進め! ぷうきちレーダー
目的地がわからないマホたちは、ぷうきちの中の不思議な綿をレーダーとして使い移動する。しかし、到着するのは目的地とは違う場所ばかり。行く先々で困っている人に遭遇し、人助けをする一行なのだった。
-------------- situation:
進め! ぷうきちレーダー
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
意気揚々と出発した一行だが──
voice: vo_adv_5100002_000
アヤネ:
【chara 123211 face 2 (joy)】
……さーって! しゅっぱーつ!
【chara 123211 face 6 (surprised)】
とは言ったものの。どうやって行ったらいいと思う?
voice: vo_adv_5100002_001
アヤネ:
【chara 123211 face 2 (joy)】
私のカンだと、こっちにまっすぐって気がする!
voice: vo_adv_5100002_002
マホ:
【chara 123211 face 1 (normal)】
【chara 123111 face 6 (surprised)】
アヤネはん、待って待って。
闇雲に進んでも、迷子になるだけや。
【chara 123111 face 4 (sad)】
森は遠いやろうし、まずは大まかな方角が分かれば……
voice: vo_adv_5100002_003
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『姫さん、姫さん。俺に案があるんだ、聞いてくれないか?』
voice: vo_adv_5100002_004
アヤネ:
【chara 123211 face 6 (surprised)】
えっ? ぷうきちがもしかして何か解決できちゃったりするの?
【chara 123211 face 2 (joy)】
さすがスーパーぷうきち!
voice: vo_adv_5100002_005
ぷうきち:
【chara 123211 face 1 (normal)】
【chara 2113 face 1 (normal)】
『こらアヤネ、結論を急ぐんじゃねえ。
前に、ずっと遠くの方から声が聞こえる
感覚があるんだって言ったろ?』
voice: vo_adv_5100002_006
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『姫さんに綿を詰めてもらってから、聞こえるようになったんだ。
だからきっと、この感覚はバロメッツの綿によるものだ。
ってことは、この声を頼りに進んでいけば……』
voice: vo_adv_5100002_007
ぷうきち:
【chara 123111 face 6 (surprised)】
【chara 2113 face 1 (normal)】
『もしかしたら、バロメッツのいる場所まで、
たどり着けるんじゃねえかと思ってな』。
voice: vo_adv_5100002_008
アヤネ:
【chara 123211 face 6 (surprised)】
ぷうきち、羊さんの声が聞こえるの?
こっちにおいでよ~って呼んでるのが聞こえるとか?
voice: vo_adv_5100002_009
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『いや、そこまで鮮明じゃねえ。
だから、気配を感じる、って言うのが正しいのかもしれねえな』。
voice: vo_adv_5100002_010
マホ:
【chara 123111 face 2 (joy)】
ほな、ぷうきちはんを頼りに行きまひょか!
【chara 123111 face 6 (surprised)】
方角、どちらどす?
voice: vo_adv_5100002_011
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『ん~~~……上手く伝えらんねえんだけど……
こっちか……? いや、あっちか……
感覚は分かるんだけどよ……』
voice: vo_adv_5100002_012
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『こう、言葉とか行動とかで伝えようとすると
曖昧になっちまって……』
Choice: (1) マホ姫、ぷうきちと手を繋いでみて。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_5100002_013
マホ:
【chara 123111 face 1 (normal)】
……あ! せやな! 王子はん。
うちとぷうきちはんが手えを繋いでみたら……
もしかしたら、もうちょっと強ぅ呼び合うことができるかもしれへん。
voice: vo_adv_5100002_014
マホ:
【chara 123111 face 1 (normal)】
ぷうきちはんとうち、王子はんにアヤネはん。みんな手ぇ繋いで……
ぷうきちはんに意識を集中しまひょ!
voice: vo_adv_5100002_015
アヤネ:
【chara 123211 face 1 (normal)】
よくわからないけど、すごい! 【chara 123211 face 2 (joy)】
さすがぷうきち!
voice: vo_adv_5100002_016
ぷうきち:
【chara 123211 face 1 (normal)】
【chara 2113 face 1 (normal)】
『おう、もっと褒めてくれていいんだぜ!
