レンジャーであるために
再び魔物保護区を訪れた一行は大猿の虫歯治療へと挑む。治療後、感謝の咆哮を上げて密林の中へ去っていく大猿を見送ったシオリたちは、魔物との共生を図るレンジャーとして最上の結末を迎えるのだった。


-------------- situation:
レンジャーであるために
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 大猿の虫歯を治療するため、
シオリたちは合宿所のドクターに相談をしていた。

voice: vo_adv_5116006_000
合宿所のドクター:
【chara 7511 face 4 (sad)】 ……まったく君たちは。
何をどうしたらあんな行動を……

voice: vo_adv_5116006_001
シオリ・コッコロ:
【chara 1 face 1 (normal)】 ごめんなさい……
申し訳ありません……

voice: vo_adv_5116006_002
シオリ:
【chara 125414 face 4 (sad)】 私、どうしちゃったんだろう……
なんであんな大胆なこと……うぅ。

voice: vo_adv_5116006_003
コッコロ:
【chara 125312 face 4 (sad)】 わたくしも冷静さを欠いていたようです。
少し仮眠を取らせていただいて、幾分落ち着きました。

voice: vo_adv_5116006_004
合宿所のドクター:
【chara 7511 face 6 (surprised)】 しかし、魔物の虫歯治療か……
【chara 7511 face 2 (joy)】 前代未聞の試みだな。

voice: vo_adv_5116006_005
コッコロ:
【chara 125312 face 1 (normal)】 もし、大猿さまの虫歯が治療できるなら
討伐せずとも、事態を解決できるかと思いまして。
【chara 125312 face 6 (surprised)】 いかがでしょうか?

voice: vo_adv_5116006_006
獣人の教官:
【chara 414 face 1 (normal)】 話は聞かせてもらったよ。
【chara 414 face 6 (surprised)】 いい作戦だと思うけど、【chara 414 face 4 (sad)】 猶予はあまりないな。

voice: vo_adv_5116006_007
獣人の教官:
【chara 414 face 3 (anger)】 生息地から追い立てられた魔物たちが、
周辺の村や牧場にも姿を現したそうだ。
【chara 414 face 4 (sad)】 遠からず大きい被害が出るだろう。

voice: vo_adv_5116006_008
獣人の教官:
【chara 414 face 6 (surprised)】 うちにもかなりの報告が寄せられててね。
【chara 414 face 4 (sad)】 通信魔法の繋ぎっぱなしで耳が痛くなるよ。

voice: vo_adv_5116006_009
シオリ:
【chara 125414 face 6 (surprised)】 牧場に、被害が……?

voice: vo_adv_5116006_010
シオリ:
【chara 125414 face 4 (sad)】 マヒルさんが、みんながいる牧場……
【牧場(エリザベスパーク)】が、被害に……? 

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_5116006_011
マヒル:
【chara 103311 face 1 (normal)】 なーんだ、シオシオ。暗い顔して?
【chara 103311 face 2 (joy)】 そんな顔してたら、せっかくの美人さんが台無しだべや。

voice: vo_adv_5116006_012
マヒル:
【chara 103311 face 1 (normal)】 【牧場(エリザベスパーク)】のみんなを食べさせるのも、
ギルドマスターのオラの仕事だべ。

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_5116006_013
マヒル:
【chara 103311 face 6 (surprised)】 っとと、【chara 103311 face 1 (normal)】 そっか。【chara 103311 face 2 (joy)】 わりぃ。
つい心配であれもこれも用意しちまった。

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_5116006_014
シオリ:
【chara 125414 face 4 (sad)】 あの時、私が弓を引けなかったから……?
だから、みんなを危険にさらすことになっちゃったの……?
だとしたら、私は……! 

voice: vo_adv_5116006_015
コッコロ:
【chara 1 face 1 (normal)】 ──さま、シオリさまっ!

voice: vo_adv_5116006_016
シオリ:
【chara 125414 face 6 (surprised)】 コッコロ、ちゃん?

voice: vo_adv_5116006_017
コッコロ:
【chara 125312 face 4 (sad)】 シオリさま、落ち着いてください。
【chara 125312 face 1 (normal)】 【牧場(エリザベスパーク)】はご無事です。

voice: vo_adv_5116006_018
シオリ:
【chara 125414 face 6 (surprised)】 え……?

