芽生える想い
バイトを終えたアユミと{player}はイノリたちから、カジノのバイトを辞めるように言われる。カジノの悪行を知り、辞めることを決意しつつも緊張するアユミをイノリは励ますのだった。


-------------- situation:
芽生える想い
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 無事にカジノのアルバイトの初日を終えた、その帰り道。
アユミは顔を真っ赤にしながら、
{player}のそばを歩いていた。

voice: vo_adv_5090001_000
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】 せ、先輩と二人きりで帰るなんて……【chara 105511 face 5 (shy)】 うれしいけど……
緊張するよぉ……な、何を話せばいいんだろう……

Choice: (1) バイトはどうだった?
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_5090001_001
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】 はひっ!? な、なんですか!?
【chara 105511 face 6 (surprised)】 ……あ、バイトについて……ですか?

voice: vo_adv_5090001_002
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】 えっと……なんていうか……
【chara 105511 face 1 (normal)】 カジノってスゴかったですね!
どこもピカピカしてて、派手で、大人って感じで……

voice: vo_adv_5090001_003
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】 それから、その……こんなこと言うのは良くないかもですけど……
……あのカジノ、なんだか嫌な感じもしました……なんでだろう。

voice: vo_adv_5090001_004
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】 ……な、なーんて!
バイト初日で、ネガティブになってるのかも……?
【chara 105511 face 1 (normal)】 ……嫌な感じなんて、きっと気のせいですよねっ!

voice: vo_adv_5090001_005
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】 ……あれっ?
あそこにいるのって……

voice: vo_adv_5090001_006
イノリ:
【chara 106611 face 6 (surprised)】 んっ? お兄さんじゃねえですか!
ってことは、気配はないけどアユミもその辺にいるですか?

voice: vo_adv_5090001_007
アユミ:
【chara 105511 face 1 (normal)】 うん。いるよ……♪

voice: vo_adv_5090001_008
イノリ:
【chara 106611 face 7 (special_a)】 ぴぃっ!? よ、予想してても
急に現れるのは驚いちまうですよ……
【chara 106611 face 4 (sad)】 もっと普段から存在感を出してもらわないと困るですよ、アユミ!

voice: vo_adv_5090001_009
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】 ま、また驚かせちゃった?
【chara 105511 face 4 (sad)】 ごめんね……?

voice: vo_adv_5090001_010
カヤ:
【chara 106511 face 1 (normal)】 謝んなくていいって。
【chara 106511 face 4 (sad)】 それより……キミたちに伝えたいことがあってさ。
で、ここで待ってたんだ。

voice: vo_adv_5090001_011
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】 私たちに伝えたいこと……?

voice: vo_adv_5090001_012
カヤ:
【chara 106511 face 4 (sad)】 ああ。
……二人とも、あそこのバイトはもう辞めた方がいい。

voice: vo_adv_5090001_013
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】 それって、どういう……

voice: vo_adv_5090001_014
イノリ:
【chara 106611 face 3 (anger)】 理由なんて、カタギが知る必要はないですよ。

voice: vo_adv_5090001_015
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】 えっ、でも……

voice: vo_adv_5090001_016
イノリ:
【chara 106611 face 3 (anger)】 質問とかは受け付けねえです。
ギャングの忠告は、ちゃんと受け取っておくもんですよ!

voice: vo_adv_5090001_017
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】 う……うん……

voice: vo_adv_5090001_018
カヤ:
【chara 106511 face 4 (sad)】 急にバイトを辞めろなんて言って悪いな。
【chara 106511 face 1 (normal)】 けど、これがキミたちのためだと思うからさ。

voice: vo_adv_5090001_019
カヤ:
【chara 106511 face 1 (normal)】 おわびに新しいバイト探すの手伝おうか。
【chara 106511 face 2 (joy)】 そうだ、もしケンカが強いなら喧嘩屋なんてどうかな?

