疑惑の格ゲー対決
カガミとファンの格ゲー対戦企画が始まるが、リンはそこでチートが使われていることに気付く。ナナカの機転により不正を無効化した後、トモはカガミに挑み、ゲームの楽しさを知るのだった。
-------------- situation:
疑惑の格ゲー対決
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
人気配信者カガミの護衛を手伝うこととなったナナカとリン。
そんな二人のためにも、トモは、改めて
これからのスケジュールについて確認するのだった。
voice: vo_adv_5102003_000
トモ:
【chara 123611 face 6 (surprised)】
さっきみたいに配信者狩りが
なにか仕掛けてくる可能性は十分考えられる。
【chara 123611 face 4 (sad)】
だから、万全の準備を整えなければ……
voice: vo_adv_5102003_001
トモ:
【chara 123611 face 6 (surprised)】
……【chara 123611 face 1 (normal)】
次にカガミさんが出演するイベントは、
ファンとの格ゲー対戦企画でしたね。
voice: vo_adv_5102003_002
カガミ:
【chara 16712 face 2 (joy)】
ああ。最近はプリファイⅢにハマっていてね。
【chara 16712 face 1 (normal)】
こんな機会でもなければなかなかファンたちと
筐体で遊べないから、記念にと思って企画したんだ。
voice: vo_adv_5102003_003
リン:
【chara 123511 face 2 (joy)】
プリファイ配信、毎回盛り上がってるよね~
ちょいちょい見てるよ。【chara 123511 face 1 (normal)】
始めたばっかの頃はヘタだったのに、
どんどん上手くなっていくのが面白くてさ。
voice: vo_adv_5102003_004
カガミ:
【chara 16712 face 2 (joy)】
フフ、ありがとう。私はゲームを愛しているからね。
好きなもののためなら、どんな努力だって苦じゃない。
voice: vo_adv_5102003_005
トモ:
【chara 123611 face 4 (sad)】
……『好き』、か。
voice: vo_adv_5102003_006
カガミ:
【chara 16712 face 6 (surprised)】
……うん?
voice: vo_adv_5102003_007
ナナカ:
【chara 123711 face 6 (surprised)】
おっとー! ちょいちょいちょい!
リン殿! ゲーム展示会のあのブース、見るでござるよ!
【chara 123711 face 2 (joy)】
あっちで『深淵狩りの姫君3』の体験版がプレイできるって!!
voice: vo_adv_5102003_008
リン:
【chara 123711 face 1 (normal)】
【chara 123511 face 1 (normal)】
おっ。あのゲーム、気になってたんだよね~
早速プレイしに行こう……【chara 123511 face 4 (sad)】
とか言いたいけど。
voice: vo_adv_5102003_009
リン:
【chara 123511 face 4 (sad)】
さすがに、自分たちから護衛するとか言い出したのに、
カガミから離れちゃマズいんじゃない?
voice: vo_adv_5102003_010
カガミ:
【chara 16712 face 2 (joy)】
構わないよ。まだイベントまで時間に余裕もあるし……
【chara 16712 face 1 (normal)】
それに、トモちゃんが側にいてくれることだしね。
私のことは気にせず、ゲームを楽しんできてくれ。
voice: vo_adv_5102003_011
リン:
【chara 123511 face 5 (shy)】
そう? じゃ、お言葉に甘えて。
【chara 123511 face 2 (joy)】
……難易度、どんな感じかな~
2は簡単過ぎたとかヨリヨリ言ってたけど。
voice: vo_adv_5102003_012
ナナカ:
【chara 123711 face 2 (joy)】
たっぷり遊んで、後でヨリ殿にレビューしてあげないとね!
じゃ、行ってきまーす!
voice: vo_adv_5102003_013
トモ:
【chara 123611 face 6 (surprised)】
……行っちゃいましたね、あの二人。
voice: vo_adv_5102003_014
カガミ:
【chara 16712 face 1 (normal)】
祭りは楽しむことが一番大切だからね。
あの二人には素敵な思い出を作ってほしいな。
voice: vo_adv_5102003_015
カガミ:
【chara 16712 face 6 (surprised)】
……それよりも、少し気になることがあるんだけど。いいかな?
voice: vo_adv_5102003_016
トモ:
【chara 123611 face 1 (normal)】
はい、もちろん。
voice: vo_adv_5102003_017
カガミ:
【chara 16712 face 6 (surprised)】
私の気のせいかもしれないが……
さっき『好き』という言葉を聞いたトモちゃんが、
なんだかちょっと暗い顔をしたように見えてね。
voice: vo_adv_5102003_018
トモ:
【chara 123611 face 6 (surprised)】
ええっ!? そ、それは……!
