オーエド町からの使者
街の人々を治療していたミツキの元にライドウ一家を名乗る男が現れ、とある病院に連れ去られた親分の救出を依頼する。渋るミツキだが{player}の正義感に押され、依頼を受けるのだった。
-------------- situation:
オーエド町からの使者
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
その日もミツキは、ランドソルの路地裏で人々の診察をしていた。
voice: vo_adv_5074000_000
ミツキ:
【chara 105111 face 2 (joy)】
それじゃあ打つわよ。【chara 105111 face 1 (normal)】
ちょっとだけチクッとするから我慢なさい。
voice: vo_adv_5074000_001
荒くれ者:
【chara 911 face 6 (surprised)】
いってえぇー! チクショウ、どこがチクッとだよ!
【chara 911 face 4 (sad)】
腕が爆発したかと思ったぜ。
voice: vo_adv_5074000_002
ミツキ:
【chara 105111 face 2 (joy)】
あら、これは早く治してあげたいっていう私からの優しさよ。
【chara 105111 face 1 (normal)】
ご希望ならもっとハードな優しさを打ってあげるけど?
voice: vo_adv_5074000_003
荒くれ者:
【chara 911 face 4 (sad)】
遠慮しとくぜ。ったく、あんたの優しさはおっかねえんだよな……
voice: vo_adv_5074000_004
ミツキ:
【chara 105111 face 1 (normal)】
文句言ってる暇があるなら早く帰ってしっかり治しなさい。
【chara 105111 face 2 (joy)】
あなたみたいなのでもこの街にはまだまだ必要なんだから。
voice: vo_adv_5074000_005
荒くれ者:
【chara 911 face 1 (normal)】
言われなくても分かってるよ。
【chara 911 face 2 (joy)】
あばよ、先生。
voice: vo_adv_5074000_006
ミツキ:
【chara 105111 face 1 (normal)】
さて{player}君、次の患者を呼んでくれる?
Choice: (1) 今の人で最後だよ。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_5074000_007
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
そう。それにしてもここのところ患者が多いわよね。
【chara 105111 face 4 (sad)】
普段なら私一人で事足りるのに、
君に看護師の真似事までしてもらわなきゃいけないし。
voice: vo_adv_5074000_008
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
ランドソルも一難去ってまた一難、【chara 105111 face 4 (sad)】
平和にはまだまだ程遠いし、
【chara 105111 face 1 (normal)】
君も当分忙しい日々が続くわよ。
Choice: (2) 人助けできるのはうれしい。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_5074000_009
ミツキ:
【chara 105111 face 1 (normal)】
君がいいんなら別に構わないけど。
【chara 105111 face 4 (sad)】
まったく、闇医者が繁盛するなんて世も末だわ。
Choice: (3) いっそ普通のお医者さんになるのはどう?
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_5074000_010
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
それ、ギルドの仲間にも聞かれたけどそもそも私は科学者、
【chara 105111 face 1 (normal)】
研究や実験が本分なの。
voice: vo_adv_5074000_011
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
成り行きで人助けしてるみたいに見えるけど、
世間一般の医者みたいに善意のみで動いているわけじゃないのよ。
voice: vo_adv_5074000_012
ミツキ:
【chara 105111 face 2 (joy)】
それに私みたいな人間は裏に徹した方が何かと都合がいいの。
【chara 105111 face 1 (normal)】
非合法な研究は闇からしか生み出せないわ。
voice: vo_adv_5074000_013
ミツキ:
【chara 105111 face 1 (normal)】
最悪間違いが起きても闇から闇へと容易に処理できる。
例えば今ここで君に何かしても、痕跡を消すのは容易いわね。
Choice: (4) ミツキさんはそんなことしないよ。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_5074000_014
ミツキ:
【chara 105111 face 2 (joy)】
……冗談よ。忘れてちょうだい。
voice: vo_adv_5074000_015
ミツキ:
【chara 105111 face 4 (sad)】
まったく、君にはペースを狂わされてばかりね。
都合のいい実験台だったはずなのに、困ったものだわ。
voice: vo_adv_5074000_016
ミツキ:
【chara 105111 face 4 (sad)】
おかげでガラにもない人助けに奔走して、
本業が後回しになるなんて【chara 105111 face 6 (surprised)】
昔の私じゃ考えられないわね。
voice: vo_adv_5074000_017
ミツキ:
【chara 105111 face 1 (normal)】
まあ、その代わり君には面白いものをいっぱい見せてもらってるから、
ありがたかったりするんだけどね。
voice: vo_adv_5074000_018
ミツキ:
【chara 105111 face 1 (normal)】
それじゃあ今日はこのへんで終わりましょうか。
好きな時に休めるのも【chara 105111 face 2 (joy)】
闇医者の特権ね。
voice: vo_adv_5074000_019
???:
【chara 1111 face 3 (anger)】
失礼するぜ。あんたかい? ミツキって医者は。
voice: vo_adv_5074000_020
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
……ええ。【chara 105111 face 1 (normal)】
ただし闇医者よ。後ろ暗い生き方をしていない
真っ当な人間なら、ちゃんとした医者にかかることを勧めるわ。
voice: vo_adv_5074000_021
???:
【chara 1111 face 1 (normal)】
いや、それを聞いて安心したぜ。
【chara 1111 face 3 (anger)】
あんたに頼みがあって来た。
voice: vo_adv_5074000_022
???:
【chara 1111 face 4 (sad)】
頼む! どうか、どうか親分を助けてくれ!
