頑固な心を解きほぐせ
ユキの得た情報から親分の居場所に辿り着いたミツキ。しかし、かたくなに院長を信頼する親分はミツキの言うことを聞かない。そんな親分の無理難題に対し{player}たちは奔走し、見事信頼を得る。


-------------- situation:
頑固な心を解きほぐせ
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 ミツキたちはユキが幽霊の噂を聞いた部屋にやって来た。

voice: vo_adv_5074004_000
ミツキ:
【chara 117511 face 1 (normal)】 ここが例の部屋ね。【chara 117511 face 6 (surprised)】 ふーん、ぱっと見怪しいところはないわね。

voice: vo_adv_5074004_001
ユキ:
【chara 117611 face 6 (surprised)】 先生は子どもの幽霊話を信じてるの?

voice: vo_adv_5074004_002
ミツキ:
【chara 117511 face 1 (normal)】 その子が見たのが本当に幽霊かどうかは問題じゃないわ。
重要なのはこの部屋に何かあるってことよ。

voice: vo_adv_5074004_003
ミツキ:
【chara 117511 face 1 (normal)】 子どもの直感って案外侮れないし、
些細な違和感を見逃さないのは医者の最重要スキルよ。

voice: vo_adv_5074004_004
ユキ:
【chara 117611 face 6 (surprised)】 ふーん、そういうものなんだ──

voice: vo_adv_5074004_005
???:
【chara 117511 face 6 (surprised)】 【chara 1 face 1 (normal)】 ぅ……うぅ……お……ぉぉ……

voice: vo_adv_5074004_006
ユキ:
【chara 117611 face 4 (sad)】 ひっ! い、今のって……本当に幽霊の声!?

voice: vo_adv_5074004_007
ミツキ:
【chara 117511 face 1 (normal)】 なるほど、これは幽霊だと勘違いもするわね。
【chara 117511 face 6 (surprised)】 ええと、このあたりから聞こえてきたけど……

voice: vo_adv_5074004_008
ユキ:
【chara 117611 face 4 (sad)】 ちょ、ちょっと先生!

voice: vo_adv_5074004_009
ミツキ:
【chara 117511 face 2 (joy)】 ……ビンゴ。ついに見つけたわ。【chara 117511 face 1 (normal)】 お手柄よユキ。

Choice: (1) ただの壁にしか見えないけど……
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_5074004_010
ミツキ:
【chara 117511 face 1 (normal)】 見た目はね。でもここはしっかり魔力反応があるわ。
病院の、【chara 117511 face 6 (surprised)】 それもこんな空き室になぜ? 【chara 117511 face 1 (normal)】 それはね──

voice: vo_adv_5074004_011
ユキ:
【chara 117611 face 6 (surprised)】 あっ! ドアが出てきた!

voice: vo_adv_5074004_012
ミツキ:
【chara 117511 face 1 (normal)】 隠し扉ね。魔法で巧妙に隠していたみたいだけど、
子どもに見られたこと、そして私がここに居たのが運の尽きね。

voice: vo_adv_5074004_013
ミツキ:
【chara 117511 face 1 (normal)】 さあ、入るわよ。鬼か蛇かそれとも……
【chara 117511 face 2 (joy)】 ふふ、何が出るか楽しみだわ。

voice: vo_adv_5074004_014
ミツキ:
【chara 117511 face 6 (surprised)】 ここは……どうやら隠し病棟みたいね。
【chara 117511 face 4 (sad)】 こんなの裏で何かやってますって言ってるようなものだわ。

voice: vo_adv_5074004_015
???:
【chara 117511 face 6 (surprised)】 【chara 1 face 1 (normal)】 ぐ、ぬうぅ……ぐ、おぉぉ……

voice: vo_adv_5074004_016
ユキ:
【chara 117611 face 4 (sad)】 ま、また……! 【chara 117611 face 6 (surprised)】 でも、これって……

voice: vo_adv_5074004_017
ミツキ:
【chara 117511 face 1 (normal)】 ええ、幽霊なんかじゃない。これは人間のうめき声ね。
【chara 117511 face 2 (joy)】 さあ、いよいよ捜し求めた人と感動のご対面──

voice: vo_adv_5074004_018
ユキ:
【chara 117511 face 6 (surprised)】 【chara 117611 face 4 (sad)】 ひええっ!