voice: vo_adv_5090001_020
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】 ケ、ケンカなんて絶対にムリですよぉ!?

voice: vo_adv_5090001_021
イノリ:
【chara 106611 face 3 (anger)】 バカなこと言ってんじゃねえですよ、カヤぴぃ!
そんなことより。アユミには、もっと大事な話があるですよ!

voice: vo_adv_5090001_022
イノリ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】 【chara 106611 face 3 (anger)】 単刀直入に言うですよ、アユミ!
【chara 106611 face 2 (joy)】 あたしに、そのステルスっぷりのコツを教えてほしいです!

voice: vo_adv_5090001_023
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】 え……ええっ!?
コツなんて言われても……そんなの特にないよ……?

voice: vo_adv_5090001_024
イノリ:
【chara 106611 face 7 (special_a)】 そんな!?
あたしの計画がいきなりおじゃんですか!?

voice: vo_adv_5090001_025
カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 計画って……なに考えてたんだよ、イノリ。

voice: vo_adv_5090001_026
イノリ:
【chara 106611 face 4 (sad)】 うう……カジノでアユミと会った時、ビビッときたんですよ……
【chara 106611 face 1 (normal)】 この能力を身につければ、
ボスのお仕置きからだって逃げることができるって!

voice: vo_adv_5090001_027
イノリ:
【chara 106611 face 3 (anger)】 だから……だから絶対に、
あたしもステルス能力を身につけてやろうって思ってたんですよ!

voice: vo_adv_5090001_028
カヤ:
【chara 106511 face 4 (sad)】 ……しょうもない理由だな。

voice: vo_adv_5090001_029
イノリ:
【chara 106611 face 3 (anger)】 うるさいですよ、カヤぴぃ!
このままじゃ、ボスに怒られ続ける人生が確定するです!
【chara 106611 face 4 (sad)】 そんなの耐えらんないですよ!?

voice: vo_adv_5090001_030
イノリ:
【chara 106611 face 4 (sad)】 くうう……! どうしても諦めらんないです……!
【chara 106611 face 6 (surprised)】 こうなったら! 今日はアユミのことを観察しまくって、
【chara 106611 face 2 (joy)】 その姿を隠す技術を盗んでやるですよ!

voice: vo_adv_5090001_031
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】 へ、私を観察……!?

voice: vo_adv_5090001_032
イノリ:
【chara 106611 face 2 (joy)】 それしかないです! その能力を、
絶対にあたしも使えるようになってみせるですよ! 【chara 106611 face 3 (anger)】 ジーっ……

voice: vo_adv_5090001_033
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】 い、いつもは観察する方だから……
観察されるのって、なんだか恥ずかしいな……

voice: vo_adv_5090001_034
子ども:
【chara 5411 face 1 (normal)】 あーっ、イノリだーっ!
【chara 5411 face 2 (joy)】 ねーねー! イノリ、遊ぼっ!

voice: vo_adv_5090001_035
イノリ:
【chara 106611 face 3 (anger)】 だーっ! あたしは今、忙しいですよ!
ガキンチョと遊んでるヒマなんてないんです!
こちとら、人生がかかってんですよ!

voice: vo_adv_5090001_036
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】 この子は……?

voice: vo_adv_5090001_037
イノリ:
【chara 106611 face 1 (normal)】 ああ、あたしたちのシマのガキンチョですよ。
【chara 106611 face 3 (anger)】 幹部のあたし相手に、
いつもかまってほしがる生意気なやつです。

voice: vo_adv_5090001_038
イノリ:
【chara 106611 face 3 (anger)】 ほら、ジャマですよ!
ガキはとっとと帰って、お勉強でもしやがるです!

voice: vo_adv_5090001_039
子ども:
【chara 5411 face 3 (anger)】 むーっ! 遊んでくれないの?
そんなのヤダー! イノリと遊びたいー!

