過去と今を伝える覚悟
{player}に異変が起き、ラビリスタが姿を現す。彼女に導かれ、キャルはいまだ心の中にあり続けるかつての主、覇瞳皇帝と対峙する。想いを尽くしたキャルに、覇瞳皇帝は向かうべき場所を示す。
-------------- situation:
過去と今を伝える覚悟
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
{player}が眠ったままになって数日。
【美食殿】のギルドには連日、多くの人が訪れていた。
voice: vo_adv_5085002_000
タマキ:
【chara 104611 face 4 (sad)】
たい焼き、ここに置いておくにゃ。
【chara 104611 face 1 (normal)】
冷めてもおいしいけど、温かいのが一番にゃ。
早く起きて食べるといいにゃ。【chara 104611 face 2 (joy)】
……お代は後で回収にくるにゃ。
voice: vo_adv_5085002_001
ミフユ:
【chara 104611 face 1 (normal)】
【chara 104811 face 4 (sad)】
そこはタダにしてあげないのね……
【chara 104811 face 2 (joy)】
私も、この間のおもちゃ工場みたいないいアルバイト、見つけておくわ。
元気になったら、また一緒に働きましょうね。
voice: vo_adv_5085002_002
ユカリ:
【chara 103412 face 2 (joy)】
私からはこれ。
起きたらパーッと飲みましょ。
voice: vo_adv_5085002_003
ミフユ:
【chara 104811 face 6 (surprised)】
ユカリさん!?
いくらなんでも麦しゅわはダメよ!?
voice: vo_adv_5085002_004
ユカリ:
【chara 103412 face 6 (surprised)】
さすがにジュースよ!?
【chara 103412 face 3 (anger)】
なんで私がお土産持ってきただけで麦しゅわって決めつけるの!?
voice: vo_adv_5085002_005
タマキ:
【chara 104611 face 4 (sad)】
日頃の行いにゃ。
voice: vo_adv_5085002_006
アキノ:
【chara 103211 face 1 (normal)】
……{player}さま。
【メルクリウス財団】はいつもあなたさまに助けられています。
【chara 103211 face 2 (joy)】
私にできることがあれば、何だってする所存ですわ。
voice: vo_adv_5085002_007
アキノ:
【chara 103211 face 1 (normal)】
あなたさまはお金では得ることのできない、かけがえのないかたです。
【chara 103211 face 4 (sad)】
どうか早くお目覚めになってくださいね。
voice: vo_adv_5085002_008
アキノ:
【chara 103211 face 6 (surprised)】
タマキさん、ミフユさん、ユカリさん、行きますわよ。
【chara 103211 face 1 (normal)】
それでは、また。
……{player}さま。
voice: vo_adv_5085002_009
ノゾミ:
【chara 102913 face 4 (sad)】
…………
voice: vo_adv_5085002_010
チカ:
【chara 104211 face 6 (surprised)】
……ノゾミ。
{player}さんのことが心配なのは分かりますが、
【chara 104211 face 4 (sad)】
そろそろ次の現場へ向かわないと。
voice: vo_adv_5085002_011
ノゾミ:
【chara 102913 face 4 (sad)】
うん、分かってる。
ダメだよね、私が気を落としてちゃ。
ファンのみんなと……彼を、ガッカリさせちゃうもんね。
voice: vo_adv_5085002_012
ツムギ:
【chara 105411 face 3 (anger)】
まったく、いつもは呼んでもいないのにフラッと現れるくせに、
ちょっと見ないなって思ったらこの有様ですよ。
voice: vo_adv_5085002_013
ツムギ:
【chara 105411 face 3 (anger)】
今をときめくアイドルがわざわざ足を運んであげてるんですから、
飛び起きて泣きながら感謝するべきじゃないですか?
【chara 105411 face 4 (sad)】
……ほんと、乙女心が分かってないというか……
voice: vo_adv_5085002_014
ノゾミ:
【chara 102913 face 6 (surprised)】
ツムギ。
【chara 102913 face 1 (normal)】
{player}くんの手、
そんなに強く握ったら跡がついちゃうよ?
voice: vo_adv_5085002_015
ツムギ:
【chara 105411 face 6 (surprised)】
うぇっ!?
あ、いや、そんな強くしてませんよ!
voice: vo_adv_5085002_016
チカ:
【chara 104211 face 6 (surprised)】
……眠ったままで構いません。
【chara 104211 face 1 (normal)】
私たち、またライブが決まったんです。
この間のサマーライブよりも精一杯、歌って、踊りたいと思っています。
voice: vo_adv_5085002_017
チカ:
【chara 104211 face 2 (joy)】
私たちの歌声……あなたに聞いてもらいたいです。
【chara 104211 face 1 (normal)】
……いつものように感想、聞かせてくださいね。
ノゾミも、ツムギも、私も……楽しみにしていますから。
voice: vo_adv_5085002_018
ノゾミ:
【chara 102913 face 2 (joy)】
それじゃあね!