voice: vo_adv_5074004_019
ミツキ:
【chara 117511 face 6 (surprised)】 ビックリした……いきなり大声出してどうしたの?

voice: vo_adv_5074004_020
ユキ:
【chara 117611 face 6 (surprised)】 あ、あの人……本当に、生きてるの……?
【chara 117611 face 4 (sad)】 だって、顔が真っ白でおばけみたいだよ!

Choice: (2) 普通に見えるけど……
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_5074004_021
ミツキ:
【chara 117511 face 6 (surprised)】 私もよ。もしかして前に言っていた目の異常なの?
【chara 117511 face 4 (sad)】 それが親分に顕著に表れるのはいったい……

voice: vo_adv_5074004_022
ミツキ:
【chara 117511 face 6 (surprised)】 これって案外目の異常なんかじゃなくて、ユキだけが感知できる
審美眼的な何か、なのかもしれないわね。

voice: vo_adv_5074004_023
ユキ:
【chara 117611 face 6 (surprised)】 そう、なの?
【chara 117611 face 1 (normal)】 そっか……【chara 117611 face 2 (joy)】 ふふ、ボクってば見た目の美しさだけじゃなく、
美しさを見る目にも優れてたなんて、もはや美の化身じゃないか!

voice: vo_adv_5074004_024
ユキ:
【chara 117611 face 2 (joy)】 あぁ、ボクはボクが恐ろしいよ……

voice: vo_adv_5074004_025
親分:
【chara 7411 face 4 (sad)】 ぬ、うぅ……どうした院長、今日はやけに騒がしいじゃねえか……

voice: vo_adv_5074004_026
ユキ:
【chara 117611 face 4 (sad)】 ひゃあ! おばけがしゃべった!

voice: vo_adv_5074004_027
親分:
【chara 7411 face 6 (surprised)】 あん? なんだおめえら……なっ!
お、おめえ、サキ、なのか……?

voice: vo_adv_5074004_028
ミツキ:
【chara 117511 face 2 (joy)】 あら、まだ寝ぼけているのかしら?
【chara 117511 face 1 (normal)】 残念ながら人違いよ。私はミツキ、見てのとおり医者よ。

Choice: (3) その助手です。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_5074004_029
ユキ:
【chara 117611 face 1 (normal)】 そしてボクが世界一美しい看護師、ユキだよ!

voice: vo_adv_5074004_030
親分:
【chara 7411 face 4 (sad)】 はぁ……そうかよ。そうだよな、ありえねえよな……
【chara 7411 face 1 (normal)】 で、院長はどうした?

voice: vo_adv_5074004_031
ミツキ:
【chara 117511 face 1 (normal)】 院長はいないわ。私たちはあなたの一家の人に頼まれて来たの。
あなたを助けてほしいってね。

voice: vo_adv_5074004_032
ミツキ:
【chara 117511 face 6 (surprised)】 いきなり連れていかれて、会うこともできないって泣きつかれたわ。
【chara 117511 face 1 (normal)】 さあ、帰りましょう。

voice: vo_adv_5074004_033
親分:
【chara 7411 face 6 (surprised)】 ……そう、か。あいつらには悪いことをしたな。
【chara 7411 face 4 (sad)】 だが、俺は帰らねえ。まだ体が治ってねえからな。

voice: vo_adv_5074004_034
親分:
【chara 7411 face 1 (normal)】 あいつらには心配すんなって伝えといてくれ。

voice: vo_adv_5074004_035
ミツキ:
【chara 117511 face 6 (surprised)】 なぜ? こんな所に隔離されて、親しい人間からも引き離されて、
一体あの院長のどこを信用しているの?