この俺様はスーパーぷうきち、なんだからな!』
voice: vo_adv_5100002_017
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『さあ、マホの姫さん!
移動魔法を発動してくれ!
行き先のイメージを俺に合わせて……』
voice: vo_adv_5100002_018
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『ぷうきちレーダー、発動っ!』
voice: vo_adv_5100002_019
マホ:
【chara 123111 face 6 (surprised)】
ほ、ほな行きますえ!
【chara 123111 face 2 (joy)】
みらくるまほりん──くるりんぱ―!
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_5100002_020
アヤネ:
【chara 123211 face 6 (surprised)】
ねっねえ! これ、どこに向かってるのー!?
voice: vo_adv_5100002_021
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『そんなの俺も分からねえよー!』
voice: vo_adv_5100002_022
アヤネ:
【chara 123211 face 2 (joy)】
着いたー!
【chara 123211 face 6 (surprised)】
ってわけじゃなさそう……だね?
不思議な木がいっぱい生えてるけど……
voice: vo_adv_5100002_023
村人:
【chara 1 face 1 (normal)】
ここは、願い竹の村、だよ。
あんたたち、魔法でも使ったのかい?
さっきまでここには誰もいなかった気がしたけど……
voice: vo_adv_5100002_024
村人:
【chara 1 face 1 (normal)】
秋祭りに遊びに来たんだとしたら、
残念だが今年は難しそうだよ。みんな楽しみにしてたってのに
なんだってこんなことになってしまったんだか……
voice: vo_adv_5100002_025
マホ:
【chara 123111 face 6 (surprised)】
何かあったんどすか? うちら、魔法で空から来たんや。
人捜しの途中で寄らせてもらったんやけど……
【chara 123111 face 1 (normal)】
なんや、困ったことがあるなら聞かせとくれやす。
voice: vo_adv_5100002_026
村人:
【chara 1 face 1 (normal)】
そうか、空から来たんなら、気づかなくても不思議はないな。
実は、村につながる道を巨大な岩がふさいでいてね。
山の上の方の魔物が落としたものなんだが、おかげで誰も通れない。
voice: vo_adv_5100002_027
村人:
【chara 1 face 1 (normal)】
秋祭りの客ももちろんだが、隣の村からやってくる神輿も、だよ。
これじゃあ祭りなんて無理だ、って、みんながっかりしてるよ。
はあ……あんたたちみたいに、みんなが空を飛べたらいいのに。
voice: vo_adv_5100002_028
アヤネ:
【chara 123211 face 6 (surprised)】
岩がなくなればいいの?
【chara 123211 face 4 (sad)】
みんな困ってるなら、私たちでどうにかできないかな?
【chara 123211 face 6 (surprised)】
壊しちゃったらいいんだよね?
voice: vo_adv_5100002_029
村人:
【chara 1 face 1 (normal)】
いや、気持ちだけ受け取っておくよ。いくら何でも無理だ。
それはもう巨大な岩で、村の屈強なやつらが
いくらやったって歯が立たないんだから……
voice: vo_adv_5100002_030
アヤネ:
【chara 123211 face 4 (sad)】
そっかぁ……
【chara 123211 face 1 (normal)】
でもさ、やってみないとわからないから!
やるだけやってみようよ! 【chara 123211 face 2 (joy)】
ね、ぷうきち!
voice: vo_adv_5100002_031
アヤネ:
【chara 123211 face 6 (surprised)】
って、大見得切っちゃったものの……
voice: vo_adv_5100002_032
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『こいつはかなりの難物だと思うぞ?
おまえのことだから、フルスイングで
どうにかしようと思ったんだろうけど……』
voice: vo_adv_5100002_033
アヤネ:
【chara 123211 face 2 (joy)】
えへへー……ばれたか~!
【chara 123211 face 1 (normal)】
とりあえず、試してみよ!
【chara 123211 face 3 (anger)】
せーのっ……
voice: vo_adv_5100002_034
アヤネ:
【chara 123211 face 3 (anger)】
ぷうきちフルスイングー!!
voice: vo_adv_5100002_035
アヤネ:
【chara 123211 face 3 (anger)】
ううううう~~~【chara 123211 face 4 (sad)】
う、うごかない……っ!