voice: vo_adv_5116006_019
獣人の教官:
【chara 414 face 4 (sad)】 ああ、被害はまだ軽微だよ。
【chara 414 face 3 (anger)】 我々レンジャーでなんとか食い止めているからね。

voice: vo_adv_5116006_020
シオリ:
【chara 125414 face 6 (surprised)】 そう、ですか……

voice: vo_adv_5116006_021
シオリ:
【chara 125414 face 4 (sad)】 あの時……私が弓を引けていればよかったんです。
密林で、大猿さんと対峙した時に。

voice: vo_adv_5116006_022
シオリ:
【chara 125414 face 4 (sad)】 でも、引けなかったんです。
この合宿に来る前の私なら、
できていたはずのことが、今は……

Choice: (1) すごく、頑張ったね。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_5116006_023
シオリ:
【chara 125414 face 6 (surprised)】 頑張った……? 【chara 125414 face 4 (sad)】 でも、私は……

voice: vo_adv_5116006_024
コッコロ:
【chara 125312 face 1 (normal)】 シオリさまは……
大猿さまを傷つけたくないと思われたのではないですか?
むやみに討伐したくはない、と。

voice: vo_adv_5116006_025
シオリ:
【chara 125414 face 6 (surprised)】 私が、大猿さんを……

voice: vo_adv_5116006_026
シオリ:
【chara 125414 face 4 (sad)】 そうか……私が弓を引けなかったのは。
大猿さんを危険な魔物だって
決めつけたくなかったから、なんだ。

voice: vo_adv_5116006_027
シオリ:
【chara 125414 face 3 (anger)】 あの時、私は「危険な魔物」に矢を向けた。
【chara 125414 face 1 (normal)】 ……みんなが怖いものに敵意を向けるのと、同じように。

voice: vo_adv_5116006_028
シオリ:
【chara 125414 face 4 (sad)】 怖いと思われたら……みんなは、
ニャットちゃんにも矢を向けるかもしれない。
そう感じたから、私は、弓を引けなくて……

voice: vo_adv_5116006_029
獣人の教官:
【chara 414 face 6 (surprised)】 シオリくん。
君はこの合宿に来た時のことを覚えているか?

voice: vo_adv_5116006_030
獣人の教官:
【chara 414 face 6 (surprised)】 初めてのフィールドワークで、
仲間を守ろうとして、魔物を撃とうと弓を構えたことを。

voice: vo_adv_5116006_031
シオリ:
【chara 125414 face 1 (normal)】 ……はい。覚えています。

voice: vo_adv_5116006_032
獣人の教官:
【chara 414 face 1 (normal)】 状況判断も、反応の速さもハンターとしては優れている。
【chara 414 face 4 (sad)】 だけど、レンジャーとしては見切りをつけるのが速すぎた。

voice: vo_adv_5116006_033
獣人の教官:
【chara 414 face 3 (anger)】 君は、撃てなかったんじゃない。
【chara 414 face 1 (normal)】 撃たない強さを持ったんだ。
【chara 414 face 2 (joy)】 成長したな、レンジャーとして。

voice: vo_adv_5116006_034
シオリ:
【chara 414 face 1 (normal)】 【chara 125414 face 3 (anger)】 …………はいっ。
私は……ニャットちゃんは危険な魔物じゃないって。
それをわかってもらいたくて、ここに来ました。

voice: vo_adv_5116006_035
シオリ:
【chara 125414 face 4 (sad)】 そのためには、ニャットちゃん以外の魔物にだって、
同じように考えなくちゃいけないんですよね。
ちゃんと、見極めなくちゃ……

voice: vo_adv_5116006_036
シオリ:
【chara 125414 face 4 (sad)】 ……もしかしたら、どうしても弓を引かなきゃいけない。
そんな場面があるかもしれません。

voice: vo_adv_5116006_037
シオリ:
【chara 125414 face 3 (anger)】 でも、それは最後の手段です。
【chara 125414 face 4 (sad)】 選ばなければならなくなった時の、本当に最後の。

voice: vo_adv_5116006_038
シオリ:
【chara 125414 face 1 (normal)】 それしかないように見えても。
【chara 125414 face 3 (anger)】 最後の最後の瞬間まで、私は道を探します。

voice: vo_adv_5116006_039
シオリ:
【chara 125414 face 1 (normal)】 みんなにも、ニャットちゃんをそう見てほしいから。
【chara 125414 face 2 (joy)】 そのためには、まず私が実践しないと、ですよね。