voice: vo_adv_5102003_019
カガミ:
【chara 16712 face 1 (normal)】
どうだろう、もし何か悩んだりしていることがあるなら、
吐き出してみないかい? 少しは楽になるかもしれない。
【chara 16712 face 6 (surprised)】
もちろん、無理にとは言わないけれど。
voice: vo_adv_5102003_020
トモ:
【chara 123611 face 4 (sad)】
え、ええと、その……
友達の話なんですけど……
voice: vo_adv_5102003_021
トモ:
【chara 123611 face 4 (sad)】
……その子は、魔法少女が大好きなんです。
voice: vo_adv_5102003_022
カガミ:
【chara 16712 face 6 (surprised)】
……ふむ。
voice: vo_adv_5102003_023
トモ:
【chara 123611 face 4 (sad)】
それだけじゃないんです。その友達は、ゲームのことも
好きになりつつあるし、コスプレも面白いなって思い始めている。
それに漫画にだって興味があるみたいで。
voice: vo_adv_5102003_024
トモ:
【chara 123611 face 6 (surprised)】
……その子は、カガミさんやナナカさんたちみたいに、
好きなものを好きだと言いたいみたいなんです。
【chara 123611 face 4 (sad)】
……けれど、訳があって好きだと言えないみたいで。
voice: vo_adv_5102003_025
トモ:
【chara 123611 face 4 (sad)】
それで、友達は悩んでいるみたいです。
今まで通り、自分の『好き』を隠して生きるべきか、
正直に周りに打ち明けるべきかを。
voice: vo_adv_5102003_026
カガミ:
【chara 16712 face 1 (normal)】
なるほど……事情は分かったよ。
【chara 16712 face 6 (surprised)】
それでトモちゃんも悩んでいた、と。
【chara 16712 face 1 (normal)】
話してくれてありがとう。
voice: vo_adv_5102003_027
カガミ:
【chara 16712 face 6 (surprised)】
……難しい悩みではあるけれど。
【chara 16712 face 1 (normal)】
その子になにか理由があるのであれば、無理に、
周りに好きなものを好きだと言う必要はない……と私は思う。
voice: vo_adv_5102003_028
カガミ:
【chara 16712 face 2 (joy)】
好きなものについて周りには秘密にして、
自分だけで楽しむ……
【chara 16712 face 1 (normal)】
それもコンテンツの立派な楽しみ方の一つだ。
voice: vo_adv_5102003_029
カガミ:
【chara 16712 face 1 (normal)】
隠し事は誰にだってある。
だから気に病む必要はない……と、
もし私がアドバイスするとしたらそんな感じかな。
voice: vo_adv_5102003_030
カガミ:
【chara 16712 face 1 (normal)】
どうかな。こういう答えで、
トモちゃん……【chara 16712 face 6 (surprised)】
じゃなかった。
【chara 16712 face 1 (normal)】
トモちゃんのお友達は納得してくれそうかな。
voice: vo_adv_5102003_031
トモ:
【chara 123611 face 1 (normal)】
は、はい! ありがとうございます。
【chara 123611 face 2 (joy)】
きっと、納得してくれると思います。
voice: vo_adv_5102003_032
カガミ:
【chara 16712 face 2 (joy)】
フフ。なら良かった。
お友達によろしく伝えておいてくれ。
voice: vo_adv_5102003_033
トモ:
【chara 123611 face 2 (joy)】
カガミさんに話して正解だったかも。
自分だけでコンテンツを楽しむのも、楽しみ方の一つ……か。
……決めた。やっぱり私は、好きなものを隠して生きていこう。
voice: vo_adv_5102003_034
ナナカ:
【chara 123711 face 1 (normal)】
3人とも、待たせたな! 【chara 123711 face 2 (joy)】
いやあ、深淵3、
体験版の段階で相当面白かったよ~!
voice: vo_adv_5102003_035
リン:
【chara 123711 face 1 (normal)】
【chara 123511 face 1 (normal)】
難易度的には1と2の間くらい狙ってんのかな。
【chara 123511 face 2 (joy)】
アレならヨリヨリもヌル過ぎとか言わないでしょ。
voice: vo_adv_5102003_036
カガミ:
【chara 16712 face 1 (normal)】
へぇ。期待してよさそうだね。
【chara 16712 face 2 (joy)】
配信で盛り上がりそうなゲームだし、発売が楽しみだ。
voice: vo_adv_5102003_037
トモ:
【chara 123611 face 6 (surprised)】
……それはそうと、
ナナカさんたちも戻ってきたことですし……
【chara 123611 face 1 (normal)】
そろそろステージの方へと移動しましょうか。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
いよいよイベントの時間がやってきた。
会場はカガミのゲームプレイを直接見たいという
ファンたちによって埋め尽くされていたのだった。
voice: vo_adv_5102003_038
司会:
【chara 1 face 1 (normal)】
さて! みなさま、お集りいただきありがとうございます!