【chara 102913 face 1 (normal)】
……また、来るから。
voice: vo_adv_5085002_019
シェフィ:
【chara 106412 face 2 (joy)】
本当に、いろんな人が来てくれたわね。
voice: vo_adv_5085002_020
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
ええ、様々なおかたが、主さまのために足を運んでくださっています。
voice: vo_adv_5085002_021
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
……みんな、あいつのこと本気で心配してくれてるわね。
【chara 106012 face 1 (normal)】
お金持ちの財団に、アイドルグループに……
voice: vo_adv_5085002_022
イリヤ:
【chara 104412 face 4 (sad)】
邪魔するぞ。
voice: vo_adv_5085002_023
イリヤ:
【chara 104412 face 4 (sad)】
まったくあやつめ。
最近姿を見せぬからなにかと思えば、
眠りこけておるとはな。
voice: vo_adv_5085002_024
イリヤ:
【chara 104412 face 6 (surprised)】
別に心配というわけではないが、
【chara 104412 face 1 (normal)】
夜を統べる者として、眷属の体調を見ておかなくてはな!
voice: vo_adv_5085002_025
シェフィ:
【chara 106412 face 6 (surprised)】
夜を統べる者に……
voice: vo_adv_5085002_026
ミヤコ:
【chara 100711 face 4 (sad)】
プリン~~~~~!
【chara 100711 face 3 (anger)】
どういうことなの!?
なんでアイツは最近プリンをミヤコに持ってこないの!?
voice: vo_adv_5085002_027
ミヤコ:
【chara 100711 face 3 (anger)】
ゆるせないの!
寝てる場合じゃないの!
夢の中まで追いかけてプリンをいただくの~~~!
voice: vo_adv_5085002_028
ミヤコ:
【chara 100711 face 3 (anger)】
プ~~~リ~~~ン~~~!
voice: vo_adv_5085002_029
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
……コロ助。
あたしのプリン隠しておいてくれる?
voice: vo_adv_5085002_030
シノブ:
【chara 103113 face 4 (sad)】
すみません。
騒がしくしてしまって……
【chara 103113 face 1 (normal)】
少ししたらちゃんと連れ帰りますので。
voice: vo_adv_5085002_031
シノブ:
【chara 103113 face 3 (anger)】
お父さんも、静かにしていてね。
voice: vo_adv_5085002_032
ドクロ親父:
【chara 2411 face 1 (normal)】
~!
voice: vo_adv_5085002_033
シノブ:
【chara 103113 face 4 (sad)】
{player}さん……占っても、何も見えない……
【chara 103113 face 6 (surprised)】
いいえ、これは……何か大きなものが映っている……?
【chara 103113 face 4 (sad)】
大きすぎて……見通せない、というのでしょうか……
voice: vo_adv_5085002_034
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
……まだ数日だってのに、
あっという間に噂が広まってるわね。大した人脈だわ。
voice: vo_adv_5085002_035
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
キャルさま。人脈ではなく、絆、と言うべきものですよ。
【chara 105913 face 2 (joy)】
主さまがこれまで繋いできた、かけがえのないものです。
voice: vo_adv_5085002_036
コッコロ:
【chara 105913 face 4 (sad)】
主さま……
早くお目覚めになってくださいまし。
たくさんのかたがたが、心配して、待っておられますよ……
voice: vo_adv_5085002_037
シェフィ:
【chara 106412 face 4 (sad)】
それにしても……状況に変化がなさ過ぎて、ヤキモキさせられるわね。
寝言は時々言ってるけど、要領を得ないものばかりだし。
せめて、何かのヒントがあればいいんだけど……
voice: vo_adv_5085002_038
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
ヒントねぇ……
【chara 106012 face 1 (normal)】
ほら、何とか言ってみなさいよ。
ステーキ大盛り丼おかわり、肉増し増しで~とかさ。
voice: vo_adv_5085002_039
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
それはペコリーヌさまの寝言でございますね。
【chara 105913 face 4 (sad)】
……ペコリーヌさま、まだ公務がお忙しいのでしょうか……
この場にいてくださったら、心強いのですが……
Choice: (1) ……絶対、に……
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_5085002_040
キャル:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
【chara 106012 face 6 (surprised)】
ん……?
また何か言ってるわね? なになに……?
voice: vo_adv_5085002_041
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
絶対に……イヤだ……?
ち……か……ら……
【chara 106012 face 6 (surprised)】
力……?
Choice: (2) 力、を……!
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_5085002_042
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
キャルさま!?
これは……っ!?
voice: vo_adv_5085002_043
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
しっ、知らないわよ!?
でもこれって……!
voice: vo_adv_5085002_044
シェフィ:
【chara 106412 face 6 (surprised)】
彼の……強化の力!?
どうして? 眠ってるのに……!?
voice: vo_adv_5085002_045
キャル:
【chara 106012 face 3 (anger)】
ちょっとこれ、普通じゃないわよ……!