voice: vo_adv_5090001_040
アユミ:
【chara 105511 face 2 (joy)】 ふふ……この子、イノリちゃんのことが好きなんだね。
【chara 105511 face 1 (normal)】 ……ねえ、イノリちゃん。みんなでちょっと、遊ばない?

voice: vo_adv_5090001_041
イノリ:
【chara 106611 face 6 (surprised)】 アユミも一緒に、ですか? 【chara 106611 face 2 (joy)】 ……なら、いいですよ。
遊んでるうちに、ステルス能力のヒントがなにか分かるかもですし!

voice: vo_adv_5090001_042
子ども:
【chara 5411 face 2 (joy)】 えへへ、やったー!

voice: vo_adv_5090001_043
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】 じゃあ、何やろうか?
えっと、【chara 105511 face 1 (normal)】 かくれんぼとか?

voice: vo_adv_5090001_044
イノリ:
【chara 106611 face 6 (surprised)】 アユミが隠れたら、
かくれんぼなんて永遠に終わるわけないですよ!?
【chara 106611 face 3 (anger)】 さすがにそんな遊び、却下に決まってるです!

voice: vo_adv_5090001_045
イノリ:
【chara 106611 face 2 (joy)】 ここはもっと知的なゲームをするですよ。
そう──

voice: vo_adv_5090001_046
イノリ:
【chara 106611 face 2 (joy)】 ──トランプしかないですよ!

voice: vo_adv_5090001_047
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】 ここがイノリちゃんたちのアジト……
【chara 105511 face 1 (normal)】 お、お邪魔しまーす……

voice: vo_adv_5090001_048
イノリ:
【chara 106611 face 3 (anger)】 ジーっ……

voice: vo_adv_5090001_049
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】 うう、観察されてる……

voice: vo_adv_5090001_050
子ども:
【chara 5411 face 6 (surprised)】 ねえねえ! トランプやるって言ってたけど、なにするの?

voice: vo_adv_5090001_051
イノリ:
【chara 106611 face 1 (normal)】 んー、そうですね……ババ抜きでもするですか。
【chara 106611 face 2 (joy)】 けど、ただのババ抜きじゃあギャングらしくねえです。
今回は特別にイカサマ有りでやるですよ!

voice: vo_adv_5090001_052
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】 へっ、イカサマ……!?
【chara 105511 face 4 (sad)】 そんなの私、やったことないよ……!?

voice: vo_adv_5090001_053
イノリ:
【chara 106611 face 2 (joy)】 だからって手加減したりなんてしないですよ!
覚悟しやがれです、アユミ!

voice: vo_adv_5090001_054
イノリ:
【chara 106611 face 2 (joy)】 この勝負、負ける気がしないです!
なぜなら、こんなこともあろうかと、
事前にトランプに傷をつけてたですからね! 

voice: vo_adv_5090001_055
イノリ:
【chara 106611 face 2 (joy)】 つまり、みんなの持ってるカードが何なのか、
全部お見通しってことです!
あたしの独壇場、間違いなしですよ! 

--- Switch scene ---

story_still_509000101
voice: vo_adv_5090001_056
イノリ:
【chara 106611 face 4 (sad)】 と、思ってたですけど……

voice: vo_adv_5090001_057
アユミ:
【chara 105511 face 2 (joy)】 あ。私、あがりです……♪

voice: vo_adv_5090001_058
イノリ:
【chara 106611 face 7 (special_a)】 なああっ!? またアユミが一抜けですか!?
これで6回連続ですよ!?

voice: vo_adv_5090001_059
イノリ:
【chara 106611 face 4 (sad)】 こっちは、どのカードにどの傷つけたのか完璧に忘れたせいで、
ただのババ抜きになってるってのに!

voice: vo_adv_5090001_060
カヤ:
【chara 106511 face 4 (sad)】 そんなイカサマやろうとしてたのかよ、イノリ……

voice: vo_adv_5090001_061
イノリ:
【chara 106611 face 3 (anger)】 んなことはどうでもいいんですよ!
大事なのは、
アユミがどうやってイカサマしてるのかってことです!

