白紙の未来を金色で染めて
アスラの消滅に伴い、「楽園」にまつわる異変は全て元に戻る。そしてランドソルでは何事もなかったかのように建国祭が再開され、事件に関わったムイミたちもそれぞれの未来を胸に、前へ進んでいくのだった。
-------------- situation:
白紙の未来を金色で染めて
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
暴走し姿を変貌させたアスラは、ムイミたちの活躍によって倒された。
voice: vo_adv_5111005_000
アスラ:
【chara 17211 face 4 (sad)】
う、く……ぐぅ……
voice: vo_adv_5111005_001
ノゾミ:
【chara 124811 face 6 (surprised)】
あ、元の姿に戻った……
voice: vo_adv_5111005_002
アスラ:
【chara 17211 face 3 (anger)】
まだ、だ……まだ、勝負はついていな、うぅ……
楽園の創造は、まだ……終わら、ない……
voice: vo_adv_5111005_003
ムイミ:
【chara 125011 face 1 (normal)】
オマエ、強いな。いいぞ、【chara 125011 face 3 (anger)】
そっちがその気なら最後まで付き合うぞ!
voice: vo_adv_5111005_004
ミラ:
【chara 9011 face 4 (sad)】
もうやめて……! 勝負はついたわ。私たちの負けよ……
voice: vo_adv_5111005_005
アスラ:
【chara 17211 face 6 (surprised)】
ミ、ラ……【chara 17211 face 3 (anger)】
僕はまだ、楽園を……
voice: vo_adv_5111005_006
ミラ:
【chara 9011 face 4 (sad)】
もういい、もういいの、アスラ。私のために、これまでありがとう……
voice: vo_adv_5111005_007
ムイミ:
【chara 125012 face 6 (surprised)】
ミラ、そいつ何者なんだ? 人間、じゃないよな?
【chara 125012 face 4 (sad)】
かといって魔物でもないし……
voice: vo_adv_5111005_008
カヤ:
【chara 124911 face 6 (surprised)】
ああ、そいつはオレも気になってたよ。
人を過去に閉じ込めるなんて、そんな能力聞いたこともないぜ。
voice: vo_adv_5111005_009
ミラ:
【chara 9011 face 4 (sad)】
……そうね。あなたたちには聞く権利があるわね。
【chara 9011 face 3 (anger)】
アスラ、あなたも聞いて。私たちの過去を……
voice: vo_adv_5111005_010
アスラ:
【chara 17211 face 6 (surprised)】
ミラ……
voice: vo_adv_5111005_011
ミラ:
【chara 9011 face 1 (normal)】
前に私たちが元冒険者だって話はしたわよね?
voice: vo_adv_5111005_012
ムイミ:
【chara 125012 face 3 (anger)】
ああ。なんかのきっかけで冒険者から足を洗ったんだろ?
voice: vo_adv_5111005_013
ミラ:
【chara 9011 face 1 (normal)】
ええ、そのきっかけというのは──アスラの死よ。
voice: vo_adv_5111005_014
アスラ:
【chara 17211 face 6 (surprised)】
……っ!?
voice: vo_adv_5111005_015
ムイミ:
【chara 125012 face 6 (surprised)】
……は? 何を言ってるんだ……
じゃあ、コイツはいったい……
voice: vo_adv_5111005_016
オクトー:
【chara 106211 face 1 (normal)】
やっぱりね。
つまり彼はアスラという青年の姿をした「何か」、というわけなんだね?