【chara 106012 face 4 (sad)】
いつもより、力が……あふれて……止まらない……!
voice: vo_adv_5085002_046
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
体の中が灼けるみたいに熱い……!
なんなのよ、これは……っ!
voice: vo_adv_5085002_047
コッコロ:
【chara 105913 face 4 (sad)】
主、さま……!
voice: vo_adv_5085002_048
シェフィ:
【chara 106412 face 6 (surprised)】
コッコロさん!
無理に動こうとしちゃダメ……!
【chara 106412 face 4 (sad)】
この力、体に負担が大きすぎる……!
voice: vo_adv_5085002_049
コッコロ:
【chara 105913 face 4 (sad)】
でも、主さまの身に何かが……!
Choice: (3) う、くっ……!
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_5085002_050
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
あんた……苦しんでるの……!?
【chara 106012 face 4 (sad)】
何が起こってるのよ……分かんないわよ……!
voice: vo_adv_5085002_051
キャル:
【chara 106011 face 3 (anger)】
けど、こういう時は……!
雷の精よ……!
voice: vo_adv_5085002_052
シェフィ:
【chara 106412 face 6 (surprised)】
キャル! 何をするつもり!?
voice: vo_adv_5085002_053
キャル:
【chara 106011 face 3 (anger)】
なにって、決まってるでしょ……!
この力をぶっ放すのよ!
voice: vo_adv_5085002_054
シェフィ:
【chara 106412 face 6 (surprised)】
なっ!?
何言ってるのよ、ただでさえいつもより力が溢れてるのに……!
voice: vo_adv_5085002_055
コッコロ:
【chara 105911 face 6 (surprised)】
……なるほど、【chara 105911 face 1 (normal)】
分かりましたキャルさま。
【chara 105911 face 3 (anger)】
でしたら思いっきりどうぞ……!
わたくしも、全力で防ぎますので……!
voice: vo_adv_5085002_056
シェフィ:
【chara 106412 face 6 (surprised)】
ママまで!?
voice: vo_adv_5085002_057
コッコロ:
【chara 105911 face 3 (anger)】
主さまが苦しんでおられます……この力が原因だとしたら、
放出することで、多少なりとも楽にできるかもしれません……!
voice: vo_adv_5085002_058
シェフィ:
【chara 106412 face 6 (surprised)】
二人とも、【chara 106412 face 4 (sad)】
無茶よ……!
voice: vo_adv_5085002_059
キャル:
【chara 106011 face 3 (anger)】
そんなの、どうだっていいのよ……!
【chara 106011 face 4 (sad)】
くぅっ……! 今、止められるのは、あたしたちだけでしょ……!
voice: vo_adv_5085002_060
キャル:
【chara 106011 face 3 (anger)】
思いっきりいくわよ!
コロ助!
voice: vo_adv_5085002_061
コッコロ:
【chara 105911 face 3 (anger)】
はい、お片付けはお任せください……!
voice: vo_adv_5085002_062
キャル:
【chara 106011 face 3 (anger)】
止まりなさいよーーーーーっ!
voice: vo_adv_5085002_063
シェフィ:
【chara 106412 face 6 (surprised)】
……?
力の放出が、止まった……
voice: vo_adv_5085002_064
キャル:
【chara 106011 face 6 (surprised)】
みたいね……【chara 106011 face 4 (sad)】
あ~、きっつい……
voice: vo_adv_5085002_065
コッコロ:
【chara 105911 face 4 (sad)】
大丈夫ですか、キャルさま?
【chara 105911 face 6 (surprised)】
……いまのは、一体何だったのでしょう……
voice: vo_adv_5085002_066
ラビリスタ:
【chara 106812 face 6 (surprised)】
──向こうで、戦っているのかもしれないね。
voice: vo_adv_5085002_067
3人:
【chara 1 face 1 (normal)】
……?
voice: vo_adv_5085002_068
3人:
【chara 1 face 1 (normal)】
ラビリスタさま!?
ラビリスタさん!?
ラビリスタ!?
voice: vo_adv_5085002_069
ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】
やっ。
久しぶりだね。
voice: vo_adv_5085002_070
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
どうしてこちらに……【chara 105913 face 1 (normal)】
いいえ。
このタイミングでラビリスタさまがいらっしゃったということは、
主さまのこと、ですね……?
voice: vo_adv_5085002_071
ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】
本当はクレープの配達に来ました、とか、
【chara 106812 face 4 (sad)】
もっと気軽に来たいところではあるんだけどね。
voice: vo_adv_5085002_072
キャル:
【chara 106012 face 3 (anger)】
ってことは、あんたは知ってるのよね。
こいつの身に何が起きているのか……さっさと全部、教えなさい。
voice: vo_adv_5085002_073
ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】
まぁそう急かさないでよ、ゆっくり話そう。
【chara 106812 face 3 (anger)】
こっちとしても、不調を抱えててね。
そうしてもらえると助かる。
voice: vo_adv_5085002_074
シェフィ:
【chara 106412 face 6 (surprised)】
不調……?
voice: vo_adv_5085002_075
ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】
そうだね、そこから説明しよう。
voice: vo_adv_5085002_076
ラビリスタ:
【chara 106812 face 1 (normal)】
まずは、これを見てもらおうかな。
voice: vo_adv_5085002_077
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
あんた、その手……!
voice: vo_adv_5085002_078
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
手が、青く……?