Choice: (2) アヤネちゃん!
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_5100002_036
アヤネ:
【chara 123211 face 1 (normal)】
ナイスお兄ちゃん! 【chara 123211 face 3 (anger)】
だけど……ううう~~……!!
voice: vo_adv_5100002_037
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『おりゃあああああ!!』
voice: vo_adv_5100002_038
マホ:
【chara 123111 face 6 (surprised)】
アヤネはん! うちが少しだけ、岩を浮かしてみるわ!
voice: vo_adv_5100002_039
マホ:
【chara 123111 face 1 (normal)】
せやからそれを、動かしてくれへん?
voice: vo_adv_5100002_040
アヤネ:
【chara 123211 face 1 (normal)】
マホさん!
【chara 123211 face 2 (joy)】
うん、わかった!
voice: vo_adv_5100002_041
マホ:
【chara 123211 face 1 (normal)】
【chara 123111 face 1 (normal)】
ほな、うちがちょっと岩を浮かしますさかい……
王子はんも、手伝ってな!
【chara 123111 face 2 (joy)】
みんなで力を、あわせまひょ!
Choice: (3) 了解!!
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_5100002_042
マホ:
【chara 123111 face 1 (normal)】
いきますえ。
【chara 123111 face 2 (joy)】
みらくるまほりん──……
くるりんぱー!
voice: vo_adv_5100002_043
マホ:
【chara 123111 face 4 (sad)】
ううっ……さすがに重い……
【chara 123111 face 3 (anger)】
けどっ……うちは、負けへん……!
voice: vo_adv_5100002_044
アヤネ:
【chara 123211 face 3 (anger)】
こんどこそ──、スーパーぷうきちぃ、フルスイングー!!
voice: vo_adv_5100002_045
アヤネ:
【chara 123211 face 6 (surprised)】
ど、どう……?
Choice: (4) あともう少し、二人とも頑張って!
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_5100002_046
アヤネ:
【chara 123211 face 3 (anger)】
てええええええいっ!
voice: vo_adv_5100002_047
マホ:
【chara 123111 face 3 (anger)】
うちも……!
voice: vo_adv_5100002_048
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『ぬああああああっ!!』
voice: vo_adv_5100002_049
マホ:
【chara 123111 face 6 (surprised)】
……動い、た……?
【chara 123111 face 2 (joy)】
動いた!
道が、通れるようになっとる!
voice: vo_adv_5100002_050
アヤネ:
【chara 123211 face 2 (joy)】
やったね!!
早速村の人たちに伝えてこなくちゃ!
voice: vo_adv_5100002_051
村人:
【chara 1 face 1 (normal)】
いやあ……まさか本当にやってくれるなんて……
助かったよ、ありがとう!
voice: vo_adv_5100002_052
村人:
【chara 1 face 1 (normal)】
これでみんな、秋祭りを楽しむことができるよ!
なんてお礼を言ったらいいか……
voice: vo_adv_5100002_053
村人:
【chara 1 face 1 (normal)】
せめて、秋祭りを楽しんでいってほしかったんだが、
無理みたいだね。
voice: vo_adv_5100002_054
マホ:
【chara 123111 face 4 (sad)】
すんまへん。うちら、先を急ぎますさかい……
voice: vo_adv_5100002_055
村人:
【chara 1 face 1 (normal)】
いや、いいんだ。捜し人が見つかることを祈ってるよ。
お礼といっては何だが、これを持っていってくれ。
voice: vo_adv_5100002_056
村人:
【chara 123111 face 1 (normal)】
【chara 1 face 1 (normal)】
うちの村の特産でね。
流れ星を煮詰めた砂糖菓子さ。
きっと、今までに食べたことのない味だと思うよ!
voice: vo_adv_5100002_057
アヤネ:
【chara 123211 face 2 (joy)】
ありがとう、お兄さん!
