舞台裏の真実
舞踏会への最終選考に選ばれたリマは、今回のレッスンの真の目的が屋敷の主ロイドを狙う魔物と戦う者を選び出すことと知りショックを受ける。しかし困っているロイドを放ってはおけず、戦うことを決意する。
-------------- situation:
舞台裏の真実
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
牧場で安らかな日々を過ごした後、リマの元に便りが届く。
voice: vo_adv_5061005_000
リマ:
【chara 115812 face 1 (normal)】
やった……【chara 115812 face 2 (joy)】
やったわ{player}くん!
私、最終選考に残ったの!
あぁ、夢みたいだわ。憧れの舞踏会まであと一歩ね。
Choice: (1) 僕も呼ばれたよ。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_5061005_001
リマ:
【chara 115812 face 1 (normal)】
ええっ、すごいじゃない! 【chara 115812 face 4 (sad)】
って、あなたはお仕事でしょ?
【chara 115812 face 1 (normal)】
でも、一緒にレッスン頑張ってきたんだし、
一緒に舞踏会に出られたらいいわね。
voice: vo_adv_5061005_002
リマ:
【chara 115812 face 6 (surprised)】
あ、ていうことは上手くいけば憧れの舞踏会で
{player}くんと……
【chara 115812 face 5 (shy)】
やだ、ドキドキしてきちゃったわ!
Choice: (2) 顔赤いけど大丈夫?
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_5061005_003
リマ:
【chara 115812 face 6 (surprised)】
あ、へ、平気よ! うれしくてちょっとテンションが上がっただけなの。
【chara 115812 face 1 (normal)】
さあ、早くお屋敷に行きましょう!
voice: vo_adv_5061005_004
マーサ:
【chara 1514 face 1 (normal)】
お待ちしてました。
voice: vo_adv_5061005_005
ロイド:
【chara 2511 face 4 (sad)】
……
voice: vo_adv_5061005_006
リマ:
【chara 115812 face 2 (joy)】
こんにちは! ロイドさん、マーサさん。
【chara 115812 face 1 (normal)】
……あの、他の子たちはまだ来てないんですか?
voice: vo_adv_5061005_007
マーサ:
【chara 1514 face 4 (sad)】
残念ですが、最終選考に選ばれたのはリマさんお一人だけです。
voice: vo_adv_5061005_008
リマ:
【chara 115812 face 6 (surprised)】
っ!? そう、ですか……
voice: vo_adv_5061005_009
リマ:
【chara 115812 face 4 (sad)】
みんなで舞踏会出たかったのに……
【chara 115812 face 1 (normal)】
こうなったらみんなの分まで頑張って、絶対に舞踏会に出るんだから!
voice: vo_adv_5061005_010
マーサ:
【chara 1514 face 1 (normal)】
リマさん、あなたは多くのレッスンを通じて、
淑女と呼ぶに相応しい美と輝きを手に入れてきました。
voice: vo_adv_5061005_011
マーサ:
【chara 1514 face 2 (joy)】
後は最終試験を残すのみ。
それが終われば晴れてあなたは舞踏会に──
voice: vo_adv_5061005_012
ロイド:
【chara 2511 face 4 (sad)】
……もう、やめよう……
voice: vo_adv_5061005_013
リマ:
【chara 115812 face 6 (surprised)】
え?
voice: vo_adv_5061005_014
マーサ:
【chara 1514 face 6 (surprised)】
ロイド様、何を……
voice: vo_adv_5061005_015
ロイド:
【chara 2511 face 3 (anger)】
これは元々私の問題なんだ。
それを無関係な女性にまで背負わせるなどできない!
voice: vo_adv_5061005_016
マーサ:
【chara 1514 face 4 (sad)】
し、しかしそれではロイド様が……
voice: vo_adv_5061005_017
ロイド:
【chara 2511 face 4 (sad)】
いいんだ、もう。彼女たちをだましてまで助かろうとしたのが間違いだ。
私自身の手でケリをつけるよ。
voice: vo_adv_5061005_018
リマ:
【chara 115812 face 6 (surprised)】
ま、待って! だまして、ってどういうこと……?