voice: vo_adv_5074004_036
親分:
【chara 7411 face 1 (normal)】 ……少なくとも初対面のおめえらよりはずっと信用してるさ。

voice: vo_adv_5074004_037
ミツキ:
【chara 117511 face 4 (sad)】 まあ初対面の者をいきなり信じろっていうのも難しいわよね。
【chara 117511 face 1 (normal)】 それじゃあせめて体を診させてもらえないかしら?

voice: vo_adv_5074004_038
ミツキ:
【chara 117511 face 1 (normal)】 あなたと……それと、オーエド町の人たちが
院長に何かされている可能性があるから。

voice: vo_adv_5074004_039
親分 :
【chara 7411 face 3 (anger)】 ……おい、院長がやったって証拠でもあんのか?

voice: vo_adv_5074004_040
ミツキ:
【chara 117511 face 1 (normal)】 いいえ、残念ながらまだよ。

voice: vo_adv_5074004_041
親分:
【chara 7411 face 3 (anger)】 ふざけるな! 勝手な憶測であの人をおとしめるな!
いいからとっとと失せろ! 二度とその面見せんじゃねえ!

voice: vo_adv_5074004_042
ミツキ:
【chara 117511 face 4 (sad)】 ずいぶんと頑固ね。困ったものだわ。

voice: vo_adv_5074004_043
ユキ:
【chara 117611 face 1 (normal)】 こんな所に閉じ込められてるから、気が立ってるんだよ。
【chara 117611 face 2 (joy)】 さあ、ボクを見て! 美しいものを見れば気持ちも和らぐよ!

voice: vo_adv_5074004_044
親分:
【chara 7411 face 1 (normal)】 はっ、面のいいだけのガキなんざ興味ねえよ。

voice: vo_adv_5074004_045
ユキ:
【chara 117611 face 3 (anger)】 ひどい! もうこうなったらショーグンの出番だね。
さあショーグン、この頑固おじさんにガツンと言ってやってよ。

voice: vo_adv_5074004_046
親分:
【chara 7411 face 6 (surprised)】 ショーグンだぁ?

Choice: (4) ショーグンと呼ばれてます。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_5074004_047
親分:
【chara 7411 face 1 (normal)】 おめえか、オーエド町を救ったとか言う余所もんは。
たとえおめえが英雄だろうがお偉いさんだろうが、
そういうやつらに尻尾を振らねえのが俺らの生き様なんだよ。

voice: vo_adv_5074004_048
親分:
【chara 7411 face 3 (anger)】 つまらねえ口きいてみろ、その舌引っこ抜くぞ?

Choice: (5) 僕たちはあなたを助けたいだけです。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_5074004_049
親分:
【chara 7411 face 1 (normal)】 ……ふん、肝だけは据わってるみてぇだな。
【chara 7411 face 4 (sad)】 だが、そんなもんで信用するほどお人好しでもねえんだよ。

voice: vo_adv_5074004_050
親分:
【chara 7411 face 6 (surprised)】 そうだな、一つ頼まれ事してくれや。
【chara 7411 face 1 (normal)】 それ次第じゃ話を聞いてやってもいいぜ。

voice: vo_adv_5074004_051
ユキ:
【chara 117611 face 6 (surprised)】 頼まれ事?

voice: vo_adv_5074004_052
親分:
【chara 7411 face 6 (surprised)】 なに、そんなたいそうなことじゃねえ。飯を用意してほしいだけさ。

voice: vo_adv_5074004_053
ミツキ:
【chara 117511 face 6 (surprised)】 ご飯? 病院食くらい出てるでしょ。

voice: vo_adv_5074004_054
親分:
【chara 7411 face 4 (sad)】 あんな味気ねえもん飯とは言えねえよ。
【chara 7411 face 1 (normal)】 おめえには飛龍亭の特選五色天丼を用意してもらいたい。

