夜を変える儀式
ブラドの策略により、拘束されるイリヤ。伝説の吸血鬼の記憶を呼び起す儀式で、イリヤの意識を塗りつぶそうと企むブラド。{player}とユキは儀式を阻止するため、イリヤのもとへ駆けつける。
-------------- situation:
夜を変える儀式
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
街の地下に足を踏み入れたイリヤたち。
そこで見つけたのは膨大な量の魔力結晶であった。
voice: vo_adv_5120005_000
イリヤ:
【chara 126211 face 1 (normal)】
やはりな。
ついてきておると思っておったぞ、ブラドよ。
Choice: (1) ずっと見てたの?
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_5120005_001
ブラド:
【chara 9811 face 2 (joy)】
……イリヤ様に付き従うことこそ、私の役目。
voice: vo_adv_5120005_002
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
それでさー、結局ブラドさんは──
voice: vo_adv_5120005_003
ユキ:
【chara 126311 face 3 (anger)】
──イリヤを使って何を企んでるわけ?
voice: vo_adv_5120005_004
ブラド:
【chara 9811 face 6 (surprised)】
ほう。
その様子ですと、初めから私を怪しんでおられたようですな。
voice: vo_adv_5120005_005
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
そりゃあそうでしょ、不自然だったもん。
voice: vo_adv_5120005_006
ブラド:
【chara 9811 face 6 (surprised)】
不自然?
なにがでございますか?
voice: vo_adv_5120005_007
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
このボクに見向きもしないことがさ♪
voice: vo_adv_5120005_008
ブラド:
【chara 9811 face 4 (sad)】
…………
voice: vo_adv_5120005_009
ユキ:
【chara 126311 face 2 (joy)】
あはは。冗談だと思ってる?
【chara 126311 face 1 (normal)】
でも本気だよ。ボクは美しすぎるからね、
周りのみんなの視線の動きには敏感なんだ。
voice: vo_adv_5120005_010
ユキ:
【chara 126311 face 3 (anger)】
キミさ……
ボクや{player}さんに目を留めたこと、ないでしょ?
voice: vo_adv_5120005_011
ユキ:
【chara 9811 face 1 (normal)】
【chara 126311 face 3 (anger)】
冷静なように見えて、ずっと熱狂的な視線をイリヤに向けてた。
【chara 126311 face 6 (surprised)】
イリヤ以外はどうでもよかったんだよね?
【chara 126311 face 1 (normal)】
じゃないと、ボクを無視するなんて、ありえないことなのさ♪
voice: vo_adv_5120005_012
イリヤ:
【chara 126211 face 4 (sad)】
最後の台詞はともかく、
【chara 126211 face 6 (surprised)】
ユキのやつ……案外よく見とるんじゃな。
voice: vo_adv_5120005_013
イリヤ:
【chara 126211 face 4 (sad)】
ブラドよ、説明してもらうぞ。
お主は一体なにを企んでおる。
voice: vo_adv_5120005_014
ブラド:
【chara 9811 face 3 (anger)】
私の目的は、伝説の吸血鬼の復活でございます。
voice: vo_adv_5120005_015
イリヤ:
【chara 126211 face 6 (surprised)】
……?
voice: vo_adv_5120005_016
ブラド:
【chara 9811 face 1 (normal)】
なに一つ、私は偽りを申し上げておりません。
【chara 9811 face 3 (anger)】
私が目指すのは伝説の吸血鬼の復活、それ以外にございません。
voice: vo_adv_5120005_017
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
嘘をついてるって感じじゃない。
【chara 126311 face 3 (anger)】
けど、その瞳……危ないね。
voice: vo_adv_5120005_018
ユキ:
【chara 126311 face 3 (anger)】
瞳っていうのは本来美しい輝きを放つものだけど、
キミのそれは……危険な輝きを秘めてるよ。
voice: vo_adv_5120005_019
ブラド:
【chara 9811 face 1 (normal)】
危険……【chara 9811 face 2 (joy)】
ええ、当然ですとも!
