伝説を求める者
永遠の美を求めて吸血鬼化をねだるユキと、それを拒否するイリヤの前に、ブラドと名乗る魔族が現れる。イリヤの力の完全復活を望むブラドは、一行を「かつて伝説の吸血鬼が支配していた地」へと招待する。


-------------- situation:
伝説を求める者
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 ランドソルより離れた場所にそびえたつ古びた城。
そこは夜を統べる者、イリヤ・オーンスタインの居城であった。

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イリヤ:
【chara 104412 face 4 (sad)】 だーかーら、帰れと言うとるじゃろ?

voice: vo_adv_5120000_001
ユキ:
【chara 100811 face 1 (normal)】 いいや帰らないよ。
【chara 100811 face 2 (joy)】 ボクの願いを聞いてくれるまでは。

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イリヤ:
【chara 104412 face 4 (sad)】 ぬぅ~、毎日毎日性懲りもなく顔を出しおって!
何回頼まれてもお主の願いは聞けん!
悪いことは言わんから、大人しく立ち去るがよい!

voice: vo_adv_5120000_003
ユキ:
【chara 100811 face 6 (surprised)】 どうしてさ。
だってキミ、伝説の吸血鬼なんでしょ?

voice: vo_adv_5120000_004
イリヤ:
【chara 104412 face 6 (surprised)】 確かにわらわは偉大なる吸血鬼にして、夜を統べる者──
【chara 104412 face 4 (sad)】 しかし今はいろいろと事情があって……とにかく無理なのじゃ!

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ユキ:
【chara 100811 face 3 (anger)】 今じゃないとダメなんだよ!

Choice: (1) ……どうしたの?
----- Tag 1 -----
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イリヤ:
【chara 100811 face 6 (surprised)】 【chara 104412 face 1 (normal)】 おお! {player}よ、いいところに来おったな!
【chara 104412 face 4 (sad)】 こやつをここから摘まみだしてくれぬか!

voice: vo_adv_5120000_007
ユキ:
【chara 100811 face 2 (joy)】 ふふっ。
{player}さんもボクの美に惹かれて来たんだね。
【chara 100811 face 1 (normal)】 だったらキミからもお願いしてよ、この吸血鬼さんにさ。

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ユキ:
【chara 100811 face 1 (normal)】 このボクを──

voice: vo_adv_5120000_009
ユキ:
【chara 100811 face 1 (normal)】 吸血鬼にしてくれってね!

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イリヤ:
【chara 104412 face 4 (sad)】 というわけなんじゃ。
なんとかしてくれぬか。

Choice: (2) なんで吸血鬼になりたいの?
----- Tag 2 -----
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ユキ:
【chara 100811 face 2 (joy)】 ボクが美しすぎるからさ!

voice: vo_adv_5120000_012
イリヤ:
【chara 104412 face 4 (sad)】 ……の?
まったく話が通じんじゃろ?

voice: vo_adv_5120000_013
ユキ:
【chara 100811 face 1 (normal)】 聞いた話によると、吸血鬼って姿形はそのまま、
永遠の時を生きるらしいじゃないか。

voice: vo_adv_5120000_014
イリヤ:
【chara 104412 face 6 (surprised)】 まぁ確かに、そうじゃな。
【chara 104412 face 1 (normal)】 わらわも永い時を生きておる。
【chara 104412 face 4 (sad)】 姿形は……多少大きくなったり小さくなったりしておるが。

voice: vo_adv_5120000_015
ユキ:
【chara 100811 face 1 (normal)】 ボクはね、ボク自身の美を永久不変のものとするため、
吸血鬼になろう、なるべきだと思ったのさ。
【chara 100811 face 2 (joy)】 それが美を背負った者の宿命だからね!

voice: vo_adv_5120000_016
イリヤ:
【chara 104412 face 4 (sad)】 背負われた美も困惑しておろうな。

voice: vo_adv_5120000_017
イリヤ:
【chara 100811 face 1 (normal)】 【chara 104412 face 4 (sad)】 ……のう{player}よ、なんなのじゃこやつは。
こんなにも訳の分からぬやつは初めて見るぞ。

voice: vo_adv_5120000_018
ユキ:
【chara 100811 face 2 (joy)】 ふふん、イリヤも誇らしいでしょ?
【chara 100811 face 1 (normal)】 このボクの美しさを永遠のものにできるんだよ♪

voice: vo_adv_5120000_019
イリヤ:
【chara 104412 face 4 (sad)】 はぁ……こやつが押しかけてくるようになってから、
【悪魔偽王国軍(ディアボロス)】の者たちも
城に寄り付かなくなってしまったのじゃ。

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イリヤ:
【chara 104412 face 6 (surprised)】 あのミヤコですら、「プリンより美しいボクのぷるぷる美肌」の説明を
数時間聞かされて逃げていきおった。

