その名はシスター・マリア
学内最大級の年間行事『聖学祭』開催を間近に控えた【聖テレサ女学院(なかよし部)】に、突如生徒会より廃部の命が下る。廃部阻止を賭け、彼女たちは『聖学祭』での活躍を目論むのであった。


-------------- situation:
その名はシスター・マリア
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 良家の子女が集う名門聖テレサ女学院は、
学内最大級の年間行事『聖学祭』の開催を間近に控えていた。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 そのため、放課後の教室や校庭には、
準備作業に追われる生徒たちの慌ただしい姿が散見された。

voice: vo_adv_5064000_000
クロエの同級生1:
【chara 2911 face 1 (normal)】 クロエさん。
先程おっしゃっていた工具箱というのは、
こちらの物でよろしかったでしょうか?

voice: vo_adv_5064000_001
クロエ:
【chara 110812 face 2 (joy)】 あーそれそれ、助かる。
したらテキトーに木材んトコ置いといてー

voice: vo_adv_5064000_002
クロエの同級生2:
【chara 3111 face 4 (sad)】 クロエさん。
私たちの班なのですけれど、
どうにも入場門の立て付けが上手くまいりませんの……

voice: vo_adv_5064000_003
クロエ:
【chara 110812 face 6 (surprised)】 マジか、駄目じゃん。
【chara 110812 face 1 (normal)】 おっけ……したら、このテント組んだら見に行くわ。
それまで軽くチエルの班でも手伝っとき。

voice: vo_adv_5064000_004
クロエ:
【chara 110812 face 4 (sad)】 ぷー……
何コレ。なんでうちがテレフェスの準備仕切ってンのよ。
ほぼほぼ運営じゃん。運営委員長じゃん。役職手当出んのかコレ。

voice: vo_adv_5064000_005
クロエ:
【chara 110812 face 1 (normal)】 ……ま、いんだけどさ何でも。みんな謎に楽しそうだし。

voice: vo_adv_5064000_006
クロエ:
【chara 110812 face 2 (joy)】 こんな学園行事の準備とかできゃっきゃできちゃうんだから、
やっぱ箱入りのお嬢サン方はピュアみガチだわ。
うちらと違って邪心とか下心系のやつ1ミリもないんだろーね。

voice: vo_adv_5064000_007
クロエの同級生1:
【chara 2911 face 2 (joy)】 ふふっ。
私、クロエさんのお役に立ってしまいましたわ。

voice: vo_adv_5064000_008
クロエの同級生2:
【chara 2911 face 1 (normal)】 【chara 3111 face 2 (joy)】 うふふ。
私なんて、クロエさんに叱っていただきましたわ。

voice: vo_adv_5064000_009
クロエの同級生1:
【chara 2911 face 1 (normal)】 聖学祭の準備は苦行でしかありませんが、
【chara 2911 face 2 (joy)】 クロエさんとの時間はキュンですわ……

voice: vo_adv_5064000_010
クロエの同級生2:
【chara 3111 face 2 (joy)】 テンションぶちアガりですわ……

voice: vo_adv_5064000_011
クロエ:
【chara 110812 face 2 (joy)】 さァーて。
そんじゃまァ、ピュア散らかしてるあの子らの為にも、
ぼちぼち真面目に取り組んどきますかね、つって……

Choice: (1) ごきげんよう。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_5064000_012
クロエ:
【chara 110812 face 6 (surprised)】 にょぴゃあああああ!!

voice: vo_adv_5064000_013
クロエ:
【chara 110812 face 3 (anger)】 てめ誰だいきなり背後から!
びっくりして思わずクセ強めの電波キャラみたいな声
出ちゃったじゃねえかブッ殺すぞコノヤロウ!

voice: vo_adv_5064000_014
クロエ:
【chara 110812 face 6 (surprised)】 あ? 【chara 110812 face 4 (sad)】 ああ、なんだ{player}か。
なに、久しめじゃん、今日は来たんだ。
世話ンなってるギルドの用事とかってやつ、もう片付いたの。

voice: vo_adv_5064000_015
クロエ:
【chara 110812 face 1 (normal)】 ふーん。あそ。じゃあまたしばらくテレ女にカオ出せるわけだ。
【chara 110812 face 2 (joy)】 そっか。そうなんだ。よかった。
【chara 110812 face 4 (sad)】 いや、何がよかったのか知んないけど。きも。

voice: vo_adv_5064000_016
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】 おお、同志{player}。
【chara 111011 face 2 (joy)】 数日ぶりじゃあないか、息災かね。
ぼくはと言えば、クロエ君の強要する肉体労働から逃げまわる毎日だ。

voice: vo_adv_5064000_017
クロエ:
【chara 110812 face 4 (sad)】 いや、逃げまわってるうちはまだかわいげあったすよ?
今じゃ逃げもせず、後方監督ヅラで堂々サボり倒してンじゃん。

voice: vo_adv_5064000_018
チエル:
【chara 110911 face 6 (surprised)】 え、待って待って、そんなことより!
今この辺でクセ強めの電波キャラみたいな悲鳴聞こえませんでした!?
誰かまだ見ぬ新感覚美少女が怪我でもしたんじゃないです?

voice: vo_adv_5064000_019
クロエ:
【chara 110812 face 4 (sad)】 あ?
べつに何も聞こえなかったけど。気のせいじゃないの。

voice: vo_adv_5064000_020
チエル:
【chara 110911 face 4 (sad)】 そうですかねぇ、それならいいんですけど……
【chara 110911 face 6 (surprised)】 あ、{player}先輩いつの間に。
【chara 110911 face 1 (normal)】 丁度よかった、チエルのとこ手伝ってください。こっちです。

voice: vo_adv_5064000_021
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】 おい、大変だクロエ君。
せっかく降って湧いた貴重な人足が、流れるように持っていかれる。

voice: vo_adv_5064000_022
クロエ:
【chara 110812 face 4 (sad)】 つーかあんたら、呼んでもないのに何ぞろぞろ集まってんの。
【chara 110812 face 1 (normal)】 あんでしょ各自、それぞれバミられた持ち場的なやつが。

voice: vo_adv_5064000_023
チエル:
【chara 110911 face 2 (joy)】 休憩時間でぇ~っす! 【chara 110911 face 7 (special_a)】 ちぇるーん☆

voice: vo_adv_5064000_024
ユニ:
【chara 111011 face 2 (joy)】 同じくだ。ゆにん。

Choice: (3) みんなは何をしてるの?
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_5064000_025
ユニ:
【chara 110911 face 1 (normal)】 【chara 111011 face 1 (normal)】 ああ、聖学祭を来週に控えているからな。その準備作業だ。