これは一体? 何かの魔法でしょうか……?
voice: vo_adv_5085002_079
ラビリスタ:
【chara 106814 face 1 (normal)】
これは、少年を修復……【chara 106814 face 4 (sad)】
いや、治療しようとした結果だよ。
voice: vo_adv_5085002_080
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
やっぱりこいつ、どこか悪いの!?
それに治療って、いつの間に……!
voice: vo_adv_5085002_081
ラビリスタ:
【chara 106814 face 1 (normal)】
ああ、キミたちが彼の役割を分担して走り回ってる間にちょっとね。
簡単に直せるものならよかったんだけど、
どうやらそうもいかないみたいでさ。
voice: vo_adv_5085002_082
コッコロ:
【chara 105913 face 4 (sad)】
ラビリスタさま!
主さまの身に何が起きているのですか!?
voice: vo_adv_5085002_083
ラビリスタ:
【chara 106814 face 4 (sad)】
少年は今──
voice: vo_adv_5085002_084
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
──つまり、主さまのお力が、主さま自身を害するかもしれないと……?
voice: vo_adv_5085002_085
ラビリスタ:
【chara 106814 face 1 (normal)】
コッコロちゃんは分かってると思うけど、
彼の精神は今……夢の中にある。
voice: vo_adv_5085002_086
コッコロ:
【chara 105913 face 4 (sad)】
やはり、アメスさまが……
【chara 105913 face 6 (surprised)】
では、主さまはご無事なのですね!?
voice: vo_adv_5085002_087
ラビリスタ:
【chara 106814 face 4 (sad)】
そのはず、だったんだけどね。
どうやら彼の精神を隔離する際に、予期しない何かが起きたみたいだ。
voice: vo_adv_5085002_088
ラビリスタ:
【chara 106814 face 4 (sad)】
今、少年の精神はアタシや、
夢を作り出したフィオでさえもとらえきれない場所にある。
voice: vo_adv_5085002_089
ラビリスタ:
【chara 106814 face 3 (anger)】
彼の中にある無数の記憶の欠片が、
滅茶苦茶に組み合わさった世界に。
voice: vo_adv_5085002_090
シェフィ:
【chara 106412 face 6 (surprised)】
七冠でも、とらえきれない場所……!?
voice: vo_adv_5085002_091
ラビリスタ:
【chara 106814 face 4 (sad)】
プリンセスナイトの力を一度回収しようともしてみたんだけどね。
逆に弾かれて、この有様さ。
【chara 106814 face 3 (anger)】
こうなったら、時間をかけて少しずつ解析していくしかない。
voice: vo_adv_5085002_092
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
じゃあなに!?
その解析……力を抑える方法が見つかるまで、
こいつが目を覚ますまでの間、ただ見てろって言うの!?
voice: vo_adv_5085002_093
コッコロ:
【chara 105913 face 4 (sad)】
そうです、わたくしたちを主さまの夢の中に
送ることはできないのですか!? 以前のように……
voice: vo_adv_5085002_094
ラビリスタ:
【chara 106814 face 4 (sad)】
それができればよかったんだけどね。
さっきも言った通り、彼の精神のある場所がとらえられないのさ。
voice: vo_adv_5085002_095
ラビリスタ:
【chara 106814 face 6 (surprised)】
それに……向こうが今どうなってるかは分からないけど、
キミたちを送ることが逆効果になるかもしれない。
【chara 106814 face 3 (anger)】
最悪、キミたちに深刻な危害が及ぶ可能性も十分にある。
voice: vo_adv_5085002_096
シェフィ:
【chara 106412 face 4 (sad)】
じゃあ、私たちにできることは、ない……?
voice: vo_adv_5085002_097
ラビリスタ:
【chara 106814 face 4 (sad)】
そういうことになる──
voice: vo_adv_5085002_098
キャル:
【chara 106012 face 3 (anger)】
知ったことじゃないわよ!
voice: vo_adv_5085002_099
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
キャルさま……?
voice: vo_adv_5085002_100
キャル:
【chara 106012 face 3 (anger)】
プリンセスナイトの力がどうとか、
場所がとらえられないとか、逆効果だとか、深刻な危害だとか!
voice: vo_adv_5085002_101
キャル:
【chara 106012 face 3 (anger)】
いつなにがどうなるか分からないって言いながら
様子を見てるだけなんて、あたしは嫌よ!
voice: vo_adv_5085002_102
キャル:
【chara 106012 face 1 (normal)】
ここにぺコリーヌがいたら絶対にこう言うわ!
