美の楽園計画
伝説の吸血鬼として、地位と名声を得ていくイリヤ。一方、魔物たちにちやほやされず不満を抱くユキ。そこでユキは「美を統べる者」として魅了の力を利用し、魔物たちを従えていくのであった。
-------------- situation:
美の楽園計画
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
各地の魔物たちと交流を重ね、
イリヤは『伝説の吸血鬼』としての地位と名声を得てゆく。
そんな中、ユキは──
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ユキ:
【chara 126311 face 3 (anger)】
納得いかないよね。
Choice: (1) なにが?
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_5120003_001
ユキ:
【chara 126311 face 3 (anger)】
この街にいる魔物たちだよ!
みんなイリヤイリヤってちやほやしてばかり。
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ユキ:
【chara 126311 face 3 (anger)】
こんなに美しいボクが近くにいるっていうのにね!
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ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
ね、キミもそう思うでしょ?
思うよね?
Choice: (2) 思う。
Choice: (3) 思わない。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_5120003_004
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
ふふっ♪
さすが、ボクの魅力をずっと近くで見てきただけはあるね。
【chara 126311 face 2 (joy)】
ほら、もっと近くでボクを見る権利をあげるよ……♪
Jump to tag 4
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_5120003_005
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
あれあれ? 最近あまり見せてあげられなかったからかな?
【chara 126311 face 1 (normal)】
ふふ、いじけちゃって仕方がないなぁ♪
【chara 126311 face 2 (joy)】
今度二人っきりでじっくりとボクを鑑賞する時間を作ってあげるよ。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_5120003_006
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
というわけで。
ボクの美しさを、この街の魔物たちに広めようと思うんだ!
voice: vo_adv_5120003_007
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
いや……広めるだけじゃあつまらないね。
どうせならボクの美のしもべをたくさん集めて、
【chara 126311 face 2 (joy)】
『ユキの美の楽園』にしちゃおう♪
voice: vo_adv_5120003_008
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
もちろんキミも手伝ってくれるよね?
【chara 126311 face 6 (surprised)】
どうしたの? 目をキョロキョロさせちゃって……
【chara 126311 face 1 (normal)】
あぁ、眩しいボクを直視できない気持ちはよくわかるよ。
voice: vo_adv_5120003_009
ユキ:
【chara 126311 face 2 (joy)】
それじゃあ行こうか!
ボクの美で、この街を乗っ取っちゃおう♪
voice: vo_adv_5120003_010
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
ねぇそこの魔物さん。
【chara 126311 face 2 (joy)】
どう? ボクって美しいと思わない?
voice: vo_adv_5120003_011
魔物1:
【chara 1611 face 1 (normal)】
えっ?
いきなりなんだこのニンゲン……?
voice: vo_adv_5120003_012
ユキ:
【chara 126311 face 2 (joy)】
見てごらん、この肌ツヤの美しさ。
【chara 126311 face 1 (normal)】
きめ細やかで、スベスベでしょ……♪
voice: vo_adv_5120003_013
ユキ:
【chara 126311 face 5 (shy)】
ボクの美のしもべになるなら、触ってみてもいいんだよ……♪
voice: vo_adv_5120003_014
ユキ:
【chara 126311 face 2 (joy)】
ふふっ、どうだい?
この魅力には抗えないだろう……?
voice: vo_adv_5120003_015
魔物1:
【chara 126311 face 1 (normal)】
【chara 1611 face 1 (normal)】
おいおい、なんて柔らかい肌だべ……!
こんなんじゃあ、天敵の攻撃を防げないべよ!
voice: vo_adv_5120003_016
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
なっ!?
voice: vo_adv_5120003_017
魔物1:
【chara 1611 face 1 (normal)】
もっと皮膚をカチカチに固めねぇと!
おめぇ、野生で生きてけねぇぞ……!
voice: vo_adv_5120003_018
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
……ふっ。
voice: vo_adv_5120003_019
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
どうやら美的感覚がボクたちとは違い過ぎたみたいだね。
【chara 126311 face 6 (surprised)】
こういうこともあるよね。
【chara 126311 face 1 (normal)】
さ、次に行こう!
voice: vo_adv_5120003_020
ユキ:
【chara 126311 face 2 (joy)】
やぁ、そこの魔物さん。
ボクの髪を見てごらん。
【chara 126311 face 1 (normal)】
このどんよりした街を明るく彩る、艶やかな輝きを。
voice: vo_adv_5120003_021
ユキ:
【chara 126311 face 5 (shy)】
どうだい? ボクのしもべになりたくなってこないかい?
voice: vo_adv_5120003_022
ユキ:
【chara 126311 face 2 (joy)】
ふふっ、今度は間違いない。
【chara 126311 face 1 (normal)】
どんな魔物もボクのキューティクルにイチコロさ。
voice: vo_adv_5120003_023
魔物2:
【chara 1611 face 1 (normal)】
あら、なによこの薄い毛は?