voice: vo_adv_5100002_058
マホ:
【chara 123111 face 2 (joy)】
おおきに。
voice: vo_adv_5100002_059
村人:
【chara 123111 face 1 (normal)】
【chara 123211 face 1 (normal)】
【chara 1 face 1 (normal)】
もし、旅が無事に終わったら、帰りにはぜひまた寄ってくれ。
今度こそ、ちゃんとお礼をさせてほしいからね。
Choice: (5) うん、かならず。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_5100002_060
アヤネ:
【chara 123211 face 2 (joy)】
じゃあまたねー!
voice: vo_adv_5100002_061
マホ:
【chara 123211 face 1 (normal)】
【chara 123111 face 4 (sad)】
バロメッツはん、おらへんかったねえ……
voice: vo_adv_5100002_062
アヤネ:
【chara 123211 face 6 (surprised)】
ぷうきちレーダー、故障しちゃってるのかな?
voice: vo_adv_5100002_063
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『いやっ、んなことはねえぞ! ねえぞ……! たぶん!
何しろあのでかい岩だって動かせる、スーパーぷうきちだぞ?
だが……ちょっと自信がなくなってきちまうな……』
voice: vo_adv_5100002_064
マホ:
【chara 123111 face 2 (joy)】
間違いなんて誰にでもあることや。
さ、しょげてないで次に行きまひょ♪
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
そして一行は、ぷうきちの示す場所へ向かうのだが──
voice: vo_adv_5100002_065
少女:
【chara 1 face 1 (normal)】
お姉ちゃんたち、ありがとう!
あのね、これあげるね!
森で迷ってたところを助けてくれたお礼だよ。
voice: vo_adv_5100002_066
少女:
【chara 1 face 1 (normal)】
えへへー……きれいでしょ?
これはねえ、前に洞窟で拾った宝石なの!
voice: vo_adv_5100002_067
少女:
【chara 1 face 1 (normal)】
私、お姉ちゃんたちみたいな冒険がしたい!
世界中のきれいなものを探してみたいの!
voice: vo_adv_5100002_068
マホ:
【chara 123111 face 6 (surprised)】
そんな大切なもの、うちらに?
voice: vo_adv_5100002_069
少女:
【chara 1 face 1 (normal)】
うん! いつかね、冒険して、お姉ちゃんたちに会いに行くから。
それまで、忘れないでね!
voice: vo_adv_5100002_070
アヤネ:
【chara 123211 face 2 (joy)】
うん、約束ね!
voice: vo_adv_5100002_071
少女:
【chara 123211 face 1 (normal)】
【chara 1 face 1 (normal)】
冒険、気を付けてね!
お友達、見つかるといいねー!
voice: vo_adv_5100002_072
旅人:
【chara 1 face 1 (normal)】
いやぁ助かったよ! 道もわからないし食料も底を突きかけてて。
君たちがいてくれなかったらと思うと……
本当になんてお礼を言ったらいいか。君たちは命の恩人だ!
voice: vo_adv_5100002_073
旅人:
【chara 1 face 1 (normal)】
これで、故郷に帰って娘と妻に会える!
出稼ぎで寂しい思いをさせてしまったからな。
これからは、たくさん甘えさせてあげるつもりさ!
voice: vo_adv_5100002_074
旅人:
【chara 1 face 1 (normal)】
何のお返しもできないのが心苦しいけど、
きみたちの旅が終わったら、きっと村に寄ってくれ!
今の季節は金色の稲穂が揺れててとてもきれいなんだ。
voice: vo_adv_5100002_075
旅人:
【chara 1 face 1 (normal)】
いつか、その捜してるっていう君たちの友達にも、見てほしいな。
voice: vo_adv_5100002_076
旅人:
【chara 1 face 1 (normal)】
まずはその羊と会えることを祈ってるよ。
ただ……世界の果ての森の話はうわさでしか聞いたことがないけど
ずいぶん危ないところらしい。……気を付けて行ってきてくれよ!
voice: vo_adv_5100002_077
アヤネ:
【chara 123211 face 2 (joy)】
うん!
