担がれた玉座
多くの秘密を握ったネネカたちは、暴露を恐れる権力者たちから接待を受ける。豪華なもてなしにすっかり権力側に懐柔されたかに見えるネネカだが、実は暇つぶしに「権力ごっこ」に興じていただけだと分かる。
-------------- situation:
担がれた玉座
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
「顔見知りへの秘密ブツ返却」という難所を越えたアキノたちは、
海の浄化の終盤に備え、一時の休憩をとっていた──
voice: vo_adv_5122004_000
カズマサ:
【chara 6411 face 1 (normal)】
終わりが見えてきたな!
voice: vo_adv_5122004_001
アキノ:
【chara 126711 face 2 (joy)】
ええ。ここまできたら、あともうひと踏ん張りですわ。
voice: vo_adv_5122004_002
カズマサ:
【chara 126711 face 1 (normal)】
【chara 6411 face 4 (sad)】
……クスン。
voice: vo_adv_5122004_003
アキノ:
【chara 126711 face 6 (surprised)】
カ、カズマサさん?
voice: vo_adv_5122004_004
カズマサ:
【chara 6411 face 4 (sad)】
……すまねぇ。
いやさ、もうこれで二度目だなと思ってよ。
おまえさんたちに世話になんのは。
voice: vo_adv_5122004_005
カズマサ:
【chara 6411 face 4 (sad)】
汚職だ利権だって、打算で回ってるような世の中によ。
手弁当で人助けしようだなんて……クスン。
おまえさんたちの心意気に、【chara 6411 face 2 (joy)】
へへ、思わずウルッちまった。
voice: vo_adv_5122004_006
アキノ:
【chara 6411 face 1 (normal)】
【chara 126711 face 6 (surprised)】
心意気だなんて、やめてくださいませ。
【chara 126711 face 2 (joy)】
これが、私たちの生き方ですから。
voice: vo_adv_5122004_007
カズマサ:
【chara 6411 face 2 (joy)】
カッコいいなぁチクショウ!
【chara 6411 face 1 (normal)】
大したことはできねぇが……漁協で飯、用意させてもらった。
【chara 6411 face 2 (joy)】
しっかり食べて、休憩してくれや。
voice: vo_adv_5122004_008
アキノ:
【chara 6411 face 1 (normal)】
【chara 126711 face 2 (joy)】
まぁ……有難く頂戴いたしますわ。
【chara 126711 face 1 (normal)】
ユカリさん、ネネカさん、あなたさま!
お食事をご用意いただきましたわ……【chara 126711 face 6 (surprised)】
よ……て、あれ?
voice: vo_adv_5122004_009
アキノ:
【chara 126711 face 6 (surprised)】
ユカリさんとネネカさんはどちらに?
Choice: (1) お客さんが来てたみたいだけど。
Choice: (2) ちょっと外出するって。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_5122004_010
アキノ:
【chara 126711 face 4 (sad)】
お客様が? オーマへ……?
Jump to tag 3
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_5122004_011
アキノ:
【chara 126711 face 6 (surprised)】
あら……
【chara 126711 face 4 (sad)】
休憩時間も慌ただしいですのね。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_5122004_012
ユカリ:
【chara 126811 face 6 (surprised)】
接待……?
voice: vo_adv_5122004_013
権力者1:
【chara 2512 face 2 (joy)】
ええ。接待です。
【chara 2512 face 1 (normal)】
まま、まずはお召し上がりになって。
【chara 2512 face 2 (joy)】
これはね、VIPだけが知る裏メニューなんです。
voice: vo_adv_5122004_014
ユカリ:
【chara 126811 face 2 (joy)】
なにこれ、おいしそ~!
【chara 126811 face 6 (surprised)】
──じゃ、じゃなくて! どうして私たちが接待を受けるのかしら……
voice: vo_adv_5122004_015
権力者2:
【chara 3512 face 2 (joy)】
まぁまぁ。細かい話はおいおいで。
実は、裏の麦しゅわもあるんです。
純粋で香り高い、至高の一杯にございます。──裏麦、人数分っ!
voice: vo_adv_5122004_016
ユカリ:
【chara 126811 face 2 (joy)】
裏麦しゅわ!?
voice: vo_adv_5122004_017
ネネカ:
【chara 126611 face 1 (normal)】
…………
voice: vo_adv_5122004_018
ネネカ:
【chara 126611 face 6 (surprised)】
貴方がたは、ランドソルでも有数のお偉いさん衆ですよね?