【chara 9811 face 3 (anger)】
伝説の吸血鬼の復活は、この世界において最大の危機にして、
歴史に残る最上の出来事でなくてはなりません……!
voice: vo_adv_5120005_020
ブラド:
【chara 9811 face 3 (anger)】
『指先一つで天候を変え、足を踏み鳴らせば大地を割り、吐息を漏らせば
大嵐を巻き起こし、眼差しを向けるだけで数万の生物の心を魅了する』
そんなイリヤ様の復活だけが、我が目的でございます……!
voice: vo_adv_5120005_021
ブラド:
【chara 9811 face 3 (anger)】
そして! お力のすべてを取り戻した後は、
【chara 9811 face 2 (joy)】
ヒューマン族、獣人族、エルフ族のすべてをこの世界から滅ぼし、
今度こそ! かつてあなた様を封じた神々を討ちに行くのです!
voice: vo_adv_5120005_022
イリヤ:
【chara 126211 face 6 (surprised)】
お主、それ……本気で言うておるのか?
voice: vo_adv_5120005_023
ブラド:
【chara 9811 face 2 (joy)】
もちろんでございます。
そのための準備は整えてあります。
voice: vo_adv_5120005_024
ブラド:
【chara 9811 face 2 (joy)】
ご覧になったでしょう?
【chara 9811 face 3 (anger)】
これだけの魔力結晶があれば、イリヤ様の復活は叶ったも同然!
【chara 9811 face 1 (normal)】
それに兵の数も、十分に揃いつつあります。
voice: vo_adv_5120005_025
ユキ:
【chara 126311 face 3 (anger)】
伝説伝説って、ただ憧れてるだけじゃないんだね……
【chara 126311 face 6 (surprised)】
本気で、なぞるつもりなんだ。
voice: vo_adv_5120005_026
ユキ:
【chara 126311 face 3 (anger)】
ねぇ、神々とかってどこにいるかわかってるの?
……ていうか何の神さま?
voice: vo_adv_5120005_027
ブラド:
【chara 9811 face 1 (normal)】
私ごときが存じ上げることではありません。
【chara 9811 face 2 (joy)】
ですが伝説の吸血鬼であるイリヤ様が完全復活されたとき、
すべてが明らかになることでしょう。
voice: vo_adv_5120005_028
ユキ:
【chara 126311 face 4 (sad)】
うわぁ、厄介な人だなぁ……
voice: vo_adv_5120005_029
イリヤ:
【chara 126211 face 6 (surprised)】
伝説の吸血鬼の復活、それ以外に目的はないか。
【chara 126211 face 4 (sad)】
本当にそれ以外に目を向けておらんな。
voice: vo_adv_5120005_030
イリヤ:
【chara 126211 face 4 (sad)】
面倒なことになる前に、止めておいた方がよさそうじゃ。
voice: vo_adv_5120005_031
ブラド:
【chara 9811 face 6 (surprised)】
おっと、イリヤ様。
【chara 9811 face 4 (sad)】
ここで戦うのは、お勧めできかねます。
voice: vo_adv_5120005_032
ブラド:
【chara 9811 face 1 (normal)】
分かっておられるでしょう?
イリヤ様の魔力と軽く共鳴しただけで地鳴りが起きるのです。
【chara 9811 face 3 (anger)】
もし、全力でぶつかりあってしまえば──
voice: vo_adv_5120005_033
イリヤ:
【chara 126211 face 4 (sad)】
……街ごとすべてが吹き飛ぶじゃろうな。
voice: vo_adv_5120005_034
ブラド:
【chara 9811 face 2 (joy)】
さすがのご理解。
【chara 9811 face 3 (anger)】
……魔物たちよ、ここへ。
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_5120005_035
ブラド:
【chara 9811 face 3 (anger)】
丁重に、イリヤ様をお連れしろ。
【chara 9811 face 1 (normal)】
そっちのニンゲンは、牢にでも入れておけ。
voice: vo_adv_5120005_036
イリヤ:
【chara 126211 face 4 (sad)】
小癪な……わらわと{player}を分断するとは。
……人質のつもりか?