ありがとう。村にも、きっと遊びに行くね!
voice: vo_adv_5100002_078
アヤネ:
【chara 123211 face 6 (surprised)】
ぷうきち、次はどこに行くんだろうね。
羊さんのところに、近づいていってるのかなあ。
voice: vo_adv_5100002_079
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『ああ、たぶんな。世界の果ての森のことを
知ってる奴が増えてきたしな。
けど、なかなか一筋縄じゃいかねえよなー……』
voice: vo_adv_5100002_080
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『大丈夫か? きつくねえか、みんな。
無理しなくたって……』
voice: vo_adv_5100002_081
マホ:
【chara 123111 face 1 (normal)】
急がば回れって言いますやろ。焦らない焦らない。
それに、簡単にたどり着けへんところが、
【chara 123111 face 2 (joy)】
伝説っぽくもあるやんなあ。
voice: vo_adv_5100002_082
ぷうきち:
【chara 123111 face 1 (normal)】
【chara 2113 face 1 (normal)】
『そうだな……じゃあ次の移動だ。頼むぜ、姫さん!』
voice: vo_adv_5100002_083
アヤネ:
【chara 123211 face 2 (joy)】
よーし、次いこ、次!
voice: vo_adv_5100002_084
マホ:
【chara 123111 face 2 (joy)】
みらくるまほりん、くるりんぱー!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
そして一行が次に向かったのは──
voice: vo_adv_5100002_085
マホ:
【chara 123111 face 6 (surprised)】
ここは……ムーサの町……名前聞いたことあるわ。
【chara 123111 face 1 (normal)】
なんや、明るい雰囲気で楽しそうなとこやねぇ♪
【chara 123111 face 2 (joy)】
流れてくる音楽で、尻尾がぴょこぴょこはねてしまいそうやわ。
Choice: (6) 音楽の街だね。一度来たことがある。
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_5100002_086
アヤネ:
【chara 123111 face 1 (normal)】
【chara 123211 face 6 (surprised)】
音楽の街、かぁ……
見たところ、ここにも森はないし。
ここに、羊さんを捜す手掛かりがあるのかなあ?
voice: vo_adv_5100002_087
マホ:
【chara 123111 face 6 (surprised)】
どうなんやろねえ。
今までのところはみんな、直接かかわりあれへんかったけど。
voice: vo_adv_5100002_088
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『…………』
voice: vo_adv_5100002_089
アヤネ:
【chara 123211 face 6 (surprised)】
ぷうきち? どうしたの?
voice: vo_adv_5100002_090
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『……いや、俺、本当にこっちで合ってるのか自信がなくなってきた。
レーダーとか言ってるけど、姫さんやみんなに
無駄な力ばっかり使わせてる気がしてきて……』
voice: vo_adv_5100002_091
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『すまねえ、みんな。
本当はこんなふうに苦労させるつもりなんてなかったんだよ!
けど……実際こんなことになっちまってるし……』
voice: vo_adv_5100002_092
マホ:
【chara 123111 face 1 (normal)】
せやなあ。いろんなとこに行ってるなぁ♪
【chara 123111 face 2 (joy)】
うち、いろいろ見てまわれて楽しいわ。
voice: vo_adv_5100002_093
マホ:
【chara 123111 face 6 (surprised)】
それに……うちら、もともと行き先も分からんような
旅立ち方をしとるんよ? 【chara 123111 face 1 (normal)】
バロメッツはんがどこにいてはるか、
分からへん以上、遠回りはしゃあないわ。
voice: vo_adv_5100002_094
マホ:
【chara 123111 face 2 (joy)】
ぷうきちはんの責任やあらへんよ!
voice: vo_adv_5100002_095
ぷうきち:
【chara 123111 face 1 (normal)】
【chara 2113 face 1 (normal)】
『姫さん……』
voice: vo_adv_5100002_096
マホ:
【chara 123111 face 1 (normal)】
思い通りにいかへんのが旅ってもんやさかい。
【chara 123111 face 2 (joy)】
のんびり、いきまひょ♪
【chara 123111 face 6 (surprised)】
……あれ? どうしたん、王子はん。なんかありました?