今回、カガミさんたっての希望で、
ファンのみなさんとのプリファイⅢ対決企画が実現しました!
voice: vo_adv_5102003_039
カガミ:
【chara 16712 face 1 (normal)】
今回のイベントでは、
私の連勝が途切れるまで続けさせてもらおうと思う。
voice: vo_adv_5102003_040
カガミ:
【chara 16712 face 2 (joy)】
誰か、我こそはという人がいれば、
ぜひ、挑戦してほしい。一緒に楽しもう。
voice: vo_adv_5102003_041
司会:
【chara 1 face 1 (normal)】
それでは早速ですが、対戦希望者の方!
挙手をお願いいたします!
voice: vo_adv_5102003_042
男性:
【chara 1 face 1 (normal)】
はい! はい!
voice: vo_adv_5102003_043
女性1:
【chara 1 face 1 (normal)】
カガミ様~! 一緒にゲームさせてください~!
voice: vo_adv_5102003_044
カガミ:
【chara 16712 face 6 (surprised)】
それじゃあ……【chara 16712 face 1 (normal)】
そこの彼、ステージへ上がってもらえるかな。
voice: vo_adv_5102003_045
男性:
【chara 1 face 1 (normal)】
え、オレ!? よっしゃ!
voice: vo_adv_5102003_046
カガミ:
【chara 16712 face 4 (sad)】
手を挙げてくれたお嬢さん、ゴメンね。
【chara 16712 face 1 (normal)】
今度、また一緒に遊ぼう。
voice: vo_adv_5102003_047
女性1:
【chara 1 face 1 (normal)】
ひ、ひゃい!
カガミ様、お優しい……!
voice: vo_adv_5102003_048
カガミ:
【chara 16712 face 1 (normal)】
さて、それじゃあ始めようか。
君、よろしく頼む。
voice: vo_adv_5102003_049
男性:
【chara 1 face 1 (normal)】
ウス、よろしくっス!
voice: vo_adv_5102003_050
ナナカ:
【chara 123711 face 1 (normal)】
見せてもらおうか、
カガミ様の実力とやらを!
voice: vo_adv_5102003_051
リン:
【chara 123511 face 6 (surprised)】
いや、ちょいちょい配信で見てるから、
実力がどんなもんか、大体分かってるでしょ。
voice: vo_adv_5102003_052
トモ:
【chara 123611 face 6 (surprised)】
カガミさんはこのゲーム、強いんですか?
voice: vo_adv_5102003_053
リン:
【chara 123511 face 1 (normal)】
まあそれなりって感じじゃない?
そこら辺の格ゲー好きにはそうそう負けないけど、
ヨリヨリには瞬殺されるってくらいの実力。
voice: vo_adv_5102003_054
ナナカ:
【chara 123711 face 2 (joy)】
ヨリ殿がちょっとレベル違い過ぎるだけだけどね!
【chara 123711 face 1 (normal)】
ま、そういうわけだし、
今回は白熱した良いイベントになるんじゃないかな?
voice: vo_adv_5102003_055
男性:
【chara 1 face 1 (normal)】
──よし、ここで!
voice: vo_adv_5102003_056
カガミ:
【chara 16712 face 1 (normal)】
上手いね、【chara 16712 face 2 (joy)】
だけど!
voice: vo_adv_5102003_057
男性:
【chara 1 face 1 (normal)】
ああ!? やられた!? 今の技、届かないと思ったのに!
voice: vo_adv_5102003_058
リン:
【chara 123511 face 6 (surprised)】
……ん~?
voice: vo_adv_5102003_059
トモ:
【chara 123611 face 6 (surprised)】
どうかしたんですか?
voice: vo_adv_5102003_060
リン:
【chara 123511 face 4 (sad)】
いや、気のせいかもしれないけど……
【chara 123511 face 6 (surprised)】
ナナカ、今のとこ、違和感なかった?
voice: vo_adv_5102003_061
ナナカ:
【chara 123711 face 4 (sad)】
ん、ん~……?