voice: vo_adv_5074004_055
ミツキ:
【chara 117511 face 4 (sad)】 病人に天丼なんて医者としては止めるべきなんでしょうけど、
【chara 117511 face 1 (normal)】 今回は仕方ないわね。それくらいの融通はきかせるわ。

voice: vo_adv_5074004_056
ユキ:
【chara 117611 face 6 (surprised)】 ……待って、それってたしかオーエド町一の老舗料亭のだよね?
【chara 117611 face 1 (normal)】 前に町を救ったお礼でギルドのみんなと一緒に食べさせてもらったよ。

voice: vo_adv_5074004_057
ミツキ:
【chara 117511 face 2 (joy)】 あら、そうなの? それなら話が早いわ。
【chara 117511 face 1 (normal)】 さっそく手配しましょうか。

voice: vo_adv_5074004_058
ユキ:
【chara 117611 face 4 (sad)】 んー、たぶん簡単にはいかないと思うな。
【chara 117611 face 6 (surprised)】 旬の超高級食材を使った期間限定メニューだから、
いつでも食べられるわけじゃないって聞いたよ。

voice: vo_adv_5074004_059
ユキ:
【chara 117611 face 6 (surprised)】 今は旬じゃないから、食べられないはずじゃないかな?

voice: vo_adv_5074004_060
親分:
【chara 7411 face 6 (surprised)】 ん? そうだったか? 【chara 7411 face 1 (normal)】 とにかく五色天丼を用意しな。
それ以外は認めねえ。話はそれからだ。

voice: vo_adv_5074004_061
ミツキ:
【chara 117511 face 4 (sad)】 白々しいわね。無理やり連れ出してやろうかしら。

Choice: (6) 分かりました、用意します。
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_5074004_062
親分:
【chara 7411 face 2 (joy)】 へえ、さすがショーグン様だ。期待してるぞ。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 翌日──

voice: vo_adv_5074004_063
ミツキ:
【chara 117511 face 2 (joy)】 親分、回診の時間よ。

voice: vo_adv_5074004_064
親分:
【chara 117511 face 1 (normal)】 【chara 7411 face 4 (sad)】 また来やがったのか。何度来たって変わんねえよ。
【chara 7411 face 6 (surprised)】 そういえばあの若造とやかましい小娘はどうした?

voice: vo_adv_5074004_065
ミツキ:
【chara 117511 face 1 (normal)】 あなたに頼まれたものを用意しているわ。

voice: vo_adv_5074004_066
親分:
【chara 7411 face 6 (surprised)】 ほう、そいつは楽しみだな。【chara 7411 face 1 (normal)】 せいぜい頑張れと伝えときな。

voice: vo_adv_5074004_067
ミツキ:
【chara 117511 face 6 (surprised)】 いちいち言わなくても、あの子はしっかりとやり遂げるわ。
【chara 117511 face 1 (normal)】 だからあなたもせいぜいお礼の言葉でも考えておきなさい。

voice: vo_adv_5074004_068
親分:
【chara 7411 face 4 (sad)】 ……ちっ、面白くねえ。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 その頃{player}とユキはオーエド町にいた。

voice: vo_adv_5074004_069
ユキ:
【chara 117611 face 4 (sad)】 うーん、やっぱり限定モノだからダメだったね。
こればっかりはショーグンの力でもどうにもならないしね。

voice: vo_adv_5074004_070
ユキ:
【chara 117611 face 6 (surprised)】 でも、お店の人が代わりの食材で近いモノ作ってくれるって言ったのに、
どうして断っちゃったの?

