夜と美を統べる者たち
ブラドの野望を打ち破ったイリヤ。そして結局、永遠の美を目前に吸血鬼化を断念するユキ。自身が選んだ仲間と力で世界征服を成し遂げるため、イリヤはユキたちと共に伝説の地を後にするのであった。


-------------- situation:
夜と美を統べる者たち
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 自身に秘められている力の大きさを理解するイリヤ。
収集された「伝説の吸血鬼の力」を超える力を見せつけ、
ブラドの目論みを打ち砕いたのであった。

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ブラド:
【chara 9811 face 4 (sad)】 ……ぐ、うっ……

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ユキ:
【chara 100811 face 6 (surprised)】 元の姿に戻ったね。
【chara 100811 face 3 (anger)】 魔力が尽きたのかな?

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ブラド:
【chara 9811 face 4 (sad)】 ……なんたる、お力……!
私が長い時をかけて集めた魔力を、上回るとは……!

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イリヤ:
【chara 126211 face 4 (sad)】 当然のことじゃ。
伝説の力だろうとなんだろうと、それらは過去の遺物。
【chara 126211 face 1 (normal)】 今ここにいるわらわこそが、夜を統べる者。

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イリヤ:
【chara 126211 face 4 (sad)】 負ける道理などありはせぬ。

voice: vo_adv_5120007_005
ブラド:
【chara 9811 face 6 (surprised)】 そのお力があれば……世界征服も容易いでしょう……

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イリヤ:
【chara 126211 face 6 (surprised)】 ……かもしれんな。

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ブラド:
【chara 9811 face 4 (sad)】 あなた様を崇める配下たちも、集まっているのです……

voice: vo_adv_5120007_008
魔物たち:
【chara 1611 face 1 (normal)】 イリヤ様……!

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イリヤ:
【chara 126211 face 4 (sad)】 ……ふん。
伝説を求めて集いし魔の者どもよ!

voice: vo_adv_5120007_010
イリヤ:
【chara 126211 face 4 (sad)】 見るがいい!

voice: vo_adv_5120007_011
魔物たち:
【chara 1611 face 1 (normal)】 !?

voice: vo_adv_5120007_012
イリヤ:
【chara 126212 face 4 (sad)】 これが今のわらわの姿じゃ。
背は縮み、魔力は弱まり、威厳などどこにもない!

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イリヤ:
【chara 126212 face 4 (sad)】 貴様たちの求めた伝説は、もはやここにはない!

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イリヤ:
【chara 126212 face 4 (sad)】 すべてを忘れ──
どこへなりとも去るがよい!

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魔物たち:
【chara 1611 face 1 (normal)】 ……はい、仰せのままに……

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ブラド:
【chara 9811 face 6 (surprised)】 何故なのですか……イリヤ様……
【chara 9811 face 4 (sad)】 世界征服は、あなた様の宿願……!

voice: vo_adv_5120007_017
イリヤ:
【chara 126212 face 4 (sad)】 ……確かにその通りじゃ。
いつかわらわは、世界を征服する。

voice: vo_adv_5120007_018
イリヤ:
【chara 126212 face 4 (sad)】 じゃがそれは──今ではない。

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ブラド:
【chara 9811 face 4 (sad)】 ……そうで、ございますか……

voice: vo_adv_5120007_020
ユキ:
【chara 100811 face 6 (surprised)】 良かったの?
あれだけのファンがいたのにさ。

voice: vo_adv_5120007_021
イリヤ:
【chara 126212 face 6 (surprised)】 確かにあやつの用意したものを利用すれば、
世界征服の近道だったかもしれん。

voice: vo_adv_5120007_022
イリヤ:
【chara 126212 face 6 (surprised)】 伝説とやらをなぞるままの世界征服。
【chara 126212 face 4 (sad)】 それは──わらわの世界征服ではあるまい?

voice: vo_adv_5120007_023
イリヤ:
【chara 126212 face 2 (joy)】 わらわは、
自身が選んだ仲間と、自身が手にした力で世界を征服する。

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イリヤ:
【chara 126212 face 4 (sad)】 伝説などという過去をなぞって、成し遂げる気はない。