voice: vo_adv_5090001_062
イノリ:
【chara 106611 face 6 (surprised)】 毎回毎回、一番最初にあがるなんて……
そんなの、相手の手札を直接見ないかぎり
できるわけがないです! 【chara 106611 face 7 (special_a)】 ……って、まさか……!?

voice: vo_adv_5090001_063
アユミ:
【chara 105511 face 1 (normal)】 う、うん。私、こっそりみんなの後ろに回って、
カードを見させてもらってたんだ……

voice: vo_adv_5090001_064
イノリ:
【chara 106611 face 7 (special_a)】 んなっ!? この場の誰にも気付かれずに、
そんなことできる人間がいるんですか!?

voice: vo_adv_5090001_065
子ども:
【chara 5411 face 6 (surprised)】 アユミちゃん、すごいね!
ユーレイみたい!

voice: vo_adv_5090001_066
アユミ:
【chara 105511 face 2 (joy)】 あ、あはは……

--- Switch scene ---

still display end
voice: vo_adv_5090001_067
イノリ:
【chara 106611 face 4 (sad)】 くうう、完敗ですよ……
やっぱり、とびっきりヤベーやつでしたね……

voice: vo_adv_5090001_068
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】 そ、そんなことないよ……

voice: vo_adv_5090001_069
イノリ:
【chara 106611 face 2 (joy)】 いいや、謙遜なんてする必要ないですよ。
このあたしが認めるなんて、大したやつです!
褒めてやるですよ、アユアユ!

voice: vo_adv_5090001_070
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】 へっ……?
アユアユって……もしかして、私のこと?

voice: vo_adv_5090001_071
イノリ:
【chara 106611 face 2 (joy)】 他に誰がいるですか!
【chara 106611 face 6 (surprised)】 それとも、あたしがつけたあだ名が気に入らないですか?

voice: vo_adv_5090001_072
アユミ:
【chara 105511 face 1 (normal)】 う、ううん。あだ名なんてつけられたの、
初めてだから、驚いちゃっただけ。

voice: vo_adv_5090001_073
アユミ:
【chara 105511 face 2 (joy)】 えへへ……アユアユ……か。
ちょっと照れるけど……うれしいな。
ありがとう、イノリちゃん♪

voice: vo_adv_5090001_074
イノリ:
【chara 106611 face 2 (joy)】 ふふーん! あたしのネーミングセンスの良さには、
自分でも驚かされるです! もっと感謝してもいいですよ!

voice: vo_adv_5090001_075
イノリ:
【chara 106611 face 1 (normal)】 ……にしても。結局、アユアユの能力のヒントは
見つけられませんでしたね……けど、仕方ないです。

voice: vo_adv_5090001_076
イノリ:
【chara 106611 face 1 (normal)】 多分、アユアユのステルスっぷりは、
誰にもマネできないもんなんですよ。
一緒に遊んでて、そのことがよく分かったです。

voice: vo_adv_5090001_077
カヤ:
【chara 106511 face 1 (normal)】 ま、当初の目的とは違ったけど……
【chara 106511 face 2 (joy)】 良かったな、イノリ。友達ができて、さ。

voice: vo_adv_5090001_078
イノリ:
【chara 106511 face 1 (normal)】 【chara 106611 face 3 (anger)】 ……なんかあたしのこと、
ガキ扱いしてないですか、カヤぴぃ!?

voice: vo_adv_5090001_079
カヤ:
【chara 106511 face 2 (joy)】 ははっ、悪い悪い。
……【chara 106511 face 6 (surprised)】 おっと。もう、こんな時間か。
【chara 106511 face 1 (normal)】 子どももいることだし、みんなを送ってくよ。

voice: vo_adv_5090001_080
子ども:
【chara 5411 face 2 (joy)】 トランプ楽しかった~!
【chara 5411 face 1 (normal)】 また遊ぼうね、イノリ、アユミちゃん!