【chara 115812 face 4 (sad)】
もう何が何だかさっぱりだわ!
voice: vo_adv_5061005_019
マホ:
【chara 116011 face 4 (sad)】
リマはんの言う通りどす。
ロイドはん、うちらにも詳しく教えてくれはりますか?
voice: vo_adv_5061005_020
マーサ:
【chara 1514 face 6 (surprised)】
あ、あなたたち……聞いていたのですか?
voice: vo_adv_5061005_021
マコト:
【chara 115911 face 1 (normal)】
そりゃああたしらの教え子だもんな。
当然結果は気になるさ。
voice: vo_adv_5061005_022
マコト:
【chara 115911 face 6 (surprised)】
でも、どうにも腑に落ちないんだよな。
リマが受かるのは文句ねぇよ。
【chara 115911 face 4 (sad)】
でも、他のお嬢さん方が全員落ちてるのは納得いかねえんだよな。
voice: vo_adv_5061005_023
ロイド:
【chara 2511 face 4 (sad)】
……
voice: vo_adv_5061005_024
マコト:
【chara 115911 face 3 (anger)】
なあ、本当のこと話してくれねぇか?
お嬢さんたちに戦い方を仕込んだり、こいつに護衛を任せたり、
どうにもきな臭ぇ。本当に舞踏会なんて開催するのかね?
voice: vo_adv_5061005_025
リマ:
【chara 115812 face 4 (sad)】
マホちゃん、マコトちゃん……
二人も事情知らないのね?
voice: vo_adv_5061005_026
マコト:
【chara 115911 face 1 (normal)】
ああ。あたしと姫さんはそこのマーサさんから、
お嬢さん方のレッスン講師、それと貴族様の護衛を頼まれたんだ。
voice: vo_adv_5061005_027
マホ:
【chara 116011 face 6 (surprised)】
講師役はともかく、護衛は人が多い方がええでっしゃろ?
【chara 116011 face 1 (normal)】
そこで王子はんにもお声がけしたんよ。
voice: vo_adv_5061005_028
マコト:
【chara 115911 face 1 (normal)】
こいつが一緒にレッスン受けてたのはまあ、
近くにいればすぐ対応できるってことだったんだけどよ。
Choice: (3) レッスン楽しかったよ。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_5061005_029
マコト:
【chara 115911 face 1 (normal)】
ったく。仕事しながら楽しんじまうなんておまえらしいな。
voice: vo_adv_5061005_030
マホ:
【chara 116011 face 4 (sad)】
ただ、うちらも一体何から護衛するのかまでは聞かされてへんのよ。
そろそろ教えてもらえへんやろか?
voice: vo_adv_5061005_031
ロイド:
【chara 2511 face 4 (sad)】
……分かった。全てお話しさせてもらうよ。
実は……私はある者から狙われているんだ。
voice: vo_adv_5061005_032
リマ:
【chara 115812 face 6 (surprised)】
それって、もしかして殺し屋、とか……?
voice: vo_adv_5061005_033
マーサ:
【chara 1514 face 4 (sad)】
いえ、ロイド様を狙っているのは、辺境に住むとある強力な魔物です。
voice: vo_adv_5061005_034
マコト:
【chara 115911 face 3 (anger)】
魔物か……【chara 115911 face 6 (surprised)】
でも何で魔物が貴族様の命を狙うんだ?
voice: vo_adv_5061005_035
マーサ:
【chara 1514 face 6 (surprised)】
いえ、お命は狙われておりません。
あの魔物──自らを姫と呼んでいましたが、彼女の狙いはロイド様自身、
【chara 1514 face 4 (sad)】
彼女はどうやら……ロイド様に懸想しているらしいのです。
Choice: (4) けそう……って何?