Choice: (3) ヨリは?
Choice: (4) アカリは?
Choice: (5) シノブちゃんは?
----- Tag 3 -----
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イリヤ:
【chara 104412 face 6 (surprised)】 うむ、初めはわらわが命じてヨリにユキの相手をさせたのじゃがな。
【chara 104412 face 4 (sad)】 あやつ、しばらくユキの話を聞いているうちに涙目になりおってな……
……押しが強いの、苦手だったんじゃろうな。

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----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_5120000_022
ユキ:
【chara 100811 face 1 (normal)】 アカリちゃんはなかなか見どころがあるよね。
【chara 100811 face 2 (joy)】 美についての話を始めると、ボクの話を興味津々に聞いてくれるんだ♪

voice: vo_adv_5120000_023
イリヤ:
【chara 100811 face 1 (normal)】 【chara 104412 face 4 (sad)】 ……ゆえに、なるべく会わんように暇を出しておる。
いらん影響を与えられてはたまらんからな。

Jump to tag 6
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_5120000_024
イリヤ:
【chara 104412 face 6 (surprised)】 うん? そういえばシノブのやつはユキに会っておらんな。
あっ! あやつ、ユキが来る前になにやら占いをしておった!
【chara 104412 face 4 (sad)】 まさか予見して避けておったのか……!?

----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_5120000_025
イリヤ:
【chara 104412 face 4 (sad)】 とにかく、こやつ一人のせいで
【悪魔偽王国軍(ディアボロス)】は総崩れなのじゃ。
今、この城にはわらわとお主ら二人を除いて誰もおらん。

voice: vo_adv_5120000_026
ユキ:
【chara 100811 face 6 (surprised)】 あれ? そうなの?
じゃあ、あの人は?

voice: vo_adv_5120000_027
イリヤ:
【chara 104412 face 6 (surprised)】 ……あの人?

voice: vo_adv_5120000_028
魔族の男:
【chara 9811 face 1 (normal)】 …………

voice: vo_adv_5120000_029
イリヤ:
【chara 104412 face 1 (normal)】 ……ふむ。

voice: vo_adv_5120000_030
イリヤ:
【chara 104412 face 6 (surprised)】 誰じゃお主!?

voice: vo_adv_5120000_031
魔族の男:
【chara 9811 face 6 (surprised)】 おお、これは御自らお声がけいただき光栄の至り。
【chara 9811 face 1 (normal)】 伝説の吸血鬼、イリヤ・オーンスタイン様。

voice: vo_adv_5120000_032
魔族の男:
【chara 9811 face 1 (normal)】 偉大なるあなた様の会話の邪魔になってはいけないと、
口を閉ざしておりました。

voice: vo_adv_5120000_033
イリヤ:
【chara 104412 face 4 (sad)】 このまま気付かなかったらどうするつもりだったんじゃ……?
【chara 104412 face 1 (normal)】 じゃが、こっちはわらわの偉大さを分かっておるようじゃな。
【chara 104412 face 2 (joy)】 よし、近くに来て用件を述べることを許そう。

voice: vo_adv_5120000_034
魔族の男:
【chara 9811 face 1 (normal)】 ハッ、ありがたき幸せ。

voice: vo_adv_5120000_035
ユキ:
【chara 100811 face 6 (surprised)】 あーっ!
ちょっとイリヤ、【chara 100811 face 3 (anger)】 ボクの方が先だったでしょ!

voice: vo_adv_5120000_036
イリヤ:
【chara 104412 face 4 (sad)】 先でも後でも結果は変わらんわ!
大人しく諦めて、人としての美を全うするがよい!

voice: vo_adv_5120000_037
イリヤ:
【chara 104412 face 6 (surprised)】 ……こほん。
【chara 104412 face 1 (normal)】 待たせたの。まずは名乗るがよい。

voice: vo_adv_5120000_038
ブラド:
【chara 9811 face 1 (normal)】 私の名はブラド。
ここより離れた地のとある街に住む、魔族でございます。

voice: vo_adv_5120000_039
イリヤ:
【chara 104412 face 1 (normal)】 ふむ。
ではブラドよ、汝の用件を聞こう。

voice: vo_adv_5120000_040
ブラド:
【chara 9811 face 1 (normal)】 ──伝説の吸血鬼。
太古の昔、我ら魔族を率いて、
ヒューマン、エルフ、獣人の3種族を相手に戦った、魔族の王。

voice: vo_adv_5120000_041
ブラド:
【chara 9811 face 1 (normal)】 我々魔族の言い伝えでは、
神々との争いにおいて敗北を喫し、封印されたと伝えられております。

voice: vo_adv_5120000_042
ユキ:
【chara 100811 face 6 (surprised)】 ふぅん。そんな言い伝え全然知らないや。
本当なの? イリヤ。

voice: vo_adv_5120000_043
イリヤ:
【chara 104412 face 4 (sad)】 どうじゃろうな。わらわも永く生きておるからのう。
そんなこともあったような、なかったような……というかユキお主、
さらっと話に割り込んでくるでないわ!