【chara 123711 face 6 (surprised)】
いんや、特に何も感じなかったけど?
voice: vo_adv_5102003_062
司会:
【chara 1 face 1 (normal)】
カガミさん、圧勝~! おめでとうございます!
それでは次の挑戦者の方、どうぞ!
voice: vo_adv_5102003_063
女性2:
【chara 1 face 1 (normal)】
この、えいっ!
voice: vo_adv_5102003_064
カガミ:
【chara 16712 face 1 (normal)】
──隙あり!
voice: vo_adv_5102003_065
リン:
【chara 123511 face 6 (surprised)】
……今のって。【chara 123511 face 3 (anger)】
やっぱりそうだ。
voice: vo_adv_5102003_066
女性2:
【chara 1 face 1 (normal)】
ああっ! やられちゃいました~!
voice: vo_adv_5102003_067
カガミ:
【chara 16712 face 4 (sad)】
ふう、ギリギリだった。危うく負けるかと思ったよ。
【chara 16712 face 1 (normal)】
いい勝負だったね。対戦ありがとう。
voice: vo_adv_5102003_068
リン:
【chara 123511 face 6 (surprised)】
……前の試合の違和感は
気のせいなんかじゃなかったみたいだね。
voice: vo_adv_5102003_069
トモ:
【chara 123611 face 6 (surprised)】
さっきから何か気になってるみたいですけど……
一体、なにが……?
voice: vo_adv_5102003_070
リン:
【chara 123511 face 3 (anger)】
……カガミの使ってるキャラクター、性能がイジられてる。
つまり……チートが使われてるんだよ。
voice: vo_adv_5102003_071
トモ:
【chara 123611 face 6 (surprised)】
なっ……!?
それって不正なんじゃ……!?
voice: vo_adv_5102003_072
ナナカ:
【chara 123711 face 6 (surprised)】
そうそう。だから、こういうイベントで
絶対やっちゃいけないことなんだけど。
voice: vo_adv_5102003_073
リン:
【chara 123511 face 1 (normal)】
ま、カガミ自身がチートに気付いてるかは分かんないけどね。
【chara 123511 face 4 (sad)】
なんかいつもと違うなとは思ってるかもしんないけど。
voice: vo_adv_5102003_074
ナナカ:
【chara 123711 face 6 (surprised)】
それにしても、
よく気付いたねリン殿。余程やり込まないと分かんないでしょ。
voice: vo_adv_5102003_075
リン:
【chara 123511 face 2 (joy)】
あのキャラ、散々ヨリヨリが使ってきたからね。
細かい性能まで完璧に覚えちゃったよ。
voice: vo_adv_5102003_076
リン:
【chara 123511 face 6 (surprised)】
……今、使われてるチートは、
無敵だとか一撃で相手を倒すだとか、
そういう分かりやすいものじゃない。
voice: vo_adv_5102003_077
リン:
【chara 123511 face 4 (sad)】
分かりにくいけど、確実にカガミに有利になるような……
【chara 123511 face 6 (surprised)】
キャラの硬直時間や攻撃範囲、ダメージ量とかが、
アッパー調整されてるって感じのチートっぽい。
voice: vo_adv_5102003_078
トモ:
【chara 123611 face 6 (surprised)】
そんなこと……!
誰が、なんのために!?
voice: vo_adv_5102003_079
ナナカ:
【chara 123711 face 4 (sad)】
ん~……いろいろ可能性は考えられるけど。
運営側が勝手にイジったとかってのもあり得るかな。
voice: vo_adv_5102003_080
リン:
【chara 123511 face 6 (surprised)】
ああ、カガミが勝てば勝つほどイベントは盛り上がるもんね。
【chara 123511 face 4 (sad)】
その可能性もあるか。
voice: vo_adv_5102003_081
トモ:
【chara 123611 face 7 (special_a)】
なら、このイベントの責任者に話を聞きに行こう!
こんな不正、カガミさんだって望んでいないはずだ!
voice: vo_adv_5102003_082
運営スタッフ:
【chara 1 face 1 (normal)】
よしよし、またカガミ様が勝ったぞ!
