病巣で見たものは
信頼を得たのも束の間、姿を消してしまう親分。調査のためミツキと別行動をとったユキと{player}は院長の恐ろしい所業に気付く。そして親分を助けに向かった部屋には院長とミツキの姿があった。


-------------- situation:
病巣で見たものは
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 ついに親分の信頼を得たミツキたちは、
定期的に彼の元を訪れていた。

voice: vo_adv_5074005_000
ミツキ:
【chara 117511 face 2 (joy)】 おはよう、親分。ごきげんいかがかしら?

voice: vo_adv_5074005_001
親分 :
【chara 117511 face 1 (normal)】 【chara 7411 face 4 (sad)】 サ……最悪だぜ。目覚めて最初に見るのがおめえの面なんてよ。

voice: vo_adv_5074005_002
ミツキ:
【chara 117511 face 5 (shy)】 まあ酷い。これでもか弱い乙女なのよ? 傷付いちゃうわ~

voice: vo_adv_5074005_003
親分:
【chara 7411 face 4 (sad)】 けっ、乙女ってガラかよ。

voice: vo_adv_5074005_004
ユキ:
【chara 117611 face 2 (joy)】 お~やぶん、今日こそお化粧してもらうよ♪

voice: vo_adv_5074005_005
親分:
【chara 117611 face 1 (normal)】 【chara 7411 face 6 (surprised)】 うお、バカ、止めろって! 男が化粧なんかできるかってんだ!

voice: vo_adv_5074005_006
ユキ:
【chara 117611 face 6 (surprised)】 もう、親分ってば考え方が古いなぁ。【chara 117611 face 1 (normal)】 今は男性だって化粧する時代だよ?

voice: vo_adv_5074005_007
親分:
【chara 7411 face 4 (sad)】 見てのとおり古い人間なんだよ、俺は!

voice: vo_adv_5074005_008
ユキ:
【chara 117611 face 1 (normal)】 古い人間だからなんて関係ないよ。
美しさっていうのは、いつの時代も変わらず素晴らしいものなんだから♪
【chara 117611 face 2 (joy)】 ほら、ボクの顔を見てみてよ、とってもかわいくて美しいでしょ!

voice: vo_adv_5074005_009
親分:
【chara 7411 face 4 (sad)】 なにわけの分かんねえこと言ってんだ。ったく……
おいおめえ、こいつのことなんとかしてくれよ。

voice: vo_adv_5074005_010
ミツキ:
【chara 117511 face 1 (normal)】 大人しく私の治療を受けてくれるなら、
この子を止めてあげてもいいわよ。

voice: vo_adv_5074005_011
親分:
【chara 7411 face 1 (normal)】 ……それは断る。

voice: vo_adv_5074005_012
ミツキ:
【chara 117511 face 4 (sad)】 本当に強情な人ね。

voice: vo_adv_5074005_013
親分:
【chara 7411 face 1 (normal)】 何とでも言え。ユキと若造は気に入ったがおめえは別だ。
とっとと帰りやがれ!

voice: vo_adv_5074005_014
ミツキ:
【chara 117511 face 1 (normal)】 仕方ないわね。私は戻るから、
二人ともしばらくかわいそうな頑固老人の相手をしてあげてね。

voice: vo_adv_5074005_015
親分:
【chara 7411 face 4 (sad)】 けっ、本当にイヤな医者だぜまったくよ。

Choice: (1) ミツキ先生に診てもらわないんですか?
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_5074005_016
親分:
【chara 7411 face 1 (normal)】 俺の主治医は院長だ。
勝手に余所の医者に診てもらうなんて筋が通らねえ。

voice: vo_adv_5074005_017
ユキ:
【chara 117611 face 6 (surprised)】 んー、でもその院長に診てもらって、親分はよくなってるの?
自分の体が大事ならお医者さんを替えるなんて普通のことでしょ?

voice: vo_adv_5074005_018
親分:
【chara 7411 face 1 (normal)】 ……

voice: vo_adv_5074005_019
ユキ:
【chara 117611 face 4 (sad)】 親分には悪いけど、ボクはあの人なんかイヤだな。
前に会った時すごく感じ悪かったんだから。

voice: vo_adv_5074005_020
親分:
【chara 7411 face 2 (joy)】 院長はちぃと厳しくて誤解されやすいが、
あれで実は義理堅くて立派な人なんだ。

voice: vo_adv_5074005_021
ユキ:
【chara 117611 face 6 (surprised)】 義理堅い? えー、なんだか信じられないな。
そもそも親分はどうしてそんなに院長のことを信頼してるの?