『とりあえず、やってみてから考えましょう☆』って!
voice: vo_adv_5085002_103
シェフィ:
【chara 106412 face 6 (surprised)】
キャル……
voice: vo_adv_5085002_104
キャル:
【chara 106012 face 1 (normal)】
どうせあんたのことだから、方法はいろいろ考えてるんでしょ?
【chara 106012 face 3 (anger)】
だったら、あたしたちにできることを教えなさい。
voice: vo_adv_5085002_105
キャル:
【chara 106012 face 3 (anger)】
なんなら、一番危ないやつでも構わない。
あたしたちは今までだってそういう道を歩いてきたんだから。
voice: vo_adv_5085002_106
ラビリスタ:
【chara 106814 face 1 (normal)】
……いい覚悟だ。
起きている事態を最も波立たない形で収めようとするのは、
大人の悪い癖かな。……はは、思い知らされるね。
voice: vo_adv_5085002_107
ラビリスタ:
【chara 106814 face 1 (normal)】
じゃあ、キャルちゃん。
キミに一つ、頼もうかな。
voice: vo_adv_5085002_108
キャル:
【chara 106012 face 1 (normal)】
ええ、なんだって任せなさい。
voice: vo_adv_5085002_109
ラビリスタ:
【chara 106814 face 4 (sad)】
さっきも言った通りアタシには今、
少年の精神がどこにあるのかとらえきれていない。
フィオとも連絡が取れないしね。【chara 106814 face 3 (anger)】
手を打とうにも情報が足りない。
voice: vo_adv_5085002_110
ラビリスタ:
【chara 106814 face 1 (normal)】
そこで……会ってきてほしいんだ。
この世界のあらゆる事象を見通す権能をもったヤツに──
voice: vo_adv_5085002_111
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
──え?
voice: vo_adv_5085002_112
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
…………
voice: vo_adv_5085002_113
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
誰も……いないわよね。
voice: vo_adv_5085002_114
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
一番危ないやつでも構わないとは言ったけど、
とんでもないことを任されたものだわ……
まさか……
voice: vo_adv_5085002_115
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
覇瞳皇帝……
陛下に会え、だなんて……
voice: vo_adv_5085002_116
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
本来なら、陛下に与していたあたしが会えるわけなんて……ない。
これがバレれば、多分あたしは……
voice: vo_adv_5085002_117
キャル:
【chara 106012 face 3 (anger)】
だけど、あいつを起こすのに必要だっていうなら。
voice: vo_adv_5085002_118
キャル:
【chara 106012 face 3 (anger)】
やってやるわよ……!
voice: vo_adv_5085002_119
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
……にしても、どうなってるのよここ!
地下牢獄ってこんな構造だっけ?
【chara 106012 face 4 (sad)】
警備のために中を弄ってあるって聞いたけど……
voice: vo_adv_5085002_120
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
陛下がとらえられているのはもともとは宝物庫だった部屋よね。
【chara 106012 face 4 (sad)】
いったいどこに行っちゃったわけ……?
voice: vo_adv_5085002_121
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
【chara 106012 face 4 (sad)】
……ん? 今なんか踏んだような……【chara 106012 face 6 (surprised)】
へっ!?
壁から矢!? 足元に棘!? 天井から変な液体!?
なんなのよこれ~~~~~~っ!?
voice: vo_adv_5085002_122
キャル:
【chara 106012 face 3 (anger)】
ふざけんな~~~~~~~~~~~~~!
voice: vo_adv_5085002_123
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
ハァ……ハァ……
侵入者用のトラップ、多すぎじゃない……?
それに、どこを探しても宝物庫につながりそうな道はない……
voice: vo_adv_5085002_124
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
どうしろってのよ……!
voice: vo_adv_5085002_125
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
あれ……?
さっきまでここに、こんな道あったっけ。
voice: vo_adv_5085002_126
キャル:
【chara 106012 face 1 (normal)】
ううん、なんでもいい。
とにかく行ってみましょ──
voice: vo_adv_5085002_127
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
──えっ?
voice: vo_adv_5085002_128
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
足場が……ないっ!?
落とし穴!?
【chara 106012 face 4 (sad)】
なんでええええええええええええーーーーーー!?
voice: vo_adv_5085002_129
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
なにこれ滑り台!?
なんで城の中にこんなのが!?
【chara 106012 face 4 (sad)】
っていうかどこまで行くのよぉぉぉぉぉーーーーー!!!
voice: vo_adv_5085002_130
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
これ作ったヤツ、絶対ぶっ殺すーーーーーーーー!
voice: vo_adv_5085002_131
ラビリスタ:
【chara 106812 face 4 (sad)】
……無理言って悪いね。
【chara 106812 face 1 (normal)】
どう考えたって王宮内外誰一人納得させられないだろうから、
力を借りることになっちゃったけど。
voice: vo_adv_5085002_132
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
貴方が無理を言うのは今に始まったことではありません。
子猫一匹、誰にも気取られずに侵入させるのも、
私の権能を使えば容易いことではあります。
voice: vo_adv_5085002_133
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
ですが、それをすることに意味があるとは思えません。
むしろ、危険の方が大きいのでは?