もっと毛深くないと笑われちゃうわよ?
voice: vo_adv_5120003_024
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
毛深く!?
voice: vo_adv_5120003_025
魔物2:
【chara 1611 face 1 (normal)】
もう、仕方がないわねぇ。
あたしの毛を少し分けてあげるわよ。
voice: vo_adv_5120003_026
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
あ……ありがとう。
voice: vo_adv_5120003_027
魔物2:
【chara 1611 face 1 (normal)】
じゃあね、ツルツルのニンゲンさん。
もっとモサモサになって出直してきなさい。
voice: vo_adv_5120003_028
ユキ:
【chara 126311 face 4 (sad)】
……うん……
voice: vo_adv_5120003_029
ユキ:
【chara 126311 face 2 (joy)】
いやぁ、ボクともあろうものが迂闊だったね。
【chara 126311 face 1 (normal)】
ボクの美しさは見た目だけじゃないことを、忘れちゃってるなんてさ。
voice: vo_adv_5120003_030
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
自分を磨き上げる過程で身に付けた魅力的なしぐさ。
そういう動きで訴えかける方が、
魔物たちには通じやすいに決まってるさ。
voice: vo_adv_5120003_031
ユキ:
【chara 126311 face 3 (anger)】
今度こそ行くよ!
ボクの完璧なスタイルから繰り出される、
とっておきのポージングで勝負だ!
voice: vo_adv_5120003_032
魔物3:
【chara 1611 face 1 (normal)】
触手が足りないよ触手が。
voice: vo_adv_5120003_033
ユキ:
【chara 126311 face 4 (sad)】
触手なんてあるわけないでしょ……っ!?
voice: vo_adv_5120003_034
ユキ:
【chara 126311 face 3 (anger)】
う~ん……この街はおかしいよ……
まさかここまで魔物たちがボクの美を理解できないなんてね……
Choice: (5) もう諦めた方が……
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_5120003_035
ユキ:
【chara 126311 face 3 (anger)】
いいやそれはダメだよ。
ここで諦めるなんて、ボクの背負った美に失礼だ。
voice: vo_adv_5120003_036
ユキ:
【chara 126311 face 3 (anger)】
ボクは必ず、
この街の魔物たちにわからせる!
それが美しいボクの宿命なんだから……!
voice: vo_adv_5120003_037
イリヤ:
【chara 126211 face 1 (normal)】
──ふっ。
苦戦しとるようじゃな、ユキよ!
voice: vo_adv_5120003_038
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
イリヤ……!
どうしてここにいるの?
voice: vo_adv_5120003_039
イリヤ:
【chara 126211 face 4 (sad)】
どうしても何も、街の者たちから
「美しさを押し売りしてくる面倒なニンゲンがいる」と
苦情が来ておるのじゃ。
voice: vo_adv_5120003_040
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
ボクの美しさが押し売りだって……!?
【chara 126311 face 3 (anger)】
たしかにボクの美しさは、見た時点でお金を支払うべきものだけど……!
voice: vo_adv_5120003_041
イリヤ:
【chara 126211 face 1 (normal)】
ふっ! じゃが、さしものお主も思い知ったであろう?
【chara 126211 face 2 (joy)】
ユキよ、お主の美の限界を!
voice: vo_adv_5120003_042
ユキ:
【chara 126311 face 3 (anger)】
そんなことないさ!
ボクの美に限界なんてない!
voice: vo_adv_5120003_043
イリヤ:
【chara 126211 face 1 (normal)】
言いおるわい。
これもちょうどいい機会じゃ!
【chara 126211 face 2 (joy)】
一度、お主の鼻っ柱を折ってやりたいと思うておったんじゃ!
voice: vo_adv_5120003_044
イリヤ:
【chara 126211 face 1 (normal)】
街に住まう魔の者たちよ!
わらわかそこのユキか、どちらが美しいかを言ってやるがいい!
voice: vo_adv_5120003_045
魔物1:
【chara 1611 face 1 (normal)】
もちろん、イリヤ様だべ!
voice: vo_adv_5120003_046
魔物2:
【chara 1612 face 1 (normal)】
イリヤ様ーっ、こっち向いてくださーい♪
voice: vo_adv_5120003_047
魔物3:
【chara 1613 face 1 (normal)】
イリヤ様の美貌に勝てる者などおりません!
voice: vo_adv_5120003_048
イリヤ:
【chara 126211 face 2 (joy)】
ふっふっふ……ハーッハッハッハ!
見たかユキよ!
これが絶対的な美というものじゃ!
voice: vo_adv_5120003_049
魔物たち:
【chara 1611 face 1 (normal)】
イリヤ様~♪
Choice: (6) 魔物たちの様子がおかしいような……?
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_5120003_050
イリヤ:
【chara 126211 face 6 (surprised)】
むっ、さすが眷属、気づきおったか……!