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ユキ:
【chara 100811 face 1 (normal)】 へぇ……

voice: vo_adv_5120007_026
イリヤ:
【chara 126212 face 6 (surprised)】 な、なんじゃ。
いつものように「美しいボクならなんちゃらかんちゃら」言わんのか?

voice: vo_adv_5120007_027
ユキ:
【chara 100811 face 1 (normal)】 言わないよ。
……美しい顔をしてたからね。

voice: vo_adv_5120007_028
イリヤ:
【chara 126212 face 6 (surprised)】 っ!?

voice: vo_adv_5120007_029
ユキ:
【chara 100811 face 2 (joy)】 もちろん、一瞬だけだよ?
【chara 100811 face 1 (normal)】 世界一美しいボクに認められたことを、光栄に思うことだね。

voice: vo_adv_5120007_030
イリヤ:
【chara 126212 face 2 (joy)】 ふっ……ハッハッハッハ!
それは確かに光栄なことじゃな!

voice: vo_adv_5120007_031
二人:
【chara 126212 face 2 (joy)】 【chara 100811 face 2 (joy)】 【chara 1 face 1 (normal)】 ハッハッハ!
ふふふっ♪

voice: vo_adv_5120007_032
イリヤ:
【chara 126212 face 6 (surprised)】 ……おっと。
そろそろユキから貰った分の力もつきそうじゃの。

voice: vo_adv_5120007_033
イリヤ:
【chara 100811 face 1 (normal)】 【chara 126212 face 1 (normal)】 ユキよ。
お主、今も永遠の美を望んでおるか?

voice: vo_adv_5120007_034
ユキ:
【chara 100811 face 1 (normal)】 当然じゃないか。
【chara 100811 face 2 (joy)】 ボクの美はこの世界に永遠に残されるべきものだからね!

voice: vo_adv_5120007_035
イリヤ:
【chara 126212 face 2 (joy)】 ではこの残された最後の力を使い、
──お主を吸血鬼にしてやろう。
【chara 126212 face 1 (normal)】 それくらいなら可能なはずじゃ。

voice: vo_adv_5120007_036
ユキ:
【chara 100811 face 1 (normal)】 えっ、いいのっ?

voice: vo_adv_5120007_037
イリヤ:
【chara 126212 face 1 (normal)】 ふっ。
城に戻ってからもお主が通ってきては、たまったものではないからな。

voice: vo_adv_5120007_038
ユキ:
【chara 100811 face 2 (joy)】 いやったぁ♪
【chara 100811 face 1 (normal)】 {player}さん、良かったね。
永遠の美が誕生する瞬間に立ち会えるよ♪

voice: vo_adv_5120007_039
イリヤ:
【chara 126212 face 2 (joy)】 案外……お主のようなやつが、本当に伝説に残るのやもしれんな。

voice: vo_adv_5120007_040
イリヤ:
【chara 126212 face 1 (normal)】 では、まずは相応しい格好にならねばの。

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_5120007_041
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】 あ……!

voice: vo_adv_5120007_042
イリヤ:
【chara 126212 face 1 (normal)】 相応しいコーディネートであろう?

voice: vo_adv_5120007_043
ユキ:
【chara 126311 face 2 (joy)】 ふふっ♪
わかってるね、イリヤ。
【chara 126311 face 1 (normal)】 それで、なにをすればいいの?

Choice: (1) 吸血鬼は血を吸って眷属を増やす。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_5120007_044
イリヤ:
【chara 126212 face 6 (surprised)】 ほう、それはこの街にあった書物じゃな。
【chara 126212 face 1 (normal)】 うむうむ。わらわのことを深く知ろうとするのはよいことじゃ。
【chara 126212 face 2 (joy)】 まぁ血を吸うだけで吸血鬼になるわけではないがな。

voice: vo_adv_5120007_045
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】 細かいことはどうでもいいからさ、
【chara 126311 face 2 (joy)】 さっさとガブッとやっちゃってよ。

voice: vo_adv_5120007_046
イリヤ:
【chara 126212 face 4 (sad)】 ……こんな気軽に吸血されようとするやつは初めてじゃ。
【chara 126212 face 1 (normal)】 そのままじっとしておれよ。