フフフ、いいぞ! 会場はますます盛り上がってる……!
voice: vo_adv_5102003_083
トモ:
【chara 123611 face 6 (surprised)】
……すみません、少しお話を伺いたいのですが。
voice: vo_adv_5102003_084
運営スタッフ:
【chara 1 face 1 (normal)】
おっと、確かあなたは【王宮騎士団(NIGHTMARE)】の……
どうかしましたか?
voice: vo_adv_5102003_085
トモ:
【chara 123611 face 4 (sad)】
……今行われているイベントで、
カガミさんが有利になるような不正が行われているという
疑いがあるんですけど。何かご存じですか?
voice: vo_adv_5102003_086
運営スタッフ:
【chara 1 face 1 (normal)】
えええっ!? そんなバカな!?
不正なんて……何かの間違いじゃ!?
voice: vo_adv_5102003_087
運営スタッフ:
【chara 1 face 1 (normal)】
しょ、少々お待ちください! 機材のセッティングを行ったのは、
本日急遽ヘルプで入った子でして……!
その子に話を聞けばなにかわかるかもしれません!
voice: vo_adv_5102003_088
運営スタッフ:
【chara 1 face 1 (normal)】
……ええと。あれ?
あの子、そういえばどこに行った……?
voice: vo_adv_5102003_089
ナナカ:
【chara 123711 face 4 (sad)】
十中八九、逃げたんでしょうなぁ。
【chara 123711 face 6 (surprised)】
その人の特徴は?
voice: vo_adv_5102003_090
運営スタッフ:
【chara 1 face 1 (normal)】
いえ、それが……仮面を被っていたので、顔を見ていないんです。
なにしろフェスですから、仮装してるスタッフなんて珍しくもなく……
voice: vo_adv_5102003_091
ナナカ:
【chara 123711 face 4 (sad)】
なるほどね。つまり手がかりなし、と。
まあ、さっきの乱入者みたいに誰かに雇われた人だったのかもね。
voice: vo_adv_5102003_092
ナナカ:
【chara 123711 face 4 (sad)】
……なんにせよ誰がなんのためにチート仕組もうと思ったんだろうね?
voice: vo_adv_5102003_093
リン:
【chara 123511 face 6 (surprised)】
……イベントを盛り上げるためにカガミ自身が手をまわしたとか?
【chara 123511 face 4 (sad)】
……いや、大人気配信者がわざわざそんなことやらないか。
だってもう十分過ぎるくらい人気だし。バレたら炎上間違いないし。
voice: vo_adv_5102003_094
ナナカ:
【chara 123711 face 6 (surprised)】
後は熱狂的な視聴者が勝手にゲームに手を加えたとか?
【chara 123711 face 4 (sad)】
やっぱファンとしてはカガミ殿の勝つところ見たいもんね。
voice: vo_adv_5102003_095
ナナカ:
【chara 123711 face 6 (surprised)】
逆にアンチが仕組んだって線もあるか。
イベントが終わった後でネタバラシして、
【chara 123711 face 3 (anger)】
チートしてまで勝とうとしてたぜコイツ【chara 123711 face 4 (sad)】
って炎上させようとしてたとか。
voice: vo_adv_5102003_096
トモ:
【chara 123611 face 6 (surprised)】
犯人捜しも大事ですけど、
まずは不正を止めないと……! 【chara 123611 face 4 (sad)】
けど、どうすれば……
voice: vo_adv_5102003_097
リン:
【chara 123511 face 6 (surprised)】
機材トラブルとかいうことにすれば、
一応、イベントは止められるんじゃん?
実際、機材のトラブルといえばトラブルだし。
voice: vo_adv_5102003_098
トモ:
【chara 123611 face 6 (surprised)】
いや……それだと会場に集まったファンが、きっとガッカリします。
【chara 123611 face 4 (sad)】
あくまで、穏便に事を終わらせたいんですけど……
voice: vo_adv_5102003_099
ナナカ:
【chara 123711 face 1 (normal)】
……ピッコーン!!
サイカワ魔法少女ナナカちゃん、【chara 123711 face 2 (joy)】
秘策を思いついちゃった!
voice: vo_adv_5102003_100
トモ:
【chara 123711 face 1 (normal)】
【chara 123611 face 6 (surprised)】
本当ですか!?
それで、その秘策って……
voice: vo_adv_5102003_101
ナナカ:
【chara 123711 face 2 (joy)】
それは見てのお楽しみ!
【chara 123711 face 1 (normal)】
ま、私がなんとかしてみせるから【chara 123711 face 7 (special_a)】
安心して!
voice: vo_adv_5102003_102
司会:
【chara 1 face 1 (normal)】
それでは次の対戦希望の方、挙手を……
voice: vo_adv_5102003_103
ナナカ:
【chara 123711 face 1 (normal)】
あっ、【chara 123711 face 2 (joy)】
はいはいはーい!