【chara 126211 face 1 (normal)】
魔物たちを魅了の力でちょっと、な。
【chara 126211 face 2 (joy)】
……わらわも見た目自体は人間じゃし、念のためというやつじゃ。
voice: vo_adv_5120003_051
イリヤ:
【chara 126211 face 4 (sad)】
ユキには言うでないぞ!
あやつにはずっとペースを乱されまくりじゃからな。
このままあやつのツッコミ役に回るのはごめんなのじゃ!
voice: vo_adv_5120003_052
イリヤ:
【chara 126211 face 1 (normal)】
ここいらで一度主導権を握っておくくらいいいじゃろ……?
【chara 126211 face 2 (joy)】
ちゃんと後で謝るから、のう?
voice: vo_adv_5120003_053
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
……ボクが……美しさで負ける……?
voice: vo_adv_5120003_054
ユキ:
【chara 126311 face 3 (anger)】
ボクより美しいものがいるなんて、
そんなの、あっちゃいけない……!
voice: vo_adv_5120003_055
イリヤ:
【chara 126211 face 2 (joy)】
ユキよ。
敗北を認められない者は見苦しいぞ?
ほれ、イリヤ様には勝てませんと、美しく頭を垂れよ……♪
voice: vo_adv_5120003_056
ユキ:
【chara 126311 face 3 (anger)】
……くっ……!
voice: vo_adv_5120003_057
イリヤ:
【chara 126211 face 4 (sad)】
魅了でインチキしておるのは少しばかり心苦しいが……
【chara 126211 face 2 (joy)】
ユキよ、わらわは勝たせてもらう!
voice: vo_adv_5120003_058
ユキ:
【chara 126311 face 3 (anger)】
い、や……だ……!
voice: vo_adv_5120003_059
イリヤ:
【chara 126211 face 6 (surprised)】
……なんじゃと……?
voice: vo_adv_5120003_060
ユキ:
【chara 126311 face 3 (anger)】
ボクの美しさは、絶対に負けたりしない……っ!
voice: vo_adv_5120003_061
ユキ:
【chara 126311 face 3 (anger)】
伝説の吸血鬼だろうとなんだろうと、
ボクの美しさは負けたりしない!
イリヤが『夜を統べる者』だっていうのなら……!
voice: vo_adv_5120003_062
ユキ:
【chara 126311 face 3 (anger)】
ボクは『美を統べる者』だ──!
voice: vo_adv_5120003_063
イリヤ:
【chara 126211 face 6 (surprised)】
なんじゃ!? ユキから放たれているのは魔力か!?
【chara 126211 face 4 (sad)】
伝説の吸血鬼の魔力を使いこなしておるというのか……!?
voice: vo_adv_5120003_064
魔物たち:
【chara 1611 face 1 (normal)】
……ユキ、様……
voice: vo_adv_5120003_065
イリヤ:
【chara 126211 face 6 (surprised)】
なに!?
わらわの魅了が……!?
voice: vo_adv_5120003_066
魔物1:
【chara 1611 face 1 (normal)】
おお……ユキ様……!
なんと美しいお姿だべぇ……!
voice: vo_adv_5120003_067
魔物2:
【chara 1612 face 1 (normal)】
ええ、ユキ様の艶やかな髪。
見ているだけで涙が出るわ……!
voice: vo_adv_5120003_068
イリヤ:
【chara 126211 face 6 (surprised)】
完全にわらわがかけた魅了を上書きしておる……!
voice: vo_adv_5120003_069
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
ふっ……ふふふっ……♪
【chara 126311 face 2 (joy)】
みんな、ようやくわかってくれたんだね!
ボクの美しさを……♪
voice: vo_adv_5120003_070
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
見たかいイリヤ!
これが『美を統べる者』である【chara 126311 face 2 (joy)】
ボクの美しささ♪
voice: vo_adv_5120003_071
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
見てなよ、これからこの街の住民全員、
【chara 126311 face 2 (joy)】
ボクの美のしもべにしてあげるからね!
ふふふふふっ……♪
voice: vo_adv_5120003_072
イリヤ:
【chara 126211 face 6 (surprised)】
…………
Choice: (7) 止めなくていいの?
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_5120003_073
イリヤ:
【chara 126211 face 4 (sad)】
う、うむ……あやつなら本当にやりかねん。
止めなくてはなるまいな……
voice: vo_adv_5120003_074
イリヤ:
【chara 126211 face 6 (surprised)】
……伝説の吸血鬼の力、か。
ますますもって信憑性が高くなってきおったな……
voice: vo_adv_5120003_075
イリヤ:
【chara 126211 face 4 (sad)】
じゃが……
本当にこれは、かつてのわらわの力なのじゃろうか……
voice: vo_adv_5120003_076
ユキ:
【chara 126311 face 2 (joy)】
さぁみんな♪
ボクの美しさにひざまずくといいよ……♪
voice: vo_adv_5120003_077
ユキ:
【chara 126311 face 2 (joy)】
この地は今から、『ユキの美の楽園』になるのさっ♪
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
この後、
ユキの野望を阻止するために奔走する羽目になるイリヤであった。