Choice: (5) せいがくさい?
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_5064000_026
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】 失敬、他校からの特別編入である君が、知る由はなかったな。

voice: vo_adv_5064000_027
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】 『聖学祭』。当学院最大級の年間行事さ。
【chara 111011 face 2 (joy)】 全校生徒が日々の学びを競い合い、それによって互いを高め合う──
という趣旨のもと開催される、文武の祭典だ。

voice: vo_adv_5064000_028
クロエ:
【chara 110812 face 1 (normal)】 ほら、他のガッコーだと体育祭とか文化祭とかってあンじゃん。
ウチの場合アタオカだからそれ全部オールミックスで一緒にやんのよ。

voice: vo_adv_5064000_029
チエル:
【chara 110911 face 2 (joy)】 それが聖学祭、通称テレフェス。
【chara 110911 face 1 (normal)】 まあチエルはもぎたてフレッシュの一年生ちゃんなんで、
参加するのは今年が初めてなんですけどね。

voice: vo_adv_5064000_030
チエルの友人:
【chara 3011 face 4 (sad)】 チエルぅ~!
ねーコレわかんなぁーい、どーすんだっけー?

voice: vo_adv_5064000_031
チエル:
【chara 110911 face 1 (normal)】 あ、はーい、後やっときまーす!
ミィコさん適当にあがっちゃってくださーい!

voice: vo_adv_5064000_032
クロエ:
【chara 110812 face 1 (normal)】 なにチエル。
屋内展示の方、グダついてんの。手伝おうか。

voice: vo_adv_5064000_033
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】 クロエ君、軽率に請け負うんじゃあない。
君の班とて観覧席の設営で手一杯だろう。
【chara 111011 face 2 (joy)】 やむを得ん、チエル君の方はぼくがサポートに入ろう。

voice: vo_adv_5064000_034
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】 ……うん?
どうした{player}後輩、呆けたように大口を開けて。

Choice: (7) なかよし部が真面目に働いてる……
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_5064000_035
クロエ:
【chara 110812 face 3 (anger)】 あ? 何そのリアクション。
うちらの真面目、なんで驚愕に値してんの。
はー、キレそ。

voice: vo_adv_5064000_036
チエル:
【chara 110911 face 1 (normal)】 まあまあ、クロエ先輩。
たしかになかよし部って水面の白鳥みたいなところありますからね。
表に見える優雅な印象ばかり先行してるのは仕方なし子ちゃんですよ。

voice: vo_adv_5064000_037
ユニ:
【chara 111011 face 2 (joy)】 さもありなん。
古来より、功をひけらかさぬ英雄は誤解されがちなものだ。

voice: vo_adv_5064000_038
ユニ:
【chara 110812 face 1 (normal)】 【chara 111011 face 1 (normal)】 だが我々とて国や民に望まれれば、
御旗を振って先陣に立つこともやぶさかではないのだ。
【chara 111011 face 2 (joy)】 端的に換言すれば、やるときはやる。

voice: vo_adv_5064000_039
チエル:
【chara 110911 face 4 (sad)】 どうせこの先輩、
うちらが本気出すのは奨学金が絡んだときだけとか思ってたんですよ。

voice: vo_adv_5064000_040
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】 やれやれ、失礼な後輩だ。
【chara 111011 face 1 (normal)】 クロエ君、事ここに至った経緯を語ってやるといい。

voice: vo_adv_5064000_041
クロエ:
【chara 110812 face 6 (surprised)】 経緯すか。
【chara 110812 face 4 (sad)】 あー、なんか、こないだギル活つって放課後ダベついてたら、
例によって突然センセー来てさァ……

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_5064000_042
女性教員:
【chara 3211 face 1 (normal)】 ごきげんよう、ユニさんクロエさんチエルさん。
そしてルーセント学院から来ている男子の方──

voice: vo_adv_5064000_043
女性教員:
【chara 3211 face 6 (surprised)】 ──おや、三人だけですか?
ルーセント学院から来ている男子の方は?

voice: vo_adv_5064000_044
クロエ:
【chara 110812 face 1 (normal)】 ウケる。
あいつ、まだマザーに名前覚えられてないんだ。

voice: vo_adv_5064000_045
チエル:
【chara 110911 face 2 (joy)】 ルー学男子先輩ならそのうち来ると思いまーす!

voice: vo_adv_5064000_046
女性教員:
【chara 3211 face 1 (normal)】 そうですか。では彼には後で伝えておくように。
【chara 3211 face 6 (surprised)】 えー、それでは……

voice: vo_adv_5064000_047
女性教員:
【chara 3211 face 1 (normal)】 クロエさんとチエルさん。あなた方は体育の成績が良好でしたね。
聖学祭の運動競技では、目覚ましい活躍を期待しています。
さっそく今日から当日合わせの調整に臨むと良いでしょう。

voice: vo_adv_5064000_048
クロエ:
【chara 110812 face 6 (surprised)】 あ?

voice: vo_adv_5064000_049
チエル:
【chara 110911 face 6 (surprised)】 え?

voice: vo_adv_5064000_050
女性教員:
【chara 3211 face 1 (normal)】 ユニさ──ユニ博士の活躍の場は、言わずもがな学芸展示ですね。
来賓の皆さんを唸らせる、素晴らしい研究の成果を期待しています。
【chara 3211 face 2 (joy)】 さっそく今日から発表準備に取りかかると良いでしょう。

voice: vo_adv_5064000_051
ユニ:
【chara 111011 face 3 (anger)】 なんだと?

