一日限りのダブルヒーロー
トラ族の一員として認められたマツリたちの前に姿を消していた補佐が現れる。獣人族を煽動して大きな争いを巻き起こそうと企む補佐の野望は、マツリとクリスティーナの活躍によって打ち砕かれるのであった。
-------------- situation:
一日限りのダブルヒーロー
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
トラ族の族長との決闘を終えた翌朝。
マツリたち一行は、村中総出で歓待を受けていた。
voice: vo_adv_5104006_000
トラ族1:
【chara 1 face 1 (normal)】
族長に一撃当てちまうなんて嬢ちゃんもやるなぁ!
小さいからって甘く見てたぜ。
voice: vo_adv_5104006_001
マツリ:
【chara 100514 face 4 (sad)】
あだっ! あだだだっ!?
背中を叩くのはやめてほしいッス! 怪我したとこに響くッスよ!
voice: vo_adv_5104006_002
トラ族2:
【chara 1 face 1 (normal)】
そら、この肉を食ってもっと大きくなりな!
そんで今度は族長をぶっ飛ばしてやれ!
voice: vo_adv_5104006_003
マツリ:
【chara 100514 face 6 (surprised)】
もう、みんな急に何なんスか!?
【chara 100514 face 4 (sad)】
{player}さんも、笑ってないで助けてほしいッス!
Choice: (1) マツリちゃんと仲良くしたいんだよ。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_5104006_004
クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】
フフッ、そういうことだ。トラ族では力こそ正義なんだろう?
【chara 107111 face 1 (normal)】
皆、オマエのことをようやく認めたんだろうさ。
voice: vo_adv_5104006_005
トラ族の族長:
【chara 8611 face 2 (joy)】
まだ目を離せない、クチバシの青いひよっこではあるがな。
【chara 8611 face 1 (normal)】
……あれは、もう準備できているか?
voice: vo_adv_5104006_006
マツリの母:
【chara 8511 face 2 (joy)】
ええ。マツリ、これを。
voice: vo_adv_5104006_007
マツリ:
【chara 123912 face 6 (surprised)】
この衣装は……?
voice: vo_adv_5104006_008
マツリの母:
【chara 8511 face 1 (normal)】
あなたが一人前になった時のために準備してたのよ。
voice: vo_adv_5104006_009
マツリの母:
【chara 8511 face 2 (joy)】
この祭儀は、トラ族の伝統として伝わる
一人前として認められるための儀式でもあるの。
voice: vo_adv_5104006_010
マツリの母:
【chara 8511 face 4 (sad)】
だけど、【王宮騎士団(NIGHTMARE)】に入っちゃったから……
【chara 8511 face 1 (normal)】
まだ早いと思って、こっちの実家に仕舞っておいたのよ。
voice: vo_adv_5104006_011
マツリの母:
【chara 8511 face 6 (surprised)】
こんな形で渡す日が来るとは思ってなかったけど。
【chara 8511 face 2 (joy)】
でも、よく似合ってるわよ。マツリ。
voice: vo_adv_5104006_012
マツリ:
【chara 123912 face 6 (surprised)】
お母さん……【chara 123912 face 2 (joy)】
ありがとうッス!
絶対、大切にするッスよ!
voice: vo_adv_5104006_013
マツリ:
【chara 123912 face 1 (normal)】
まだまだ半人前ッスけど、
【chara 123912 face 2 (joy)】
この鎧にふさわしい正義の味方になれるよう頑張るッス。
voice: vo_adv_5104006_014
トラ族の族長:
【chara 123912 face 1 (normal)】
【chara 8611 face 2 (joy)】
これで、晴れてお前もトラ族の正当な一員だ。
その衣装に恥じることないよう、これからも修練に励め。
voice: vo_adv_5104006_015
トラ族の族長:
【chara 8611 face 6 (surprised)】
それと今更になるが……
【chara 8611 face 2 (joy)】
ヒューマンとの和平についても、前向きに検討しよう。
voice: vo_adv_5104006_016
マツリ:
【chara 123912 face 6 (surprised)】
本当ッスか!?