voice: vo_adv_5090001_081
アユミ:
【chara 105511 face 1 (normal)】 うん、約束する。いっぱい遊ぼうね♪
【chara 105511 face 2 (joy)】 ふふっ、今日、みんなと遊べて良かった……♪

voice: vo_adv_5090001_082
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】 ……ところで。
気になってることがあるんだけど……
一つ、聞いてもいいかな、イノリちゃん……?

voice: vo_adv_5090001_083
イノリ:
【chara 106611 face 6 (surprised)】 ん? どうしたです?
【chara 106611 face 2 (joy)】 なんでも聞くといいですよ! あたしたち、友達じゃねえですか!

voice: vo_adv_5090001_084
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】 その……さっき、カジノのバイトは辞めた方がいいって……
そう言ってたでしょ? それって、なんでなのかなって……

voice: vo_adv_5090001_085
アユミ:
【chara 106611 face 6 (surprised)】 【chara 105511 face 4 (sad)】 カタギは知らなくていいって言ってたけど……
と、友達でも……知らない方がいいことなのかな……?

voice: vo_adv_5090001_086
イノリ:
【chara 106611 face 1 (normal)】 ……カタギが知っても何もできないし、
怯えさせるだけだから黙ってようと思ってましたけど……
アユアユが知りたいってんなら、教えてやるですよ。

voice: vo_adv_5090001_087
イノリ:
【chara 106611 face 6 (surprised)】 あのカジノのオーナー……
カジノ王、ジーノのことはアユアユたちも見たですよね?

voice: vo_adv_5090001_088
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】 うん……あの、宝石を持っていた人だよね?

voice: vo_adv_5090001_089
イノリ:
【chara 106611 face 3 (anger)】 そうです。あいつは、表向きは、
大成功したカジノオーナーとして知られてますけど……
裏じゃ相当あくどいことをやってるです。

voice: vo_adv_5090001_090
カヤ:
【chara 106511 face 1 (normal)】 例えば、カモを見つけたら、
イカサマで金を巻き上げるなんて日常茶飯事さ。

voice: vo_adv_5090001_091
イノリ:
【chara 106611 face 6 (surprised)】 さっき、カジノで、
全財産をスッちまって暴れてたやつがいましたけど……
【chara 106611 face 1 (normal)】 多分、あいつもディーラーにイカサマでカモられたんでしょうね。

voice: vo_adv_5090001_092
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】 ええっ……!?
カジノでイカサマが!?

voice: vo_adv_5090001_093
イノリ:
【chara 106611 face 3 (anger)】 そうですよ。
あたしたちみたいな遊びじゃなく、大金を賭けたカジノで、です!
……あのクソムカつくカジノ王はやりたい放題してやがるですよ!

voice: vo_adv_5090001_094
カヤ:
【chara 106511 face 3 (anger)】 カジノでは資金洗浄が行われているし……
貴族や要人へ相当な額のワイロも贈られている。
あのカジノは、真っ黒なんだよ。

voice: vo_adv_5090001_095
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】 わ、私たち、そんな怖い場所でバイトしてたなんて……

voice: vo_adv_5090001_096
イノリ:
【chara 106611 face 3 (anger)】 ……それに、あのカジノの連中ときたら。
このシマにまで手を出そうとして──

voice: vo_adv_5090001_097
???:
【chara 1 face 1 (normal)】 ──ぶん殴られてえか、テメエ!

voice: vo_adv_5090001_098
イノリ:
【chara 106611 face 6 (surprised)】 ……向こうから聞こえてきたですね。

voice: vo_adv_5090001_099
子ども:
【chara 5411 face 4 (sad)】 この声……また、あの人だ……!

voice: vo_adv_5090001_100
???:
【chara 1 face 1 (normal)】 テメエ、いつになったら
この家を手放すってんだ、ああん!?

