友と書いてライバルと読む
晶とはどんな人物なのか気になったノウェムは、同じ七冠の誓約女君に人柄を尋ねてみる。誓約女君の返答から、晶への絆とライバル心をノウェムは感じ取るのだった。


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友と書いてライバルと読む
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ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 晶のことが気になっているノウェムは、
同じ七冠である誓約女君に、どんな人物か尋ねてみることにした。

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ノウェム:
【chara 106114 face 1 (normal)】 そういえば、前々から気になってたんだけど……
晶って、本当はどんなヤツなんだ?

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誓約女君:
【chara 107111 face 6 (surprised)】 なんだ、その曖昧な質問は。
どんなヤツも何も、見たままだろう?
【chara 107111 face 3 (anger)】 ワタシたちの野望を阻もうとする敵だ。

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ノウェム:
【chara 106114 face 6 (surprised)】 そういうことじゃなくてさ~、現実でも会ったことあるんだろ?
【chara 106114 face 4 (sad)】 アイツ、いつもあんな感じだから、人柄とか分かんないんだよ。
【chara 106114 face 1 (normal)】 その辺、クリスティーナだったら知ってるんじゃないか?

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ノウェム:
【chara 106114 face 1 (normal)】 ものすごく正義感が強いとか、逆に現実だとすごく悪いヤツだとかさ。
【chara 106114 face 2 (joy)】 他にもぬいぐるみを抱いて寝てるとか、おやつはマカロンとか、
そういう感じの情報でもいいぞ!

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誓約女君:
【chara 107111 face 3 (anger)】 おかしな想像をさせるな!
断じて、そんなフワフワキラキラした趣味などヤツにはない……と思う。
【chara 107111 face 6 (surprised)】 しかしクレープ屋とかもやっていたな、【chara 107111 face 4 (sad)】 もしや裏では……

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ノウェム:
【chara 106114 face 6 (surprised)】 そ、そこまで真剣に悩まなくていいぞ!
【chara 106114 face 2 (joy)】 プライベートなことが分からないなら、職場での話でもいいし。
なにか思いついたりしないか?

voice: vo_adv_5110606_006
誓約女君:
【chara 107111 face 6 (surprised)】 開発現場でも、ずっとあの調子だったな。
【chara 107111 face 1 (normal)】 言われたことはそつなくこなすが、気に入らないことには
はっきり気に入らないと言い放つ。

voice: vo_adv_5110606_007
誓約女君:
【chara 107111 face 1 (normal)】 それでいて普段は率先して周りを手助けしていたから、
プロジェクトメンバーからの人望は厚かった。
【chara 107111 face 6 (surprised)】 ……我々とは袂を分かつことになったがな。

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ノウェム:
【chara 106114 face 6 (surprised)】 わ、分かったような分からないような……
【chara 106114 face 1 (normal)】 なんていうか、いいヤツそうだっていうのは分かったけど、
【chara 106114 face 4 (sad)】 イマイチこう……掴みどころがないって感じだぞ……?

voice: vo_adv_5110606_009
誓約女君:
【chara 107111 face 1 (normal)】 実際、そういう女だ。
いつもヘラヘラして、心の奥底に抱え込んでいるものは、
決して他人に見せようとしない。

voice: vo_adv_5110606_010
誓約女君:
【chara 107111 face 3 (anger)】 それなりに付き合いはあったはずなのだが……
ワタシは晶の本心というものを、心から確信できた覚えがない。

voice: vo_adv_5110606_011
ノウェム:
【chara 106114 face 2 (joy)】 そっか。じゃあクリスティーナにとって、
晶はそんなに大事な友達だったんだな!

voice: vo_adv_5110606_012
誓約女君:
【chara 107111 face 3 (anger)】 人の話を聞いていたのか?
ワタシは今、ヤツの心が分からないと言ったんだ。
【chara 107111 face 4 (sad)】 なぜ、大事な友達ということになる?

voice: vo_adv_5110606_013
ノウェム:
【chara 106114 face 1 (normal)】 大切って思ってないヤツのことで、
そんな真剣に考え込むことないだろ?
【chara 106114 face 2 (joy)】 アタシも、どうでもいいことはすぐ忘れるしな!

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誓約女君:
【chara 107111 face 1 (normal)】 子どものくせに、ませたことを言う。
だが……そうだな、認めよう。
間違いなく、数少ない友人のうちの一人だとは思う。

voice: vo_adv_5110606_015
ノウェム:
【chara 106114 face 2 (joy)】 やっぱりそうか!
でも、クリスティーナがそこまで認めるなんてな。
もしかしてアストルムの強さでも向こうが上なのか?

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誓約女君:
【chara 107111 face 3 (anger)】 断じて違う!

voice: vo_adv_5110606_017
ノウェム:
【chara 106114 face 6 (surprised)】 うわぁ!?
な、なんだよ、急に大声を出すな! びっくりするだろ!

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誓約女君:
【chara 107111 face 3 (anger)】 キサマがふざけたことを言うからだ!
このワタシが晶より弱いなどということはありえん!
レジェンドオブアストルムに限らずだ!!

voice: vo_adv_5110606_019
誓約女君:
【chara 107111 face 3 (anger)】 レースゲームでは87戦44勝で勝ち越しているし、
格闘ゲームでは123戦61勝で……【chara 107111 face 6 (surprised)】 む、これは負け越しているな。
【chara 107111 face 3 (anger)】 他には腕相撲なんかだと……

voice: vo_adv_5110606_020
ノウェム:
【chara 106114 face 6 (surprised)】 わ、分かった! 分かったって!
けど、よくそんなに何回も勝負できるな〜
【chara 106114 face 1 (normal)】 アタシだったら、途中で飽きちゃいそうだ。

voice: vo_adv_5110606_021
誓約女君:
【chara 107111 face 6 (surprised)】 晶との戦いに、飽きる日など来るはずがない。
【chara 107111 face 1 (normal)】 ワタシと渡り合うだけの実力を持った、
数少ない優秀なプレイヤーなのだからな……♪

voice: vo_adv_5110606_022
ノウェム:
【chara 106114 face 6 (surprised)】 う〜ん……敵なんだけど仲が悪いってわけじゃないのか……
いっつも何かで競い合ってる……【chara 106114 face 2 (joy)】 そうか!
これがいわゆる、友達でライバルってヤツだな!

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 ノウェムは、晶と誓約女君の奇妙な友情に
想いを馳せるのだった。