【chara 126611 face 1 (normal)】
国政の中枢に限りなく近い面子のようですが。
voice: vo_adv_5122004_019
権力者3:
【chara 2511 face 2 (joy)】
これはこれは。
お見知りおきいただき、光栄です。
voice: vo_adv_5122004_020
ネネカ:
【chara 2511 face 1 (normal)】
【chara 126611 face 3 (anger)】
接待の目的は、口止め、ですか。
voice: vo_adv_5122004_021
権力者1:
【chara 2512 face 4 (sad)】
……いやだなぁ。
目的だなんて、そんな露骨な言い方。
voice: vo_adv_5122004_022
ユカリ:
【chara 126811 face 6 (surprised)】
……ん?
あ! そういえば、あなたたちみんな、
秘密ブツの返却を受けた人たち、よね……
voice: vo_adv_5122004_023
権力者1:
【chara 2512 face 2 (joy)】
その節は、どうも。
voice: vo_adv_5122004_024
ユカリ:
【chara 126811 face 4 (sad)】
口止めってことはつまり……
秘密バラされたくなくて接待、ってこと?
【chara 126811 face 6 (surprised)】
え、そういうことなの!?
voice: vo_adv_5122004_025
権力者1:
【chara 2512 face 2 (joy)】
はは、いえね。
秘密の内容自体はぜんぜん、大したものではないんですよ?
どれも、人間なら誰しもが持つような、些細で卑近なものです。
voice: vo_adv_5122004_026
権力者1:
【chara 2512 face 4 (sad)】
ただですね。第三者に暴かれたのは、いやこれは誤算でした。
【chara 2512 face 6 (surprised)】
ああいえ、お気になさらず。
【chara 2512 face 2 (joy)】
あんな場末のサービスを利用した、我々の手落ちですから。
voice: vo_adv_5122004_027
ネネカ:
【chara 126611 face 1 (normal)】
…………
voice: vo_adv_5122004_028
権力者2:
【chara 3512 face 2 (joy)】
しかし秘密というのは、面白いものでして。
その内容自体ではなく、
秘める人間の地位によって、重みが変わるんですよ。
voice: vo_adv_5122004_029
ユカリ:
【chara 126811 face 4 (sad)】
つまり……どんなにささいな内容でも、
エライ人の秘密は、重い、ってこと?
voice: vo_adv_5122004_030
権力者2:
【chara 3512 face 2 (joy)】
ええ。つまり。
あなた方は既に手にしているということなのですよ?
非常に重くて、価値のあるものを。
voice: vo_adv_5122004_031
ネネカ:
【chara 126611 face 1 (normal)】
…………
voice: vo_adv_5122004_032
権力者2:
【chara 3512 face 2 (joy)】
「権力」です。
voice: vo_adv_5122004_033
ネネカ:
【chara 126611 face 6 (surprised)】
権力者の秘密を握ることは、権力そのものを握ることだ、と。
voice: vo_adv_5122004_034
権力者2:
【chara 3512 face 2 (joy)】
イエス。ボス。
voice: vo_adv_5122004_035
ネネカ:
【chara 126611 face 2 (joy)】
…………なるほど……
voice: vo_adv_5122004_036
権力者2:
【chara 3512 face 1 (normal)】
手にしたその権力を、更に確固たるものにしていただくための、
接待にございます。
【chara 3512 face 2 (joy)】
お受けいただけますでしょうか?
voice: vo_adv_5122004_037
ユカリ:
【chara 126811 face 6 (surprised)】
待って待って。でも、それってつまりは、
「秘密をバラさないでね」っていうことよね?
そういう意味の接待、でしょ?
voice: vo_adv_5122004_038
ユカリ:
【chara 126811 face 4 (sad)】
それはダメ、なんじゃないかしら……
だって私たち、こんなことしてもらわなくても、
元々秘密は暴露しないつもりだったし……ねぇ、ネネカさ──
voice: vo_adv_5122004_039
ネネカ:
【chara 126611 face 2 (joy)】
いいんじゃないでしょうか。
たまには接待を受けるのも。
この方々は保険をかけたいだけのようですし。
voice: vo_adv_5122004_040
ユカリ:
【chara 126811 face 6 (surprised)】
え……!?
voice: vo_adv_5122004_041
権力者2:
【chara 3512 face 2 (joy)】
さすがネネカさま。その通りでございます。
した方もされた方も気分がいいだけ。それが接待。
この世に接待ほど、害のないものはございませんですはい。
voice: vo_adv_5122004_042
権力者3:
【chara 2511 face 2 (joy)】
はい、裏麦がきましたよ~!