voice: vo_adv_5111005_017
ミラ:
【chara 9011 face 1 (normal)】
ええ、そのとおりよ。順を追って話していくわ。
冒険者時代の私たちは、数々の困難を乗り越えていた。
voice: vo_adv_5111005_018
ミラ:
【chara 9011 face 1 (normal)】
多くの財宝を手にし、凶悪な魔物をも討伐して、
富と名声を手に入れていた。
voice: vo_adv_5111005_019
ミラ:
【chara 9011 face 1 (normal)】
それに気をよくして増長した私たちは、
次なる目標を伝説の秘宝に定めた。
【chara 9011 face 4 (sad)】
それが大きな間違いだったことにも気付かずに……
voice: vo_adv_5111005_020
ミラ:
【chara 9011 face 1 (normal)】
秘宝が眠る遺跡には多くの罠と魔物が待ち構えていたけど、
万能感に支配された私たちに引き返すという選択肢はなかったわ。
voice: vo_adv_5111005_021
ミラ:
【chara 9011 face 1 (normal)】
運も味方につけた私たちは、遺跡の最奥でついに秘宝を見つけた。
【chara 9011 face 4 (sad)】
でも、秘宝を目の前にして私は嫌な予感を覚えたの。
voice: vo_adv_5111005_022
ミラ:
【chara 9011 face 4 (sad)】
引き返そう……アスラにそう言ったけど聞き入れてはくれなかった。
アスラは一人で秘宝の罠に挑み、見事手に入れることに成功したわ。
voice: vo_adv_5111005_023
ノゾミ:
【chara 124812 face 6 (surprised)】
え、でもそれじゃあ……
voice: vo_adv_5111005_024
ミラ:
【chara 9011 face 4 (sad)】
秘宝を手に入れ気が緩んだ瞬間、見落としていた罠が発動して
彼は帰らぬ人となった……私に秘宝を残して。
voice: vo_adv_5111005_025
アスラ:
【chara 17211 face 4 (sad)】
……
voice: vo_adv_5111005_026
ミラ:
【chara 9011 face 4 (sad)】
アスラは最後の最後で周りが見えなくなってしまう性格でね……
voice: vo_adv_5111005_027
ミラ:
【chara 9011 face 4 (sad)】
念願の秘宝は手に入ったけど、そこには虚しさしかなかった。
そして、アスラを失ってようやく気付いたの。
voice: vo_adv_5111005_028
ミラ:
【chara 9011 face 4 (sad)】
本当の宝物はアスラと共に過ごした冒険の日々、
そして二人で手にした成果だって。
アスラがいなければどんな財宝もガラクタでしかないのよ。
voice: vo_adv_5111005_029
ミラ:
【chara 9011 face 4 (sad)】
以来、私は失意のまま各地をあてどなくさ迷い歩いた。
アスラのいない世界に意味なんてないから、
このまま消えてしまおうと思っていたわ。
voice: vo_adv_5111005_030
ミラ:
【chara 9011 face 3 (anger)】
やがて精魂尽き果て、いよいよここで終わりと覚悟した私の前に──
それは現れた。
voice: vo_adv_5111005_031
ノゾミ:
【chara 124812 face 6 (surprised)】
それって、何なの?
voice: vo_adv_5111005_032
ミラ:
【chara 9011 face 4 (sad)】
今でも正体は分からない。
【chara 9011 face 6 (surprised)】
不定形でいびつな……ガラス片の集合体みたいな感じだったわ。
【chara 9011 face 1 (normal)】
でも、それからは敵意も殺意も感じられなかったから、怖くはなかった。
voice: vo_adv_5111005_033
ミラ:
【chara 9011 face 4 (sad)】
私は思わずそれに触れてしまった。
【chara 9011 face 6 (surprised)】
その瞬間、脳裏にアスラとの大量の思い出が再生されたわ。
voice: vo_adv_5111005_034
ミラ:
【chara 9011 face 4 (sad)】
ただ、それら思い出は、私の持つ思い出とは微妙に違っていた。
どれも似ているけど、身に覚えのないものばかり……
voice: vo_adv_5111005_035
ミラ:
【chara 9011 face 4 (sad)】
でも、迎える全ての結末は、アスラ自身の間違いによる悲しいもの。
voice: vo_adv_5111005_036
ミラ:
【chara 9011 face 4 (sad)】
これがなんなのか、今でも私には分からない。
でも、私たちは何をしたとしても、
必ず未来で別れが待っている運命だったということを悟ったの。
voice: vo_adv_5111005_037
ミラ:
【chara 9011 face 4 (sad)】
そんなものを見てしまったら、もう未来に希望なんて持てないわよね……
voice: vo_adv_5111005_038
ムイミ:
【chara 125012 face 4 (sad)】
そう、だったのか……
voice: vo_adv_5111005_039
ミラ:
【chara 9011 face 3 (anger)】
そして私は願ったの。
必ず悲しい結末を迎える二人の未来に進まず、
幸せだった頃の「思い出」の中で生きたい……
voice: vo_adv_5111005_040
ミラ:
【chara 9011 face 3 (anger)】
そしてアスラにも、もう未来に希望を持たないようになってほしいって。