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_5061005_036
マホ:
【chara 116011 face 1 (normal)】
懸想言うんは、相手を思い慕うこと、
【chara 116011 face 2 (joy)】
つまり惚れてはるゆうことやわ~
voice: vo_adv_5061005_037
リマ・マコト:
【chara 1 face 1 (normal)】
え……ええええ!
voice: vo_adv_5061005_038
マーサ:
【chara 1514 face 4 (sad)】
姫は何度もロイド様の前に現れ、婚約を迫りました。
断っても断ってもやって来て、その度に屈強な護衛たちが
やすやすとねじ伏せられました。
voice: vo_adv_5061005_039
マコト:
【chara 115911 face 4 (sad)】
ただの魔物かと思ったが、かなり厄介だな。
色んな意味で。
voice: vo_adv_5061005_040
ロイド:
【chara 2511 face 4 (sad)】
そして何度目かの襲来で、姫はこう言ったんだ。
voice: vo_adv_5061005_041
???:
【chara 1 face 1 (normal)】
『妾より美しく、そして強い女子を探してまいれ。
さすればこの話は無かったことにしてやろう』
voice: vo_adv_5061005_042
マホ:
【chara 116011 face 6 (surprised)】
なるほどな~それで女の子たちを集めはったわけどすか。
voice: vo_adv_5061005_043
マーサ:
【chara 1514 face 4 (sad)】
はい。しかし美しいだけならともかく、あの魔物より強いとなると
条件を満たす者は簡単には見つかりません。
voice: vo_adv_5061005_044
マーサ:
【chara 1514 face 4 (sad)】
そこで舞踏会への招待をうたって女性たちを集めました。
そしてレッスンと称し姫と戦える者を育て、選出するつもりでした。
voice: vo_adv_5061005_045
ロイド:
【chara 2511 face 4 (sad)】
……私は元々この策に乗り気ではなかった。
甘い言葉で誘い、危険な役を負わせるのだから。
voice: vo_adv_5061005_046
ロイド:
【chara 2511 face 4 (sad)】
さらにレッスンが進むにつれ、リマさんをはじめ
参加者たちの純粋でひたむきな姿を見るうちに、
土壇場になってだまし続けることがしのびなくなってしまった……
voice: vo_adv_5061005_047
ロイド:
【chara 2511 face 4 (sad)】
真実を隠しあなたたちをだましていたことを本当に申し訳ないと思う。
【chara 2511 face 6 (surprised)】
でも、恨むならどうか私だけを恨んでほしい。
voice: vo_adv_5061005_048
ロイド:
【chara 2511 face 4 (sad)】
私が何もできないばかりに、マーサや他の家臣たちに
イヤな役を負わせてしまった。
みんな私のために動いてくれただけなんだ。
voice: vo_adv_5061005_049
ロイド:
【chara 2511 face 4 (sad)】
リマさん、それにマホさんたちもこの件から手を引いてほしい。
私はあなたたちに守られるような人間ではないのだから……
voice: vo_adv_5061005_050
リマ:
【chara 115812 face 4 (sad)】
ロイドさん……
voice: vo_adv_5061005_051
マコト:
【chara 115911 face 6 (surprised)】
まあ、説明不十分だったのは確かだな。
【chara 115911 face 4 (sad)】
結果的にお嬢さん方をだますことになったのも間違いねぇ。
voice: vo_adv_5061005_052
マコト:
【chara 116011 face 1 (normal)】
【chara 115911 face 1 (normal)】
でも、あたしらは端っからあんたを守るために雇われたんだ。
細かい事情は別にどうでもいいさ。
【chara 115911 face 2 (joy)】
ここで引いたら【自警団(カォン)】の名がすたるってもんだ。
voice: vo_adv_5061005_053
マコト:
【chara 115911 face 1 (normal)】
いいだろ? 姫さん。あんたがやらなくてもあたしはやるぜ?