まぁとりあえず、はい、はい! お持ちになって。
【chara 2511 face 1 (normal)】
それから考えましょう!
voice: vo_adv_5122004_043
ユカリ:
【chara 126811 face 4 (sad)】
いや、でもこれは……
やっぱり……こ、こういうのは……人として……
【chara 126811 face 6 (surprised)】
ああ、泡がこぼれちゃう……
voice: vo_adv_5122004_044
ユカリ:
【chara 126811 face 2 (joy)】
…………そ~お~?
接待、ありなのかしら~!
voice: vo_adv_5122004_045
権力者たち:
【chara 1 face 1 (normal)】
か~んぱ~い!!!!
voice: vo_adv_5122004_046
ユカリ:
【chara 126811 face 2 (joy)】
か~んぱ~い!!
voice: vo_adv_5122004_047
ネネカ:
【chara 126611 face 2 (joy)】
……♪
voice: vo_adv_5122004_048
カズマサ:
【chara 6411 face 4 (sad)】
……あいつら、戻って来ねぇなぁ。
voice: vo_adv_5122004_049
アキノ:
【chara 126711 face 4 (sad)】
ですわね。
休憩時間、もうすぐ終わりますのに。
voice: vo_adv_5122004_050
アキノ:
【chara 126711 face 1 (normal)】
まぁでもネネカさんが一緒なら、心配はいりませんわね。
Choice: (4) だね。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_5122004_051
ユカリ:
【chara 126811 face 7 (special_a)】
アキノさん? あの人はね~熱くて~真っ直ぐで~でも、品があって……
時々ちょ~っとだけ、面倒だけろ、【chara 126811 face 2 (joy)】
でも理想の上司よ~
……あ、裏麦おかわり。濃いめで。
voice: vo_adv_5122004_052
権力者3:
【chara 2511 face 3 (anger)】
アキノという商人女、ウワサ通りのカタブツらしい。
やはり接待を受けるようなタマじゃない。呼ばなくて正解だ。
voice: vo_adv_5122004_053
ユカリ:
【chara 126811 face 7 (special_a)】
彼とも一緒に来たかったな~
【chara 126811 face 2 (joy)】
……あのね、すごくいい人なの♪
裏表がなくて~おおらかで~優しくて~
voice: vo_adv_5122004_054
権力者3:
【chara 2511 face 6 (surprised)】
秘密ブツを一緒に返却していた、あの坊主のことだな。
【chara 2511 face 3 (anger)】
水のごとく裏表のない人間というのは、どうやら本当のようだ。
こっちも接待には向かん。省いて正解だ。
voice: vo_adv_5122004_055
ユカリ:
【chara 126811 face 2 (joy)】
そうらわ! 今からでも二人を呼んでくれば──
voice: vo_adv_5122004_056
権力者1:
【chara 2512 face 6 (surprised)】
い、いやいやいや!
今日のところは、お二人だけ、特別、ということで。
【chara 2512 face 2 (joy)】
ささ、お注ぎいたします。
voice: vo_adv_5122004_057
ユカリ:
【chara 126811 face 7 (special_a)】
……特別……【chara 126811 face 2 (joy)】
そ~お? あ、どうもどうも。へへへ~
【chara 126811 face 7 (special_a)】
普段はさ、職場と家の往復で、一人飲みばかりじゃない?