voice: vo_adv_5074000_023
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
……顔を上げなさい。そんな状態じゃまともに話もできないわ。
そもそもあなたは何者なのかしら?
voice: vo_adv_5074000_024
男性:
【chara 1111 face 6 (surprised)】
あ、ああ。【chara 1111 face 1 (normal)】
俺はオーエド町のライドウ一家の者だ。
voice: vo_adv_5074000_025
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
ライドウ、一家……【chara 105111 face 1 (normal)】
ああ、ゴクドーってヤツね。
Choice: (5) ゴクドーって何?
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_5074000_026
ミツキ:
【chara 105111 face 1 (normal)】
簡単に言うとトーゴクのギャングってところかしら。
voice: vo_adv_5074000_027
男性:
【chara 1111 face 3 (anger)】
ギャングなんかと一緒にすんな!
俺たちは仁義を重んじる侠客集団だ。
voice: vo_adv_5074000_028
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
それで、依頼は親分って人の手術かしら?
【chara 105111 face 1 (normal)】
受けてもいいけど私は安くないわよ。
voice: vo_adv_5074000_029
男性:
【chara 1111 face 1 (normal)】
いや、あんたには連れ去られた親分を助け出してほしいんだ。
voice: vo_adv_5074000_030
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
連れ去られた? 【chara 105111 face 4 (sad)】
あなたたちの争いに巻き込まれるのはごめんだわ。
悪いけど他をあたりなさい。
voice: vo_adv_5074000_031
男性:
【chara 1111 face 4 (sad)】
そうじゃねえんだ。親分を連れ去ったのは……病院だ。
voice: vo_adv_5074000_032
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
……どういうことかしら?
voice: vo_adv_5074000_033
男性:
【chara 1111 face 6 (surprised)】
親分はここ最近体調が優れなかったんだが、
【chara 1111 face 1 (normal)】
元々頑丈な人なんでそこまで心配はしてなかったんだ。
voice: vo_adv_5074000_034
男性:
【chara 1111 face 3 (anger)】
でも、ある日突然病院の院長がやって来て、
半ば強引に親分を連れていっちまったんだ。
voice: vo_adv_5074000_035
男性:
【chara 1111 face 4 (sad)】
見舞いに行っても院長の野郎に面会謝絶だって追い返されちまう。
なあ頼むよ先生! 親分を取り戻してくれ!
voice: vo_adv_5074000_036
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
話を聞いた限りだとそこまでの異常性は認められないけど。
強引に連れていったのは急を要する状態だったのかもしれないし、
入院後に容体が急変して面会謝絶の可能性も考えられるわ。
voice: vo_adv_5074000_037
男性:
【chara 1111 face 6 (surprised)】
いや、あれは絶対にそんなもんじゃねえ!