私、やりたい! カガミ殿と戦わせて~!
voice: vo_adv_5102003_104
カガミ:
【chara 16712 face 1 (normal)】
おや、ナナカちゃん。
まさか君とゲームで遊ぶ日が来るなんてね。
【chara 16712 face 2 (joy)】
フフ。お手柔らかに頼むよ。
voice: vo_adv_5102003_105
リン:
【chara 123511 face 2 (joy)】
……そっか。ナナカのやろうとしていること、
分かったかもしれない。
voice: vo_adv_5102003_106
トモ:
【chara 123611 face 6 (surprised)】
どういうことですか、リンさん?
voice: vo_adv_5102003_107
リン:
【chara 123511 face 1 (normal)】
カガミの使うキャラは強化されてるけど、
別に無敵になったわけじゃない。だから、キャラの性能差を
プレイヤーの腕でひっくり返すことは不可能じゃないってわけ。
voice: vo_adv_5102003_108
トモ:
【chara 123611 face 6 (surprised)】
つまり……ナナカさんは
実力で不正に打ち勝つつもりだってことですか?
そうすれば連勝はストップして、この企画が終了するから……
voice: vo_adv_5102003_109
リン:
【chara 123511 face 2 (joy)】
多分、そういうことなんじゃないの?
【chara 123511 face 1 (normal)】
ま、ここで見てようよ。ナナカの戦いっぷりをさ。
voice: vo_adv_5102003_110
ナナカ:
【chara 123711 face 4 (sad)】
ギャーッ! 手も足も出ないで負けたー!
voice: vo_adv_5102003_111
リン:
【chara 123511 face 6 (surprised)】
負けんのかい。
voice: vo_adv_5102003_112
ナナカ:
【chara 123711 face 2 (joy)】
いやあ、参った参った!
ボロ負けしちったよ!
voice: vo_adv_5102003_113
トモ:
【chara 123611 face 4 (sad)】
ナナカさん、秘策があるんじゃなかったんですか!?
voice: vo_adv_5102003_114
ナナカ:
【chara 123711 face 6 (surprised)】
ん? 【chara 123711 face 1 (normal)】
ああ、そっちはバッチリ成功させたよ!
要するに、チートを止めればよかったわけでしょ?
voice: vo_adv_5102003_115
ナナカ:
【chara 123711 face 1 (normal)】
だからカガミ殿との対戦中に魔法でゲームの内容を解析して、
設定をデフォルトに戻しておいたってわけ!
【chara 123711 face 2 (joy)】
これでインチキはなし! 対等な条件で戦えるよ!
voice: vo_adv_5102003_116
トモ:
【chara 123711 face 1 (normal)】
【chara 123611 face 6 (surprised)】
……なるほど。
【chara 123611 face 1 (normal)】
さすがはナナカさんですね。
voice: vo_adv_5102003_117
ナナカ:
【chara 123711 face 2 (joy)】
いやあ、それほどでもあるけど!
【chara 123711 face 1 (normal)】
……そうだ! せっかくだし、次はトモ殿が挑戦してみれば?
voice: vo_adv_5102003_118
トモ:
【chara 123611 face 6 (surprised)】
えっ、私がですか!?
voice: vo_adv_5102003_119
ナナカ:
【chara 123711 face 2 (joy)】
そうそう! トモ殿はゲームがあまり好きじゃないみたいだけどさ。
それでも、せっかくのフェスだし!
【chara 123711 face 1 (normal)】
任務も大事だけど、ここで思い出作っちゃいなよ!
voice: vo_adv_5102003_120
トモ:
【chara 123611 face 4 (sad)】
ええと……わ、私はゲームがやりたいわけじゃないですけど?
【chara 123611 face 6 (surprised)】
でも、そうですね。ナナカさんがそう言うのであれば……
こんな機会、もう二度とないでしょうし。
voice: vo_adv_5102003_121
ナナカ:
【chara 123711 face 2 (joy)】
じゃあ、決まり! というわけで、はいはーい!
次はトモ殿が挑戦しまーす!
voice: vo_adv_5102003_122
カガミ:
【chara 16712 face 2 (joy)】
フフッ。今度はトモちゃんか。よろしくね。
【chara 16712 face 6 (surprised)】
……けど、このゲームをプレイしたことはあるかい?