【chara 9011 face 4 (sad)】
未来への希望がアスラを殺すって気付いてしまったから……
voice: vo_adv_5111005_041
ミラ:
【chara 9011 face 6 (surprised)】
すると突然、謎の何かがアスラの姿に変化したの。
【chara 9011 face 3 (anger)】
それに見た目だけじゃなく、
私と二人で過ごした思い出だけがしっかりと引き継がれていたわ。
voice: vo_adv_5111005_042
ミラ:
【chara 9011 face 3 (anger)】
そして、人々を思い出に閉じ込める力を宿す新たなアスラは、
こう言ったの──
voice: vo_adv_5111005_043
アスラ:
【chara 17211 face 1 (normal)】
未来は捨て、共に思い出の中で生きていこう。
【chara 17211 face 2 (joy)】
全ては君の幸せのために。
voice: vo_adv_5111005_044
ミラ:
【chara 9011 face 1 (normal)】
それから私は、アスラに同じ力をもらい、
全ての人に思い出という幸福をもたらす活動を始めた、というわけよ。
voice: vo_adv_5111005_045
カヤ:
【chara 124911 face 4 (sad)】
……にわかには信じられねえけどさ、
実際にコイツを目の当たりにしちまったらもう信じる外ないよな。
voice: vo_adv_5111005_046
ノゾミ:
【chara 124812 face 4 (sad)】
だから、アスラの記憶は、ミラとの思い出しかなかったんだね……
【chara 124812 face 6 (surprised)】
でも、結局ミラが遭遇した「それ」ってなんだったんだろう?
voice: vo_adv_5111005_047
オクトー:
【chara 106211 face 4 (sad)】
その目で見たミラも分かんないっていうし、
【chara 106211 face 1 (normal)】
今となってはなんでもいいんじゃな~い?
voice: vo_adv_5111005_048
オクトー:
【chara 106211 face 3 (anger)】
話からすると……おそらく、世界の再構築によるバグだろうね。
voice: vo_adv_5111005_049
オクトー:
【chara 106211 face 4 (sad)】
たまたま表層化したそれに触れたことで、
再構築を繰り返した世界の自分たちの過去を垣間見てしまった……
【chara 106211 face 1 (normal)】
というところかな。
voice: vo_adv_5111005_050
オクトー:
【chara 106211 face 4 (sad)】
この世界に生きている人たちのほとんどが知る由もないことだけど、
【chara 106211 face 1 (normal)】
デリケートな事実だからうかつに話せないけどね。
voice: vo_adv_5111005_051
アスラ:
【chara 17211 face 4 (sad)】
そう、か……僕はしょせん紛い物だったのか……
そんな僕に何かを成すなんて、ミラを幸せにするなんて……
端から無理な話だったんだね。
voice: vo_adv_5111005_052
ミラ:
【chara 9011 face 4 (sad)】
違う……それは違うわ!
たしかにあなたはアスラ本人じゃないけど、
私にとってそれは問題じゃないわ。
voice: vo_adv_5111005_053
ミラ:
【chara 9011 face 4 (sad)】
アスラを失い絶望の中にいた私を救ってくれたのはあなた。
あなたと共に過ごした時間は、まぎれもなく幸せな思い出よ。
voice: vo_adv_5111005_054
アスラ:
【chara 17211 face 6 (surprised)】
……そう、か。それなら僕が、生まれたことにも……
意味があった、ということだね……【chara 17211 face 1 (normal)】
それなら、よかった……
voice: vo_adv_5111005_055
アスラ:
【chara 17211 face 4 (sad)】
ミラ、君はこれからは僕のことは忘れ、未来に進んでほしい……
未来は不確かで不安なものだ……でも、それだけではないと分かった。
voice: vo_adv_5111005_056
アスラ:
【chara 17211 face 3 (anger)】
彼女たちが、未来の可能性を示してくれたから……
voice: vo_adv_5111005_057
ムイミ:
【chara 125012 face 4 (sad)】
アスラ……
voice: vo_adv_5111005_058
アスラ:
【chara 17211 face 3 (anger)】
未来はきっと、掴もうとする者にのみ輝くはずだ……
僕はもう、君のそばにはいられないけど、
どうか彼女たちのように強く生きてほしい……
voice: vo_adv_5111005_059
アスラ:
【chara 17211 face 2 (joy)】
僕の思い出の中の君は、強く明るい人、だから……
voice: vo_adv_5111005_060
ミラ:
【chara 9011 face 4 (sad)】
分かった。あなたとの思い出を背負い、未来に進むわ……
【chara 9011 face 2 (joy)】
今まで、ありがとう……アスラ……
voice: vo_adv_5111005_061
アスラ:
【chara 17211 face 2 (joy)】
うん、ありがとう……そしてさようなら、僕の相棒……
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_5111005_062
ムイミ:
【chara 125012 face 6 (surprised)】
おわわっ! じ、地震か!?