Choice: (7) それじゃ親分は納得しないと思う。
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_5074004_071
ユキ:
【chara 117611 face 4 (sad)】 ああ……そうかもね。それにショーグンの名で
都合つけてもらったなんて知れたら、もっと機嫌悪くなりそうだし。

voice: vo_adv_5074004_072
ユキ:
【chara 117611 face 6 (surprised)】 でもこれからどうするの?
半端なものじゃあの頑固親分を納得させられないよ。

Choice: (8) 僕が天丼を作るよ。
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_5074004_073
ユキ:
【chara 117611 face 6 (surprised)】 キミが!? 【chara 117611 face 1 (normal)】 いや、案外いいアイデアかも。

voice: vo_adv_5074004_074
ユキ:
【chara 117611 face 3 (anger)】 そもそも最初からクリアさせる気のない無理難題なんだもの、
馬鹿正直に似たものを探しても仕方ないもんね。

voice: vo_adv_5074004_075
ユキ:
【chara 117611 face 1 (normal)】 よし、そっちはキミに任せたよ。
【chara 117611 face 6 (surprised)】 ……え、手伝わないのかって?

voice: vo_adv_5074004_076
ユキ:
【chara 117611 face 4 (sad)】 イヤだよ料理なんて。
指切ったり油はねで火傷してお肌に傷がついたらどうするのさ。

voice: vo_adv_5074004_077
ユキ:
【chara 117611 face 1 (normal)】 ボクはボクのやり方で親分と仲良くなっていくからね♪

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 翌日──

voice: vo_adv_5074004_078
親分:
【chara 7411 face 6 (surprised)】 よう、ショーグン様。頼んでたもんは用意できたかい?

Choice: (9) こちらをどうぞ。
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_5074004_079
親分:
【chara 7411 face 4 (sad)】 あん? 何だこりゃ、五色天丼じゃねえじゃねえか。
俺もなめられたもんだな。もぐ、もぐ……

voice: vo_adv_5074004_080
親分:
【chara 7411 face 4 (sad)】 ……おい若造、こいつはおめえが作ったな?
みなまで言うな、こんなのすぐに分かる。

voice: vo_adv_5074004_081
親分:
【chara 7411 face 1 (normal)】 自分は頑張ったってとこ見せたいのかもしれねえが、
こんなんじゃ話になんねえよ。

Choice: (10) どこがダメでしたか?
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_5074004_082
親分:
【chara 7411 face 3 (anger)】 自分で考えやがれ。ったく、まずい飯食わされる身にもなれってんだ。

voice: vo_adv_5074004_083
ミツキ:
【chara 117511 face 6 (surprised)】 そう言うわりにはちゃんと全部食べるのね。

voice: vo_adv_5074004_084
親分:
【chara 7411 face 1 (normal)】 ふん、食いもんを粗末にすんのが嫌いなだけだ。

voice: vo_adv_5074004_085
ユキ:
【chara 117611 face 6 (surprised)】 残念だったね。
【chara 117611 face 1 (normal)】 それじゃあ今度はボクが親分をご機嫌にしてみせるよ!

voice: vo_adv_5074004_086
親分:
【chara 7411 face 6 (surprised)】 おいおい、まだあるのかよ。

voice: vo_adv_5074004_087
ユキ:
【chara 117611 face 2 (joy)】 じゃーん! 見て見て! キレイなお花でしょ?
【chara 117611 face 1 (normal)】 当然ボクの美しさには負けるけど、ボクがいない時でも
キレイなものを見られるように飾っておいてあげるね。

voice: vo_adv_5074004_088
親分:
【chara 7411 face 6 (surprised)】 おい待て、その花鉢植えじゃねえか。
【chara 7411 face 1 (normal)】 いいか、鉢植えは「寝付く」を連想するから見舞いには御法度なんだよ!
【chara 7411 face 3 (anger)】 ケンカ売ってんのかこのガキ!

voice: vo_adv_5074004_089
ユキ:
【chara 117611 face 1 (normal)】 ふーん、でも、この花のせいで親分が死んじゃうわけじゃないんでしょ?
【chara 117611 face 2 (joy)】 じゃあキレイなもの見てた方がきっと長生きできるよ♪

voice: vo_adv_5074004_090
親分:
【chara 7411 face 6 (surprised)】 こ、こいつ、ゴクドー相手にまるで怯みやしねえ……

voice: vo_adv_5074004_091
ミツキ:
【chara 117511 face 4 (sad)】 さて、今日はこれ以上はどうにもなりそうにないし、
【chara 117511 face 1 (normal)】 また明日出直しましょう。

voice: vo_adv_5074004_092
親分:
【chara 7411 face 6 (surprised)】 お、おめえらまた来るつもりか!