もし失礼でなければ、ハンデをつけようか?
voice: vo_adv_5102003_123
トモ:
【chara 123611 face 1 (normal)】
いえ、大丈夫です。以前、
リンさんに操作方法や簡単なコンボは教えてもらったので。
voice: vo_adv_5102003_124
カガミ:
【chara 16712 face 2 (joy)】
そうかい。なら、一緒に楽しもう。
voice: vo_adv_5102003_125
司会:
【chara 1 face 1 (normal)】
それでは、続いての試合といきましょう!
カガミさんvsトモさん……ファイト!
voice: vo_adv_5102003_126
カガミ:
【chara 16712 face 1 (normal)】
悪いが、本気でいかせてもらおうか!
【chara 16712 face 3 (anger)】
一気に攻め込む!
voice: vo_adv_5102003_127
トモ:
【chara 123611 face 6 (surprised)】
格ゲーは初心者だけど……戦いの基本は剣術と同じはず!
【chara 123611 face 7 (special_a)】
攻撃を見極めて……後の先を取る! そこだ!
voice: vo_adv_5102003_128
カガミ:
【chara 16712 face 6 (surprised)】
おっと……さすがの動体視力と反射神経だね。
今の攻撃を見切るとは。【chara 16712 face 1 (normal)】
だが、これならどうかな?
voice: vo_adv_5102003_129
トモ:
【chara 123611 face 6 (surprised)】
うわっ!?
……【chara 123611 face 1 (normal)】
いや、危なかったけど紙一重でなんとかかわせた!
voice: vo_adv_5102003_130
カガミ:
【chara 16712 face 6 (surprised)】
……むっ? なにかおかしい……?
【chara 16712 face 3 (anger)】
今の攻撃は届いたと思ったのに……どうなっている……?
voice: vo_adv_5102003_131
ナナカ:
【chara 123711 face 6 (surprised)】
今のはよかったでござるな~!
【chara 123711 face 1 (normal)】
もしかするとジャイアントキリングもあり得るかも!?
【chara 123711 face 2 (joy)】
レッツゴートモ殿ー!
voice: vo_adv_5102003_132
トモ:
【chara 123611 face 1 (normal)】
この緊張感……! 相手との読みあい……!
【chara 123611 face 2 (joy)】
ゲームって……楽しい!
voice: vo_adv_5102003_133
トモ:
【chara 123611 face 4 (sad)】
……けど、それもここまでか。
voice: vo_adv_5102003_134
カガミ:
【chara 16712 face 1 (normal)】
やはり、どうしても経験の差があるからね。
初心者なのに、よくやったよ。【chara 16712 face 2 (joy)】
さあ、これで終わりだ。
voice: vo_adv_5102003_135
司会:
【chara 1 face 1 (normal)】
あーっと! トモさん!
カガミさんと熱戦を繰り広げましたが、ここで破れました!
ですが、本当にいい戦いでした! みなさん、拍手を!
voice: vo_adv_5102003_136
カガミ:
【chara 16712 face 1 (normal)】
対戦ありがとう、トモちゃん。
それにしても……【chara 16712 face 2 (joy)】
フフッ。ゲームが好きなんだね。
プレイ中の君はとてもキラキラしていたよ。
voice: vo_adv_5102003_137
トモ:
【chara 123611 face 6 (surprised)】
えっ……!? あ、いえ!
ゲームのことは好きとか嫌いとか、そういうのではなくて!
voice: vo_adv_5102003_138
カガミ:
【chara 16712 face 6 (surprised)】
おっと……そうだった。すまない。
【chara 16712 face 1 (normal)】
ゲームが好きなのは、トモちゃんの友達の話だったね。
voice: vo_adv_5102003_139
カガミ:
【chara 16712 face 1 (normal)】
それでもこれだけは言わせてほしい。
配信者はゲームの楽しさを伝えるのも仕事の一つだ。
【chara 16712 face 2 (joy)】
トモちゃんが笑顔で遊んでいるところが見られて、うれしかったよ。
voice: vo_adv_5102003_140
司会:
【chara 1 face 1 (normal)】
さて! 激戦の興奮冷めやらぬ中ではありますが、
次の挑戦希望者はいますか!
voice: vo_adv_5102003_141
リン:
【chara 123511 face 1 (normal)】
じゃ、あたしが行こうかな。そろそろ終わらせないと、
【chara 123511 face 2 (joy)】
カガミのスケジュールが遅れるかもしんないしね。
voice: vo_adv_5102003_142
カガミ:
【chara 16712 face 6 (surprised)】
この後の予定を心配してくれるのはうれしいけど……
【chara 16712 face 1 (normal)】
それはつまり、私に勝つ自信があるってことかな?
voice: vo_adv_5102003_143
リン:
【chara 123511 face 2 (joy)】
まあね。サクッと終わらせちゃうよ。
voice: vo_adv_5102003_144
司会:
【chara 1 face 1 (normal)】
それでは──レディファイッ!