voice: vo_adv_5111005_063
ミラ:
【chara 9011 face 1 (normal)】
いいえ……アスラが消滅したことで、
ランドソルに及ぼした影響が全て消える。【chara 9011 face 4 (sad)】
ここももう長くはないわね。
voice: vo_adv_5111005_064
ムイミ:
【chara 125012 face 3 (anger)】
のんびりしてる場合か? 早くここから出るぞ!
voice: vo_adv_5111005_065
ノゾミ:
【chara 124812 face 6 (surprised)】
で、でもどこから? 【chara 124812 face 4 (sad)】
私たちが入ってきた扉、どこにもないけど……
voice: vo_adv_5111005_066
ムイミ:
【chara 125012 face 6 (surprised)】
オ、オクトー! どうにかならないのか!?
voice: vo_adv_5111005_067
オクトー:
【chara 106211 face 2 (joy)】
アハハ、さすがに無理だよ~
voice: vo_adv_5111005_068
ムイミ:
【chara 125012 face 4 (sad)】
おい! のんきに笑ってる場合か──
──ぎょええ~!!
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_5111005_069
ムイミ:
【chara 125012 face 6 (surprised)】
……あれ、ここって……街の中?
戻って、こられたのか……
voice: vo_adv_5111005_070
カヤ:
【chara 124911 face 6 (surprised)】
お、おい、宿屋がないぞ!
voice: vo_adv_5111005_071
ミラ:
【chara 9011 face 1 (normal)】
それはそうよ。
空間だけじゃなく、宿屋そのものも私たちが創ったものだから。
アスラが消えた時点で無に帰るだけよ。
voice: vo_adv_5111005_072
ムイミ:
【chara 125012 face 4 (sad)】
おい! オマエなー!
そういうことは早く言えよ!!
voice: vo_adv_5111005_073
ミラ:
【chara 9011 face 2 (joy)】
ごめんなさい、慌ててるあなたたちがちょっと面白かったから。
ちょっとした仕返しよ。
voice: vo_adv_5111005_074
ムイミ:
【chara 125012 face 6 (surprised)】
……なんかオマエ、ちょっと変わったかもな。
【chara 125012 face 1 (normal)】
悪くないぞ。
voice: vo_adv_5111005_075
ミラ:
【chara 9011 face 1 (normal)】
そうね、私も縛るものがなくなったから、かもしれないわね。
【chara 9011 face 2 (joy)】
なんだかずいぶんと体が軽くなった気がするわ。
voice: vo_adv_5111005_076
ミラ:
【chara 9011 face 4 (sad)】
でも、その軽さが……今は凄く寂しい……
これで全部終わりなのね……
voice: vo_adv_5111005_077
オクトー:
【chara 106211 face 1 (normal)】
そうだね、これで終わりだ。
キミも……それからボクもね。
voice: vo_adv_5111005_078
ムイミ:
【chara 125012 face 6 (surprised)】
終わりって……何言ってるんだ!
これからまた二人で一緒に──
voice: vo_adv_5111005_079
オクトー:
【chara 106211 face 1 (normal)】
これでも?
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_5111005_080
ムイミ:
【chara 125012 face 6 (surprised)】
そ、その手、透けてる……?
ど、どうしたんだよ……? オマエ、どうなってるんだ……!
voice: vo_adv_5111005_081
オクトー:
【chara 106211 face 4 (sad)】
ノウェムに会うためにかなり強引なことしたからね。
【chara 106211 face 1 (normal)】
ここに来れたこと自体奇跡、長居は端から無理なのさ。
voice: vo_adv_5111005_082
オクトー:
【chara 106211 face 1 (normal)】
そういうわけで残り時間もわずかだから、
【chara 106211 face 2 (joy)】
なにか素敵な別れの言葉でもかけてよ。
voice: vo_adv_5111005_083
ムイミ:
【chara 125012 face 4 (sad)】
こんな時までヘラヘラすんな!