voice: vo_adv_5074004_093
ミツキ:
【chara 117511 face 1 (normal)】 当然よ。あなたがその気になるまで何度でも、【chara 117511 face 2 (joy)】 ね♪

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 翌日──

voice: vo_adv_5074004_094
院長:
【chara 512 face 2 (joy)】 おや、これはこれはミツキ先生。子ども連れでどちらへお出かけかな?

voice: vo_adv_5074004_095
ミツキ:
【chara 117511 face 2 (joy)】 ええ、彼らの研修として回診に行くところよ。
【chara 117511 face 1 (normal)】 すごく手のかかる患者さんだから、いい経験になると思って。

voice: vo_adv_5074004_096
ミツキ:
【chara 117511 face 1 (normal)】 あ、ちゃんと通常の仕事もこなしているから安心してちょうだい。

voice: vo_adv_5074004_097
院長:
【chara 512 face 2 (joy)】 かまわんよ。貴様は他のボンクラどもの数倍は働いている。
多少の融通はきいてやるさ。

voice: vo_adv_5074004_098
院長:
【chara 512 face 1 (normal)】 これ以上の待遇を望むなら、先日の話を考えておくのだな。

voice: vo_adv_5074004_099
ミツキ:
【chara 117511 face 2 (joy)】 ええ、余裕があるときにじっくりと。

voice: vo_adv_5074004_100
院長:
【chara 117511 face 1 (normal)】 【chara 512 face 2 (joy)】 色よい返事、期待してるぞ。

voice: vo_adv_5074004_101
ユキ:
【chara 117611 face 3 (anger)】 ……あれって先生のこと誘ってるの? なんか気持ち悪いなぁ。
まさかあんな誘いに乗ったりしないよね?

voice: vo_adv_5074004_102
ミツキ:
【chara 117511 face 1 (normal)】 そうね……今のところはね。

voice: vo_adv_5074004_103
ユキ:
【chara 117611 face 2 (joy)】 親分親ぶ~ん♪

Choice: (11) 食事を持ってきました。
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_5074004_104
親分:
【chara 117611 face 1 (normal)】 【chara 7411 face 1 (normal)】 性懲りもなく来やがって。さっさとよこしやがれ!
もぐ、もぐ……ふん、ちったぁマシになったが、まだまだだな。

voice: vo_adv_5074004_105
親分:
【chara 7411 face 1 (normal)】 衣がべたついてるし、たれの味も濃すぎる。
飯の炊き方もなっちゃいねえ。

voice: vo_adv_5074004_106
ミツキ:
【chara 117511 face 1 (normal)】 今日は親切に教えてくれるのね?

voice: vo_adv_5074004_107
親分:
【chara 7411 face 3 (anger)】 う、うるせえ。

voice: vo_adv_5074004_108
ユキ:
【chara 117611 face 1 (normal)】 よーし、次はボクだね! 【chara 117611 face 2 (joy)】 じゃーん、いいでしょこれ。

voice: vo_adv_5074004_109
親分:
【chara 7411 face 6 (surprised)】 そいつは、錦絵か……よく見りゃそれ、おめえの絵じゃねえか。

voice: vo_adv_5074004_110
ユキ:
【chara 117611 face 1 (normal)】 ボクもオーエド町の英雄の一人だからね。それじゃあ貼ってくよ♪
【chara 117611 face 2 (joy)】 あぁ……絵になってもボクは美しいなぁ。

voice: vo_adv_5074004_111
親分:
【chara 7411 face 3 (anger)】 こ、こら勝手なマネすんな……【chara 7411 face 6 (surprised)】 って、おいおいおい、何枚貼るつもりだ!