voice: vo_adv_5104006_017
???:
【chara 1 face 1 (normal)】
……そんなことをされては困るんですよ。
voice: vo_adv_5104006_018
補佐:
【chara 8711 face 1 (normal)】
ヒューマンと馴れあうなど、あなたらしくもないですね。族長?
voice: vo_adv_5104006_019
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
なんだ? 和平活動を引っ掻き回しに来たなら、
お引き取り願おうか。【chara 107111 face 3 (anger)】
もうオマエの出番はないぞ。
voice: vo_adv_5104006_020
補佐:
【chara 8711 face 1 (normal)】
それがあるんですよねぇ。
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_5104006_021
マツリ:
【chara 123912 face 6 (surprised)】
な、なんか様子が変ッスよ?
魔物がどんどん増えてきてるッス!
voice: vo_adv_5104006_022
補佐:
【chara 8711 face 3 (anger)】
まったく、どれだけ苦労したことか。
長い時間をかけて、ヒューマンへの反感を煽って……
voice: vo_adv_5104006_023
補佐:
【chara 8711 face 1 (normal)】
ヒューマンと獣人族が争っているこの状況は、
私にとって、とても都合がいいんです。
voice: vo_adv_5104006_024
補佐:
【chara 8711 face 1 (normal)】
ようやく作り上げた、獣人族とヒューマンを分断する壁……
【chara 8711 face 3 (anger)】
それを、ここで壊されるわけにはいかないんですよ。
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──ギャオオオオオッ!
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_5104006_025
トラ族1:
【chara 1 face 1 (normal)】
なんだ、ちくしょう! 倒しても次から次へ出てくる!
これじゃキリがないぞ!?
voice: vo_adv_5104006_026
トラ族2:
【chara 1 face 1 (normal)】
村の正門、裏門も破られた!
魔物が押し寄せてくるぞ!!
voice: vo_adv_5104006_027
トラ族の族長:
【chara 8611 face 6 (surprised)】
お前は……何故こんなことをする!?
【chara 8611 face 3 (anger)】
ヒューマンが憎くとも、我ら同族を傷つける必要はないだろう!
voice: vo_adv_5104006_028
補佐:
【chara 8711 face 1 (normal)】
いいえ、このトラ族の集落には壊滅してもらわないと。
ヒューマンのせいにして、獣人族の怒りを焚きつけるためにね。
voice: vo_adv_5104006_029
マツリ:
【chara 123912 face 3 (anger)】
そんなことさせないッス!!
voice: vo_adv_5104006_030
補佐:
【chara 8711 face 1 (normal)】
意気込むのはいいですが、あなたたちの戦力も把握済み。
このままでは勝ち目はありませんよ?
voice: vo_adv_5104006_031
ウサギ族:
【chara 8811 face 1 (normal)】
クリぴょ~ん! 例のブツ、持ってきたぴょんよ~!
【chara 8811 face 6 (surprised)】
って、魔物がいっぱいだぴょん!?
voice: vo_adv_5104006_032
ウサギ族:
【chara 8811 face 6 (surprised)】
もしかして、トラ族のお祭り真っ最中だぴょん?
【chara 8811 face 1 (normal)】
どうりで村の門が開いてて、フリーパスだったぴょん♪
voice: vo_adv_5104006_033
補佐:
【chara 8711 face 6 (surprised)】
ウサギ族だと? 馬鹿な、何故ここにいる。
【chara 8711 face 3 (anger)】
各獣人族の集落には、見張りをつけていたはず……
voice: vo_adv_5104006_034
ウサギ族:
【chara 8811 face 6 (surprised)】
ぴょぴょん? 見張りってこの人ぴょんか?
voice: vo_adv_5104006_035
商人:
【chara 911 face 4 (sad)】
旦那様ぁ……!
voice: vo_adv_5104006_036
マツリ:
【chara 123912 face 6 (surprised)】
あの人、ウサギ族の村に来た悪い商人ッス!
voice: vo_adv_5104006_037
補佐:
【chara 8711 face 3 (anger)】
ちっ、この愚図が……!
voice: vo_adv_5104006_038
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
やはり、オマエたちはグルだったわけか。
【chara 107111 face 1 (normal)】
これで全てがつながったな。
voice: vo_adv_5104006_039
マツリ:
【chara 123912 face 4 (sad)】
え? え?? どういうことッスか?