やっと、やっと会えたのに、またコンビが組めたっていうのに……
こんなのって……!
Choice: (1) ムイミちゃん……
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_5111005_084
ノゾミ・カヤ:
【chara 1 face 1 (normal)】
……
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_5111005_085
オクトー:
【chara 106211 face 1 (normal)】
あれあれー? もしかして泣いちゃってる?
【chara 106211 face 2 (joy)】
泣く子も黙る天下の大悪党たるお方がまっさかねー?
voice: vo_adv_5111005_086
ムイミ:
【chara 125012 face 6 (surprised)】
なっ、だ、誰が泣くか!
【chara 125012 face 3 (anger)】
アタシは世界で一番の大悪党ノウェム様だぞ……!
voice: vo_adv_5111005_087
オクトー:
【chara 106211 face 1 (normal)】
だよね。それじゃあ悪党らしく、ボクを奪いに来てよ?
未来で待ってるからさ。
voice: vo_adv_5111005_088
ムイミ:
【chara 125012 face 4 (sad)】
オクトー、でも……でも!
voice: vo_adv_5111005_089
オクトー:
【chara 106211 face 1 (normal)】
未来を信じて戦い抜いたキミが、未来を信じなくてどうするのさ?
voice: vo_adv_5111005_090
ムイミ:
【chara 125012 face 1 (normal)】
あ、ああ! 任せろ、必ず奪いに行ってやる!
だから首を洗って待ってろよ!
voice: vo_adv_5111005_091
オクトー:
【chara 106211 face 2 (joy)】
いいね。実に悪党らしいセリフだ。
voice: vo_adv_5111005_092
オクトー:
【chara 106211 face 1 (normal)】
キミたち、ボクの相棒が世話になったね。
せっかくだしもう少し面倒見てやってよ?
【chara 106211 face 2 (joy)】
また泣いちゃうかもしれないしさ。
voice: vo_adv_5111005_093
ムイミ:
【chara 125012 face 4 (sad)】
バ、バカ野郎! だから泣いてないって……
voice: vo_adv_5111005_094
オクトー:
【chara 106211 face 1 (normal)】
おっと、そろそろ時間だ。それじゃあまたね、【chara 106211 face 2 (joy)】
未来の大悪党様。
voice: vo_adv_5111005_095
ムイミ:
【chara 125012 face 6 (surprised)】
あ、ま、待てオク──あ……
voice: vo_adv_5111005_096
ムイミ:
【chara 125012 face 1 (normal)】
またな、オクトー
still display end
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
それから一夜明けたランドソルでは、
祭りの賑わいが戻っていた。
voice: vo_adv_5111005_097
男性:
【chara 1411 face 2 (joy)】
おおー! 陛下だ、陛下がいらっしゃったぞー!
voice: vo_adv_5111005_098
女性:
【chara 411 face 2 (joy)】
陛下ー! こっち向いてくださーい!
voice: vo_adv_5111005_099
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 2 (joy)】
はーい! 今日も楽しみましょうー☆
voice: vo_adv_5111005_100
王宮騎士隊長:
【chara 712 face 1 (normal)】
いやはや、相変わらずの賑わいですな。
ついこの前まであんな事件が起きていたとは思えません。
voice: vo_adv_5111005_101
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 4 (sad)】
楽園の住人になっていた人たちは、その間の記憶がありませんからね。
【chara 105812 face 1 (normal)】
あの事件のことを知っているのはごく一部です。
voice: vo_adv_5111005_102
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 6 (surprised)】
下手に知らせても混乱のもとになるだけですから、
【chara 105812 face 1 (normal)】
ここはみんなで内緒にしておきましょう☆
voice: vo_adv_5111005_103
王宮騎士隊長:
【chara 712 face 1 (normal)】
陛下がお決めになったことなら異論はありません。
事件の首謀者の処遇も、私は全く存じ上げません。
voice: vo_adv_5111005_104
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 2 (joy)】
あはは、助かります。
voice: vo_adv_5111005_105
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 4 (sad)】
たしかに彼女たちのしたことは、ランドソルに大きな混乱を招きました。
【chara 105812 face 1 (normal)】
しかし彼女たちは誰も傷つけていません。
街の被害もほとんどありません。
voice: vo_adv_5111005_106
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】
ならば事件という過去の話はもう終わりなのです。
Choice: (2) 過去よりも未来を大事にしたいからね。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_5111005_107
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 2 (joy)】
はい、このお祭りは建国という過去をお祝いするもの、
【chara 105812 face 1 (normal)】
ですがお祭りを楽しむことで得た活力が、
明日のランドソルを築くのです。
voice: vo_adv_5111005_108
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】
お祭りだけじゃありません、何気ない日々の当たり前の積み重ねが、
【chara 105812 face 2 (joy)】
未来に繋がっていくと、わたしは思います☆
voice: vo_adv_5111005_109
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】
ですので、わたしたちの役目はみなさんに思い切り楽しんでもらうこと、
【chara 105812 face 2 (joy)】
そしてわたしたち自身もしっかりと楽しむことです!