voice: vo_adv_5064000_052
女性教員:
【chara 3211 face 6 (surprised)】 ほらほら、どうしたのです皆さん。
そんな物騒な目で私を威嚇している場合ではありませんよ。
【chara 3211 face 1 (normal)】 聖学祭は来週に迫っています、さあお急ぎなさいな。

voice: vo_adv_5064000_053
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】 マザー・ヒルダ。
生徒が学院の行事に精を出すよう指導するのは
教員の務めなのだろうが、【chara 111011 face 4 (sad)】 すまない、他を当たってはくれまいか。

voice: vo_adv_5064000_054
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】 ぼくらはすでに老いて久しい。
年に一度の祭典に、きゃっきゃと歓声をあげる青さはもはやないのだ。

voice: vo_adv_5064000_055
クロエ:
【chara 110812 face 4 (sad)】 わかりみ。正直タルい。

voice: vo_adv_5064000_056
チエル:
【chara 110911 face 6 (surprised)】 チエルはまだ青春まっ只中だからきゃっきゃできますけど。
【chara 110911 face 4 (sad)】 せんせー、きゃっきゃした方がいいです?

voice: vo_adv_5064000_057
女性教員:
【chara 3211 face 4 (sad)】 それを選択するのは私ではありません。
【chara 3211 face 6 (surprised)】 しかし……ユニさんクロエさんチエルさん、
たしかあなた方は、奨学金の受給を希望していませんでしたか?

voice: vo_adv_5064000_058
クロエ:
【chara 110812 face 4 (sad)】 はあ、まあ、喉から手ぇ生やすレベルでバリバリ熱望中すけど。

voice: vo_adv_5064000_059
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】 それが何かね?

voice: vo_adv_5064000_060
女性教員:
【chara 3211 face 6 (surprised)】 いえいえ、何かということもありませんが……
【chara 3211 face 4 (sad)】 ただ聖学祭には、父兄の皆さんをはじめ、
学院の理事会や教育関係者、ほか多くのご来賓がお見えになります。

voice: vo_adv_5064000_061
女性教員:
【chara 3211 face 6 (surprised)】 そのような場で、もし仮に目覚ましい働きをする生徒がいたならば、
学院としても相応の評価を与えなければならないでしょうねえ。

voice: vo_adv_5064000_062
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】 ほう……?
つまり、聖学祭の働き次第で、奨学金審査を良きように計らうと?

voice: vo_adv_5064000_063
女性教員:
【chara 3211 face 6 (surprised)】 んまあ、いやですわ。
私も聖職たる身、【chara 3211 face 2 (joy)】 そこまで浅ましいことは申しませんけども、ほほほ。

voice: vo_adv_5064000_064
女性教員:
【chara 3211 face 6 (surprised)】 ああそうだ。皆さん、今日から設営準備を手伝ってあげなさいな。
【chara 3211 face 1 (normal)】 大丈夫です、すでに運営委員会には話を通しておきました。
【chara 3211 face 2 (joy)】 いえいえ、礼など結構ですよ。それでは、ごきげんよう。

voice: vo_adv_5064000_065
チエル:
【chara 110911 face 4 (sad)】 言うだけ言って逃げた……
【chara 110911 face 6 (surprised)】 てかマザヒルちゃん、最近ちょっとキャラ変わってきてません?

voice: vo_adv_5064000_066
クロエ:
【chara 110812 face 4 (sad)】 知んないけど、
身近にロクでもない連中とかいて悪影響受けてンじゃないの。

voice: vo_adv_5064000_067
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】 気の毒に……彼女は人付き合いを選ぶべきだな。

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_5064000_068
クロエ:
【chara 110812 face 1 (normal)】 ──っつーカンジで?
まあ、うちら現状、テレフェス頑張ンぞー的なノリなわけ。

Choice: (9) やっぱり奨学金のためだった……
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_5064000_069
チエル:
【chara 110911 face 7 (special_a)】 てへちぇるっ☆

voice: vo_adv_5064000_070
ユニ:
【chara 110911 face 1 (normal)】 【chara 111011 face 1 (normal)】 当然だ、それが目当てで何が悪い。
そも我々は奨学金の獲得を目的として結成されたギルド、
その名も高きユニちゃんズだぞ。

voice: vo_adv_5064000_071
チエル:
【chara 110911 face 1 (normal)】 そうですね。
その名も高きなかよし部ですね。

voice: vo_adv_5064000_072
見知らぬ生徒:
【chara 110911 face 6 (surprised)】 【chara 111011 face 6 (surprised)】 【chara 110812 face 6 (surprised)】 【chara 1 face 1 (normal)】 なかよし部……?
では、あなた方がその構成員四名でいらっしゃるのかしら。

voice: vo_adv_5064000_073
ユニ:
【chara 111011 face 2 (joy)】 いかにも。
我々がなかよし部と呼ばれることもあるユニちゃんズだ。
【chara 111011 face 6 (surprised)】 娘よ、君は何ちゃんズだね。

voice: vo_adv_5064000_074
生徒会役員1:
【chara 1 face 1 (normal)】 ごきげんよう、生徒会ですわ。

voice: vo_adv_5064000_075
チエル:
【chara 110911 face 6 (surprised)】 生徒会?
え、うちのガッコ、そーゆーのありましたっけ?

voice: vo_adv_5064000_076
クロエ:
【chara 110812 face 1 (normal)】 いや、あるわそりゃ。
朝礼とかでよく生徒会長、つまんなめの真剣話してんじゃん。

voice: vo_adv_5064000_077
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】 ふむ、ぼくのメモによれば……
本年度の生徒会は、とりわけ規律違反の取り締まりに注力しているな。
【chara 111011 face 1 (normal)】 なるほど、規律正しい我々と接点がないのは自明の理だ。

voice: vo_adv_5064000_078
チエル:
【chara 110911 face 6 (surprised)】 え、で、その生徒会ちゃんが、
その名も高きなかよし部に何かご用です?

voice: vo_adv_5064000_079
生徒会役員1:
【chara 1 face 1 (normal)】 ええ、会長の命により、
先ほど承認された議決について報告にあがりましたの。

voice: vo_adv_5064000_080
チエル:
【chara 110911 face 1 (normal)】 うちの部に?
えっ、なんだろなんだろ、予算アップ? 部室のリフォーム?
【chara 110911 face 2 (joy)】 あ~ッ! もしかして、なかよし部の公式ファンクラブ大発足ぅ~?