【chara 126811 face 2 (joy)】
な~んかこういうの、舞い上がっちゃうな~ねぇ、ネネカさん?
voice: vo_adv_5122004_058
ネネカ:
【chara 126611 face 2 (joy)】
ええ。楽しいですね。
voice: vo_adv_5122004_059
権力者1:
【chara 2512 face 2 (joy)】
どうぞ、お舞い上がりくださいな。
お二人だけにでも接待を受けたという既成事実を……
もとい、お楽しみいただけたら……我々は本望にございます。
voice: vo_adv_5122004_060
権力者2:
【chara 3512 face 3 (anger)】
ユカリはすっかりいい気分だ。
【chara 3512 face 6 (surprised)】
しかし、ネネカの方は……
voice: vo_adv_5122004_061
権力者2:
【chara 3512 face 3 (anger)】
まだ完全に心を許していないように見えるが。
本当に勝算があるんだろうな。
voice: vo_adv_5122004_062
権力者3:
【chara 2511 face 4 (sad)】
コイツに関してはガードが硬くてな。
超極秘の内偵情報だが……
【chara 2511 face 3 (anger)】
どうやら「秘めた権力欲」を持っているらしい。
voice: vo_adv_5122004_063
権力者3:
【chara 2511 face 3 (anger)】
決して表には出さないムッツリだそうだが……
しかしだとすれば、勝算はあるはずだ。
voice: vo_adv_5122004_064
ネネカ:
【chara 126611 face 6 (surprised)】
……でも。
これが権力という山から見る景色でしょうか。
【chara 126611 face 4 (sad)】
思ったよりも、侘しい気がしますが。
voice: vo_adv_5122004_065
権力者たち:
【chara 1 face 1 (normal)】
…………そらきた!
voice: vo_adv_5122004_066
権力者1:
【chara 2512 face 2 (joy)】
いやはや、さすがネネカさま……おっしゃる通り。
今ご覧になっているのは、権力という麗しい山の
まだほんのほんの、麓の景色にございます。
voice: vo_adv_5122004_067
権力者1:
【chara 2512 face 2 (joy)】
さぁここから、更なる高みへ……参りますよ!
こちらをご覧ください!!
voice: vo_adv_5122004_068
一同:
【chara 1 face 1 (normal)】
──これは?
voice: vo_adv_5122004_069
権力者1:
【chara 2512 face 2 (joy)】
見ての通り、「玉座」にございます。
voice: vo_adv_5122004_070
ユカリ:
【chara 126811 face 7 (special_a)】
玉座?
voice: vo_adv_5122004_071
ネネカ:
【chara 126611 face 6 (surprised)】
…………
voice: vo_adv_5122004_072
権力者1:
【chara 2512 face 2 (joy)】
ネネカさま用、ユカリさま用、
それぞれに、「専用の」玉座をご用意いたしました。
voice: vo_adv_5122004_073
権力者1:
【chara 2512 face 6 (surprised)】
ユースティアナ王女が座るものと同等……
【chara 2512 face 2 (joy)】
いや、それ以上の素材を用いた、
「ホンモノ」以上の「ホンモノ」にございます。
voice: vo_adv_5122004_074
ネネカ:
【chara 126611 face 6 (surprised)】
専用……
voice: vo_adv_5122004_075
権力者1:
【chara 2512 face 2 (joy)】
ええ。専用です。
voice: vo_adv_5122004_076
権力者1:
【chara 2512 face 2 (joy)】
誰かさんの椅子に「代理で」腰かけるのでも、
誰かさんの「フリをして」腰かけるのでもありません。
ネネカさま、専用の玉座です。
voice: vo_adv_5122004_077
ネネカ:
【chara 126611 face 2 (joy)】
……なるほど♪
voice: vo_adv_5122004_078
権力者1:
【chara 2512 face 2 (joy)】
ここに玉座の間を設けましょう。
栄耀栄華の毎日をお送りくだされば、と。
voice: vo_adv_5122004_079
ネネカ:
【chara 126611 face 2 (joy)】
……乗ります。
voice: vo_adv_5122004_080
ユカリ:
【chara 126811 face 2 (joy)】
じゃあ私も~♪
voice: vo_adv_5122004_081
権力者たち:
【chara 1 face 1 (normal)】
──よしっ! 作戦成功だ!
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_5122004_082
隊長たち:
【chara 1 face 1 (normal)】
ヨイッショー!
ヨイッショー!
ヨイショッショー!
voice: vo_adv_5122004_083
ユカリ:
【chara 126811 face 2 (joy)】
わ~玉座ごと担がれてる~!
そしてこの座り心地~!