voice: vo_adv_5074005_022
親分:
【chara 7411 face 6 (surprised)】 ああ、言ってなかったか。
【chara 7411 face 1 (normal)】 あの人が魔物に襲われていたところを俺が助けたのがはじまりだ。

voice: vo_adv_5074005_023
親分:
【chara 7411 face 1 (normal)】 それをいたく感謝されてな、礼にと俺だけじゃなく一家の連中も
無料で診察してくれたり、使い切れねえほど薬を贈ってくれたりと
色々してくれるようになったんだ。

voice: vo_adv_5074005_024
親分:
【chara 7411 face 2 (joy)】 あの人は医療が盤石な町は人々が安心して暮らせる町だって言ってた。
余所者なのに誰よりもこの町のことを考え、
潰れかけの病院を立て直し、町人からの信頼も厚い。

voice: vo_adv_5074005_025
親分:
【chara 7411 face 2 (joy)】 誰が何と言おうと、あの人は立派な医者だ。俺は信じてる。

Choice: (2) それならミツキ先生も立派な医者だよ。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_5074005_026
ユキ:
【chara 117611 face 1 (normal)】 そうそう。腕もいいしボクのニキビもあっという間に治してくれたし!
町の人たちだって先生に診てもらいたい人がいっぱいいるんだから。

voice: vo_adv_5074005_027
親分:
【chara 7411 face 6 (surprised)】 ……あいつがタダもんじゃねえのは分かってるよ。
【chara 7411 face 1 (normal)】 なにせ院長しか来れないはずのこの病室に来ちまうんだからな。

voice: vo_adv_5074005_028
親分:
【chara 7411 face 4 (sad)】 でもな、あいつはダメなんだよ。

voice: vo_adv_5074005_029
ユキ:
【chara 117611 face 6 (surprised)】 なんで?

voice: vo_adv_5074005_030
親分:
【chara 7411 face 2 (joy)】 ……あいつは、俺の娘にそっくりなんだ。

voice: vo_adv_5074005_031
ユキ:
【chara 117611 face 6 (surprised)】 え?

voice: vo_adv_5074005_032
親分:
【chara 7411 face 4 (sad)】 はじめて会ったときは心臓が止まりそうになったぜ。
何年も会ってねえ娘がいきなり現れたのかと思ったからよ。

voice: vo_adv_5074005_033
親分:
【chara 7411 face 4 (sad)】 しかもあいつは見た目だけじゃなく性格までよく似てやがる。
知的で人を食ったような、でも、その……

voice: vo_adv_5074005_034
親分:
【chara 7411 face 2 (joy)】 根はや、優しいところとかよ?

voice: vo_adv_5074005_035
親分:
【chara 7411 face 2 (joy)】 さっきみたいに起き抜けにちょっかい出すとこまでそっくりだ。

voice: vo_adv_5074005_036
ユキ:
【chara 117611 face 6 (surprised)】 でもそのわりに親分ってば先生には冷たいよね?

voice: vo_adv_5074005_037
親分:
【chara 7411 face 1 (normal)】 よく似てるからだ。
【chara 7411 face 4 (sad)】 なにしろ俺のせいで娘はいなくなっちまったんだからな。

voice: vo_adv_5074005_038
ユキ:
【chara 117611 face 6 (surprised)】 どういうこと?

voice: vo_adv_5074005_039
親分:
【chara 7411 face 1 (normal)】 数年前、敵対勢力との争いが激化し、俺は女房と娘を顧みなくなった。
【chara 7411 face 4 (sad)】 でも、あいつならこんな状況を理解し耐えてくれると思っていた。

voice: vo_adv_5074005_040
親分:
【chara 7411 face 4 (sad)】 あいつは聡明で強い娘だって勝手に思い込んでいた。

voice: vo_adv_5074005_041
親分:
【chara 7411 face 4 (sad)】 でも違った。いつ血生臭い争いに巻き込まれるのか、
ずっと怯えながら生きていたんだ。

voice: vo_adv_5074005_042
親分:
【chara 7411 face 4 (sad)】 そんな生活に嫌気がさして、女房と共に出ていったよ。