voice: vo_adv_5064000_081
生徒会役員1:
【chara 1 face 1 (normal)】 廃部です。

voice: vo_adv_5064000_082
チエル:
【chara 110911 face 6 (surprised)】 は?

voice: vo_adv_5064000_083
クロエ:
【chara 110812 face 6 (surprised)】 い?

voice: vo_adv_5064000_084
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】 ぶ?

voice: vo_adv_5064000_085
生徒会役員1:
【chara 1 face 1 (normal)】 なかよし部は本日をもって廃部になりました。
ただちに解散してください。

voice: vo_adv_5064000_086
なかよし部:
【chara 1 face 1 (normal)】 はあァ~~~~あ!?

voice: vo_adv_5064000_087
チエル:
【chara 110911 face 6 (surprised)】 なかよし部が廃部って、どぉ~ゆうことですかッ!

voice: vo_adv_5064000_088
生徒会役員2:
【chara 1 face 1 (normal)】 し、神聖なる生徒会室にノックもせず……
なんですか、あなた方は!

voice: vo_adv_5064000_089
クロエ:
【chara 110812 face 1 (normal)】 なかよし部でーす。
なんかオモんないボケ振ってもらったんでツッコミに来ましたー

Choice: (11) とりあえず付いてきました。
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_5064000_090
生徒会役員1:
【chara 1 face 1 (normal)】 はぁ、はぁ……すみません……
引き止めたのですが、この方たちったら勝手に走りだして……

voice: vo_adv_5064000_091
ユニ:
【chara 111011 face 3 (anger)】 当然だ。
廃部だの解散だのと一方的に伝えられて、
はい分かりましたと快諾できる道理はない。

voice: vo_adv_5064000_092
生徒会役員2:
【chara 1 face 1 (normal)】 道理と言われるなら、議決への提訴は然るべき手順を踏んで──

voice: vo_adv_5064000_093
クロエ:
【chara 110812 face 3 (anger)】 あ? なに手順って。

voice: vo_adv_5064000_094
生徒会役員1:
【chara 1 face 1 (normal)】 ──ひいっ! な、なんですか、その殺し屋のような目は!

voice: vo_adv_5064000_095
生徒会役員2:
【chara 1 face 1 (normal)】 あれは暴力……
暴力で私たちを制圧なさるおつもりの目ですわ……!

voice: vo_adv_5064000_096
クロエ:
【chara 110812 face 1 (normal)】 ねーわ、そんなおつもり。
この目は生まれつきだわ。

voice: vo_adv_5064000_097
生徒会役員1:
【chara 1 face 1 (normal)】 こ、殺すと仰るなら、殺していただいて結構!

voice: vo_adv_5064000_098
生徒会役員2:
【chara 1 face 1 (normal)】 私たちは学院を守る正義の生徒会!
秩序に殉じて悪が明るみに出るのなら、それもまた本望!

voice: vo_adv_5064000_099
クロエ:
【chara 110812 face 1 (normal)】 おい、やべーぞ。
こいつら思った以上に会話成立しない系だ。

voice: vo_adv_5064000_100
チエル:
【chara 110911 face 4 (sad)】 てかまず、なんで正義対悪みたいな構図になってるんですかね。
なかよし部、わりと学院の危機とか救っちゃう系部活なんですけど。

voice: vo_adv_5064000_101
クロエ:
【chara 110812 face 4 (sad)】 チエル。マンドラゴラとかなかよしXの件なら、
若干マッチポンプな一面あるから黙っとき。

voice: vo_adv_5064000_102
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】 然り。まずは交渉からだ。
クロエ君、その殺し屋のような目はまだ早い。

voice: vo_adv_5064000_103
クロエ:
【chara 110812 face 3 (anger)】 だァーら、生まれつきだッつってんだろ殺すぞクソが。

voice: vo_adv_5064000_104
生徒会役員1:
【chara 1 face 1 (normal)】 う、生まれついての殺人鬼……!?

voice: vo_adv_5064000_105
生徒会役員2:
【chara 1 face 1 (normal)】 悪ですわ! ナチュラルボーン悪ですわ!

voice: vo_adv_5064000_106
クロエ:
【chara 110812 face 4 (sad)】 ほらァー、話こじれてンじゃん……

voice: vo_adv_5064000_107
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】 木っ端役人では話にならんな。
【chara 111011 face 1 (normal)】 生徒会諸君、責任者を出したまえ。

voice: vo_adv_5064000_108
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】 ぼくのメモによれば、今年度の生徒会長は──
ふむ、マリア君という二年生だな。

voice: vo_adv_5064000_109
チエル:
【chara 110911 face 6 (surprised)】 奥でひたすら書き仕事してる、
あの真っ白い制服着た不愛想ちゃんですかね。

voice: vo_adv_5064000_110
???:
【chara 7112 face 1 (normal)】 …………

voice: vo_adv_5064000_111
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】 ふむ、同じ室内でこれだけの騒ぎが起きているにも関わらず、
我関せずとばかり庶務に没頭しているな。大した胆力だ。
【chara 111011 face 1 (normal)】 端的に換言すれば、茶でも出せ。

voice: vo_adv_5064000_112
クロエ:
【chara 110812 face 1 (normal)】 ああそう、マリアってあいつ、
なんか休み時間とかも大体あんなカンジだったわ。

voice: vo_adv_5064000_113
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】 うん? 知っているのかね、クロエ君。

voice: vo_adv_5064000_114
クロエ:
【chara 110812 face 1 (normal)】 去年、同クラっす。
【chara 110812 face 4 (sad)】 あんま……ってか、ほとんど話したトキなかったけど。

voice: vo_adv_5064000_115
チエル:
【chara 110911 face 6 (surprised)】 クロエ先輩は一年の頃からぼっちでおられたのか?