達成感、自己肯定感、優越感、全部満たされる~~玉座ってすご~い!
voice: vo_adv_5122004_084
ネネカ:
【chara 126611 face 2 (joy)】
いい眺めですね。
voice: vo_adv_5122004_085
隊長たち:
【chara 1 face 1 (normal)】
ヨイッショー!
ヨイッショー!
voice: vo_adv_5122004_086
ネネカ:
【chara 126611 face 6 (surprised)】
担いでくれている貴方がたは……
【王宮騎士団(NIGHTMARE)】の隊長の方々ですね。
貴族たちに雇われて、この役目を?
voice: vo_adv_5122004_087
隊長:
【chara 712 face 1 (normal)】
……はい。我々も権力に直に仕える身。
長い物には巻かれることもあります。
我々のことはお気になさらず、お楽しみくださればと。
voice: vo_adv_5122004_088
ネネカ:
【chara 126611 face 2 (joy)】
……そうですか♪
voice: vo_adv_5122004_089
権力者2:
【chara 3512 face 2 (joy)】
さぁさぁ、盛り上がっていきましょう!
ネネカさまユカリさま、他に欲しいものは。
voice: vo_adv_5122004_090
ネネカ:
【chara 126611 face 6 (surprised)】
そうですね……【chara 126611 face 2 (joy)】
では、国政の実権を。
voice: vo_adv_5122004_091
権力者2:
【chara 3512 face 6 (surprised)】
……え?
voice: vo_adv_5122004_092
ネネカ:
【chara 126611 face 6 (surprised)】
この玉座、ハリボテではなくホンモノなのでしょう?
だとしたら、実権もセットであって然るべきなのでは。
voice: vo_adv_5122004_093
権力者2:
【chara 3512 face 4 (sad)】
い、いや……
しかしさすがにそこまでは……!
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_5122004_094
権力者1:
【chara 2512 face 3 (anger)】
かまわん。とりあえず何でもイエスと言っておけ。
【chara 2512 face 2 (joy)】
弱み握り系の権力支配など、長くは続かん。
いずれ目障りになれば処分する、銀バエどもだ。
voice: vo_adv_5122004_095
権力者2:
【chara 3512 face 3 (anger)】
……ああ、そうだな。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_5122004_096
権力者2:
【chara 3512 face 2 (joy)】
お待たせしました。
実権……お付けします!
voice: vo_adv_5122004_097
ネネカ:
【chara 126611 face 2 (joy)】
……さすがですね♪
voice: vo_adv_5122004_098
権力者2:
【chara 3512 face 2 (joy)】
我々が裏から手を回せば、国政を傀儡とするのも不可能ではありません。
我々とあなた方で、この国を牛耳ってしまいましょう!
voice: vo_adv_5122004_099
ネネカ:
【chara 126611 face 2 (joy)】
傀儡……
ふふ、いい響きですね……
この国の、土地も、空も、海も……
voice: vo_adv_5122004_100
権力者2:
【chara 3512 face 2 (joy)】
政治も、人民も……
voice: vo_adv_5122004_101
ネネカ:
【chara 126611 face 2 (joy)】
全てこの椅子から、指先ひとつで……
voice: vo_adv_5122004_102
ネネカ:
【chara 126611 face 2 (joy)】
…………♪
voice: vo_adv_5122004_103
権力者2:
【chara 3512 face 2 (joy)】
お似合いにございます。
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_5122004_104
隊長たち:
【chara 1 face 1 (normal)】
うわ、うわぁぁぁ!
うわぁぁぁぁーー!
voice: vo_adv_5122004_105
権力者1:
【chara 2512 face 6 (surprised)】
な、なんだ!?
voice: vo_adv_5122004_106
アキノ:
【chara 126711 face 3 (anger)】
ネネカさん! ユカリさん!
そこの貴族の方々も!
voice: vo_adv_5122004_107
アキノ:
【chara 126711 face 3 (anger)】
どうか目を……お覚ましくださいませーーーー!!
voice: vo_adv_5122004_108
ユカリ:
【chara 126811 face 6 (surprised)】
アキノさん……!
voice: vo_adv_5122004_109
アキノ:
【chara 126711 face 4 (sad)】
どこでなにをしているかと思えば……
【chara 126711 face 3 (anger)】
こんなくだらない連中に担がれて、情けないですわよ!
voice: vo_adv_5122004_110
権力者1:
【chara 2512 face 3 (anger)】
出たな、カタブツ商人。呼び戻しにきたつもりだろうが……
【chara 2512 face 2 (joy)】
ふっははー! 今更遅いわ!