【chara 107011 face 1 (normal)】
……何を考えているのですか、晶。
voice: vo_adv_5085002_134
ラビリスタ:
【chara 106812 face 4 (sad)】
ひどいなー、人が何か企んでるみたいに。
【chara 106812 face 1 (normal)】
いや、今回の事に関しては、正直アタシも困ってたんだよ。
voice: vo_adv_5085002_135
ラビリスタ:
【chara 106812 face 4 (sad)】
彼がああなってしまったのは、
アタシが彼の進化を見誤ってしまっていたところにある。
【chara 106812 face 1 (normal)】
本当に……人の可能性は、予測できるものじゃないね。
voice: vo_adv_5085002_136
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
反省するか、喜ぶか。
どちらかにしたらいかがですか?
voice: vo_adv_5085002_137
ラビリスタ:
【chara 106812 face 4 (sad)】
……そうだね。
voice: vo_adv_5085002_138
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
殊勝な貴方なんて、面白いものでもありませんが。
……なんにせよ、私としても彼に眠り続けていてもらっては困ります。
voice: vo_adv_5085002_139
ネネカ:
【chara 107011 face 2 (joy)】
この接触がどう転ぶかは分かりませんが、
悪い結果にならないことを祈っていますよ。
voice: vo_adv_5085002_140
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
いたた……もう、なんなのよ……
voice: vo_adv_5085002_141
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
どこまで落ちたわけ?
ここ、どこ……?
voice: vo_adv_5085002_142
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
──!
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_5085002_143
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
……陛下……?
voice: vo_adv_5085002_144
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
陛下……!
あたしの声が、聞こえますか……?
voice: vo_adv_5085002_145
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 1 (normal)】
…………
voice: vo_adv_5085002_146
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
反応がない……【chara 106012 face 4 (sad)】
あの戦いから、まだ意識が戻ってないの……?
voice: vo_adv_5085002_147
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
陛下……陛下!
起きてくださいどうか……!
voice: vo_adv_5085002_148
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
……陛下!
voice: vo_adv_5085002_149
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 3 (anger)】
──五月蠅いわよ。
voice: vo_adv_5085002_150
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
あ……陛下……!
voice: vo_adv_5085002_151
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 1 (normal)】
なぁに、キャル?
飼い主の喉笛をかみちぎろうとした野良猫が、何の用かしら?
voice: vo_adv_5085002_152
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
あ、えっと……
本物……ですよね……?
voice: vo_adv_5085002_153
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 2 (joy)】
ふふ。おかしなことを聞く子ね。
まるで私の偽物が現れたみたいな言い方。
【chara 106911 face 1 (normal)】
いえ、現れたのかしらね。あなたになら効果てきめんな手だわ。
voice: vo_adv_5085002_154
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 1 (normal)】
偽物の私はどうだった?
あなたを裏切り者と罵り、罰を下したかしら。
それとも飼い猫を愛でるように、甘ったるく喉を撫でた?
voice: vo_adv_5085002_155
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
…………
voice: vo_adv_5085002_156
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 1 (normal)】
ふふ、少し残念ね。
その時の反応が見られなかったのは。
あなたの惑い苦しむ姿を見るのは、いい暇つぶしになるのに。
voice: vo_adv_5085002_157
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 6 (surprised)】
それで、本物である私に何を期待しているの?
voice: vo_adv_5085002_158
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 1 (normal)】
ねぇ、キャル──私の『プリンセスナイト』?
voice: vo_adv_5085002_159
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
……っ!