Choice: (7) 道の向こうで何か騒ぎが起きてるみたい。
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_5100002_097
マホ:
【chara 123111 face 6 (surprised)】
ほんまや。
人だかりができて……どないしたんやろ。
voice: vo_adv_5100002_098
男性1:
【chara 1 face 1 (normal)】
おーい、おーい! 旅劇団の馬車が到着したぞ!
道中で魔物に襲われたらしい!
voice: vo_adv_5100002_099
男性2:
【chara 1 face 1 (normal)】
けが人の手当てを頼む!
voice: vo_adv_5100002_100
女性1:
【chara 1 face 1 (normal)】
わかったわ!
voice: vo_adv_5100002_101
女性2:
【chara 1 face 1 (normal)】
……旅馬車が、襲われた……?
voice: vo_adv_5100002_102
女性1:
【chara 1 face 1 (normal)】
ムーサ近くの街道は安全っていわれてたのに……怖いわねえ。
voice: vo_adv_5100002_103
男性1:
【chara 1 face 1 (normal)】
いや、実際森のほうはこんなもんさ。
遠くから旅をしてきたんだろう、森を抜けるまでに見つかったら
街道だって追いかけられちまうしな。
voice: vo_adv_5100002_104
男性2:
【chara 1 face 1 (normal)】
馬も疲れてるだろう、早く休ませてやろう。
voice: vo_adv_5100002_105
マホ:
【chara 123111 face 4 (sad)】
うちらも何か手伝えること、あらへんやろか。
voice: vo_adv_5100002_106
アヤネ:
【chara 123211 face 3 (anger)】
マホさん、行ってみよう!
voice: vo_adv_5100002_107
マホ:
【chara 123111 face 6 (surprised)】
あの、どないしはったんどす?
voice: vo_adv_5100002_108
男性1:
【chara 1 face 1 (normal)】
君たちは?
Choice: (8) 旅の者です。
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_5100002_109
男性1:
【chara 1 face 1 (normal)】
旅人か! 今夜の音楽祭にやってきたのかい?
悪いが今立て込んでいるんだ。
旅劇団の馬車が襲われてしまったそうだよ。
voice: vo_adv_5100002_110
男性2:
【chara 1 face 1 (normal)】
今回の音楽祭の目玉になる予定だったのさ。
由緒ある人形音楽劇の劇団でね。
だが……これでは今夜の公演は取りやめだな……
voice: vo_adv_5100002_111
劇団員1:
【chara 414 face 4 (sad)】
馬車も荷物も人形も、みんなボロボロだ。
そのうえ一番大切な、人形を一体、魔物に奪われてしまった。
気の毒だがこれじゃあどうすることもできないよ。
voice: vo_adv_5100002_112
マホ:
【chara 123111 face 3 (anger)】
うち、手伝います!
【chara 123111 face 1 (normal)】
せめて公演ができるぐらいの状態まで修理しまひょ!
voice: vo_adv_5100002_113
マホ:
【chara 123111 face 6 (surprised)】
王子はん、馬車の修理を手伝っておくれやす。
この、荷台がそのまま舞台になるみたいやから、
【chara 123111 face 1 (normal)】
これが直れば今晩の公演はできますやろ。
voice: vo_adv_5100002_114
マホ:
【chara 123111 face 3 (anger)】
うちはぬいぐるみを直します!
【chara 123111 face 1 (normal)】
せっかく深い森を越えてやってきはったんや。
まだ諦めんといてください!
voice: vo_adv_5100002_115
劇団員2:
【chara 411 face 6 (surprised)】
あっ、あなたたちは……?
一体何をする気なの?
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マホ:
【chara 123111 face 6 (surprised)】
あんさんは劇団の? 【chara 123111 face 4 (sad)】
大変どしたなあ。
【chara 123111 face 1 (normal)】
少し休んどいてくれやす。
【chara 123111 face 2 (joy)】
うちらで、みんな直しますさかい。
voice: vo_adv_5100002_117
ぷうきち:
【chara 123111 face 1 (normal)】
【chara 2113 face 1 (normal)】
『姫さんの言うとおりだぜ!
音楽祭までは時間もある!