voice: vo_adv_5064000_116
生徒会役員1:
【chara 1 face 1 (normal)】 生徒会長は激務を抱えてお忙しい身なのです。
風紀を乱す悪人などと話をする時間はありません。
どうぞお引き取りくだ──

voice: vo_adv_5064000_117
マリア:
【chara 7112 face 1 (normal)】 ナタリー書記。
第七回定例会の議事録が提出されていないようですが。

voice: vo_adv_5064000_118
生徒会役員1:
【chara 1 face 1 (normal)】 えっ? は、はい……すみません……後ほどすぐに……

voice: vo_adv_5064000_119
クロエ:
【chara 110812 face 6 (surprised)】 ちょーちょー会長サン、いきなし何言ってんの。
うちらが言うのも何だけど、いま生徒会の皆さん、
鼻息荒めの闖入者に絡まれて絶賛お取り込み中だから。

voice: vo_adv_5064000_120
チエル:
【chara 110911 face 3 (anger)】 そうですよ!
今はチエルたちが鼻息荒めの話をしてるんです!
なに白々しく無視アピールしてるんですか、くきーっ!

voice: vo_adv_5064000_121
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】 マリア生徒会長。
生徒会憲章に則れば、君の黙秘権は認められないはずだ。
【chara 111011 face 1 (normal)】 議決を通すには当事者へ説明を果たす義務があるだろう。

voice: vo_adv_5064000_122
チエル:
【chara 110911 face 6 (surprised)】 あ、そうなんですか?

voice: vo_adv_5064000_123
チエル:
【chara 110911 face 3 (anger)】 じゃなくて、そーだそーだ!
なかよし部が廃部ってどーゆーことだ、せつめーしろ!

voice: vo_adv_5064000_124
マリア:
【chara 7112 face 1 (normal)】 …………

voice: vo_adv_5064000_125
マリア:
【chara 7112 face 1 (normal)】 廃部というのは言葉のあやです。
我が校になかよし部なる団体は存在しません。

voice: vo_adv_5064000_126
チエル:
【chara 110911 face 3 (anger)】 こらーっ、人と話をするときはちゃんと相手の目を見なさい!
そんな書き物しながら仕事の片手間みたいに──

voice: vo_adv_5064000_127
チエル:
【chara 110911 face 6 (surprised)】 ──えっ? なかよし部は存在しない?

voice: vo_adv_5064000_128
クロエ:
【chara 110812 face 6 (surprised)】 何それどゆこと。

voice: vo_adv_5064000_129
マリア:
【chara 7112 face 1 (normal)】 字義通りです。我が校になかよし部などありません。
生徒会としてそのような部を承認した記憶がありません。
そもそも創部申請が提出された記録自体ありません。

voice: vo_adv_5064000_130
クロエ:
【chara 110812 face 1 (normal)】 創部申請。

voice: vo_adv_5064000_131
チエル:
【chara 110911 face 6 (surprised)】 提出されてない。

voice: vo_adv_5064000_132
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】 おお、なるほど、【chara 111011 face 2 (joy)】 これはしたり。
たしかに我々は、ギルド管理協会にギルド設立の申請書を出した。
【chara 111011 face 4 (sad)】 だが、この学院に対して特別何らかの働きかけをした覚えはないな。

voice: vo_adv_5064000_133
チエル:
【chara 110911 face 6 (surprised)】 ああ!
言われてみれば、【chara 110911 face 2 (joy)】 アッハ、ホントだ出してな~い!

voice: vo_adv_5064000_134
クロエ:
【chara 110911 face 1 (normal)】 【chara 110812 face 1 (normal)】 ま、そりゃそっか。
部活感覚つってギルドにソレっぽい名前付けたけど、
実際んトコ、べつにうちら部活ではないもんねぇ?

voice: vo_adv_5064000_135
クロエ:
【chara 110812 face 6 (surprised)】 ん……あれ? ってことは?
そもそも部活じゃないんだったら廃部もクソもなくない?

voice: vo_adv_5064000_136
ユニ:
【chara 111011 face 2 (joy)】 ふむ、たしかに。
無い袖は振れないように、無い部活は消せない。
端的に換言すれば、ユニちゃんズは永遠に不滅だ。

voice: vo_adv_5064000_137
チエル:
【chara 110911 face 2 (joy)】 そうですね。
なかよし部は永遠に不滅ですね。

voice: vo_adv_5064000_138
クロエ:
【chara 110911 face 1 (normal)】 【chara 110812 face 1 (normal)】 おし、問題解決。
つーわけで、うちら今後もテキトーにやってくんで。
お騒がせしゃーした。ハイ撤収ー、帰んぞー

voice: vo_adv_5064000_139
チエル:
【chara 110911 face 2 (joy)】 いやあ、ひどいドッキリでしたねぇ。
【chara 110911 face 1 (normal)】 部活じゃないのに廃部だなんて、チエルおかしいと思ったんですよ。

voice: vo_adv_5064000_140
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】 そも考えてみれば、仮に廃部措置を喰らったところで、
看板だけ変えてまた同じようなコミュニティを作れば良いだけの話だ。
【chara 111011 face 6 (surprised)】 そのときの名称は……【chara 111011 face 2 (joy)】 そうだな、ユニちゃんズなんてどうだろうか。

voice: vo_adv_5064000_141
マリア:
【chara 7112 face 1 (normal)】 ユニ三年生、クロエ二年生、チエル一年生、
並びにルーセント学院からの{player}特別編入生。
当該生徒四名の学内における集合行為を禁ずるという話です。

voice: vo_adv_5064000_142
クロエ:
【chara 110812 face 6 (surprised)】 …………あ?

voice: vo_adv_5064000_143
マリア:
【chara 7112 face 1 (normal)】 この禁則事項は下校時にも適用されます、ただちに解散してください。
以降、会話を含むあらゆる交流行為が原則禁止となります。

voice: vo_adv_5064000_144
なかよし部:
【chara 1 face 1 (normal)】 はい?

voice: vo_adv_5064000_145
マリア:
【chara 7112 face 1 (normal)】 失敬、聞こえませんでしたか。
「会話を含むあらゆる交流行為を禁じます」。
以上です。ただちに解散してください。

voice: vo_adv_5064000_146
クロエ:
【chara 110812 face 4 (sad)】 え、なに言ってんの、あんた。
【chara 110812 face 6 (surprised)】 ハ? 会話も禁止? ハア?

voice: vo_adv_5064000_147
マリア:
【chara 7112 face 1 (normal)】 この決定が受諾されない場合、
残念ですが退学という措置を行使することになります。
ご承知のほどよろしくお願いいたします。ただちに解散してください。

voice: vo_adv_5064000_148
チエル:
【chara 110911 face 6 (surprised)】 解散オア退学!?
何それひどい! 断固反対なんですけど!