voice: vo_adv_5085002_160
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
間違いなく……本物。
偽物の時みたいに、ただあたしの心に圧をかけてくるのとは違う。
残酷で、傲慢で、美しくて……あたしに何の価値も見ていない『陛下』
voice: vo_adv_5085002_161
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
やっぱり……震えちゃう。
身体が、心が、竦んじゃう。
voice: vo_adv_5085002_162
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
あたしは陛下のモノじゃない。
命の使い方は自分で決める、なんて。
偽物にはそう言ってやったのに……やっぱりあたし、情けないわ。
voice: vo_adv_5085002_163
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
だけど……どうしてだろう。
陛下がいつもと変わらなくて、安心してる。
【chara 106012 face 4 (sad)】
っはは、我ながら、頭の中がぐちゃぐちゃだわ。
voice: vo_adv_5085002_164
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 2 (joy)】
……ふふ。
voice: vo_adv_5085002_165
キャル:
【chara 106012 face 3 (anger)】
……っ。
voice: vo_adv_5085002_166
キャル:
【chara 106012 face 3 (anger)】
陛下。単刀直入に言います。
今日は、お願いがあってきました。
voice: vo_adv_5085002_167
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 6 (surprised)】
ふぅん、お願い。なにかしら。
主人公に敗れた用済みの神に
叶えられる願いならいいのだけど。
voice: vo_adv_5085002_168
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
あいつが……目を覚まさないんです。
voice: vo_adv_5085002_169
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
多分、夢の中にいるらしいんですけど……
【chara 106012 face 4 (sad)】
この数日、ずっと……何も反応がなくて。
voice: vo_adv_5085002_170
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 6 (surprised)】
夢から目覚めない……
【chara 106911 face 1 (normal)】
ああ……そういう『終わり』もあった気がするわね。
どうしてだったかしら……
voice: vo_adv_5085002_171
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 6 (surprised)】
ああ、この装置でずっと魔力を奪われ続けているからか、
記憶を呼び起こすのも億劫ね。
【chara 106911 face 3 (anger)】
どちらにせよ、つまらない……とてもつまらない幕引きだわ。
voice: vo_adv_5085002_172
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
それで……その。
voice: vo_adv_5085002_173
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 6 (surprised)】
…………
voice: vo_adv_5085002_174
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
力を、貸していただけませんか……
陛下……!
{player}を、助けたいんです……!
voice: vo_adv_5085002_175
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 1 (normal)】
ふふ……
voice: vo_adv_5085002_176
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 2 (joy)】
……ふふふ♪
あは、あははははっ♪
voice: vo_adv_5085002_177
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 1 (normal)】
舞台を引きずり降ろされ、壊れた木偶みたいに吊るされてから、
なに一つ面白いことのない毎日だったけど。
voice: vo_adv_5085002_178
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 2 (joy)】
まさかまだ、こんなにも笑えるなんてね。
褒めてあげるわ、キャル。
つまらないあなたの言葉の中で、一番面白かったわよ。
voice: vo_adv_5085002_179
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
…………
voice: vo_adv_5085002_180
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 1 (normal)】
何ならもう一度言ってみてくれない?
私に、何を、してほしいって?
【chara 106911 face 3 (anger)】
よりにもよって、誰を助けろって?
voice: vo_adv_5085002_181
キャル:
【chara 106012 face 3 (anger)】
{player}を助けたいんです。
力を……貸して、ください……!
voice: vo_adv_5085002_182
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 4 (sad)】
はぁ……
voice: vo_adv_5085002_183
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 1 (normal)】
ねぇ、キャル?
あなた、どういうつもりでここに来たの?
voice: vo_adv_5085002_184
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
え……?
voice: vo_adv_5085002_185
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 3 (anger)】
当然、愚かなあなたを唆したやつがいるんでしょう?
まぁ晶でしょうね、あいつの考えそうなことだわ。
voice: vo_adv_5085002_186
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 6 (surprised)】
それで? 私に頼めば助けてもらえるって?
無様に敗北して牢に閉じ込められている間に、
心を入れ替えてあのお姫さまみたいな『いい子ちゃん』になったと?
voice: vo_adv_5085002_187
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 1 (normal)】
キャル。ねぇ、呪いから解き放たれ、
あのお姫さまに感化されて『いい子ちゃん』になったキャル?
本当にそう思っているの?
voice: vo_adv_5085002_188
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
……その……
voice: vo_adv_5085002_189
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 2 (joy)】
いつも私をキラキラと見つめていたあの甘ったれた目は、
まだ変わりないみたいね?
ああ、笑えすぎて……【chara 106911 face 3 (anger)】
虫唾が走る。
voice: vo_adv_5085002_190
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
期待……してなかったわけじゃない。
あたしは何も考えずに、ただ可能性にすがってきただけ。
陛下に会えれば思いのままことが進むだなんて、あるはずがないのに。
voice: vo_adv_5085002_191
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
それでもやらなくちゃと思ったから、ここに来た。
……どうしたらいいの……?
諦めるしかない? あたしにはやっぱり、何もできない?
voice: vo_adv_5085002_192
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
あたしはどうしてここに来ちゃったの?
あたしは、ただ……救いたいだけ。
【chara 106012 face 1 (normal)】
あいつを──
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_5085002_193
キャル:
【chara 106012 face 1 (normal)】
──好きな人が、できたんです。
voice: vo_adv_5085002_194
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 6 (surprised)】
は……?
voice: vo_adv_5085002_195
キャル:
【chara 106012 face 1 (normal)】
前のあたしには、陛下しかいませんでした。
陛下に憧れて、陛下に尽くしたくて、
陛下さえいれば、何もいらないと思ってました。
voice: vo_adv_5085002_196
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
だから、誰を裏切ったっていいと思ってた。
最後に陛下がよくやったって言ってくれれば、
それであたしは満足だって。
voice: vo_adv_5085002_197
キャル:
【chara 106012 face 3 (anger)】
だけど……今は違うんです。
【chara 106012 face 1 (normal)】
ペコリーヌにコロ助、シェフィ……そしてあいつ。
voice: vo_adv_5085002_198
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
二度と裏切りたくない。
守りたいって人たちに、ようやく会えたんです。
voice: vo_adv_5085002_199
キャル:
【chara 106012 face 1 (normal)】
だから今度は、その好きな人を守りたい。
そう思えるようになったんです。
voice: vo_adv_5085002_200
キャル:
【chara 106012 face 3 (anger)】
……どんな手を、使ってでも。
voice: vo_adv_5085002_201
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
お願いします……!