俺たちに、手伝わせてくれよ』。
voice: vo_adv_5100002_118
劇団員1:
【chara 414 face 6 (surprised)】
……ぬ、ぬいぐるみがしゃべった!?
voice: vo_adv_5100002_119
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『いいや、俺はぷうきち様だ!
でも……そうだな。今日は、ぬいぐるみになってもいいぜ!
ぬいぐるみの役者が一人増えれば、舞台はできるんだろ?』
voice: vo_adv_5100002_120
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『急の代役で申し訳ねえけど、きっとうまくやってみせるさ!
だから、簡単に諦めんなよな。お嬢さん方』。
voice: vo_adv_5100002_121
劇団員2:
【chara 411 face 6 (surprised)】
あなたが……やってくれるんですか!?
【chara 411 face 1 (normal)】
……ありがとうございます……皆さん!
劇団のみんなに伝えてくるわ!
voice: vo_adv_5100002_122
アヤネ:
【chara 123211 face 2 (joy)】
そうと決まれば、ぷうきち、私たちも練習しよう!
voice: vo_adv_5100002_123
マホ:
【chara 123111 face 2 (joy)】
うちも王子はんも、気張りますさかい♪
きっと音楽劇、成功させまひょ!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
そして──
voice: vo_adv_5100002_124
劇団員1:
【chara 414 face 1 (normal)】
おかげで音楽劇は大成功だったよ!!
ぬいぐるみに大道具、馬車の修理に出演まで……
なんとお礼を言っていいのか……
voice: vo_adv_5100002_125
劇団員1:
【chara 414 face 2 (joy)】
あんたたちは俺たちの命の恩人だよ!
【chara 414 face 1 (normal)】
いや、命より大事なものを助けてもらったんだろうな、きっと。
voice: vo_adv_5100002_126
劇団員1:
【chara 414 face 4 (sad)】
この旅劇団の馬車は、ずっと前から受け継がれてきたものなんだ。
【chara 414 face 1 (normal)】
古い話をたくさん語り継ぎながら、俺たちは旅をしていてな。
だから……本当に、命より大事なのさ。
voice: vo_adv_5100002_127
劇団員2:
【chara 411 face 6 (surprised)】
それにしても、あなたたちはいったい……
Choice: (10) 旅の者です。
----- Tag 10 -----
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劇団員2:
【chara 411 face 6 (surprised)】
そう……伝説の羊……バロメッツを捜しているんですね。
voice: vo_adv_5100002_129
劇団員1:
【chara 414 face 6 (surprised)】
俺たちは古い伝説をもとにした話をたくさん上演しているんだが、
確かその中に羊の話もあったのを覚えているよ。
【chara 414 face 4 (sad)】
どの台本だったかな……【chara 414 face 1 (normal)】
あったあった、これだ。
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劇団員1:
【chara 414 face 1 (normal)】
羊は世界の果ての深い深い森の奥に、植物として芽を出すらしい。
【chara 414 face 2 (joy)】
大きくなるとだんだん羊の形になるそうだよ。
voice: vo_adv_5100002_131
劇団員1:
【chara 414 face 6 (surprised)】
穏やかな性格の羊たちは争いを好まないが、
【chara 414 face 4 (sad)】
森には狂暴な魔物たちが増え、見世物師にとらえられたり、
ハンターに追われたり……
voice: vo_adv_5100002_132
アヤネ:
【chara 123211 face 6 (surprised)】
大きな雷に驚いて、いなくなっちゃったっていうのも?
voice: vo_adv_5100002_133
劇団員1:
【chara 414 face 6 (surprised)】
そう伝わっているお話もあるね。
【chara 414 face 4 (sad)】
どのお話でも、やがて、その土地には新しい羊が芽吹くことは
なくなってしまった、とある。
voice: vo_adv_5100002_134
劇団員1:
【chara 414 face 4 (sad)】
最後の一頭が、星を見上げて泣くときには、
大樹の上に大雨が降るのだそうだ……
voice: vo_adv_5100002_135
マホ:
【chara 123111 face 6 (surprised)】
じゃあ、バロメッツはんは、まだそこにいてるんやな!