Choice: (3) その娘さんは今……
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_5074005_043
親分:
【chara 7411 face 4 (sad)】 さあな。手紙の一つもありゃしねえから
どこにいるのかも全く分からねえ。

voice: vo_adv_5074005_044
親分:
【chara 7411 face 4 (sad)】 まあ当然だ。どんなに任侠だなんだとカッコつけたところで、
娘にしてみれば俺は父親失格のダメ男だ。

voice: vo_adv_5074005_045
親分:
【chara 7411 face 4 (sad)】 だからあの先生の顔を見るだけで負い目を感じるんだよ。
俺はあんたに救ってもらうような人間じゃねえ、
いや、救われちゃいけないんだってな。

voice: vo_adv_5074005_046
ユキ:
【chara 117611 face 6 (surprised)】 だからあんなふうに突き放すようなこと言ってたんだ。
【chara 117611 face 3 (anger)】 でも、先生は先生だよ? そっくりでも娘さんじゃないよ?

voice: vo_adv_5074005_047
親分:
【chara 7411 face 1 (normal)】 それだけじゃねえ、あの人にはあまりこの病院とは
関わってほしくねえんだ……

voice: vo_adv_5074005_048
ユキ:
【chara 117611 face 6 (surprised)】 それってどういうこと?

voice: vo_adv_5074005_049
親分:
【chara 7411 face 4 (sad)】 何でもねえよ。【chara 7411 face 1 (normal)】 さあ、おめえらももう戻りな。

voice: vo_adv_5074005_050
ユキ:
【chara 117611 face 6 (surprised)】 ちょっと親分!

voice: vo_adv_5074005_051
ミツキ:
【chara 117511 face 6 (surprised)】 ふぅん。親分がそんなことを。

voice: vo_adv_5074005_052
ユキ:
【chara 117611 face 3 (anger)】 親分も薄々分かってるんじゃないかな?
この病院は何かがおかしいって。

voice: vo_adv_5074005_053
ミツキ:
【chara 117511 face 1 (normal)】 ああいう昔気質で真っすぐな人ほど、
簡単には自分の考えを変えられないものなのよ。

voice: vo_adv_5074005_054
ユキ:
【chara 117611 face 6 (surprised)】 もうこうなったら強引にでも親分を外に連れ出しちゃえば?
【chara 117611 face 1 (normal)】 先生ならそれくらいできるよね?

voice: vo_adv_5074005_055
ミツキ:
【chara 117511 face 1 (normal)】 可能かどうかでいえばもちろん可能よ。
【chara 117511 face 4 (sad)】 でもそう簡単な問題でもないわ。

voice: vo_adv_5074005_056
ミツキ:
【chara 117511 face 6 (surprised)】 なにしろ魔法で隠した病棟に閉じ込めておくくらいの相手よ?
【chara 117511 face 4 (sad)】 当然何らかの対策をしていると考えるべきね。

voice: vo_adv_5074005_057
ミツキ:
【chara 117511 face 4 (sad)】 下手に強行手段にでたら、これまでの成果が台無しになりかねないわ。

voice: vo_adv_5074005_058
ユキ:
【chara 117611 face 4 (sad)】 じゃあどうするの? このままじゃもっとひどいことされちゃうかも!

voice: vo_adv_5074005_059
ミツキ:
【chara 117511 face 6 (surprised)】 そうね、【chara 117511 face 1 (normal)】 こうなったら私が親分の主治医になるわ。
そして治療して退院させる。これが一番近道ね。

voice: vo_adv_5074005_060
ユキ:
【chara 117611 face 6 (surprised)】 でも、あの院長がそんなこと許すかな……

voice: vo_adv_5074005_061
ミツキ:
【chara 117511 face 6 (surprised)】 すんなりいくとは思ってないわ。
【chara 117511 face 1 (normal)】 まずは交渉してみましょう。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 翌日──

voice: vo_adv_5074005_062
ミツキ:
【chara 117511 face 1 (normal)】 院長。少しお話し、よろしいかしら?

voice: vo_adv_5074005_063
院長:
【chara 512 face 1 (normal)】 ……ワシは忙しいのだ。手短に頼むぞ。

voice: vo_adv_5074005_064
ミツキ:
【chara 117511 face 2 (joy)】 それじゃあ単刀直入に。
【chara 117511 face 1 (normal)】 私にライドウ一家の親分の主治医をやらせてもらえないかしら?