voice: vo_adv_5090001_101
父親:
【chara 1 face 1 (normal)】 こ、この家は誰にも渡さない……!

voice: vo_adv_5090001_102
子ども:
【chara 5411 face 4 (sad)】 パパ!

voice: vo_adv_5090001_103
イノリ:
【chara 106611 face 3 (anger)】 あいつ……地上げ屋ですよ!

voice: vo_adv_5090001_104
地上げ屋:
【chara 1 face 1 (normal)】 何度も言わせるんじゃねえ! さっさとここを明け渡せってんだ!
言うこと聞けねえってんなら、痛い目見てもらうぜ?

voice: vo_adv_5090001_105
子ども:
【chara 5411 face 4 (sad)】 やめて、パパをイジメないで!

voice: vo_adv_5090001_106
地上げ屋:
【chara 1 face 1 (normal)】 おーおー、パパ想いで泣かせるねえ。
ジャマすんならガキといえども容赦しねえぞゴラァ!

voice: vo_adv_5090001_107
カヤ:
【chara 106511 face 3 (anger)】 ……ずいぶん、舐めたマネしてくれんじゃねえか。
……ざけやがって。もう、ガマンの限界だぜ。

voice: vo_adv_5090001_108
地上げ屋:
【chara 1 face 1 (normal)】 ……なっ!? テメエ……喧嘩屋!?

voice: vo_adv_5090001_109
カヤ:
【chara 106511 face 1 (normal)】 ここはオレたちのシマだ。
【chara 106511 face 3 (anger)】 ……売ってんだよな、ケンカ? なら買ってやるよ!

voice: vo_adv_5090001_110
地上げ屋:
【chara 1 face 1 (normal)】 ぐあっ!?
……うぐっ、き、今日のところはここまでにしてやる!
覚えてろよ!?

voice: vo_adv_5090001_111
子ども:
【chara 5411 face 4 (sad)】 うう、怖かった~……
ありがとう、カヤちゃん~……

voice: vo_adv_5090001_112
カヤ:
【chara 106511 face 1 (normal)】 ……いいんだ。ほら。家に入って休みな。

voice: vo_adv_5090001_113
イノリ:
【chara 106611 face 1 (normal)】 ……今みたいに、あたしたちのシマに、
カジノ王の野郎は平気で手を出してくるですよ。

voice: vo_adv_5090001_114
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】 ……ひどい。
【chara 105511 face 6 (surprised)】 ……あれ? でも……イノリちゃんたちって、
カジノの警備のお仕事、してるんだよね?

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アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】 こんな理不尽なことされてるのに……どうして?

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カヤ:
【chara 106511 face 3 (anger)】 ……カジノの後ろ盾に、貴族の連中がいるからさ。
悪徳貴族どもはたっぷりとワイロをもらってるからな。
カジノ王の言うことならなんでも聞くってわけだ。

voice: vo_adv_5090001_117
イノリ:
【chara 106611 face 1 (normal)】 ……そういうわけで、カジノ側の言い分はある程度、
飲まざるを得ないんですよ。下手にカジノと揉めたら、
向こうは貴族に働きかけて、ギャングを締め付けてくるですからね。

voice: vo_adv_5090001_118
イノリ:
【chara 106611 face 3 (anger)】 ……あたしたちのシマは地上げして奪い取る。
その代わり、カジノ警備のシノギをくれてやるから黙ってろ。
そういうわけです。要するに、舐められてんですよ、あたしたちは!

voice: vo_adv_5090001_119
イノリ:
【chara 106611 face 3 (anger)】 ……それでも。それでも、
カジノと争いにならないよう今までガマンしてきたですよ。

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カヤ:
【chara 106511 face 4 (sad)】 ……それなのに、つい、あの地上げ屋を殴っちまった。
……ボスに怒られるかもな。

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イノリ:
【chara 106611 face 1 (normal)】 ……後で一緒にボスに謝ってやるですよ、カヤぴぃ。
【chara 106611 face 3 (anger)】 っていうか、そもそも自分たちのシマを守ろうとしただけだから、
何も悪いことなんてしてないですからね!