【chara 123912 face 6 (surprised)】
自分にも分かるように説明してほしいッス!
voice: vo_adv_5104006_040
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
ウサギ族の村での一件に、きな臭い匂いがしてな。
和平活動の裏で、ワタシの方で内密に調査させてもらった。
元々、和平よりこういう活動の方が得意なんだよ。
voice: vo_adv_5104006_041
クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】
するとどうだ、浮かび上がってきたのは
ヒューマンと獣人族との独占的な商取引……
実態は、不公正・不平等な取引のオンパレードだ。
voice: vo_adv_5104006_042
クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】
そうやって掠め取った利益が最後に辿り着くのは、
この村……【chara 107111 face 1 (normal)】
目の前に立つ、補佐殿の金庫の中というわけさ。
voice: vo_adv_5104006_043
マツリ:
【chara 123912 face 6 (surprised)】
えっと、つまり……
このメガネの人が、獣人族のみんなに悪いことをしてたってことッスか?
voice: vo_adv_5104006_044
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
そして、これからも悪いことをしようとしているわけだな。
voice: vo_adv_5104006_045
補佐:
【chara 8711 face 3 (anger)】
そこまでたどり着いているなら、話が早い。
【chara 8711 face 1 (normal)】
あなたたちも逃がすわけにはいかなくなりましたねぇ。
voice: vo_adv_5104006_046
マツリ:
【chara 123912 face 3 (anger)】
それはこっちの台詞ッス!
さあ、観念してお縄を頂戴するッスよ!!
voice: vo_adv_5104006_047
ウサギ族:
【chara 8811 face 6 (surprised)】
クリぴょん? アイツをやっつけるお手伝いするぴょんか?
voice: vo_adv_5104006_048
クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】
いや、オマエたちはトラ族と一緒に
魔物たちの相手をしてもらえると助かる。
voice: vo_adv_5104006_049
トラ族の族長:
【chara 8611 face 3 (anger)】
ワシにも戦わせてくれ。
村の中から裏切り者を出したとあっては面子が立たん!
voice: vo_adv_5104006_050
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
おい、ついでに族長殿も安全な場所に連れていけ。
【chara 107111 face 1 (normal)】
……マツリちゃんの一撃のダメージがまだ残っているんだろう?
voice: vo_adv_5104006_051
ウサギ族:
【chara 8811 face 2 (joy)】
アイアイサー! 了解だぴょん!
【chara 8811 face 1 (normal)】
それじゃ族長さん、行くぴょんよ~!
voice: vo_adv_5104006_052
トラ族の族長:
【chara 8611 face 4 (sad)】
ぐっ……! だが……!
voice: vo_adv_5104006_053
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
あくまで面子というなら、こちらの面子を立たせてくれないか?
【chara 107111 face 2 (joy)】
そうだろう? マツリちゃん。
voice: vo_adv_5104006_054
マツリ:
【chara 123912 face 1 (normal)】
そうッス! 自分たちは
【王宮騎士団(NIGHTMARE)】の和平大使で……
【chara 123912 face 2 (joy)】
正義のヒーロー! ッスから!!
voice: vo_adv_5104006_055
ウサギ族:
【chara 8811 face 6 (surprised)】
そうだ、クリぴょ~~ん!
商人さんを渡して忘れてたぴょん!
【chara 8811 face 1 (normal)】
届けに来た荷物はこっちだぴょ~~ん!!
voice: vo_adv_5104006_056
クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】
ほぅ……? これは……♪
voice: vo_adv_5104006_057
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
マツリちゃん、この場は任せた。
少しだけ時間を稼げ。
voice: vo_adv_5104006_058
マツリ:
【chara 123912 face 6 (surprised)】
えぇぇっ!? ここは二人、決めポーズで
名乗りを上げるところじゃ……【chara 123912 face 4 (sad)】
って、もういないッス!?
voice: vo_adv_5104006_059
マツリ:
【chara 123912 face 4 (sad)】
もう! こんな時になんスか~!?
voice: vo_adv_5104006_060
補佐:
【chara 8711 face 8 (special_b)】
はっ! 何のつもりか知りませんが、これは好都合!