voice: vo_adv_5074005_065
院長:
【chara 512 face 6 (surprised)】 ライドウ一家? はて、何の話だ?

voice: vo_adv_5074005_066
ミツキ:
【chara 117511 face 6 (surprised)】 みなまで言わせる気?
【chara 117511 face 1 (normal)】 あなたが彼を隠し病棟に閉じ込めていたことも知っているし、
もう何度も会ってるのよ。

voice: vo_adv_5074005_067
院長:
【chara 512 face 4 (sad)】 やれやれ、いくら優秀とはいえ働き過ぎは体に毒だろう。
いもしない患者など放っておいて少し休んだらどうだ?

voice: vo_adv_5074005_068
院長:
【chara 512 face 1 (normal)】 通常の診察などボンクラどもに任せておけばいい。
【chara 512 face 2 (joy)】 おおそうだ、息抜きにワシの研究に協力せんか?

voice: vo_adv_5074005_069
院長:
【chara 512 face 2 (joy)】 前にも言ったが、返答次第では望むものを与えてやるぞ。
裏の人間とはいえ、設備や実験台の確保はそう容易くないだろ?

voice: vo_adv_5074005_070
ミツキ:
【chara 117511 face 4 (sad)】 悪いけど、あなたに付き合っている暇は──

voice: vo_adv_5074005_071
院長:
【chara 512 face 1 (normal)】 もう一度言うぞ。いもしない患者など放っておけ。

voice: vo_adv_5074005_072
ミツキ:
【chara 117511 face 6 (surprised)】 ……まさか!

voice: vo_adv_5074005_073
ユキ:
【chara 117611 face 6 (surprised)】 うそ……親分がいないよ!

voice: vo_adv_5074005_074
ミツキ:
【chara 117511 face 4 (sad)】 ……やられた。どこかに移動させられたわね。

Choice: (4) 手分けして捜そう!
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_5074005_075
ミツキ:
【chara 117511 face 4 (sad)】 待ちなさい。闇雲に捜したところで見つかりはしないわ。
ひとまず二人で情報を集めてきて。

voice: vo_adv_5074005_076
ミツキ:
【chara 117511 face 4 (sad)】 親分の新たな居場所なら言うことないけど、
院長や親分に関する情報ならなんでも構わないわ。

voice: vo_adv_5074005_077
ユキ:
【chara 117611 face 6 (surprised)】 いいけど、こうなったら院長を問い詰めた方が早くない?

voice: vo_adv_5074005_078
ミツキ:
【chara 117511 face 1 (normal)】 物事には順序ってものがあるわ。
二人とも、調査は頼んだわよ。

voice: vo_adv_5074005_079
院長:
【chara 512 face 1 (normal)】 ……そろそろ来るころだと思っていたぞ。

voice: vo_adv_5074005_080
ミツキ:
【chara 117511 face 2 (joy)】 ふふ、院長とはじっくりお話したいと思っていたの。
【chara 117511 face 1 (normal)】 同類として、ね?

voice: vo_adv_5074005_081
院長:
【chara 512 face 2 (joy)】 くくく、やはり貴様は優秀だな。

voice: vo_adv_5074005_082
医者:
【chara 1 face 1 (normal)】 おや? 君はたしかミツキ先生の助手の……

Choice: (5) ライドウ一家の親分、どこですか?
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_5074005_083
医者:
【chara 1 face 1 (normal)】 ス、ストレートだな君……私は、何も知らない。
そ、そんな純粋な目で見つめられても知らないものは知らない!

Choice: (6) 院長について教えてください。
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_5074005_084
医者:
【chara 1 face 1 (normal)】 院長の? あまり陰口のようなマネは……
だ、だからそんな純粋な目で見ないでくれ。

voice: vo_adv_5074005_085
医者:
【chara 1 face 1 (normal)】 ……どうか、院長には内密に頼むよ。

voice: vo_adv_5074005_086
医者:
【chara 1 face 1 (normal)】 現院長はある日突然現れ、そして瞬く間に前院長を追い出し、
病院の全権を掌握したんだ。

voice: vo_adv_5074005_087
医者:
【chara 1 face 1 (normal)】 正直、前院長は黒い噂が絶えず、病院の経営も傾かせてしまう
ろくでもない人だったから、この交代劇に誰も文句はなかったよ。

