……初めから、絆なんて……
voice: vo_adv_5059005_067
ユイ:
【chara 115611 face 1 (normal)】
……ちょっといい?
voice: vo_adv_5059005_068
コッコロ:
【chara 115511 face 6 (surprised)】
あ……ユイさま。
voice: vo_adv_5059005_069
ユイ:
【chara 115611 face 1 (normal)】
ちょっと心配になって。
体は大丈夫?
voice: vo_adv_5059005_070
コッコロ:
【chara 115511 face 1 (normal)】
はい。ユイさまに回復していただいたおかげで、
しっかりと動くことができます。
voice: vo_adv_5059005_071
ユイ:
【chara 115611 face 4 (sad)】
……心の方は、どうかな。
voice: vo_adv_5059005_072
コッコロ:
【chara 115511 face 6 (surprised)】
え……?
voice: vo_adv_5059005_073
ユイ:
【chara 115611 face 4 (sad)】
ペコリーヌちゃん、キャルちゃん、騎士クン……
あの3人を見てるとき、すごく悲しそうな顔をしてるよね?
どうしてなのかな、って。
voice: vo_adv_5059005_074
コッコロ:
【chara 115511 face 4 (sad)】
それは……
voice: vo_adv_5059005_075
ユイ:
【chara 115611 face 1 (normal)】
わたしでよければ、なんでも聞くよ。
【chara 115611 face 4 (sad)】
きっと今のあなたは、体の傷よりも……
心の方を癒さなきゃいけないって、そう感じるの。
voice: vo_adv_5059005_076
コッコロ:
【chara 115511 face 6 (surprised)】
……そう、なのでしょうか……
voice: vo_adv_5059005_077
コッコロ:
【chara 115511 face 1 (normal)】
では、一つだけ……質問をしてもよろしいですか?
voice: vo_adv_5059005_078
ユイ:
【chara 115611 face 1 (normal)】
うん、もちろん。
voice: vo_adv_5059005_079
コッコロ:
【chara 115511 face 4 (sad)】
可能性の話、ありえるはずのない、作り話ですが……
voice: vo_adv_5059005_080
コッコロ:
【chara 115511 face 1 (normal)】
例えば……ユイさまに大切な方がいて。
その方と一緒にいると、幸せで……
これ以上の幸せはないとさえ、思える人がいたとして──
voice: vo_adv_5059005_081
コッコロ:
【chara 115511 face 4 (sad)】
──その方に、自分のことを忘れられてしまったら。
ユイさまはどうなさいますか?
voice: vo_adv_5059005_082
ユイ:
【chara 115611 face 6 (surprised)】
……忘れられて……?
voice: vo_adv_5059005_083
コッコロ:
【chara 115511 face 4 (sad)】
いえ。
忘れられる、でなくとも。
自分がそばにいることで、その大切な人を傷つけてしまうとしたら。
voice: vo_adv_5059005_084
コッコロ:
【chara 115511 face 4 (sad)】
どんなに願っても、そばにいることができないとしたら。
遠くから、幸せを祈ることしかできないとしたら……
voice: vo_adv_5059005_085
コッコロ:
【chara 115511 face 4 (sad)】
どう、なさいますか……?
voice: vo_adv_5059005_086
ユイ:
【chara 115611 face 6 (surprised)】
…………
voice: vo_adv_5059005_087
ユイ:
【chara 115611 face 4 (sad)】
……想像もできない、かな。
voice: vo_adv_5059005_088
ユイ:
【chara 115611 face 4 (sad)】
でもそんなことがもし、わたしに起こったとしたら……
voice: vo_adv_5059005_089
ユイ:
【chara 115611 face 4 (sad)】
わたしはきっと、泣いて、泣き続けて……
なにもできなくなっちゃうんじゃないかな……
voice: vo_adv_5059005_090
コッコロ:
【chara 115511 face 4 (sad)】
ユイさま……
voice: vo_adv_5059005_091
ユイ:
【chara 115611 face 4 (sad)】
もし……もし、そのお話と同じ境遇の子がいるんだとしたら。
voice: vo_adv_5059005_092
ユイ:
【chara 115611 face 1 (normal)】
その子はとても強くて、立派な子だね。
わたしは、心から尊敬する。【chara 115611 face 4 (sad)】
きっとその子は、つらくて、悲しいのに……
誰かの幸せを願える人だから。
voice: vo_adv_5059005_093
コッコロ:
【chara 115511 face 4 (sad)】
……そうですか……
voice: vo_adv_5059005_094
コッコロ:
【chara 115511 face 2 (joy)】
そう言ってもらえると……少しだけ、救われる気がいたします。
【chara 115511 face 1 (normal)】
わたくしの判断は……間違いではなかったのだと。
voice: vo_adv_5059005_095
ユイ:
【chara 115611 face 4 (sad)】
でも……
voice: vo_adv_5059005_096
コッコロ:
【chara 115511 face 6 (surprised)】
?