voice: vo_adv_5116006_040
コッコロ:
【chara 125312 face 2 (joy)】 それに、あの大猿さまは
森で迷った主さまを守ってくださいました。

voice: vo_adv_5116006_041
コッコロ:
【chara 125312 face 2 (joy)】 主さまの命の恩人なら、
わたくしもまた、そのご恩に報いなければいけませんね。

voice: vo_adv_5116006_042
コッコロ:
【chara 125312 face 1 (normal)】 ドクターさま、大猿さまの虫歯治療、
【chara 125312 face 4 (sad)】 どうかお願いいたします。

voice: vo_adv_5116006_043
合宿所のドクター:
【chara 7511 face 1 (normal)】 もちろん同行させてもらうよ。
【chara 7511 face 2 (joy)】 それに、大猿の口の中を見られるなんて、
なかなかない機会だ。

voice: vo_adv_5116006_044
獣人の教官:
【chara 414 face 1 (normal)】 さあ、そうと決まれば、被害が出ないうちに行動しよう。
魔物を殺さず共存したいっていうのは、
言ってしまえば、僕たちレンジャーの我がままだからね。

voice: vo_adv_5116006_045
コッコロ:
【chara 125312 face 1 (normal)】 魔物に肩入れしすぎるあまり、
人々の生活を脅かすわけにはいかない……【chara 125312 face 6 (surprised)】 ということですね。

voice: vo_adv_5116006_046
獣人の教官:
【chara 414 face 1 (normal)】 ああ。【chara 414 face 3 (anger)】 だから我がままが、我がままで済むうちに解決しないとね。
ドクター、すまないが彼女たちのことを頼む。
【chara 414 face 4 (sad)】 僕も同行したいが、ここを空けるわけにもいかない。

voice: vo_adv_5116006_047
合宿所のドクター:
【chara 7511 face 2 (joy)】 了解した。全力を尽くすと約束するよ。

voice: vo_adv_5116006_048
コッコロ:
【chara 125312 face 6 (surprised)】 虫歯の痛みは徐々にひどくなり、
【chara 125312 face 4 (sad)】 とても耐えられるものではないと聞き及んでおります。
早く治してさしあげませんと。

voice: vo_adv_5116006_049
シオリ:
【chara 125414 face 3 (anger)】 ……行きましょう。あの森へ。

voice: vo_adv_5116006_050
シオリ:
【chara 125414 face 1 (normal)】 到着しました。
ここから先がハンターズギルド管轄の魔物保護区です。

voice: vo_adv_5116006_051
シオリ:
【chara 125414 face 4 (sad)】 何が起きるかわかりません。
【chara 125414 face 3 (anger)】 十分に注意して進みましょう。

voice: vo_adv_5116006_052
シオリ:
【chara 125414 face 1 (normal)】 作戦内容ですが、大猿さんに接近したのち、
麻酔矢や眠り薬などで対象を眠らせます。

voice: vo_adv_5116006_053
シオリ:
【chara 125414 face 6 (surprised)】 私と{player}さんは周囲を警戒しつつ、
ドクターの治療が終わるまで待機……
【chara 125414 face 1 (normal)】 コッコロちゃんは治療のお手伝い、という感じですね。

voice: vo_adv_5116006_054
コッコロ:
【chara 125312 face 6 (surprised)】 ところでドクターさま。
麻酔薬などに余裕はあるでしょうか?
【chara 125312 face 1 (normal)】 大猿さまが暴れた場合に備えて鎮静させるためにも……

voice: vo_adv_5116006_055
合宿所のドクター:
【chara 7511 face 4 (sad)】 いや、麻酔薬や鎮痛剤の用意はしているが……
余裕があるとはとても言えないな。

voice: vo_adv_5116006_056
コッコロ:
【chara 125312 face 1 (normal)】 それならば、【chara 125312 face 2 (joy)】 わたくしに考えがあります。

voice: vo_adv_5116006_057
合宿所のドクター:
【chara 7511 face 1 (normal)】 薬草を現地調達とは考えたな……
【chara 7511 face 6 (surprised)】 しかし、こんなところに目的の薬草が生えているのかね?