Choice: (3) イリヤ!
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_5120005_037
ブラド:
【chara 9811 face 2 (joy)】
──参りましょう、イリヤ様。
voice: vo_adv_5120005_038
ユキ:
【chara 126311 face 4 (sad)】
あ~あ、捕まっちゃった。
voice: vo_adv_5120005_039
ユキ:
【chara 126311 face 3 (anger)】
……これはまずいね。
Choice: (4) ちょっとまずい状況だね。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_5120005_040
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
ちょっとどころじゃないよ!
【chara 126311 face 3 (anger)】
ボクの両手に鎖をつけるなんて──全然わかってない!
voice: vo_adv_5120005_041
ユキ:
【chara 126311 face 3 (anger)】
どう見たってこういうアクセサリーはクウカさん向きでしょ?
【chara 126311 face 4 (sad)】
屈辱だよ。こんなコーディネートをされちゃうなんて……!
voice: vo_adv_5120005_042
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
おい!
うるさいぞ!
voice: vo_adv_5120005_043
ユキ:
【chara 126311 face 3 (anger)】
当たり前じゃないか!
ボクはファッションにはうるさいんだよ!
voice: vo_adv_5120005_044
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
……何言ってるんだこのニンゲン……
とにかく大人しくしていろ!
もうじき儀式が始まる……それが終わるまで、なぁ。
voice: vo_adv_5120005_045
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
儀式? それってなんの?
voice: vo_adv_5120005_046
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
決まっているだろう。
伝説の吸血鬼──イリヤ・オーンスタイン様、復活の儀式だ。
この街に集まった者たちの前で、イリヤ様が完全復活を果たされるのだ!
voice: vo_adv_5120005_047
ユキ:
【chara 126311 face 3 (anger)】
……本当に伝説を実現させるみたいだね。
このままじゃ、イリヤが世界征服を始めちゃう。
Choice: (5) イリヤはそんなことしない。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_5120005_048
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
……ボクもそう思うんだけどね。
ただちょっと、気になることがあるんだ。
voice: vo_adv_5120005_049
ユキ:
【chara 126311 face 3 (anger)】
さっき儀式場で地震が起きた時、変な声を聞いたんだよね。
voice: vo_adv_5120005_050
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
魔族の王がどうとか、敵を滅ぼせ、とかさ。
最初は気のせいかと思ってたんだけど……
【chara 126311 face 3 (anger)】
これって多分、伝説の吸血鬼の声じゃないかなって。
voice: vo_adv_5120005_051
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
あの魔力結晶から力を得ることで、
この声が聞こえてるんだとしたら……【chara 126311 face 3 (anger)】
ちょっとイヤな予感がしない?
Choice: (6) イリヤが、伝説の吸血鬼になる……?
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_5120005_052
ユキ:
【chara 126311 face 3 (anger)】
とにかく、ここから脱出しないとね。
【chara 126311 face 1 (normal)】
イリヤにはまだボクのお願い、叶えてもらってないし。
voice: vo_adv_5120005_053
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
それに──世界を征服するなら、【chara 126311 face 2 (joy)】
美しいボクの方がいいでしょ?
voice: vo_adv_5120005_054
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
ははは!
なにを言い出すかと思えば!
愚かなニンゲンめ、どうやってここから出るつもり──
voice: vo_adv_5120005_055
ユキ:
【chara 126311 face 2 (joy)】
鍵、あ~けてっ♪
voice: vo_adv_5120005_056
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
……はい、ユキ様……
voice: vo_adv_5120005_057
ユキ:
【chara 126311 face 2 (joy)】
ふふっ、今日もボクの魅力は絶好調だね♪
魔物たち:
【chara 1611 face 1 (normal)】
…………
voice: vo_adv_5120005_058
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
うわぁ、すごい数の魔物。
それもそうだよね、イリヤやボクが集めたわけだもんね。
Choice: (7) 見つからないように行かないと……
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_5120005_059
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】
……うん?