voice: vo_adv_5059005_097
ユイ:
【chara 115611 face 1 (normal)】
作り話にこんなことを言うのは、都合が良過ぎるかもしれないけど。
voice: vo_adv_5059005_098
ユイ:
【chara 115611 face 4 (sad)】
……その子にも……幸せになってほしいな。
voice: vo_adv_5059005_099
ユイ:
【chara 115611 face 1 (normal)】
その子の大切な人だって、
きっと……どんなに傷つけられても、忘れてしまったとしても。
その子に幸せになってほしいって、思ってるはずだから。
voice: vo_adv_5059005_100
コッコロ:
【chara 115511 face 6 (surprised)】
!
voice: vo_adv_5059005_101
コッコロ:
【chara 115511 face 2 (joy)】
……このようなとりとめのないお話に付き合っていただき、
ありがとうございます、ユイさま。
voice: vo_adv_5059005_102
ユイ:
【chara 115611 face 2 (joy)】
ううん、気にしないで。
【chara 115611 face 1 (normal)】
儀式……頑張ろうね。
voice: vo_adv_5059005_103
コッコロ:
【chara 115511 face 2 (joy)】
はい……!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
それから数日が過ぎ。
儀式に向けての準備は着々と進んでいった。
voice: vo_adv_5059005_104
コッコロ:
【chara 115511 face 1 (normal)】
儀式の日は、いよいよ明日……
voice: vo_adv_5059005_105
コッコロ:
【chara 115511 face 4 (sad)】
失敗すれば、わたくしの存在は消えてなくなってしまう。
voice: vo_adv_5059005_106
コッコロ:
【chara 115511 face 4 (sad)】
この現象はロストに限りなく近い、とアメスさまは仰っていました。
つまり、わたくしの全て……記憶も、記録も、
わたくしに関するなにもかもが、この世界から消えてしまうということ。
voice: vo_adv_5059005_107
コッコロ:
【chara 115511 face 4 (sad)】
覚悟はしていたはずなのに……怖い、ですね……
voice: vo_adv_5059005_108
コッコロ:
【chara 115511 face 6 (surprised)】
…………
voice: vo_adv_5059005_109
コッコロ:
【chara 115511 face 4 (sad)】
そういえば……夕食もまだ食べていませんでした。
voice: vo_adv_5059005_110
コッコロ:
【chara 115511 face 4 (sad)】
以前は、あんなにも毎日しっかりと食べていたのに。
……ペコリーヌさまに叱られてしまいそうですね。
voice: vo_adv_5059005_111
コッコロ:
【chara 115511 face 3 (anger)】
ごはんは毎日三食食べなきゃだめです、
ごはんをモリモリ食べないと元気が出ませんよ、【chara 115511 face 1 (normal)】
って……
voice: vo_adv_5059005_112
コッコロ:
【chara 115511 face 4 (sad)】
でも、もういいのです。
あれから、なにを食べても……おいしいと思えなくて。
voice: vo_adv_5059005_113
コッコロ:
【chara 115511 face 2 (joy)】
あの食卓で食べるごはんが、
わたくしにとって最高の食事でしたから……
voice: vo_adv_5059005_114
コッコロ:
【chara 115511 face 4 (sad)】
……でも、空腹のままでは明日に差し支えますね。
あまり食欲はありませんが、なにか──
voice: vo_adv_5059005_115
キャル:
【chara 106012 face 1 (normal)】
──ほーら見なさい。
やっぱり辛気臭い顔してた。
voice: vo_adv_5059005_116
コッコロ:
【chara 115511 face 6 (surprised)】
! キャ、キャルさま……!?
voice: vo_adv_5059005_117
キャル:
【chara 106012 face 1 (normal)】
勝手に入らせてもらったわよ。
どうせ一人で深刻な顔して、緊張してるんだろうなって。
voice: vo_adv_5059005_118
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 6 (surprised)】
わたしはちゃんとノックして入りましょうって言ったんですよ?
でもキャルちゃんが驚かしてやりましょうって……
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ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】
あ、でもでも、こういう時はやっぱり、
明るく、賑やかなのが大事だと思うんです♪
一人で悩んでても、どうにもならない時ってありますから。
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キャル:
【chara 106012 face 1 (normal)】
そうそう。弱気になってるんじゃないわよ。
【chara 106012 face 2 (joy)】
あたしたちがいるんだから、大船に乗ったつもりでいなさいよね!
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コッコロ:
【chara 115511 face 6 (surprised)】
ペコリーヌさま……キャルさま……
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ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】
それに……ちょうどよかったみたいですね。
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コッコロ:
【chara 115511 face 6 (surprised)】
……え?