【chara 8711 face 3 (anger)】
先にあなたから始末して差し上げます!!
voice: vo_adv_5104006_061
補佐:
【chara 8711 face 1 (normal)】
トラ族の皆さんは腕力にしかご興味がありませんからね。
【chara 8711 face 8 (special_b)】
こうやって罠を仕掛けるのも、実に簡単でしたよ!
voice: vo_adv_5104006_062
補佐:
【chara 8711 face 3 (anger)】
出てきなさい、オブシダンゴーレムっ!!
オブシダンゴーレム:
【chara 16811 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_5104006_063
補佐:
【chara 8711 face 8 (special_b)】
ふはははははは!
見なさい、この圧倒的質量! そして圧倒的パワー!
voice: vo_adv_5104006_064
マツリ:
【chara 123911 face 3 (anger)】
くぅっ……! あの高笑いに敵キャラのスペック紹介、
【chara 123911 face 4 (sad)】
悪役ポイントをきっちり押さえてて、ちょっぴりうらやましいッス!
voice: vo_adv_5104006_065
マツリ:
【chara 123911 face 3 (anger)】
でも、自分にだって意地があるッス!
ヒーローは約束を守るものッス! 命がけで足止めするッスよ!
Choice: (2) 今回は全力で戦おう!
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_5104006_066
マツリ:
【chara 123911 face 1 (normal)】
そうッス! 族長の時は、自分一人だったッスけど……
【chara 123911 face 2 (joy)】
今は{player}さんがいるッス!!
voice: vo_adv_5104006_067
マツリ:
【chara 123911 face 1 (normal)】
この力は……【chara 123911 face 2 (joy)】
ありがたいッス!!
【chara 123911 face 1 (normal)】
いくッスよ! 【chara 123911 face 3 (anger)】
だああああぁぁぁーーーっ!!
オブシダンゴーレム:
【chara 16811 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_5104006_068
マツリ:
【chara 123911 face 1 (normal)】
やった、通じてるッス!
それに今までにないパワーを感じるッス……!
voice: vo_adv_5104006_069
クリスティーナ:
【chara 123911 face 1 (normal)】
【chara 1 face 1 (normal)】
トラ族の祭儀、族長との決闘……
そして覚悟を決めたことで、一皮むけたようだな。
voice: vo_adv_5104006_070
マツリ:
【chara 123911 face 1 (normal)】
クリスティーナおばさん! 戻って──
voice: vo_adv_5104006_071
クリスティーナ:
【chara 123811 face 2 (joy)】
待たせたな! 愛しのクリスティーナお姉さんだよ☆
voice: vo_adv_5104006_072
クリスティーナ:
【chara 123811 face 1 (normal)】
ほぅ、なかなか良い服だな。
体を動かすと追従するしなやかさ……【chara 123811 face 2 (joy)】
いいぞ、気に入った☆
voice: vo_adv_5104006_073
マツリ:
【chara 123911 face 4 (sad)】
い、いったいなんなんスか、その服は……
【chara 123911 face 6 (surprised)】
っていうか、戦闘中に着替えに行ってたんスか!?
voice: vo_adv_5104006_074
クリスティーナ:
【chara 123811 face 1 (normal)】
ウサギ族が労力を惜しまず仕上げてくれた一張羅だよ。
ここで着飾らずして、どこで披露するというんだ?
voice: vo_adv_5104006_075
クリスティーナ:
【chara 123811 face 6 (surprised)】
それに、マツリちゃんの主義に従っていうなら……
voice: vo_adv_5104006_076
クリスティーナ:
【chara 123811 face 1 (normal)】
悪を討つヒーローは、変身するものなんだろう?
voice: vo_adv_5104006_077
マツリ:
【chara 123911 face 6 (surprised)】
…………! そうッス!
ヒーローは、悪を倒すために変身するものッスよ!!
voice: vo_adv_5104006_078
クリスティーナ:
【chara 123811 face 1 (normal)】
ま、ワタシは正義を名乗るつもりは毛頭ないが。
ヒロイックな酔狂に身を任せるのも、たまにはいいだろう。
voice: vo_adv_5104006_079
マツリ:
【chara 123911 face 1 (normal)】
なんだか力がみなぎってきたッス……!