ひとりぼっちで……
【chara 123111 face 3 (anger)】
ほな、急いで行かへんと!
voice: vo_adv_5100002_136
劇団員1:
【chara 414 face 4 (sad)】
いいや。
この物語自体がもうずっと昔のものだからね。
きっと羊は、もう……
voice: vo_adv_5100002_137
アヤネ:
【chara 123211 face 4 (sad)】
そんな……
voice: vo_adv_5100002_138
アヤネ:
【chara 123211 face 6 (surprised)】
でも、いなくなっちゃったっていう証拠もないんでしょう?
voice: vo_adv_5100002_139
劇団員1:
【chara 414 face 6 (surprised)】
……誰も行ったことがないからね。
見届けたわけじゃない。
【chara 414 face 4 (sad)】
君が言う通り、証拠はないよ。
voice: vo_adv_5100002_140
劇団員2:
【chara 411 face 4 (sad)】
……でも、私たちはその世界の果ての森の近くを通ったの。
旅の途中で、どうしても迂回できなくて、
危険とはわかっていたけれど。
voice: vo_adv_5100002_141
劇団員2:
【chara 411 face 4 (sad)】
世界の果ての森に入らなくてもわかる。
近くを通っただけでも危険な魔物ばかり。
それより恐ろしかったのは──
voice: vo_adv_5100002_142
劇団員2:
【chara 411 face 3 (anger)】
響き渡る、恐ろしい叫び声……
身の毛がよだつような咆哮だったわ。
【chara 411 face 4 (sad)】
旅慣れた馬でさえ落ち着きをなくしてしまって。
voice: vo_adv_5100002_143
劇団員2:
【chara 411 face 4 (sad)】
羊も……無事では済まないと思うわ。
あなたたちも、できれば……
voice: vo_adv_5100002_144
劇団員1:
【chara 414 face 1 (normal)】
だが、行くんだろう?
voice: vo_adv_5100002_145
マホ:
【chara 123111 face 2 (joy)】
もちろんどす。【chara 123111 face 1 (normal)】
会えなくても……会えなかったとしても、
そこに行くまでは、うちは信じたい。見届けたわけやないなら、
まだ諦めるんは早いんやないかと、うちは思います。
voice: vo_adv_5100002_146
劇団員2:
【chara 411 face 1 (normal)】
そうね。
やってみなくちゃわからないって、
教えてくれたのはあなたたちだもの!
voice: vo_adv_5100002_147
マホ:
【chara 123111 face 2 (joy)】
うちらは修理を手伝っただけどす♪
【chara 123111 face 1 (normal)】
けど、劇をやれるって判断したのはあんさんらやろ。
voice: vo_adv_5100002_148
マホ:
【chara 123111 face 1 (normal)】
きっと、この世の中にダメなことなんて一つもありまへん。
だから……うちは諦めへん。
voice: vo_adv_5100002_149
マホ:
【chara 123111 face 1 (normal)】
木の上にバロメッツはんがいてはらへんとしても、
【chara 123111 face 2 (joy)】
きっと捜してみるさかい。
voice: vo_adv_5100002_150
劇団員1:
【chara 414 face 1 (normal)】
そうか。
じゃあ俺たちは応援するしかなさそうだ。
よかったらこれを持っていってくれないか?
voice: vo_adv_5100002_151
劇団員2:
【chara 411 face 1 (normal)】
音楽劇で使う、いい音がするベルよ。
今回も使ったでしょう?
【chara 411 face 2 (joy)】
鳴らす人に幸運を呼ぶといわれているの。
voice: vo_adv_5100002_152
アヤネ:
【chara 123211 face 1 (normal)】
ありがとう!
voice: vo_adv_5100002_153
劇団員1:
【chara 414 face 1 (normal)】
気を付けて。
いつか……いつか、君たちのことを、芝居にして上演させてくれ。
【chara 414 face 2 (joy)】
それから、羊の物語の続きも──教えてほしい。
voice: vo_adv_5100002_154
マホ:
【chara 123111 face 2 (joy)】
約束どす♪
Choice: (11) それじゃあ、行ってきます!
----- Tag 11 -----
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
ムーサの町を後にした一行は、
ぷうきちレーダーを頼りに次の目的地へと向かうのだった。