voice: vo_adv_5064000_149
マリア:
【chara 7112 face 1 (normal)】 すでに可決された事項です、告訴は認められません。
ただちに解散してください。

voice: vo_adv_5064000_150
チエル:
【chara 110911 face 3 (anger)】 ぐ、ぐぬぬ……
この聞く耳なし子ちゃんめ……

voice: vo_adv_5064000_151
クロエ:
【chara 110812 face 4 (sad)】 むしろ血も涙もなし子ちゃんだろ。

voice: vo_adv_5064000_152
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】 まあまあ、良いではないか君たち。
なかよし部が許されぬというならば、
【chara 111011 face 2 (joy)】 よし、今こそユニちゃんズが地獄の底からよみがえる流れだな。

voice: vo_adv_5064000_153
マリア:
【chara 7112 face 1 (normal)】 そのようなズは認められません。
そもそも我が校にズ活動はありません。
ただちに解散してください。

voice: vo_adv_5064000_154
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】 ぐぬぬ、小癪な詭弁を弄しおって……

voice: vo_adv_5064000_155
マリア:
【chara 7112 face 1 (normal)】 いえ、どストレートな正論です。

voice: vo_adv_5064000_156
ユニ:
【chara 111011 face 3 (anger)】 ふん、不条理な結果ばかり一方的に通告されてもな。

voice: vo_adv_5064000_157
ユニ:
【chara 111011 face 3 (anger)】 言ったはずだぞ生徒会長。
当事者に対して、君には経緯を説明する義務がある。
なぜ我々の集合行為が認められないと言うのだ。

voice: vo_adv_5064000_158
マリア:
【chara 7112 face 1 (normal)】 …………

voice: vo_adv_5064000_159
マリア:
【chara 7112 face 1 (normal)】 近ごろ当学院の風紀が乱れているのでは──
といった趣旨の非難が、父兄や卒業生から多数寄せられていました。

voice: vo_adv_5064000_160
マリア:
【chara 7112 face 1 (normal)】 これについて生徒会が独自に調査したところ、
なかよし部なる学内の異端児集団が、
他の善良な生徒たちにまで悪影響を与えていることが判明。

voice: vo_adv_5064000_161
マリア:
【chara 7112 face 1 (normal)】 ──以上が経緯です。ただちに解散してください。

voice: vo_adv_5064000_162
クロエ:
【chara 110812 face 4 (sad)】 経緯、めっちゃ事務的に説明したな。

voice: vo_adv_5064000_163
チエル:
【chara 110911 face 4 (sad)】 まるで「ここまでのあらすじ」みたいでしたね。
進行台本がっつりそのまま読んじゃうタイプのMCですよ、あの人。

voice: vo_adv_5064000_164
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】 お役所仕事ここに極まれりだ。
クロエ君でさえこういうときは【chara 111011 face 4 (sad)】 「や、ちょっと言いにくいんすけどー」
と奥歯にものの挟まった入り方をするぐらいのかわいげがあるぞ。

voice: vo_adv_5064000_165
マリア:
【chara 7112 face 3 (anger)】 どう繕ったところで結果は変わらないので時間の無駄です。
ただちに解散してください。

voice: vo_adv_5064000_166
クロエ:
【chara 110812 face 1 (normal)】 マリア。

voice: vo_adv_5064000_167
マリア:
【chara 7112 face 1 (normal)】 なんですかクロエ二年生。

voice: vo_adv_5064000_168
クロエ:
【chara 110812 face 4 (sad)】 あのさあ、せめてこう、ないわけ。
執行猶予っていうか保護観察っていうか。
しばらく様子を見守りましょう的な、人情味あふれるお裁き。

voice: vo_adv_5064000_169
マリア:
【chara 7112 face 1 (normal)】 あなた方のことは以前よりたびたび議題に挙がっていました。
しかし今日まで我々は、
主の教えに従って辛抱強く容認してきたのです。

voice: vo_adv_5064000_170
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】 では聞くが、
我々が具体的に何をしたと言うのだ。
【chara 111011 face 3 (anger)】 ただ漠然と「風紀を乱す」などと言われても──

voice: vo_adv_5064000_171
マリア:
【chara 7112 face 1 (normal)】 旧校舎で毒性の植物魔物が暴走した件。
鋼鉄の巨大からくり人形が新校舎を破壊した件。
具体例というなら枚挙にいとまがありません。続けますか?

voice: vo_adv_5064000_172
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】 ……今日はこのぐらいで勘弁してやる。

voice: vo_adv_5064000_173
クロエ:
【chara 110812 face 1 (normal)】 前科ありすぎて草。

voice: vo_adv_5064000_174
チエル:
【chara 110911 face 4 (sad)】 ちぇるの音も出ないとは、まさにこのことですね。

voice: vo_adv_5064000_175
マリア:
【chara 7112 face 1 (normal)】 あまつさえ最近では、
一部ながらあなた方を英雄視する向きさえあるようです。
もはやこれ以上は看過できません。

voice: vo_adv_5064000_176
マリア:
【chara 7112 face 1 (normal)】 聖テレサ女学院は、厳格なる伝統に根付いた絶対聖域。
清廉(きよらか)にして貞淑(しとやか)なる子女を
育む場でなくてはならないのです。

voice: vo_adv_5064000_177
マリア:
【chara 7112 face 1 (normal)】 腐った蜜柑は取り除く。
それが我々の執行する正義です。

voice: vo_adv_5064000_178
クロエ:
【chara 110812 face 4 (sad)】 元同級生捕まえて腐ったとか言っちゃったよ。
何気に傷付くんですケド。もう正義って何なんだろうな。

voice: vo_adv_5064000_179
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】 ちなみに、ぼくのメモには追記があった。
聖テレサ女学院「正義の生徒会」を率いるシスター・マリア。
鉄の意思で正義を貫くその様は「鋼の聖女」と畏怖されているらしい。

voice: vo_adv_5064000_180
チエル:
【chara 110911 face 6 (surprised)】 そんなクロエ先輩の好きそうなオモシロ仇名どーでもいいですから!
このままじゃ正論に殴られっぱなしですよ?
ほらユニ先輩、いつもみたく強引ないちゃもんで反論してください!