voice: vo_adv_5074004_112
ユキ:
【chara 117611 face 2 (joy)】 さあ? お店にあったの全部買ってきたからいちいち数えてないよ。
【chara 117611 face 1 (normal)】 こんなにたくさんのボクに囲まれるなんて、うらやましい限りだね。

voice: vo_adv_5074004_113
親分:
【chara 7411 face 4 (sad)】 勘弁してくれよ……

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 数日後──

voice: vo_adv_5074004_114
ユキ:
【chara 117611 face 2 (joy)】 おやぶ~ん、今日も美しいボクが来たよ!

voice: vo_adv_5074004_115
親分:
【chara 117611 face 1 (normal)】 【chara 7411 face 6 (surprised)】 なんだ、今日はおめえ一人か。

voice: vo_adv_5074004_116
ユキ:
【chara 117611 face 1 (normal)】 先生は緊急の手術が入って、
{player}さんは今日もご飯の準備でどこかに出かけてるよ。

voice: vo_adv_5074004_117
親分:
【chara 7411 face 1 (normal)】 はっ、これで何度目だ。懲りねえヤツだぜ。
それならおめえもこんな辛気くせえとこに来なくてもいいだろ。

voice: vo_adv_5074004_118
ユキ:
【chara 117611 face 1 (normal)】 だって暇なんだもん。

voice: vo_adv_5074004_119
親分:
【chara 7411 face 4 (sad)】 とても看護師の言葉とは思えねえな。
【chara 7411 face 6 (surprised)】 つうかおめえは怖くねえのかよ? ゴクドーと二人きりでよ。

voice: vo_adv_5074004_120
ユキ:
【chara 117611 face 1 (normal)】 別に? 【chara 117611 face 6 (surprised)】 ゴクドーってのはよく分からないけど、
【chara 117611 face 1 (normal)】 親分のことは全然怖くないよ。

voice: vo_adv_5074004_121
ユキ:
【chara 117611 face 1 (normal)】 ボクが怖いのはボクの美しさが失われることだけだよ。
【chara 117611 face 6 (surprised)】 あ、これは全ての人たちにとっても恐怖かもね。

voice: vo_adv_5074004_122
親分:
【chara 7411 face 2 (joy)】 ったく、本当にわけの分かんねえヤツだぜ、おめえはよ。

voice: vo_adv_5074004_123
ユキ:
【chara 117611 face 1 (normal)】 あ、親分今笑ったよね?

voice: vo_adv_5074004_124
親分:
【chara 7411 face 6 (surprised)】 はぁ? バ、バカなこと言うんじゃねえ!

voice: vo_adv_5074004_125
ユキ:
【chara 117611 face 1 (normal)】 こんな鏡もない病室じゃ気付かないだろうけど、
はじめて会ったときよりずっと表情も柔らかくて、顔色よくなってるよ。

voice: vo_adv_5074004_126
親分:
【chara 7411 face 4 (sad)】 そ、そんなわけあるか。【chara 7411 face 1 (normal)】 もしそうだとしても、
それはおめえらじゃなくて院長の治療のおかげだ。

voice: vo_adv_5074004_127
ユキ:
【chara 117611 face 6 (surprised)】 かもしれないね。【chara 117611 face 1 (normal)】 でも親分をここから出すのは、
絶対に先生とあの人だよ。

voice: vo_adv_5074004_128
親分:
【chara 7411 face 6 (surprised)】 ……あいつらのこと、信用してるんだな。

voice: vo_adv_5074004_129
ユキ:
【chara 117611 face 2 (joy)】 うん。自分の美しさの次くらいに信用してるよ♪

voice: vo_adv_5074004_130
親分:
【chara 7411 face 2 (joy)】 ……ハハッ、大したもんだな、おめえは。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 翌日──

voice: vo_adv_5074004_131
親分:
【chara 7411 face 2 (joy)】 久しぶりじゃねえかショーグン。
しばらく顔見せねえから諦めたかと……
【chara 7411 face 6 (surprised)】 おめえ、そのケガはどうした。