Choice: (7) 院長ってすごい人なんだ。
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_5074005_088
医者:
【chara 1 face 1 (normal)】 そこは否定はしないよ。
ただ、現院長が清廉潔白な人物かと言われると……

voice: vo_adv_5074005_089
医者:
【chara 1 face 1 (normal)】 表向きは患者たちの信頼の厚い優良な病院に生まれ変わった。
ただ、我々スタッフには極めて冷淡で厳しく、
裏表のある人であることは間違いない。

voice: vo_adv_5074005_090
医者:
【chara 1 face 1 (normal)】 さらに院長は裏ではたくさんの機材や薬品を購入し、
自身の開発した得体の知れない薬品を独断で使ったりと、
好き放題やってるんだ。

voice: vo_adv_5074005_091
医者:
【chara 1 face 1 (normal)】 結局表向きだけよくて中身は前院長時代と変わらず、
当然医師や看護師たちも不満が溜まる一方だ。

voice: vo_adv_5074005_092
医者:
【chara 1 face 1 (normal)】 しかし病院の立て直しという確実な実績があり、
何より院長の得体の知れなさを恐れて、何も言えない状態なんだよ。

Choice: (8) お話ありがとうございました。
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_5074005_093
医者:
【chara 1 face 1 (normal)】 ……いや、こちらもわだかまりを口にできただけで
ずいぶんとスッキリしたよ。ありがとう。

voice: vo_adv_5074005_094
医者:
【chara 1 face 1 (normal)】 私からはこんなことくらいしか言えないが、
役に立つなら幸いだよ。くれぐれも気を付けて。

voice: vo_adv_5074005_095
ユキ:
【chara 117611 face 6 (surprised)】 ふーん、それじゃあ親分の一家の人たちもよく来てたんだ。

voice: vo_adv_5074005_096
看護師:
【chara 412 face 4 (sad)】 は、はい。何でも院長が親分さんにお世話になったとかで、
一家のみなさんたちがよくケガの治療や診断などで来てました。

voice: vo_adv_5074005_097
看護師:
【chara 412 face 6 (surprised)】 特に親分さんは何度も大がかりな検査を受けていたみたいです。
【chara 412 face 4 (sad)】 親分さんが来たときは他の患者さんは後回しにされてましたし……

voice: vo_adv_5074005_098
ユキ:
【chara 117611 face 6 (surprised)】 ふーん、でも別に親分って病気とかってわけじゃなかったんでしょ?
何でそこまでしてたのかな?

voice: vo_adv_5074005_099
看護師:
【chara 412 face 4 (sad)】 それは分かりません。基本的に親分さんの診察は院長一人で
担当していましたので、他の先生方も知らないと思います。

voice: vo_adv_5074005_100
ユキ:
【chara 117611 face 6 (surprised)】 そっか。それで親分は今どこにいるの?

voice: vo_adv_5074005_101
看護師:
【chara 412 face 4 (sad)】 すみません、分かりません……

voice: vo_adv_5074005_102
ユキ:
【chara 117611 face 3 (anger)】 やっぱり患者さんたちが言ってたのは正しかったね。
お医者さんも看護師さんも辛そうだって。

voice: vo_adv_5074005_103
看護師:
【chara 412 face 6 (surprised)】 っ!

voice: vo_adv_5074005_104
ユキ:
【chara 117611 face 3 (anger)】 親分だけじゃない、この病院自体がまるで病に冒されてるみたいだよ。
なんだか全然美しくないよね!

voice: vo_adv_5074005_105
ユキ:
【chara 117611 face 1 (normal)】 でも大丈夫! 【chara 117611 face 2 (joy)】 きっとミツキ先生たちが何とかしてくれるから。

voice: vo_adv_5074005_106
看護師:
【chara 412 face 6 (surprised)】 あ、あなたたちは一体……

voice: vo_adv_5074005_107
ミツキ:
【chara 117511 face 2 (joy)】 おかえりなさい、二人とも。
【chara 117511 face 1 (normal)】 なにか手がかりはあった?