voice: vo_adv_5064000_181
クロエ:
【chara 110812 face 1 (normal)】 そっすよパイセン。
屁理屈うだうだこねくり回してインネン付けんの大得意じゃないすか。

voice: vo_adv_5064000_182
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】 え、君たち、ぼくの完璧な理論武装そんな風に思ってたの?

voice: vo_adv_5064000_183
ユニ:
【chara 111011 face 2 (joy)】 だが、かよわい後輩たちに頼られては仕方ない。
栄えある文系の名に懸けて、敵の牙城を切り崩してみせよう。

voice: vo_adv_5064000_184
クロエ・チエル:
【chara 110911 face 2 (joy)】 【chara 110812 face 2 (joy)】 【chara 1 face 1 (normal)】 しゃす!

voice: vo_adv_5064000_185
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】 シスター・マリア。
一つ確認しておきたいことがある。

voice: vo_adv_5064000_186
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】 もしや本決議は、君たち生徒会の独断先行によるもので、
いまだ学院側の承認は得ていないのでないかね。

voice: vo_adv_5064000_187
マリア:
【chara 7112 face 1 (normal)】 それが何か。
生徒間の諸問題に関しては、学院より生徒会に権限があります。

voice: vo_adv_5064000_188
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】 ふうむ……しかし、そうは言うがな。
【chara 111011 face 2 (joy)】 実を申せば、我々四名は教務主任のマザー・ヒルダから、
来たる聖学祭を盛況に導くよう内密に依頼されているのだよ。

voice: vo_adv_5064000_189
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】 やれやれ、困ったぞう。
いま我々が解体されてしまったら、
マザーからの秘密のお願いはどうなってしまうのだ。

voice: vo_adv_5064000_190
マリア:
【chara 7112 face 6 (surprised)】 …………

voice: vo_adv_5064000_191
マリア:
【chara 7112 face 3 (anger)】 ……教務主任から、ですか。

voice: vo_adv_5064000_192
クロエ:
【chara 110812 face 1 (normal)】 お?

voice: vo_adv_5064000_193
チエル:
【chara 110911 face 6 (surprised)】 鋼の聖女、いま眉ピクッてなりましたよ!

voice: vo_adv_5064000_194
マリア:
【chara 7112 face 1 (normal)】 事実であれば、それは生徒会に共有されていない情報です。
ユニ三年生、その下知について詳しくお聞かせねがえますか。

voice: vo_adv_5064000_195
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】 君も存知のように、
我が校の伝統行事『聖学祭』には、父兄や地域住民をはじめ、
理事会や教育機関各所、ほか各方面から多数の歴々が列席する。

voice: vo_adv_5064000_196
ユニ:
【chara 111011 face 2 (joy)】 そうした来賓に対して当学生徒の華々しい活躍をご覧に入れるよう、
学院はマザーを通じて我々に要請してきたのだ。

voice: vo_adv_5064000_197
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】 訪れる来賓の中には、当学へ出資している有産階級も多数いる。
【chara 111011 face 2 (joy)】 彼ら彼女らの授けが意義あるものと印象付けることで、
おそらく新たな支援、ないし継続支援を期待しているのだろう。

voice: vo_adv_5064000_198
チエル:
【chara 110911 face 6 (surprised)】 マザヒルちゃん、そこまで言ってましたっけ?

voice: vo_adv_5064000_199
クロエ:
【chara 110812 face 1 (normal)】 チエル。黙っとき。

voice: vo_adv_5064000_200
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】 汲んでやりたまえよ、大人たちの思惑を。
【chara 111011 face 1 (normal)】 シスター、ここは天国じゃあない。
神聖なる学び舎とて、地上に在る以上は先立つものが必要なのさ。

voice: vo_adv_5064000_201
マリア:
【chara 7112 face 1 (normal)】 ……真理ではあるのでしょう。
しかし学院の窮状を盾に交渉とは、
あまり行儀の良い論法とは思えませんね、象牙の塔のユニ博士。

voice: vo_adv_5064000_202
マリア:
【chara 7112 face 3 (anger)】 率直に言って不快です。

voice: vo_adv_5064000_203
ユニ:
【chara 111011 face 3 (anger)】 君の感情など知ったことかよ。

voice: vo_adv_5064000_204
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】 ともかく我々にかくも重大な責務が委ねられたのは、
すなわち学院が当部を必要としている証左だ。
万事よしなに、とマザーも言っていたよ。

voice: vo_adv_5064000_205
チエル:
【chara 110911 face 6 (surprised)】 言ってましたっけ?

voice: vo_adv_5064000_206
クロエ:
【chara 110812 face 1 (normal)】 チエル。

voice: vo_adv_5064000_207
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】 清いだけの水に魚は棲まぬ。
【chara 111011 face 2 (joy)】 シスター、真に学院の未来を憂うというなら、
ぼかあよくよく考え直すことをお勧めするね。

voice: vo_adv_5064000_208
マリア:
【chara 7112 face 1 (normal)】 …………

voice: vo_adv_5064000_209
マリア:
【chara 7112 face 1 (normal)】 いいでしょう。学院とそちらの事情は承知しました。
あなた方への解体令は、ひとまず聖学祭まで保留とします。

voice: vo_adv_5064000_210
マリア:
【chara 7112 face 1 (normal)】 当日あなた方が、学院からの下知を遂行できた場合は──
つまり聖学祭において聖テレサの覚えを高めることができた場合は、
大人たちの面目を立てて解体令を撤回いたしましょう。

voice: vo_adv_5064000_211
クロエ:
【chara 110812 face 6 (surprised)】 マ?

voice: vo_adv_5064000_212
チエル:
【chara 110911 face 1 (normal)】 ほんと?