【chara 123911 face 3 (anger)】
これなら、絶対あんな奴なんかに負けないッスよ!!
movie: 510400601
voice: vo_adv_5104006_080
補佐:
【chara 8711 face 7 (special_a)】
ぐぬぬぬぬっ……!
こ、こんな馬鹿どもに私の計画が阻まれるなんて……
voice: vo_adv_5104006_081
トモ:
【chara 103711 face 3 (anger)】
【王宮騎士団(NIGHTMARE)】だ!
全員、大人しくしろ!!
voice: vo_adv_5104006_082
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
急いで駆けつけたけれど……
これは、もう決着がついたみたいだね。
voice: vo_adv_5104006_083
マツリ:
【chara 123912 face 1 (normal)】
ジュンさん! トモね~ちゃん!
voice: vo_adv_5104006_084
トモ:
【chara 103711 face 2 (joy)】
やぁ、マツリちゃん。
【chara 103711 face 6 (surprised)】
ちょっとボロボロだけど……【chara 103711 face 1 (normal)】
元気そうでよかった。
voice: vo_adv_5104006_085
マツリ:
【chara 123912 face 6 (surprised)】
二人が来てくれたのはうれしいッスけど、どうしてここに?
voice: vo_adv_5104006_086
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
ああ、マツリちゃんが和平活動をしている間に
私たちの方で、王宮周りの不穏分子のあぶり出しをしていたんだ。
voice: vo_adv_5104006_087
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
今の陛下に変わってから、ランドソルでは
獣人族と友好的な関係を模索しているのは知っているね?
voice: vo_adv_5104006_088
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
それで、議会でも異種族を差別する
過激な議員の排斥を進めていたんだけど……
思わぬ余波を生んでしまってね。
voice: vo_adv_5104006_089
マツリ:
【chara 123912 face 6 (surprised)】
思わぬ余波……ッスか?
voice: vo_adv_5104006_090
トモ:
【chara 103712 face 3 (anger)】
ああ──こういうことさっ!
voice: vo_adv_5104006_091
補佐:
【chara 8712 face 7 (special_a)】
っ…………
voice: vo_adv_5104006_092
マツリ:
【chara 123912 face 6 (surprised)】
わぁぁっ、【chara 123912 face 4 (sad)】
て、て、手が取れたッス~~!?
voice: vo_adv_5104006_093
トモ:
【chara 103712 face 4 (sad)】
落ち着いてマツリちゃん。作り物だよ。
【chara 103712 face 1 (normal)】
この手袋も、耳も尻尾も全部偽物。
voice: vo_adv_5104006_094
マツリ:
【chara 123912 face 6 (surprised)】
へ……? あ、本当ッス。
【chara 123912 face 4 (sad)】
自分、思わず目を覆っちゃったッスよ……
voice: vo_adv_5104006_095
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
議会から排斥された議員たちが行き場を無くして、
あちこちの村や集落に取り入って、悪さを働いているみたいでね。
voice: vo_adv_5104006_096
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
今回、クリスちゃんからの中間報告で
ウサギ族に不当な取引を強いている商人がいるって聞いて。
voice: vo_adv_5104006_097
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
その報告を元に、我々もランドソル内で
流通経路を追って、芋づる式に怪しい人間をあぶり出していたんだ。
voice: vo_adv_5104006_098
クリスティーナ:
【chara 123811 face 4 (sad)】
だから、クリスちゃんと言うなと……はぁ、もういい。
voice: vo_adv_5104006_099
クリスティーナ:
【chara 123811 face 3 (anger)】
この男はトラ族のフリをして取り入り、
獣人族から搾取するだけでなく、【chara 123811 face 1 (normal)】
教育機会の廃止まで訴えていたよ。
voice: vo_adv_5104006_100
クリスティーナ:
【chara 123811 face 1 (normal)】
そうすれば、自分の不正を追及できる賢い人間が育たなくなる。
【chara 123811 face 2 (joy)】
将来にわたって、悪事をし続ける土壌作りに勤しんでたわけさ。
voice: vo_adv_5104006_101
補佐:
【chara 8712 face 3 (anger)】
お前たちが……お前たちがいなければ!