voice: vo_adv_5074005_108
ユキ:
【chara 117611 face 6 (surprised)】 あ、先生! どこ行ってたのさ。

voice: vo_adv_5074005_109
ミツキ:
【chara 117511 face 4 (sad)】 ごめんなさい、ちょっと野暮用でね。
【chara 117511 face 1 (normal)】 さっそくで悪いけど、集まった情報聞かせてもらえるかしら?

voice: vo_adv_5074005_110
ユキ:
【chara 117611 face 3 (anger)】 ──と、いうわけで、院長は親分をずいぶんひいきにしてたみたいだね。
ここまでいくとお礼とか親切なんて関係なさそうだよ。

voice: vo_adv_5074005_111
ミツキ:
【chara 117511 face 4 (sad)】 そうね。
【chara 117511 face 6 (surprised)】 ねえユキ、あなたが言ってた、人の顔色が変に見えるっていう話だけど。

voice: vo_adv_5074005_112
ユキ:
【chara 117611 face 6 (surprised)】 ああ、あれね。色々あって忘れてたけど、結局何なんだろうね。

voice: vo_adv_5074005_113
ミツキ:
【chara 117511 face 4 (sad)】 おそらくだけど、ユキの審美眼が患者の体に起きている異常を
顔色の変化として視認したのよ。

voice: vo_adv_5074005_114
ミツキ:
【chara 117511 face 4 (sad)】 あなたが異変を感じたのはオーエド町に来てから。
老婦人や親分といった入院患者にもそれが見えた。

voice: vo_adv_5074005_115
ユキ:
【chara 117611 face 4 (sad)】 うわぁ、ボクこれ以上聞きたくないんだけど……

voice: vo_adv_5074005_116
ミツキ:
【chara 117511 face 4 (sad)】 病院の全権を支配する院長。町中に配られた試供品。
町人に表れる謎の症状。隔離された親分。

voice: vo_adv_5074005_117
ミツキ:
【chara 117511 face 4 (sad)】 これらの要素から導き出される答え、それは──

voice: vo_adv_5074005_118
ミツキ:
【chara 117611 face 6 (surprised)】 【chara 117511 face 4 (sad)】 オーエド町中が院長の実験台にされている。
特にひどい顔色の親分は一層念入りにね。

Choice: (9) 早く助け出さないと!
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_5074005_119
ユキ:
【chara 117611 face 6 (surprised)】 でも、肝心の親分の居場所が分からないんじゃ、
【chara 117611 face 4 (sad)】 これ以上動きようがないし……

voice: vo_adv_5074005_120
ミツキ:
【chara 117511 face 1 (normal)】 ……ひとまず今日はここまでにしましょう。
引き続きあなたたちは調査をお願いするわ。

voice: vo_adv_5074005_121
ユキ:
【chara 117611 face 4 (sad)】 ええー、またボクたちだけ?
先生も少しは手伝ってよ。

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ミツキ:
【chara 117511 face 1 (normal)】 私にはまだやることがあるの。【chara 117511 face 2 (joy)】 信じてるわよ、二人とも♪

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 三日後──

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ユキ:
【chara 117611 face 4 (sad)】 うぅー、ミツキ先生あれから全然姿見せないし、どこで何してるのさ!
【chara 117611 face 6 (surprised)】 キミは何か聞いてないの?

Choice: (10) 何も聞いてないよ……
----- Tag 10 -----
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ユキ:
【chara 117611 face 6 (surprised)】 先生のことだからちゃんと動いてるとは思うけど、
【chara 117611 face 3 (anger)】 それならそれで報告くらいしてくれてもいいのに。

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医者:
【chara 1 face 1 (normal)】 お忙しいところ失礼するよ。

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ユキ:
【chara 117611 face 6 (surprised)】 あれ、ミツキ先生に用事かな?
【chara 117611 face 1 (normal)】 先生は席外してるから出直してきて。

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看護師:
【chara 412 face 3 (anger)】 いえ、あなたたちにこれを渡そうと思いまして……

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ユキ:
【chara 117611 face 6 (surprised)】 これって……病院の地図だよね?
けどこの印がついてるとこって……

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医者:
【chara 1 face 1 (normal)】 おそらくその場所に、お捜しの患者はいるはずです。
どうか行って助けてあげてほしい。

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ユキ:
【chara 117611 face 6 (surprised)】 すごい情報だね! でも、どうして分かったの?