voice: vo_adv_5061005_054
マホ:
【chara 116011 face 2 (joy)】
ええですよ。当然うちも行きますわ。
【chara 116011 face 1 (normal)】
マコトはん一人じゃ無茶しかねへんさかい。
voice: vo_adv_5061005_055
ロイド:
【chara 2511 face 1 (normal)】
お二人とも……ありがとう。
voice: vo_adv_5061005_056
リマ:
【chara 115812 face 6 (surprised)】
わ、私も行くわ!
voice: vo_adv_5061005_057
ロイド:
【chara 2511 face 6 (surprised)】
リマさん!? どうして……【chara 2511 face 4 (sad)】
私はあなたをだましていたのに。
あなたが危険を冒す必要など、もうありはしないのに……!
voice: vo_adv_5061005_058
リマ:
【chara 115812 face 4 (sad)】
たしかに裏があったのはちょっとショックよ。
一生懸命頑張ってたみんなも、事実を知ったら辛いと思うわ。
voice: vo_adv_5061005_059
リマ:
【chara 115812 face 4 (sad)】
でも、私はここでレッスンを受けたことに何の後悔もないわ。
一生縁がないと思っていた憧れの世界に
一時でも触れさせてくれたんですもの。
voice: vo_adv_5061005_060
リマ:
【chara 2511 face 6 (surprised)】
【chara 115812 face 1 (normal)】
ここで過ごした日々は最高に輝いていたから。
【chara 115812 face 2 (joy)】
だからそのお礼はさせてほしいわ。
voice: vo_adv_5061005_061
リマ:
【chara 115812 face 1 (normal)】
それに、ロイドさんもマーサさんも苦しんでるじゃない。
困っている人に手を差し伸べてこそ、真の淑女でしょ?
voice: vo_adv_5061005_062
ロイド:
【chara 2511 face 6 (surprised)】
リマさん……
voice: vo_adv_5061005_063
リマ:
【chara 115812 face 4 (sad)】
その代わりといってはなんだけど、
レッスンに参加してた子たちのために
舞踏会は開いてあげてほしいの。
voice: vo_adv_5061005_064
リマ:
【chara 115812 face 1 (normal)】
みんなの頑張りを無駄にはしたくないし、
本来なら私よりずっと舞踏会にふさわしい子たちだもの。
voice: vo_adv_5061005_065
ロイド:
【chara 2511 face 6 (surprised)】
そ、それは一向に構わないけど、
【chara 2511 face 4 (sad)】
いや、しかしあなたにもしものことがあったら……
voice: vo_adv_5061005_066
マコト:
【chara 115911 face 1 (normal)】
大丈夫だよ。リマは強い、あたしが太鼓判を押してやるよ。
voice: vo_adv_5061005_067
マホ:
【chara 116011 face 2 (joy)】
それにうちらも一緒やしな。
【自警団(カォン)】は伊達やあらしまへん。
Choice: (5) 絶対に守るから。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_5061005_068
リマ:
【chara 115812 face 1 (normal)】
みんな……【chara 115812 face 2 (joy)】
ありがとう!
voice: vo_adv_5061005_069
マーサ:
【chara 115812 face 1 (normal)】
【chara 1514 face 1 (normal)】
ロイド様、彼女たちを信じましょう。
voice: vo_adv_5061005_070
ロイド:
【chara 2511 face 6 (surprised)】
マーサ……【chara 2511 face 1 (normal)】
分かった。でもどうか無事に帰ってきてほしい。
voice: vo_adv_5061005_071
マコト:
【chara 115911 face 2 (joy)】
よし、決まりだな。最後の大仕事、キッチリかたつけようぜ!
voice: vo_adv_5061005_072
リマ:
【chara 115812 face 4 (sad)】
はぁ、舞踏会まであと一歩かと思ったら、
まさかこんなことになるなんて思いもしなかったわ。
voice: vo_adv_5061005_073
リマ:
【chara 115812 face 1 (normal)】
かなりハードな最終試験だけど、
これを乗り越えたら【chara 115812 face 2 (joy)】
もっと素敵な女の子になれる気がするわ!