一番怪しい七冠は誰だ
晶の人柄について変貌大妃に尋ねるノウェム。仕事では助け合うこともあったが、それでも晶は信用できない怪しい女だと言い張る変貌大妃に、ノウェムは思わず本音をこぼしかけたのだった。


-------------- situation:
一番怪しい七冠は誰だ
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 晶のことが気になっているノウェムは、
同じ七冠である変貌大妃に、どんな人物か尋ねてみることにした。

voice: vo_adv_5111605_000
ノウェム:
【chara 106114 face 1 (normal)】 なぁ、ネネカ。
晶って、ネネカから見てどんなヤツなんだ?
七冠だから、すごい優秀っていうのは分かるけどさ。

voice: vo_adv_5111605_001
変貌大妃:
【chara 107011 face 1 (normal)】 その通りです、無能では七冠は務まりません。
彼女も類まれなる才能と、それを磨き続ける忍耐力を備えています。

voice: vo_adv_5111605_002
ノウェム:
【chara 106114 face 2 (joy)】 へー、やっぱりすごいヤツなのか!
じゃあ、敵になる前は尊敬したり、信頼したりしてたのか?

voice: vo_adv_5111605_003
変貌大妃:
【chara 107011 face 1 (normal)】 いいえ、まったく、これっぽっちも。
信用できない七冠ランキングを作ったら、
間違いなく彼女がトップだと思います。

voice: vo_adv_5111605_004
ノウェム:
【chara 106114 face 6 (surprised)】 ……へー

voice: vo_adv_5111605_005
変貌大妃:
【chara 107011 face 3 (anger)】 なにか言いたそうですね?

voice: vo_adv_5111605_006
ノウェム:
【chara 106114 face 6 (surprised)】 いや、別に。
【chara 106114 face 2 (joy)】 で、どの辺が信用できないんだ? 能力的には問題ないんだろ?
詳しく教えてくれ!

voice: vo_adv_5111605_007
変貌大妃:
【chara 107011 face 1 (normal)】 周囲の人間との連携に問題があります。
例えば作業の進捗を確認しても「普通」としか言いません。

voice: vo_adv_5111605_008
変貌大妃:
【chara 107011 face 1 (normal)】 協力会社との交渉の手ごたえを確認しても「普通」、
クレーム対応の結果を確認しても「普通」、
【chara 107011 face 4 (sad)】 出前を頼むとき、メニューを確認しても「普通」……

voice: vo_adv_5111605_009
変貌大妃:
【chara 107011 face 1 (normal)】 とにかく秘密主義で、自分のことを話さない。
【chara 107011 face 6 (surprised)】 にもかかわらず、生み出す結果は常に「最高」。
【chara 107011 face 1 (normal)】 いろいろと怪しくて、信用するなど不可能ですね。

voice: vo_adv_5111605_010
ノウェム:
【chara 106114 face 6 (surprised)】 秘密主義っていうか、適当に返事してるだけの気もするけど……
【chara 106114 face 2 (joy)】 まぁ、ネネカが苦労してるのはよく分かった!
ちなみに、あとどれくらいそんな感じの話があるんだ?

voice: vo_adv_5111605_011
変貌大妃:
【chara 107011 face 6 (surprised)】 そうですね、少し待ってください。
【chara 107011 face 1 (normal)】 テキストファイルに彼女から受けた仕打ちを
まとめてあったはずなのですが……

voice: vo_adv_5111605_012
ノウェム:
【chara 106114 face 6 (surprised)】 そ、そんなものまであるのか!?
いくらなんでも根に持ちすぎだろ!?

voice: vo_adv_5111605_013
変貌大妃:
【chara 107011 face 4 (sad)】 ならば貴方も、晶と同じオフィスで働いてみてください。
【chara 107011 face 1 (normal)】 彼女の思い付きに付き合わされて、何度も寝袋で眠ることになれば、
私の気持ちがよく理解できるはずです。

voice: vo_adv_5111605_014
ノウェム:
【chara 106114 face 4 (sad)】 うっ、それはイヤかも……
【chara 106114 face 2 (joy)】 でも、結局そこまでして付き合ったってことは、
仲がいいってことにならないか?

voice: vo_adv_5111605_015
変貌大妃:
【chara 107011 face 1 (normal)】 ……なぜか、他のメンバーが作業に行き詰まっていると、
どこからか嗅ぎつけてヘルプにやってきますからね。
私も、助けられたことがないわけではありません。

voice: vo_adv_5111605_016
変貌大妃:
【chara 107011 face 1 (normal)】 仲がいいと感じたことはありませんが、
【chara 107011 face 6 (surprised)】 借りを作ったままにしておくのも気分が悪かったので。
【chara 107011 face 1 (normal)】 お互い、最低限の義理立ては果たしていた……というだけの話です。

voice: vo_adv_5111605_017
ノウェム:
【chara 106114 face 2 (joy)】 おお! なんか、かっこいい関係だな!
恨み言をまとめるくらいなら、そういう思い出をまとめた方が
腹も立たなくていいんじゃないか?

voice: vo_adv_5111605_018
変貌大妃:
【chara 107011 face 3 (anger)】 ……既に、私と彼女は敵同士です。
【chara 107011 face 1 (normal)】 今さら過去を懐かしんだとしても、状況は変わりません。

voice: vo_adv_5111605_019
ノウェム:
【chara 106114 face 6 (surprised)】 そうだな……悪かったよ。
【chara 106114 face 1 (normal)】 なんか、うれしそうに話してたから、つい。

voice: vo_adv_5111605_020
変貌大妃:
【chara 107011 face 1 (normal)】 もうこの話はやめにしましょう。
晶は七冠で最も謎が多く、信用ならない……
とても怪しい女だと覚えてもらえれば結構です。

voice: vo_adv_5111605_021
ノウェム:
【chara 106114 face 1 (normal)】 そうか、分かったぞ!
【chara 106114 face 2 (joy)】 でもやっぱり、怪しさならネネカだって……【chara 106114 face 6 (surprised)】 あっ。

voice: vo_adv_5111605_022
変貌大妃:
【chara 107011 face 3 (anger)】 ……先ほどから何か言いたそうではありましたが、
どうやら私に思うところがあるようですね?
一対一で話し合う場でも設けましょうか?

voice: vo_adv_5111605_023
ノウェム:
【chara 106114 face 6 (surprised)】 えっ!? あ~、それは~……!
しまった! オクトーと待ち合わせしてたんだった!
待たせると悪いからもう行くぞ! 【chara 106114 face 2 (joy)】 じゃあな~!

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 これ以上変貌大妃に追及されてはたまらないと、
ノウェムは大慌てで走り去ったのだった。