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_5102003_145
カガミ:
【chara 16712 face 6 (surprised)】
なっ……!? これは!?
voice: vo_adv_5102003_146
ナナカ:
【chara 123711 face 6 (surprised)】
リン殿がぁ! 画面端ぃ! まだ入るぅ!
voice: vo_adv_5102003_147
リン:
【chara 123511 face 1 (normal)】
これでかなり体力削れたし……【chara 123511 face 2 (joy)】
後は、ほいっと。
voice: vo_adv_5102003_148
司会:
【chara 1 face 1 (normal)】
なんとぉ! リンさん、見たこともないコンボで、
カガミさんをまさかまさかの瞬殺!! 劇的な幕切れとなりました!
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_5102003_149
リン:
【chara 123511 face 1 (normal)】
散々ヨリヨリと遊んだからね。
【chara 123511 face 2 (joy)】
いつの間にかあたしもそこそこ強くなっちゃったよ。
voice: vo_adv_5102003_150
カガミ:
【chara 16712 face 2 (joy)】
あはは! すごいね、リンちゃん。
何もできなかったよ。【chara 16712 face 1 (normal)】
完敗だ。対戦、ありがとう。
voice: vo_adv_5102003_151
カガミ:
【chara 16712 face 1 (normal)】
観客のみんなも、ここまで付き合ってくれてありがとう!
また、こうしてリアルで会える機会を作っていければと思うので、
その時は、どうかよろしくお願いするよ。
voice: vo_adv_5102003_152
観客たち:
【chara 1 face 1 (normal)】
わーわー!
voice: vo_adv_5102003_153
トモ:
【chara 123611 face 1 (normal)】
カガミさん、お疲れさまでした。
【chara 123611 face 4 (sad)】
……ところで。
少しお話ししておきたいことがあるんですけど、いいですか?
voice: vo_adv_5102003_154
カガミ:
【chara 16712 face 6 (surprised)】
ああ、もちろん。どうしたんだい?
voice: vo_adv_5102003_155
カガミ:
【chara 16712 face 6 (surprised)】
……なるほど。そんな不正が行われていたとは。
道理でプレイ中、なんだか違和感があったわけか。
【chara 16712 face 4 (sad)】
だが、不正そのものには気付けなかった……私もまだまだだな。
voice: vo_adv_5102003_156
カガミ:
【chara 16712 face 4 (sad)】
チートを使った状態で戦ってしまった人たちには
申し訳ないことをしてしまった……後で配信で訳を説明しないと。
【chara 16712 face 1 (normal)】
……不正を止めてくれてありがとう、みんな。
voice: vo_adv_5102003_157
カガミ:
【chara 16712 face 1 (normal)】
その件とは別の話だが、
君たちが挑戦してくれたおかげで会場は盛り上がった。
そのことにも、重ねて感謝するよ。
voice: vo_adv_5102003_158
トモ:
【chara 123611 face 6 (surprised)】
いえ、そんな。
【chara 123611 face 4 (sad)】
……それにしても、誰があんなチートをゲームに仕込んだんでしょう。
【chara 123611 face 6 (surprised)】
カガミさん、何か心当たりはありますか?
voice: vo_adv_5102003_159
カガミ:
【chara 16712 face 4 (sad)】
そうだな……もしかすると、配信者狩りの仕業かもしれない。
【chara 16712 face 6 (surprised)】
君たち護衛がいるから、私を直接襲うんじゃなく、
間接的な妨害に切り替えたのかも。
voice: vo_adv_5102003_160
ナナカ:
【chara 123711 face 4 (sad)】
うむむ……カガミ殿にチート行為を押しつけて、
後で炎上させようとしてたのかもってことかぁ……
【chara 123711 face 3 (anger)】
もしそうだとしたら、絶対許せませんな!
voice: vo_adv_5102003_161
トモ:
【chara 123611 face 4 (sad)】
……これまでの犯罪の数々に加え、
今回の件の犯人の可能性まであるなんて……
voice: vo_adv_5102003_162
トモ:
【chara 123611 face 7 (special_a)】
……やはり配信者狩りをこのままにしておくわけにはいかない。
必ず捕まえないと……!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
トモは【王宮騎士団(NIGHTMARE)】の誇りにかけ、
絶対に配信者狩りを止めなければと思うのだった。