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イノリ:
【chara 106611 face 3 (anger)】 ……にしても、あのカジノ王とかいうゴリラ筋肉野郎……!
そのうち、ほえ面かかせてやるですよ!
【chara 106611 face 2 (joy)】 あいつの弱点は知ってるですからね!

voice: vo_adv_5090001_123
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】 弱点……?

voice: vo_adv_5090001_124
イノリ:
【chara 106611 face 2 (joy)】 そう! ボスによれば、
あいつはカジノの金庫室に裏帳簿を保管してるらしいですよ!

voice: vo_adv_5090001_125
イノリ:
【chara 106611 face 2 (joy)】 それを盗み出して【王宮騎士団(NIGHTMARE)】にでも渡せば、
あのカジノ王の悪事は全部明るみに出て逮捕されるですよ!
そうなりゃ、あいつは終わりです!

voice: vo_adv_5090001_126
イノリ:
【chara 106611 face 2 (joy)】 金庫の中には、超貴重な宝石とかもあるらしいですし!
そういうのをついでに盗めば、デカいシノギにもなるです!

voice: vo_adv_5090001_127
イノリ:
【chara 106611 face 2 (joy)】 シマも守れるし、シノギにもなる!
あたしの考えたカジノ泥棒作戦が成功すりゃ、全部解決ですよ!

voice: vo_adv_5090001_128
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】 ……けど、カジノって警備とか厳重なんだよね?
盗むなんて難しいんじゃ……

voice: vo_adv_5090001_129
イノリ:
【chara 106611 face 4 (sad)】 うぐっ!? アユアユは案外鋭いですね……
【chara 106611 face 1 (normal)】 確かにこの計画はいろいろと問題があるです……

voice: vo_adv_5090001_130
イノリ:
【chara 106611 face 1 (normal)】 ……まあ、カジノとのゴタゴタは、
あたしたちギャングの問題ですからね。
今、話したことは気にしないでほしいです。

voice: vo_adv_5090001_131
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】 う、うん……

voice: vo_adv_5090001_132
イノリ:
【chara 106611 face 6 (surprised)】 それはそうと。
二人とも、明日はちゃんとカジノへ行くですよ?

voice: vo_adv_5090001_133
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】 え、ええっ!?
カジノの人たちって悪い人たちなんだよね……!?
【chara 105511 face 4 (sad)】 それなのに、なんで……

voice: vo_adv_5090001_134
イノリ:
【chara 106611 face 6 (surprised)】 なに驚いてんですか。悪党どもばかりのカジノとはいえ、
バイトを辞めるからにはケジメってもんが必要です。
【chara 106611 face 2 (joy)】 辞めます、ってしっかり伝えに行くですよ。

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カヤ:
【chara 106511 face 6 (surprised)】 無断でバイトを辞めたら、
それこそ面倒なことになるかもしれないしな。

voice: vo_adv_5090001_136
カヤ:
【chara 106511 face 1 (normal)】 心配いらないって。余程のことがない限り、
バイトが辞めるくらいで向こうも変な真似はしないさ。

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アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】 そ、それならいいんですけど……
【chara 105511 face 4 (sad)】 うう……怖いなぁ……

voice: vo_adv_5090001_138
イノリ:
【chara 106611 face 6 (surprised)】 ま、無理もねえです。
【chara 106611 face 2 (joy)】 なら、明日はあたしもついてってやるですよ!
大船に乗った気でいるといいですよ、アユアユ、お兄さん!

voice: vo_adv_5090001_139
アユミ:
【chara 105511 face 1 (normal)】 う、うん……ありがとう。
【chara 105511 face 2 (joy)】 イノリちゃんが一緒なら安心……だよね……?

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 アユミはそう言いつつも、
なぜか、胸に嫌な予感を覚えるのだった。