私はっ、こんな辺境の田舎臭い村で、
獣人族どもにまみれて身を隠さなくてよかったんですよ!
voice: vo_adv_5104006_102
補佐:
【chara 8712 face 3 (anger)】
たかが王家の血を引いているだけの小娘に何が分かる!?
【chara 8712 face 4 (sad)】
先帝陛下の頃は良かった……!
【chara 8712 face 3 (anger)】
獣人族など、ヒューマンに頭を垂れるだけの存在でしょうが!
voice: vo_adv_5104006_103
マツリ:
【chara 123912 face 3 (anger)】
獣人族もヒューマンも、どっちが偉いとかないッス!
【chara 123912 face 4 (sad)】
そんなこと、自分にだって分かってるッスよ!
voice: vo_adv_5104006_104
クリスティーナ:
【chara 123811 face 6 (surprised)】
おい、牢屋に連れていかれる前に一つ教えてやる。
【chara 123811 face 1 (normal)】
オマエの敬愛する、その先帝陛下は……獣人族だったぞ?
voice: vo_adv_5104006_105
補佐:
【chara 8712 face 6 (surprised)】
は……? 陛下が、獣人族だと……?
【chara 8712 face 3 (anger)】
そんな馬鹿な話が……
voice: vo_adv_5104006_106
クリスティーナ:
【chara 123811 face 3 (anger)】
議会に居たなら、かつてはオマエも忠誠を誓った相手だ。
【chara 123811 face 1 (normal)】
本当にその目で見たことがあるなら、有無を言わず圧倒されただろう。
voice: vo_adv_5104006_107
クリスティーナ:
【chara 8712 face 6 (surprised)】
【chara 123811 face 3 (anger)】
つまり、オマエは陛下を見たことがない……
拝謁を賜る価値もない、どうしようもない小悪党だったということだ。
voice: vo_adv_5104006_108
クリスティーナ:
【chara 123811 face 1 (normal)】
見る目がないオマエは、分相応を覚えるがいいよ。
種族など表面に惑わされるようでは、
【chara 123811 face 2 (joy)】
ワタシを従えるなんて無理な話さ。
voice: vo_adv_5104006_109
クリスティーナ:
【chara 123811 face 3 (anger)】
手懐けたつもりの狂犬に、
喉笛を噛みちぎられる前でよかったな?
voice: vo_adv_5104006_110
補佐:
【chara 8712 face 7 (special_a)】
ひぃっ……!
voice: vo_adv_5104006_111
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
被疑者の護送の準備は整っているな?
よし、連れていけ。
voice: vo_adv_5104006_112
王宮騎士:
【chara 711 face 1 (normal)】
はっ!
voice: vo_adv_5104006_113
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
あの男、獣人族に取り入る裏工作をしていたようだけど……
王宮の宝物庫から盗んだ財産を元手にしていたらしい。
voice: vo_adv_5104006_114
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
王宮を追放された時に、どさくさに紛れて……って感じだろうね。
時期もピッタリ一致するし。
しばらくは牢屋で反省してもらうことになるかな。
voice: vo_adv_5104006_115
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
今回の和平活動で、良くも悪くも
獣人族とヒューマンの関係性は大きく変わっていくだろう。
voice: vo_adv_5104006_116
トモ:
【chara 103712 face 6 (surprised)】
本来の和平活動以外にも、補佐の帳簿改ざんや
ウサギ族の商取引保護、ランドソルへの留学制度……その他諸々。
voice: vo_adv_5104006_117
トモ:
【chara 103712 face 6 (surprised)】
この短期間に、よくこれだけ成果を上げたものだと感心するよ。
【chara 103712 face 2 (joy)】
さすが、元副団長は伊達じゃないってところかな♪
voice: vo_adv_5104006_118
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
まあ、余罪追及や事後処理は私たちに任せて、
マツリちゃんとクリスちゃんは、まずゆっくり休んでくれ。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_5104006_119
トモ:
【chara 103712 face 6 (surprised)】
ところで、クリスティーナ。
その服装は……【chara 103712 face 4 (sad)】
何?