どうしてこそこそ行く必要があるのさ。
voice: vo_adv_5120005_060
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
ボクみたいに美しい存在が、
こそこそと人目につかないように動くなんてありえないよ。
voice: vo_adv_5120005_061
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】
こんな時こそ──【chara 126311 face 2 (joy)】
派手に行かないとね♪
voice: vo_adv_5120005_062
イリヤ:
【chara 126211 face 6 (surprised)】
なるほど、ここはわらわのために用意された舞台だったのじゃな。
voice: vo_adv_5120005_063
ブラド:
【chara 9811 face 2 (joy)】
ええ、お気に召していただけましたかな?
【chara 9811 face 3 (anger)】
──それではイリヤ様、始めましょうか。
伝説の吸血鬼、完全復活の儀を。
voice: vo_adv_5120005_064
魔物たち:
【chara 1611 face 1 (normal)】
イリヤ様……!
voice: vo_adv_5120005_065
イリヤ:
【chara 126211 face 6 (surprised)】
内にも外にも、魔物どもが集まっておるようじゃ。
【chara 126211 face 4 (sad)】
眷属やユキは無事じゃろうか……
voice: vo_adv_5120005_066
イリヤ:
【chara 126211 face 4 (sad)】
幸い、今のわらわは力が戻っておる。
【chara 126211 face 1 (normal)】
本気になれば、この程度の窮地は問題あるまい。
voice: vo_adv_5120005_067
イリヤ:
【chara 126211 face 4 (sad)】
じゃが──なぜか、嫌な予感がする。
力を使おうとするたびに……
voice: vo_adv_5120005_068
???:
【chara 1 face 1 (normal)】
──チカラガ、ヨミガエル──
voice: vo_adv_5120005_069
イリヤ:
【chara 126211 face 6 (surprised)】
……っ!
voice: vo_adv_5120005_070
イリヤ:
【chara 126211 face 4 (sad)】
あの声が、段々と近くから聞こえてくるような……
体の奥底に、沈んでくるような感覚……!
これは本当にわらわの記憶なのか……?
voice: vo_adv_5120005_071
ブラド:
【chara 9811 face 3 (anger)】
さぁ、イリヤ様!
私が集めた魔力を、お受け取りください……!
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_5120005_072
イリヤ:
【chara 126211 face 6 (surprised)】
っ、【chara 126211 face 4 (sad)】
やめるのじゃ!
その力は……!
voice: vo_adv_5120005_073
イリヤ:
【chara 126211 face 4 (sad)】
くっ……!
voice: vo_adv_5120005_074
魔物1:
【chara 1611 face 1 (normal)】
おお、なんという凄まじい魔力……!
voice: vo_adv_5120005_075
魔物2:
【chara 1612 face 1 (normal)】
まさしく、伝説の吸血鬼のお力……!
voice: vo_adv_5120005_076
魔物3:
【chara 1613 face 1 (normal)】
始まるんだ、闇の時代が……!
voice: vo_adv_5120005_077
???:
【chara 1 face 1 (normal)】
──ニクキカミガミニ、フクシュウヲ──
voice: vo_adv_5120005_078
イリヤ:
【chara 126211 face 6 (surprised)】
これが、復活じゃと……?
【chara 126211 face 4 (sad)】
まるで今のわらわを、塗りつぶそうとしているようではないか……!
voice: vo_adv_5120005_079
イリヤ:
【chara 126211 face 6 (surprised)】
もしこの声に従ってしまえば……
わらわは……伝説の吸血鬼となってしまうのか……?
【chara 126211 face 4 (sad)】
あらゆるものを敵に回し、神々に挑むような存在に……?
voice: vo_adv_5120005_080
イリヤ:
【chara 126211 face 6 (surprised)】
あやつをも、敵に……?
voice: vo_adv_5120005_081
イリヤ:
【chara 126211 face 4 (sad)】
それだけは……
voice: vo_adv_5120005_082
イリヤ:
【chara 126211 face 4 (sad)】
いやじゃ……!
movie: 512000501