voice: vo_adv_5116006_058
コッコロ:
【chara 125312 face 2 (joy)】 もちろん、植生は把握しております。
前回森をさまよった時に、確認いたしました。

voice: vo_adv_5116006_059
コッコロ:
【chara 125312 face 2 (joy)】 薬草の扱いには慣れてますから、
麻酔薬の調合をお手伝いできるかと思います。

voice: vo_adv_5116006_060
シオリ:
【chara 125414 face 6 (surprised)】 あの時にそんなことをしてたんですね……
【chara 125414 face 2 (joy)】 コッコロちゃん、すごいです。

voice: vo_adv_5116006_061
シオリ:
【chara 125414 face 2 (joy)】 では二手に分かれつつ、
互いを視認できる距離で、迅速に薬草を採取しましょう。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 それからしばらくして──

voice: vo_adv_5116006_062
シオリ:
【chara 125414 face 2 (joy)】 麻酔薬も調合できましたし、
あるじちゃんが匂いを覚えていてくれたおかげで、
対象の大猿さんも発見できました。

voice: vo_adv_5116006_063
シオリ:
【chara 125414 face 6 (surprised)】 そこまでは、よかったんですけど……

voice: vo_adv_5116006_064
森の大猿:
【chara 17412 face 1 (normal)】 ウゥゥゥ……

Choice: (2) ものすごく警戒してるね……
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_5116006_065
コッコロ:
【chara 125312 face 6 (surprised)】 あれは……わたくしたちが最初に見た姿ですね。
【chara 125312 face 1 (normal)】 どうやら大猿さまは昂られると、あのお姿になるご様子。

voice: vo_adv_5116006_066
コッコロ:
【chara 125312 face 6 (surprised)】 大人しい姿の時であればよかったのですが……
【chara 125312 face 4 (sad)】 あの様子では、話を聞いてくださるのは難しいかと。

voice: vo_adv_5116006_067
シオリ:
【chara 125414 face 3 (anger)】 ……作戦の位置に着きましょう。
【chara 125414 face 1 (normal)】 ドクターはこちらで待機、私とコッコロちゃん、
そして{player}さんで大猿さんに対応します。

voice: vo_adv_5116006_068
コッコロ:
【chara 125312 face 1 (normal)】 わんわんの主さまはこちらで待機を。
【chara 125312 face 2 (joy)】 いい子にしていてくださいね。

主さま:
【chara 1812 face 1 (normal)】 はっはっはっはっ……!

voice: vo_adv_5116006_069
合宿所のドクター:
【chara 7511 face 1 (normal)】 承知した。【chara 7511 face 6 (surprised)】 だが、決して無理をしないと約束してくれよ。
【chara 7511 face 2 (joy)】 君たちの治療をしなければならないなんて御免だからな。

voice: vo_adv_5116006_070
シオリ:
【chara 125414 face 3 (anger)】 はい。必ずみんなで無事に帰りましょう。

voice: vo_adv_5116006_071
シオリ:
【chara 125414 face 3 (anger)】 私の一射で麻酔矢を当てられれば、それが最善。
大丈夫、私ならできる……

voice: vo_adv_5116006_072
シオリ:
【chara 125414 face 3 (anger)】 ……集中して、息を吐いて、弓を引く。
意識を研ぎ澄まして、ただ一点に狙いを絞る……! 

movie: 511600601
voice: vo_adv_5116006_073
合宿所のドクター:
【chara 7511 face 2 (joy)】 ここからは私の出番だな。
【chara 7511 face 1 (normal)】 すぐに治療に取り掛かろう。

voice: vo_adv_5116006_074
合宿所のドクター:
【chara 7511 face 6 (surprised)】 疲れているところ申し訳ないが、【chara 7511 face 1 (normal)】 周囲の警戒を頼む。
【chara 7511 face 3 (anger)】 ここが最後の踏ん張りどころだ。

voice: vo_adv_5116006_075
森の大猿:
【chara 17411 face 1 (normal)】 ウホ…………

voice: vo_adv_5116006_076
シオリ:
【chara 125414 face 2 (joy)】 ……あっ、目を覚ましたみたいです。
【chara 125414 face 6 (surprised)】 しきりに虫歯のあった方の頬を触ってますね。

voice: vo_adv_5116006_077
森の大猿:
【chara 17411 face 1 (normal)】 …………?

voice: vo_adv_5116006_078
コッコロ:
【chara 125312 face 6 (surprised)】 ……まだ麻酔が効いているのか、痛む様子はなさそうです。
【chara 125312 face 2 (joy)】 術後の経過観察は良好……でございますね。

voice: vo_adv_5116006_079
コッコロ:
【chara 125312 face 6 (surprised)】 ……しかし、どうしてわたくしたちは
このように離れた場所から見守っているのでしょう?