voice: vo_adv_5104006_120
マツリ:
【chara 123912 face 6 (surprised)】
あ、それ自分も気になってたッス。
さっきはウサギ族にもらったって言ってたッスけど……
voice: vo_adv_5104006_121
クリスティーナ:
【chara 123811 face 1 (normal)】
なに、マツリちゃんがトラ族の祭儀に参加する間、
ワタシもウサギ族の祭りにお呼ばれしていてな。
voice: vo_adv_5104006_122
ウサギ族:
【chara 8811 face 6 (surprised)】
まさか伝統のウサギ飛び24時間耐久レースで
自分たちが負けるなんて思ってなかったぴょんよ。
【chara 8811 face 1 (normal)】
おかげで会場は大盛り上がりだったぴょん!
voice: vo_adv_5104006_123
ウサギ族:
【chara 8811 face 2 (joy)】
あの最終コーナーを抜けての直線勝負、
優勝争いのデッドヒートはもはや伝説の語り草ぴょん。
voice: vo_adv_5104006_124
クリスティーナ:
【chara 123811 face 2 (joy)】
これは、その優勝賞品というわけさ。
【chara 123811 face 1 (normal)】
マツリちゃんのそれと同じく、仲良くなった和平の証だよ。
voice: vo_adv_5104006_125
クリスティーナ:
【chara 123811 face 6 (surprised)】
しかし、剣を持たない戦いも悪くはないな?
【chara 123811 face 2 (joy)】
己の拳で敵を打ちのめす感覚が、なかなかに快感だ☆
voice: vo_adv_5104006_126
トモ:
【chara 103712 face 4 (sad)】
ジュンさん、いいんですか?
クリスティーナにウサギ族との交流の要を任せてしまって。
voice: vo_adv_5104006_127
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
まぁ、いいんじゃないかな。
獣人族とヒューマンが仲良くなれる好例として、
アピールするには絶好の機会だと思うし。
voice: vo_adv_5104006_128
クリスティーナ:
【chara 123811 face 1 (normal)】
おや、心配か? トモちゃん♪
なんならウサギ族たちにお揃いの衣装を作ってもらおうか?
voice: vo_adv_5104006_129
トモ:
【chara 103712 face 4 (sad)】
あなたとペアルックになるのは御免こうむるかな。
【chara 103712 face 2 (joy)】
マツリちゃんとなら、構わないけれど♪
voice: vo_adv_5104006_130
マツリ:
【chara 123912 face 4 (sad)】
もー、獣人族とヒューマンが仲良くしてるのに
二人はどうして仲良くなれないんスかー!?
voice: vo_adv_5104006_131
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
ふふっ、私には仲が良いように見えるけどね。
事件の後処理を終えたら、ランドソルへ帰ろうか。
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_5104006_132
クリスティーナ:
【chara 123811 face 6 (surprised)】
おい、ウサギ族の。
【chara 123811 face 1 (normal)】
オマエたちも一緒に行くぞ。
voice: vo_adv_5104006_133
クリスティーナ:
【chara 123811 face 1 (normal)】
ランドソルへの留学はすぐ始まる。
慣れておくに越したことはないからな。
voice: vo_adv_5104006_134
マツリ:
【chara 123912 face 6 (surprised)】
あっ、それってトラ族の人にも参加者募っていいッスか?
【chara 123912 face 1 (normal)】
きっと行ってみたい人がいると思うッス。
voice: vo_adv_5104006_135
クリスティーナ:
【chara 123811 face 6 (surprised)】
急な話だな? 【chara 123811 face 1 (normal)】
……だが、その前提で制度を設計してある。
オマエから伝えてこい。
voice: vo_adv_5104006_136
マツリ:
【chara 123912 face 2 (joy)】
了解ッス!!
voice: vo_adv_5104006_137
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
マツリちゃん、少し見ない間に成長したね。
ありがとう。クリスちゃん。
voice: vo_adv_5104006_138
クリスティーナ:
【chara 123811 face 2 (joy)】
当然だ、教える人間がワタシだからな♪
【chara 123811 face 6 (surprised)】
……だが、流石に疲れた。【chara 123811 face 1 (normal)】
しばらく子守は遠慮願いたいものだよ。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
かくして、マツリとクリスティーナの尽力で、
獣人族との和平活動は、大きな成果を上げることに成功したのだった。