--- Switch scene ---

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voice: vo_adv_5120007_047
イリヤ:
【chara 126212 face 6 (surprised)】 ……むう。

voice: vo_adv_5120007_048
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】 どうしたの?

voice: vo_adv_5120007_049
イリヤ:
【chara 126212 face 6 (surprised)】 美を統べるなどと自称するだけはあるのじゃ。
【chara 126212 face 4 (sad)】 悔しいが、美しい首筋をしておる。

voice: vo_adv_5120007_050
ユキ:
【chara 126311 face 2 (joy)】 ふふん♪
今頃気付いたの?
ボクも罪作りだね、伝説の吸血鬼を魅了しちゃうなんてさ。

voice: vo_adv_5120007_051
イリヤ:
【chara 126212 face 4 (sad)】 ……これさえなければのう。

voice: vo_adv_5120007_052
イリヤ:
【chara 126212 face 6 (surprised)】 さて、覚悟はよいか?
【chara 126212 face 1 (normal)】 そろそろガブリとゆくぞ。

voice: vo_adv_5120007_053
ユキ:
【chara 126311 face 5 (shy)】 いよいよ、ボクの美が永遠に……!

voice: vo_adv_5120007_054
ユキ:
【chara 126311 face 2 (joy)】 ふふふっ、永遠の時間があれば、
どれだけ鏡を見ながら過ごしてもいいんだよね♪

voice: vo_adv_5120007_055
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】 そうだ!
ボクもイリヤみたいにお城を持とうかな。
【chara 126311 face 2 (joy)】 全面鏡張りのボクだけのお城をさ……♪

voice: vo_adv_5120007_056
イリヤ:
【chara 126212 face 6 (surprised)】 なんか恐ろしいこと言っとる……

voice: vo_adv_5120007_057
イリヤ:
【chara 126212 face 6 (surprised)】 ん?
どうかしたか、{player}よ。
書物を見ながら目を見開いておるが……

Choice: (2) 吸血鬼って鏡に映らないらしいよ。
----- Tag 2 -----
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voice: vo_adv_5120007_058
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】 …………

--- Switch scene ---

still display end
voice: vo_adv_5120007_059
ユキ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】 さ、帰ろっか。

voice: vo_adv_5120007_060
イリヤ:
【chara 126212 face 6 (surprised)】 おっ!?
待ていお主、まだ吸血しとらんぞ!?
よいのか、永遠の美は!?

voice: vo_adv_5120007_061
ユキ:
【chara 126311 face 4 (sad)】 鏡に映る美しいボクを永遠に見られなくなるなんて、
そんなの意味ないでしょ。

voice: vo_adv_5120007_062
イリヤ:
【chara 126212 face 6 (surprised)】 こやつ……完全に吸血鬼に興味を失っておる……!

voice: vo_adv_5120007_063
ユキ:
【chara 126311 face 4 (sad)】 ……はぁ。

voice: vo_adv_5120007_064
イリヤ:
【chara 126212 face 6 (surprised)】 あまつさえわらわを見てため息を吐きおった!?

voice: vo_adv_5120007_065
イリヤ:
【chara 126311 face 6 (surprised)】 【chara 126212 face 4 (sad)】 我が眷属よ! やっぱりわらわこやつ苦手じゃ!
自分に自信があるところが美しいとか、
全部なかったことにしたいのじゃ~~~~~!

voice: vo_adv_5120007_066
ユキ:
【chara 126311 face 1 (normal)】 ふふっ、イリヤも少しは美しいけど、
ボクの美しさを理解できないようじゃまだまだだよ。
【chara 126311 face 2 (joy)】 なんならボクに弟子入りするかい?

Choice: (3) いいコンビだね。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_5120007_067
イリヤ:
【chara 126212 face 4 (sad)】 どこがじゃ~~~~~!?

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 伝説の吸血鬼の歴史が刻まれた地に響く、イリヤの叫び。
『夜を統べる者』イリヤ・オーンスタインは『美を統べる者』ユキと共に
伝説に別れを告げ、歩き出すのであった。

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