見ろ、お二人はすっかり、権力の虜だ♪
voice: vo_adv_5122004_111
アキノ:
【chara 126711 face 6 (surprised)】
権力……?
【chara 126711 face 3 (anger)】
それの……一体どこが、権力ですの……
voice: vo_adv_5122004_112
権力者1:
【chara 2512 face 6 (surprised)】
はい?
voice: vo_adv_5122004_113
アキノ:
【chara 126711 face 3 (anger)】
現場で汗を流す人間を、守り支えるのが真の権力……
貴方がたが縋っているのは、権力のための権力ではありませんか。
そんなもの、ただの凶器です!
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ネネカ:
【chara 126611 face 2 (joy)】
…………♪
voice: vo_adv_5122004_115
アキノ:
【chara 126711 face 3 (anger)】
叩き上げの商人にとって、権力など恐れるに足る存在ではありませんの。
目をお覚ましにならないのであれば……
私がこの手であなた方を、成敗させていただきますわ!
voice: vo_adv_5122004_116
権力者1:
【chara 2512 face 6 (surprised)】
え! いやいやいや!
【chara 2512 face 4 (sad)】
ちょっと待って、そんな、物騒な……!
voice: vo_adv_5122004_117
アキノ:
【chara 126711 face 3 (anger)】
ネネカさん、ユカリさん。
あなた方もですわよ。
【chara 126711 face 4 (sad)】
私、馴れ合いは好きではありませんの。
voice: vo_adv_5122004_118
ネネカ:
【chara 126611 face 2 (joy)】
…………♪♪
voice: vo_adv_5122004_119
ユカリ:
【chara 126811 face 6 (surprised)】
アキノさん待って待って!
これにはワケが……【chara 126811 face 4 (sad)】
いや、ワケ、あるかな?
【chara 126811 face 6 (surprised)】
と、とにかく待って。ネネカさ~ん! アキノさんになんとか言って──
voice: vo_adv_5122004_120
ネネカ:
【chara 126611 face 2 (joy)】
……いい。実にいいですね。
思った以上に楽しいです。
voice: vo_adv_5122004_121
ユカリ:
【chara 126811 face 6 (surprised)】
え? ネネカさん……?
voice: vo_adv_5122004_122
ネネカ:
【chara 126611 face 1 (normal)】
……満足しました。
そろそろ休憩時間も終わりですね。
オーマに戻りましょう。
voice: vo_adv_5122004_123
権力者たち:
【chara 1 face 1 (normal)】
──ええっ!?
voice: vo_adv_5122004_124
ユカリ:
【chara 126811 face 6 (surprised)】
ネネカさん、玉座降りちゃうの?
【chara 126811 face 4 (sad)】
指先ひとつで、国政を傀儡にするんじゃ……
voice: vo_adv_5122004_125
ネネカ:
【chara 126611 face 1 (normal)】
もう十分に楽しみましたから。
【chara 126611 face 6 (surprised)】
玉座は……【chara 126611 face 1 (normal)】
せっかく作ってもらったので、
割ってお風呂の薪にでもしてもらってけっこうです。
voice: vo_adv_5122004_126
アキノ:
【chara 126711 face 6 (surprised)】
ど、どういうことですの?
【chara 126711 face 4 (sad)】
貴族たちに、懐柔されてしまったのでは……
voice: vo_adv_5122004_127
ネネカ:
【chara 126611 face 6 (surprised)】
いいえ?
せっかくお膳立てをしてくれるとのことだったので、
戯れに「権力ごっこ」にのっからせてもらっただけです。
voice: vo_adv_5122004_128
権力者2:
【chara 3512 face 6 (surprised)】
権力……ごっこ、だと?
voice: vo_adv_5122004_129
ネネカ:
【chara 126611 face 6 (surprised)】
若干陳腐なところはありましたが、
【chara 126611 face 2 (joy)】
そこも含めて空虚で、胡乱で、だからこそ甘い権力の味……
そしてそこに突き付けられる、冴え冴えとした正義の刃……
voice: vo_adv_5122004_130
ネネカ:
【chara 126611 face 2 (joy)】
全てがリアルで……
よい権力ごっこでした。
休憩時間の暇つぶしに値する程度には、楽しかったですよ。
voice: vo_adv_5122004_131
権力者たち:
【chara 1 face 1 (normal)】
はぁぁぁ!?
voice: vo_adv_5122004_132
権力者1:
【chara 2512 face 4 (sad)】
いやいや、こっちは本気で接待をしたのに!