あたしの甘くて、愚かで、自分勝手なわがままな願いを。
聞いてもらえませんか……!
voice: vo_adv_5085002_202
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
──陛下!
voice: vo_adv_5085002_203
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 3 (anger)】
…………
voice: vo_adv_5085002_204
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 3 (anger)】
……つまらない。
本当につまらないものになってしまったわね。
まるで……そう、物語のヒロインみたい。
voice: vo_adv_5085002_205
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 3 (anger)】
……見ているだけで不愉快よ。
voice: vo_adv_5085002_206
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
……っ。
voice: vo_adv_5085002_207
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 1 (normal)】
こっちに来なさい、キャル。
voice: vo_adv_5085002_208
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
え……?
voice: vo_adv_5085002_209
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 1 (normal)】
私はこの装置に魔力を吸われ続けているのよ。
魔力がなくては私の権能、覇道天星は使えない。
【chara 106911 face 2 (joy)】
だからキャル、あなたの魔力を捧げなさい。
voice: vo_adv_5085002_210
キャル:
【chara 106012 face 2 (joy)】
……じゃ、じゃあ!
voice: vo_adv_5085002_211
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 3 (anger)】
いちいち表情をころころ変えないで、鬱陶しい。
あなたの語る言葉があまりにも不愉快だから、
さっさと追い払いたいだけよ。
voice: vo_adv_5085002_212
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 4 (sad)】
愛だの恋だの演説を聞かされるのは、
どんな拷問よりも耐え難いわ。
voice: vo_adv_5085002_213
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
はっ、はい……!
voice: vo_adv_5085002_214
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
…………
voice: vo_adv_5085002_215
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 1 (normal)】
そう、そのまま私に触れなさい──
voice: vo_adv_5085002_216
キャル:
【chara 106012 face 1 (normal)】
……はい、んっ……!
voice: vo_adv_5085002_217
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 1 (normal)】
いい子ね。
でも──
voice: vo_adv_5085002_218
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 2 (joy)】
前に言ったはずよ? 迂闊に近づくなって。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_5085002_219
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
っ!?
【chara 106012 face 4 (sad)】
きゃ、きゃあああああっ!?
voice: vo_adv_5085002_220
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
へ、陛下……!
なにを……っ!?
voice: vo_adv_5085002_221
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 2 (joy)】
ふふ、ふふふ。
ああ、やっぱりあなたの悲鳴は格別ね。
裏切られたときのその泣き顔も、たまらないわ。
voice: vo_adv_5085002_222
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
へい、か……!
voice: vo_adv_5085002_223
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 4 (sad)】
あぁ……たったこれっぽちの魔力量じゃ、
とても今の全てを見通すのは無理ね……残念。
voice: vo_adv_5085002_224
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 6 (surprised)】
でも、不自然なデータの綻び、歪みは視えた。
【chara 106911 face 1 (normal)】
……どうしてやろうかしら。どうしてほしい? ねぇ、晶……?
voice: vo_adv_5085002_225
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 6 (surprised)】
正直、このまま何も教えずにキャルの泣き顔を
見ているのも、退屈しのぎにはなるかもしれないけど……
voice: vo_adv_5085002_226
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
……!
voice: vo_adv_5085002_227
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 1 (normal)】
──彼を連れて、ソルの塔に行きなさい。
voice: vo_adv_5085002_228
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
えっ……?
voice: vo_adv_5085002_229
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 3 (anger)】
二度は言わないわよ。
voice: vo_adv_5085002_230
キャル:
【chara 106012 face 2 (joy)】
あ……ありがとうございます、陛下!
voice: vo_adv_5085002_231
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
しっ、失礼します……!
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ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
覇瞳皇帝の言葉に従い、キャルは急ぎ駆け出す。
その背中を見つめながら、覇瞳皇帝は口を開く。
voice: vo_adv_5085002_232
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 2 (joy)】
ふふふ。
……愚かな子。
voice: vo_adv_5085002_233
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 1 (normal)】
まだ私のことを信じているのかしら。
罠だと疑いもせずに、駆け出してしまったわ。
voice: vo_adv_5085002_234
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 1 (normal)】
キャル。
分かっているのかしら?
voice: vo_adv_5085002_235
覇瞳皇帝:
【chara 106911 face 2 (joy)】
願いを叶えるためには、試練が必要なのよ……?