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医者:
【chara 1 face 1 (normal)】 確信があるわけではないよ。
ただ、数日前からその場所で院長の姿が
目撃されていたので、これは何かあるのではと思っただけなんだ。

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ユキ:
【chara 117611 face 1 (normal)】 なるほどね。【chara 117611 face 6 (surprised)】 ボクたちにとってはありがたいけど、
院長にバレたら大変なんじゃない?

voice: vo_adv_5074005_133
医者:
【chara 1 face 1 (normal)】 我々は院長の手下ではない。
患者と真摯に向き合うべき医療スタッフだ。

voice: vo_adv_5074005_134
看護師:
【chara 412 face 1 (normal)】 患者さんに頼られ、笑顔にする。あなたたちのおかげで
そんな当たり前なことをようやく思い出せたんです。

voice: vo_adv_5074005_135
医者:
【chara 1 face 1 (normal)】 その通りだよ。
医療の道を志したころの思いに、我々は立ち返ることができたんだ。

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医者:
【chara 1 face 1 (normal)】 だが恥ずかしい話だが、我々では院長に立ち向かうには力不足だ。
でも、もう目の前の問題から目を背けるのは止める。

voice: vo_adv_5074005_137
看護師:
【chara 412 face 4 (sad)】 だからどうか親分さんを、そして病院を救ってください!

voice: vo_adv_5074005_138
ユキ:
【chara 117611 face 1 (normal)】 ……だって。どうする? ショーグン。

Choice: (11) 必ず救ってみせます!
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_5074005_139
ユキ:
【chara 117611 face 2 (joy)】 はりきってるねぇ。【chara 117611 face 1 (normal)】 まあ、ボクも一応オーエド町の英雄だからね。
ほどほどに頑張るよ。

voice: vo_adv_5074005_140
ユキ:
【chara 117611 face 6 (surprised)】 さっそく地図の場所に来てみたけど、
【chara 117611 face 4 (sad)】 親分を隠してたとこみたいに魔法で細工されてたらどうしよう……
【chara 117611 face 6 (surprised)】 あれ?

voice: vo_adv_5074005_141
ユキ:
【chara 117611 face 1 (normal)】 なんだかあそこの壁、ちょっと開きそうじゃない?
きっとあれが魔法の隠し扉だよ!

voice: vo_adv_5074005_142
ユキ:
【chara 117611 face 6 (surprised)】 え、院長がいるかもしれない?
うーん、【chara 117611 face 1 (normal)】 でもいたとしても相手はおじいちゃんでしょ?
キミ一人でもなんとかなるよね!

voice: vo_adv_5074005_143
ユキ:
【chara 117611 face 2 (joy)】 それじゃあ、おじゃましまーす!

voice: vo_adv_5074005_144
ユキ:
【chara 117611 face 6 (surprised)】 ここって院長の部屋かな……あ! あれ見て!

voice: vo_adv_5074005_145
親分:
【chara 7411 face 1 (normal)】 …………

voice: vo_adv_5074005_146
ユキ:
【chara 117611 face 1 (normal)】 親分だ! やっぱりここに運び込まれてたんだね。

voice: vo_adv_5074005_147
院長:
【chara 512 face 6 (surprised)】 なっ! 貴様ら、どうしてここに! 【chara 512 face 3 (anger)】 ……あの無能どもの仕業だな?
役立たずどころかワシの足まで引っ張るとはな。

voice: vo_adv_5074005_148
ユキ:
【chara 117611 face 6 (surprised)】 うわ、本当にいた! 【chara 117611 face 3 (anger)】 でもちょうどいいや、親分を返してもらうよ!

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院長:
【chara 512 face 3 (anger)】 キャンキャン吠えるクソガキめ。おい、あいつらを黙らせろ!

voice: vo_adv_5074005_150
ユキ:
【chara 117611 face 1 (normal)】 あ、手下がいるみたい。任せたよ{player}さん!

voice: vo_adv_5074005_151
???:
【chara 1 face 1 (normal)】 あら、手下だなんて随分じゃない。

voice: vo_adv_5074005_152
ユキ:
【chara 117611 face 6 (surprised)】 ……え、うそ……何で……

voice: vo_adv_5074005_153
ミツキ:
【chara 117511 face 1 (normal)】 ようこそ、お二人さん♪

voice: vo_adv_5074005_154
ユキ:
【chara 117611 face 6 (surprised)】 なんでミツキ先生がそこにいるのー!