voice: vo_adv_5111005_110
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 2 (joy)】
というわけで、視察を兼ねておいしいものを食べに行きましょう☆
voice: vo_adv_5111005_111
ノゾミ・チカ・ツムギ :
【chara 1 face 1 (normal)】
みんなー! ありがとー!
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観客たち:
【chara 1 face 1 (normal)】
ワアァー!
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イノリ:
【chara 106611 face 2 (joy)】
見ましたかカヤぴぃ! 今ノゾミンあたしのこと見ましたよ!
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カヤ:
【chara 106511 face 4 (sad)】
気のせいだから落ち着けって。
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イノリ:
【chara 106611 face 6 (surprised)】
落ち着ついてられるかですよ!
【chara 106611 face 2 (joy)】
カヤぴぃがノゾミンに頼んでくれたおかげで、
こんないい場所で見られるんですから。
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イノリ:
【chara 106611 face 2 (joy)】
カヤぴぃはあたしのこと大好きですからね。
これからもいっぱい優しくしてくれてもいいで【chara 106611 face 4 (sad)】
あだっ!
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カヤ:
【chara 106511 face 3 (anger)】
ったく、あんま調子乗んなよ。
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カヤ:
【chara 106511 face 1 (normal)】
でもまあ、こんなやり取りができる「今」ってのは、
やっぱり悪くないよな。
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カヤ:
【chara 106511 face 1 (normal)】
今日のこの楽しい思い出が、
未来につながるように生きてかなきゃならないな。
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カヤ:
【chara 106511 face 1 (normal)】
思い出は閉じこもるものじゃない、未来へ続く道。
そうだろ、ノゾミ?
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ノゾミ:
【chara 102912 face 6 (surprised)】
えーと、曲の前にちょっと聞いてほしいことがあるの。
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ノゾミ:
【chara 102912 face 6 (surprised)】
ここにいる人たちはみんなカルミナが好きだと思うし、
【chara 102912 face 1 (normal)】
私たちもみんなが楽しんでもらえるように頑張ってきた。
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ノゾミ:
【chara 102912 face 1 (normal)】
辛い時に私たちの歌が力になってくれたりしたら、
それはすごくうれしいことだよ。
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ノゾミ:
【chara 102912 face 4 (sad)】
でも、カルミナだけがみんなの全てになってはほしくないの。
【chara 102912 face 1 (normal)】
カルミナに勇気づけられ、希望を見出し、
そしてみんなが求める未来へと進んでほしい。
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ノゾミ:
【chara 102912 face 1 (normal)】
そのために私たちはこれからも最高の歌を届けるよ。
いつの日か素敵な未来を手にした時、カルミナと過ごした時間を
いい思い出だったと振り返れるように、頑張るから。
voice: vo_adv_5111005_126
ノゾミ:
【chara 102912 face 1 (normal)】
今日この瞬間の思い出を胸に、「望み」を持って未来へ羽ばたいてね!
【chara 102912 face 7 (special_a)】
それじゃあラストの曲行くよ! 「Shining Future」!
voice: vo_adv_5111005_127
ムイミ:
【chara 106113 face 2 (joy)】
おい見ろ! あっちに美味そうな屋台が出てるぞ!
それともくじでも引くか? ハハ! あの仮装すっごいな!