Choice: (12) 大したことありません。
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_5074004_132
親分:
【chara 7411 face 4 (sad)】 どこで何してきたのか知らねえが、
ケガしてる時点で大したことなんだよ……

voice: vo_adv_5074004_133
ミツキ:
【chara 117511 face 2 (joy)】 私が手当てしたから大丈夫よ。【chara 117511 face 1 (normal)】 それより食べてもらえるかしら?
あなたのためにケガしてまで用意した、最高の食事よ。

voice: vo_adv_5074004_134
親分:
【chara 7411 face 6 (surprised)】 ど、どうしておめえらそこまで……

voice: vo_adv_5074004_135
ミツキ:
【chara 117511 face 1 (normal)】 あなた、とんでもない子に目をつけられたのよ?
一度助けると決めたら絶対にあきらめない、
とびきりのお人よしにね。

Choice: (13) 自信作です。
----- Tag 13 -----
voice: vo_adv_5074004_136
親分:
【chara 7411 face 1 (normal)】 そこまでされちゃあ仕方ねえ。【chara 7411 face 2 (joy)】 分かった、いただくぜ。
【chara 7411 face 6 (surprised)】 ん? なっ、こ、これは……!

voice: vo_adv_5074004_137
親分:
【chara 7411 face 6 (surprised)】 五色天丼じゃねえか!
あ、ありえねえ、こんなこと……もぐ、もぐ……

voice: vo_adv_5074004_138
親分:
【chara 7411 face 2 (joy)】 うまい……でも、五色天丼とは別もんだ……でも、うまい!
おい若造! こいつは一体何なんだ!

Choice: (14) 特製魔物五色天丼です。
----- Tag 14 -----
voice: vo_adv_5074004_139
親分:
【chara 7411 face 6 (surprised)】 ま、魔物だとぉ! 【chara 7411 face 4 (sad)】 冗談だろ、魔物がこんなうまいはずが……

voice: vo_adv_5074004_140
ユキ:
【chara 117611 face 1 (normal)】 {player}さんってば自分で旬のネタに似た、
そして味も劣らない魔物を獲りに行ったんだよ。

voice: vo_adv_5074004_141
ユキ:
【chara 117611 face 6 (surprised)】 言えば手伝ってくれる仲間なんてたくさんいるのに、
【chara 117611 face 1 (normal)】 これが自分の役目だって全部一人でやるんだもの。
ホント、物好きだねぇ。

voice: vo_adv_5074004_142
親分:
【chara 7411 face 2 (joy)】 ……なるほどな。ショーグンなんて呼ばれてる理由がやっと分かったぜ。
おめえみたいなヤツなら、みんなついてくるってもんだ。

voice: vo_adv_5074004_143
ミツキ:
【chara 117511 face 1 (normal)】 それで、今回はどうだったのかしら?

voice: vo_adv_5074004_144
親分:
【chara 7411 face 2 (joy)】 ……はぁー、俺の負けだ。

voice: vo_adv_5074004_145
親分:
【chara 7411 face 4 (sad)】 すまなかったな。端から解決できねえ問題をふっかけるなんて、
どうしようもねえことしちまった。

voice: vo_adv_5074004_146
親分:
【chara 7411 face 4 (sad)】 なのにおめえらは真っ向から挑んできやがった。
諦めず、何度も何度も、ケガしてまで。

voice: vo_adv_5074004_147
親分:
【chara 7411 face 2 (joy)】 そんなもん見せられて、心を動かされねえようじゃ、
親分なんて呼ばれる資格はねえ。

voice: vo_adv_5074004_148
親分:
【chara 7411 face 2 (joy)】 おめえらの勝ちだ。本当に、大したもんだぜ。
ああ、うめえ……こんなあったかくてうまい飯は久しぶりだ!

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 こうしてミツキたちは親分の信頼を得ることに成功するのだった。