【chara 2512 face 6 (surprised)】
じゃ、じゃあ、我々の秘密を暴露しないっていう約束は──
voice: vo_adv_5122004_133
ネネカ:
【chara 126611 face 1 (normal)】
元より暴露するつもりなどありません。
【chara 126611 face 6 (surprised)】
なので約束するつもりもありませんが。
voice: vo_adv_5122004_134
ネネカ:
【chara 126611 face 1 (normal)】
ユカリさんもそう言ったはずです。
そもそも、ただの保険だと言ったのは貴方がたではないですか。
voice: vo_adv_5122004_135
権力者1:
【chara 2512 face 6 (surprised)】
……っ!!
voice: vo_adv_5122004_136
権力者1:
【chara 2512 face 3 (anger)】
いざという時守ってくれるという約束が、保険なんだ……!
【chara 2512 face 4 (sad)】
約束がないんじゃ……振り出しじゃないか!
voice: vo_adv_5122004_137
権力者1:
【chara 2512 face 3 (anger)】
コイツらには通じない。かくなる上は……!
voice: vo_adv_5122004_138
ネネカ:
【chara 126611 face 6 (surprised)】
……あ、そういえば。
【chara 126611 face 1 (normal)】
接待が思い通りに進まなかった時のために、
我々を始末してしまうべく、貴方がたが仕込んでいたアサシン。
voice: vo_adv_5122004_139
ネネカ:
【chara 126611 face 2 (joy)】
私が倍のお給料で引き抜いておきました。
【chara 126611 face 3 (anger)】
──アサシン、貴族どもを捕縛しなさい。
voice: vo_adv_5122004_140
アサシン:
【chara 4511 face 1 (normal)】
はっ!
voice: vo_adv_5122004_141
権力者たち:
【chara 1 face 1 (normal)】
うわぁぁぁぁ!?
voice: vo_adv_5122004_142
権力者1:
【chara 2512 face 3 (anger)】
くっそぉぉぉ!
貴様だって、腹の内には権力欲を秘めているくせに……!
voice: vo_adv_5122004_143
ネネカ:
【chara 126611 face 2 (joy)】
秘めているくらいがちょうどいいんです。
丸出しにすると……ほら、足元をすくわれますから。
voice: vo_adv_5122004_144
権力者1:
【chara 2512 face 3 (anger)】
貴様ぁぁぁぁ~~~~っ!
voice: vo_adv_5122004_145
ネネカ:
【chara 126611 face 4 (sad)】
心配をかけてしまい、申し訳ありませんでした。
ユカリさんは、接待を受けることを反対したのです。
それでも誘ったのは、私です。
voice: vo_adv_5122004_146
アキノ:
【chara 126711 face 1 (normal)】
心配などしていませんわ。【chara 126711 face 2 (joy)】
いい大人ですもの。
【chara 126711 face 4 (sad)】
こちらこそ、遊びとは知らず叱り飛ばしてしまい、
申し訳ありませんでした。
voice: vo_adv_5122004_147
ネネカ:
【chara 126611 face 2 (joy)】
……
貴方のような人が上に立てば、
世界はまた、違った顔を見せるのかもしれませんね……
voice: vo_adv_5122004_148
アキノ:
【chara 126711 face 6 (surprised)】
……え?
voice: vo_adv_5122004_149
ネネカ:
【chara 126611 face 6 (surprised)】
……いいえ。
貴方がたと海の浄化にあたるのが、
【chara 126611 face 2 (joy)】
ほんの少しだけですが、楽しくなってきた……ような気がします。
voice: vo_adv_5122004_150
アキノ:
【chara 126711 face 1 (normal)】
まぁ、遅くありませんこと? 【chara 126711 face 2 (joy)】
……ふふふ。
voice: vo_adv_5122004_151
アキノ:
【chara 126711 face 2 (joy)】
さぁ、参りましょう。
海の完全浄化まで、あと一息ですわよ!