voice: vo_adv_5064000_213
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】 いいのかね。

voice: vo_adv_5064000_214
マリア:
【chara 7112 face 1 (normal)】 ええ。ですがそうでなかった場合──
つまり聖学祭において一定の成果を出せなかった場合は、
速やかに解体令を受けいれていただきます。よろしいですね。

voice: vo_adv_5064000_215
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】 「一定の成果」とは、また曖昧な指標だ。
端的に言って、ふわっとしている。
基準が君たちの匙加減に依るようでは困るのだが。

voice: vo_adv_5064000_216
マリア:
【chara 7112 face 1 (normal)】 言い分はもっともです。
分かりました、当日までに子細を定めておきましょう。
本日は以上です。お引き取りください。

voice: vo_adv_5064000_217
チエル:
【chara 110911 face 3 (anger)】 言われなくても帰りますぅー!
ふんだ、テレフェス当日ちぇるんと言わせてやるかんな!
かァーッ、ぺっぺっ!

voice: vo_adv_5064000_218
マリア:
【chara 7111 face 3 (anger)】 蛮族が……
汚らわしい、塩を撒いておきなさい。

voice: vo_adv_5064000_219
生徒会役員1:
【chara 1 face 1 (normal)】 しかし会長……
聖学祭の結果次第で、あの者たちを無罪放免など……

voice: vo_adv_5064000_220
生徒会役員1:
【chara 1 face 1 (normal)】 歴代の生徒会を務められた先輩方がきっと黙っておりませんわ。
よろしかったのですか?

voice: vo_adv_5064000_221
マリア:
【chara 7111 face 3 (anger)】 よろしいわけがありません。
みすみす咎人の駆け引きに乗るなど、後世に遺せぬ汚辱。
【chara 7111 face 1 (normal)】 ナタリー書記、今後この件に関するすべては記録無用です。

voice: vo_adv_5064000_222
マリア:
【chara 7111 face 4 (sad)】 とは言え、やむを得ません。
見栄っ張りな大人たちの面目を潰しては、
それもそれで面倒な禍根が残ります。

voice: vo_adv_5064000_223
生徒会役員2:
【chara 1 face 1 (normal)】 そうですわね……
ことに教務主任のマザー・ヒルダは、
一度おへそをお曲げになると孫の代まで根に持つタイプと評判ですわ。

voice: vo_adv_5064000_224
マリア:
【chara 7111 face 1 (normal)】 あの人も老いたものです。
信条であった裁きの槌が、近頃はいささかその手に重たいご様子。
そろそろ静かな療養所で隠居なさっていただく時期かもしれません。

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マリア:
【chara 7111 face 1 (normal)】 なれば、私たちが学院の風紀を守りましょう。
伝統ある聖テレサの園に、浮ついた革新など不要なのです。

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マリア:
【chara 7111 face 3 (anger)】 滅ぶべし、聖なる学舎の異端児。
絶対正義の名のもとに、手段を選ぶ必要はありません。

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ユニ:
【chara 111011 face 2 (joy)】 さて、諸君。
今宵は廃部──【chara 111011 face 1 (normal)】 いや部ではないのだが、
【chara 111011 face 2 (joy)】 解散の危機を免れた我々に乾杯しようではないか。

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チエル:
【chara 110911 face 2 (joy)】 いや~、あのシスマリちゃんとかいう生徒会長、
一時は髪ひっつかんで泣き叫ぶまで引っぱたこうかと思いましたけど、
なんだかんだ話の分かる人で良かったですね~!

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クロエ:
【chara 110911 face 1 (normal)】 【chara 110812 face 6 (surprised)】 え、待って。あんたらホントに話聞いてたの。
なんでエピローグみたいな朗らかトーンで語り始めてんの。
【chara 110812 face 4 (sad)】 解体令撤回はうちらがテレフェスでいい仕事したらって話なんだけど。

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チエル:
【chara 110911 face 1 (normal)】 知ってますよ? 要するにその条件さえクリアしちゃえば、
生徒会はうるさいこと言わなくなるし、
【chara 110911 face 2 (joy)】 学院から奨学金ももらえるしで、一石二鳥ってことですよね?

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クロエ:
【chara 110911 face 1 (normal)】 【chara 110812 face 4 (sad)】 出たよ、真性天才児の底抜けポジティブ。
や、それができンのかっつー話なわけじゃん、コレ。

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チエル:
【chara 110911 face 6 (surprised)】 うーん、【chara 110911 face 1 (normal)】 だいじょぶじゃないですか、うちらなら。

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ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】 はて、君は自信がないのかねクロエ君。

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クロエ:
【chara 110812 face 6 (surprised)】 あ? 【chara 110812 face 4 (sad)】 いやまあ、どーすかね。
知んないけど……
【chara 110812 face 1 (normal)】 ま、何とかなンじゃないすか。うちらなら。

Choice: (13) なかよし部なら大丈夫!
----- Tag 13 -----
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ユニ:
【chara 111011 face 2 (joy)】 然り、よく言った諸君。
聖学祭を制覇して未来を掴むぞ。
祝勝祈念の盃を掲げよ!

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チエル:
【chara 110911 face 2 (joy)】 いいですね!
今夜はちぇるっといきましょう、ちぇるっと!

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チエル:
【chara 110911 face 1 (normal)】 あ! てか、どうせならカラオケ行きません?
いつものあの曲みんなで歌って、それで新曲もいって、それから──

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クロエ:
【chara 110812 face 4 (sad)】 テンション高。
始まってもないのに、すでに打ち上げ感覚かよ……

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チエル:
【chara 110911 face 6 (surprised)】 クロエ先輩は最初そういうテンションのわり、
一度マイク持つと一生離さない傾向ありますよね。

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ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】 クロエ君、そういうところだぞ。
青春発露の権利はみな平等に行使されるべきだ。

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クロエ:
【chara 110812 face 4 (sad)】 や、ユニ先輩だって自分で曲入れないわり、
人が歌いだすと横からシャシャって
謎の奇声かぶせてくる傾向あんじゃん。

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チエル:
【chara 110911 face 4 (sad)】 そう! アレ歌いづらいからやめてほしいんですけど!
こないだだってチエルがせつないバラード
情感たっぷりに歌いあげてんのに、【chara 110911 face 6 (surprised)】 ほあーほあーって──

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 日々いつもと変わらぬ青春を謳歌していたなかよし部の前に、
正義の生徒会から突如として言い渡された「解体令」。
部の存続を懸けて、運命の聖学祭が始まろうとしていた。