voice: vo_adv_5120000_044
イリヤ:
【chara 104412 face 4 (sad)】 ……それで?
ブラドよ、余計な前置きは不要じゃ。本題を述べよ。

voice: vo_adv_5120000_045
ブラド:
【chara 9811 face 1 (normal)】 承知いたしました。
……私は、ある噂を耳にしてここを訪れたのです。

voice: vo_adv_5120000_046
ブラド:
【chara 9811 face 1 (normal)】 『伝説の吸血鬼が復活した。しかし──その力を失っている』と。

voice: vo_adv_5120000_047
イリヤ:
【chara 104412 face 3 (anger)】 ……ほう?
よもや、力を失っているわらわを討ち取りにでも来たか?

Choice: (7) イリヤの前に立つ。
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_5120000_048
イリヤ:
【chara 104412 face 2 (joy)】 ふふ……よい。控えておれ、我が眷属よ。
わらわを狙い、名を上げようとする野心家は多くいた。
この程度の輩にわらわが負けるわけが──

voice: vo_adv_5120000_049
ブラド:
【chara 9811 face 2 (joy)】 ──その通りでございます!
私ごときが、偉大なる伝説の吸血鬼のお力に敵うはずがありません!

voice: vo_adv_5120000_050
ブラド:
【chara 104412 face 6 (surprised)】 【chara 9811 face 2 (joy)】 指先一つで天候を変え、足を踏み鳴らせば大地を割り、吐息を漏らせば
大嵐を巻き起こし、眼差しを向けるだけで数万の生物の心を魅了する。
【chara 9811 face 4 (sad)】 そのようなお力を持つ存在に、何故私が歯向かうことができましょう!

voice: vo_adv_5120000_051
イリヤ:
【chara 104412 face 6 (surprised)】 う、うむぅ……【chara 104412 face 4 (sad)】 そんなにじゃったかのう……?

Choice: (8) 伝説の吸血鬼ってすごいんだね。
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_5120000_052
イリヤ:
【chara 104412 face 6 (surprised)】 そ、そうじゃな!
存分に尊敬するがよいぞ!
【chara 104412 face 2 (joy)】 ハーハッハ……!

voice: vo_adv_5120000_053
ユキ:
【chara 100811 face 6 (surprised)】 イリヤ、笑顔が引きつってない?
まぁでもさ、今のイリヤにそんな力はないんでしょ?
力を失ってるって言ってたし。

voice: vo_adv_5120000_054
ブラド:
【chara 9811 face 1 (normal)】 ええ、そう聞き及んでおります。
ゆえに私は──イリヤ様のお力を復活させるために参じたのです。

voice: vo_adv_5120000_055
イリヤ:
【chara 104412 face 6 (surprised)】 わらわの力を復活させる……じゃと?

voice: vo_adv_5120000_056
ブラド:
【chara 9811 face 1 (normal)】 その通りです。
どうぞ、こちらをご覧ください。

voice: vo_adv_5120000_057
ユキ:
【chara 100811 face 1 (normal)】 へぇ、きれいな石だね。
【chara 100811 face 2 (joy)】 ボクのアクセサリーに──

voice: vo_adv_5120000_058
イリヤ:
【chara 104412 face 4 (sad)】 ──しようとするでないわ!
【chara 104412 face 6 (surprised)】 で、なんじゃ? 貴様の持つその石は。
……妙な魔力を感じるが。

voice: vo_adv_5120000_059
ブラド:
【chara 9811 face 1 (normal)】 この世界には、伝説の吸血鬼にまつわる地が多くございます。
そこを巡り手に入れた、闇に隠されし歴史の痕跡とでも言いましょうか。

voice: vo_adv_5120000_060
ブラド:
【chara 9811 face 2 (joy)】 ──イリヤ様のお力の、結晶にございます。

voice: vo_adv_5120000_061
イリヤ:
【chara 104412 face 6 (surprised)】 わらわの力の、結晶……?

voice: vo_adv_5120000_062
ブラド:
【chara 9811 face 1 (normal)】 ええ、伝説の吸血鬼の力が込められし結晶でございます。
これを手にすれば、イリヤ様のお力を取り戻すことができるでしょう。
さぁ、どうぞお受け取りください。

voice: vo_adv_5120000_063
イリヤ:
【chara 104412 face 4 (sad)】 ……う、うむ。

voice: vo_adv_5120000_064
イリヤ:
【chara 104412 face 6 (surprised)】 これで、わらわの力が本当に……?
力の復活はわらわの本懐。【chara 104412 face 4 (sad)】 だがよいのか?
こんなに、簡単に……

voice: vo_adv_5120000_065
ユキ:
【chara 100811 face 1 (normal)】 へぇ、いいなぁ、伝説の吸血鬼の力かぁ。
【chara 100811 face 2 (joy)】 じゃあボクも。

voice: vo_adv_5120000_066
二人:
【chara 1 face 1 (normal)】 じゃあボクも!?