【chara 1111 face 3 (anger)】
絶対に病院がおかしいんだ!
voice: vo_adv_5074000_038
ミツキ:
【chara 105111 face 4 (sad)】
そう言われてもね……【chara 105111 face 6 (surprised)】
ところでその病院ってどこかしら?
voice: vo_adv_5074000_039
男性:
【chara 1111 face 1 (normal)】
聖アルフォライト病院って見た目は立派でデカいとこだ。
知ってるかい?
voice: vo_adv_5074000_040
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
聖アルフォライト病院……聞き覚えがあるわね……
【chara 105111 face 1 (normal)】
ああ、たしか経営難で潰れかけのところね。
voice: vo_adv_5074000_041
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
でも、そんなところに裏社会の人間ともめ事を起こすような
余裕があるとは思えないけど。
voice: vo_adv_5074000_042
男性:
【chara 1111 face 4 (sad)】
実はその病院、つい一年前に院長が代わって、
それから一気に立て直したんだよ。
voice: vo_adv_5074000_043
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
たった一年で? それはまた驚きだわ。
【chara 105111 face 1 (normal)】
その院長がよほど優秀なのかしら。
voice: vo_adv_5074000_044
男性:
【chara 1111 face 1 (normal)】
そうなんだろうな。実際今の病院は評判もいいみたいだ。
【chara 1111 face 4 (sad)】
でも、どうにも胡散臭いんだ、あの院長は。
voice: vo_adv_5074000_045
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
それは単にあなたの印象でしょ?
【chara 105111 face 4 (sad)】
第一こんなことを闇医者に依頼するのはお門違いだわ。
voice: vo_adv_5074000_046
男性:
【chara 1111 face 1 (normal)】
ただの闇医者ならそのとおりだ。
あんただからこそ頼んでるんだ、「隻眼の悪魔」。
voice: vo_adv_5074000_047
ミツキ:
【chara 105111 face 1 (normal)】
……そう、知ってるのね。あまり有名になるのも考え物だわ。
つまり、医者でありなおかつ裏社会に精通している人物として、
私に白羽の矢を立てた、ということでいいのかしら?
voice: vo_adv_5074000_048
男性:
【chara 1111 face 1 (normal)】
ああ、そういうことだ。
voice: vo_adv_5074000_049
ミツキ:
【chara 105111 face 1 (normal)】
闇に潜り込むには闇に通じた者が適任だものね。
【chara 105111 face 2 (joy)】
あなたの見立て、間違ってないわよ。
voice: vo_adv_5074000_050
男性:
【chara 105111 face 1 (normal)】
【chara 1111 face 6 (surprised)】
そ、それじゃあ……
voice: vo_adv_5074000_051
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
でも、だからといってわざわざ関わるメリットが
果たしてあるのかしら?
voice: vo_adv_5074000_052
ミツキ:
【chara 105111 face 1 (normal)】
裏社会の人間なら、闇に触れる危険は分かるんじゃなくて?
voice: vo_adv_5074000_053
ミツキ:
【chara 105111 face 4 (sad)】
危険性を理解しているからこそ、慎重な判断が求められる。
簡単にやりますなんて言えやしないわよ。
Choice: (6) 助けてあげようよ。
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_5074000_054
ミツキ:
【chara 105111 face 4 (sad)】
……君ね、気軽に言わないでもらえるかしら。
最悪命にかかわるような厄介ごとに巻き込まれるかもしれないのよ?
Choice: (7) 僕も手伝うよ。
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_5074000_055
ミツキ:
【chara 105111 face 6 (surprised)】
そういう問題じゃなくて……
voice: vo_adv_5074000_056
ミツキ:
【chara 105111 face 1 (normal)】
いや、もう遅いわ。この子は相手が誰だとか危険性がどうとか関係なく
目の前の困っている人に等しく手を差し伸べてしまう人間。
voice: vo_adv_5074000_057
ミツキ:
【chara 105111 face 1 (normal)】
話を聞いた時点で断るなんて選択肢はないのよね。
voice: vo_adv_5074000_058
男性:
【chara 1111 face 4 (sad)】
頼む! ライドウ一家だけじゃねえ、
これはオーエド町にとっても一大事なんだ。
どうか町のためにも一肌脱いでくれ!
voice: vo_adv_5074000_059
ミツキ:
【chara 105111 face 2 (joy)】
……さっきも言ったけど私は安くないわよ。
【chara 105111 face 1 (normal)】
出張費や場合によっては危険手当など諸々かかるから覚悟しなさい。
voice: vo_adv_5074000_060
男性:
【chara 1111 face 2 (joy)】
あ、ああ! すまねえ、この恩は忘れねえよ!
voice: vo_adv_5074000_061
ミツキ:
【chara 105111 face 2 (joy)】
気が早いわよ。【chara 105111 face 1 (normal)】
礼ならその親分って人を
連れて帰ってきてからにしなさい。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
こうして、ミツキと{player}は
オーエド町におもむくのだった。