Choice: (5) 様子を見るなら近くの方が……
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_5116006_080
シオリ:
【chara 125414 face 2 (joy)】 パニックを避けるためです。
私たちとあの大猿さん、お互いの安全のために。

voice: vo_adv_5116006_081
シオリ:
【chara 125414 face 6 (surprised)】 私たちには虫歯の治療という目的がありましたけど、
【chara 125414 face 4 (sad)】 向こうからすれば、いきなり襲いかかられたと感じたはずです。

voice: vo_adv_5116006_082
シオリ:
【chara 125414 face 4 (sad)】 目を覚ました時、そんな私たちに取り囲まれていたら。
自分の身を守ろうと、とっさに攻撃を仕掛けることも──

主さま:
【chara 1812 face 2 (joy)】 わんっ!

voice: vo_adv_5116006_083
コッコロ:
【chara 125312 face 6 (surprised)】 あっ! 主さまっ……!

voice: vo_adv_5116006_084
森の大猿:
【chara 17411 face 1 (normal)】 ………………

voice: vo_adv_5116006_085
シオリ:
【chara 125414 face 1 (normal)】 対象、あるじちゃんに気づきました!
【chara 125414 face 4 (sad)】 ……こちらに視線を向けてますね。

voice: vo_adv_5116006_086
森の大猿:
【chara 17411 face 1 (normal)】 ………………

主さま:
【chara 1812 face 2 (joy)】 はっはっはっはっ……

voice: vo_adv_5116006_087
森の大猿:
【chara 17411 face 1 (normal)】 ウオォォ──……

voice: vo_adv_5116006_088
シオリ:
【chara 125414 face 6 (surprised)】 ……行っちゃい、ましたね。

voice: vo_adv_5116006_089
コッコロ:
【chara 125312 face 1 (normal)】 わたくしたちの仕業だと気づかれたのでしょうか?

Choice: (6) 見なかったフリしてくれたのかも。
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_5116006_090
シオリ:
【chara 125414 face 6 (surprised)】 見なかったフリ、ですか?

voice: vo_adv_5116006_091
合宿所のドクター:
【chara 7511 face 6 (surprised)】 つまり君はこう言いたいわけかい?
私たちが治療したのを素知らぬフリをしているように……

voice: vo_adv_5116006_092
コッコロ:
【chara 125312 face 6 (surprised)】 大猿さまも、こちらがそうしたいのを知って、
知らないフリをしてくれている、と……?

voice: vo_adv_5116006_093
合宿所のドクター:
【chara 7511 face 2 (joy)】 だとしたら、あの魔物の知性は
我々が想定しているよりもはるかに高いということか。

voice: vo_adv_5116006_094
合宿所のドクター:
【chara 7511 face 2 (joy)】 あの魔物の生態をもっと調査すれば、
人間と魔物の共生に、新たな可能性が見えてくるかもしれないな……

voice: vo_adv_5116006_095
合宿所のドクター:
【chara 7511 face 1 (normal)】 しかし、まずは一件落着と言っていいだろう。
【chara 7511 face 2 (joy)】 君たちに一人のレンジャーとして礼を言いたい。

voice: vo_adv_5116006_096
シオリ:
【chara 125414 face 2 (joy)】 そんな……私たちはできることをしただけで。

voice: vo_adv_5116006_097
コッコロ:
【chara 125312 face 2 (joy)】 これもレンジャーの合宿の一環と思えば、
よい経験をさせていただきました。

voice: vo_adv_5116006_098
シオリ:
【chara 125414 face 2 (joy)】 ええ、いい実践授業になりました。

voice: vo_adv_5116006_099
合宿所のドクター:
【chara 7511 face 6 (surprised)】 そうだ、【chara 7511 face 1 (normal)】 授業といえば……
君たちの出席日数は足りているのか?