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ミラ:
【chara 9011 face 4 (sad)】
ま、待ってよ。ちゃんと付き合うからもう少しゆっくり回らせて!
voice: vo_adv_5111005_129
ムイミ:
【chara 106113 face 6 (surprised)】
ん、それもそうだな。
voice: vo_adv_5111005_130
ミラ:
【chara 9011 face 4 (sad)】
はぁ……お祭りなんかいつ以来かな。
ていうかあれだけのことしでかした私が、
のうのうと楽しんでいいのかしら?
voice: vo_adv_5111005_131
ムイミ:
【chara 106113 face 1 (normal)】
誰もオマエのやったことを覚えちゃいないからな。
【chara 106113 face 2 (joy)】
それに──
voice: vo_adv_5111005_132
ミラ:
【chara 9011 face 6 (surprised)】
きゃっ、【chara 9011 face 5 (shy)】
いきなり手ぇ握んないでよ。
voice: vo_adv_5111005_133
ムイミ:
【chara 106113 face 2 (joy)】
もうその手にはあんな力はないしな、問題ないぞ。
voice: vo_adv_5111005_134
ムイミ:
【chara 106113 face 1 (normal)】
それにアタシたちで決めたんだ。
オマエをもう過去に閉じこもらせないようにするってな!
【chara 106113 face 2 (joy)】
だから、余計なこと考えられないくらい楽しい思いをさせてやる!
voice: vo_adv_5111005_135
ムイミ:
【chara 9011 face 6 (surprised)】
【chara 106113 face 2 (joy)】
ペコリーヌからこっそりおこづかいもらったし、めいっぱい楽しめよな!
遠慮なんかするなよ!
voice: vo_adv_5111005_136
ミラ:
【chara 9011 face 2 (joy)】
……分かったわよ。それが償いになるなら従うわよ。
voice: vo_adv_5111005_137
ムイミ:
【chara 106113 face 1 (normal)】
それで、オマエはこの後どうするんだ?
また冒険者に戻るのか?
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ミラ:
【chara 9011 face 2 (joy)】
ううん、アスラがいないのなら冒険者はもうやらない。
でも、やりたいことはもう決まってるの。
voice: vo_adv_5111005_139
ミラ:
【chara 9011 face 2 (joy)】
私、写真屋をやろうと思ってるんだ。
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ムイミ:
【chara 106113 face 6 (surprised)】
写真屋? なんか意外だな……
voice: vo_adv_5111005_141
ミラ:
【chara 9011 face 1 (normal)】
ええ。私たちの用いた手段は間違っていた。
【chara 9011 face 2 (joy)】
でも、過去を大切に思うことは間違いではないと断言できる。
voice: vo_adv_5111005_142
ムイミ:
【chara 106113 face 2 (joy)】
ああ、そうだな。アタシもそうだと思う。
思い出が悪いわけじゃない。なきゃ駄目だ。
voice: vo_adv_5111005_143
ミラ:
【chara 9011 face 2 (joy)】
だから、人々の幸せな思い出の瞬間を写真という形で切り取り、
それを携えて前向きに未来に進んでいってほしい……今はそう思うの。
voice: vo_adv_5111005_144
ムイミ:
【chara 106113 face 2 (joy)】
うん、いいなそれ! すっごくいいぞ!
voice: vo_adv_5111005_145
ミラ:
【chara 9011 face 2 (joy)】
それでね、ムイミ。いつかあなたとオクトー
二人の写真を撮らせてほしいの。
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ムイミ:
【chara 106113 face 6 (surprised)】
ア、アタシたちの!? 【chara 106113 face 4 (sad)】
照れくさいけど、オマエが言うなら……【chara 106113 face 2 (joy)】
オクトーは嫌がりそうだけど、縄付けて引っ張ってきてやる!
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ミラ:
【chara 9011 face 2 (joy)】
うん、よろしくお願いするわ。
未来の約束よ?
voice: vo_adv_5111005_148
ムイミ:
【chara 106113 face 2 (joy)】
ああ! オクトーを取り戻す理由がまた一つできたな。
アタシは悪党だけど、約束は守るぞ。絶対にアイツを取り戻してやる!
voice: vo_adv_5111005_149
ミラ:
【chara 9011 face 2 (joy)】
ムイミならできるよね?
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ムイミ:
【chara 106113 face 2 (joy)】
当たり前だ! 未来は「無意味」なんかじゃないぞ!
この大悪党のノウェム様が大暴れする場所だからな!
voice: vo_adv_5111005_151
ムイミ:
【chara 106113 face 2 (joy)】
はーはっはっはーーっ!!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
ムイミの爽やかな高笑いが、澄んだ空に溶けていくのだった。
movie: 511100501