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ペコリーヌ:
【chara 105812 face 2 (joy)】
こういう時に一番大事なものも持ってきたんです!
voice: vo_adv_5059005_125
コッコロ:
【chara 105812 face 1 (normal)】
【chara 115511 face 6 (surprised)】
大事な……?
Choice: (10) これ、食べて。
----- Tag 10 -----
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コッコロ:
【chara 115511 face 6 (surprised)】
こちらは……おかゆ、でしょうか……?
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ペコリーヌ:
【chara 105812 face 4 (sad)】
ごはん……あまり食べていませんよね?
顔を見れば一目で分かりますよ。
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ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】
ごはんは毎日三食食べなきゃだめです。
ごはんをモリモリ食べないと【chara 105812 face 2 (joy)】
元気が出ませんよ♪
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コッコロ:
【chara 105812 face 1 (normal)】
【chara 115511 face 6 (surprised)】
!
voice: vo_adv_5059005_130
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】
おかゆは消化にいいですし、体もポカポカあたたまりますし、
弱ったお腹にも優しくて、【chara 105812 face 2 (joy)】
いいことずくめです!
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キャル:
【chara 106012 face 1 (normal)】
しかもそれ、{player}の手作りよ。
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コッコロ:
【chara 115511 face 6 (surprised)】
え……?
voice: vo_adv_5059005_133
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
どうしても「僕が作りたい」って言うのよ。まったく、
水加減間違えてベチョベチョにしたり、火加減間違えて焦がしたり、
教えるの大変だったんだから。
voice: vo_adv_5059005_134
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 6 (surprised)】
教えたのはわたしですよ、キャルちゃん?
【chara 105812 face 4 (sad)】
というか、焦がしたのは魔法の火加減を間違えた
キャルちゃんですよね……?
voice: vo_adv_5059005_135
コッコロ:
【chara 115511 face 6 (surprised)】
主さまが……わたくしのために……
Choice: (12) あーん。
----- Tag 12 -----
--- Switch scene ---
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コッコロ:
【chara 115511 face 6 (surprised)】
えっ? その、それは、えっと……自分で……
そ、そんなに強引に近づけないでくださいませ……
voice: vo_adv_5059005_137
コッコロ:
【chara 115511 face 6 (surprised)】
あ……あ~ん……
あ、むっ……んく……
voice: vo_adv_5059005_138
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】
どうですかどうですかっ?
voice: vo_adv_5059005_139
コッコロ:
【chara 115511 face 2 (joy)】
おいしい……です……
voice: vo_adv_5059005_140
キャル:
【chara 106012 face 2 (joy)】
やったじゃないの!
教えたかいがあるってもんだわ!
voice: vo_adv_5059005_141
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 6 (surprised)】
キャルちゃん……?
voice: vo_adv_5059005_142
コッコロ:
【chara 115511 face 6 (surprised)】
塩加減も、お米の柔らかさも、ちょうどよくて……
なによりも……
voice: vo_adv_5059005_143
コッコロ:
【chara 115511 face 2 (joy)】
──あたたかいです。
voice: vo_adv_5059005_144
コッコロ:
【chara 115511 face 2 (joy)】
ああ……本当にあたたかい……
voice: vo_adv_5059005_145
コッコロ:
【chara 115511 face 2 (joy)】
もう一度、この方たちと食卓を囲みたい……
主さまのお世話がしたい……そばにいたい……
voice: vo_adv_5059005_146
コッコロ:
【chara 115511 face 2 (joy)】
わたくしはまた、このあたたかい方々と、かけがえのない主さまと……
voice: vo_adv_5059005_147
コッコロ:
【chara 115511 face 2 (joy)】
一緒に帰りたい……!
voice: vo_adv_5059005_148
コッコロ:
【chara 115511 face 6 (surprised)】
希望を持ってもいいのでしょうか……?
voice: vo_adv_5059005_149
コッコロ:
【chara 115511 face 6 (surprised)】
儀式を成し遂げたら、
わたくしは再びあの幸せな日々に帰れるのでしょうか……
voice: vo_adv_5059005_150
コッコロ:
【chara 115511 face 3 (anger)】
そのためなら、わたくしは……!
voice: vo_adv_5059005_151
コッコロ:
【chara 115511 face 2 (joy)】
おかゆのおかわりを……お願いできますか?
voice: vo_adv_5059005_152
二人:
っ♪
Choice: (14) もちろん。
----- Tag 14 -----
voice: vo_adv_5059005_153
コッコロ:
【chara 115511 face 2 (joy)】
真心のこもったごはんをたくさん食べて……
voice: vo_adv_5059005_154
コッコロ:
【chara 115511 face 2 (joy)】
明日の儀式、必ず成功させてみせます……!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
胸に希望を抱いたコッコロは、明日に向け、
{player}の作ったおかゆを全て平らげるのであった。
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