Choice: (7) 出席……日数?
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_5116006_100
コッコロ:
【chara 125312 face 6 (surprised)】 そういえば、わたくしたち……
この森の調査任務を受けていたとはいえ、
【chara 125312 face 4 (sad)】 遭難した日の講義もすっぽかしておりますね。

voice: vo_adv_5116006_101
シオリ:
【chara 125414 face 4 (sad)】 私はさらに一日休んじゃってますし、
{player}さんはいくつか再試験がありましたよね。

Choice: (8) もしかして……?
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_5116006_102
シオリ:
【chara 125414 face 4 (sad)】 ……えっと、どう計算しても、
レンジャー資格を取るための最終試験に
必要な単位が足りない……ですね。

voice: vo_adv_5116006_103
コッコロ:
【chara 125312 face 4 (sad)】 つまり、わたくしたちは……
その、最終試験を受けるまでもなく、不合格、だと。

Choice: (9) そんなぁ……
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_5116006_104
合宿所のドクター:
【chara 7511 face 6 (surprised)】 ……【chara 7511 face 1 (normal)】 いや、諦めるには早い。
【chara 7511 face 2 (joy)】 君たちの素質にかけて、一つ裏技を使おう。

voice: vo_adv_5116006_105
コッコロ:
【chara 125312 face 6 (surprised)】 ドクターさま? それはどういう……

voice: vo_adv_5116006_106
合宿所のドクター:
【chara 7511 face 1 (normal)】 本日、君たちがこの森を訪れたのは
魔物の保護と治療を目的とした
「実践授業」を行うため……【chara 7511 face 2 (joy)】 そうだね?

Choice: (10) 授業……?
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_5116006_107
合宿所のドクター:
【chara 7511 face 2 (joy)】 そ・う・だ・ね?

Choice: (11) は、はい……
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_5116006_108
合宿所のドクター:
【chara 7511 face 1 (normal)】 なら、仕方あるまい。
【chara 7511 face 2 (joy)】 君たちは本来受けられるべき授業、
そして試験を私のせいで受けられなかった。

voice: vo_adv_5116006_109
合宿所のドクター:
【chara 7511 face 2 (joy)】 君たちには追試験の機会が与えられるべきだ。
そして実践授業の分の単位についても認定する。

voice: vo_adv_5116006_110
合宿所のドクター:
【chara 7511 face 2 (joy)】 今回の異変を解決した功績も加味すれば、
これで単位数の件はなんとかなるだろう。

Choice: (12) でも、いいんですか?
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_5116006_111
合宿所のドクター:
【chara 7511 face 1 (normal)】 形式ばった規則にのっとって、
君たちを落第させる損失の方が大きいと、そう判断した。

voice: vo_adv_5116006_112
合宿所のドクター:
【chara 7511 face 1 (normal)】 しかし、私が手助けできるのはここまでだ。
【chara 7511 face 2 (joy)】 最終試験は君たちの実力で乗り越えてもらう。

voice: vo_adv_5116006_113
シオリ:
【chara 125414 face 2 (joy)】 大丈夫です。
コッコロちゃんと{player}さんと……
みんながいれば、きっと合格できます。

voice: vo_adv_5116006_114
コッコロ:
【chara 125312 face 2 (joy)】 ええ、みんなご一緒に。

Choice: (13) それじゃあ帰ろう!
----- Tag 13 -----
voice: vo_adv_5116006_115
シオリ:
【chara 125414 face 2 (joy)】 ええ。……帰ったらまずは、予習と復習ですね。
【chara 125414 face 6 (surprised)】 最終試験の日まで、あまり時間もありませんから。

voice: vo_adv_5116006_116
コッコロ:
【chara 125312 face 2 (joy)】 では、わたくしは主さまにお夜食などを用意いたしましょう。
追試験では満点が取れるよう、頑張ってくださいまし。

Choice: (14) ……明日からじゃダメ?
----- Tag 14 -----
voice: vo_adv_5116006_117
コッコロ:
【chara 125312 face 3 (anger)】 ダメでございます。
【chara 125312 face 1 (normal)】 主さまは再試験の科目も多いのですから。

voice: vo_adv_5116006_118
コッコロ:
【chara 125312 face 1 (normal)】 主さまのためなら、わたくしは鬼にもなります。
【chara 125312 face 2 (joy)】 さあ、戻って一休みしたらお勉強の時間でございますよ。

voice: vo_adv_5116006_119
シオリ:
【chara 125414 face 2 (joy)】 絶対にみんなで合格するって約束しましたから。
頑張って、私もサポートしますからね。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 そして、数日後──
最終試験を終えた{player}たちは
それぞれの結末と共に、ランドソルへ帰還した。