--- Switch scene ---

story_still_512000001
voice: vo_adv_5120000_067
イリヤ:
【chara 126211 face 4 (sad)】 ぐっ……なんじゃ、これは……!

voice: vo_adv_5120000_068
イリヤ:
【chara 126211 face 6 (surprised)】 体の奥底から湧き上がる深い魔力……!
燃え盛るがごとき心の解放感……!
確かに、これは……!

voice: vo_adv_5120000_069
ブラド:
【chara 9811 face 6 (surprised)】 おお!
今まさに、伝説がよみがえる……!

voice: vo_adv_5120000_070
ユキ:
【chara 126311 face 2 (joy)】 へぇ♪
すごいねこれ。体の中があつ~い♪
デトックスしてるみたいだ……♪

voice: vo_adv_5120000_071
イリヤ:
【chara 126211 face 4 (sad)】 ……デトックス……

voice: vo_adv_5120000_072
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】 しかも服までコーディネートしてくれるなんて、気が利いてるね♪
【chara 126311 face 2 (joy)】 闇カラーでボクを飾るなんて、わかってるじゃないか。

voice: vo_adv_5120000_073
イリヤ:
【chara 126211 face 6 (surprised)】 この装束はなんなのじゃ?

voice: vo_adv_5120000_074
ブラド:
【chara 9811 face 6 (surprised)】 それこそ永久の夜を生み出すとまでいわれた装束……!
やはり……やはりあなた様こそ伝説の……!

--- Switch scene ---

still display end
voice: vo_adv_5120000_075
ユキ:
【chara 126311 face 2 (joy)】 ふふんっ♪

voice: vo_adv_5120000_076
イリヤ:
【chara 126211 face 4 (sad)】 いやお主のことではないじゃろ。

Choice: (9) 完全に元に戻れたの?
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_5120000_077
イリヤ:
【chara 126211 face 1 (normal)】 これまでとは別格の力のたぎりを感じるのは確かじゃ。
【chara 126211 face 6 (surprised)】 もしかすると本当に──

voice: vo_adv_5120000_078
???:
【chara 1 face 1 (normal)】 ──ワラワハ、マゾクノオウ──

voice: vo_adv_5120000_079
イリヤ:
【chara 126211 face 6 (surprised)】 ッ!?
なんじゃ、今の声は……?

voice: vo_adv_5120000_080
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】 どうかしたの、イリヤ?

voice: vo_adv_5120000_081
イリヤ:
【chara 126211 face 4 (sad)】 いや……なんでもない。

voice: vo_adv_5120000_082
イリヤ:
【chara 126211 face 6 (surprised)】 完全復活、か……
【chara 126211 face 4 (sad)】 それにはまだ何かが足りぬ気がするのじゃ。

voice: vo_adv_5120000_083
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】 美しさとか?

voice: vo_adv_5120000_084
イリヤ:
【chara 126211 face 4 (sad)】 わらわは十分美しいわ!

voice: vo_adv_5120000_085
ブラド:
【chara 9811 face 6 (surprised)】 何かが足りない、ですか。
【chara 9811 face 1 (normal)】 ……ええ、そうでしょうな。

voice: vo_adv_5120000_086
イリヤ:
【chara 126211 face 6 (surprised)】 なんじゃ?
お主、まだ何か隠しておるな?

voice: vo_adv_5120000_087
ブラド:
【chara 9811 face 1 (normal)】 ──イリヤ様。
私が今日、ここを訪れた理由はこれだけではないのです。

voice: vo_adv_5120000_088
イリヤ:
【chara 126211 face 1 (normal)】 どうやらそちらが本題、のようじゃな。

voice: vo_adv_5120000_089
ブラド:
【chara 9811 face 1 (normal)】 はい。伝説の吸血鬼であるイリヤ様に、
お越しいただきたい場所がございます。

voice: vo_adv_5120000_090
イリヤ:
【chara 126211 face 6 (surprised)】 ……『足りない何か』が、そこで埋まると?

voice: vo_adv_5120000_091
ブラド:
【chara 9811 face 2 (joy)】 ええ、必ずや。
【chara 9811 face 1 (normal)】 何故なら、そこはかつて──

voice: vo_adv_5120000_092
ブラド:
【chara 9811 face 1 (normal)】 ──伝説の吸血鬼が支配していた地にございますので。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 本来の姿へと戻ったイリヤ、そして何故か同時に力を得てしまったユキ。
伝説の吸血鬼を巡る物語が、幕を開ける──